JPH0154489B2 - - Google Patents
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- JPH0154489B2 JPH0154489B2 JP57174167A JP17416782A JPH0154489B2 JP H0154489 B2 JPH0154489 B2 JP H0154489B2 JP 57174167 A JP57174167 A JP 57174167A JP 17416782 A JP17416782 A JP 17416782A JP H0154489 B2 JPH0154489 B2 JP H0154489B2
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- JP
- Japan
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- hole
- excavated
- excavation
- consolidation
- soil
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02D—FOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
- E02D3/00—Improving or preserving soil or rock, e.g. preserving permafrost soil
- E02D3/12—Consolidating by placing solidifying or pore-filling substances in the soil
- E02D3/126—Consolidating by placing solidifying or pore-filling substances in the soil and mixing by rotating blades
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Agronomy & Crop Science (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Soil Sciences (AREA)
- General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Paleontology (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、地盤を掘削し、掘削土砂と固結用液
とを混練する掘削混練方法に関する。
とを混練する掘削混練方法に関する。
従来、掘削軸7にて地盤1を掘削し、掘削軸7
からセメントミルクのような固結用液6を噴出し
ながら掘削土砂と混練して地盤1中に柱体(又は
柱体が連続する地中壁)を形成していた(第1図
に従来例を示す)。ところが掘削軸7により掘削
された掘削土砂は掘削によりいわゆる土ぶくれ現
象が生じて体積が増大し、しかも掘削穴2中に固
結用液6を噴出して混練するので固結用液6の体
積も加わり、この結果混練土砂8が第1図のよう
に地上に排出されることとなる。この地上に排出
された混練土砂8は他の場所に投棄しなければな
らず、多大な投棄費用と労力を必要とするもので
あり、しかも混練土砂8中にはセメントミルクの
ような固結用液6が混入しているためこれを投棄
すると公害となるものであり、投棄に当つても
種々の問題が発生するものである。更に投棄する
混練土砂8中にはセメントミルクのような固結用
液6が混入しているため、これを投棄することは
もつたいないことであり、有効に適量だけ固結用
液を使用できないという問題点があつた。更に従
来にあつては、セメントミルクのような固結用液
と掘削土砂とを混合撹拌する際、周壁が崩壊して
混合物の中に崩壊土が固まりになつて存在した
り、あるいは周壁が崩壊することで混合物の組成
が固結用液に比べて掘削土砂が多すぎたりして強
度が均一にならないといつた恐れがあり、また逆
に周壁内に固結用液がしみ込んでいつて混合物中
の固結用液が少なくなつてしまい、この結果従来
にあつては、固結用液と掘削土砂とを混練して形
成する柱体や柱体が連続する地中壁の混合状態が
均一でなく、均一な強度のものが得られなかつ
た。このことは掘削土砂が掘削により土膨れ現象
が生じて体積が増すと共に固結用液を加えること
で、この体積も加わつて掘削土砂と固結用液との
混合物が一部地上に出てしまい、このことからも
いつそう掘削土砂と固結用液の混合比率が設計通
り管理できず、いつそう所定の強度の柱体や地中
壁を形成できなかつた。
からセメントミルクのような固結用液6を噴出し
ながら掘削土砂と混練して地盤1中に柱体(又は
柱体が連続する地中壁)を形成していた(第1図
に従来例を示す)。ところが掘削軸7により掘削
された掘削土砂は掘削によりいわゆる土ぶくれ現
象が生じて体積が増大し、しかも掘削穴2中に固
結用液6を噴出して混練するので固結用液6の体
積も加わり、この結果混練土砂8が第1図のよう
に地上に排出されることとなる。この地上に排出
された混練土砂8は他の場所に投棄しなければな
らず、多大な投棄費用と労力を必要とするもので
あり、しかも混練土砂8中にはセメントミルクの
ような固結用液6が混入しているためこれを投棄
すると公害となるものであり、投棄に当つても
種々の問題が発生するものである。更に投棄する
混練土砂8中にはセメントミルクのような固結用
液6が混入しているため、これを投棄することは
もつたいないことであり、有効に適量だけ固結用
液を使用できないという問題点があつた。更に従
来にあつては、セメントミルクのような固結用液
と掘削土砂とを混合撹拌する際、周壁が崩壊して
混合物の中に崩壊土が固まりになつて存在した
り、あるいは周壁が崩壊することで混合物の組成
が固結用液に比べて掘削土砂が多すぎたりして強
度が均一にならないといつた恐れがあり、また逆
に周壁内に固結用液がしみ込んでいつて混合物中
の固結用液が少なくなつてしまい、この結果従来
にあつては、固結用液と掘削土砂とを混練して形
成する柱体や柱体が連続する地中壁の混合状態が
均一でなく、均一な強度のものが得られなかつ
た。このことは掘削土砂が掘削により土膨れ現象
が生じて体積が増すと共に固結用液を加えること
で、この体積も加わつて掘削土砂と固結用液との
混合物が一部地上に出てしまい、このことからも
いつそう掘削土砂と固結用液の混合比率が設計通
り管理できず、いつそう所定の強度の柱体や地中
壁を形成できなかつた。
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明した
ものであつて、この目的とするところは余剰な混
練土砂を地上に排出しないか又は排出するとして
も従来のように大量に排出せずに余剰な混練土砂
の投棄を必要とせず、また固結用液を有効に使用
でき、また均一な混合状態で均一な強度の柱体や
柱体が連続する地中壁を形成できる掘削混練方法
を提供するにある。
ものであつて、この目的とするところは余剰な混
練土砂を地上に排出しないか又は排出するとして
も従来のように大量に排出せずに余剰な混練土砂
の投棄を必要とせず、また固結用液を有効に使用
でき、また均一な混合状態で均一な強度の柱体や
柱体が連続する地中壁を形成できる掘削混練方法
を提供するにある。
本発明掘削混練方法は、掘削軸7で地盤1を掘
削しながら掘削軸7の下部に設けた圧密部材10
により掘削穴2の壁部の土砂を掘削穴2の外側部
に向つて圧密して掘削穴2よりも横断面積の大き
い穴3を形成すると共に圧密部材10により圧密
された掘削穴2の壁部を露出させた状態で掘削穴
2内で掘削土砂と固結用液6とを混練する方法で
ある。以下本発明を実施例により詳述する。第2
図、第3図には本発明に用いる掘削機の1例が示
してある。掘削機は掘削軸7の下端にビツト9を
設け、ビツト9の上方において掘削軸7に圧密部
材10を設けてある。ここで圧密部材10の最大
径部分はビツト9や削孔翼等の掘削手段の描く回
転軌跡よりも大きく設定してある。圧密部材10
は掘削軸7に回転自在又は固定してあり、第2図
の実施例では軸受11と圧密部材10とを連結部
12により連結して圧密部材10を掘削軸7に対
して回転自在に取付けてある。第2図の実施例に
おいて圧密部材10は筒状をしていて、下部は下
方程細径となる略逆円錐台筒状をし、中央部は円
筒状をし、上部は略円錐台筒状をしている(第2
図に示す圧密部材10の形状は1例を示すもの
で、これに限定されないのはもちろんである)。
また掘削軸7にはスクリユー部13や撹拌翼14
等の撹拌部15が設けてある。ここでスクリユー
部13は削孔翼を兼用していてもよい。更に掘削
軸7又はビツト9にはセメントミルクなどの固結
用液6を出すための吐出孔17が設けてある。し
かして掘削軸7を回転しながらビツト9によつて
ビツト9や削孔翼等の掘削手段の回転軌跡に等し
い掘削穴2を掘削し、これにつづいて圧密部材1
0が掘削軸7と共に下降することにより掘削穴2
の壁部の土砂が第2図、第3図の矢印で示す方向
に圧密される。ここで掘削穴2の壁部の土砂は掘
削されることなく外側方に向けて圧密されるの
で、掘削穴2の周囲にスペース(空積)が生じ、
掘削穴2と前記スペース(空積)とが合さつて掘
削穴2よりも横断面積の大きい穴2が形成される
のである。このようにして掘削穴2が形成された
すぐ後で掘削穴2よりも横断面積の大きい穴3が
形成されることとなり、掘削穴2を形成した際に
生じた掘削土砂と吐出孔から吐出したセメントミ
ルクのような固結用液6とは地上に排土されるこ
となくほぼ全部穴3内に残るようになつており
(つまり余剰混練土砂が地上に排出されないか又
は排出するとしても従来のように大量に排出され
ない)、この穴3内において撹拌部15によつて
掘削土砂と固結用液6とを混練して混練土砂8と
して柱体(又は1エレメントの壁体)を形成する
のである。掘削軸7は引抜いて再び同様の方法で
他の柱体(又は1エレメントの壁体)を形成し、
柱体(又は1エレメントの壁体を連続させること
で地中壁を形成することができる。
削しながら掘削軸7の下部に設けた圧密部材10
により掘削穴2の壁部の土砂を掘削穴2の外側部
に向つて圧密して掘削穴2よりも横断面積の大き
い穴3を形成すると共に圧密部材10により圧密
された掘削穴2の壁部を露出させた状態で掘削穴
2内で掘削土砂と固結用液6とを混練する方法で
ある。以下本発明を実施例により詳述する。第2
図、第3図には本発明に用いる掘削機の1例が示
してある。掘削機は掘削軸7の下端にビツト9を
設け、ビツト9の上方において掘削軸7に圧密部
材10を設けてある。ここで圧密部材10の最大
径部分はビツト9や削孔翼等の掘削手段の描く回
転軌跡よりも大きく設定してある。圧密部材10
は掘削軸7に回転自在又は固定してあり、第2図
の実施例では軸受11と圧密部材10とを連結部
12により連結して圧密部材10を掘削軸7に対
して回転自在に取付けてある。第2図の実施例に
おいて圧密部材10は筒状をしていて、下部は下
方程細径となる略逆円錐台筒状をし、中央部は円
筒状をし、上部は略円錐台筒状をしている(第2
図に示す圧密部材10の形状は1例を示すもの
で、これに限定されないのはもちろんである)。
また掘削軸7にはスクリユー部13や撹拌翼14
等の撹拌部15が設けてある。ここでスクリユー
部13は削孔翼を兼用していてもよい。更に掘削
軸7又はビツト9にはセメントミルクなどの固結
用液6を出すための吐出孔17が設けてある。し
かして掘削軸7を回転しながらビツト9によつて
ビツト9や削孔翼等の掘削手段の回転軌跡に等し
い掘削穴2を掘削し、これにつづいて圧密部材1
0が掘削軸7と共に下降することにより掘削穴2
の壁部の土砂が第2図、第3図の矢印で示す方向
に圧密される。ここで掘削穴2の壁部の土砂は掘
削されることなく外側方に向けて圧密されるの
で、掘削穴2の周囲にスペース(空積)が生じ、
掘削穴2と前記スペース(空積)とが合さつて掘
削穴2よりも横断面積の大きい穴2が形成される
のである。このようにして掘削穴2が形成された
すぐ後で掘削穴2よりも横断面積の大きい穴3が
形成されることとなり、掘削穴2を形成した際に
生じた掘削土砂と吐出孔から吐出したセメントミ
ルクのような固結用液6とは地上に排土されるこ
となくほぼ全部穴3内に残るようになつており
(つまり余剰混練土砂が地上に排出されないか又
は排出するとしても従来のように大量に排出され
ない)、この穴3内において撹拌部15によつて
掘削土砂と固結用液6とを混練して混練土砂8と
して柱体(又は1エレメントの壁体)を形成する
のである。掘削軸7は引抜いて再び同様の方法で
他の柱体(又は1エレメントの壁体)を形成し、
柱体(又は1エレメントの壁体を連続させること
で地中壁を形成することができる。
第4図、第5図には本発明に用いる掘削機の他
の例が示してある。この実施例にあつては掘削軸
7が複数本並設してあり、この複数本の掘削軸7
の下部にそれぞれ圧密部材10が設けてあり、圧
密部材10の最大径部分はビツト9や削孔翼等の
掘削手段の描く回転軌跡よりも大きく設定してあ
る。また隣りあう圧密部材10は上下方向にずれ
て配設してある。第4図、第5図の実施例にあつ
ては圧密部材10は連結部12を介して掘削軸7
に固着してあつて掘削軸7と共に回転するように
なつており、上下方向にずれて配置された隣りあ
う圧密部材10の描く回転軌跡が平面視において
互いに一部重複しあうようになつている。圧密部
材10は第4図の実施例では略逆垂円錐台状をし
ているが、第2図のような形状のものであつても
よく、あるいはこれ以外の形状であつてもよい。
また第4図の実施例では掘削軸7にスクリユー部
や撹拌翼を設けてないが、圧密部材10を掘削軸
7に連結するための連結部12が一種の撹拌部1
5となるものである。もちろん第4図の実施例に
あつてもスクリユー部、翼等を掘削軸7に設けて
もよいものである。しかして複数個並設した掘削
軸7を回転しながら各ビツト9や削孔翼等の掘削
手段によつていわゆる“くし差しだんご”状の掘
削穴2を掘削し、これにつづいて各掘削軸7に設
けた圧密部材10が回転しながら下降することに
より“くし差しだんご”状の掘削穴2の壁部が第
4図、第5図の矢印で示す方向に圧密され、この
結果掘削穴2が形成されたすぐ後で“くし差しだ
んご”状の掘削穴2よりも一まわり横断面積の大
きい“くし差しだんご”状の穴3が形成されるの
である。ここで掘削穴2を形成した際に生じた掘
削土砂と吐出孔から吐出したセメントミルクのよ
うな固結用液6とは地上に排土されることなくほ
ぼ全部穴3内に残るようになつており、(つまり
余剰混練土砂が地上に排出されないか又は排出す
るとしても従来のように大量に排出されない)、
この穴3内において撹拌部15によつて掘削土砂
と固結用液6とを混練して混練土砂8として柱体
を形成するものである。掘削軸7は引抜いて再び
同様の方法で他の柱体を形成し、柱体を連続させ
ることで地中壁を形成することができる。第6図
には掘削手段としてビツト9とビツト9の回転軌
跡よりも大きい回転軌跡の削孔翼18とを設けた
例が示してあるが、この実施例ではまずビツト9
によつて小径の掘削穴が形成され、そのすぐ後で
削孔翼18でこれよりも大径の掘削穴2が掘削さ
れるものであり、更にその後圧密部材10によつ
て周壁を圧密して削孔翼18で掘削した掘削穴2
よりも大径の穴3が形成されるものである。この
場合削孔翼18は掘削穴2を形成すると同時に掘
削穴2内で掘削土砂と固結用液6とを混練する役
目もしており、削孔翼18は撹拌部15を兼用し
ているものである。もちろん掘削手段としてビツ
ト以外のものだけを用いたものであつてもよい。
また第7図にはビツト9などで掘削穴2を掘削し
た直後に掘削穴2内で掘削土砂と固結用液6とを
混練するために撹拌部15を設けた例が示してあ
る。第6図、第7図の実施例では掘削穴2及び穴
3内で掘削土砂と固結用液6とを混練するように
なつている。また上記各実施例では穴3内又は掘
削穴2と穴3内で掘削土砂と固結用液6とを混練
した例を示したが、掘削穴2のみで混練するよう
にしてもよいものである。図中16は圧密部材1
0によつて圧密された周辺地盤である。
の例が示してある。この実施例にあつては掘削軸
7が複数本並設してあり、この複数本の掘削軸7
の下部にそれぞれ圧密部材10が設けてあり、圧
密部材10の最大径部分はビツト9や削孔翼等の
掘削手段の描く回転軌跡よりも大きく設定してあ
る。また隣りあう圧密部材10は上下方向にずれ
て配設してある。第4図、第5図の実施例にあつ
ては圧密部材10は連結部12を介して掘削軸7
に固着してあつて掘削軸7と共に回転するように
なつており、上下方向にずれて配置された隣りあ
う圧密部材10の描く回転軌跡が平面視において
互いに一部重複しあうようになつている。圧密部
材10は第4図の実施例では略逆垂円錐台状をし
ているが、第2図のような形状のものであつても
よく、あるいはこれ以外の形状であつてもよい。
また第4図の実施例では掘削軸7にスクリユー部
や撹拌翼を設けてないが、圧密部材10を掘削軸
7に連結するための連結部12が一種の撹拌部1
5となるものである。もちろん第4図の実施例に
あつてもスクリユー部、翼等を掘削軸7に設けて
もよいものである。しかして複数個並設した掘削
軸7を回転しながら各ビツト9や削孔翼等の掘削
手段によつていわゆる“くし差しだんご”状の掘
削穴2を掘削し、これにつづいて各掘削軸7に設
けた圧密部材10が回転しながら下降することに
より“くし差しだんご”状の掘削穴2の壁部が第
4図、第5図の矢印で示す方向に圧密され、この
結果掘削穴2が形成されたすぐ後で“くし差しだ
んご”状の掘削穴2よりも一まわり横断面積の大
きい“くし差しだんご”状の穴3が形成されるの
である。ここで掘削穴2を形成した際に生じた掘
削土砂と吐出孔から吐出したセメントミルクのよ
うな固結用液6とは地上に排土されることなくほ
ぼ全部穴3内に残るようになつており、(つまり
余剰混練土砂が地上に排出されないか又は排出す
るとしても従来のように大量に排出されない)、
この穴3内において撹拌部15によつて掘削土砂
と固結用液6とを混練して混練土砂8として柱体
を形成するものである。掘削軸7は引抜いて再び
同様の方法で他の柱体を形成し、柱体を連続させ
ることで地中壁を形成することができる。第6図
には掘削手段としてビツト9とビツト9の回転軌
跡よりも大きい回転軌跡の削孔翼18とを設けた
例が示してあるが、この実施例ではまずビツト9
によつて小径の掘削穴が形成され、そのすぐ後で
削孔翼18でこれよりも大径の掘削穴2が掘削さ
れるものであり、更にその後圧密部材10によつ
て周壁を圧密して削孔翼18で掘削した掘削穴2
よりも大径の穴3が形成されるものである。この
場合削孔翼18は掘削穴2を形成すると同時に掘
削穴2内で掘削土砂と固結用液6とを混練する役
目もしており、削孔翼18は撹拌部15を兼用し
ているものである。もちろん掘削手段としてビツ
ト以外のものだけを用いたものであつてもよい。
また第7図にはビツト9などで掘削穴2を掘削し
た直後に掘削穴2内で掘削土砂と固結用液6とを
混練するために撹拌部15を設けた例が示してあ
る。第6図、第7図の実施例では掘削穴2及び穴
3内で掘削土砂と固結用液6とを混練するように
なつている。また上記各実施例では穴3内又は掘
削穴2と穴3内で掘削土砂と固結用液6とを混練
した例を示したが、掘削穴2のみで混練するよう
にしてもよいものである。図中16は圧密部材1
0によつて圧密された周辺地盤である。
叙述のように本発明にあつては、掘削軸で地盤
を掘削しながら掘削軸の下部に設けた圧密部材に
より掘削穴の壁部の土砂を掘削穴の外側部に向つ
て圧密して掘削穴よりも横断面積の大きい穴を形
成すると共に圧密部材により圧密された掘削穴の
壁部を露出させた状態で掘削穴内で掘削土砂と固
結用液とを混練するので、掘削軸によつて掘削穴
を形成する際に生じた土ぶくれした体積が増した
掘削土砂と更にこれと混練するために供給された
固結用液により、これらが掘削穴の体積よりも大
きいが、これらは掘削穴よりも横断面積の大きい
穴中に充填されることとなり、この結果混練土砂
が余剰となつて地上に排出されないか又は排出さ
れるとしても従来のように大量に排出されことが
ないものであり、したがつて従来のように地上に
排出された混練土砂を他の場所に投棄するといつ
たことが必要でなく、多大な投棄費用や労力を必
要とせず、また公害発生の恐れもなく、更に余剰
な固結用液を含んだ混練土砂を投棄しなくていい
ので、固結用液の無駄がなく、必要有効量のみ使
用できてコストダウンになるものである。また穴
の周辺地盤は圧密されるので周辺地盤の崩壊が生
じないものであり、また周壁を圧縮した掘削孔内
に固結用液を充填して掘削土砂との混合物を充填
するので、固結用液と掘削土砂とを混合撹拌する
際、周壁が崩壊して混合物の中に崩壊土が固まり
になつて存在したり、あるいは周壁が崩壊するこ
とで混合物の組成が固結用液に比べて掘削土砂が
多すぎたりして強度が均一にならないといつたお
それがなく、また逆に周壁内に固結用液が染み込
んでいつて混合物中の固結用液が少なくなつてし
まい、固結用液と掘削土砂との混合において固結
用液の混合量が少なくなりすぎ、この点において
も混合物の強度が均一にならないといつたおそれ
がなく、さらに掘削土砂と固結用液との混合物が
地上に排出されないので、この点においても掘削
土砂と固結用液との混合比率を設計通りに管理で
きるものであり、この結果地盤中に均一な強度の
柱体や柱体が連続した地中壁を形成することがで
きる。
を掘削しながら掘削軸の下部に設けた圧密部材に
より掘削穴の壁部の土砂を掘削穴の外側部に向つ
て圧密して掘削穴よりも横断面積の大きい穴を形
成すると共に圧密部材により圧密された掘削穴の
壁部を露出させた状態で掘削穴内で掘削土砂と固
結用液とを混練するので、掘削軸によつて掘削穴
を形成する際に生じた土ぶくれした体積が増した
掘削土砂と更にこれと混練するために供給された
固結用液により、これらが掘削穴の体積よりも大
きいが、これらは掘削穴よりも横断面積の大きい
穴中に充填されることとなり、この結果混練土砂
が余剰となつて地上に排出されないか又は排出さ
れるとしても従来のように大量に排出されことが
ないものであり、したがつて従来のように地上に
排出された混練土砂を他の場所に投棄するといつ
たことが必要でなく、多大な投棄費用や労力を必
要とせず、また公害発生の恐れもなく、更に余剰
な固結用液を含んだ混練土砂を投棄しなくていい
ので、固結用液の無駄がなく、必要有効量のみ使
用できてコストダウンになるものである。また穴
の周辺地盤は圧密されるので周辺地盤の崩壊が生
じないものであり、また周壁を圧縮した掘削孔内
に固結用液を充填して掘削土砂との混合物を充填
するので、固結用液と掘削土砂とを混合撹拌する
際、周壁が崩壊して混合物の中に崩壊土が固まり
になつて存在したり、あるいは周壁が崩壊するこ
とで混合物の組成が固結用液に比べて掘削土砂が
多すぎたりして強度が均一にならないといつたお
それがなく、また逆に周壁内に固結用液が染み込
んでいつて混合物中の固結用液が少なくなつてし
まい、固結用液と掘削土砂との混合において固結
用液の混合量が少なくなりすぎ、この点において
も混合物の強度が均一にならないといつたおそれ
がなく、さらに掘削土砂と固結用液との混合物が
地上に排出されないので、この点においても掘削
土砂と固結用液との混合比率を設計通りに管理で
きるものであり、この結果地盤中に均一な強度の
柱体や柱体が連続した地中壁を形成することがで
きる。
第1図は従来例の断面図、第2図は本発明の一
実施例の縦断面図、第3図は同上の横断面図、第
4図は同上の他の実施例の縦断面図、第5図は同
上の横断面図、第6図は同上の更に他の実施例の
縦断面図、第7図は同上の更に他の実施例の縦断
面図であつて、1は地盤、2は掘削穴、3は穴、
6は固結用液である。
実施例の縦断面図、第3図は同上の横断面図、第
4図は同上の他の実施例の縦断面図、第5図は同
上の横断面図、第6図は同上の更に他の実施例の
縦断面図、第7図は同上の更に他の実施例の縦断
面図であつて、1は地盤、2は掘削穴、3は穴、
6は固結用液である。
Claims (1)
- 1 掘削軸で地盤を掘削しながら掘削軸の下部に
設けた圧密部材により掘削穴の壁部の土砂を掘削
穴の外側部に向かつて圧密して掘削穴よりも横断
面積の大きい穴を形成すると共に圧密部材により
圧密された掘削穴の壁部を露出させた状態で掘削
穴内で掘削土砂と固結用液とを混練することを特
徴とする掘削混練方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17416782A JPS5965118A (ja) | 1982-10-04 | 1982-10-04 | 掘削混練方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17416782A JPS5965118A (ja) | 1982-10-04 | 1982-10-04 | 掘削混練方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5965118A JPS5965118A (ja) | 1984-04-13 |
JPH0154489B2 true JPH0154489B2 (ja) | 1989-11-20 |
Family
ID=15973872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17416782A Granted JPS5965118A (ja) | 1982-10-04 | 1982-10-04 | 掘削混練方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5965118A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0745672Y2 (ja) * | 1989-12-06 | 1995-10-18 | 株式会社武智工務所 | アースオーガー |
JPH079091B2 (ja) * | 1990-06-15 | 1995-02-01 | 鹿島建設株式会社 | ソイルセメント系工法 |
JPH07119462B2 (ja) * | 1991-11-15 | 1995-12-20 | 大商新基株式会社 | 地盤改良用攪拌装置及びそれを使用した地盤改良工法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5299610A (en) * | 1976-02-17 | 1977-08-20 | Seiko Kogyo Kk | Method of forming column body in subsoil |
JPS5545960A (en) * | 1978-09-28 | 1980-03-31 | Mitani Sekisan Kk | Method of engineering embedded pile and device therefor |
-
1982
- 1982-10-04 JP JP17416782A patent/JPS5965118A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5299610A (en) * | 1976-02-17 | 1977-08-20 | Seiko Kogyo Kk | Method of forming column body in subsoil |
JPS5545960A (en) * | 1978-09-28 | 1980-03-31 | Mitani Sekisan Kk | Method of engineering embedded pile and device therefor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5965118A (ja) | 1984-04-13 |
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