JPH0160611B2 - - Google Patents

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JPH0160611B2
JPH0160611B2 JP55053926A JP5392680A JPH0160611B2 JP H0160611 B2 JPH0160611 B2 JP H0160611B2 JP 55053926 A JP55053926 A JP 55053926A JP 5392680 A JP5392680 A JP 5392680A JP H0160611 B2 JPH0160611 B2 JP H0160611B2
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JP
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rake
screen
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plates
shaft
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JP55053926A
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Chuichi Kasai
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、特に産業廃液中に含まれる浮遊物や
固形物の除去装置に関する。
〔従来の技術〕
廃液流路の略全巾に櫛歯状のスクリーンを設
け、このスクリーンの各間隙間にレーキを移動可
能に介入させ、このレーキ群を正逆転する駆動体
に関着するとともに、このレーキ群を駆動体の正
転時には、スクリーンの裏側から表面外方に突出
させ、かつ、逆転時には、スクリーンの表面より
内没するようにした廃液中の浮遊物や固形物を除
去する装置は、既に実公昭53−45907号公報に示
されているように本件出願人によつて提案されて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
この装置は、固形物の除去回収効率のよいこと
は認められてはいるが、駆動体の正転終了時点に
おいて、レーキの後端縁とスクリーンの後端との
間に若干の距離があるため、スクリーンの後端部
近傍に固形物が残る欠点がある。特に、繊維質性
の固形物などが混入した場合には、この残された
固形物が順次成長して塊状となり、遂にはレーキ
などを破損したりして固形物などの除去機能が完
全に失われることがあり、従つて、常に監視しな
ければならない必要があつた。
このような課題を除去するために、実開昭48−
1063号公報に示すように、スクリーンの下手側上
端部に落としカムを設け、この落としカムによつ
て残留する固形物を掻き落とすようにしたものが
提案されているが、この種のものは、レーキ板と
別個にこのような落としカムを用いることからこ
れを駆動するための機構を必要とし、構造が複雑
化するとともに、この落としカムに繊維質のゴミ
が付着するという不都合がある。
本発明の目的は、このような実情に鑑みなされ
たもので、簡単な構成によつて従来の欠点を除去
せしめ、正転終了時点において、レーキ群先端を
一斉に固形物排出下手側方向に回動させるととも
に、このレーキ先端をスクリーン後端より外方に
回転突出せしめることにより、スクリーン上の捕
捉固形物を一挙に放出落下させ、スクリーン上の
固形物残留を常に皆無となし、廃液中の浮遊物や
固形物の分離除去効率の向上を合理的に図らんと
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
従来技術の課題を解決する本発明の構成は、廃
液流路の略全巾に、多数の円弧状スクリーン板3
をわずかな間隙を介し並設した櫛歯状のスクリー
ンAを設け、該スクリーンAの各間隙間にレーキ
板11を移動可能に介入させ、このレーキ板11
群を、上記スクリーン板3の全長範囲間を正逆転
する2枚のレーキ駆動板9の先端間に夫々軸支し
た軸10に回動可能にとりつけるとともに、この
レーキ板11群の先端を、駆動板9の正転時には
スクリーンAの裏側から表面外方に突出し、か
つ、逆転時にはスクリーンAの表面より内没する
ようにした廃液中の固形物の除去装置において、
上記スクリーンAの下手側上部内側には、該スク
リーンAの全巾に面し、かつ、正転終了点におけ
るレーキ駆動板9の軸10の位置より上手側に位
置し、而も、軸10より下位のレーキ板11端縁
に当接して、全てのレーキ板11の先端をスクリ
ーンA後端より外側方に回動突出させるレーキ回
転部材14を配設し、上記レーキ回転部材14に
当接するレーキ板11の端面11bと隣接し、か
つ、常にスクリーンAの内側におかれる面に、上
記軸10を中心とし、かつ、上記両レーキ駆動板
9間に橋架した規制杆13にガイドされる円弧面
11cを形成し、該円弧面11cの両端に、上記
規制杆13に係合する突起11d,11eを設け
たことを特徴とするものである。
〔実施例〕
次に、図面について本発明実施例の詳細を説明
すると、1はスクリーン製の廃水流路で、該流路
1の中途部(または端部)には、この流路1を跨
ぐように下向コ字型の枠体2が橋架的に設置され
ている。この枠体2の内部にはスクリーンAが内
蔵されている。
このスクリーンAは、図に示すように、1/4円
形状をなした薄肉の多数枚のスクリーン板3を小
さな間隙を介し並設し、上記流路1の巾と略同巾
となした櫛歯状のものである。そして各スクリー
ン板3間に小許の間隙を構成するためには、各ス
クリーン板3の円弧凸面側の下端に廃水の流れ上
手側方向に向けた突部3aを一体に形成し、この
各突部3a間に図示してないスペーサーを介設せ
しめればよく、また、この各突部3aに2本の平
行した軸4を共通的に挿通締付けすることによ
り、上述の櫛歯状スクリーンAが構成されるもの
である。
上記スクリーンAを構成するスクリーン板3に
形成された突部3aの上面と、流路1の底面間に
バイパス用の蓋板5を橋架的に配置することによ
り、流路中を流れる廃水は完全にこのスクリーン
Aを通過することになり、廃水中の浮遊物や、そ
の他の固形物が全部スクリーン表面に捕捉される
ことになる。
また、上記蓋板5は、廃水中に浮遊物や固形物
が全く含まれてないときに、このバイパス用の蓋
板5をとり除き、廃水を直接下段流路6に流すよ
うにしたものである。図中7はスクリーン側板で
ある。
また、上記各スクリーン板3の上端、および、
下端部には、夫々後述するレーキ板との所要摩擦
力を得るため突部3b,3cが一体に形成してあ
り、この突部3b,3cとレーキ板との摩擦力に
よつてレーキ板の所要姿勢が保たれるようにした
ものである。
第1図における8は、上記スクリーン板3の円
弧中心位置に適合するように上記枠体2に軸架さ
れた駆動軸で、この駆動軸8の両端部にはレーキ
駆動板9の中途部が夫々固着してあり、更に、こ
の両レーキ駆動板9の上端間には軸10が橋架さ
れ、この軸10には、上記並設された多数のスク
リーン板3間の全ての間隙に対応する数のレーキ
板11が夫々フリー回動可能に軸支せしめられ、
また、上記レーキ駆動板9の下端にはバランスウ
エイト12が設けてある。
上記レーキ駆動板9の軸10にとりつけられる
各レーキ板11は、第4図に示すように、廃水の
流れ上手側に向う側の長辺に円弧面11aを形成
し、これと反対側の長辺に直線面11bを形成し
た側面形状が略三角形状のものであり、更に、レ
ーキ板11の残りの一辺、即ち、短辺には上記軸
10を中心とし、かつ、上記両レーキ駆動板9間
に橋架した規制杆13にガイドされる円弧面11
cが形成してあり、また、この円弧面11cの両
端には、上記規制杆13に係合しレーキ板11の
回転範囲を規制するための突起11d,11eが
形成されている。そして、上記構成により、第4
図の2点鎖線、点線、および、実線で示すレーキ
板11の2姿勢が得られるようにしたものであ
る。
次に、上記スクリーンAとレーキ板11の関係
について説明すると、スクリーンAに構成された
間隙にレーキ板11が夫々噛合的に挿入されるも
ので、第4図から明らかなように各レーキ板11
は如何なる態様にあつてもスクリーン板3間から
抜脱することがなく、両者間には必ず噛合関係が
保たれるようにしてあつて、両者間には摩擦作用
が常に働いている。
第1,2,4図に示された14はレーキ回転部
材で、このレーキ回転部材14は第2図から明ら
かなように、下向きコ字型に形成され、その両側
下端がレーキ駆動板9の往復運動に支障のないよ
うに上記枠体2に夫々固定されている。そして、
このレーキ回転部材14の上辺部は全てのレーキ
板11の直線面11bの端部面に当接する長さに
形成するとともに位置付けするものである。
第1図における15は固形物の排出シユート、
16は回収容器である。また、図中17は減速機
付のギヤードモータ、18は該ギヤードモータ1
7の軸19にとりつけられたクランクレバーで、
このクランクレバー18の上記枠体2に軸架した
径大のアイドルギヤー20の偏心位置とを連杆2
1によつて連結し、更に、このアイドルギヤー2
0に上記駆動軸8端に設けたギヤー22を噛合さ
せ、ギヤードモータ17の回転運動を、上記クラ
ンクレバー18、連杆21、アイドルギヤー20
によつて往復運動に変え、この往復運動をギヤー
22を介して駆動軸8に伝達するようにしたもの
である。尚、このギヤードモータ17に代え、普
通のモータ、減速機構を使用してもよく、また、
駆動軸の往復運動も他の機構によつて行えるもの
であるので、実施例構成に特定されるものではな
い。
〔作 用〕
次に作用について説明すると、廃水は流路1、
バイパス用蓋板5上からスクリーンAを通つて下
段流路6に流下する。そして、この廃水中に含ま
れている浮遊物やその他の固形物は、スクリーン
Aの表面側に係留され、この係留された固形物な
どは、第4図の一点鎖線矢印方向に回動するレー
キ板11の直線面11bによつて掻き上げられて
廃水の流れ下手側方向、即ち、スクリーン板3の
上方に運ばれる。
そして、レーキ板11が第4図の一点鎖線位置
まで上昇し、更に、レーキ駆動板9が正転(第1
図反時計方向)を続けると、全てのレーキ板11
の直線面11b下端部がレーキ回転部材14に当
接し、各レーキ板11の移動が阻止されると同時
に、このレーキ回転部材14のストツパー作用に
より、レーキ板11群の先端側は、第4図2点鎖
線で示すように、廃水流れ上手側方向、即ち、2
点鎖線矢印方向に急速に回転し、スクリーン板3
の上方端部に掻き上げた全ての浮遊物や固形物
を、レーキ板11の突出部の回動により後方に放
出落下せしめる。このとき、レーキ板11に設け
た一方の突起11dが規制杆13に係合し、全て
のレーキ板11の回転角度が規制される。放出落
下された浮遊物などは、排出シユート15を経て
回収容器16中に回収せしめられる。
各レーキ板11が第4図の2点鎖線位置で示す
姿勢は、レーキ駆動板9の正転終了時点であり、
次にこのレーキ駆動板9が点線矢印方向、即ち逆
転方向(時計方向)に回動すると、各レーキ板1
1はそのままの姿勢を保持してスクリーンAの下
部、即ち、点線で示す位置まで戻る。
このとき、レーキ板11群はスクリーンA内に
没入した状態であり、従つてスクリーンAの表面
に連続して係留されつつある浮遊物や固形物を掻
き落とすことはしない。点線の位置にあるレーキ
板11群はレーキ駆動板9の逆転終了時点にあ
り、次いでこのレーキ駆動板9が正転に移行する
と、各レーキ板11とスクリーン板3との摩擦作
用によつて各レーキ板11は点線で示す姿勢から
実線で示す姿勢に修正される。このとき、レーキ
駆動板9に設けた規制杆13に、レーキ板11に
設けた他方の突起11eが当接係合してレーキ板
11の回転角度は規制され、各レーキ板11の先
端がスクリーンAの表面から突出する長さ、およ
び、レーキ板11の直線11bとスクリーン板3
表面とのなす角が自動的に規制せしめられる。こ
の状態でレーキ板11群は上述のようにレーキ駆
動板9とともに、一点鎖線にそつて上昇するもの
であり、この操作を繰り返し行う。
尚この実施例では、レーキ板11の第4図点線
状態から実線状態に変位する作用が、レーキ板1
1とスクリーン板3との摩擦作用によつて行われ
るように説明したが、他の機構によつて、レーキ
板11群を一斉に点線位置から実線位置に変位さ
せることも可能であるので、特に実施例のものに
限定されることはない。
〔発明の効果〕
このように本発明によれば、次のような効果が
得られる。
(a) スクリーンの表面側に係留された浮遊物や固
形物を、正転時にのみスクリーン表面に突出す
るレーキ群によつて掻き上げ除去しうることは
勿論のこと、 (b) レーキ駆動板の正転終了時点で、先端がスク
リーン表面から突出状態にあるレーキ板群を、
浮遊物などの排出下手側に回転させるととも
に、レーキ板群の先端をスクリーン後端より外
方に突出せしめ、スクリーン板上の捕捉物を全
て放出落下することができる。
(c) 従来装置のように、スクリーンの終端末部に
捕捉物を残留し、これが順次成長して遂に除去
機能を失われたり、あるいは、装置を破損した
りすることがなく、常に変わらない浮遊物や固
形物の除去回収がなし得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は一部切欠側面図、第2図は同上一部切
欠背面図、第3図は側面図、第4図は要部の側面
図である。 A…スクリーン、1…廃水流路、2…コ字型の
枠体、3…スクリーン板、3a…突部、3b,3
c…突部、4…軸、7…スクリーン側板、8…駆
動軸、9…レーキ駆動板、10…軸、11…レー
キ板、11a…円弧面、11b…直線面、11c
…円弧面、11d,11e…突起、13…規制
杆、14…レーキ回転部材、15…排出シユー
ト、16…回収容器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 廃液流路の略全巾に、多数の円弧状スクリー
    ン板3をわずかな間隙を介し並設した櫛歯状のス
    クリーンAを設け、該スクリーンAの各間隙間に
    レーキ板11を移動可能に介入させ、このレーキ
    板11群を、上記スクリーン板3の全長範囲間を
    正逆転する2枚のレーキ駆動板9の先端間に夫々
    軸支した軸10に回動可能にとりつけるととも
    に、このレーキ板11群の先端を、駆動板9の正
    転時にはスクリーンAの裏側から表面外方に突出
    し、かつ、逆転時にはスクリーンAの表面より内
    没するようにした廃液中の固形物の除去装置にお
    いて、 上記スクリーンAの下手側上部内側には、該ス
    クリーンAの全巾に面し、かつ、正転終了点にお
    けるレーキ駆動板9の軸10の位置より上手側に
    位置し、而も、軸10より下位のレーキ板11端
    縁に当接して、全てのレーキ板11の先端をスク
    リーンA後端より外側方に回動突出させるレーキ
    回転部材14を配設し、 上記レーキ回転部材14に当接するレーキ板1
    1の端面11bと隣接し、かつ、常にスクリーン
    Aの内側におかれる面に、上記軸10を中心と
    し、かつ、上記両レーキ駆動板9間に橋架した規
    制杆13にガイドされる円弧面11cを形成し、
    該円弧面11cの両端に、上記規制杆13に係合
    する突起11d,11eを設けたことを特徴とす
    る廃液中の固形物除去装置。
JP5392680A 1980-04-22 1980-04-22 Remover for solid in waste water Granted JPS56150209A (en)

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