JPH0154420B2 - - Google Patents
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- JPH0154420B2 JPH0154420B2 JP6843786A JP6843786A JPH0154420B2 JP H0154420 B2 JPH0154420 B2 JP H0154420B2 JP 6843786 A JP6843786 A JP 6843786A JP 6843786 A JP6843786 A JP 6843786A JP H0154420 B2 JPH0154420 B2 JP H0154420B2
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- Japan
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- alloy
- connector
- thermal creep
- electrical equipment
- creep properties
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- Expired
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/02—Contact members
- H01R13/03—Contact members characterised by the material, e.g. plating, or coating materials
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C9/00—Alloys based on copper
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
この発明は、高強度を有し、かつ導電性および
熱クリープ特性のすぐれたCu合金製電気機器用
コネクタに関するものである。 〔従来の技術〕 一般に、各種の電気機器用コネクタの製造に、
重量%で(以下%は重量%を示す)、 Sn:1.5〜9%、 P:0.03〜0.35%、 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組
成を有するCu合金が用いられている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、上記の従来Cu合金製電気機器用コネ
クタは、高強度をもつものの、導電性および熱ク
リープ特性が十分でないために、これを小型化あ
るいは形状複雑化した場合、十分その機能を発揮
し得ないのが現状である。 〔問題点を解決するための手段〕 そこで、本発明者等は、上述のような観点か
ら、すぐれた導電性と熱クリープ特性を具備した
電気機器用コネクタを開発すべく研究を行なつた
結果、電気機器用コネクタを、 Mg:0.3〜2%、 P:0.001〜0.1%、 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組
成を有するCu合金で構成すると、この結果のコ
ネクタは、高強度を有し、かつすぐれた導電性と
熱クリープ特性を具備するようになることから、
小型化および形状複雑化に十分対応でき、すぐれ
た性能を発揮するようになるという知見を得たの
である。 この発明は、上記知見にもとづいてなされたも
のであつて、以下に成分組成を上記の通りに限定
した理由を説明する。 (a) Mg Mg成分には、Cuの素地に固溶することによ
つて、主要成分であるCu自体の具備する高導
電性を損なうことなく、強度と熱クリープ特性
を向上させる作用があるが、その含有量が0.3
%未満では前記作用に所望の効果が得られず、
一方その含有量が2%を越えると、導電性が損
なわれるようになることから、その含有量を
0.3〜2%と定めた。 (b) P P成分には、脱酸作用があるほか、Mg成分
と共存した状態で、強度および熱クリープ特性
を向上させる作用があるが、その含有量が
0.001%未満では前記作用に所望の効果が得ら
れず、一方その含有量が0.1%を越えると、脆
化傾向が現われるようになることから、その含
有量を0.001〜0.1%と定めた。 〔実施例〕 つぎに、この発明の電気機器用コネクタを実施
例により具体的に説明する。 通常の低周波溝型誘導炉を用い、それぞれ第1
表に示されるCu合金溶湯を調製し、半連続鋳造
法にて、厚さ:150mm×幅:400mm×長さ:1500mm
の寸法をもつた鋳塊に鋳造した後、この鋳塊に、
710〜800℃の範囲内の所定の圧延開始温度にて熱
間圧延を施して厚さ:11mmの熱延板とし、ついで
水冷後、前記熱延板の上下両面を0.5mmづつ面削
して厚さ:10mmとした状態で、通常の条件にて冷
間圧延と焼鈍とを交互に繰り返し行ない、
熱クリープ特性のすぐれたCu合金製電気機器用
コネクタに関するものである。 〔従来の技術〕 一般に、各種の電気機器用コネクタの製造に、
重量%で(以下%は重量%を示す)、 Sn:1.5〜9%、 P:0.03〜0.35%、 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組
成を有するCu合金が用いられている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、上記の従来Cu合金製電気機器用コネ
クタは、高強度をもつものの、導電性および熱ク
リープ特性が十分でないために、これを小型化あ
るいは形状複雑化した場合、十分その機能を発揮
し得ないのが現状である。 〔問題点を解決するための手段〕 そこで、本発明者等は、上述のような観点か
ら、すぐれた導電性と熱クリープ特性を具備した
電気機器用コネクタを開発すべく研究を行なつた
結果、電気機器用コネクタを、 Mg:0.3〜2%、 P:0.001〜0.1%、 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組
成を有するCu合金で構成すると、この結果のコ
ネクタは、高強度を有し、かつすぐれた導電性と
熱クリープ特性を具備するようになることから、
小型化および形状複雑化に十分対応でき、すぐれ
た性能を発揮するようになるという知見を得たの
である。 この発明は、上記知見にもとづいてなされたも
のであつて、以下に成分組成を上記の通りに限定
した理由を説明する。 (a) Mg Mg成分には、Cuの素地に固溶することによ
つて、主要成分であるCu自体の具備する高導
電性を損なうことなく、強度と熱クリープ特性
を向上させる作用があるが、その含有量が0.3
%未満では前記作用に所望の効果が得られず、
一方その含有量が2%を越えると、導電性が損
なわれるようになることから、その含有量を
0.3〜2%と定めた。 (b) P P成分には、脱酸作用があるほか、Mg成分
と共存した状態で、強度および熱クリープ特性
を向上させる作用があるが、その含有量が
0.001%未満では前記作用に所望の効果が得ら
れず、一方その含有量が0.1%を越えると、脆
化傾向が現われるようになることから、その含
有量を0.001〜0.1%と定めた。 〔実施例〕 つぎに、この発明の電気機器用コネクタを実施
例により具体的に説明する。 通常の低周波溝型誘導炉を用い、それぞれ第1
表に示されるCu合金溶湯を調製し、半連続鋳造
法にて、厚さ:150mm×幅:400mm×長さ:1500mm
の寸法をもつた鋳塊に鋳造した後、この鋳塊に、
710〜800℃の範囲内の所定の圧延開始温度にて熱
間圧延を施して厚さ:11mmの熱延板とし、ついで
水冷後、前記熱延板の上下両面を0.5mmづつ面削
して厚さ:10mmとした状態で、通常の条件にて冷
間圧延と焼鈍とを交互に繰り返し行ない、
第1表に示される結果から、本発明コネクタ素
材1〜5は、いずれも従来コネクタ素材1、2と
同等の高密度を保持した状態で、これより一段と
すぐれた導電性および熱クリープ特性をもつこと
が明らかである。 上述のように、この発明の電気機器用コネクタ
は、高強度を有し、かつすぐれた導電性と熱クリ
ープ特性を具備したCu合金で構成されているの
で、これらの小型化および形状複雑化に十分対応
することができ、十分満足する性能を発揮するば
かりでなく、高価なSn成分を含有しないCu合金
で構成されているので、比較的コストの安いもの
となるなど工業上有用な特性を有するのである。
材1〜5は、いずれも従来コネクタ素材1、2と
同等の高密度を保持した状態で、これより一段と
すぐれた導電性および熱クリープ特性をもつこと
が明らかである。 上述のように、この発明の電気機器用コネクタ
は、高強度を有し、かつすぐれた導電性と熱クリ
ープ特性を具備したCu合金で構成されているの
で、これらの小型化および形状複雑化に十分対応
することができ、十分満足する性能を発揮するば
かりでなく、高価なSn成分を含有しないCu合金
で構成されているので、比較的コストの安いもの
となるなど工業上有用な特性を有するのである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Mg:0.3〜2%、 P:0.001〜0.1%、 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組
成(以上重量%)を有するCu合金で構成したこ
とを特徴とする高強度を有し、かつ導電性および
熱クリープ特性のすぐれたCu合金製電気機器用
コネクタ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6843786A JPS62227051A (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | Cu合金製電気機器用コネクタ |
DE19863628783 DE3628783A1 (de) | 1986-03-28 | 1986-08-25 | Elektrisches verbindungsstueck aus einer kupferlegierung und verfahren zu seiner herstellung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6843786A JPS62227051A (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | Cu合金製電気機器用コネクタ |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1085326A Division JPH0690887B2 (ja) | 1989-04-04 | 1989-04-04 | Cu合金製電気機器用端子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62227051A JPS62227051A (ja) | 1987-10-06 |
JPH0154420B2 true JPH0154420B2 (ja) | 1989-11-17 |
Family
ID=13373682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6843786A Granted JPS62227051A (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | Cu合金製電気機器用コネクタ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62227051A (ja) |
DE (1) | DE3628783A1 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT385932B (de) * | 1985-12-13 | 1988-06-10 | Neumayer Karl | Band- bzw. drahtfoermiges material |
JPS6452034A (en) * | 1987-08-19 | 1989-02-28 | Mitsubishi Electric Corp | Copper alloy for terminal and connector |
JPH0776397B2 (ja) * | 1989-07-25 | 1995-08-16 | 三菱伸銅株式会社 | Cu合金製電気機器用コネクタ |
JPH05247564A (ja) * | 1991-07-11 | 1993-09-24 | Mitsubishi Shindoh Co Ltd | Cu合金製電気機器用スイッチ材 |
EP0660444B1 (de) * | 1993-12-22 | 1998-10-21 | CMC Carl Maier + Cie AG | Niederspannungsverteiler |
US5525070A (en) * | 1994-04-15 | 1996-06-11 | Panduit Corp. | Positive lock insulated disconnect |
DE10139953A1 (de) | 2001-08-21 | 2003-03-27 | Stolberger Metallwerke Gmbh | Werkstoff für ein Metallband |
GB0218138D0 (en) * | 2002-08-05 | 2002-09-11 | Strix Ltd | Electrical terminals |
JP4563508B1 (ja) * | 2010-02-24 | 2010-10-13 | 三菱伸銅株式会社 | Cu−Mg−P系銅合金条材及びその製造方法 |
EP3020836A3 (en) | 2010-05-14 | 2016-06-08 | Mitsubishi Materials Corporation | Copper alloy for electronic device, method for producing it, and rolled copper alloy for electronic device |
JP5045784B2 (ja) | 2010-05-14 | 2012-10-10 | 三菱マテリアル株式会社 | 電子機器用銅合金、電子機器用銅合金の製造方法及び電子機器用銅合金圧延材 |
JP5903832B2 (ja) * | 2011-10-28 | 2016-04-13 | 三菱マテリアル株式会社 | 電子機器用銅合金、電子機器用銅合金の製造方法、電子機器用銅合金圧延材及び電子機器用部品 |
JP5903838B2 (ja) | 2011-11-07 | 2016-04-13 | 三菱マテリアル株式会社 | 電子機器用銅合金、電子機器用銅素材、電子機器用銅合金の製造方法、電子機器用銅合金塑性加工材及び電子機器用部品 |
JP5903842B2 (ja) | 2011-11-14 | 2016-04-13 | 三菱マテリアル株式会社 | 銅合金、銅合金塑性加工材及び銅合金塑性加工材の製造方法 |
-
1986
- 1986-03-28 JP JP6843786A patent/JPS62227051A/ja active Granted
- 1986-08-25 DE DE19863628783 patent/DE3628783A1/de active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE3628783A1 (de) | 1987-10-08 |
JPS62227051A (ja) | 1987-10-06 |
DE3628783C2 (ja) | 1988-04-14 |
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Legal Events
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