JPH0154041B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はクランプが保持テープ若しくは部材の
折り込み部内において接合部材の列を係合するの
に使用されているスライド・フアスナーとその製
造方法に関するものである。

米国特許第2775012、第2791017、第2800157、
第2928156、第3005247と第3030683号に例示され
ているような従来技術では保持テープ若しくは部
材の折り込み部内で係合された接合部材列を使用
する幾つかのスライド・フアスナーが示されてい
る。各折り込みの外側を越えて伸長するクランプ
は折り込み部内で接合部材列のそれぞれの部材を
係合させている。スライド・フアスナーのこの形
式は物品の一部の非多孔性テープ若しくは縁の部
分を共に密封係合状態で把持することによつて、
水、ガス或は塵に対して封止された閉じこみを形
成するスライド・フアスナーに特に有用である。
クランプは通常クランプ脚部の上縁において内方
に伸長するリツプ若しくはフランジを有するＵ字
形をなしており、接合部材の底部廻りで、その底
部から伸長するシヤンクに対向して折り込まれた
テープを係合するようにこれを結合する。クラン
プの内部表面はテープをより確実に保持するため
に、ローレツト若しくはセレーシヨン加工をする
ことによつて粗面にされるとよい。先行技述のス
ライド・フアスナーの製造ではクランプが時々ね
じ曲げられたり、さもなければ接合部材の形状に
不適合で、フアスナーの漏れや故障の原因となつ
た。更に、クランプを折り込みの上に曲げたり結
合するための先行技術における装置はクランプの
ねじ曲げに起因して過度の作業負荷と摩耗を受け
やすく、維持費も高かつた。

本発明は、間隔をおいた接合部材の一対の列を
具備し、各接合部材がシヤンクと接合部材の反対
側の列のヘツドにだき合わされるように上記シヤ
ンクの一端に設けたヘツドと、上記シヤンクの反
対側から垂直に突出するフランジを形成するよう
に上記シヤンクの他端に設けたベースとを備え；
それぞれのベースが底面と、一対の反対方向外側
のフランジ縁と、それぞれのヘツドに向けて配し
た上部フランジ面とを設定し；また、それぞれの
間に開口を形成し且つ上記ベースの回りで接合部
材のそれぞれの列のシヤンクを越えて折り込まれ
る内側部分を有し、上記ヘツド部分が上記折込み
部分から突出した状態にしているテープ状可撓保
持部分を具備し；また、接合部材に対応しかつそ
の対応する接合部分のベースおよびシヤンク上の
上記折込み部分を結合するように上記保持部分の
上記折込み部分の外側に係合される一部のクラン
プ列を具備しており、各クランプが対応するベー
スの底面に対してそれぞれの折込み部を係合する
ヒールを備え且つそれぞれの折り込み部の反対側
を越えたヒールの反対側から伸長する一対の脚を
備え、そして対応する接合部材の外側のフランジ
縁およびシヤンクの反対側でそれぞれの折り込み
部を係合しており；上記脚の各対がシヤンクの反
対側の中間部に向けて内方に伸長するそれぞれの
リツプを備え、且つシヤンク反対側に垂直な方向
においてそれぞれ接合部材に関して対応するクラ
ンプを位置付けるための、それぞれの上記外側フ
ランジ縁に向けて隆起した陵部を備え；各リツプ
がそれぞれの上部フランジ表面に面する下部内側
面を備え、そして各ヒールが上記シヤンクに平行
な方向に各接合部材に関して対応クランプを位置
付けるための内部平坦面を備え；更にヒールおよ
び上記対の脚の各々がそれらの間に継なぎ目を設
定しており、該継ぎ目がヒールの中央部に関して
実質的に減少された厚みを有し、しかも上記脚が
上記継目で内部コーナーを形成し、それぞれのベ
ースの底面とそれぞれのヒールの平坦内面との間
および上記脚の隆起した陵部と外側フランジ縁と
の間から可撓性保持部材の移動部分を受けるよう
にしているスライド・フアスナー・チエインを要
旨としている。

本発明の目的はクランプに関して接合部材の位
置ぎめを実質的に改良して、クランプにより保持
部材の折り込み部内に接合部材を係合させて、使
用するスライドフアスナーを構成するにある。

本発明の他の目的は、ホールド内の接合部材を
保持するように保持部材の折り込みを越えて係合
されたクランプにおいて実質的にねじ曲げを少な
くすることにある。

また本発明の目的は、クランプが折込み部に接
合部材を保持することによつて、スライド・フア
スナー製造用機械の作業負荷、摩耗並に損傷を本
質的に減少させることにある。

本発明の一つの利点は、クランプの脚とヒール
との間の継なぎ目に形成される厚さを減少させる
結果として、スライド・フアスナーのクランプの
成形と締めこみにおいて継なぎ目まわりにゆがみ
を生じさせずに実質的により信頼性があり容易に
脚を屈曲することができることである。

本発明の他の利点は、接合部材が、シヤンクに
対して折り込み保持テープを係合する脚のリツプ
の内方縁により、また接合部材のベースの外側フ
ランジ縁に対して折り込み保持テープを係合する
脚部の隆起された陵部により、接合部材の上記シ
ヤンクに垂直な方向でその位置に保持され、且つ
接合部材のベースを底部を越えてテープ部分を係
合するクランプのヒールの平坦内側面により、ま
た接合部材のベースフランジの上部表面に面する
リツプの内表面により、接合部材のシヤンクに平
行に伸びる方向で、その位置に保持されているこ
とである。

本発明の一つの追加的特徴は、脚とヒールの間
の継なぎ目におけるクランプの厚さを減少させる
ことにより、保持部材の応力および引き裂きを減
少させるばかりでなく、接合部材を正確に位置ぎ
めができるように脚の隆起した陵部とベースの外
側フランジ縁との間から、また接合部材のベース
の底部とクランプのヒールの平坦内表面との間か
ら、保持部材の移動部材を受け入れるように内側
コーナーを継なぎ目に生成することである。

本発明の他の目的、利益と特徴は添付図面に基
づく実施例の次の説明により明瞭となろう。

以下図面に基づいて説明する。第１図と第２図
に示されるように本発明において製造されるスラ
イド・フアスナーは１０と１２で示される接合部
材の一対の列を含み、接合部材は普通１８と２０
で示される対応するクランプによりそれぞれのテ
ープ若しくは可撓性の保持部材１４と１６の折込
み部分に結合されると共に、上記折込み部分の外
側に各列に結合される。スライダー２２はその中
にＹ字形の溝２４を形成しており、滑動自在にク
ランプ１８と２０の列および上記接合部材１０と
１２を受けて、係合するようになつており、接合
部材１０と１２の列の係合離脱により保持部材１
４と１６の間の開口２６が閉じたり開いたりする
ようにしてある。接合部材が係合すると、第２図
に示すように、接合部材１０，１２に近接して伸
びる。保持部材１４，１６の部分およびその折込
み部分は、クランプ１８，２０により相互に緊密
に係合され、保持部材１４，１６間を密封し、空
気や水若しくはごみの通過を防止することができ
る。

第１図と第２図に見られるように、接合部材１
０、保持部材１４およびクランプ１８は左ストリ
ンガーを形成し、接合部材１２、保持部材１６お
よびクランプ２０は右ストリンガーを形成する。
この左ストリンガーと右ストリンガーとが一緒に
なつてスライド・フアスナー・チエインを形成す
る。右ストリンガーは実質的に左ストリンガーと
対称形であるから第３〜７図の詳細については左
ストリンガーのみについて説明する。

第３図に示すように、接合部材１０は各々シヤ
ンク３０、該シヤンク３０の一端に固定されたヘ
ツド３２、およびその反対端でシヤンク３０を保
持するベース３４を具備する。上記シヤンク３０
は普通断面が短形で、ベース３４にヘツド３２を
連結する狭い柱を形成している。上記ヘツド３２
はシヤンク３０に垂直に延出する板状の矩形部材
の形をなし、その頂部側にとんがり帽子を形成し
ている。上記ヘツド３２は接合部材１２のヘツド
の突起と組み合わされるシヤンクから突出する前
方突起３６と後方突起３８を形成し、該突起はス
ライド・フアスナーに対し縦方向に、接合部材１
０に関してオフセツトされている第２図の接合部
材１２のヘツド突起に係合されている。上記ベー
ス３４は矩形板の形状をなし、僅かにヘツド３２
より大きく、シヤンク３０に垂直に延出してい
る。ベース３４の側面４０，４２はシヤンク３０
側に垂直に突出するフランジ形でその上にテープ
状部分１４が折り込まれる。

第２図と第７図に示すように、保持部分１４は
シヤンク３０の反対側に伸びる折り込み部分と上
記折込み部分から突出するヘツド３２とでベース
３４の回りに折込まれる。保持部分１４はテープ
か織布のテープ状の縁部分であるとよい。例え
ば、保持部分は第７図に示してあるようにゴム引
き織物の細長い切れを使用してもよい。

第７図に示すように、クランプ１８はヒール５
０と一対の脚５２，５４を備えＵ字形クランプを
形成する。脚５２，５４はそれらの頂縁に近接し
てそれぞれ内方に突出するリツプ６２と６４を備
える。クランプは第５図に示すように先づワイヤ
ーローリングプロセスの間に平らな断面をもつ形
につくられ、脚部５２と５４に対応する巻込み部
分はヒール部分５０の両側から反対の方向に伸び
る。ワイヤー・ローリング操作中に、セレーシヨ
ン７０，７２，７４，７６と７８がヒール部分５
０、脚部５２と５４、リツプ６２と６４の内表面
に形成される。コーナー８０，８２はリツプ６
２，６４と脚５２，５４の間の継なぎ目に形成さ
れる。溝８４と８６は実質上セレーシヨン７０，
７２，７４，７６と７８よりも長くまた、脚部分
５２，５４とヒール部分５０に横方向もしくは垂
直に向けられていて、ヒール部分とそれぞれ脚部
分５２，５４の間の継なぎ目に形成され、上記継
なぎ目で厚さが実質上減少されている部分８８と
９０を形づくつている。第５図の巻込部分は空所
を形成し、部分的に曲げられ、脚部分５２，５４
を部分的に上方に曲げた状態で、連結部５６（第
４図）により連結されるクランプ１８の一列を形
成している。さらにその操作の間には、連結部分
５６はクランプ１８の一列から引締められ、脚５
２と５４を曲げて対応する部材１０を越えて保持
部材１４における折込み部分の上を締め、そし
て、ヒール５０の両側から同方向に延びるように
上記折込み部分内に上記部材を係合して、脚を結
合させる。

第７図に示すように、保持部材１４の折込みを
締めるクランプ１８はクランプの脚を上方および
内方に曲げ、リツプ６２と６４とがベース３４上
のシヤンク３０の回りで保持部材１４の折り込み
部分を締めつけるように、相互に平行に延びる。
脚５２と５４の内表面上の陵部９２と９４はベー
ス３４のフランジ４０，４２の外縁９６，９８を
越えて折込まれた保持部材の外側を係合し、そし
てリツプ６２，６４の内表面１００，１０２はシ
ヤンクの側面１０４，１０６を越えて折り込まれ
た保持部材１４の外表面を結合し、シヤンク３０
に垂直な方向でクランプ１８に関して接合部材１
０に緊密に保持する。ヒール５０の内側面１０８
は平坦に形成されており、ベース３４の底面１１
０を越えて折込まれた保持部材の外側に配置さ
れ、リツプ６２，６４の底部内面１１２，１１４
はフランジ４０，４２の上部表面１１６，１１８
を越えて折り込まれた保持部材の外側に結合し、
シヤンク３０に平行な方向でクランプ１８に関し
て接合部材１０を係合している。第７図のＵ字状
のクランプ１８の溝８４，８６はコーナーを形成
し、このコーナーで、ヒールの内側面１０８とベ
ースの底面１１０との間から、および脚５２，５
４の陵部９２，９４とベース３４の縁面９６，９
８との間から移送された保持部材１４の材料を受
ける。リツプ６２，６４に近接するコーナー８
０，８２は対向する隆起した表面９２と縁部９
６、対向する隆起した表面９４と縁部９８、対向
する底部内面１１２と上部表面１１６、および対
向する底部内面１１４と上部表面１１８の間から
移送された保持部材１４の材料を受ける。

接合部材１０に協働するクランプ１８の構造は
クランプ１８に関して本質的により信頼性があ
り、精密な接合部材の位置ぎめを達成するので、
本質的に改良されたスライド・フアスナーの生産
が可能となつた。脚５２，５４の内部に陵部９
２，９４は結合部部材１０のフランジ４０，４２
の縁面９６，９８と協働し、脚５２，５４に関し
てベース３４を正確に位置決めする。リツプ６
２，６４の内表面１００，１０２はシヤンク３０
の側面１０４，１０６と協働し、脚５２，５４と
平行関係において接合部材１０を正確に位置ぎめ
し、この平行関係を維持する。ヘツド３２の突出
の範囲は、ベース３４の底面１１０にヒール５０
の内側面１０８を協働し、また、リツプ６２，６
４の底部内面１１２，１１４にフランジ４０，４
２の上部表面１１６，１１８を協働することで、
正確に決められる。これは脚５２，５４の頂部表
面に関して接合部材１０とのそのヘツド３２を正
確に位置ぎめする。内側の平坦な内側面１０８は
脚５２，５４の隆起面９２および９４と共に、ま
た底部内面１１２および１１４と共に、ベースの
平坦な底面１１０、縁面９６，９８、上部表面１
１６および１１８に通常対向している実質上平坦
な面で、ベース３４を取り囲み、ベース３４を正
確に位置ぎめする。溝８４，９６とコーナー８
０，８２とはベース３４のコーナーに対向し、平
坦位置ぎめ表面を、より効果的に協同させるよう
にベース３４および脚５２，５４上での対向する
平坦位置ぎめ表面間から移動された材料を受ける
だけでなく、応力を小さくし、且つ保持部材１４
の引き裂きを減少させる。

脚とヒールとの間の継なぎ目に溝８４，８４を
形成することによりスライド・フアスナー製造上
において他の実質的な利益が得られる。クランプ
１８は部分８８，９０の厚みを減少するように脚
に空所をつくり予め成形していて本質的にゆがみ
を小さくおさえているのであつて；因に従来の空
所ではＪ字形に脚を形成するので、ヒールの内側
面を丸めるばかりでなく、漏れをもたらし、クラ
ンプに関してベースの位置ぎめの精度を減少させ
ていたのである。又、薄い部分８８，９０はクラ
ンプの予め設定された屈曲点を具備していて、脚
５２および５４を曲げのに板抜き機に要する仕事
量を少なくしている。更に、クランプ金属に溝を
設けてあるので、ワイヤー・ローリング操作にお
いて巻込まれたワイヤーメタルを上記溝によつて
容易に、より正確に軌道にのせることができるか
ら、ワイヤー・ローリング操作が容易になる。更
に、セレーシヨンを形成するために押圧しなけれ
ばならない領域が溝によつて減少されるのでセレ
ーシヨンは大幅により均一なものとなる。ローレ
ツト若しくはセレーシヨンをワイヤー・ローリン
グ時に所望の深さに形成することは最終製品にお
いてクランプが緊密に係合するために特に重要で
ある。

上述した実施態様は細部について多くの変形、
変更及び修正ができるものであるからして、上述
した記述および図面に示されたすべての事項は単
に説明を目的としたものであつて、それに限定す
るものではない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかるスライド・フアスナー
の一部破断平面図、第２図は第１図のスライド・
フアスナーの断面図、第３図は第１図と第２図の
スライド・フアスナーの接合部材の斜視図、第４
図は第１図と第２図のスライド・フアスナーに取
付前の形成され部分的に曲げられたクランプ部材
一連の拡大斜視図、第５図は第４図のクランプ部
材に型打ちされ部分的に曲げられる前のロール
ド・ワイヤー・ストリツプの断面図、第６図は第
３図のクランプ部材を形成し部分的に曲げたもの
の断面図、第７図は第１図と第２図のスライド・
フアスナーの拡大断面図である。 １０，１２……接合部材、１４，１６……保持
部材、１８，２０……クランプ、２２……スライ
ダー、５０……ヒール、５２，５４……脚、６
２，６４……リツプ、８０，８２……コーナー、
８４，８６……溝。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 間隔をおいた接合部材の一対の列を具備し、 各接合部材がシヤンクと、接合部材の反対側の
   列のヘツドにだき合わされるように上記シヤンク
   の一端に設けたヘツドと、前記シヤンクの反対側
   から垂直に突出するフランジを形成するように上
   記シヤンク他端に設けたベースとを備え； それぞれのベースが底面と、一対の反対方向外
   側のフランジ縁と、各ヘツドに向けて配置した上
   部フランジ面とを設定し；また、 それぞれの間に開口を形成し且つベースの回り
   で接合部材のそれぞれの列のシヤンクを越えて折
   込まれる内側部分を有し、上記ヘツド部分が上記
   折込み部分から突出した状態にしているテープ状
   可撓保持部分を備え；また、 接合部材に対応しかつその対応する接合部分の
   ベースおよびシヤンク上の上記折込み部分を結合
   するように上記保持部分の上記折込み部分の外側
   に係合される一部のクランプ列を具備しており； 各クランプが対応するベースの底面に対してそ
   れぞれの折り込み部分に係合するヒールを備え且
   つそれぞれの折り込み部の反対側を越えたヒール
   の反対側から伸長する一対の脚を備え、そして対
   応する接合部材の外側のフランジ縁およびシヤン
   クの反対側でそれぞれの折り込み部を係合してお
   り； 上記脚の各対がシヤンクの反対側の中間部に向
   けて伸長するそれぞれのリツプを備え、且つシヤ
   ンク反対側に垂直な方向においてそれぞれ接合部
   材に関して対応するクランプを位置付けるため
   の、それぞれの上記外側フランジ縁に向けて隆起
   した陵部を備え； 各リツプがそれぞれの上部フランジ表面に面す
   る下部内側面を備え、そして、各ヒールがシヤン
   クに平行な方向にそれぞれの接合部材に関して対
   応クランプを位置付けるための内部平坦面を備
   え；更に ヒールおよび上記対の脚の各々がそれら間に継
   なぎ目を設定しており、該継ぎ目がヒールの中央
   部に関して実質的に減少した厚みを有し、しかも
   上記脚が上記継ぎ目で内部コーナーを形成し、そ
   れぞれのベースの底面とそれぞれのヒールの平坦
   内面との間および上記脚の隆起した陵部と外側フ
   ランジ縁との間から可撓性保持部材の移動部分を
   受けるようにしている改良クランプをもつスライ
   ド・フアスナー・チエイン。 ２ それぞれの脚は可撓性保持部材の移動部分を
   受けるために、ヒールと脚の間の継なぎ目におい
   て内側表面に形成した溝と、それぞれのリツプの
   下部表面と上記隆起した陵部との間に形成された
   コーナーを備え、それぞれのクランプは脚の内側
   表面およびヒール部分の溝に垂直に伸長するセレ
   ーシヨンを、そしてリツプはその内側表面に形成
   されたセレーシヨンを備える特許請求の範囲第１
   項に記載の改良クランプをもつスライド・フアス
   ナー・チエイン。 ３ クランプの脚とヒールの反対側との間の継な
   ぎ目に対応する位置に、間隔をおいた縦方向の一
   対の溝を形成せしめ、また、クランプの脚部の内
   側上部部分に対応するストリツプの部分にリツプ
   を形成せしめ、また脚部の中間部分に対応する隆
   起した陵部を形成せしめるワイヤー・ストリツプ
   のロール成形工程と； ロール成形したワイヤー・ストリツプをスタン
   プし、かつ、部分的に曲げられたクランプの列に
   沿つて溝に沿つてロール成形したワイヤー・スト
   リツプを部分的に曲げる工程と； 間に開口を形成する可撓性保持部材中におい
   て、一対の折込み部分内に接合部材を配設する工
   程と； 対応する接合部材のベースにかぶさる折り込み
   部分の外側にかぶせてクランプを配設する工程
   と； 一部曲げられたクランプの脚部を継なぎ目の回
   り内方に曲げて保持部材の折り込み部分を接合部
   材のベースとシヤンクとの反対側に係合させて、
   接合部材をクランプに関して係合せしめる工程と
   を具備しており、 前記のクランプ配設の位置決めと曲げとの段階
   において、ベースの底面の反対側にヒールの内側
   平坦面を位置させ、ベースの外側フランジ縁の反
   対側に脚部の隆起した陵部を位置させ、上記リツ
   プの下部内側表面をベースの上部フランジ表面の
   反対側に位置させて、保持部材からの材料をクラ
   ンプの脚部とヒールの間の継なぎ目におけるコー
   ナーに移送することを特徴とするスライド・フア
   スナー・チエインの製造方法。 ４ 前記のロール成形では、脚部とヒールの内側
   表面に対応する部分の溝に垂直にセレーシヨンを
   形成すると共に、さらにそれぞれのリツプに近接
   する脚部の部分にコーナーを形成し、前記のクラ
   ンプの位置決めと曲げとの段階ではリツプに近接
   するコーナーに保持部材からの材料を移送するこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第３項記載のスラ
   イド・フアスナー・チエインの製造方法。