JPH018165Y2 - - Google Patents

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JPH018165Y2
JPH018165Y2 JP12592485U JP12592485U JPH018165Y2 JP H018165 Y2 JPH018165 Y2 JP H018165Y2 JP 12592485 U JP12592485 U JP 12592485U JP 12592485 U JP12592485 U JP 12592485U JP H018165 Y2 JPH018165 Y2 JP H018165Y2
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JP
Japan
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thong
rotating body
tightening
ratchet
support case
Prior art date
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JP12592485U
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JPS6233305U (ja
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は草履等に使用され、鼻緒を草履の台部
へ締付け固定する為の締付け具に関する。
(従来の技術) 一般に、草履等の鼻緒の締込みは人手によつて
行なわれており、高度な特殊技能を必要とする。
しかし、近年熟練技能者が漸減し、草履業界等に
於いても様々な支障が生じている。
一方、これ等の支障を解決するものとして、近
年第6図乃至第8図に示す如き構造の鼻緒の締付
け具が開発されている。即ち、当該締付け具は、
第6図に示す如く、適宜の位置に複数の掛止ピン
9を植設した下部支持板10と、下部支持板10
と対向状で掛止ピン9に嵌着固定される上部支持
板11等から構成されており、下部支持板10を
草履の台部12裏面で且つ後穴13の近傍位置に
適宜の方法により埋設固定し、後穴13に挿通さ
れた鼻緒14の端部を前記掛止ピン9に順次引つ
掛け、上部支持板11を掛止ピン9に嵌着固定し
て両支持板10,11で鼻緒14を挾持すること
により、鼻緒14が草履台部12へ締付け固定さ
れる(第7図及び第8図参照)。
然し乍ら、前記締付け具を使用した場合、掛止
ピン9に鼻緒14を幾ら強固に引つ掛けていても
上部支持板11と下部支持板10とを組合せて結
合する際に何らかの拍子に鼻緒14が弛んだり、
或は両支持板10,11で鼻緒14を挾持した後
でも、鼻緒14の端部がフリー状態になつている
為に鼻緒14に大きな引張力が作用すると弛んだ
りし、草履台部12への鼻緒14の締付け固定を
良好且つ確実に行えないと云う問題があつた。
また、下部支持板10の掛止ピン9に鼻緒14
を引つ掛けた後、下部支持板10と上部支持板1
1とを組合せなければならず、鼻緒の締付け作業
が煩雑化すると云う問題もある。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、上記の問題点を解決する為に創案さ
れたものであり、その目的は草履台部への鼻緒の
締付け固定を良好且つ確実に行えると共に、鼻緒
の締付け作業を簡単に行える鼻緒の締付け具を提
供するにある。
(問題点を解決する為の手段) 本考案の締付け具は、支持ケースと;、支持ケ
ースに回転自在に枢支され、鼻緒の端部を挾持す
る割り溝を有する回転体と;回転体に設けられた
ラチエツトと;支持ケースに設けられ、ラチエツ
トに係合して回転体を一方向のみへ回転可能にす
る係止片とから構成したことに特徴がある。
(作用) 鼻緒を草履台部へ締付け固定する場合には、草
履台部の裏面で且つ穴の近傍位置に締付け具を埋
設固定し、鼻緒を台部の表面から穴に挿通し、そ
の端部を締付け具の回転体の割り溝で挾持させ、
回転体を一方向へ回転させる。そうすると、鼻緒
は回転体に順次巻取られて行き、台部へ締付け固
定される。尚、回転体は、係止片により鼻緒が弛
む方向へは回転下能になつている為、鼻緒を一度
締付け固定すると、弛むことは皆無である。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第2図乃至第4図は本考案の実施例に係る鼻緒
の締付け具であつて、1は支持ケース、2は回転
体、3はラチエツト、4は係止片である。
支持ケース1は、水平壁1aとこれに連設され
た垂直壁1bとから成り、水平壁1aには回転体
2が回転自在に枢支され、また垂直壁1bには係
止片4が設けられている。
前記回転体2は、鼻緒5を巻取る軸部2aとこ
れに連設された鍔部2bとから成り、軸部2a及
び鍔部2bには鼻緒5を挾持する割り溝2cが形
成されている。また軸部2aにはラチエツト3が
固着されている。
一方、係止片4は、ラチエツト3と係合して回
転体2を一方向のみに回転可能にするものであ
り、本実施例に於いては、係止片4に板バネが使
用されて居り、その基端はピン6により支持ケー
ス1の垂直壁1bに止着され、その先端はラチエ
ツト3の歯と係合状態になつている。
而して、前記締付け具は、第1図に示す如く、
草履台部7の裏面で且つ後穴8の近傍位置に裏面
から突出しない程度で埋設固定される。
鼻緒5を草履台部7へ締付け固定する場合に
は、鼻緒5の端部を台部7表面から後穴8に挿通
し、第5図に示す如く、鼻緒5の端部を回転体2
の軸部2aに巻付けた後、割り溝2cで挾持さ
せ、回転体2を一方向つまり鼻緒5を巻取る方向
へ回転させる。そうすると、鼻緒5は回転体2の
軸部2aに巻取られて行き、草履台部7へ締付け
固定される。尚、鼻緒5を締付け過ぎた場合に
は、係止片4とラチエツト3の係合を解除して回
転体2を前記と反対方向へ回転すれば良い。
上記実施例に於いては、鼻緒5の端部を回転体
2の軸部2aに巻付けた後、割り溝2cで挾持さ
せたが、他の実施例に於いては、鼻緒5の端部を
割り溝2cで挾持させ、その後軸部2aに巻付け
るようにしても良い。
また、上記実施例に於いては、支持ケース1を
水平壁1aと垂直壁1bとより構成したが、支持
ケース1の構成及び形状等は上記実施例のものに
限定されるものではなく、任意である。
更に、回転体2の構成及び形状等も上記実施例
に限定されるものではなく、鼻緒5を挾持して巻
取ることができれば、その構成及び形状等は任意
である。
加えて、係止片4の構成及び形状等も上記実施
例に限定されるものではない。
(考案の効果) 上述の通り、本考案の鼻緒の締付け具は、支持
ケースに割り溝を備えた回転体を回転自在に枢支
し、ラチエツト及び係止片により回転体を一方向
のみへ回転可能とし、鼻緒の端部を前記割り溝で
挾持して回転体に巻取る構成とした為、一旦鼻緒
を回転体で巻取つて草履台部へ締付け固定する
と、回転体は鼻緒が弛む方向へは回転不能とな
り、仮え鼻緒に大きな引張力が作用しても鼻緒の
弛みは皆無となる。従つて、本考案の締付け具を
使用すれば、鼻緒の締付けを良好且つ確実に行え
る。
又、鼻緒を草履台部へ締付け固定する場合に
は、鼻緒の端部を割り溝で挾持し、回転体を一方
向へ回転させるだけで良く、鼻緒の締付け作業を
簡単且つ迅速に行える。
更に、係止片とラチエツトの係合を解除して回
転体を正逆回転可能にすると、鼻緒の締付け量の
調整を簡単に行え、至極便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る締付け具を草履
台部の裏面に埋設固定した状態の平面図、第2図
は締付け具の平面図、第3図は同じく側面図、第
4図は第2図の−線断面図、第5図は鼻緒の
端部を回転体に巻付けた状態の締付け具の平面
図、第6図は従来の締付け具の縦断面図、第7図
は締付け具を草履台部の裏面に埋設固定した状態
の平面図、第8図はその縦断面図である。 1は支持ケース、2は回転体、2cは割り溝、
3はラチエツト、4は係止片、5は鼻緒。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 支持ケース1と;支持ケース1に回転自在に枢
    支され、鼻緒5の端部を挾持する割り溝2cを有
    する回転体2と; 回転体2に設けられたラチエツト3と;支持ケ
    ース1に設けられ、ラチエツト3に係合して回転
    体2を一方向のみへ回転可能にする係止片4とか
    ら構成したことを特徴とする鼻緒の締付け具。
JP12592485U 1985-08-16 1985-08-16 Expired JPH018165Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12592485U JPH018165Y2 (ja) 1985-08-16 1985-08-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12592485U JPH018165Y2 (ja) 1985-08-16 1985-08-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6233305U JPS6233305U (ja) 1987-02-27
JPH018165Y2 true JPH018165Y2 (ja) 1989-03-03

Family

ID=31019246

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12592485U Expired JPH018165Y2 (ja) 1985-08-16 1985-08-16

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Also Published As

Publication number Publication date
JPS6233305U (ja) 1987-02-27

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