JPH017702Y2 - - Google Patents

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JPH017702Y2
JPH017702Y2 JP1983137881U JP13788183U JPH017702Y2 JP H017702 Y2 JPH017702 Y2 JP H017702Y2 JP 1983137881 U JP1983137881 U JP 1983137881U JP 13788183 U JP13788183 U JP 13788183U JP H017702 Y2 JPH017702 Y2 JP H017702Y2
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JP
Japan
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carbon dioxide
snow
case body
nozzle body
opening
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JP1983137881U
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JPS6045344U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、食品等を炭酸ガススノー(雪状ド
ライアイス)で冷却するのに使用される炭酸ガス
スノーの簡易生成装置に関するものである。
例えば、生鮮食品に炭酸ガススノーを吹き付け
て冷却することは一般的に採用されている。この
場合に使用される炭酸ガススノー生成装置は、第
1図に示すように、凸字状を呈するノズル体Aの
垂直中心線上に液化炭酸ガス導入路Bを穿ち、こ
の導入路に対して適宜の斜角で下向方向に噴出流
路Cを数個設けた噴射ノズル本体を、底部開口の
ケース本体の頂部中心部に螺合させて内設した構
造となつている。このような噴射ノズル本体を使
用して生成されるスノーを噴出させると、ノズル
本体の直下は死角を形成して均一な噴射流が形成
されないと共に、スノーの噴出速度が大であるた
めに、使用時にスノーの飛散が多く、かつ噴出速
度が大なることに起因してスノーがケース内壁面
に付着し易いなどの実用上の短所を有している。
この考案は、従来の簡易炭酸ガススノー生成装
置の短所を改善し、生成炭酸ガススノーを有効か
つ円滑に目的物に噴射することのできる炭酸ガス
スノーの簡易生成装置を提供する目的をもつて案
出したものであつて、上記目的を達成するため
に、「基体と延出体とで形成されるノズル体の垂
直中心線上に液化炭酸ガス導入路を穿設し、該導
入路に対して適宜の斜角で上向にかつ切線方向に
数個の噴出流路を上記基体に設けてなる噴射ノズ
ル本体を、頂部が半球状を有し底部開口の円筒状
ケース本体の上記頂部中心部に螺合させて内装さ
せた」構造とした。
この考案の装置と上記従来装置との構造上の差
異は、噴射ノズル本体の構成と円筒状ケース本体
の頂部を半球状に形成した点にある。上記のよう
に構成されたこの考案の装置に従えば、噴射ノズ
ル本体の噴出孔より噴出されて生成される炭酸ガ
ススノーは旋回しながら上向方向に飛翔してケー
ス本体の半球状頂部の内面に衝突し、更にそのス
ノーは逆方向に向きを変えてケース本体の開口部
より排出されるために、スノーの噴出速度は小さ
く抑えられる結果、スノーの飛散を少なくするこ
とができると共に、ケース本体内でのスノーの往
復飛翔距離分だけケース本体の長さが短くなり軽
量化が図られ、かつケース本体内壁面部にスノー
が付着するのが抑制されるなど、この考案特有の
効果をもたらす。
この考案の構成及び利益は、添付図ならびにそ
の説明によつて容易に理解されよう。
第2図に示す中心線上の縦断面図及び第2図の
X−X′における矢視図で示されるこの考案の装
置の一実施態様例において、1は基体1a(図示
では横断面六角形)と円柱状の延出体1bで形成
されるノズル体であり、このノズル体の延出体1
bから基体1aにわたる垂直中心線上に液化炭酸
ガス導入路2(図示では6mmφ)が穿たれ、基体
1aの導入路2に対して適宜の斜角θ(図示は
60゜)で上向にかつ切線方向に数個(図示は6個、
1.3mmφ)の噴出流路3を穿つて噴射ノズル本体
が構成されている。
この噴射ノズル本体の一部を構成する延出体1
bの上側部は、頂部を半球状に形成し、底部開口
の円筒状ケース本体4の上記頂部の中心部に設け
た口金5の螺孔に螺合されてケース本体内に設け
られると共に、液化炭酸ガスボンベ(図示省略)
の弁に連結される液化炭酸ガス供給管6を挿入さ
せたナツト7が上記口金5内に螺合されて噴射ノ
ズル本体の延出体1bに穿つた液化炭酸ガス導入
路2の開口部に接続される。図中の4aは把手を
示す。
ノズル体1を構成する基体1aの形状は図示に
示される横断面六角形状に限定されるものではな
く、噴出流路3の数を考慮して適宜の断面形状に
選定される。噴出流路の数は要求されるスノーの
噴出量によつて決められる。また、スノーの噴出
量とケース本体4の寸法によつては、ノズル体1
の延出体1bを所望の長さとなし、かつ噴出流路
の上向斜角θを所望の角度に選定される。第4図
は、ノズル体の延出体1bの長さを長く(図示で
は105mm)して構成された噴射ノズル本体であつ
て、噴出流路3の上向斜角θを15゜(噴出流路6
個)にした装置の構成例を示す縦断面図であり、
ケース本体4の開口部に、円筒体を先細に形成し
た消音筒8を設けた点を除けば、第2図に符した
符号と対応させてあらわしてある。
このように、噴射ノズル本体の全長及び噴出流
路の上向斜角θやその流路の数などは、ケース本
体の胴径と胴長との関係を考慮して定められる。
その範囲は実験結果によれば、噴射ノズル本体の
噴出流路の上向角度θは15゜〜60゜、流路数4〜8
個、そのノズル本体の全長35〜135mm、ケース本
体の胴径90〜115mm、胴長300〜400mmが望ましい
範囲であつた。従つて、ケース本体の頂部の内半
径は上記の設定条件によつて定められる。
また、噴射ノズル本体は、第5図に示すよう
に、延出体1bを省略し、基体1aに穿つた液化
炭酸ガス導入路2の上部開口部に、液化炭酸ガス
導入管9の一端部を螺合させ、その管の他端部
を、外側部にネジ山を設けたナツト10に螺合し
た構造に設計変更することができる。このように
構成変更されたノズル本体においても、その作
用・効果は、この考案における噴射ノズル本体の
もたらす作用・効果とは変りがない。
この考案の装置に従えば、噴射ノズル本体の噴
出流路の噴出口から噴出される液化炭酸ガスは断
熱膨張によつて炭酸ガススノーを生成し、ケース
本体のドーム状頂部内面に向けて旋回しながら飛
翔してその頂部内面部に衝突し、更にその向きを
逆方向に変えてケース本体の開口部から排出され
る。このように生成されたスノーは、ケース本体
内部を旋回しながら上方から下方へ向けて飛翔す
るので、ケース本体の胴長を短かくしてもスノー
の飛翔距離は大となる。その結果、ケース本体の
開口部からのスノーの噴出速度を小さく抑えるこ
とができ、目的物にスノーを噴射する際にスノー
の飛散を少なくすることができると共に、ケース
本体内面にスノーが付着することが抑制される。
また、当然にケース本体を短かくした分だけ軽量
化が図られる等の効果をもたらす。
液化炭酸ガスのスノー化に際し、噴射音が発生
するが、作業環境を特に考慮する場合は、第4図
に示すように、円筒体を先細に形成した消音筒8
をケース本体の開口部に嵌合し、ビス類8aでケ
ース本体の胴部に固定する手段が採られる。消音
筒8の先細の開口径の寸法は、スノーの噴出量及
びケース本体の胴径によつて適宜選定される。
この考案に係る装置の材質は、軽量化と耐久性
を図る観点から、ノズル体はアルミニウム合金
材、ケース本体は陽極酸化皮膜を施したアルミニ
ウム材又はアルミニウム合金材が実用上使用され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の装置に使用されている噴射ノズ
ル本体の構造を示す説明図、第2図は本考案装置
の縦断面図、第3図は第2図のX−X′線におけ
る矢視図、第4図は本考案装置の別の構成例を示
す一部切截の縦断面図、第5図は本考案装置に使
用される噴射ノズルの別の構成例を示す縦断面図
である。 符号の説明、1……ノズル体、1a……基体、
1b……延出体、2……液化炭酸ガス導入路、3
……噴出流路、4……ケース本体、5……口金、
6……液化炭酸ガス供給管、8……消音筒、9…
…液化炭酸ガス導入管、7,10……ナツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 基体1aと延出体1bとで形成されるノズル
    体1の垂直中心線上に液化炭酸ガス導入路2を
    穿設し、該導入路に対して適宜の斜角で上向に
    かつ切線方向に数個の噴出流路3を上記基体に
    設けてなる噴射ノズル本体を、頂部が半球状を
    有し底部開口の円筒状ケース本体4の上記頂部
    中心部に螺合させて内装させたことからなる炭
    酸ガススノーの簡易生成装置。 2 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の炭酸
    ガススノーの簡易生成装置において、ケース本
    体4の開口部に円筒体を先細に形成した消音筒
    8を設けたもの。
JP1983137881U 1983-09-07 1983-09-07 炭酸ガススノ−の簡易生成装置 Granted JPS6045344U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983137881U JPS6045344U (ja) 1983-09-07 1983-09-07 炭酸ガススノ−の簡易生成装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983137881U JPS6045344U (ja) 1983-09-07 1983-09-07 炭酸ガススノ−の簡易生成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6045344U JPS6045344U (ja) 1985-03-30
JPH017702Y2 true JPH017702Y2 (ja) 1989-03-01

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ID=30309558

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1983137881U Granted JPS6045344U (ja) 1983-09-07 1983-09-07 炭酸ガススノ−の簡易生成装置

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JPS6045344U (ja) 1985-03-30

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