JPH0161048B2 - - Google Patents

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JPH0161048B2
JPH0161048B2 JP17744086A JP17744086A JPH0161048B2 JP H0161048 B2 JPH0161048 B2 JP H0161048B2 JP 17744086 A JP17744086 A JP 17744086A JP 17744086 A JP17744086 A JP 17744086A JP H0161048 B2 JPH0161048 B2 JP H0161048B2
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JP
Japan
Prior art keywords
heat
religious
resistant
container
buddhist
Prior art date
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Expired
Application number
JP17744086A
Other languages
English (en)
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JPS6335208A (ja
Inventor
Ryuichi Yagi
Masanori Kyoshige
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Doitsu Kinzoku Boeki Kk
Original Assignee
Doitsu Kinzoku Boeki Kk
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Filing date
Publication date
Application filed by Doitsu Kinzoku Boeki Kk filed Critical Doitsu Kinzoku Boeki Kk
Priority to JP17744086A priority Critical patent/JPS6335208A/ja
Publication of JPS6335208A publication Critical patent/JPS6335208A/ja
Publication of JPH0161048B2 publication Critical patent/JPH0161048B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐熱性に富み金色に輝く真空容器入
り耐熱神仏具に関する。さらに詳しくは、遺体の
火葬時に遺体と共に焼却しても変形せず、しかも
金色の輝きを維持しうる真空容器入り耐熱神仏具
に関する。
〔従来の技術〕
遺体を火葬する際、故人の遺品を遺体と共に燃
やすことはよく行なわれている。しかしながら、
火葬時の炉内温度は1200℃前後にもなるため、殆
んどのものは灰化するか溶融変形してしまう。
それにもかかわらず、火葬に付された遺体は若
干の骨灰として残るだけであるため、故人を偲ぶ
有形のものが遺体の火葬後に残つていることを望
む声がある。
〔発明で解決しようとする問題点〕
そうした火葬時に共に収め、火葬後にも残り、
故人を偲ぶものとして供養するのに適当なものと
しては、たとえば小型の仏像や仏具、その他仏教
に限らず宗教の儀式に供される神具、たとえば十
字架などがあげられる。それらのものは通常神々
しさを表わすために金色に彩色またはメツキされ
ている。
こうした神仏具を遺体と共に火葬に付すばあ
い、前記のごとく炉内温度が1200℃前後にもなる
ため、材料としてはまず耐熱性に富むものでなけ
ればならない。またそうした神仏具は複雑な形状
のものが多く、成形性に優れていることが要求さ
れる。
さらに、金色を呈する材料として現在使用され
ているものは、金、銅系金属および窒化チタンが
あるが、金および銅系金属は耐熱性に劣る。窒化
チタンコーテイングは耐熱性には優れているが空
気雰囲気中で長時間高温に曝すと酸化してしまい
黒色に変色してしまうという問題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はこうした問題が解決された神仏具を提
供するものであり、かかる神仏具は、1350℃の熱
に耐えうる耐熱材料製であつてその表面に窒化チ
タンのコーテイング層を有しており、かつ実質的
に真空状態に保たれた石英ガラス製容器に封入さ
れてなるものである。
〔作用および実施例〕
本発明の神仏具は耐熱材料に耐熱性の窒化チタ
ンコーテイング層が強固に設けられているので、
耐熱性の点については充分火葬の際の温度に耐え
うる。さらに、石英ガラス(軟化温度は通常約
1500℃)製の容器に入れられかつ容器内部が実質
的に真空状態に保たれているので、窒化チタンコ
ーテイング層の酸化を抑制することができ、金色
の輝きを維持することができる。
用いる耐熱材料としては少なくとも1350℃の温
度で変形変質しないものであればよく、さらに加
工が容易であるものが好ましい。そのような耐熱
材料としては、超耐熱合金またはセラミツクスが
あげられる。超耐熱合金としてはたとえばコバル
トを基本とするコバルト基耐熱合金、ニツケルを
基本とするニツケル基耐熱合金、高ニツケルを含
む鉄を基本とする高ニツケル鉄耐熱合金などがあ
げられる。コバルト基耐熱合金の例としてはたと
えばCoが55〜60、Crが20〜30、任意成分がMo、
W、NiまたはTiである合金、ニツケル基耐熱合
金としてはたとえばNiが40〜75、Crが15〜25、
Moが3〜10、任意成分がFe、Al、Tiなどであ
る合金、高ニツケル鉄基耐熱合金としてはたとえ
ばFeが30〜50、Crが13〜35、Niが20〜35、任意
成分がMo、Mn、Siなどである合金などがあげ
られる。セラミツクスとしてはたとえばアルミナ
(Al2O3)、ジルコニア(ZrO2)を主成分とする酸
化物セラミツクスがあげられる。アルミナおよび
ジルコニアの含有量は通常それぞれ約80重量%以
上および約90重量%以上であるのが好ましい。含
ジルコニアセラミツクスのばあいは酸化イツトリ
ウムが約5重量%配合されているものがとくに好
ましい。
金色を呈する窒化チタンのコーテイング層の形
成法としては、化学蒸着法(CVD法)または物
理蒸着法(PVD法)が採用される。PVD法は
CVD法に比して、コーテイング条件を適宜選定
することにより純金(24K)に近い色調のものを
容易にうることができる。
また耐熱材料として超耐熱合金を用いるばあい
は、窒化チタンコーテイングのまえに白金やロジ
ウムなどの電気メツキ層を下地として設けると、
窒化チタンの金色をより一層そのままの色調で保
つことができる。なお、セラミツクスのばあいは
そのような下地処理は特に必要とされない。
こうして作製された耐熱神仏具は石英ガラス製
の容器に減圧下で密封される。石英ガラスの軟化
温度は通常1500℃前後であるが、炉内温度におい
て軟化しないものであればよい。また、内部が見
えるように透明であるのが好ましい。
石英ガラス容器への封入は、容器内を真空状態
に保つたまま石英ガラスの開口部付近をバーナー
などにより加熱溶融して開口部を封入すればよ
い。容器の形状は封入する神仏具の形状によつて
適宜決定すればよい。
真空状態にする目的は、容器内の酸素を減らし
て窒化チタンコーテイング層の酸化を防止するこ
とにある。したがつて、真空の程度は酸化により
窒化チタンの金色が変色しない程度であればよ
く、通常約10-2Torrよりも高い真空度であれば
よい。また、残存酸素を窒化チタンと反応するま
えに取り込むためのゲツターを容器内に入れてお
けば、真空状態が高くなくても窒化チタンの酸化
を抑制することができる。ゲツターとしては、た
とえば金属チタンがあり、容積比で表面積のでき
るだけ大きい状態で使用されることが望ましい。
またそうしたゲツターを耐熱性のセラミツクスフ
アイバーと共に用いることにより、石英ガラス製
容器の内側からの衝撃による破損防止の役目をも
果す。
本発明において石英ガラス製容器に封入する神
仏具としては、宗教によつて種々のものがあげら
れ、たとえば各種の仏像、仏具、十字架、神具な
どが例示できるが、これらのみに限定されるもの
ではない。大きさは、火葬後仏壇などの祭壇に収
めることのできる大きさが好ましい。
図面に神仏具として仏像を用いたばあいの実施
例の一部切欠側面図を示す。1は仏像であり耐熱
金属を鋳造して作製されその表面に窒化チタンコ
ーテイング層が設けられているものである。この
仏像1は内部が真空状態に保たれた石英ガラス製
容器2に封入されている。3は石英ガラス製容器
の封止部である。容器2と仏像1との間にセラミ
ツクスフアイバーと共にゲツター4を配置すれ
ば、残存酸素の捕捉ができると共に仏像と容器と
の間のクツシヨンの作用をも果す。
封入された神仏具は火葬後石英ガラス製容器を
割つて取り出せばよい。
〔発明の効果〕
本発明によるときは、火葬時の高温にも耐えか
つ金色の輝きを失うことのない神仏具を提供する
ことができ、故人の遺体と共に火葬に付すること
により故人を偲ぶ糧となる祭器とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の神仏具の一部切欠側面図であ
る。 1:仏像、2:石英ガラス製容器、4:酸素ゲ
ツター。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1350℃の熱に耐えうる耐熱材料製であつてそ
    の表面に窒化チタンのコーテイング層を有してな
    る神仏具が石英ガラス製容器に封入され、かつ該
    容器内が実質的に真空状態に維持されている真空
    容器入り耐熱神仏具。 2 耐熱材料が超耐熱金属であり、かつ窒化チタ
    ンコーテイング層の下地にメツキ層が設けられて
    なる特許請求の範囲第1項記載の神仏具。 3 石英ガラス製容器内に酸素ゲツターが入れら
    れてなる特許請求の範囲第1項記載の神仏具。 4 酸素ゲツターが金属チタンである特許請求の
    範囲第3項記載の神仏具。
JP17744086A 1986-07-28 1986-07-28 真空容器入り耐熱神仏具 Granted JPS6335208A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17744086A JPS6335208A (ja) 1986-07-28 1986-07-28 真空容器入り耐熱神仏具

Applications Claiming Priority (1)

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JP17744086A JPS6335208A (ja) 1986-07-28 1986-07-28 真空容器入り耐熱神仏具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6335208A JPS6335208A (ja) 1988-02-15
JPH0161048B2 true JPH0161048B2 (ja) 1989-12-27

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ID=16030982

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17744086A Granted JPS6335208A (ja) 1986-07-28 1986-07-28 真空容器入り耐熱神仏具

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01164881U (ja) * 1988-05-09 1989-11-17
JPH0379778U (ja) * 1989-12-01 1991-08-14
AU1179400A (en) * 1998-11-12 2000-06-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Stepping motor control device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6335208A (ja) 1988-02-15

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