JPH0751398A - 二酸化炭素消火器の噴射ヘッド - Google Patents

二酸化炭素消火器の噴射ヘッド

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Publication number
JPH0751398A
JPH0751398A JP20072193A JP20072193A JPH0751398A JP H0751398 A JPH0751398 A JP H0751398A JP 20072193 A JP20072193 A JP 20072193A JP 20072193 A JP20072193 A JP 20072193A JP H0751398 A JPH0751398 A JP H0751398A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
horn
carbon dioxide
nozzle cap
fire extinguisher
injection
Prior art date
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Pending
Application number
JP20072193A
Other languages
English (en)
Inventor
Matsuo Sakamoto
松男 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissho Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Nissho Sangyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissho Sangyo Co Ltd filed Critical Nissho Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 既定容量の消火剤を効率的に噴出できる消火
器の噴射ヘッドを提供する。 【構成】 ノズルキャップ10の周囲をホーン7の側壁
が取囲む構造で、噴出口22,24はノズルキャップ1
0の円筒部12の側面にのみ穿設されているので、噴出
口22,24より噴出する消火剤は、ホーン7の内壁に
当たってからホーン開口より射出される。噴出口22,
24は異なる孔径で穿設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は消火剤を噴射する携帯用
のボンベ式消火器に関し、より具体的には、二酸化炭素
消火器のホーン付噴射ヘッドの噴射ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に消火器のノズルキャップに設けら
れる噴出口は、消火剤の流路に沿ってノズルキャップの
先端に開口させて、直接火源に向けられるようになって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、噴出口
をノズルヘッド先端に設けた場合、噴射口径を大きくす
ると消火剤の噴射量は増大するが、ボンベ容量は有限で
あるから噴射時間が短くなる。また噴射口径が小さい場
合は噴射時間は長くなるが、噴射量が少なくなるので消
火効率が悪い。
【0004】本発明の目的は、既定のボンベ容量で最大
の消火効果を上げ得る消火器の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係わる二酸化炭素消火器の噴射ヘッドは
複数個の噴出口を側面のみに穿設したノズルキャップを
ホーン内に装備した。
【0006】また、前記噴射口は、直径の異なる孔を互
に直交させて、前記ノズルキャップの長軸に直交するよ
うに貫通させて設けた。
【0007】
【作用】このように構成されたものにおいては、ノズル
キャップの周囲をホーンの側壁が取巻く構造となってお
り、噴出口はノズルキャップの側面のみに穿設されてい
るので、消火剤の噴出流は必ずホーンの内壁に当たって
からホーンの開口へ向かう。
【0008】従って、噴出口をノズルキャップの先端に
設けた従来型のように、消火剤の密度が中心寄りになる
ことがなく、分散が均一化され、ホーンの機能をより効
果的に発揮できる。
【0009】また、口径の異なる噴出口を穿設したの
で、小径の噴出口から出た二酸化炭素は、ホーンの内壁
にドライアイスを一時的に形成し、大径の噴出口からは
二酸化炭素が大体気体で噴出する。このため、ホーン内
壁に堆積したドライアイスは、噴出気体によって飛散さ
れる。
【0010】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例を説明す
ると、図1は本発明の噴射ヘッドを装備する二酸化炭素
消火器の一実施例で、1はボンベ、2は安全栓、3は固
定レバー、4は操作ハンドル、5はホース、6は噴射ヘ
ッド、7はホーンである。
【0011】図2には本発明に係わる噴射ヘッドの部分
断面図が示される。図において10は下半分を断面で示
したノズルキャップで、先端に短い円筒部12を備え、
後端に継手接続用のねじ部16を備える。胴部14は正
六角形の柱体であり、中心に流路18が穿設されてい
る。流路18は盲孔で、先端に薄い壁20を残していて
貫通していない。
【0012】22は小径の噴出口でノズルキャップ10
の中心軸11と直角に流路18を貫通するように円筒部
12の直径方向に設けられた1.3mm の孔である。24は
大径の噴出口で、小径噴出口22と直角な直径方向に円
筒部12を貫通する直径2.5mm の孔である。
【0013】ノズルキャップ10の正六角形の胴部14
に適当な工具を適用して、ボンベ1に継手8によって接
続されているホース5の先端に設けられた継手26にね
じ部16を螺着する。このとき、ホーン7の内側フラン
ジ28を挟持して一緒に固定する。
【0014】安全栓2を抜き取って固定レバー3を把持
し、操作ハンドル4を握ると、ボンベ1内に圧入された
二酸化炭素が気化して噴出口より噴出されるが、小径の
噴出口20からの噴出気体は、断熱冷却が大きいのでホ
ーン7の内壁にドライアイスとなって昇華凝結する。大
径の噴出口22からは殆どが気体噴射されて、内壁に凝
結したドライアイスを飛散させ、ドライアイスと炭酸ガ
スの混合体がホーン7の開口9から火源に向けて射出さ
れる。
【0015】その結果、ドライアイスによって火源周辺
の温度が下がり、炭酸ガスが火源周りの酸素の供給を遮
断するから消火機能を格段に向上させることができる。
【0016】本実施例の噴射ヘッドを称呼容量5Kgの二
酸化炭素消火器に使用した実験によれば、噴射時間は1
6秒で4m の飛距離が得られ、消防法による消火器規格
B−5の消火能力を有することが判った。
【0017】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係る二酸
化炭素消火器の噴射ヘッドは、ノズルキャップの側面の
みに、小径と大径の噴出口を設けて、ホーンを介して噴
出するようにしたので、噴出量が適当に制御されるとと
もに、二酸化炭素による酸素の遮断効果と周囲温度の冷
却効果が適度に作用して、既定量のボンベ容量で大きな
消火効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる噴射ヘッドを装備した二酸化炭
素消火器の全体側面図である。
【図2】本発明に係わる噴射ヘッドの部分断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ボンベ 4 操作ハンドル 5 ホース 6 噴射ヘッド 7 ホーン 10 ノズルキャップ 12 円筒部 14 胴部 16 ねじ部 18 流路 20 壁 22 小径噴出口 24 大径噴出口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の噴出口を側面のみに穿設したノ
    ズルキャップをホーン内に装備した二酸化炭素消火器の
    噴射ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記噴出口が、直径の異なる孔を互に直
    交させて、前記ノズルキャップの長軸に直交するように
    貫通させて設けられている請求項1記載の二酸化炭素消
    火器の噴射ヘッド。
JP20072193A 1993-08-12 1993-08-12 二酸化炭素消火器の噴射ヘッド Pending JPH0751398A (ja)

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JP20072193A JPH0751398A (ja) 1993-08-12 1993-08-12 二酸化炭素消火器の噴射ヘッド

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JP20072193A JPH0751398A (ja) 1993-08-12 1993-08-12 二酸化炭素消火器の噴射ヘッド

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JPH0751398A true JPH0751398A (ja) 1995-02-28

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ID=16429101

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JP20072193A Pending JPH0751398A (ja) 1993-08-12 1993-08-12 二酸化炭素消火器の噴射ヘッド

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006098098A1 (ja) 2005-03-15 2006-09-21 Hideo Yoshida ガスボンベの破封装置

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JP3088561B2 (ja) * 1992-06-05 2000-09-18 日本合成化学工業株式会社 2,3−ジアミノピリジン類の製造方法

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