JPH0153566B2 - - Google Patents

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JPH0153566B2
JPH0153566B2 JP9887584A JP9887584A JPH0153566B2 JP H0153566 B2 JPH0153566 B2 JP H0153566B2 JP 9887584 A JP9887584 A JP 9887584A JP 9887584 A JP9887584 A JP 9887584A JP H0153566 B2 JPH0153566 B2 JP H0153566B2
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JP
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filter
porous
plug
outflow
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JP9887584A
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JPS59225718A (ja
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Eru Deimitsuku Deiuitsudo
Bii Purei Kenesu
Ee Ruudetsuku Otsutoo
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Motors Liquidation Co
Original Assignee
Motors Liquidation Co
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Publication date
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Publication of JPH0153566B2 publication Critical patent/JPH0153566B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N3/00Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust
    • F01N3/02Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust
    • F01N3/021Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters
    • F01N3/022Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters characterised by specially adapted filtering structure, e.g. honeycomb, mesh or fibrous
    • F01N3/0222Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters characterised by specially adapted filtering structure, e.g. honeycomb, mesh or fibrous the structure being monolithic, e.g. honeycombs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D46/00Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
    • B01D46/24Particle separators, e.g. dust precipitators, using rigid hollow filter bodies
    • B01D46/2403Particle separators, e.g. dust precipitators, using rigid hollow filter bodies characterised by the physical shape or structure of the filtering element
    • B01D46/2407Filter candles
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B38/00Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof
    • C04B38/0006Honeycomb structures
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N2330/00Structure of catalyst support or particle filter
    • F01N2330/06Ceramic, e.g. monoliths
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S55/00Gas separation
    • Y10S55/30Exhaust treatment

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  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)
  • Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、デイーゼルエンジンもしくは同様の
エンジンの排気装置に用いる、排ガス微粒子物用
フイルタに関し、特にセラミツク製の壁流型モノ
リシツクフイルタに関する。
近年、デイーゼルエンジンその他の内燃機関か
ら、排気ガスと共に放出される微粒子物の量制限
の問題に、多くの関心が集まつている。そして、
デイーゼルエンジンの場合は、排気ガス中の微粒
子物の放出を低減する、実利的かつ効果的な装置
及び方法の開発に多大な努力が払われている。
一例としては、デイーゼルエンジンの排気系中
に適当な微粒子トラツプを設けることであり、該
トラツプは排気ガスから微粒子物を効果的に捕捉
する少なくとも一個のフイルタを有するととも
に、該フイルタは集取された捕捉微粒子物をその
場で燃焼することによりフイルタ自身が再生され
る。
例えば「デイーゼルエンジンの排ガス微粒子物
用セラミツクフイルタ及びその製造方法
(Ceramic Filters Fa Diesel Ethaust
Partieulates and Methods of Making)」と称
する、例えば米国特許第4364761号に開示されて
いる、セラミツクモノリミツク壁流型微粒子物用
フイルタは、その好例である。
この種のフイルタは、全長に亘つて延びる平行
流路を形成する様な蜂巣構造を画成する、多数の
交錯配列された、薄い多孔質内壁によつて相互連
絡された外壁を備えている。セル流路開口部はモ
ノリス面側で互い違いに閉塞されており、また他
端側でも同様に互い違いに閉塞されているが、セ
ル1個分だけ偏倚することにより、流入路及び流
出路を画成している。
上記のフイルタ構成では、排気ガスは所定の流
入路に直かに流入できず、分離多孔壁を通過し
て、隣接する流出路に押しやられる。従つて排気
ガスは、隣接流路間の多孔壁を通過する際に過
される。
現在、この種のセラミツクフイルタが製造され
ているようにフイルタのセラミツク壁は押出成形
されてから焼成される。焼成後無孔物質で閉塞す
るなどして、流路開口部を互い違いに密封するこ
とにより、複数個の流入路と流出路とを千鳥格子
状に配列した上記構造にする。
この種のセラミツクフイルタを、車のエンジン
排気装置に適切に設置し、隣接する流出路から微
粒子物を分離する流入路の壁面に付着した微粒子
物を捕捉することにより、排気ガスから微粒子物
を除去する。
フイルタはやがて、炭素物質で詰まる様にな
り、微粒子物でデイーゼルエンジン排気装置の背
圧が増加する。このため、微粒子物を常時除去す
ることにより、高背圧がエンジン性能に与える害
悪を阻止する必要がある。
吸込ガスの温度を、微粒子物発火温度まで高め
て、微粒子物を焼却することにより、こうして集
取された炭質素微粒子を、フイルタから除去でき
る。15乃至18%の酸素の存在化で、約600℃まで
加熱すると、通常のデイーゼル燃料、即ちD−2
デイーゼル燃料から生成された炭素系微粒子物は
発火する。
しかし、周知のように、デイーゼルエンジン
は、非常に厳しいエンジン負荷条件下においての
みこのような高い排気温度を発生する。従つて、
通常は排気入口温度を上げる補助的熱源を壁流セ
ラミツクフイルタに取付ける必要があるが、これ
には通常、燃料バーナ又は、電気抵抗ヒータ等
の、かなり高価な熱源を排気の流れと一列状に配
列することにより、ガスの温度を約600℃まで上
げなければならない。
また、デイーゼル燃料中の、ナフテン酸銅
(copper naththenate)、酢酸銅(copper
acetate)、テトラエチル鉛(tetrathyl lead)及
びマンガン(manganese)(MMT)等の燃料添
加物が、微粒子物の発火温度を約320乃至420℃に
下げることが知られている。従来は、微粒子物発
火温度を、上記所望値に下げるため、燃料添加物
の含量を、約0.013乃至0.198グラム/リツトル
(0.05乃至0.75グラム/ガロン)にしていた。
また、エンジンスパーク、電弧又は小型のピン
ポイントトーチ式燃料バーナを点灯することによ
り、この様に処理されたデイーゼル燃料から排出
された、かなり低い熱伝導率を有する表面(金属
又はセラミツクのいかんに係わらず)に付着した
微粒子物を、例えば1ミリ直径以下の狭い区域内
で発火できることが知られている。発火後、火は
フイルタ表面全体に容易に広がり、表面に付着し
た微粒子物(上記の金属性燃料添加物を用いる)
を燃焼する。
上記の様に、燃料添加物は、通常、使用する添
加物の種類及びその濃度に応じて、微粒子物の発
火温度を、320℃程度まで下げる。また、微粒子
物の狭範部分を燃やすと、各層が連続的に発火し
て、燃焼が広まる。金属性添加物は、エンジン燃
焼処理にあうと、充分に酸化するものと思われ
る。これらの金属性酸化微粒子物は、炭素質微粒
子物中に充分に分散される。この分散温度を、局
部的に上げると、発熱反応が起こる。酸化金属中
の酸素分子は、炭素と自由に化合して、COおよ
びCO2を形成する。この反応により多量のエネル
ギが発生してガス温度が上昇し、周りの酸化金属
−炭素分散層を連続的に発火させる。
壁流セラミツクモノリスフイルタを再生すべき
場合は、コスト面の考慮から、モノリス表面の狭
い区域だけを発火させることが望ましい。しか
し、無孔物質製のプラグを備える従来のセラミツ
クフイルタは、微粒子物をその入口面に集める様
に作動せず、微粒子物はフイルタ流入路の壁面に
集まるだけである。完全に再生させるためには、
各流路を個別単位で発火させる必要があるが、長
い通路に発生する熱により、数個の流入路をスポ
ツト発火させれば、各流路に順次に広がるため、
これは完全に正しいとは言えない。しかし、一般
にこの伝播は、フイルタ後方の吐出端に向つての
み行われるためフイルタ入口端部には未燃微粒子
物が残る。
本発明は、少くともフイルタ流入端側が、多孔
物質で部分的に閉塞された流出路を有する、改良
型多孔セラミツクモノリスデイーセル微粒子物フ
イルタに関する。複数個のプラグ又はシート状の
多孔材によつて、フイルタ流入面端部はフイルタ
の役目をすることにより、多孔材流入表面に炭素
質物質、即ち微粒子物を付着させることができ
る。従つて、フイルタ流入面に付着した微粒子物
の狭い区域を発火させるだけで充分であり、この
微粒子物の燃焼はやがてフイルタ流入面全体に広
がり、セラミツクフイルタの全流入路にある微粒
子物を発火させることにより、フイルタを完全に
再生する。
従つて、本発明の第1の目的は、多孔壁で離間
された複数個の流入路及び流出路を備え、少くと
も流出路のフイルタ流入端側を多孔材で部分的に
閉止して、微粒子物を多孔材の流入表面に集める
ことにより、隣接流入路への火炎の伝播を促進す
る様にした改良型セラミツクモノリス壁流微粒子
物フイルタを提供することにある。
本発明の別の目的は、多孔壁で離間された複数
個の流入路及び流出路を備え、多孔壁に匹敵する
厚さ及び多孔性を有する、穿孔ビスケツト状の多
孔セラミツク材シートで、少くともフイルタ流入
端面側にある流出路間口部を被覆する多孔プラグ
を画成する、改良型セラミツクモノリス壁流微粒
子物フイルタを提供することにある。
本発明の更に別の目的は、流入端面に多孔プラ
グを備え、流入路及び流出路をパターン配列し
て、流出路の多孔プラグを垂直及び水平方向に整
合させることにより、フイルタ上に集められた微
粒子物のスポツト発火で得られた火炎の、フイル
タ面全体への伝播を促集する様にした、改良型セ
ラミツク壁流微粒子物フイルタを提供することに
ある。
本発明の更に別の目的は、多孔壁で離間された
複数個の流入路及び流出路を備え、フイルタ流入
壁面に当てた、穿孔ビスケツト状の多孔セラミツ
ク材シートで、流出路のフイルタ流入端側を覆う
多孔プラグ、及び流入路のフイルタ流入端側を部
分的に覆う、多孔進炎橋を画成することにより、
集取微粒子物のスポツト発火を発端とする火炎の
前進する様にした、改良型セラミツク壁流微粒子
物フイルタを提供することにある。
本発明のその他の目的及び特徴は添付図面を参
照した本発明の詳細な説明から明らかとなる。
第1図及び第2図に示す様に従来のセラミツク
壁流微粒子物フイルタ10は、多数の交錯配列さ
れた、薄い多孔内壁12によつて、内部結合され
た、円筒形外壁11を備えている。交錯壁は、そ
の内側に、夫々フイルタ素子10の両端に延び
る、流入路14と流出路15とで構成される。2
組の平行路を画成している。流入路14はフイル
タ素子の流入端16で開口し、流出端17で無孔
プラグ18により閉塞されており、流出路15
は、流入端16で無孔プラグ18により閉塞さ
れ、流出端17で開口している。
第1図に最も良く示す様に、流路は正方形の断
面形状を有しているが、例えば米国特許第
4364761号に開示されている様に、その他の形状
にすることができる。また流入路14及び流出路
15は夫々、千鳥格子状に交互して、縦横列に配
列し(断面図に示す様に)されているため、各内
壁は、流路のコーナーにおけると同様に、他の壁
と係合する箇所を除く、表面の全地点で、流入路
と流出路に挾まれる。従つて、流入路14は、コ
ーナー係合を除いて、流出路15を挾んで相互離
間され、流出路15も同一要領で離間されてい
る。
セラミツクモノリスは、内壁12を多孔性にす
ることにより、排気ガスが内壁を通つて、流入路
から流出路に移動できる様に構成されている。内
壁孔はデイーゼル排気ガス中の微粒子物の大半
を、適宜に別する様に寸法決めされている。例
えば米国特許第4364761号に記載されている様に、
約10%の平均気孔率(porosity)、約0.5乃至70ミ
クロンの孔寸法範囲で、約2乃至15ミクロンの平
均孔寸法を有するセラミツク壁構造により、充分
な別を達成できることが実証されている。
さらに上記特許に記載されている様に、先ず、
例えば、触媒転炉に使用される様な、押出成形開
放端形セラミツク単一体として、フイルタ素子1
0を形成してから、1つおきの流路の端部に適切
なセメント物質を付着させて、所望の端閉塞壁プ
ラグ18を形成してからセメントを硬化させるこ
とにより、1つおきの流路の端部を閉塞するなど
して、開放端形モノリスを、交互閉塞流路を有す
るフイルタ素子に変えることができる。従来のプ
ラグは全て無孔プラグ、即ち、排気ガスの貫流を
阻止する様な適切材料で形成されたプラグであ
り、このため通常微粒子物は、フイルタの流入端
上に集まらない。
本発明によると、壁流セラミツク微粒子物フイ
ルタの流入端に、多孔手段を設けて、流入端上に
微粒子物を集めることにより、焼却時に、フイル
タ流入端面全体に亘つて火炎の伝播を促すことに
よつて、フイルタの全流入路内の微粒子物を発火
できる様にしている。
従つて、第3図に示すフイルタ実施例では、流
出路は、フイルタ流入端16側で、多孔プラグ1
8′により、部分的に閉塞されている。多孔プラ
グ18′は流出路15の流入端16側の開口部に
挿入された、実際のプラグ形状を成しているが、
例えば、フイルタ素子流入端16の上方に設置し
てから、適切なパンチダイで、流入路15の流入
端側開口部に押込む様にした、所望気孔率を有す
る、薄い生セラミツク材シートで構成することも
できる。その後、プラグを形成するセラミツク材
を適切に焼成して、隣接壁12に融接する。第3
図に示すように、好適には、プラグ18′は、フ
イルタ内壁12と同一の厚さ及び通気性を有して
おり、またプラグ18′用のセラミツク材は壁流
モノリスフイルタ素子と同一のものである。
流出路15のフイルタ流入端16側にこれらの
多孔プラグ18′を用いると、その流入面は、フ
イルタの役目をすることによつて、微粒子物がフ
イルタ素子流入面に付着できる様にする。そのた
め流入面に集められた微粒子物をエンジン火花等
によりスポツト発火させると、火炎はフイルタ素
子流入面全体に広がり、全流入路内の微粒子物を
発火させる。
多孔プラグ18′を、上記要領で、フイルタ素
子流入端16側の流出路15に延入する様に構成
する代りに、各流出路15をカバーするキヤツプ
形プラグとして構成することができる。このた
め、第4図に示す様に、好適には、フイルタ内壁
12と同一の厚さ及び通気性を有するセラミツク
等の、穿孔ビスケツト状の多孔耐火材シート20
を壁流セラミツクモノリス素入の流入端に固定す
ることにより、キヤツプ形多孔プラグ18″を形
成できる。例えばシート20とモノリスとを焼成
してから固定することができる。その後、両者よ
り低い融点を有する適切な高温融解フリツト
(frit)で引続き焼成することにより、両者を接
合する。
第4図に示す構成では、シート20には、関連
する流入路14の断面寸法及び形状に適合する寸
法及び形状を有することにより、排気ガスを流入
路に導く通路を形成する、離間透孔21が設けら
れており、シート20の無孔部分は、フイルタ流
入端16側の流出路15を閉塞するキヤツプ形プ
ラグ18″の役目をしている。
従つて、例えば透孔21を、無孔部分を挾んで
離間配置することにより、第1図のフイルタ構造
に見られる様な、従来の千鳥格子状の多孔プラグ
パターンを形成できる。
またこの代りに、シート20に穿孔することに
より、第5図実施例に示すプラグパターンを形成
できる。本実施例ではシート20には例えば、水
平方向2列の複数個の流入路14開口部に相当す
る大きさの、離間透孔21′が設けられており、
その無孔キヤツプ形プラグ18″部分は、水平及
び垂直方向に相互連絡する列状に配設された隣接
流出路15を覆う様なパターンに配列されてい
る。
多孔キヤツプ形プラグパターンが、第1図のプ
ラグパターンと同じ様に形成されていると、フイ
ルタ素子の流入端側の多孔プラグ表面に集まる微
粒子物は、局点で発火後、流路両コーナーに亘つ
てプラグからプラグへゆつくり燃えることは明ら
かである。しかし、第5図実施例の縦横に相互連
絡する多孔キヤツプ形プラグ18″パターンによ
り、プラグの流入面に集めた微粒子物をスポツト
発火させると、炎は多孔プラグの相互連絡面全体
に亘つて、急速に前進して行き、隣接する流入路
内の微粒子物を順次に発火させる。従つて、第5
図の様なプラグパターンにすると、キヤツプ形プ
ラグ表面が完全に相互連絡しているため、微粒子
物負荷レベルが極端に低くても集められた微粒子
物を、より早く完全に発火させることができる。
しかし、第5図実施例のキヤツプ形多孔プラグ
18″により、連続的に相交する火炎進路が形成
されるとはいえ、流入路14と流出路15とを隔
離する流入路壁のみが、排気ガスが該壁を通つ
て、流出路15に流入する際に、排気ガスから微
粒子物を分離する様に作用するため、この種のフ
イルタ素子の有効フイルタ作用面積が実質的に狭
まることは勿論である。
このため、第6図乃至第9図に示す好適実施例
によると、多孔耐火シート20″には、流入路断
面積の約40乃至70%に相当する大きさの開口部を
備える流入路14と整合する開口部21″が設け
られている。従つて第7図及び第8図に示す様に
シート20″は、流入路14開口部の少くとも一
部に架橋する多孔進炎橋22と共に、流出路15
の流入端16′側の面に亘つて延びるキヤツプ形
多孔プラグ18′及び排気ガスを流入路14に直
かに流入させる開口部21″を形成する様なパタ
ーンに穿孔されている。
この様に、第6図及び第7図に示す構造による
と、シート20″には、関連する流入路14の縦
軸と実質的に整合する様に離間された円形開口部
21″が設けられている。この場合、第6図に最
も良く示す様に、流入路14及び流出路15は、
千鳥格子状に配列されているが、流出路15を覆
う多孔プラグ18″は、第3図及び第4図実施例
の様に、単にコーナー間で相互連絡されるのでは
なく、隣接する進炎橋22の実質的相互連絡区域
により、相互連絡されている。
従つて、例えば多孔プラグ18″表面又は進炎
橋22に集められた微粒子物23に、エンジン火
花が着火すると(第7図参照)、微粒子物23が
多孔プラグ18″及び相互連絡橋22に集まる面
積により、発火微粒子物から得られる火炎はシー
ト20″流入面全体に急速に広がる。
第6図及び第7図実施例の開口部21″は円形
であるが、所望の適切形状にすることができる。
例えば第8図実施例の多孔シート20a″の開口部
21a″は流入路14を覆う開口部を包囲する相補
形進炎橋22aを備える両凸形状をしており、第
9図実施例多孔シート20b″の開口部21b″は矩
形を成し、流入路14の両壁12に亘つて延びる
ことにより、関連する流入路14に亘つて延びる
両側の一対の進炎橋22bを画成する様に配列さ
れている。上記の様に、開口部21a″及び21
b″は好適には、関連する流入路14の断面積の約
40乃至70%に相当する断面積を有している。
従つて、一定のエンジン用途では、開口部2
1″,21a″又は21b″をフイルタ特定実施例の
関連流入路14の断面積と相対的に寸法決めし
て、排気ガスの大半を開口部を通して流入路14
に流入させることにより、排気ガスが壁部を貫通
し、隣接する流出路15に流入してフイルタ素子
から吐出される際に、排気ガスによつて運ばれた
微粒子物が壁12上に集まる様にする。
上記の通り本発明によるフイルタの実施例を説
明したが、本発明はこれらに限定されるものでは
なく、その適用範囲を逸脱することなく、種々の
修正及び変更を加えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のセラミツク壁流モノリス微粒
子物フイルタの構造を示す、断片的断面図;第2
図は、第1図フイルタの一部を示す、横断面図;
第3図は、流入端に多孔プラグを備える、本発明
第1実施例による、セラミツク壁流フイルタの、
第2図と同様の断面図;第4図は、穿孔ビスケツ
ト形の多孔セラミツク材シートによつて、フイル
タ流入端側に多孔プラグを設けた、本発明第2実
施例の横断面図;第5図は、第4図に示すフイル
タの流入面を示す図;第6図は、流出路を覆う多
孔プラグ、及び流入路開口部に架橋する進炎多孔
橋を画成する、穿孔ビスケツト形の多孔セラミツ
ク材シートを有する、本発明第3実施例による微
粒子物フイルタの流入面を示す図;第7図は、微
粒子物がフイルタ流入面及び流入路壁上に集まる
要領を示す図;第6図に示すフイルタの部分的横
断面図;及び第8図及び第9図は、流入路開口部
に架橋する進炎橋の代替実施例を示す、微粒子物
フイルタの流入端面を示す図である。 〔主要部分の符号の説明〕、10…微粒子物フ
イルタ、12…多孔内壁、14…流入路、15…
流出路、16…フイルタ流入端、17…フイルタ
流出端、18,18′,18″…多孔プラグ、2
0,20″,20a″,20b″…多孔シート、21,
21″,21a″,21b″…多孔シート開口部、2
2,22a,22b…進炎橋、23…微粒子物。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 セラミツクモノリス構造体からなり、該構造
    体の入口端と出口端の間に延在する複数の平行な
    流路を画成する複数の交叉した薄いガス濾過多孔
    内壁12を有し、該流路は、前記流入端16で開
    口し前記流出端17はプラグ18で閉塞された第
    1の流入路14のグループと、前記流入端16は
    プラグ18″で閉塞され前記流出端17は開口し
    た第2の流出路15のグループとからなり、少な
    くとも前記流入端側の前記流出路を閉塞する前記
    プラグ18″は前記内壁12と同等の気孔率を有
    するセラミツク多孔質材からなる排ガス微粒子壁
    流フイルタ10において、前記プラグ18″は前
    記流入端16側において、該構造体と類似の多孔
    質材で形成され、かつ、該流出路と内壁を共用す
    る流路の内の幾つかを少なくとも部分的に閉塞す
    る火炎伝播橋によつて互いに結合されることによ
    り、排気ガスが前記プラグ18″及び前記火炎伝
    播橋を透過する際に捕捉された粒子が堆積して堆
    積微粒子物の経路を形成し、フイルタ上に堆積し
    た微粒子物を燃焼する際に隣接する流入路14間
    の火炎の伝播を促進することを特徴とする排ガス
    微粒子壁流フイルタ。 2 前記多孔質プラグ18″で閉塞された前記流
    出路15は垂直、水平の両方向に離隔した互いに
    交叉する列状に配置され、前記流入路14はそれ
    らの間に少なくとも2列に配置され、該流出路1
    5の全有効流出面積は実質的に該流入路の有効流
    入面積と等しく、前記火炎伝播橋は隣接する前記
    多孔質プラグ18″によつて形成されることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載の排ガス微
    粒子壁流フイルタ。 3 前記流入路14の一部が火炎伝播橋を構成す
    る手段21″で閉塞され、該手段の流入路への開
    口部21″,21a,21bは当該流入路の断面
    積の40%乃至70%の流入面積を有することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の排ガス微粒
    子壁流フイルタ。 4 前記多孔質材の内壁とほぼ等しい気孔率を有
    する多孔質のセラミツク材で形成された穴空きシ
    ート20を前記モノリス構造体の前記流入端側に
    貼付することによつて少なくとも前記閉塞プラグ
    を画成することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項乃至第3項のいずれかに記載の排ガス微粒子壁
    流フイルタ。
JP59098875A 1983-05-18 1984-05-18 排ガス微粒子物壁流フイルタ Granted JPS59225718A (ja)

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