JPH038920A - 孔壁を転圧する放射状攪拌板を備えた掘削攪拌装置 - Google Patents
孔壁を転圧する放射状攪拌板を備えた掘削攪拌装置Info
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- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
土壌の混合物を圧着、充填して多数の凸部を突設せしめ
た転圧壁固化柱を形成することができる、孔壁を転圧す
る放射状攪拌板を備えた掘削撹拌装置に関するものであ
る。
装置としては、特公昭58−29374号に開示された
ものが知られていた。
に多数の凸部を形成した固化柱は、知られていなかった
。
回り防止翼の両端が孔壁を削りながら降下することで、
攪拌翼と同化材を含んだ土壌の共回りを防止して、その
目的を達するように構成されているが、この装置では孔
壁に縦割りの脆弱部を刻み、小さな障害物があれば大き
く孔壁を乱し、そしてそのために共回り防止翼の翼端の
片方の孔壁面支持が崩れると、掘削軸が偏り、不正円穿
孔を誘発し、更に大きく孔壁を乱すという問題点があっ
た。
との効果的な摩1寮面かなく、地盤と一体化した固化柱
が得られないという問題点があった。
軸の下方部に複数個の掘削翼を固定し、更に1段または
複数段に亘って掘削軸の上方部に攪拌翼を固定し、且つ
該攪拌翼を囲繞する柱体を備えた、前記掘削翼と略同一
長さの井目り防止翼を3個以上掘削軸に回動自在に軸支
すると共に、該各井目り防止翼の下面に、複数枚の方形
状の攪拌片を水平放射状に配設して形成された放射状攪
拌板を固定する一方、少なくとも前記放射状攪拌板を構
成する攪拌片のうち、孔壁寄りに位置した攪拌片の外方
端を、前記掘削翼の’11’JRより稍外方へ突出させ
るという手段を採用することにより、上記の問題点を解
決した。
回転する井目り防止翼によって、同化材と土壌の混合物
の流速が減じられて、前記混合物と攪拌翼との井目りが
防止される。
拌翼車により孔壁に転圧凹部を形成すると共に、該凹部
に前記混合物を圧着、充填し、外周に多数の凸部を有す
る固化柱が形成される。
面図であり、軸芯に貫通孔1を有する掘削軸2の上端に
は、駆動装置3が連結固定されている。
ていて、前記掘削軸2を回転・降下および上昇させる機
能と、例えばポルトランドセメント、あるいは地盤安定
材等の粉末固化材と水との混合液である同化材を計量し
て送出する、図示していない計量送出装置と、ホースで
継続される前記固化材受は入れのための固化(Δ注入口
4と、回転継手とにより構成されている。
尖鋭な錐先刃5に形成され、且つ錐先刃5の梢上方の掘
削軸2の周側には一定間隔を置いて複数個の掘削翼6が
、掘削し易いように掘削軸2の回転方向に対して、施工
地盤面を鋤くうよう、鋤い角θを有して傾斜して取付け
られている。また、この各掘削翼6の下端縁には土砂に
爪を立てて掘削するよう複数個の掘削爪7が下方へ突設
されている。そして、前記各掘削翼6の取付部である掘
削軸2の、特に限定することようはないが、好ましくは
各掘削翼6の背面部の近くに、同化材の噴出口8を複数
個、前記掘削軸2の貫通孔1に連通して開口する。
とにより、掘削翼6で土砂を掘削すると、その背面部は
ほとんど土砂で埋まることはなく、空間部が形成される
ので、噴出口8が土砂によって閉鎖される虞れがなく、
従って固化材は各噴出口8より掘削された土壌に向って
勢いよく噴射されるのである。
と、噴出口8から噴出した同化材とが、後述の攪拌翼1
4と井目りして、それらの混合撹拌が効率よくできない
のを防止するため、所定の上下間隔を置いて配設された
、前記掘削翼6と略同一長さの上、中、下部水平柱体9
a、9b、9Cの各外側に、垂直柱体10を一体に連結
固定して、方形状の上部空隙部11aと下部空隙部11
bを夫々備えて形成された、略コ字状の井目り防止翼1
2が、複数個一定間隔を置いて、前記名士。
2に夫々固設された上、中、下部軸受13a、13b、
13cに軸支されて、各井目り防止翼12が掘削軸2と
は独立して自由回動できるように装置されている。
するためには、最低3個の共回り防止翼12が必要であ
って、実施例では3個の共回り防止翼12が装置されて
いる。また、前記掘削翼6の数も前記と同様の理由によ
り3個以上必要であるが、実施例では掘削効率の点から
4個の掘削翼6が装置されている。
a、9b、9Gと垂直柱体10に囲繞された上、下部空
隙部118.11bに対面する掘削@2には、180度
の間隔を有して各2個の攪拌翼14が、夫々上下2段に
亘って90度位相を異にして垂直に固着されている。
かある。
寄りには、固化材と土壌とを撹拌すると共に、孔壁に転
圧して孔壁に凹部を形成する長方形状の攪拌片15を、
複数枚水平状態で放射状に配設した放射状攪拌板16が
固定されており、前記放射状攪拌板16を構成する攪拌
片15のうち、少なくとも孔壁寄りに延在する攪拌片1
5の外方端15aは、掘削翼6の翼端6aより梢外方に
突出し、掘削翼6によって削孔された孔1−1の孔壁に
、前記外方端15aが接触して孔壁を転圧して、転圧凹
部17を形成するように構成されている。
、掘削翼6によって掘削された孔ト1の孔壁に接して求
心性を維持するためには、最低3個以上の放射状攪拌板
16が必要で、実施例では3個の各共回り防止翼12に
夫々1個ずつ、放射状攪拌板16が配設されている。
る攪拌片15の外方端15aは、掘削翼6の翼端6aよ
り梢外方に突出しているので、掘削翼6によって削孔さ
れた孔Hの孔壁に、各放射状攪拌板16の前記攪拌片1
5の外方端15aが転圧して転圧凹部17を形成して、
その転圧凹部17に固化材と土壌の混合物を圧着、充填
するという転圧輪としての作用をなしている。
盤面に錐先刃5を先端にして掘進して行くと、掘削軸2
に鋤い角Oを有して傾斜して取イ削づられている複数個
の掘削翼6によって施工地盤が鋤くわれて、掘削まき立
てて削孔して孔Hを形成して行くと共に、前記駆動装置
3から掘削軸2の貫通孔1を通して圧送された、ポルト
ランドセメント、あるいは地盤安定材等の粉末固化材と
水との混合液である同化材を各噴出口8より噴則し、前
記掘削翼6によって掘削まき立てられた土壌と撹拌によ
って混練する。
本実施例では上下2段に亘って2個ずつの攪拌翼14が
、夫々90度位相を異にして設置されていて、これら攪
拌翼14が掘削軸2に従動して回動することにより前記
混合物を更に撹拌する。この際、前記各攪拌翼14と前
記混合物が共回りして、同化材と土壌の撹拌ができない
のを防止する共回り防止翼12が、掘削軸2に対して自
由回動できるようにして備えられているために、前記各
攪拌翼14によって孔H内に於いて流動している混合物
の流体圧力により、共回り防止翼12も同一方向へ回動
するが、各共回り防止翼12の上、中、下部水平柱体9
a、9b、9cおよび垂直柱体10、並びに各放射状攪
拌板16によって混合物が抵抗を受けるため、各共回り
防止翼12は混合物に比して速度を減じ5回動じ、それ
によって混合物の速度を減じて前記混合物と各攪拌翼1
4の共回りを防止して、同化材と土壌の撹拌を更に促進
する。
回り防止翼12が低速で回動することにより、各放射状
攪拌板16を構成する攪拌片15のうち、孔壁寄りに位
置している攪拌片15の外方端15aが、孔Hの孔壁に
激突して多数の転圧凹部17が形成されると共に、該多
数の転圧凹部17に前記固化材と土壌の混合物が圧着、
充填される。
等の関係および掘削軸2の降下速度等によって影響を与
えられて、必ずしも規則的な転圧刻設が行なわれること
はほとんどなく、各放射状攪拌板16を構成する攪拌片
15のうち、孔壁帯りに位置している攪拌片15の外方
端15aが、各掘削翼6の翼端6aより外方へ突出して
いるので、少しずつずれた不規則刻みの転圧によって、
孔壁に均一、且つ充分に、固化材と土壌の混合物が充填
され、第1図に示すように、略螺旋形状に転圧がなされ
て転圧凹部17が形成されて行くのである。
ると、同化材と土壌とが充分に混練された混合物を、各
掘削翼6の傾斜した背面部によって圧密に働くことで、
下方向へ押圧しながら掘削軸2を引き上げることにより
、第4図に示すような外周に多数の凸部18を有する固
化柱19が形成されて一施工を完了するのである。
果的な摩擦面となり、地盤と一体化した固化柱が得られ
るのである。
に保存して施工すれば直柱状の、また傾斜して保持ずれ
ば傾柱状の固化柱が形成される。
て共回り防止翼12の方形状の空隙部が1個であるヨ字
状をなした共回り防止翼12を用い、且つ攪拌翼14を
1段にして掘削軸2に固定してもよいし、また共回り防
止翼12の方形状の空隙部が3個以上で、且つ攪拌翼1
4を3段以上に亘って設けてもよい。
る混合物に押圧されて、混合物より低速で順方向へ回動
するので、混合物の流速も減速され、混合物と各攪拌翼
の共回りを防止できると共に、共回り防止翼は掘削翼と
略同一長さであるので、共回り防止翼が孔壁を削ること
がなく、また2 孔壁を乱すことなく、正円穿孔ができると共に、掘削軸
が偏ることもない。
転圧によって形成された転圧凹部に前記凸部がよく圧着
して効率のよい摩擦面を形成すると共に、凸部の部分だ
け孔壁に対する接触面積が広がるので、地盤の固化柱と
しては極めて優れている。
化材と土壌の混合物を省略した一部切欠斜視図、第2図
は同要部の一部切欠拡大正面図、第3図は底面図、第4
図は施工完了後の状態を示す一部切欠斜視図である。 図中において1は貫通孔、2は掘削軸、3は駆動装置、
6は掘削翼、6aは掘削翼の翼端、9a。 9b、9C,10は柱体、12は共回り防止翼、14は
攪拌翼、15は攪拌片、15aは攪拌片の外方端、16
は放射状攪拌板、17は転圧凹部、18は凸部、19は
固化柱で必る。 3
Claims (1)
- 1 固化材を圧送するための貫通孔を備えた掘削軸の下
方部に複数個の掘削翼を固定し、更に1段または複数段
に亘って掘削軸の上方部に攪拌翼を固定し、且つ該攪拌
翼を囲繞する柱体を備えた、前記掘削翼と略同一長さの
共回り防止翼を3個以上掘削軸に回動自在に軸支すると
共に、該各共回り防止翼の下面に、複数枚の方形状の攪
拌片を水平放射状に配設して形成された放射状攪拌板を
固定する一方、少なくとも前記放射状撹拌板を構成する
攪拌片のうち、孔壁寄りに位置した攪拌片の外方端を、
前記掘削翼の翼端より稍外方へ突出させたことを特徴と
する孔壁を転圧する放射状攪拌板を備えた掘削撹拌装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1142756A JP2521533B2 (ja) | 1989-06-05 | 1989-06-05 | 孔壁を転圧する放射状攪拌板を備えた掘削攪拌装置 |
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JPH038920A true JPH038920A (ja) | 1991-01-16 |
JP2521533B2 JP2521533B2 (ja) | 1996-08-07 |
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---|---|
JP (1) | JP2521533B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06146264A (ja) * | 1992-11-12 | 1994-05-27 | Kazuharu Fujito | 共回り防止強制攪拌装置 |
JP2008057322A (ja) * | 2007-10-12 | 2008-03-13 | Traverse:Kk | 地盤改良用の掘削攪拌装置 |
JP2009068206A (ja) * | 2007-09-11 | 2009-04-02 | Mikio Umeoka | 地盤掘削攪拌装置 |
JP2015063865A (ja) * | 2013-09-26 | 2015-04-09 | 東京テクノ株式会社 | 共回り防止翼付き地盤改良装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6078013A (ja) * | 1983-10-06 | 1985-05-02 | Tenotsukusu:Kk | 地盤改良機における切削土の混合撹拌翼装置 |
JPS6277228U (ja) * | 1985-10-28 | 1987-05-18 | ||
JPS646409A (en) * | 1987-06-26 | 1989-01-11 | Kazuharu Fujito | Co-rotation preventive forced stirrer |
JPH02197616A (ja) * | 1989-01-26 | 1990-08-06 | Shinta Kubo | 複転輪穿孔ヘッド及び転圧壁柱体 |
-
1989
- 1989-06-05 JP JP1142756A patent/JP2521533B2/ja not_active Expired - Fee Related
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