JPH018739Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH018739Y2 JPH018739Y2 JP1981026642U JP2664281U JPH018739Y2 JP H018739 Y2 JPH018739 Y2 JP H018739Y2 JP 1981026642 U JP1981026642 U JP 1981026642U JP 2664281 U JP2664281 U JP 2664281U JP H018739 Y2 JPH018739 Y2 JP H018739Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- friction
- rotating body
- grease
- switch
- rotating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004519 grease Substances 0.000 claims description 13
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 8
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は摩擦クラツチに関するものであり、特
に断路器等の開閉器の操作装置に使用するのに適
している摩擦クラツチに関するものである。
に断路器等の開閉器の操作装置に使用するのに適
している摩擦クラツチに関するものである。
断路器等の開閉器の操作装置は、操作モータ等
の駆動源の駆動力を操作軸を介して開閉器のリン
ク機構に伝達して開閉器を開閉させるものであ
る。この場合、リンク機構等がリミツトスイツチ
を作動させることにより開閉器の開放完了あるい
は投入完了が検知され、操作モータへの通電を断
つことによつて操作モータを停止するようになつ
ている。しかし、断電後も操作モータはその慣性
エネルギにより回転するので、開閉器の操作完了
にもかかわらず、リンク機構には慣性エネルギに
よる駆動力が伝達されてしまう。このことにより
開閉器の接触部をはじめとする機器が破壊される
おそれがある。
の駆動源の駆動力を操作軸を介して開閉器のリン
ク機構に伝達して開閉器を開閉させるものであ
る。この場合、リンク機構等がリミツトスイツチ
を作動させることにより開閉器の開放完了あるい
は投入完了が検知され、操作モータへの通電を断
つことによつて操作モータを停止するようになつ
ている。しかし、断電後も操作モータはその慣性
エネルギにより回転するので、開閉器の操作完了
にもかかわらず、リンク機構には慣性エネルギに
よる駆動力が伝達されてしまう。このことにより
開閉器の接触部をはじめとする機器が破壊される
おそれがある。
これを解決するために、従来摩擦クラツチを使
用して操作軸、あるいはリンク機構等を操作モー
タから適宜切り離すようにしている。しかし摩擦
クラツチの摩擦面の摩擦係数はその摩擦面の微細
な変化により大きく変動するため、均質なトルク
伝達が困難であるという欠点がある。しかも一般
に摩擦クラツチは操作力を伝達するための歯車装
置等と近接した位置に設置されるので、摩擦面は
歯車装置等の潤滑のためのオイルや、グリースが
付着する危惧に常にされされている。油類が摩擦
クラツチの摩擦面に侵入した場合には摩擦面の摩
擦係数があらかじめ設定された値よりも著しく低
下するため、はなはだしい場合には開閉器の開閉
操作に必要なトルクが伝達できなくなつてしまう
ことである。また、塵埃が摩擦面に侵入した場合
には摩擦面が局部的に摩耗して摩擦係数が変化す
るばかりでなく、損傷に至る場合も生ずる。この
ため摩擦クラツチの摩擦面の近傍にカバーやオイ
ルシール等を配設して油類や塵埃の侵入を防止す
ることも行なわれているが、その侵入を完全に防
止することは困難であつた。
用して操作軸、あるいはリンク機構等を操作モー
タから適宜切り離すようにしている。しかし摩擦
クラツチの摩擦面の摩擦係数はその摩擦面の微細
な変化により大きく変動するため、均質なトルク
伝達が困難であるという欠点がある。しかも一般
に摩擦クラツチは操作力を伝達するための歯車装
置等と近接した位置に設置されるので、摩擦面は
歯車装置等の潤滑のためのオイルや、グリースが
付着する危惧に常にされされている。油類が摩擦
クラツチの摩擦面に侵入した場合には摩擦面の摩
擦係数があらかじめ設定された値よりも著しく低
下するため、はなはだしい場合には開閉器の開閉
操作に必要なトルクが伝達できなくなつてしまう
ことである。また、塵埃が摩擦面に侵入した場合
には摩擦面が局部的に摩耗して摩擦係数が変化す
るばかりでなく、損傷に至る場合も生ずる。この
ため摩擦クラツチの摩擦面の近傍にカバーやオイ
ルシール等を配設して油類や塵埃の侵入を防止す
ることも行なわれているが、その侵入を完全に防
止することは困難であつた。
本考案の目的は摩擦面の摩擦係数が安定してお
り、一定したトルクが常に伝達される摩擦クラツ
チを提供することにある。この目的は摩擦面にあ
らかじめグリースを封入し、このグリースを摺動
密封部材によつて密封するとともに、摩擦面にグ
リースが介在する状態で所望のトルクが得られる
ように摩擦面を圧接することによつて達成され
る。
り、一定したトルクが常に伝達される摩擦クラツ
チを提供することにある。この目的は摩擦面にあ
らかじめグリースを封入し、このグリースを摺動
密封部材によつて密封するとともに、摩擦面にグ
リースが介在する状態で所望のトルクが得られる
ように摩擦面を圧接することによつて達成され
る。
以下に添付図面を参照して、本考案の実施例を
開閉器用操作装置に適用した場合について詳細に
説明する。
開閉器用操作装置に適用した場合について詳細に
説明する。
操作モータ1の先端には減速用の歯車装置2が
固着されている。また軸3にはベアリング4を介
して回転本体5が回転できるように取り付けられ
ている。歯車部6aを有する回転輪6がキー7に
よつて軸方向に摺動できるように回転本体5と一
体に結合され、回転本体5とともに回転するよう
になつている。歯車装置2と螺合する駆動歯車8
の摩擦片9は、回転本体5に回転輪6によつて押
しつけられている。
固着されている。また軸3にはベアリング4を介
して回転本体5が回転できるように取り付けられ
ている。歯車部6aを有する回転輪6がキー7に
よつて軸方向に摺動できるように回転本体5と一
体に結合され、回転本体5とともに回転するよう
になつている。歯車装置2と螺合する駆動歯車8
の摩擦片9は、回転本体5に回転輪6によつて押
しつけられている。
本考案に従つて駆動歯車8の上面と回転本体5
との間及び駆動歯車8の下面と回転輪6との間に
はグリース10が封入されており、そのため摩擦
片9の上面と回転本体5との間及び摩擦片9の下
面と回転輪6との間にもグリースが介在してい
る。11は回転本体5と駆動歯車8との間に嵌挿
されたOリング、あるいは断面X形状のシール等
の摺動密封部材であり、12は回転輪6と駆動歯
車8との間に嵌挿された摺動密封部材である。1
3は回転本体5と回転輪6との間に嵌挿された摺
動密封部材であつて、いずれもグリースが外部に
漏れないように密封している。14は回転本体5
に装着されたブツシユである。回転輪6の下端に
は座金15と座金16との間に皿ばね、あるいは
コイルばね等のばね部材17が配設されており、
このばね部材17をナツト18で圧縮して、摩擦
片9を回転本体5と回転輪6との間に圧接して所
望のトルクが伝達されるようになつている。
との間及び駆動歯車8の下面と回転輪6との間に
はグリース10が封入されており、そのため摩擦
片9の上面と回転本体5との間及び摩擦片9の下
面と回転輪6との間にもグリースが介在してい
る。11は回転本体5と駆動歯車8との間に嵌挿
されたOリング、あるいは断面X形状のシール等
の摺動密封部材であり、12は回転輪6と駆動歯
車8との間に嵌挿された摺動密封部材である。1
3は回転本体5と回転輪6との間に嵌挿された摺
動密封部材であつて、いずれもグリースが外部に
漏れないように密封している。14は回転本体5
に装着されたブツシユである。回転輪6の下端に
は座金15と座金16との間に皿ばね、あるいは
コイルばね等のばね部材17が配設されており、
このばね部材17をナツト18で圧縮して、摩擦
片9を回転本体5と回転輪6との間に圧接して所
望のトルクが伝達されるようになつている。
このような摩擦クラツチを開閉器用操作装置に
適用するには、回転輪6の歯車部6aに螺合する
歯車19を有する操作軸20を断路器等の開閉器
21のリンク機構22に連結して開閉器21の開
閉を操作できるようにする。この場合本考案の摩
擦クラツチは次のように動作する。
適用するには、回転輪6の歯車部6aに螺合する
歯車19を有する操作軸20を断路器等の開閉器
21のリンク機構22に連結して開閉器21の開
閉を操作できるようにする。この場合本考案の摩
擦クラツチは次のように動作する。
操作モータ1により減速装置2が駆動されると
その回転は駆動歯車8に伝達される。駆動歯車8
の摩擦片9はばね17によつて回転本体5と回転
輪6とに押圧されているので、その摩擦力によつ
て回転本体5、回転輪6、及び駆動歯車8が軸3
を中心に一体となつて回転する。この回転輪6の
回転は歯車部6aに螺合する歯車19に伝達され
て操作軸20が回転する。この操作軸20の回転
がリンク機構22を介して開閉器21に伝達され
て、それを投入、あるいは開放する。
その回転は駆動歯車8に伝達される。駆動歯車8
の摩擦片9はばね17によつて回転本体5と回転
輪6とに押圧されているので、その摩擦力によつ
て回転本体5、回転輪6、及び駆動歯車8が軸3
を中心に一体となつて回転する。この回転輪6の
回転は歯車部6aに螺合する歯車19に伝達され
て操作軸20が回転する。この操作軸20の回転
がリンク機構22を介して開閉器21に伝達され
て、それを投入、あるいは開放する。
投入、あるいは開放の操作完了後は直ちに操作
モータ1への通電が断たれ、同時にロツク機構
(図示せず)により操作軸21の回転が規制され
るので、操作モータ1、減速装置2及び駆動歯車
8の慣性エネルギは駆動歯車8の摩擦片9が回転
本体5及び回転輪6と滑り合うことにより吸収さ
れる。
モータ1への通電が断たれ、同時にロツク機構
(図示せず)により操作軸21の回転が規制され
るので、操作モータ1、減速装置2及び駆動歯車
8の慣性エネルギは駆動歯車8の摩擦片9が回転
本体5及び回転輪6と滑り合うことにより吸収さ
れる。
投入、あるいは開放操作の過程で駆動歯車8と
回転本体5及び回転輪6とを摩擦片9の摩擦力に
よつて一体に回転させ、そして投入、あるいは開
放操作完了後は駆動歯車8を回転本体5と回転輪
6とに対して滑らせて歯車19への慣性力の伝達
を阻止するには、ナツト18の締め付けを調節し
てばね17による摩擦片9に対する回転本体5及
び回転輪6の接触圧がロツク機構の操作軸21に
対する規制力よりも小さくなるよう調整すればよ
い。
回転本体5及び回転輪6とを摩擦片9の摩擦力に
よつて一体に回転させ、そして投入、あるいは開
放操作完了後は駆動歯車8を回転本体5と回転輪
6とに対して滑らせて歯車19への慣性力の伝達
を阻止するには、ナツト18の締め付けを調節し
てばね17による摩擦片9に対する回転本体5及
び回転輪6の接触圧がロツク機構の操作軸21に
対する規制力よりも小さくなるよう調整すればよ
い。
この摩擦クラツチの構成では、摩擦片9の摩擦
面に常にグリース10が介在するため、摩擦面の
摩擦係数がグリースの介在しない従来構造に比較
して小さくなるのでばね17にはより大きい押圧
力が必要とされるも、摩擦面が荒れて損傷するこ
とは全くなく、従来構造に比較して著しく寿命を
長くすることができる。さらに摩擦面にはあらか
じめグリース10が封入されて摺動密封部材1
1,12、及び13によつて密封されているの
で、外部から摩擦面に油類や塵埃が侵入すること
はほとんどなく、万一侵入しても摩擦面には全く
影響を及ぼさないので摩擦面の摩擦係数を常に一
定に保持し、安定したトルクを操作軸20に伝達
することができる。
面に常にグリース10が介在するため、摩擦面の
摩擦係数がグリースの介在しない従来構造に比較
して小さくなるのでばね17にはより大きい押圧
力が必要とされるも、摩擦面が荒れて損傷するこ
とは全くなく、従来構造に比較して著しく寿命を
長くすることができる。さらに摩擦面にはあらか
じめグリース10が封入されて摺動密封部材1
1,12、及び13によつて密封されているの
で、外部から摩擦面に油類や塵埃が侵入すること
はほとんどなく、万一侵入しても摩擦面には全く
影響を及ぼさないので摩擦面の摩擦係数を常に一
定に保持し、安定したトルクを操作軸20に伝達
することができる。
添付図は本考案の摩擦クラツチの一実施例を示
す断面図であり、特に開閉器用操作装置に適用し
た場合を示している。 1〜操作モータ、3〜軸、5〜回転本体、6〜
回転輪、8〜駆動歯車、9〜摩擦片、10〜グリ
ース、11,12,13〜摺動密封部材。
す断面図であり、特に開閉器用操作装置に適用し
た場合を示している。 1〜操作モータ、3〜軸、5〜回転本体、6〜
回転輪、8〜駆動歯車、9〜摩擦片、10〜グリ
ース、11,12,13〜摺動密封部材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 摩擦片を有する駆動歯車; 軸上に回転するよう取付けられ、上記の摩擦片
を挟持している回転本体と回転輪; これらの回転本体と回転輪とを上記の摩擦片を
介して相互に圧接するよう上記の軸に取付けられ
ている圧接手段;及び 上記の摩擦片と回転本体と回転輪との摩擦面に
グリースを密封する摺動密封部材 を備え、摩擦面にグリースが介在する状態で摩擦
面を圧接して所要トルクを得られるようにしたこ
とを特徴とする摩擦クラツチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981026642U JPH018739Y2 (ja) | 1981-02-26 | 1981-02-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981026642U JPH018739Y2 (ja) | 1981-02-26 | 1981-02-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57139732U JPS57139732U (ja) | 1982-09-01 |
JPH018739Y2 true JPH018739Y2 (ja) | 1989-03-09 |
Family
ID=29824359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981026642U Expired JPH018739Y2 (ja) | 1981-02-26 | 1981-02-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH018739Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011074965A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Aisin Aw Industries Co Ltd | トーションダンパ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5212849U (ja) * | 1975-07-17 | 1977-01-29 |
-
1981
- 1981-02-26 JP JP1981026642U patent/JPH018739Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5212849U (ja) * | 1975-07-17 | 1977-01-29 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57139732U (ja) | 1982-09-01 |
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