JPH0152319B2 - - Google Patents

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JPH0152319B2
JPH0152319B2 JP59125101A JP12510184A JPH0152319B2 JP H0152319 B2 JPH0152319 B2 JP H0152319B2 JP 59125101 A JP59125101 A JP 59125101A JP 12510184 A JP12510184 A JP 12510184A JP H0152319 B2 JPH0152319 B2 JP H0152319B2
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JP
Japan
Prior art keywords
rope
hoisting
pin
lever
levers
Prior art date
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Expired
Application number
JP59125101A
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English (en)
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JPS617193A (ja
Inventor
Taizo Fukuda
Kazuhisa Makino
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPS617193A publication Critical patent/JPS617193A/ja
Publication of JPH0152319B2 publication Critical patent/JPH0152319B2/ja
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  • Control And Safety Of Cranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はクレーン等の巻上装置に用いるもので
あつて、定格以上の荷重を吊上げた場合にクレー
ン等の変形を防止するための過負荷防止装置に関
するものである。
〔発明の背景〕 コンテナクレーンにおいて、吊具を上昇中に船
のハツチに引掛けたり、また船に固定されている
コンテナを吊上げることがあり、この場合、クレ
ーンや船等を変形させる。このため変形を防止す
るための過負荷防止装置がクレーンに設置され
る。
過負荷防止装置は例えば、特公昭58−51878号
や特開昭58−125597号公報に示す如く、吊具を吊
下げているロープに加わる力を直接的又は間接的
に検出して、定格以上の場合、過負荷として巻上
装置の巻上動作を停止させるものである。
前記特公昭58−51878号公報に示されるものは、
ロープをその半径方向にシーブで引張つて弾性支
持しておき、この支持部にリミツトスイツチを設
置し、シーブの移動によつて過荷重を検出するも
のである。
前記特開昭58−125597号公報に示すものは、巻
上装置のモータに電流検出器を設け、電流値によ
つて過荷重を検出するものである。
前記リミツトスイツチや電流検出器によつて過
荷重が検出されると、巻上装置のモータへの通電
を停止させると共にブレーキ装置を作動させる。
これらによつて巻上動作を停止しても、モータや
減速装置の慣性力によつてドラムは回転を継続
し、巻上動作はさらに継続される。これはクレー
ンが大形になるに従つて顕著となる。このため、
過荷重を検出して実際に巻上動作が停止されるま
での間にクレーン等を変形させる恐れがある。特
に、高速で巻上げ中に吊具が引掛つた場合には前
記検出器のみでは変形を防止できないものであ
る。
このため、前記検出器はできるだけ早く過負荷
を検出するように敏感に設ける必要がある。とこ
ろが、敏感に設けると過負荷ではないが大きな荷
重がかかると作動するようになり不都合を生ず
る。ロープの中間をたるませて所定の力で押えて
固定することが行なわれる。通常の荷重に対して
はロープは前記固定部で固定されており、ロープ
の繰出しはない。過荷重がロープに加わると、前
記固定部の保持力に打勝つてロープが滑り出る。
このため、巻上の運動エネルギはロープの繰出し
のための摩擦力によつて吸収され、変形が防止さ
れる。なお、過荷重の検出は前記検出器によつて
行なわれ、巻上装置の巻上動作は停止される。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、ロープの弾力が過大となら
ず、また小形で信頼性の高い過負荷防止装置を提
供することを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明は、吊具を吊下げるための巻上ロープの
途中に固定されており、該巻上ロープの長手方向
の各端部の角部を傾斜面としたロープグリツプ
と、該ロープグリツプよりも外側の位置において
並列にベースに固定した2つのピンと、前記巻上
ロープの長手方向に沿つた中央部を前記それぞれ
のピンに回動自在に取付けた2つのレバーと、該
それぞれのレバーは前記ロープグリツプの傾斜面
に対向する位置に傾斜を設けており、前記2つの
レバーのうちの一方のレバーの各端部と他方のレ
バーの各端部との間に取付けた2つの圧縮ばね
と、該2つの圧縮ばねに並列に配置され、前記2
つのレバーに取付けられており、所定以上の引張
り力が作用した場合に切断する2つのヒユーズピ
ンと、から構成したことを特徴とする。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を第1図〜第4図に示す一実施例
により説明する。1はトロリやガーダにロープを
固定するための基部であり、過負荷防止装置のベ
ース2をボルト3で固定している。ベース2の中
央にはロープグリツプ4のベース側4aが摺動す
るための凹溝を設けている。
ロープグリツプ4は巻上ロープ5の途中に配置
したもので、押え板4bをボルトで押えて固定し
ている。その締付力は後述する。押え板4bの4
角はそれぞれ傾斜面4cとしている。
ベース2にはピン10を中心として回転するレ
バー11,11をロープグリツプ4の両側にそれ
ぞれ設けている。ベース2とレバー11との間に
はスペーサ12が配置され、ピン10に通してあ
る。スペーサ12はロープグリツプ4のベース4
aの上面側に接触可能に爪12aを設けている。
スペーサ12はレバー11に溶接してある。レバ
ー11の両端の中央をフランジ付のピン10と座
金およびピン14を用いてベース2に固定する。
一対のレバー11,11間にはヒユーズピン2
0,20および圧縮ばね21,21が配置され
る。
ヒユーズピン20はレバー11に回転自在に取
付けたピン23の頭部23aを貫通させて取付け
ている。ヒユーズピン20の両端にはねじが設け
られ、ナツト24で抜止めを行なつている。ナツ
ト24と頭部23aの平面との間には〓間を有し
ている。ヒユーズピン20の中央部は小径として
切断しやすくしている。
25,26はピン23を取付けるためのブラケ
ツトであり、レバー11の上下面にそれぞれ溶接
している。ピン23はブラケツト25,26を回
転自在に貫通させ、座金およびピン28によつて
抜止めを行なつている。
30はブラケツト25,26の間においてピン
23に支持された摺り板であり、その側面にはロ
ープグリツプ4bの前端の傾斜面4cに接する平
面部30aを設けている。またロープグリツプ4
の移動方向の下流側に突出する突出部30bを設
け、その裏面の平面部30cをレバー11に接触
可能に設けている。摺り板30のボスの部分の周
囲のレバー11は切欠いている。
両端にねじを設けたロツド32に圧縮ばね2
1、座金33,33および34,34を取付けて
一体とし、これをレバー11,11に溶接して設
けたブラケツト35,35の間に配置している。
この一体の圧縮ばね物をブラケツト35に配置し
た後、ブラケツト35の上面に押え板36を取付
けている。
これらヒユーズピン20、圧縮ばね21はロー
プグリツプ4がレバー11,11の間を通過して
も接触しないように上面に設けている。
40はレバー11,11の間から抜け出たロー
プグリツプ5が当るためのストツパであり、図示
はしていないが両端にそれぞれ設けている。スト
ツパ40は基部1に強固に固定している。また巻
上ロープ5が貫通している。
次に、組立て順序を説明する。巻上ロープ5を
ストツパ40,40を通して配置する。ベース2
を基部1に固定する。次に、ベース2の所定位置
においてロープグリツプ4を巻上ロープ5に取付
ける。それぞれのレバー11に摺り板30とピン
23を取付ける。次に、レバー11をピン10を
用いてベース2に取付ける。次にヒユーズピン2
0、圧縮ばね21の一体物を取付ける。圧縮ばね
21は正規の状態にナツト34で縮めてある。一
対のレバー11,11間の摺り板30,30間の
寸法がおのおの同一になるように調節される。
かかる構成の動作を説明する。第5図は動作の
状態を示す概略図である。
通常の荷役状態においては第5図Aに示すよう
にロープグリツプ4を中心として左右に位置する
巻上ロープ5に加わる張力は実質的に等しいの
で、ロープグリツプ4は中央に位置している。
吊具がハツチに引掛かる等によつてロープ張力
が不均等になると、例えば第1図、第5図の右側
への引張り力が増大した場合には、ロープグリツ
プ4が巻上ロープ5によつて右側に引き動かされ
る。吊具が引掛つた側のロープの張力が増大す
る。右側のロープ張力が増大するとロープグリツ
プ4の押え板4bの右端の傾斜面4c,4cがそ
れぞれのレバー11の摺り板30の平面部30a
に当り、レバー11の左側の圧縮ばね21に抗し
てレバー11,11の間の右側を押し開く。ロー
プ張力が過大でなければ、ヒユーズピン20のナ
ツト24がピン23の頭部23aに当ることはな
い。
このナツト24と頭部23aとの間の〓間およ
び圧縮ばね21は、小量の張力アンバランスでむ
やみにレバー11,11が開閉してヒユーズピン
20に繰返し荷重を加える現象を防止している。
よつて、この繰返し荷重でヒユーズピン20の切
断荷重が変動することはない。
ロープ張力が過大であると、右側のヒユーズピ
ン20に引張り荷重が加わり、ついに中央の小径
部で切断する。このため、ロープグリツプ4は摺
り板30の突出部30b,30bの間を通つてス
トツパ40に向つて移動する。
そして、ロープグリツプ4はストツパ40に当
つて止まる。この間、巻上ロープ5は過大なロー
プ張力側に繰り出されるので、ロープ張力を緩和
する。
ロープグリツプ4がストツパ40に当つた後に
もロープ張力が過大である場合には、ロープグリ
ツプ4から巻上ロープ5が滑り出て行くので、こ
こでも巻上ロープ5の張力を緩和する。ロープグ
リツプ4はこの滑りができるように巻上ロープ5
に固定する必要がある。
左側の巻上ロープ5の張力が増加するとロープ
グリツプ4は左側に移動し、同一の作用効果が得
られる。
図示していないが、ロープグリツプ4とレバー
11との間にはロープグリツプの移動を検出する
検出器を設け、巻上装置の運転を停止させるよう
にしている。例えば、ロープグリツプ4の押え板
4bの上面に凸部を設け、これに対向するように
レバー11に近接スイツチを設け、凸部が近接ス
イツチ4から離れることによつて作動するように
する。または前記凸部の上面に接触するレバーを
有するスイツチを設け、凸部からレバーが外れる
ことによつてスイツチが作動するようにする。ま
たは、巻上装置のモータ電流を検出して行なうよ
うにすることもできる。
ロープグリツプ4の押え板4bの傾斜部4cに
接触するレバー11の部分は摺り板30であつて
レバー11とは別部材であり、取替可能になつて
いる。この部分の接触面圧は大きいので、作動に
よつて摩滅する。大きく摩滅した場合には摩滅し
た摺り板30と押し板4bを取替えればよい。レ
バー11,11を取替える必要がないので、安価
にできるものである。
この摺り板30をローラにすると、傾斜部4c
の角部に接触する場合にローラが大きくへこむの
で、傾斜面30aを有するものが好ましい。
また、ピン23の頭部23aをヒユーズピン2
0の取付部材としているので、他の取付部材を不
要にでき安価にできるものである。上記実施例で
はピン23は回転していないので、ヒユーズピン
20の通る頭部23aの穴径はヒユーズピンに曲
げモーメントが作用しないように十分に大きくし
ておくことが必要である。曲げモーメントが作用
すると、小荷重で切断しやすくなる。
〔発明の効果〕
以上の如く本発明によれば、巻ロープがいずれ
の方向に引張られても一つの装置で対応させるこ
とができ、小型にできるものである。また、圧縮
ばねとヒユーズピンで過負荷を吸収するので、ヒ
ユーズピンの切断荷重の変動を防止できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すもので一部を
断面した平面図、第2図は第1図の正面図、第3
図は第1図のA−B−C−D断面図、第4図は第
3図のE−E断面図、第5図のA,B,C,Dは
動作状態を示す図である。 1……基部、2……ベース、4……ロープグリ
ツプ、4c……傾斜部、5……巻上ロープ、1
0,23……ピン、11……レバー、20……ヒ
ユーズピン、21……圧縮ばね、23a……ピン
23の頭部、25,26……ブラケツト、30…
…摺り板、30a……平面部、30b……突出
部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 吊具を吊下げるための巻上ロープの途中に固
    定されており、該巻上ロープの長手方向の各端部
    の角部を傾斜面としたロープグリツプと、 該ロープグリツプよりも外側の位置において並
    列にベースに固定した2つのピンと、 前記巻上ロープの長手方向に沿つた中央部を前
    記それぞれのピンに回動自在に取付けた2つのレ
    バーと、該それぞれのレバーは前記ロープグリツ
    プの傾斜面に対向する位置に傾斜を設けており、 前記2つのレバーのうちの一方のレバーの各端
    部と他方のレバーの各端部との間に取付けた2つ
    の圧縮ばねと、 該2つの圧縮ばねに並列に配置され、前記2つ
    のレバーに取付けられており、所定以上の引張り
    力が作用した場合に切断する2つのヒユーズピン
    と、 からなる巻上ロープの過負荷防止装置。
JP12510184A 1984-06-20 1984-06-20 巻上ロ−プの過負荷防止装置 Granted JPS617193A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12510184A JPS617193A (ja) 1984-06-20 1984-06-20 巻上ロ−プの過負荷防止装置

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JP12510184A JPS617193A (ja) 1984-06-20 1984-06-20 巻上ロ−プの過負荷防止装置

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Publication Number Publication Date
JPS617193A JPS617193A (ja) 1986-01-13
JPH0152319B2 true JPH0152319B2 (ja) 1989-11-08

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ID=14901876

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JP12510184A Granted JPS617193A (ja) 1984-06-20 1984-06-20 巻上ロ−プの過負荷防止装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4759424B2 (ja) * 2006-03-28 2011-08-31 三井造船株式会社 コンテナクレーン
JP5099557B2 (ja) * 2008-10-20 2012-12-19 三菱重工マシナリーテクノロジー株式会社 過負荷防止装置及び鍛造クレーンの過負荷防止方法、並びに、鍛造クレーン。

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6320759A (ja) * 1986-07-15 1988-01-28 Pioneer Electronic Corp デイスク内蔵カ−トリツジ再生装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6320759A (ja) * 1986-07-15 1988-01-28 Pioneer Electronic Corp デイスク内蔵カ−トリツジ再生装置

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JPS617193A (ja) 1986-01-13

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