JPH018278Y2 - - Google Patents

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JPH018278Y2
JPH018278Y2 JP1984025099U JP2509984U JPH018278Y2 JP H018278 Y2 JPH018278 Y2 JP H018278Y2 JP 1984025099 U JP1984025099 U JP 1984025099U JP 2509984 U JP2509984 U JP 2509984U JP H018278 Y2 JPH018278 Y2 JP H018278Y2
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turret head
turret
cam
slider
sliding
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JP1984025099U
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JPS60138633U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、複数のスピンドルを放射状に備えた
タレツトヘツドを旋回割出しするタレツトヘツド
割出し機構に関するものである。
従来技術及びその問題点 前記のような割出し機構は、例えば実公昭51−
3492号に開示されている。この機構は、サドルに
旋回割出し可能に支持したスピンドルヘツド(タ
レツトヘツド)を、旋回軸に対して摺動するよう
にし、この旋回軸と直交する横軸に偏心部とカム
を備え、この偏心部によりタレツトヘツドを強制
的に前後させ、またカムによりスピンドルとその
駆動ギヤとの間の連結を断続するシフトギヤを動
かし、横軸にて駆動されるゼネバ機構でタレツト
ヘツドを割出すようにしてあるが、タレツトヘツ
ドの旋回軸と横軸が直交しているために、構造が
複雑となつて全体に大型となり、また、タレツト
ヘツドの位置決めをサドルとの相対する面に備え
た一対のクランプ爪により行うようにしてあるた
めに、タレツトヘツドを大きく前方へ摺動させて
クランプ爪を外さなくてはならず、割出し後、ク
ランプ状態にするときにも大きく後方へ移動する
ので衝撃が大きく、割出しも迅速にできないとい
う問題があつた。
目 的 本考案は、前記従来技術に鑑み、迅速かつ、タ
レツトヘツドの軸方向移動が極めて僅かで、タレ
ツトヘツドのクランプ時の衝撃も少なく、装置全
体を小型化し得るタレツトヘツド割出し機構を提
供しようとするものである。
実施例 第1図から第6図において、1はタレツト本体
で、このタレツト本体1には支持スリーブ2が固
定されている。3は工具を装着するようにした複
数のスピンドル4を回転自在に放射状に備えたタ
レツトヘツドで支持スリーブ2に軸受5,5を介
して旋回自在に支持されると共にナツト6を締付
けた後、所定角度このナツト6を弛めて軸受5,
5の外輪がタレツトヘツド3と一緒に支持スリー
ブ2に対して軸方向に極めて僅か前後方向(第2
図上下方向)に摺動するようにしてある。支持ス
リーブ2の中心には摺動軸7を前後方向に摺動可
能に嵌装し、この摺動軸7の先端にはタレツトヘ
ツド3前側中心の凹部3aに前側から当接するよ
うにした押え金8が固着され、また、後端にはフ
ランジ部材9が螺合され、支持スリーブ2の後端
との間に圧縮ばね10が介装されて押え金8をタ
レツトヘツド3のクランプ方向(第2図上方)へ
付勢し、タレツトヘツド3を割出し後、タレツト
本体1にクランプするようにしてある。タレツト
本体1には前記支持スリーブ2と平行にスピンド
ル駆動軸11とゼネバ機構のゼネバアーム13を
先端に備えた割出し駆動軸12が回動自在に支持
されている。また、割出し駆動軸12の支持スリ
ーブ2を中心とした対称位置には、支持スリーブ
2と平行な位置決めピン14が軸方向摺動自在に
嵌装されている。前記割出し駆動軸12には端面
カム15aと円筒カム15bを形成したカム体1
5と従動かさ歯車16がキー連結され、従動かさ
歯車16は駆動源17の駆動かさ歯車18と噛合
している。前記スピンドル駆動軸11は先端部分
がスプライン軸11aに形成され、このスプライ
ン軸11aには先端に、タレツトヘツド3のスピ
ンドル駆動ギヤ20後端のクラツチ20aと噛合
するクラツチ19aを形成したクラツチスリーブ
19を軸方向にのみ摺動するように嵌合し、この
クラツチスリーブ19の後端には軸受19bが回
動自在に嵌合されている。このスピンドル駆動軸
11は、その後端に駆動モータ21の駆動ギヤ2
2と噛合する従動ギヤ23がキー連結されてい
る。
次に、24は前記支持スリーブ2に固定したキ
ー25によつて支持スリーブ2に対し軸方向に摺
動するように嵌装されたスライダで、このスライ
ダ24の前記カム体15と対向する部分にはカム
フオロア26が転動自在に支持され、カム体15
の外周に形成されたスライダ移動用の円筒カム1
5bに係合されている。また、前記クラツチスリ
ーブ19の軸受19bを両側から狭んだホルダ2
7をスライダ24の凹部28の間に位置させ、ス
ライダ24に固定した案内軸29にホルダ27を
摺動自在に嵌装して、ホルダ27と凹部28との
間にばね30を介在させ、スライダ24の軸方向
移動でクラツチ19a,20aを噛合させるとき
はばね30を介して弾性力で噛合させ、クラツチ
19aを外すときにはスライダ24の凹部28と
ホルダ27とを係合させて強制的に外すようにな
つている。更にスライダ24には第4図に示すよ
うに突出部31aを備えたブラケツト31が固設
され、この突出部31aが前記位置決めピン14
の係合部14aに係合されている。次に32は摺
動軸7と割出し駆動軸12の間で、タレツト本体
1に固定された門型のブラケツトでこのブラケツ
ト32には第5図に示すように先端がフランジ部
材9の両側へ二又に開いた揺動部材34が軸33
にて揺動可能に支持され、この揺動部材34には
摺動軸移動用の端面カム15aと当接するカムフ
オロア35と前記フランジ部材9のフランジと当
接可能なカムフオロア36,36が取付けられ、
このカムフオロア36は、タレツトヘツド3のク
ランプ時にはフランジ部材9の上面との間に隙間
を生じるようにしてある。そして、前記クラツチ
スリーブ19、位置決めピン14、摺動軸7の移
動及びゼネバアーム13の旋回は割出し駆動軸1
2の一回転によつて第6図に示すような関係で作
動するようにカム体15の円筒カム15bや端面
カム15aが形成されている。尚、37はタレツ
トヘツド3をタレツト本体1に対し僅か軸方向に
移動させて両者の摺動面1a,3b間に僅かな間
隙(0.02〜0.03mm)を生じさせるためのOリング
でタレツト本体1の摺動面1aに埋設してある。
38は割出し用リミツトスイツチ、39はドツ
グ、40は割出し駆動軸12の回転検出用近接ス
イツチ、41……はタレツトヘツド3に各スピン
ドル4に対応して設けられた位置決め係合部材
で、割出し後、前記位置決めピン14が嵌合して
位置決めを行なう。また、タレツト本体1はコラ
ム42に上下摺動可能に支持され、コラム42は
前後及び左右に摺動するようにヘツド43上に載
置されている。
次に、第6図に示すサイクル線図に従つて動作
を説明する。駆動源17により従動かさ歯車16
が回動されるとカム体15が回動され、割出し駆
動軸12の20度から30度の回転角度間で端面カム
15aによりカムフオロア35が押上げられて、
軸33を支点に揺動部材34が揺動し、その先端
のカムフオロア36を介してフランジ部材9を押
下げ、圧縮ばね10のばね力に抗して摺動軸7を
前方へ僅か摺動させ、タレツトヘツド3のクラン
プ状態を解除する。このとき摺動軸7先端の押え
金8の後面とタレツトヘツド3の凹部3aとの間
に隙間(0.5mm程度)が生じ、タレツトヘツド3
の摺動面3bはOリング37の弾性力でタレツト
本体1の摺動面1aから僅かに離反する。次いで
30度から105度の回転角度間でカム体15の円筒
カム15bにスライダ24のカムフオロア26が
案内されて軸方向後方(第2図上方)へスライダ
24が移動され、これにより位置決めピン14が
位置決め係合部材41から抜かれ、また、スライ
ダ24の凹部28により前方からホルダ7を強制
的に後方へ移動させてクラツチスリーブ19先端
のクラツチ19aをクラツチ20aから外す。次
に120度から240度の間でゼネバアーム13のカム
フオロア13aがタレツトヘツド3に取付けたゼ
ネバホイール13bを一割出し分(本実施例では
1/6回転)回転させて割出しを行なう。次に255度
から330度の間でカム体15の円筒カム15bに
カムフオロア26が案内され、前記と逆にスライ
ダ27を前進させ、位置決めピン14を位置決め
部材41へ挿入し、また、クラツチスリーブ19
をばね30を介して弾性的に前進させてクラツチ
19aとクラツチ20aを係合させる。そして
330度から340度の間で端面カム15aとカムフオ
ロア35の係合により摺動部材34のカムフオロ
ア36が後退し、カムフオロア36はフランジ部
材9の上面から離れ、摺動軸7が後退して先端の
押え金8とタレツトヘツド3の凹部3aが当接し
てタレツトヘツド3をタレツト本体1にクランプ
する。
こうして、一割り出しが行なわれるので、これ
を繰返すことで所望の工具を割出すことができ
る。
本実施例では、スライダ28とクラツチスリー
ブ19とをクラツチ噛合方向へばねで付勢して連
結したので、クラツチを円滑に入れることができ
る。
効 果 以上のように構成したこの考案の割出し機構
は、タレツトヘツドの割出しに伴うタレツトヘツ
ドのアンクランプ、クランプ、位置決めピンの係
脱、及びスピンドルとスピンドル駆動軸とのクラ
ツチの断続をゼネバ機構の割出し駆動軸に設けた
1つのカム体の回転により行なうことができ、装
置のコンパクト化に寄与する。このように一連の
動作を1つのカム体で行なうものであつても、タ
レツトヘツドのアンクランプ時に、タレツトヘツ
ドのクランプ状態の解除は、摺動軸を僅かに移動
させるだけの動作であつて、タレツト本体の摺動
面に埋設したOリングによりタレツト本体の摺動
面からタレツトヘツドの摺動面を浮かすようにし
たので、タレツトヘツド全体を摺動部材で移動さ
せる場合に比べ、小さな力でアンクランプでき
る。従つて、摺動部材を小型化できる利点もあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のタレツトヘツドを備えたNC
ボール盤正面図、第2図は第1図の−断面
図、第3図は第2図の−断面図、第4図は第
3図の−断面図、第5図は第2図の−断
面図、第6図は一連の割出し動作のサイクル線図
である。 1……タレツト本体、2……支持スリーブ、3
……タレツトヘツド、4……スピンドル、7……
摺動軸、8……押え金、10……圧縮ばね、11
……スピンドル駆動軸、12……割出し駆動軸、
13……ゼネバアーム、13b……ゼネバホイー
ル、14……位置決めピン、15……カム体、1
5a……端面カム、15b……円筒カム、19…
…クラツチスリーブ、24……スライダ、26…
…カムフオロア、34……摺動部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数のスピンドルを放射上に備えたタレツトヘ
    ツドを、ゼネバ機構による旋回割出し後、タレツ
    ト本体の摺動面に圧着するようにしたタレツトヘ
    ツド割出し機構において、タレツト本体中心の支
    持スリーブにタレツトヘツドを旋回自在かつ軸方
    向に僅かに移動するように支持し、支持スリーブ
    の中心には摺動軸を挿通し、この摺動軸先端に、
    タレツトヘツド前面に当接可能な当て金を装着す
    ると共に摺動軸をタレツトヘツドのクランプ方向
    へ付勢し、タレツト本体の摺動面にはタレツトヘ
    ツドの摺動面と圧接するOリングを埋設し、タレ
    ツト本体には摺動軸と平行に、スピンドル駆動軸
    とカム体を備えた割出し駆動軸とをそれぞれ回動
    自在に備え、スピンドル駆動軸にはクラツチスリ
    ーブを、前記支持スリーブ外周にはスライダをそ
    れぞれ軸方向摺動自在に設け、スライダには位置
    決めピンとクラツチスリーブとを連結し、また、
    スライダに設けたカムフオロアと前記カム体外周
    のスライダ移動用の円筒カムとを係合させ、摺動
    軸とカム体端面の摺動軸移動用の端面カムとを揺
    動部材を介して摺動軸を僅かに軸方向移動させる
    ように連繋したことを特徴とするタレツトヘツド
    割出し機構。
JP2509984U 1984-02-23 1984-02-23 タレツトヘツド割出し機構 Granted JPS60138633U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2509984U JPS60138633U (ja) 1984-02-23 1984-02-23 タレツトヘツド割出し機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2509984U JPS60138633U (ja) 1984-02-23 1984-02-23 タレツトヘツド割出し機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60138633U JPS60138633U (ja) 1985-09-13
JPH018278Y2 true JPH018278Y2 (ja) 1989-03-06

Family

ID=30519869

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2509984U Granted JPS60138633U (ja) 1984-02-23 1984-02-23 タレツトヘツド割出し機構

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Country Link
JP (1) JPS60138633U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997002923A1 (fr) * 1995-07-12 1997-01-30 Tokiotekku Co., Ltd. Table a transfert circulaire et outil de commande associe

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS529095U (ja) * 1975-07-07 1977-01-21

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS529095U (ja) * 1975-07-07 1977-01-21

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997002923A1 (fr) * 1995-07-12 1997-01-30 Tokiotekku Co., Ltd. Table a transfert circulaire et outil de commande associe

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JPS60138633U (ja) 1985-09-13

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