JPH0155867B2 - - Google Patents

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JPH0155867B2
JPH0155867B2 JP19529785A JP19529785A JPH0155867B2 JP H0155867 B2 JPH0155867 B2 JP H0155867B2 JP 19529785 A JP19529785 A JP 19529785A JP 19529785 A JP19529785 A JP 19529785A JP H0155867 B2 JPH0155867 B2 JP H0155867B2
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JP
Japan
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parts
water
protein
weight
beef
Prior art date
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Expired
Application number
JP19529785A
Other languages
English (en)
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JPS6255046A (ja
Inventor
Hideo Ootsu
Toshihisa Suzuki
Hiromi Murakami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshin Oillio Group Ltd
Original Assignee
Nisshin Oil Mills Ltd
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Publication date
Application filed by Nisshin Oil Mills Ltd filed Critical Nisshin Oil Mills Ltd
Priority to JP19529785A priority Critical patent/JPS6255046A/ja
Publication of JPS6255046A publication Critical patent/JPS6255046A/ja
Publication of JPH0155867B2 publication Critical patent/JPH0155867B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 本発明は、大豆たん白をベースにして、風味、
外観の優れたコンビーフ様食品を製造する方法に
係わる。
(b) 従来の技術 牛肉、馬肉、豚肉等の畜肉に代えて、植物たん
白を用いてコンビーフ様食品を製造することは、
特公昭53−31934号、特公昭58−44340号公報等に
おいて試みられている。また紡糸によるたん白や
一軸型エクストルーダーを用いた組織状たん白を
用いて、コンビーフ様食品を製造することも試み
られている。
(c) 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、前記の従来方法では、安価で食
感、外観の優れたコンビーフ様食品を提供するこ
とは困難であつた。
即ち紡糸たん白は、その製造工程で紡糸工程が
複雑であり、安価な繊維状たん白を提供しえず、
エクストルーダーによる組織状たん白は、従来型
の一軸型エクストルーダーを使用したものであつ
て、多孔質の組織をもつたものしかできず、繊維
状たん白を得ることは不可能であつた。
また、特公昭53−31934号および特公昭58−
44340号公報の方法では、繊維の太さが0.5mm前後
のものしか得られず、食感、外観とも畜肉のコン
ビーフとは大きな隔たりがあつた。
したがつて、本発明の目的は、大豆たん白をべ
ースにした細繊維状たん白から食感、外観の優れ
たコンビーフ様食品を安価に提供することにあ
る。
(d) 問題点を解決するための手段 本発明は、大豆たん白70〜90部(重量。以下同
様)、デンプン10〜30部、食用油脂2〜5部、水
10〜50部を配合した原料を二軸型エクストルーダ
ーで加圧・加熱処理し、これを長さ15〜50mmにカ
ツトし、さらに8倍量以上の水を加えて加熱する
ことにより繊維状たん白を得、脱水後調味料、香
辛料を加え、食用油脂で炒めながら、着色料を添
加し、水分を50〜70%としたものを容器詰めし、
加熱殺菌することにより、安価に食感、外観の優
れたコンビーフ様食品を得るものである。
本発明で用いられる大豆たん白は、分離大豆た
ん白、濃縮大豆たん白、脱脂大豆粉末が含まれ
る。
デンプンとしては、小麦粉、小麦デンプン、馬
鈴薯デンプン、コーンスターチ、甘薯デンプン等
であり、食用油脂は植物性あるいは動物性のいず
れでも良い。この3種の原料と水との比率は、大
豆たん白70〜90部、デンプン10〜30部、食用油脂
2〜5部、水10〜50部の割合であることが必要
で、この範囲外の割合では、エクストルーダー処
理後の水和工程で繊維性が発現せず、網目状の組
織となつてしまう。これらの原料を二軸型エクス
トルーダーに供給し、加圧・加熱処理し、膨化物
を得る。二軸型エクストルーダーは、搬送性、混
合性が高いなど二軸型エクストルーダーの基本的
エクストルーダーの基本的性能を有するものであ
れば、この発明の目的を達しうる。
エクストルーダーより吐出された膨化物を長さ
15〜50mm、好ましくは30mm前後にカツトする。こ
の範囲の長さに裁断することにより、コンビーフ
様食品として、適度の食感を与えることができ
る。カツトされた膨化物に加水し、加熱を行い、
繊維性を発現せしめる。この際の加水比は膨化物
に対し、8倍量以上であることが必要で加熱温度
は60℃以上、好ましくは80℃以上で行うと繊維性
の発現が良い。
この湯戻し処理の際、必要ならば、過酸化水
素、亜硫酸塩などの漂白剤を加え、脱色を行うこ
ともできる。湯戻し処理を終えて、繊維状をなつ
たたん白を遠心分離、加圧などの方法で脱水す
る。これらの処理により得られた繊維状たん白は
0.3mm以下の細繊維とこれらが収束した束繊維の
混合物であり、畜肉の筋繊維に極めて類似してい
る。
この大豆たん白繊維に肉エキスなどの調味料と
ホワイトペパーなどの香辛料および必要に応じて
ゼラチン、カラギーナン、キサンタンガム、ロー
カストビーンガム等の結着剤を加え、食用油脂で
炒める。食用油脂は、菜種硬化油、大豆硬化油、
パーム油などの植物油脂あるいは牛脂、ラードな
どの動物脂のいずれでも良い。
食用油脂で炒めながら加熱する目的は、第1に
本発明の処理によりえられたたん白繊維は保水性
が良く、85〜90%程度までしか脱水できないた
め、コンビーフとして適当な水分量に調整するこ
と、第2に繊維が食塩含有の調味料と食用油脂の
存在下で加熱することにより、畜肉の筋繊維に類
似した食感を呈するようになるから、この現象を
利用すること、にある。
食用油脂の使用量は、出来上がり重量に対して
20%以下であることが好ましい。
次いで加熱の中途段階で赤色系の着色料を添加
するが、これは繊維状たん白を不均一に着色する
ため、即ち色の濃淡をつけるために必要であり、
加熱前に着色料を添加すると均一に繊維が着色さ
れ、畜肉のコンビーフとは異なつた外観を呈する
ものになつてしまう。このような加熱段階で着色
料を添加することにより、畜肉コンビーフ類似の
外観を呈せしめることが可能である。撹拌しなが
ら水分を50〜70%となるまで加熱を続けるが、最
終水分は、コンビーフの食感をソフトなものとし
たい場合には多めに、逆の場合には少なくするこ
とにより適宜決定される。
得られたコンビーフ様食品を缶あるいはプラス
チツクトレー、ケーシング等に詰め、レトルト釜
にて加熱殺菌を行い、最終製品を得ることができ
る。このコンビーフ様食品は食感、外観とも畜肉
のコンビーフと比べ、遜色なく優れた食感と風味
を有するものであつた。
(e) 実施例 実施例 1 分離大豆たん白粉末75部、馬鈴薯デンプン25部
をよく混合し、二軸型エクストルーダー供給口か
ら投入した。同時に大豆油と水分をそれぞれ原料
中に2%、25%となるように注入部より供給し、
スクリユー回転数100rpm、ダイ温度150℃、圧力
25Kg/cm2で7mmφのダイより押し出し、30mmの長
さに裁断した。この膨化物10Kgに水100を加え、
85℃に加熱し、撹拌しながら30分間保持した。次
いで遠心分離機により脱水し、水分86%の繊維状
たん白32Kgを得た。この繊維状たん白100部に、
ビーフエキス2.4部、ホワイトペパー0.07部、化
学調味料0.14部を加え、撹拌機のついたガスナベ
に入れ、大豆硬化油13部で炒めながら加熱した。
次いで赤色系天然着色料0.7部を徐々に加え、さ
らに加熱を続け、水分を57%とした。これをコン
ビーフ3号缶に充填し、日阪製作所製レトルト釜
により120℃で35分間殺菌した。得られたコンビ
ーフ様食品は、食感、外観、風味とも優れたもの
であつた。
実施例 2 濃縮大豆たん白粉末85部にコーンスターチ15部
加えよく混合し二軸型エクストルーダー供給口よ
り投入した。同時に流量制御装置の設備された注
水部より水道水を原料中の水分が40%となるよう
供給し、また油分が全原料中5%となるよう定量
ポンプでナタネ白絞油を添加した。二軸型エクス
トルーダーのスクリユー回転数120rpm、バレル
温度135℃、圧力30Kg/cm2の条件で4mmφの4個
のダイより押し出し、裁断して、長さ25mmの膨化
物を得た。この膨化物20Kgに対し、300の温湯
を加え、70℃に加熱し、40分間撹拌した。次いで
加圧プレスで脱水し、水洗、脱水を2度繰り返
し、繊維状たん白(水分82%)78Kgを得た。この
繊維状たん白112部にビーフパウダー3部、ビー
フエキス0.5部、化学調味料0.2部、香辛料0.2部、
カラギーナン0.5部を加え、あらかじめ溶解して
おいた牛脂15部で加熱しながら炒めた。加熱、撹
拌の中途段階で赤色系色素1部を加え、水分58%
まで加熱を続けた。これをポリプロピレン製整型
カツプ(100ml容)に充填し、115℃で90分間加熱
殺菌した。得られたコンビーフ用食品は畜肉コン
ビーフ類似の風味、食感、外観を呈するものであ
つた。
(f) 発明の効果 本発明によれば、大豆たん白から従来法による
よりも安価に食感、外観の優れたコンビーフ様食
品を得ることが出来、このものは健康志向食品と
してその利用価値は大きいものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 大豆たん白70〜90重量部、デンプン10〜30重
    量部、食用油脂2〜5重量部、水10〜50重量部を
    配合した原料を二軸型エクストルーダーで加圧・
    加熱処理して得られた膨化物を長さ15〜50mmにカ
    ツトし、これに8倍量以上の水を加えて加熱水和
    させ、脱水したものに調味料、香辛料等を加え、
    食用油脂で炒めながら着色料を添加し、水分50〜
    70%になるまで加熱し、容器詰めし、加熱殺菌す
    ることを特徴とするコンビーフ様食品の製造法。
JP19529785A 1985-09-04 1985-09-04 コンビ−フ様食品の製造法 Granted JPS6255046A (ja)

Priority Applications (1)

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JP19529785A JPS6255046A (ja) 1985-09-04 1985-09-04 コンビ−フ様食品の製造法

Applications Claiming Priority (1)

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JP19529785A JPS6255046A (ja) 1985-09-04 1985-09-04 コンビ−フ様食品の製造法

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Publication Number Publication Date
JPS6255046A JPS6255046A (ja) 1987-03-10
JPH0155867B2 true JPH0155867B2 (ja) 1989-11-28

Family

ID=16338811

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JP19529785A Granted JPS6255046A (ja) 1985-09-04 1985-09-04 コンビ−フ様食品の製造法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6363359A (ja) * 1986-09-03 1988-03-19 Nisshin Oil Mills Ltd:The 豆腐加工食品の製造法
JPH022318A (ja) * 1988-04-22 1990-01-08 Otsuka Shokuhin Kogyo Kk 低コレステロール肉様製品の製造法
US20060073261A1 (en) * 2004-10-06 2006-04-06 Mcmindes Matthew K Soy protein containing food product and process for preparing same

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JPS6255046A (ja) 1987-03-10

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