JPH0155674B2 - - Google Patents
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- JPH0155674B2 JPH0155674B2 JP59111718A JP11171884A JPH0155674B2 JP H0155674 B2 JPH0155674 B2 JP H0155674B2 JP 59111718 A JP59111718 A JP 59111718A JP 11171884 A JP11171884 A JP 11171884A JP H0155674 B2 JPH0155674 B2 JP H0155674B2
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Landscapes
- Materials For Medical Uses (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は粘着シートに関し、詳しくは、塩化ビ
ニル系樹脂基材シート上にジエン系ブロツク共重
合体からなる粘着剤が強固に接着されてなり、例
えば、貼付薬として好適に使用し得る粘着シート
に関する。
ニル系樹脂基材シート上にジエン系ブロツク共重
合体からなる粘着剤が強固に接着されてなり、例
えば、貼付薬として好適に使用し得る粘着シート
に関する。
粘着シートは種々の用途に使用されているが、
例えば、皮膚刺激剤や消炎鎮痛剤等の薬剤を含有
する粘着剤を基材シート上に積層してなる貼付薬
が医療用途に使用されている。このような貼付薬
においては、例えば、特開昭54−138124号公報に
記載されているように、貼付薬を皮膚に貼付した
際に良好な粘着性及び弾性を有するのみならず、
剥離時に皮膚に刺激を与えず、容易に剥離し得る
ところから、粘着剤として、特に、ジエン系ブロ
ツク共重合体が好適であることが知られている。
例えば、皮膚刺激剤や消炎鎮痛剤等の薬剤を含有
する粘着剤を基材シート上に積層してなる貼付薬
が医療用途に使用されている。このような貼付薬
においては、例えば、特開昭54−138124号公報に
記載されているように、貼付薬を皮膚に貼付した
際に良好な粘着性及び弾性を有するのみならず、
剥離時に皮膚に刺激を与えず、容易に剥離し得る
ところから、粘着剤として、特に、ジエン系ブロ
ツク共重合体が好適であることが知られている。
一方、上記のような貼付薬においては、その基
材シートとしては、柔軟で皮膚になじみよい塩化
ビニル系樹脂が好適であるが、反面、塩化ビニル
系樹脂シートは上記したジエン系ブロツク共重合
体との親和性に乏しく、特に、貼付薬において
は、ジエン系ブロツク共重合体が薬剤と共に可塑
剤としての高級脂肪酸や流動パラフイン等を含有
するために、塩化ビニル系樹脂基材シートとの親
和性が一層乏しく、その結果、粘着剤を基材シー
ト上に単に塗布して貼付薬とした場合、粘着剤の
基材シートに対する接着性に劣る問題がある。
材シートとしては、柔軟で皮膚になじみよい塩化
ビニル系樹脂が好適であるが、反面、塩化ビニル
系樹脂シートは上記したジエン系ブロツク共重合
体との親和性に乏しく、特に、貼付薬において
は、ジエン系ブロツク共重合体が薬剤と共に可塑
剤としての高級脂肪酸や流動パラフイン等を含有
するために、塩化ビニル系樹脂基材シートとの親
和性が一層乏しく、その結果、粘着剤を基材シー
ト上に単に塗布して貼付薬とした場合、粘着剤の
基材シートに対する接着性に劣る問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであつ
て、塩化ビニル系樹脂基材シート上にジエン系ブ
ロツク共重合体からなる粘着剤が強固に付着積層
されてなる粘着シートを提供することを目的とす
る。
て、塩化ビニル系樹脂基材シート上にジエン系ブ
ロツク共重合体からなる粘着剤が強固に付着積層
されてなる粘着シートを提供することを目的とす
る。
本発明による粘着シートは、塩化ビニル系樹脂
基材シート上にジエン系ブロツク共重合体からな
る粘着剤が、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体と
ポリメタクリル酸メチルとの混合物１重量部につ
いて、ジエン系ブロツク共重合体1/6〜６重量部
とからなる接着用樹脂組成物を介して積層接着さ
れていることを特徴とする。
基材シート上にジエン系ブロツク共重合体からな
る粘着剤が、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体と
ポリメタクリル酸メチルとの混合物１重量部につ
いて、ジエン系ブロツク共重合体1/6〜６重量部
とからなる接着用樹脂組成物を介して積層接着さ
れていることを特徴とする。
本発明において、基材シートをなす塩化ビニル
系樹脂は、塩化ビニルの単独重合体及び共重合
体、例えば、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体、塩化ビニル−エチレン共重合
体、塩化ビニル−プロピレン共重合体等と所要の
可塑剤、安定剤等からなる樹脂組成物を含むが、
好ましくはポリ塩化ビニルの単独重合体に所要の
可塑剤及び安定剤等を配合してなる樹脂組成物で
ある。可塑剤や安定剤は、上記塩化ビニル系樹脂
に通常使用されるものであれば、特に制限される
ことなく種々のものを使用することができる。し
かし、前記したように、塩化ビニル系樹脂からな
る基材シート上にジエン系ブロツク共重合体から
なる粘着剤が積層接着されてなる貼付薬の場合
は、可塑剤としては例えば重合型可塑剤であるポ
リエステル系可塑剤が好ましく用いられる。ま
た、基材シートの厚みも特に制限されないが、通
常、0.08〜0.12mmである。
系樹脂は、塩化ビニルの単独重合体及び共重合
体、例えば、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体、塩化ビニル−エチレン共重合
体、塩化ビニル−プロピレン共重合体等と所要の
可塑剤、安定剤等からなる樹脂組成物を含むが、
好ましくはポリ塩化ビニルの単独重合体に所要の
可塑剤及び安定剤等を配合してなる樹脂組成物で
ある。可塑剤や安定剤は、上記塩化ビニル系樹脂
に通常使用されるものであれば、特に制限される
ことなく種々のものを使用することができる。し
かし、前記したように、塩化ビニル系樹脂からな
る基材シート上にジエン系ブロツク共重合体から
なる粘着剤が積層接着されてなる貼付薬の場合
は、可塑剤としては例えば重合型可塑剤であるポ
リエステル系可塑剤が好ましく用いられる。ま
た、基材シートの厚みも特に制限されないが、通
常、0.08〜0.12mmである。
本発明において、粘着剤を構成するジエン系ブ
ロツク共重合体としては、スチレン−ブタジエン
ブロツク共重合体やスチレン−イソプレンブロツ
ク共重合体等を挙げることができる。これらジエ
ン系ブロツク共重合体は、粘着剤として単独で用
いられてもよく、或いは可塑剤、粘着付与樹脂、
充填剤、老化防止剤等を含有する組成物として用
いられてもよい。更に、前記した添付薬の場合の
ように、必要な薬剤を含有していてもよい。
ロツク共重合体としては、スチレン−ブタジエン
ブロツク共重合体やスチレン−イソプレンブロツ
ク共重合体等を挙げることができる。これらジエ
ン系ブロツク共重合体は、粘着剤として単独で用
いられてもよく、或いは可塑剤、粘着付与樹脂、
充填剤、老化防止剤等を含有する組成物として用
いられてもよい。更に、前記した添付薬の場合の
ように、必要な薬剤を含有していてもよい。
このように、粘着剤として、ジエン系ブロツク
共重合体を用いる粘着シートは、前記したよう
に、皮膚に貼付した際に良好な粘着性及び弾性を
有するのみならず、剥離時に皮膚に刺激を与え
ず、容易に剥離し得るので、貼付薬として好適に
用いることができる。
共重合体を用いる粘着シートは、前記したよう
に、皮膚に貼付した際に良好な粘着性及び弾性を
有するのみならず、剥離時に皮膚に刺激を与え
ず、容易に剥離し得るので、貼付薬として好適に
用いることができる。
上記ブロツク共重合体は、例えば、前記した特
開昭54−138124号公報に詳細に記載されているよ
うに既に知られており、Ａをスチレン、メチルス
チレン等のガラス状或いは硬質の非弾性熱可塑性
重合体のブロツクとし、Ｂをブタジエン、イソプ
レン等の共役ジエンの弾性重合体のブロツクとす
るとき、Ａ−Ｂ−Ａの構造を有するジエン系ブロ
ツク共重合体であつて、ブロツクＡが全重合体重
量の10〜50重量％を占める。このようなスチレン
−ブチジエンブロツク共重合体はカリフレツクス
TR−1101，TR−1102等として、また、スチレ
ン−イソプレンブロツク共重合体はカリフレツク
スTR−1107（いずれもシエル化学社製）として
市販されており、入手することができる。
開昭54−138124号公報に詳細に記載されているよ
うに既に知られており、Ａをスチレン、メチルス
チレン等のガラス状或いは硬質の非弾性熱可塑性
重合体のブロツクとし、Ｂをブタジエン、イソプ
レン等の共役ジエンの弾性重合体のブロツクとす
るとき、Ａ−Ｂ−Ａの構造を有するジエン系ブロ
ツク共重合体であつて、ブロツクＡが全重合体重
量の10〜50重量％を占める。このようなスチレン
−ブチジエンブロツク共重合体はカリフレツクス
TR−1101，TR−1102等として、また、スチレ
ン−イソプレンブロツク共重合体はカリフレツク
スTR−1107（いずれもシエル化学社製）として
市販されており、入手することができる。
本発明による粘着シートは、上記のようなジエ
ン系ブロツク共重合体からなる粘着剤が、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体とポリメタクリル酸メ
チルとの混合物１重量部について、ジエン系ブロ
ツク共重合体1/6〜６重量部とからなる接着用樹
脂組成物を介して、塩化ビニル系樹脂基材シート
上に積層接着されてなり、本発明による粘着シー
トの製造において、この接着用樹脂組成物は、こ
れを所定の混合溶剤に溶解したプライマー組成物
とし、これを基材シート上に塗布乾燥した後、こ
の上に粘着剤を塗布乾燥させることによつて、基
材シート上に粘着剤を接着させる。
ン系ブロツク共重合体からなる粘着剤が、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体とポリメタクリル酸メ
チルとの混合物１重量部について、ジエン系ブロ
ツク共重合体1/6〜６重量部とからなる接着用樹
脂組成物を介して、塩化ビニル系樹脂基材シート
上に積層接着されてなり、本発明による粘着シー
トの製造において、この接着用樹脂組成物は、こ
れを所定の混合溶剤に溶解したプライマー組成物
とし、これを基材シート上に塗布乾燥した後、こ
の上に粘着剤を塗布乾燥させることによつて、基
材シート上に粘着剤を接着させる。
特に、本発明においては、上記塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体としては、塩化ビニルの重合度
が400〜1300であり、酢酸ビニル含有量が５〜20
％である共重合体が好ましく用いられ、また、ポ
リメタクリル酸メチルとしては、分子量500〜
2000のものが好ましく用いられる。
酸ビニル共重合体としては、塩化ビニルの重合度
が400〜1300であり、酢酸ビニル含有量が５〜20
％である共重合体が好ましく用いられ、また、ポ
リメタクリル酸メチルとしては、分子量500〜
2000のものが好ましく用いられる。
更に、上記接着用樹脂組成物において、ジエン
系ブロツク共重合体は、塩化ビニル系樹脂基材シ
ートとジエン系ブロツク共重合体からなる粘着剤
との間に強力な接着をなすために、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体とポリメタクリル酸メチルと
の混合物１重量部について、1/6〜６重量部の範
囲にあることが必要である。
系ブロツク共重合体は、塩化ビニル系樹脂基材シ
ートとジエン系ブロツク共重合体からなる粘着剤
との間に強力な接着をなすために、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体とポリメタクリル酸メチルと
の混合物１重量部について、1/6〜６重量部の範
囲にあることが必要である。
本発明において用いる前記プライマー組成物
は、好ましくは、 (a) 前記塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体及びポ
リメタクリル酸メチルの混合物５〜30重量部、 (b) 上記ジエン系ブロツク共重合体５〜30重量
部、及び (c) (ア) 上記ジエン系ブロツク共重合体の良溶剤
である芳香族炭化水素30〜45重量％と、 (イ) 上記ジエン系ブロツク共重合体の良溶剤で
あると共に、上記芳香族炭化水素よりも高揮
発性である低級脂肪族アルキルエステル30〜
45重量％と、 (ウ) 前記塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の良
溶剤であると共に、高揮発性である低級アル
キルケトン10〜40重量％とからなる混合溶剤
40〜90重量部 とからなる。
は、好ましくは、 (a) 前記塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体及びポ
リメタクリル酸メチルの混合物５〜30重量部、 (b) 上記ジエン系ブロツク共重合体５〜30重量
部、及び (c) (ア) 上記ジエン系ブロツク共重合体の良溶剤
である芳香族炭化水素30〜45重量％と、 (イ) 上記ジエン系ブロツク共重合体の良溶剤で
あると共に、上記芳香族炭化水素よりも高揮
発性である低級脂肪族アルキルエステル30〜
45重量％と、 (ウ) 前記塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の良
溶剤であると共に、高揮発性である低級アル
キルケトン10〜40重量％とからなる混合溶剤
40〜90重量部 とからなる。
ここに、芳香族炭化水素としては、例えばベン
ゼン、トルエン又はキシレン、低級脂肪酸アルキ
ルエステルとしては、例えば酢酸エチル、また、
低級アルキルケトンとしては例えばメチルエチル
ケトンがそれぞれ好ましく用いられる。
ゼン、トルエン又はキシレン、低級脂肪酸アルキ
ルエステルとしては、例えば酢酸エチル、また、
低級アルキルケトンとしては例えばメチルエチル
ケトンがそれぞれ好ましく用いられる。
芳香族炭化水素はジエン系ブロツク共重合体の
良溶剤であり、低級アルキルケトンは塩化ビニ
ル．酢酸ビニル共重合体の良溶剤であるが、これ
らのみの混合溶剤によれば、プライマー組成物を
塩化ビニル系樹脂基材シートに塗布したとき、加
熱乾燥後にも芳香族炭化水素が残留しやすいの
で、基材シートとジエン系ブロツク共重合体粘着
剤との強固な接着が達成されない。しかし、プラ
イマー組成物が上記のように塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体及びジエン系ブロツク共重合体の両
者に対して良溶剤であると共に、高揮発性である
低級脂肪族アルキルエステルを含有するとき、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体の良溶剤である低
級アルキルケトンも高揮発性であることと相俟つ
て、プライマー組成物を基材シート上に塗布し、
加熱乾燥したときに、残留溶剤なしに速やかに乾
燥し、塩化ビニル系樹脂基材シートとジエン系ブ
ロツク共重合体粘着剤との間に強固な接着を可能
とするのである。
良溶剤であり、低級アルキルケトンは塩化ビニ
ル．酢酸ビニル共重合体の良溶剤であるが、これ
らのみの混合溶剤によれば、プライマー組成物を
塩化ビニル系樹脂基材シートに塗布したとき、加
熱乾燥後にも芳香族炭化水素が残留しやすいの
で、基材シートとジエン系ブロツク共重合体粘着
剤との強固な接着が達成されない。しかし、プラ
イマー組成物が上記のように塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体及びジエン系ブロツク共重合体の両
者に対して良溶剤であると共に、高揮発性である
低級脂肪族アルキルエステルを含有するとき、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体の良溶剤である低
級アルキルケトンも高揮発性であることと相俟つ
て、プライマー組成物を基材シート上に塗布し、
加熱乾燥したときに、残留溶剤なしに速やかに乾
燥し、塩化ビニル系樹脂基材シートとジエン系ブ
ロツク共重合体粘着剤との間に強固な接着を可能
とするのである。
上記プライマー組成物の塩化ビニル系樹脂基材
シート上への塗布量は、20〜60ｇ／m2が好適であ
り、この後、120℃程度の温度で加熱乾燥する。
また、接着剤としてのジエン系ブロツク共重合体
の基材シート上への塗布量は、得られる粘着シー
トの用途にもよるが、添付薬の場合であれば、厚
みにして、通常、0.5〜２mmの範囲が好適であり、
通常、１mm程度である。
シート上への塗布量は、20〜60ｇ／m2が好適であ
り、この後、120℃程度の温度で加熱乾燥する。
また、接着剤としてのジエン系ブロツク共重合体
の基材シート上への塗布量は、得られる粘着シー
トの用途にもよるが、添付薬の場合であれば、厚
みにして、通常、0.5〜２mmの範囲が好適であり、
通常、１mm程度である。
以上のように、本発明による粘着シートによれ
ば、従来は困難であつた塩化ビニル系樹脂とジエ
ン系ブロツク共重合体とが強固に接着されてお
り、例えば、貼付薬として好適に使用することが
できる。
ば、従来は困難であつた塩化ビニル系樹脂とジエ
ン系ブロツク共重合体とが強固に接着されてお
り、例えば、貼付薬として好適に使用することが
できる。
以下に実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体とポリメタク
リル酸メチルとの等重量比混合物12重量部、スチ
レン−ブタジエンブロツク共重合体（カリフレツ
クスTR−1101）18重量部、トルエン、メチルエ
チルケトン及び酢酸エチルの等重量比混合物から
なる溶剤70重量部からなるプライマー組成物を調
製した。
リル酸メチルとの等重量比混合物12重量部、スチ
レン−ブタジエンブロツク共重合体（カリフレツ
クスTR−1101）18重量部、トルエン、メチルエ
チルケトン及び酢酸エチルの等重量比混合物から
なる溶剤70重量部からなるプライマー組成物を調
製した。
このプライマー組成物をポリ塩化ビニル100重
量部についてポリエステル系可塑剤50重量部、
Ca−Zn系安定剤３重量部ほか所要の添加剤を適
宜量含有する塩化ビニル樹脂からなる厚み0.1mm
の基材シート上に30ｇ／m2の割合で塗布した後、
120℃の温度で加熱乾燥した。次いで、この上に
上記と同じジエン系ブロツク共重合体を厚み１mm
に溶融塗布し、冷却して、本発明による粘着シー
トを得た。
量部についてポリエステル系可塑剤50重量部、
Ca−Zn系安定剤３重量部ほか所要の添加剤を適
宜量含有する塩化ビニル樹脂からなる厚み0.1mm
の基材シート上に30ｇ／m2の割合で塗布した後、
120℃の温度で加熱乾燥した。次いで、この上に
上記と同じジエン系ブロツク共重合体を厚み１mm
に溶融塗布し、冷却して、本発明による粘着シー
トを得た。
この粘着シートを50℃、95％RHの恒温恒湿条
件下に放置し、１日ごとに取出して直ちに粘着剤
表面を指にてこすり、粘着剤の剥離しやすさを評
価した結果、１か月後にも粘着剤は基材シートに
強固に基材していることが確認された。
件下に放置し、１日ごとに取出して直ちに粘着剤
表面を指にてこすり、粘着剤の剥離しやすさを評
価した結果、１か月後にも粘着剤は基材シートに
強固に基材していることが確認された。
一方、比較のために、塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体とポリメタクリル酸メチルとの等重量比
混合物30重量部を上記と同じ混合溶剤70重量部に
溶解してプライマー組成物を調製し、これを用い
て、上記と同様にして粘着シートを得た。これに
ついて上記と同様に評価した結果、僅か１日後に
粘着剤は基材シートから簡単に剥離された。
共重合体とポリメタクリル酸メチルとの等重量比
混合物30重量部を上記と同じ混合溶剤70重量部に
溶解してプライマー組成物を調製し、これを用い
て、上記と同様にして粘着シートを得た。これに
ついて上記と同様に評価した結果、僅か１日後に
粘着剤は基材シートから簡単に剥離された。
Claims (1)
- １ 塩化ビニル系樹脂基材シート上にジエン系ブ
ロツク共重合体からなる粘着剤が、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体とポリメタクリル酸メチルと
の混合物１重量部について、ジエン系ブロツク共
重合体1/6〜６重量部とからなる接着用樹脂組成
物を介して積層接着されていることを特徴とする
粘着シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59111718A JPS60255883A (ja) | 1984-05-30 | 1984-05-30 | 粘着シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59111718A JPS60255883A (ja) | 1984-05-30 | 1984-05-30 | 粘着シ−ト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60255883A JPS60255883A (ja) | 1985-12-17 |
| JPH0155674B2 true JPH0155674B2 (ja) | 1989-11-27 |
Family
ID=14568402
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59111718A Granted JPS60255883A (ja) | 1984-05-30 | 1984-05-30 | 粘着シ−ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60255883A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2554551B2 (ja) * | 1990-04-06 | 1996-11-13 | バンドー化学株式会社 | 発泡樹脂を基材とする皮膚貼付薬シート |
-
1984
- 1984-05-30 JP JP59111718A patent/JPS60255883A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60255883A (ja) | 1985-12-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |