JP5099557B2 - 過負荷防止装置及び鍛造クレーンの過負荷防止方法、並びに、鍛造クレーン。 - Google Patents
過負荷防止装置及び鍛造クレーンの過負荷防止方法、並びに、鍛造クレーン。 Download PDFInfo
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Description
また、本発明の鍛造クレーンでは、上記の過負荷防止装置を備えることで、吊下げ手段に保持部を介して過負荷が生じてしまうことなく、また、吊下げるロープがたるんでしまうことなく、ロープを適切な張力として、ワークを吊下げることができる。
本発明の第1実施形態について図1及び図2を参照して説明する。図1において、符号100で示すものはワークWの鍛造処理を行う鍛造装置、符号101で示すものは、鍛造装100と連動してワークWの吊下げ作業を行う鍛造クレーンであり、該鍛造クレーン101には、本願発明に係わる過負荷防止装置102Aが組み込まれている。
これら走行ガータ12上の各トロリー13には、ワークWを吊下げるための吊下げ手段20が設けられている。この吊下げ手段20は、ターニング装置30(後述する)を支持する吊具21と、該吊具21を吊下げるロープ22と、該ロープ22が巻回され支持されている複数の滑車23A、23Bと、該滑車23を経たロープ22を巻回するドラム24と、該ドラム24を回転させるモータ駆動部25と、を有する。そして、吊下げ手段20では、該モータ駆動部25により、ドラム24に対してロープ22を巻上げ、又はドラム24からロープ22を繰出すことが可能となっている。また、滑車23Aは、支持ばね26Aを介してトロリー13に支持されている。同様に、滑車23Bは、支持ばね26Bを介して吊具21を支持している。そして、この支持ばね26A、26BによってワークWから鍛造クレーン101に加わる衝撃荷重を吸収する。
図2において、符号50はロープ22を巻回する滑車23に設けられて、該ロープ22の張力を検出する荷重計である。
符号51は、鍛造クレーン101の吊下げ手段20に作用する荷重が、許容範囲内となるように予めロープ22の張力の基準値を予め設定する基準値設定部であり、また、符号52は、基準値設定部51の基準値から荷重計50の計測値を減算し、基準値に対する計測したロープ22の張力の差分を求める張力減算部である。
符号54は、繰出速度減算部57(後述する)を経て、前記目標繰出速度演算部53で演算したロープの目標繰出速度となるようにモータ駆動部25を制御するモータ制御系である。
符号55は、ロープ22を巻回するドラム24に設けられたエンコーダ56の出力に基づきロープ22の繰出速度を検出する繰出速度検出手段である。
符号57は、繰出速度検出手段55で検出された実際のロープ22の繰出速度と、目標繰出速度演算部53で演算されたロープ22の目標繰出速度との差から、該ロープ22の繰出速度が繰出目標速度となるようにフィードバック制御するための繰出速度減算部である。
また、この制御手段42Aでは、ドラム24に設けられたエンコーダ56の出力からロープ22の繰出速度を検出するようにしたが、該エンコーダ56の出力に基づきドラム24からのロープ22の繰出量を算出し、該ロープ22の繰出量に基づき、先のロープ22の張力が、基準値の範囲内に収まるようにフィードバック制御しても良い。この場合、符号53では、ロープ22の目標繰出速度ではなく、該ロープ22の目標繰出量を計算する。
保持部であるターニング装置30でワークWを保持し、これを吊下げ手段20によって吊下げながら鍛造装置100により鍛造を行う。すると、支持部1上のワークWがプレス2によってプレスされて変形することで、軸部W1が変位する。これによりワークWの軸部W1からターニング装置30を介して作用する負荷が変動し、これに応じて吊下げ手段20におけるロープ22の張力(吊下げ特性値)が変化することとなる。
ここで、制限手段103では、張力減算部52にて計算した荷重計50で検出されたロープ22の張力と、基準値設定部51に許容値として設定した基準値との差に基づき、目標繰出速度演算部53にて、ロープ22の目標繰出速度を算出する。そして、この目標繰出速度に一致するように、モータ制御系54、繰出速度検出手段55、繰出速度減算部57での処理を繰り返すことによって、ロープ22の張力が、基準値設定部51で設定された基準値の範囲内に収まるように、モータ駆動部25のモータ回転速度をフィードバック制御する。これによって張力目標値と対応する荷重よりも大きい荷重でワークWからの負荷がかからないようにしている。また、このような制御は、荷重計50から検出値が入力される毎に繰り返し行われるものであり、荷重計50からの検出値が変化すると、これに応じて目標繰出速度が再計算され、当該再計算された目標繰出速度となるように、モータ駆動部25が制御されることとなる。
本発明の第2実施形態について図3を参照して説明する。第2実施形態に係わる過負荷防止装置102Bが、第1実施形態に係わる過負荷防止装置102Aと異なるのは、制限手段103Bの具体的構成である。
本実施形態に係わる制限手段103Bは、第1実施形態と同様に、吊下げ手段20にて吊下げ特性値を検出する検出手段40Bと、該検出手段40Bで検出された吊下げ特性値がワークWから作用する荷重の許容範囲と対応する基準値を超えるか否か監視を行う監視手段41Bと、該監視手段41Bによる監視結果に基づいて吊下げ手段20の駆動を制御する制御手段42Bと、から構成されているが、これらは、全て吊下げ手段20のモータ駆動部25を制御するモータ制御系60に含まれる。このモータ制御系60は、モータ駆動部25から発生した回転駆動力をドラム24に伝達する回転力伝達経路の途中に、トルクリミッタ61が設けられてなるものである。
そして、モータ制御系60では、通常時は、自ら演算したトルク指令値をモータ駆動部25に出力することで、作用する負荷に応じてモータ駆動部25から出力されるトルク変化させてロープ22によりワークWを支持することができる。一方、モータ制御系60では、自ら演算したトルク指令値を吊下げ特性値としてトルクリミッタ61で監視しており、許容値以上の負荷がかかろうとして設定された上限値以上のトルク指令値が演算されると、モータ指令値を上記上限値に制限してモータ駆動部25に出力する。
すなわち、モータ制御系60は、検出手段40Bとして自ら演算したトルク指令値を吊下げ特性値として取得し、トルクリミッタ61を監視手段41Bとして、トルク指令値が上限値(基準値)に達していないか監視し、制御手段42Bとして当該監視結果に基づいてモータ駆動部25を駆動するトルク指令値を出力するものである。
また、符号64は、回転速度設定部65で設定された設定速度(=0)に基づき、エンコーダ62で検出されたドラム24の回転速度と回転速度設定部65にて設定された設定速度(=0)との差を計算する回転速度減算部64である。
ターニング装置30でワークWを保持し、これを吊下げ手段20によって吊下げながら鍛造装置100により鍛造を行う際に、ワークWの変位によってワークWからターニング装置30を介して作用する負荷が変動し、負荷の変動に応じてロープ22は繰り出され、あるいは、弛もうとする。ここで、回転速度減算部64では、エンコーダ62で検出されて入力されたドラム回転速度と、回転速度設定部65にて設定された設定速度(=0)との差を計算して、モータ制御系60に出力する。そして、モータ制御系60では、設定速度と検出されたドラム回転速度との差が0となるようにモータ駆動部25にトルクを出力させるべく、モータ駆動部25に出力するトルク指令値(吊下げ特性値)を演算する。ここで、モータ制御系60では、トルクリミッタ61によって自ら演算したトルク指令値が予め設定した上限値(基準値)に達していないか監視し、上限値に達していない場合には、当該トルク指令値に対応したトルクをモータ駆動部25に出力させる。そして、モータ駆動部25によって出力されたトルクと、ワークWから作用する負荷との関係によって、ドラム24は静止し、あるいはいずれかの方向に回転し、その回転速度がエンコーダ62で検出され、再び回転速度減算部64に入力される。すなわち、モータ制御系60では、ドラム回転速度が回転速度設定65で設定された設定速度(=0)となり、ワークWが所定位置で吊下げられるようにフィードバック制御が行われる。一方で、モータ制御系60は、トルクリミッタ61によってトルク指令値の監視を行い、トルク指令値が上限値より大きい場合には、演算結果に係らず上限値とするトルク指令値をモータ駆動部25に出力する。これにより、ドラム24の回転によってロープ22に過剰な張力が作用しないようにすることができる。
本発明の第3実施形態について図4を参照して説明する。第3実施形態に係わる過負荷防止装置102Cが、上記実施形態に係わる過負荷防止装置102A、102Bと異なるのは、制限手段の具体的構成である。
符号72で示すものは、基準値として、モータ駆動部25におけるロープ22の目標繰出速度を演算する目標繰出速度演算部である。目標繰出速度演算部72では、入力されるプレス速度検出センサ70及び荷重計71の検出値に基づいて、目標繰出速度としてロープ22の繰出し速度の下限値と上限値とを設定している。具体的には、ロープ22の繰出し速度の下限値は、プレス速度検出センサ70で検出され入力されるプレス2による圧下速度の1/2に設定されている。ロープ22の繰出速度の下限値をプレス2の圧下速度の1/2とするのは、以下の理由からによる。すなわち、ワークWが支持台1上に支持された状態でプレス2によってプレスされると、その変形は、軸部W1の下側及び上側のそれぞれで発生するので、下側が変形することによる軸部W1の変位は、全体の変形量の1/2となる。このため、軸部W1を、ターニング装置30を介して支持するロープ22の繰出し速度としては、軸部W1の変位に追従させる必要があることから、プレス2の圧下速度(プレス速度)の1/2以上とする必要がある。そして、ロープ22の繰出速度(吊下げ特性値)を、下限値であるプレス2の圧下速度の1/2以上とすることで、鍛造クレーン101の吊下げ手段20に作用する負荷が許容値より大きくならないようにすることができる。
すなわち、まずロープ22の減速距離(L)は、ロープ22の減速開始時の速度(V)と、ロープ22の減速が開始されて停止するまでの減速時間(Δt)とに基づき、式「減速距離(L)=(1/2)×V×Δt」から算出される(図5中に斜線で示される部分)。ここで、先の関係式中の減速時間(Δt)は、速度(V)から減速度(α)によって減速するとすれば、式「Δt=V/α」から求めることができる。なお、減速度(α)は、一定値としても良いし、所定の値に適時設定可能なものとしても良いが、本実施形態では一定値であるものとして説明する。
また、符号75で示すものは、目標繰出速度演算部72で演算したロープ22の目標繰出速度の範囲内にてモータ駆動部25を制御するモータ制御系である。
なお、上記ロープ速度センサ73によって検出手段40Cが構成される。また、繰出速度監視部74によって監視手段41Cが構成される。また、モータ制御系75によって制御手段42Cが構成される。
ターニング装置30でワークWを保持し、これを吊下げ手段20によって吊下げながら鍛造装置100により鍛造を行う際に、ワークWの変位によってワークWからターニング装置30を介して作用する負荷が変動することとなる。
そして、ロープ速度センサ73では、ワークWの変位に応じて繰出されるロープ22の速度が検出され、検出結果が順次繰出速度監視部74に入力される。
また、プレス速度検出センサ70では、鍛造装置100のプレス2の圧下速度が検出され、荷重計71では、ロープ22にかかる荷重が検出され、これらの検出結果が順次目標繰出速度演算部72に入力される。目標繰出速度演算部72では、これらプレス速度検出センサ70及び荷重計71の検出値に基づき、基準値としてドラム24からのロープ22の目標繰出速度となる上限値及び下限値を演算する。そして、繰出監視手段74では、入力されるロープ22の繰出速度が、目標繰出速度演算部72で演算された目標繰出速度の上限値と下限値との間にあるか否かを監視する。そして、モータ制御系75は、繰出速度監視部74の監視結果に基づき、ロープ22の繰出速度が目標繰出速度の上限値と下限値との間となるように、モータ駆動部25を駆動制御する。すなわち、ロープ22の繰出速度が下限値未満となった場合には、モータ制御系75は、モータ駆動部25の回転速度を上げることでロープ22の繰出速度を速くして下限値以上となるようにする。一方、ロープ22の繰出速度が上限値より大きくなった場合には、モータ制御系75は、モータ駆動部25の回転速度を下げることでロープ22の繰出速度を遅くして上限値以下となるようにする。
なお、上述した上限値は、上記のように算出することに限定されず、プレス2の圧下速度(プレス速度)の1/2に、予め定めておいた既定値を加えた値としても良い。
本発明の第4実施形態について図6を参照して説明する。第4実施形態に係わる過負荷防止装置102Dが、上記実施形態に係わる過負荷防止装置102A〜102Cと異なるのは、前記吊下げ手段20のロープ22の張力が所定値より大きくなると該ロープ22の繰出しを許容するように、該ロープ22の繰出し制御する制限手段としてブレーキ80が設けられている点である。
20 吊下げ手段
30 ターニング装置(保持部)
22 ロープ
25 モータ駆動部(モータ)
40A〜40C 検出手段
41A〜41C 監視手段
42A〜42C 制御手段
72 荷重計
100 鍛造装置
101 鍛造クレーン
102A〜102D 過負荷防止装置
103A〜103C 制限手段
W ワーク
Claims (12)
- ワークを保持する保持部と、該保持部をロープ及び該ロープを繰出すドラムにより上下移動可能に吊下げる吊下げ手段と、該吊下げ手段を支持する支持部とを備える鍛造クレーンに設けられる過負荷防止装置であって、
前記ワークから作用する負荷が予め設定された許容範囲内となるように、前記吊下げ手段によって前記保持部を介して前記ワークを吊下げる際に変化する吊下げ特性値の大きさを制限する制限手段を備え、
前記制限手段は、前記吊下げ手段での吊下げ特性値を検出する検出手段と、
該検出手段で検出された前記吊下げ特性値が前記ワークから作用する荷重の許容範囲と対応する基準値を超えるか否か監視を行う監視手段と、
該監視手段による監視結果に基づいて吊下げ手段の駆動を制御する制御手段と、を有することを特徴とする過負荷防止装置。 - 前記検出手段は、ロープの張力を前記吊下げ特性値として検出する荷重計を有し、
前記監視手段は、前記荷重計で検出されたロープの張力が前記基準値を超えるか否かを監視することを特徴とする請求項1に記載の過負荷防止装置。 - 前記吊下げ手段の前記ロープを支持する滑車を弾性的に支持する支持ばねを備え、
前記検出手段は、前記支持ばねの変位を吊下げ特性値として検出するばね変位計を有し、
前記監視手段は、前記ばね変位計で検出された支持ばねの変位が前記基準値を超えるか否かを監視することを特徴とする請求項1に記載の過負荷防止装置。 - 前記検出手段は、前記吊下げ手段の前記ドラムを回転させるモータによるトルクを前記吊下げ特性値として検出し、
前記監視手段は、前記検出手段で検出された前記トルクが前記基準値を超えるか否かを監視することを特徴とする請求項1に記載の過負荷防止装置。 - 前記検出手段は、前記吊下げ手段の前記ロープの繰出速度を前記吊下げ特性値として検出するロープ速度センサを有し、
前記監視手段は、前記ロープ速度センサで検出された前記繰出し速度が、前記基準値を超えるか否かを監視することを特徴とする請求項1に記載の過負荷防止装置。 - ワークを保持する保持部と、該保持部をロープ及び該ロープを繰出すドラムにより上下移動可能に吊下げる吊下げ手段と、該吊下げ手段を支持する支持部とを備える鍛造クレーンに設けられる過負荷防止装置であって、
前記ワークから作用する負荷が予め設定された許容範囲内となるように、前記吊下げ手段によって前記保持部を介して前記ワークを吊下げる際に変化する吊下げ特性値の大きさを制限する制限手段を備え、
前記制限手段は、前記吊下げ特性値として前記吊下げ手段の前記ロープの張力が、前記ワークから作用する負荷の許容範囲と対応するように設定された基準値以下では前記ロープの繰り出しを停止させるとともに、該基準値よりも大きくなると前記ロープの繰出しを許容するブレーキであることを特徴とする過負荷防止装置。 - ワークを保持する保持部と、該保持部をロープ及び該ロープを繰出すドラムにより上下移動可能に吊下げる吊下げ手段と、該吊下げ手段を支持する支持部とを備える鍛造クレーンにおいて、
前記ワークから作用する負荷が予め設定された許容範囲内となるように、前記吊下げ手段によって保持部を介してワークを吊下げる際に変化する吊下げ特性値の大きさを制限するに際して、
ロープの張力を前記吊下げ特性値として検出するとともに、検出された前記ロープの張力が、前記ワークから作用する荷重の許容範囲と対応する基準値を超えるか否かを監視し、該監視結果に基づいて吊下げ手段の駆動を制御することを特徴とする鍛造クレーンの過負荷防止方法。 - ワークを保持する保持部と、該保持部をロープ及び該ロープを繰出すドラムにより上下移動可能に吊下げる吊下げ手段と、該吊下げ手段を支持する支持部とを備える鍛造クレーンにおいて、
前記ワークから作用する負荷が予め設定された許容範囲内となるように、前記吊下げ手段によって保持部を介してワークを吊下げる際に変化する吊下げ特性値の大きさを制限するに際して、
前記ロープを支持する滑車を弾性的に支持する支持ばねの変位を吊下げ特性値として検出するとともに、検出された前記支持ばねの変位が、前記ワークから作用する荷重の許容範囲と対応する基準値を超えるか否かを監視し、該監視結果に基づいて前記吊下げ手段の駆動を制御することを特徴とする鍛造クレーンの過負荷防止方法。 - ワークを保持する保持部と、該保持部をロープ及び該ロープを繰出すドラムにより上下移動可能に吊下げる吊下げ手段と、該吊下げ手段を支持する支持部とを備える鍛造クレーンにおいて、
前記ワークから作用する負荷が予め設定された許容範囲内となるように、前記吊下げ手段によって保持部を介してワークを吊下げる際に変化する吊下げ特性値の大きさを制限するに際して、
前記吊下げ手段の前記ドラムを回転させるモータによるトルクを前記吊下げ特性値として検出するとともに、検出された前記トルクが、前記ワークから作用する荷重の許容範囲と対応する基準値を超えるか否かを監視し、該監視結果に基づき、前記吊下げ手段の駆動を制御することを特徴とする鍛造クレーンの過負荷防止方法。 - ワークを保持する保持部と、該保持部をロープ及び該ロープを繰出すドラムにより上下移動可能に吊下げる吊下げ手段と、該吊下げ手段を支持する支持部とを備える鍛造クレーンにおいて、
前記ワークから作用する負荷が予め設定された許容範囲内となるように、前記吊下げ手段によって保持部を介してワークを吊下げる際に変化する吊下げ特性値の大きさを制限するに際して、
前記吊下げ手段の前記ロープの繰出速度を前記吊下げ特性値として検出するとともに、検出された前記ロープの繰出速度が、前記ワークから作用する荷重の許容範囲と対応する基準値を超えるか否かを監視し、該監視結果に基づき、前記吊下げ手段の駆動を制御することを特徴とする鍛造クレーンの過負荷防止方法。 - ワークを保持する保持部と、該保持部をロープ及び該ロープを繰出すドラムにより上下移動可能に吊下げる吊下げ手段と、該吊下げ手段を支持する支持部とを備える鍛造クレーンにおいて、
前記ワークから作用する負荷が予め設定された許容範囲内となるように、前記吊下げ手段によって保持部を介してワークを吊下げる際に変化する吊下げ特性値の大きさを制限するに際して、
前記吊下げ特性値として前記吊下げ手段の前記ロープの張力が、前記ワークから作用する負荷の許容範囲と対応するように設定された基準値以下では前記ロープの繰り出しを停止させるとともに、該基準値よりも大きくなったら前記ロープの繰出しを許容するブレーキ制御を行うことを特徴とする鍛造クレーンの過負荷防止方法。 - 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の過負荷防止装置を備えることを特徴とする鍛造クレーン。
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