JPH019131Y2 - - Google Patents

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JPH019131Y2
JPH019131Y2 JP1370982U JP1370982U JPH019131Y2 JP H019131 Y2 JPH019131 Y2 JP H019131Y2 JP 1370982 U JP1370982 U JP 1370982U JP 1370982 U JP1370982 U JP 1370982U JP H019131 Y2 JPH019131 Y2 JP H019131Y2
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movable
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outer leg
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JP1370982U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はたとえばリレー、ソレノイド等に用
いられるような電磁石に関している。
従来、上述例のような電磁石はE形状に形成さ
れた固定鉄心に同形状の可動鉄心を対向させ、励
磁コイルの付勢により生じる磁束によつて可動鉄
心を固定鉄心に吸着させている。
しかし、この場合は鉄心の磁極接当面の接当面
積が小さいためにその接当面の摩耗が激しく、電
磁石の寿命低下の原因となつていた。そのため、
近年第1図に示すように、くまとりコイル1′を
備えたE形鉄心の両外脚2′,2′の磁極面26′
を大きく設けて単位面積あたりの衝撃力を小さく
し、これにより摩耗を低減すべく構成した電磁石
が提案されているが、この場合は必然的に吸引衝
撃力が大きくなるために、規定長さより大きくし
た外脚突出部分3′の内方に貫通孔4′を旋して吸
引に寄与しない無効磁極面5′を形成しなければ
ならない。
ところが貫通孔4′のために強度低下して貫通
孔4′近傍の外端隅部が欠けやすくなり、また可
動鉄心は通常揺動自在に枢支された状態にあり、
その状態で固定鉄心側に遠近移動して吸着する構
成のため、可動鉄心6′は第1図に想像線で示す
ようにある傾きをもつて固定鉄心7′に接当する
いわゆる外脚が片当りするため、固定鉄心7′側
の外脚の外端隅部の欠けを誘起するという問題が
あつた。
そこでこの考案は鉄心の磁極接当面が激しく摩
耗したり、欠けたりすることのない電磁石の提供
を目的とする。
そしてこの考案によれば、外脚の内側位置に磁
束制御孔を有しているため、可動鉄心と固定鉄心
との吸着動作時に可動鉄心が片当りしても、その
片当り部分は外脚の外側部分に限られるため、内
側位置は強度的に弱くても衝撃がかからず、欠け
たりするようなおそれはない。また外脚の外側部
分は磁束制御孔のような空洞を形成していないた
め、強度低下せず、衝撃によつて欠けるようなお
それもない。
なお、外脚の磁極面積は大きくとつて形成して
あるため、単位面積あたりの衝撃は小さくなり、
激しい摩耗はなくなる。このように磁極面積が大
で磁束制御孔を有する構造であつても、その磁束
制御孔に負荷がかからないため、吸着動作時の衝
撃に対してはなんら支障のない構造となり、確実
に電磁石の寿命延長が図れる。
このような特徴を有するこの考案の一実施例を
以下図面に基づいて詳述する。
図面はこの考案の電磁石を組込んでなるリレー
を示し、第2図において、上側に接点機構8を設
け、下側に電磁石9を設けて上下ケース10,1
1内に収納している。
上述の接点機構8は、後述する電磁石の作動に
よつて上下動する可動絶縁体12と、その可動絶
縁体12に連動する上下の可動接触片13,14
およびこれらと対応して配設された上下の固定端
子15,16と、可動接触片13,14を接点方
向に付勢するための接点バネ17および接点部分
を覆う防塵カバー18とから構成される。
可動絶縁体12は、後述する電磁石の可動鉄心
と連結され、可動鉄心の上下動に連動して上下作
動する。また両可動接触片13,14の基端部を
保持し、その先端部の上下間に接点バネ17を介
在させ、この接点バネ17によつて上下の可動接
触片13,14を上下方向に付勢すべく設け、こ
れら可動接触片13,14の接触部に上下の固定
端子15,16が対向して設けられている。
19は押子で、可動絶縁体12の上面中央に突
設され、上ケース10の上面に縦貫した押子ガイ
ド孔20を介して外部に突出し、接点の手動点検
用に押下使用される。
上述の電磁石9は、E形の固定鉄心7と、これ
と同形状に形成されて励磁によつて上下動する可
動鉄心6と、これら両鉄心6,7の空間対向部間
に介在され、可動鉄心6を固定鉄心7側に吸着す
べく励磁するためのコイル21と、可動鉄心6を
元の位置に戻すための復帰バネ22とから構成さ
れる。
固定鉄心7は、第3図に示すように、くまとり
コイル1を装着した外脚2aと、磁極面の内側位
置に磁束制御孔23を形成した外脚2bと、これ
ら外脚2a,2bの間に位置する中脚24とから
E形に形成され、その中央下部に穿設されたピン
孔25が下ケース11の固定ピン(図外)によつ
て固定されて固定鉄心7は、脚部先端の磁極面2
6を上側にして下ケース11内の下部に固定設置
される。
上述の両外脚2a,2bは、磁極面26の外側
を外方にそれぞれ延在して磁極面26の面積を大
きくして設け、後述する可動鉄心との吸着衝撃を
単位面積あたり小さくして激しい摩耗が起らない
ようにする。
上述の磁束制御孔23は、磁極面26の中央部
より内側に位置する真下に小孔を横貫して設け、
その孔によつて磁束の通過が遮断され、その直上
の磁極面相当位置は無効磁極面5となり、磁極面
26上を最適な磁束密度をもつ有効磁極面27に
し得る。このため孔の大きさによつて最適な磁束
密度に制御可能である。28はリベツト孔で、こ
れにリベツト29を通して多数の固定鉄心を積層
する。
また可動鉄心6は、上述の固定鉄心7と同形状
で、同じ大きさに形成されて脚先端の磁極面26
が固定鉄心7の磁極面26とそれぞれ対応して設
けられる。すなわち、この可動鉄心6は中央上部
のピン孔30が可動絶縁体12の枢支ピン31に
よつて揺動自在に枢支され、一方の外脚2aには
くまとりコイル1が装着され、他方の外脚2bに
は固定鉄心と同様の磁束制御孔23が磁極面26
の内側位置に形成されており、両鉄心6,7の対
向磁極面において、くまとりコイル1を装着した
外脚2aに対して磁束制御孔23を有する外脚2
bを対向している。
そして上下に対応する両鉄心6,7の中脚2
4,24の周囲を巻回すべくコイル21が配設さ
れ、コイル21の励磁によつて可動鉄心6は固定
鉄心7側に移動して吸着され、左右一対に設けら
れた復帰バネ22によつて復帰される。
このように構成されたリレーは、電磁石9のコ
イル21を励磁することによつて、磁束制御孔2
3で磁束が制御されて可動鉄心6は最適な磁束密
度の状態で固定鉄心7に吸着され、この吸着動作
に連動して可動絶縁体12は下動し、上可動接触
片13と上固定端子15は離れ、逆に下可動接触
片14と下固定端子16は接触してON動作され
る。
このとき上下の鉄心6,7間において、可動鉄
心6は枢支ピン31を支点に揺動自在の状態にあ
つて、その吸着動作時に磁気抵抗の関係から傾動
して外脚の一方が片当りしたとしても、その際は
上下の磁極面26,26間は外端部どうしで接当
するため、磁極面26の内側位置に設けられた磁
束制御孔23の部分には負荷がかかることはな
い。
そして励磁を解くと、復帰バネ22によつて可
動鉄心6および可動絶縁体12は上動して元の位
置に戻り、接点が切換えられてOFF状態となり、
次のON動作に備えられる。
なお、上述の実施例では電磁石をリレーに適用
したが、これに限らず、ソレノイド等の他の機器
に用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は従
来の電磁石に用いられる鉄心を示す正面図。第2
図はこの考案の電磁石をリレーに組込んだ状態を
一部切欠いて示す外観図。第3図はその鉄心を示
す正面図である。 2a,2b……外脚、6……可動鉄心、7……
固定鉄心、9……電磁石、23……磁束制御孔、
26……磁極面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 E形の固定鉄心または可動鉄心の外脚に磁束を
    制御するための磁束制御孔を備え、かつその外脚
    の磁極面外側を外方に延在して磁極面積を大きく
    した電磁石であつて、 前記磁束制御孔を外脚磁極面の内側位置に設け
    たことを特徴とする電磁石。
JP1370982U 1982-02-03 1982-02-03 電磁石 Granted JPS58116210U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1370982U JPS58116210U (ja) 1982-02-03 1982-02-03 電磁石

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1370982U JPS58116210U (ja) 1982-02-03 1982-02-03 電磁石

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58116210U JPS58116210U (ja) 1983-08-08
JPH019131Y2 true JPH019131Y2 (ja) 1989-03-13

Family

ID=30026205

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1370982U Granted JPS58116210U (ja) 1982-02-03 1982-02-03 電磁石

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JP (1) JPS58116210U (ja)

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JPS58116210U (ja) 1983-08-08

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