JPH017678Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH017678Y2
JPH017678Y2 JP1982028620U JP2862082U JPH017678Y2 JP H017678 Y2 JPH017678 Y2 JP H017678Y2 JP 1982028620 U JP1982028620 U JP 1982028620U JP 2862082 U JP2862082 U JP 2862082U JP H017678 Y2 JPH017678 Y2 JP H017678Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
drive
drive unit
belt
transmission case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982028620U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58130802U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1982028620U priority Critical patent/JPS58130802U/ja
Publication of JPS58130802U publication Critical patent/JPS58130802U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH017678Y2 publication Critical patent/JPH017678Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動二輪車の駆動ユニツトの冷却装
置に関するものである。
(従来技術とその問題点) 従来、自動二輪車に装備される駆動ユニツトと
しては、例えば本願出願人による特開昭56−
31887号公報に記載されるように、エンジンによ
り駆動される駆動プーリーと、該駆動プーリーと
の間に巻回されるベルトにより駆動力が伝達され
る被動プーリーとから成り、エンジンの回転を減
速比を可変で駆動輪である後輪に伝達するベルト
変速機構を収納する伝達ケースが前記エンジンと
共に一体的に構成される駆動ユニツトを車体に対
して揺動自在に懸架したものが知られている。
しかしながら、かかる駆動ユニツトはそれ自体
でも発熱源となるベルト変速機構が大きな発熱源
となるエンジンの後方の気流が淀み易い部位近傍
に配置され、しかも、ベルト変速機構が塵埃、泥
水等の侵入を防ぐべく外部と遮断するように設け
られる伝達ケース内に収納されるので、伝達ケー
ス内の温度上昇が過度になりがちで、ベルト変速
機構の中核をなすベルトの寿命を短くするという
問題点がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、かかる従来技術の問題点を解決すべ
くなされたものであり、エンジンにより駆動され
る駆動プーリーと、該駆動プーリーとの間に巻回
されるベルトにより駆動力が伝達される被動プー
リーとから成り、エンジンの回転を減速比を可変
で駆動輪に伝達するベルト変速機構を収納する伝
達ケースが前記エンジンと共に一体的に構成され
る駆動ユニツトを車体に対して揺動自在に懸架し
た自動二輪車において、前記伝達ケースには、前
記ベルト変速機構を前記エンジンに対して車幅方
向の一側に寄るように収納させると共に、前記駆
動輪に対向する側の外側面に放熱フインを設け、
一方、該放熱フインと対向するように、かつ、前
記駆動ユニツト内に外気を誘導するように前記駆
動輪のホイールに誘風フインを突設したことを特
徴とし、駆動ユニツトの冷却を図るべく伝達ケー
スの放熱及び伝達ケースに向けての冷却風誘導を
行うようにした自動二輪車の駆動ユニツトの冷却
装置を提供することを目的とする。
(作用) 駆動ユニツトのベルト変速機構はエンジンに対
して車幅方向の一側に寄つているので、走行風が
伝達ケース内のベルト変速機構を冷却するように
当る一方、伝達ケースの駆動輪と対向する側に形
成された放熱フインにより駆動ユニツトの放熱が
行え、さらに、駆動輪のホイールに設けた誘風フ
インによる冷却風誘導によりベルト変速機構の冷
却が行える。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面を参照しながら説
明する。
自動二輪車は、第1図にその一例を示すよう
に、車体1の後方部位にエンジン2が塔載され、
このエンジン2の後方にキヤブレタ3、エアクリ
ーナ4がそれぞれ配設されるとともに、エンジン
2に対して車幅方向の一側、すなわち車体1の左
側に寄つた位置に伝達ケース5が配置されてお
り、この内部にエンジン2の回転を駆動輪となる
後輪7に変速して伝達するベルト変速機構が内装
されている。
上記のベルト変速機構は前述した特開昭56−
31887号公報にも記載されているが、その概略を
第2図を参照して説明すると、エンジン2のクラ
ンクシヤフト10の左側に遠心式可変ピツチ構造
のドライブプーリー11が、また後輪7に回転を
伝達するドリブンシヤフト12上に可変ピツチ構
造のドリブンプーリー13がそれぞれ設けられ、
これらプーリー11,13間にゴムを主体として
形成されたVベルト構造のドライブベルト14が
掛回され、エンジン2の回転をドリブンシヤフト
12に伝達し、このドリブンシヤフト12の反対
端側に設けられた減速ギヤ15,16を介してフ
アイナルシヤフト17から後輪7に回転が伝達さ
れるようになされている。
前記ケース5の外側面5aには第2図及び第3
図に示すように複数条の放熱フイン5bが水平方
向に突設されている。また、ケース5の後輪7の
タイヤ側の外側面5eにも放熱フイン5bと同様
な放熱フイン5fが複数条水平方向に突設されて
いる。
前記ケース5の内面5cには放熱フイン5dが
設けられ、ケース5内に流れる空気の熱とケース
5との接触面を増し、前記外面5aの放熱フイン
5bによる放熱作用を助長するようになされてい
る。
前記後輪7のホイール7aの前記伝達ケース5
側の側面7bには放射方向に複数の誘風フイン7
c,7c…が突設され、後輪7が回転することに
より前記フインb7c,7c…によつて起された
風が前記伝達ケース5の外面に吹き当てられるよ
うになつている。
上記フイン7c,7c…の形状構造は図示のよ
うに直線状のものに限らず、効率よく伝達ケース
5の外面に風を吹き当て得るものであれば、他の
形状構造であつてもよい。
またホイール自体にフイン構造を持たせた構造
であつてもよい。
駆動ユニツトの内部の熱を奪つた空気はケース
5の外壁5aに接触してこれに伝熱し、伝熱され
たケース5は走行風に加え放熱フイン5f等や後
輪7の誘風フイン7c,7c…によつて効率よく
冷却され、駆動ユニツトの温度上昇が防止され
る。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、エンジンにより
駆動される駆動プーリーと、該駆動プーリーとの
間に巻回されるベルトにより駆動力が伝達される
被動プーリーとから成り、エンジンの回転を減速
比を可変で駆動輪に伝達するベルト変速機構を収
納する伝達ケースが前記エンジンと共に一体的に
構成される駆動ユニツトを車体に対して揺動自在
に懸架した自動二輪車において、前記伝達ケース
には、前記ベルト変速機構を前記エンジンに対し
て車幅方向の一側に寄るように収納させると共
に、前記駆動輪に対向する側の外側面に放熱フイ
ンを設け、一方、該放熱フインと対向するよう
に、かつ、前記駆動ユニツト内に外気を誘導する
ように前記駆動輪のホイールに誘風フインを突設
する構成としたので、駆動ユニツトのベルト変速
機構がエンジンに対して車幅方向の一側に寄つて
いることから、走行風がその寄つた分だけ伝達ケ
ース内のベルト変速機構の冷却を自然的に行い得
る一方、伝達ケースの駆動輪と対向する側に形成
された放熱フインが伝達ケースの放熱を行ないつ
つ、さらに、駆動輪のホイールに設けた誘風フイ
ンが伝達ケースに向けて冷却風を誘導することに
より駆動ユニツトの冷却が行える。すなわち、ベ
ルト変速機構は、走行中は走行風により自然的
に、さらに、伝達ケースの放熱フイン及び駆動輪
のホイールの誘風フインにより強制的に冷却され
るので、必然的にエンジンの後方の熱気流の淀み
易い部位に配設されても従前のような伝達ケース
内の過度の温度上昇の回避、ひいてはベルト変速
機構の中核をなすベルトの寿命を長くすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用する自動二輪車の一実施
例を示す側面図、第2図は第1図に示す駆動ユニ
ツトの水平断面図、第3図は第2図におけるケー
スの部分拡大図である。 1……車体、2……エンジン、5……伝達ケー
ス、5f……放熱フイン、7……後輪(駆動輪)、
11……ドライブプーリー(駆動プーリー)、1
3……ドリブンプーリー(被動プーリー)、14
……ベルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンにより駆動される駆動プーリーと、該
    駆動プーリーとの間に巻回されるベルトにより駆
    動力が伝達される被動プーリーとから成り、エン
    ジンの回転を減速比を可変で駆動輪に伝達するベ
    ルト変速機構を収納する伝達ケースが前記エンジ
    ンと共に一体的に構成される駆動ユニツトを車体
    に対して揺動自在に懸架した自動二輪車におい
    て、前記伝達ケースには、前記ベルト変速機構を
    前記エンジンに対して車幅方向の一側に寄るよう
    に収納させると共に、前記駆動輪に対向する側の
    外側面に放熱フインを設け、一方、該放熱フイン
    と対向するように、かつ、前記駆動ユニツト内に
    外気を誘導するように前記駆動輪のホイールに誘
    風フインを突設したことを特徴とする自動二輪車
    の駆動ユニツトの冷却装置。
JP1982028620U 1982-03-01 1982-03-01 自動二輪車の駆動ユニツトの冷却装置 Granted JPS58130802U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982028620U JPS58130802U (ja) 1982-03-01 1982-03-01 自動二輪車の駆動ユニツトの冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982028620U JPS58130802U (ja) 1982-03-01 1982-03-01 自動二輪車の駆動ユニツトの冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58130802U JPS58130802U (ja) 1983-09-03
JPH017678Y2 true JPH017678Y2 (ja) 1989-03-01

Family

ID=30040460

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1982028620U Granted JPS58130802U (ja) 1982-03-01 1982-03-01 自動二輪車の駆動ユニツトの冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58130802U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52147701A (en) * 1976-06-02 1977-12-08 Hitachi Ltd Manufacturing rotary machines

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52147701A (en) * 1976-06-02 1977-12-08 Hitachi Ltd Manufacturing rotary machines

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58130802U (ja) 1983-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4493677A (en) Belt transmission having circulated air cooling function
JP2909027B2 (ja) 車両用ベルト式変速機の冷却構造
US6820708B2 (en) Cooling system for a transmission mechanism
JP2000120847A (ja) 車両用パワーユニットの冷却装置
JPH017678Y2 (ja)
JPS6216531Y2 (ja)
JPS6329149B2 (ja)
JPH0137357Y2 (ja)
JPS6128912Y2 (ja)
JPS6330847Y2 (ja)
JPS634852Y2 (ja)
JP3121648B2 (ja) 電動式車両のパワーユニット
JPH0676823B2 (ja) ベルト伝動装置
JPS6132198Y2 (ja)
JPH0139270Y2 (ja)
JPH04185263A (ja) ホイールモータの冷却装置
JPS645055Y2 (ja)
JPS6129933Y2 (ja)
KR860002024B1 (ko) 순환공기 냉각기능을 지닌 벨트식 동력전달장치
JPH0425180B2 (ja)
JPH0820319A (ja) ブレーキディスクの冷却装置
JP2600537Y2 (ja) 合成樹脂製プーリー
JPH022893Y2 (ja)
JP3026872B2 (ja) 電動式車両のパワーユニット
WO1988006053A1 (en) Driving motor cooling device in running toy