JPH01571A - 電子写真用感光体 - Google Patents

電子写真用感光体

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JPH01571A
JPH01571A JP63-41089A JP4108988A JPH01571A JP H01571 A JPH01571 A JP H01571A JP 4108988 A JP4108988 A JP 4108988A JP H01571 A JPH01571 A JP H01571A
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淑 谷口
深貝 俊夫
勝一 大田
実 梅田
横山 佳代子
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株式会社リコー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は電荷注入防止性中間層を有する電子写真感光体
の改良に関する。
〔従来技術〕
従来、導電性基体上に感光層を設けた一般的な電子写真
感光体、特に感光層が電荷発生層と電荷移動層とから構
成される積層型電子写真感光体に高帯電性、高感度及び
低残留電位性を付与する為。
種々の試みがなされて来た。その1つとして、高感度の
電荷発生層中へ帯電時に導電性基体側からrf電々荷と
逆極性の電荷が注入するのを防止する為の中間層を設け
ることが提案された0例えば、特開昭47−6341号
、同48−3544号及び同48−12034号には硝
酸セルロース系樹脂中間層が、特開昭48−47344
号、同52−25638号、同58−30757号、同
58−63945号、同58−95351号、同5g−
98739号、同60−66258号及び回61−11
0153号にはポリアミド系樹脂中間層が、特開昭48
−28141号には酢酸ビニル系樹脂中間層が、特開昭
49−69332号及び52−10138号にはマレイ
ン酸系樹脂中間層が、そして特開昭5s−iosis5
号にはポリビニルアルコール系中間層がそれぞれ開示さ
れている。
しかしながら、従来公知の中間層を設けた感光体におい
ては、繰り返し使用した場合、帯電電位の立ち上がりが
遅く、また帯電特性も劣化するため、画像濃度が低下し
、また特に反転現像の場合には地汚れを生じるという難
点があった。
〔目  的〕
本発明の目的は、繰返し使用しても高感度を維持し、帯
電特性が劣化せず、したがって画像濃度の低下や地汚れ
を生じない良好な画像を与える電子写真感光体を提供す
ることにある。
〔構  成〕
本発明によれば、導電性基体上(こ中間層及び感光層を
順次設けた電子写真用感光体において、中間層はポリア
ルキレンゲリコールを含有することを特徴とする電子写
真用感光体が提供される。
本発明の電子写真用感光体は、中間層の主成分として、
少くともポリアルキレングリコールを含有させたことか
ら、繰返し使用しても、従来のもののように帯電特性が
劣化しないので、画像濃度の低下や地汚れのない鮮明な
複写画像を与える。
以下、本発明を詳述する。
本発明の感光体の基本的な構成は、第1図に示す様に導
電性基体1上に電荷注入防止性中間層2及び単層型感光
層3を設けたものと第2図に示す様に導電性基体l上に
電荷注入防止性中間層2及び電荷発生層4及び電荷移動
層5からなる積層型感光層3′を設けたものである。
次に本発明で用いられる各構成材料について説明する。
導電性基体とは、帯電電荷と逆極性の電荷を基体側に供
給することを目的とするものであって、電気抵抗が10
″Ωcm以下で、かつ中間層、電荷発生および電荷移動
層の成膜条件に耐えられるものを使用することができる
。これらの例としては、AQ 、 Ni、 Cr、 Z
n、ステンレス等の電気伝導性の金λ(および合金並び
にガラス、セラミックス等の無機絶縁物質およびポリエ
ステル、ポリイミド、フェノール樹脂、ナイロン樹脂、
紙等の有機絶縁性物質の表面を、真空蒸着、スパッタリ
ング、吹付塗装等の方法によって、 AQ 、 Ni、
 Cr、 Zn、ステンレス、炭素、SnO□、In、
O,等の電気導電性物質を被服して導電処理を行なった
もの等があげられる。
電荷注入防止性中間層は感光体の帯電時に4w性基体か
ら感光層への電荷注入を阻止して帯電性を保ち、かつ感
光体露光時には感光層で発生した電荷の一方即ち導電性
基体側に阻止されている電荷とは反対極性の電荷を導電
性基体側へ移動させる作用を有する。特に感光層が高感
度の場合には感光層の帯電性が悪くなるので必要である
本発明においては、該中間層にポリアルキレングリコー
ルを用いる。ポリアルキレンゲリコールとしては、種々
の市販されているものが用いられるが、特にポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリブチレ
ンゲリコールが好ましく用いられる。この場合、ポリエ
チレングリコールとしては分子量6O−soooooo
、好ましくは200〜5ooooのものが、ポリプロピ
レングリコールとしては分子量70〜10000、好ま
しくはSOO〜5000のものが、またポリブチレンゲ
リコールとしては分子量90〜4000.好ましくは9
0〜3000のものが使用される。
本発明の中間層は、ポリアルキレンゲリコールを主成分
とするものであるが、必要に応じこの種の中間層に慣用
されている樹脂を併用することもできる。このような樹
脂としては、例えば、ポリエステル、ポリカーボネート
、ポリビニルブチラール、ポリアミド、ポリスチレン、
ポリウレタン、ポリプロピレン、ポリアクリレート、ポ
リ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂の他、フェノール樹脂、
メラミン樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂、あるい
は光硬化性樹脂が例示される。また、中間層中にはSn
O,,5b2o、等の導電性粉体及び/’st、はZn
O1ZnS、 TiO2等の白色顔料を含有させること
もできる。導電性基板上への中間層の形成はロールコー
ト法、浸漬塗工法、スプレー塗工法、ブレード塗工法等
により成膜を行ない、5O−200℃で乾燥又は硬化し
て膜厚0.05−10μm、好ましくは0.2〜2μI
の膜とする。
本発明における感光層は、第1図のような単層型でも第
2図に示されるような積層型のいずれでも良い。
単層型の感光層とは電荷発生と電荷移動の両方の機能を
1つの層にもつものであり、画像露光によって電荷潜像
を形成させることを目的とする層である。
この種の感光層は色素増感された酸化亜鉛、酸化チタン
、硫化亜鉛等の光導電性粉体、無定形シリコン粉体、結
晶セレン粉体、フタロシアニン顔料、アゾ顔料と結着剤
樹脂とをまた必要に応じて後述する電荷移動物質と共に
中間層上に形成される。結着剤樹脂としては後述する積
層型感光層と同様のものが使用される。またピリリウム
°系染料とビスフェノールA系ポリカーボネートから形
成される共晶錯体に電荷移動性物質を添加した単層型感
光層も使用出来る。厚さは5〜30μmが適当である。
また、積層型感光層における電荷発生層は、画像露光に
よって電荷を発生分離させることを目的とする層である
。本発明においては、電荷発生層は、有機系染顔料、結
晶セレンまたはセレン化ヒ素を電荷発生物質とするもの
であり、有機系顔料としてはフタロシアニン系顔料、ジ
スアゾ顔料、トリスアゾ顔料、ペリレン系顔料、スクア
リック塩基染料、アズレニウム塩系染料、キノン系縮合
多環化合物等がある。ジスアゾ顔料およびトリスアゾ顔
料の具体例を以下に示す。
υ 顔11N9        −ゴし−−O 顔」L大         −^− 組41励          −一一八一一一L 顔」1道         −−一Δ−−−顔41肋 
         −n IllI+ 顔」L正         −n ILI) NQ          −一一へ−−−顔
]L正         −一−Δ−−−顔J[正  
        −凸一 顔JL−−に 顔」[火         −一−Δ−−−顔]1階 
         −一一へ−−−顔」L正     
    −一一人一一一顔一料ゴ頼         
 −八一崖11異             A催し科
癲         −一一へ一一一これらの有機系染
顔料は、樹脂中でまたは樹脂無しで有機溶媒を加えてボ
ールミル、サンドミル、三本ロール、アトライター、超
音波法等の方法で分散して用いる。これら有機系染顔料
を分散する樹脂(結着剤)としてはたとえばポリアミド
、ポリウレタン、ポリエステル、エポキシ樹脂、ポリカ
ーボネート、ポリエーテルなどの縮合系樹脂並びにポリ
スチレン、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポ
リNビニルカルバゾール、ポリビニルブチラール、スチ
レン−ブタジェン共重合体、スチレン−アクリロニトリ
ル共重合体等の重合体および共重合体があげられ、絶縁
性と接着性が要求される・上記と同様の分散手段で分散
し、中間J−と同様の方法で中間層上に成膜および乾燥
して膜厚0.05μm及至数μmの電荷発生層を形成す
る。
有機系染顔料の含有量は60重景気及至100重量%が
好ましい。
結晶セレン又はセレン化ヒ素合金の粉末を用いた場合は
、電荷移動性結着剤及び/又は電荷移動性有機化合物と
併用される。この様な電荷移動性物質としてはポリビニ
ルカルバゾール及びその誘導体(例えば、カルバゾール
骨格に塩素、臭素などのハロゲン、メチル基、アミノ基
等の置換基を有するもの)、ポリビニルピレン、オキサ
ジアゾール、ピラゾリン、ヒドラゾン、ジアリールメタ
ン、α−フェニルスチルベン、トリフェニルアミン系化
合物などの窒素含有化合物及びジアリールメタン系化合
物等があるが、特にポリビニルカルバゾール及びその誘
導体が好ましい。またこれらの物質を混合して用いても
良い。混合して用いる場合もポリビニルカルバゾール及
びその誘導体に他の電荷移動性有機化合物を添加するの
が好ましい。また接着性、可撓性等を向上させる目的で
必要に応じて有機系顔料と併用して用いた結着剤樹脂が
使用出来る。この種の電荷発生物質の含有量は層全体の
30〜90重斌%が適当である。また電荷発生物質を用
いた場合の電荷発生層の厚さは0.2〜5μIが適当で
ある。
電荷発生層の上に設けられる電荷移動層は、帯電電荷を
その表面に保持させ、また、露光により電荷発生層で発
生分離した電荷を移動させて保持していた帯電電荷と結
合させることを目的とする層である。帯電電荷を保持さ
せる目的達成のために電気抵抗が高いことが要求され、
また保持した帯電電荷で高い表面電位を得る目的を達成
するためには、誘電率が小さくかつ電荷移動性が良いこ
とが要求される。これらの要件を満足させるべく。
有機電荷移動物質を有効成分として含有する有機電荷移
動層が用いられる。有機電荷移動物質としては、たとえ
ば、ポリ−N−ビニルカルバゾール系化合物、ピラゾリ
ン系化合物、α−フェニルスチレンベン系化合物、ヒド
ラゾン系化合物、ジアリ−ルメタン系化合物、トリフェ
ニルアミン系化合物、ジビニルベンゼン系化合物、フル
オレイン系化合物、アントラセン系化合物、オキサジア
ゾール系化合物、ジアミノカルバゾール系化合物など従
来知られている化合物を使用することができる。
ポリビニルカルバゾール等の重合体以外のこれら有機電
荷移動物質は、前述の電荷発生層の結着剤として示した
ものと同様の樹脂へ配合して用いられる。ただし、電荷
発生層で使用される樹脂と電荷移動層で使用される樹脂
とが同じである必要はない。またこれらには、必要に応
じて可塑剤が配合される。こうした可塑剤としては、例
えばハロゲン化パラフィン、ジメチルナフタレン、ジブ
チルフタレート、ジオクチルフタレート、トリクレジル
ホスフェート等やポリエステル等の重合体及び共重合体
などがあげられる。電荷移動物質と上記結合剤樹脂と(
成膜時のレベリング剤としての)シリコン油とを有機溶
媒に溶解して、中間層および電荷発生層と同様の方法で
成膜および乾燥して、模膜5μm及至100μ璽の電荷
移動層を電荷発生層上に形成する。電荷移動物質と樹脂
結合剤比は、2/8及至8/2重斌比であって、樹脂結
合剤に対するシリコン油量は、 0.001重斌%及至
1重量2である。
〔効  果〕
本発明の電子写真用感光体は、中間層の主成分として、
ポリアルキレングリコールを用いたことから、繰返し使
用しても帯電特性が劣化しないため、画像濃度の低下や
地汚れを生じない鮮明な複写画像を与える。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 〔中間層用塗工液〕 ポリエチレングリコール (三洋化成■製、PEG 6000S)     4重
量部ナイロン樹脂(東し■製、CM−8000)   
4  IIメタノール            60〃
ブタノール             32〃上記混合
物を混合して中間層用塗工液とした。
(電荷発生層用塗工液〕 φ15cmのガラスポット中に容積の1/2の量のφI
C■のステンレスポールと400gのシクロヘキサノン
と25gの前記アゾ顔料Nolを投入して48時間混合
した。さらに400gのシクロヘキサノンを追加投入し
てさらに24時間混合した後、取出した分散溶液800
gを攪拌しながらメチルエチルケトン800.を滴下し
て電荷発生層用塗工液とした。
〔電荷移動層用塗工液〕
テトラヒドロフラン        80重量部つぎに
、AQ熱蒸着た100μm厚のPETフィルム(東し■
製ルミラー)の表面にドクターブレードで前記中間層用
塗工液を塗工し、120℃で10分間加熱乾燥を行なっ
て膜厚1μmの中間層を設けた。ついで、この中間層の
上に前記電荷発生層用塗工液をブレードで塗工し、12
0℃で10分間加熱乾燥して、膜厚0.1μ糟の電荷発
生ノーを形成し、さらにその上に前記電荷移動層用塗工
液をブレードで塗工し、120℃で20分間加熱乾燥し
、膜厚20μmの電荷移動層を形成し、実施例1の電子
写真用感光体を作成した。
比較例1 実施例1の中間層用塗工液からポリエチレングリコール
を除いた以外は実施例1と同様にして比較例1の電子写
真用感光体を作成した。
実施例2 実施例1において、中間層用塗工液を下記のものに代え
た以外は実施例1と同様にして実施例2の電子写真用感
光体を作成した。
〔中間層用塗工液〕
酸化スズ微粉           48!lメタノー
ル            41  //水     
                  41   II
比較例2 実施例2の中間層用塗工液からポリエチレングリコール
を除いた以外は実施例2と同様にして比較例2の電子写
真用感光体を作成した。
実施例3 実施例1において、中間層用塗工液を下記のものに代え
た以外は、実施例1と同様にして実施例3の電子写真用
感光体を作成した。
〔中間層用塗工液〕
ナイロン樹脂(東し■製、CM−8000)  7.5
  #メタノール            60〃ブタ
ノール             32〃実施例4 実施例1の電荷発生R’J用塗工液に用いた顔料Nol
の代わりに顔料N047を用いたほかは実施例1と同様
にして実施例4の電子写真用感光体を作成した。
比較例3 実施例4の中間層用塗工液からポリエチレングリコール
を除いたほかは実施例4と同様にして比較例3の電子写
真用感光体を作成した。
実施例5 実施例4において、電荷移動物質を、 に代えたほかは実施例4と同様にして実施例5の電子写
真用感光体を作成した。
比較例4 実施例5の中間層用塗工液からポリエチレングリコール
を除いたほかは実施例5と同様にして比較例4の電子写
真用感光体を作成した。
実施例6 実施例4のポリエチレングリコール(三洋化成■製、P
E06000S)の代わりにポリエチレングリコール(
三洋化成@製、 PE0200)を用いたほかは実施例
4と同様にして実施例6の電子写真用感光体を作成した
実施例7 ナイロン樹脂(東し■製、CM−8000)   5 
 ft酸化スズ微粉            5 〃酸
化チタン粉末          3 〃メタノール 
           40〃から成る液をボールミル
で72時間分散し、次にメタノール/ブタノール(20
/30重量部)の混合溶媒で稀釈して再びボールミルで
48時間処理した。
この液を中間1げ用塗工液としたほかは実施例1と同様
にして実施例7の電子写真用感光体を作成した。
実施例8 トリレンジイソシアネート    14.5  ft酸
化スズ微粉           48#シクロヘキサ
ノン         552〃メチルエチルケトン 
       130〃から成る液を中間層用塗工液と
し、中間層塗工後、130℃で1時間の加熱処理を行な
ったほかは実施例1と同様にして実施例8の電子写真用
感光体を作成した。
以上のようにして作成した電子写真感光体を静電複写紙
試験装置(川口電機製作所製5P428型)を使用して
次の様にして電子写真特性を評価した。
まず、−6KVのコロナ帯電を20秒間行ない、次に暗
所に放YL L/で表面電位が一800vになったとこ
ろで。
4.51uxのタングステン光を照射して、この時の帯
電開始後2秒の表面電位v3.光照射の際表面電位が一
80Vになるのを必要な露光量5(lux 5sc)を
測定した。また、この後、感光体に色温度2856にの
りングステン光を1000001ux se。照射し、
再び前記と同様にして、帯電電位1.+、/、露光th
ts’を求めた。
表−1 実施例9 肉厚3■、80φX 340+amのAQドラムに実施
例1と同様の中間層用塗工液を浸漬塗工し、130℃2
0分の加熱乾燥を行って、膜厚1μ重の中間層を形成し
た。さらにこの上に、実施例1と同様の電荷発生層用塗
工液を浸漬塗工し、130℃20分加熱乾燥して0.1
μmの電荷発生層を設けた。さらにこの上に実施例1と
同様の電荷移動層用塗工液を浸漬塗工し、130℃30
分の加熱乾燥を行って膜厚20μmの電荷移動層を得た
。この様にして作成した感光体ドラムを帯電と転写チャ
ージャーと現像バイアスを負極性に改良したFT406
0 (■リコー製複写機)に塔載して画像出しを行った
ところ鮮明な画像が得られた。この時の帯電チャージャ
ー通過直後の感光体表面電位を測定したところ、−80
0Vであった。
この後、さらにこの感光体に帯電と露光を10000目
くる返した後、同様の操作を行ったところ画像濃度の低
下はなく、表面電位は一750■であった。
比較例5 比較例1と同様の各層相塗工液を用いて実施例9と同様
の感光体を作成し、測定を行ったところ、初期表面電位
は一800vであったが、10000回くり返し後の表
面電位は一520vと著しく低下し、また画像濃度の低
下が見られた。
実施例9 〔中間層用塗・工液〕 ナイロン樹脂(東し■製、CM−8000)   4 
1tメタノール            60〃ブタノ
ール             32〃上記混合物を混
合して中間層用塗工液とした。
〔電荷発生層用塗工液〕
φL5cmのガラスポット中に容積の172の量のφ1
c11のステンレスポールと400gのシクロヘキサノ
ンと25gの前記アゾ顔料Nolを投入して48時間混
合した。さらに400gのシクロヘキサノンを追加投入
してさらに24時間混合した後、取出した分散溶液80
0gを攪拌しながらメチルエチルケトン800gを滴下
して電荷発生層用塗工液とした。
〔電荷移動層用塗工液〕
テトラヒドロフラン        80重量部つぎに
、AQ無蒸着た100μI厚のPETフィルム(東し■
製ルミラー)の表面にドクターブレードで前記中間Jd
用塗工液を塗工し、120℃で10分間加熱乾燥を行な
って膜厚1μmの中間層を設けた。ついで、この中間層
の上に前記電荷発生層用塗工液をブレードで塗工し、1
20℃で10分間加熱乾燥して、膜厚0.1μ■の電荷
発生層を形成し、さらにその上に前記電荷移動層用塗工
液をブレードで塗工し、120℃で20分間加熱乾燥し
、膜厚20μmの電荷移動層を形成し、実施例9の電子
写真用感光体を作成した。
実施例10 実施例9において、ポリプロピレングリコールに代えて
ポリブチレングリコール(デュポン社製。
テラタンT2900)を用いた以外は同様にして実施例
10の電子写汽感光体を作成した。
比較例5 実施例9の中間層用塗工液からポリプロピレングリコー
ルを除いた以外は実施例9と同様にして比較例5の電子
写真用感光体を作成した。
実施例11 実施例9において、中間層用塗工液を下記のものに代え
た以外は実施例9と同様にして実施例11の電子写真用
感光体を作成した。
〔中間層用塗工液〕
メタノール            41〃水    
                  41  〃実施
例12 実施例11において、ポリプロピレングリコールに代え
てポリブチレングリコール(デュポン社製。
テラタンT2900)を用いた以外は実施例11と同様
にして実施例12の電子写真感光体を作成した。
比較例6 実施例11の中間層用塗工液からポリプロピレングリコ
ールを除いた以外は実施例11と同様にして比較例6の
電子写真用感光体を作成した。
実施例13 実施例9において、中間層用塗工液を下記のものに代え
た以外は、実施例9と同様にして実施例13の電子写真
用感光体を作成した。
〔中間層用塗工液〕
ナイロン樹脂(東し■製、CM−8000)   4I
tメタノール             60〃ブタノ
ール              32〃実施例14 実施例13において、ポリプロピレングリコールに代え
てポリブチレングリコール(デュポン社製、テラタンT
650)を用いた以外は実施例13と同様にして実施例
14の電子写真感光体を作成した。
実施例15 実施例9の電荷発生層用塗工液に用いた顔料Nolの代
わりに顔料No47を用いたほかは実施例9と同様にし
て実施例15の電子写真用感光体を作成した。
実施例16 実施例15において、ポリプロピレングリコールに代え
てポリブチレングリコールを用いた以外は実施例15と
同様にして実施例16の電子写真感光体を作成した。
比較例7 実施例15の中間層用塗工液からポリプロピレングリコ
ールを除いたほかは実施例15と同様にして比較例7の
電子写真用感光体を作成した。
実施例17 実施例15において、電荷移動物質を、に代えたほかは
実施例15と同様にして実施例17の電子写真用感光体
を作成した。
実施例18 実施例17において、ポリプロピレングリコールに代え
てポリブチレンゲリコールを用いた以外は実施例17と
同様にして実施例18の電子写真感光体を作成した。
比較例8 実施例17の中間)11用塗工液からポリプロピレング
リコールを除いたほかは実施例5と同様にして比較例4
の電子写真用感光体を作成した。
実施例19 実施例15のポリプロピレングリコール(和光補薬工業
n製、平均分子量4000)の代ねりにボリプ゛ロビレ
ングリコール(和光純薬工業■製、平均分子量3000
)を用いたほかは実施例15と同様にして実施例19の
電子写真用感光体を作成した。
実施例20 実施例16のポリブチレングリコール(デュポン社製、
テラタンT2900)の代わりにポリブチレンゲリコー
ル(デュポン社製、テラタンT650)を用いたほかは
実施例16と同様にして実施例20の電子写真用感光体
を作成した。
実施例21 ナイロン樹脂(東し■製、CM−8000)   5 
 II酸化スズ微粉            5 〃酸
化チタン粉末           3重量部メタノー
ル            401!から成る液をボー
ルミルで72時間分散し、次にメタノール/ブタノール
(20/30重量部)の混合溶媒で稀釈して再びボール
ミルで48時間処理した・この液を中間層用塗工液とし
たほかは実施例9と同様にして実施例21の電子写真用
感光体を作成した。
実施例22 実施例21において、ポリプロピレングリコールに代え
てポリブチレングリコール(デュポン社製。
テラタン72900)を用いた以外は実施例21と同様
にして実施例22の電子写真感光体を作成した。
実施例23 ポリプロピレングリコール (和光純薬工業■製、平均分子量4000)48重量部
酸化スズ微粉           48〃トリレンジ
イソシアネート    14.5  nシクロへキサノ
ン         552〃メチルエチルケトン  
      130〃から成る液を中間層用塗工液とし
、中間層塗工後。
130℃で1時間の加熱処理を行なったほかは実施例9
と同様にして実施例23の電子写真用感光体を作成した
実施例24 実施例23において、ポリプロピレングリコールに代え
てポリブチレンゲリコール(デュポン社製。
テラタンT2900)を用いた以外は実施例23と同様
にして実施例24の電子写真感光体を作成した。
以上のようにして作成した電子写真感光体を静電複写紙
試験装置(川口電機製作所製5P428型)を使用して
次の様にして電子写真特性を評価した。
まず、−6KVのコロナ帯電を20秒間行ない、次に暗
所に放置して表面電位が一800vになったところで、
4 、51uxのタングステン光を照射して、この時の
帯電開始後2秒の表面電位v2、光照射の際表面電位が
一400■になるのを必要な露光+1s(lux 5e
e)を測定した。また、この後、感光体に色温度285
6’ Kのタングステン光を1000001ux ss
c照射し、再び前記と同様にして、帯電電位v2′、露
光量S′を求めた。
表−1 実施例25 肉厚3+am、80φX 340n+mのAQトドラム
上実施例9と同様の中間層用塗工液を浸漬塗工し、13
0℃20分の加熱乾燥を行なって、膜厚lμIの中間層
を形成した。さらに、この上に、実施例9と同様の電荷
発生層用塗工液を浸漬塗工し、130℃20分加熱乾燥
して0.1μmの電荷発生層を得た。さらにこの上に電
荷移動層用塗工液を浸漬塗工し、130℃30分の加熱
乾燥を行なって膜厚20μ瞳の電荷移動層を得た。
この様にして作成した感光体ドラムを帯電と転写チャー
ジャーと現像バイアスを負極性に改良したFT4060
(@リコー製複写機)に塔載して画像出しを行なったと
ころ鮮明な画像が得られた。この時の帯電チャージャー
通過直後の感光体表面電位を測定したところ、−goo
vであった。この後、さらにこの感光体に帯電と露光を
10000回くり返した後、同様の操作を行なったとこ
ろ画像濃度の低下はなく、表面電位は一780vであっ
た。
実施例26 実施例25において、中間層塗工液として実施例10で
用いたものを使用した以外は実施例25と同様な作成を
行なった。この場合も実施例25と同様に画像濃度の低
下がない鮮明な複写画像が得られた。
表面電位は一790Vであった。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本発明に係る電子写真用感光体の
模式断面図である。 1・・・導電性基体、2・・・電荷注入防止性中間層。 3・・・単層型感光層、3′・・・積層型感光層、4・
・・電荷発生層、5・・・電荷移動層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性基体上に中間層及び感光層を順次設けた電
    子写真用感光体において、中間層はポリアルキレングリ
    コールを含有することを特徴とする電子写真用感光体。
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