JPH01502A - ケーブルの端末処理方法及び自動端末処理装置 - Google Patents

ケーブルの端末処理方法及び自動端末処理装置

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JPH01502A
JPH01502A JP62-313387A JP31338787A JPH01502A JP H01502 A JPH01502 A JP H01502A JP 31338787 A JP31338787 A JP 31338787A JP H01502 A JPH01502 A JP H01502A
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layer
gripping
covering layer
cutter
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一弘 樋口
健司 鈴木
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古河電気工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、光ファイバ等の心線の外層にケブラー等の
合成繊維補強層を有するケーブルの端末処理方法及び自
動端末処理装置に関する。
(従来の技術及びその問題点) 光ファイバ、メタル線等のケーブルの端末にコネクタ等
を接続する場合、所謂皮はぎ作業(端末処理作業)が必
要である。第24図は単心の光フアイバケーブルCの構
成を示し、光フアイバ心線(内層) 1の外周をテンシ
ョンメンバーとして、たとえば芳香族ポリアミド系の合
成繊維(たとえば、ケブラー。ケブラーは米国デュポン
社の登録商標)等の合成繊維補強層2を介在させたポリ
ビニール(PVC)外被層3で構成され、光フアイバ心
線1は、例えば外径125μmの裸光ファイバ(以下こ
れを便宜上「光フアイバ素線」という)laと、この光
ファイバ素mlaの外周をシリコンやウレタン等を緩衝
層として、外径0.9m+sの一次被覆層(内被)lb
と、外径2.0−のナイロン、ポリエチレン等の二次被
覆1!ICとで構成されている。このように構成された
光フアイバケーブルCの皮はぎ作業では外被層3は勿論
のこと、心線1の被覆層IC11bを切断排除して光フ
アイバ素線1aを露出させる必要がある。
このケーブルCの皮はぎ作業は、これを自動化装置で行
うと補強層に使用されるポリアミド系合成繊維(以下、
これを単に「ケブラー」で総称する)の処理が難しく、
従来、各層の皮はぎをするために特別に準備した工具を
使って人手により行われていた。
この従来の方法としては、外被層3を皮はぎするカッタ
によってその内層であるケブラー2まで同時に切断し、
外被N3とともにケブラー2も同時に除去しようとする
方法がある。この方法はケブラー2の全部を完全に切断
することが困難であり、ケブラー2の一部が切断されず
に残ってしまうという問題がある。切断されずに残った
ケブラー2は心線lの皮はぎ作業の障害となる。
従来の第2番目の方法としては、外被層3を切断排除し
たあと、第25図に示すようにケブラー2を外被層3側
に折り返し、接着テープ4で折り返したケブラー2を外
被N3の外周に固定し、露出した光フアイバ心線lの被
覆層1c、lbを切断除去する方法がある。しかしなが
ら、この第2番目の方法もテープ4で固定する作業に時
間が掛かり光フアイバケーブルCの端末処理の全体作業
時間に占める皮はぎ作業時間の割合が大きく、全作業時
間の律速要因になっていた。
又、上述のように光フアイバケーブルの端末の皮はぎ作
業を人手により行うと、各被覆層の切断位置が一定にな
らず、品質管理上にも問題があった。
本発明は斯かる問題点を解決するためになされたもので
、光フアイバケーブルの皮はぎ作業を効率よ(且つ・確
実に行うことが出来、皮はぎ作業に掛かる作業時間の短
縮化を図ったケーブルの端末処理方法を提供することを
第1の目的とし、第2の目的は、斯かる端末処理方法を
人手を掛けずに自動化して、品質の向上を図ると共に省
力化を図るケーブルの自動端末処理装置を提供すること
である。
(問題点を解決するための手段) 上述の第1の目的を達成するために、本発明に依れば1
、素線を少なくとも一つの被覆層により被覆した内層の
外周を合成繊維補強層を介在させて外被層で被覆したケ
ーブルの端末処理方法において、ケーブルの一端の前記
外被層を適宜の長さだけ除去して前記合成繊維補強層を
露出させ、該ケーブルの一端に筒状体を嵌装してこの筒
状体を前記合成繊維補強層と前記内層間に潜らせて前記
外被層側に移動させ、前記合成繊維補強層を前記外被層
外周に折り返しながら前記筒状体を該合成繊維補強層を
介して前記外被層外周に外嵌し、露出した内層の前記少
なくとも一つの被覆層を適宜の位置で切断除去して素線
を露出させることを特徴とするケーブルの端末処理方法
が提供される。
上述の第2の目的を達成するために、本発明に依れば、
素線を少なくとも一つの被覆層により被覆した内層の外
周を合成繊維補強層を介在させて外被層で被覆したケー
ブルの一端を、一側側に所定長さだけ突出させて把持し
、該ケーブルを把持した状態でケーブルの長手方向に移
動可能な第1の把持手段と、前記ケーブルの外被層に遊
嵌された筒状体と、前記筒状体の外周壁を把持する第2
の把持手段と、前記外被層及び前記内層の少なくとも一
つの被覆層を実質的に切断する位置に移動可能な少なく
とも一つのカッタ手段とからなり、前記第1の把持手段
が前記ケーブルを把持して所定位置に前進停止した後、
前記第2の把持手段が前記ケーブルに遊嵌された筒状体
を把持固定し、次に、前記カッタ手段が前記外被層を実
質的に切断する位置に移動停止した後、前記第1の把持
手段が前記ケーブルの外被層外周壁を把持したまま他側
側に、前記ケーブルの一端が前記筒状体から完全に離脱
する位置に後退して前記外被層の一部を切断排除すると
共に前記合成繊維補強層を露出させ、前記カッタ手段が
元の位置に後退停止すると共に前記第1の把持手段が再
び前記所定位置に前進停止し、次いで、前記カッタ手段
が前記少なくとも一つの被覆層を実質的に切断する位置
に移動停止した後、前記第1の把持手段が前記ケーブル
の外被層外周壁を把持したまま他側側に後退して前記被
覆層の一部を切断排除して前記素線を露出させ、前記第
1の把持手段が前記再び所定位置に戻るとき、前記露出
された合成繊維補強層は前記筒状体に前進を阻まれて前
記他側側の前記外被層の外周に折り返され、前記筒状体
は該折り返された合成繊維補強層を介して前記外被層に
外嵌されるように構成されてなることを特徴とするケー
ブルの自動端末処理装置が提供される。
(作用) 合成繊維層が露出されたケーブルの一端に筒状体を嵌装
し、筒状体を外被層方向に移動させると、合成繊維層は
筒状体の端面により掬い上げられて外被層外周に折り返
され、筒状体は折り返された合成繊維層を外被層外周に
固定することになり、心線の被覆層が完全に露出して皮
はぎ作業が容易に行い得る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第1
図乃至第6図は本発明を実施するケーブルの端末処理装
置であり、基盤lO上に第1の把持手段20、第2の把
持手段30、及びカッタ手段40が夫々配設され、基盤
10の一側壁10aには切断除去された被覆層等の屑回
収装置50が配設されている。
第1の把持手段20は基盤10の図示左端近傍に固定さ
れたエアシリンダ21と、基盤10中央横方向(第1図
において基盤lOの中心線Aに沿う方向)に移動可能な
基体22と、基体22に堰り付けられ、後述する基体2
2の把持部22eと協動してケーブルCを把持するチャ
ツカ23と、基体22に取り付けられ、後述するケーブ
ルCの外被層3に遊嵌されたゴム製の筒状体(以下これ
を「スリーブ」という)60(第6図参照)をケーブル
Cの一端から所定距離の位置に移動させる移動手段25
とで構成される。
第1の把持手段20の基体22は基盤IOの前記中心f
iAに沿って敷設された図示しないレール上を中心線A
にそって前進後退自在であり、基体22は逆り字状をな
し、中心線Aに直交するフレーム部材22aと中心線A
に平行するフレーム部材22bとからなる。フレーム部
材22aのエアシリンダ21側の側壁にはエアシリンダ
21のピストンロッド21aが接続され、基体20はエ
アシリンダ21の伸縮により前述したレール上を前進後
退する。又、フレーム部材22aのエアシリンダ21と
反対側の側壁には把持部22cが、把持面22dを前記
中心線A側に向け、且つ、これと平行にフレーム部材2
2aと一体に突設されている。フレーム部材22bの把
持部22c側の側壁には前述したチャツカ23が取り付
けられ、該チャツカ23はエアシリンダ23aと、エア
シリンダ23aのピストンロッド23cに接続され、前
記基体22の把持部22dと対向する把持部23bとか
らなり、エアシリンダ23aが伸長すると把持部23b
が基体22側の把持部22c側に移動し、後述するよう
に把持部22Cと協動してケーブルCを把持する。
基体22のフレーム部材22aには、把持部22cに関
し中心線Aと反対側に、且つ、把持部22cと平行し前
記移動手段25のエアシリンダ25aが取り付けられて
おり、エアシリンダ25aのピストンロッド25cは係
止部材(スリーブ60の押し板)25bに接続され、こ
の係止部材25bを中心線Aに沿って進退させる。係止
部材25.bは矩形の板状をなし、その一端を前記ピス
トンロッド25cに、これと垂直に取り付けられ、他端
側は中心線A側に、これと直交するように延び、中心線
Aと交わる位置に7字状の溝25dが形成されている(
第2図参照)、溝25dの溝底25eはケーブルCの外
径と略同−1且つ、後述するスリーブ60の外径より小
さい曲率の円弧となっており、係止部材25bがケーブ
ルCの外壁に摺接しながら移動するとき、後述するスリ
ーブ60を係止してこれを押し出すように移動する。
第2の把持手段30は基盤10の中央位置より図示右端
側に取り付けられ、一対の、エアシリンダ31.32と
直方体形状のガイド部33.34とで構成され、エアシ
リンダ31.32は中心線Aを挟んで対称位置に夫々配
設固定されている。
そして、エアシリンダ31.32の各ピストンロッド3
1a、32aには前記ガイド部33.34が接続され、
ピストンロッド31a及び32aが中心&IAに向かっ
てこれと直交する方向に伸長し、中心線A上でガイド部
33.34が当接して後述するケーブルCに遊嵌された
スリーブ60を把持するようになっている。当接したガ
イド部33.34には、これらが一体となったとき中心
NaAと略同心に、第1の把持手段20側に向かって拡
径する円錐台形状の撞鉢面33a、34aと、この措鉢
面33a、34aの小径端に接続され、後述するカッタ
手段40側に開口し、前述したスリーブ60を把持する
円筒面33b、34bとが形成されている。
カッタ手段40は、第2の把持手段30より図示右側の
基盤10右端近傍に取り付けられ、中心線Aに沿って3
個のカッタ41〜43が配設されている。カッタ41は
ケーブルCの外被層3 (第24図参照)を切断除去す
るもので、第4図に示すように左右一対の、エアシリン
ダ41a、41bと、各エアシリンダ41a、41bに
接続されたブレード部材41c、41dとからなり、エ
アシリンダ41a、41bは基盤10に固設さられたフ
レーム41eに取り付けられ、このフレーム41eの上
枠と下枠間にはガイド部材41fが架は渡されており、
エアシリンダ41a、41bが伸長するとブレード部材
41c、41dは、ガイド部材41fに穿設されたガイ
ド溝41gに案内されて夫々中心線Aに向かって移動し
、ケーブルCの外被Ji3が実質的に切断される位置で
停止する。カッタ42及びカッタ43はケーブルCの被
覆層IC及び被覆層1d(第24図参照)を夫々切断除
去するもので、カッタ41と同じように構成され、カッ
タ42は左右一対の、エアシリンダ42a。
42bと、各エアシリンダ42a、42bに接続された
ブレード部材42c、42dとからなり、カッタ43は
左右一対の、エアシリンダ43a。
43bと、各エアシリンダ43a、43bに接続された
ブレード部材43c、43dとからなる。
屑回収装置50はエアシリンダ51と、エゼクタ52と
、このエゼクタ52の吸入側に接続されカッタ手段40
側に向けて開口する吸入管53と、エゼクタ、52の排
出側に接続された排出管53と、一端を排出管53に、
他端を前記エアシリンダ51のピストンロッド51aに
夫々接続された係上部材55とから構成され、エアシリ
ンダ51は基盤10の一側”J 10 aに、そのピス
トンロッド51aを中心軸Aと平行に突出させるように
固設されており、エゼクタ52、吸入管53、及び排出
管54の各中心軸は前記中心軸Aに略合致するように一
体的に形成配設され、エアシリンダ51がそのピストン
ロッド51aを伸縮させることにより吸入管53の開口
端を第2の把持手段30のガイド部材33.34の端面
に当接する位置からカッタ43のブレード部材43c、
43d近傍位置まで移動可能である。
エゼクタ52は、第5図にその構成を示すように公知の
もので、本体52aの内部に吸入管53側端から中央部
52eに至るまで次第に縮径し、中央部528と排出管
54側端間は同一径の空気通路52bを有し、空気通路
52bの中央部52e近傍、内周壁全周に亘って、空気
Q1を排出管54側に傾斜して半径方向内方に吹き出さ
せる空気吹出孔52cが形成されている。そして、空気
吹出孔52Cから高速少量の空気Q1を吹き出させると
、空気通路52bの内周壁から吹き出した空気Qlの衝
突位置近傍に負圧が発生し、吸入管53側から空気Q3
を吸引してこれを排出管54側に導き排出する。少量の
空気Q1を吹き出させることによりこれより大量の空気
Q3を排出することができる。尚、屑回収装置50の吸
入管53、空気道路52b、排出管54の各通路径はケ
ーブルCの外被層3等を切断排除した切屑が十分に通過
出来る大きさに設定されている。
第6図に示すスリーブ60は本発明の重要な構成要素の
一つであり、その内径は、後述するようにケブラー2を
外被層3の外周に折り返したとき、このケブラー2を介
してスリーブ60を外被層3に外嵌できる内径で、しか
も、ケブラー2を外被層3に固定したとき、スリーブ6
0が無闇に脱落しない程度の適宜の大きさに設定される
。スリーブ60の外径は前記第2の把持手段30の把持
部33.34に形成される円筒面33b、34bの内径
より若干大きめで、把持部33.34により確実にスリ
ーブ60が把持・固定され得る大きさに設定される。
次に、上述のように構成されるケーブルの自動端末処理
装置の作用を第7図乃至第19図を参照して説明する。
先ず、第7図に示すように、カッタ手段40のエアシリ
ンダ41a〜43a、41b〜43bをいずれも最も収
縮した状態にしておき、第2の把持手段30のエアシリ
ンダ31及び32を伸長してガイド部33及び34を前
記中心線A上で当接させておく、屑回収装置50の空気
吹出孔52Cから高速少量の空気Qlを吹き出させてお
き、エアシリンダ51を収縮させて吸入管53の開口端
を第2の把持手段30のガイド部33.34に当接する
位置、より詳細には吸入管53の開口端とガイド部33
.34の円筒面33b、34bのカッタ手段40側開口
端とが合致する位置に移動させておく、又、第1の把持
手段20のエアシリンダ21も収縮させて基体22を最
も後退した位置に移動させておく。
チャツカ23のエアシリンダ23a、及び移動手段25
のエアシリンダ25aをいずれも収縮した状態にしてお
く、このとき、移動手段25の係止部材25bはガイド
部33.34の端面から所定の距離りだけ離間している
そして、光フアイバケーブルCの先端から前記スリーブ
60を嵌装し、ケーブルCを係止部材25bのV溝底2
56に載置する。このとき、ケーブルCの端面位置はガ
イド部33.34の、第1の把持手段20側端面位置と
合致させる一方、スリーブ60は移動手段25の係止部
材25bとガイイド部33.34間の任意の位置にあれ
ばよい。
次いで、図示しない操作盤のスタートボタンを押圧する
とチャツカ23のエアシリンダ23aが伸長して把持部
23bが第7図に示す矢印方向に移動して光フアイバケ
ーブルCを把持部22Cに押圧して光フアイバケーブル
Cを把持部22cと把持部23bとで把持する。
チャツカ23がケーブルCを把持した状態で第1の把持
手段20のエアシリンダ21が第8図に示す矢印方向に
、移動装置25の係止部材25bがガイド部33.34
の端面に略当接する位置まで伸長する。すると、光フア
イバケーブルCの先端はガイド部33.34の撞鉢面3
3a、34aに案内され円筒面33b、34bを通過し
て肩囲収装置50の吸入管53に挿入される。これによ
り、光フアイバケーブルCは前記中心klAA上に伸長
して曲がり等が矯正される。このとき、スリーブ60は
ガイド部33.34の措鉢面33a、34a位置に移動
している。
次いで、第2の把持手段30のエアシリンダ31、32
が夫々第9図に示す矢印方向に収縮してガイド部33及
び34が離反し、最も後退した位置に移動する。そして
、肩囲収装置50のエアシリンダ51が同図の矢印で示
す方向に伸長して吸入管53等が前記中心線Aに沿って
後退して停止するやこの時、光フアイバケーブルCの先
端部は後退停止した吸入管53の開口部通路内に挿入さ
れたままに保持され、従って、光フアイバケーブルCは
第9図に示す状態ではチャツカ23に把持されていると
ともに吸入管53によりその先端が支持されることにな
り、光フアイバケーブルCの座屈が防止されて光フアイ
バケーブルCは曲がりのない真直な状態で保持される。
次に、移動装置25のエアシリンダ25aが第10図の
矢印で示す方向に伸長し、これに伴い係止部材25bの
前記7字状溝底25eがケーブルCの下面に摺接しなが
ら移動し、スリーブ60を押圧してケーブルCの、ガイ
ド部33.34の円筒面33b、34b形成位置近傍ま
で移動させ、その後、エアシリンダ25aを第11図に
示す矢印方向に収縮させて元の位置に戻る。
第2の把持手段30のエアシリンダ31及び32が第1
2図に示す矢印方向に再び伸長し、ガイド部33.34
の円筒面33b、34bにスリーブ60を把持してこれ
を固定する。この時、ケーブルCに遊嵌されるスリーブ
60はガイド部33゜34の円筒面33b、34bに固
定されるが、ケーブルCはガイド部33.34に固定さ
れない。
次に、カッタ41のエアシリンダ41a、41bが第1
3図に示す矢印方向に伸長してブレード部材41c、4
1dが、ケーブルCの外被層3 (第24図参照)を実
質的に切断する位置に移動した後、第1の把持手段20
のエアシリンダ21が第14図に示す矢印方向に収縮す
る。この左き、チャツカ23がケーブルCを把持したま
ま基体22が第14図に示す矢印方向に移動するのでケ
ーブルCも同じ方向に移動してガイド部33.34から
引き抜かれ、引き抜かれたケーブルCの先端部にケプラ
ー3がそのケブラー繊維がほぐれた状態で露出される。
そして、カッタ41により切断されたケーブルCの先端
部の外被層3が心線1から抜は落ち、吸入管53を介し
て肩囲収装置50に吸引され、排出管54を経由して装
置外部に配設された回収箱62に排出される。切断した
外被N3を肩囲収装250により外部に排出されるので
切断屑は端末処理装置の基!110上に堆積することが
ない。
外被層3の切断除去が終了すると、カッタ41のエアシ
リンダ41a、41bが第15図に示す矢印方向に収縮
してブレード部材41c、41dが後退し、肩囲収装置
50のエアシリンダ51が第15図に示す矢印方向に再
び収縮して吸入管53の開口端を第2の把持手段30の
ガイド部33゜34に当接する位置に移動させる。この
とき、エゼクタ52の空気吹出孔52Cからの空気吹き
出しを一旦停止しておく。次いで、第1の把持手段20
のエアシリンダ21を伸長させ、ケーブルCの先端を再
びガイド部33.34に把持されているスリーブ60に
嵌挿させて第15図に示す停止位置まで基体22を前進
させる。このとき、心線1の外周を覆うケブラー2はス
リーブ60により前進を阻止され、外被層3の外周に折
り返され、折り返されたケブラー2はスリーブ60に嵌
挿されて固定される。斯くして、ガイド部33.34か
らカッタ部40側に突出するケーブルCにはケブラー2
により覆われない心線1が露出することになる。
ガイド部33.34にケーブルCの挿入を終えると肩囲
収装置50のエアシリンダ51が第16図に示す矢印方
向に伸長して吸入管53等が第9図に示す後退位置と同
じ位置に後退し、エゼクタ52を作動させ、吸引を再開
させる0次いで、カッタ42のエアシリンダ42a、4
2bが第16図に示す矢印方向に伸長してブレード部材
42C142dが、ケーブルCの心線lの被覆層IC(
第24図参照)を実質的に切断する位置に移動した後、
第1の把持手段20のエアシリンダ21が外被層3を切
断除去した場合と同様に収縮して、ケーブルCがガイド
部33.34から引き抜かれ、被覆NlcがケーブルC
の先端部から脱落し、切断屑が肩囲収装置50に吸引さ
れて外部に排出される。
以下、同様に第15図、16図及び第14図に示す手順
と同じ手順でカッタ43により心vA1の被覆Wlbが
切断除去され、光フアイバ素線1aが露出する。
被覆層1bの切断除去が終了すると、カッタ43のエア
シリンダ43a、43bが第17図に示す矢印方向に収
縮してブレード部材43e、43dを待機位置に後退さ
せる0次いで、第1の把持手段20のエアシリンダ21
を伸長させ、ケーブルCの先端をガイド部33.34に
把持されているスリーブ60に再び嵌挿させて第17図
に示す停止位置まで基体22を前進させ、ケブラー2を
外被層3の外周に折り返した状態でスリーブ60に嵌挿
・固定する。この状態で第2の把持装置30のエアシリ
ンダ31.32を第18図に示す矢印方向に収縮させ、
ガイド部33.34を離反させてスリーブ60をガイド
部33.34から解放させる。このとき、スリーブ60
は光フアイバケーブルCのケブラー2を外被層3の外周
に固定したまま保持されている。
[第1の把持手段20のエアシリンダ21は第19図に
示す矢印方向に収縮して基体22を元の後退位置に移動
し、チャツカ23を開いてケーブルCを解放する。斯く
して端末の口出しを終えた光フアイバケーブルCは次工
程に搬送され、コネクタ等の取り付は作業が行われる。
又、第2の把持手段30はそのエアシリンダ31.32
を第19図゛に示す矢印方向に伸長させてガイド部33
.34を中心線A上の当接位置まで移動させ待機状態に
して皮はぎ作業の1サイクルを終了する。
尚、上述の実施例のスリーブ60に軸方向にスリットを
入れておいてもよい、スリットを入れておくと、皮はぎ
作業後にこのスリーブ60はケーブルCから容易に離脱
させることが出来る。又、スリーブ60はゴム製のもの
に限らず、ナイロン等の弾性のある合成樹脂製のものや
金属製のものを用いてもよい。
又、カッタ手段40のカッタ41〜43は中心線入方向
に配列したが、外被層3、被覆層1b。
1cの各切断排除位置によりこれらのカッタ41〜43
が接触して互いに干渉する場合には第20図乃至第23
図に示す構成にすればよい、即ち、第20図乃至第23
図に示すカッタ手段40’ ははカッタ41及びカッタ
43を上段に、カッタ42を下段に夫々配設し、各カッ
タ41〜43をカッタ切替手段48により選択的にケー
ブルCのパスラインA上に切替移動させるものである。
尚、第20〜23図において先の第1図及び第4図に示
す構成要素と同一のものは同じ符号を付しである。
より詳細に説明すれば、カッタ41〜43はフレーム4
5に取り付けられ、フレーム45は基盤10に対してカ
ッタ切替手段48により上下方向に移動可能である。フ
レーム45は板状の左右の横枠と上下枠からなる縦断面
矩形形状をなし、フレーム45の上枠と下枠間にはガイ
ド部材46が架は渡されている。基盤10に固設される
カッタ切替手段48はエアシリンダ48aとピストンロ
ッド48bとで構成され、ピストンロッド48bの突出
端はフレーム45の上枠に接続されている。
ケーブルCの外被層3を切断除去するためのカッタ41
は第2の把持手段30側の上段に、被覆層1cを切断除
去するカッタ42は下段に、被覆層1bを夫々切断除去
するためのカッタ43はカッタ41の後段にこれと並行
して上段に夫々配設されており、カッタ41の左右一対
のエアシリンダ413.41bがフレーム45の左右の
横枠に取り付けられ、このエアシリンダ418.41b
が伸長するとブレード部材41c、41dが、ガイド部
材46の上部に穿設されたガイド溝46aに案内されて
夫々中心に向かって移動可能である。
カッタ42の左右一対のエアシリンダ42a。
42bもフレーム45の左右の横枠に取り付けられ、こ
のエアシリンダ42a、42bが伸長するとブレード部
材42c、42dが、ガイド部材46の下部に穿設さ°
れたガイド溝46bに案内されて夫々中心に向かって移
動可能である。又、カッタ43の左右一対のエアシリン
ダ43a、43bもフレーム45の左右の横枠に取り付
けられ、このエアシリンダ43a、43bが伸長すると
ブレード部材43c、43dが、ガイド部材46の上部
に穿設された図示しないガイド溝に案内されて夫々中心
に向かって移動可能である。
このように構成されるカッタ手段40′によりケーブル
Cの外被層3を切断除去する場合にはカッタ切替手段4
8のエアシリンダ48aを伸長させフレーム45をした
に押し下げ、カッタ41の中心をケーブルCのパスライ
ンAに移動させ、エアシリンダ41a、41bを作動さ
せればよい、ケーブルCの被覆層ICを切断除去する場
合にはエアシリンダ48aを収縮させフレーム45を上
方に引き上げ、カッタ42の中心をケーブルCのパスラ
インAに移動させ、エアシリンダ42a、42bを作動
させればよい、ケーブルCの被覆層1bを切断除去する
場合にはエアシリンダ48aを再び伸長させフレーム4
5を下に押し下げ、カッタ43の中心をケーブルCのパ
スラインAに移動させ、エアシリンダ43a、43bを
作動させればよい。
第1図乃至第4図に示すカッタ手段40ではケーブルC
の被覆層1cを外被層3の端面から例えば1mmの位置
で切断したい場合、カッタ41及び42のエアシリンダ
やブレード部材がある程度の幅を有しているためにこの
ような被覆層ICの切断は不可能であった。しかしなが
ら、第20図乃至第23図に示す構成のカッタ手段40
を使用するとカッタ41〜43の固定位置を調整すれば
被覆層等の切断位置は任意に設定でき、寸法変更に種々
対応することが出来る。
第20図乃至第23図に示す実施例ではカッタ41及び
43を上段に、カッタ42を下段に配設したが、場合に
よってはこれらのカッタを上中下段の3段に配設するよ
うにしてもよい。
更に、カッタ手段40.40”のカッタの数は切断除去
すべき層の数に応じて設定すればよく、実施例の数(3
個)に限定されず、2個でも4個以上でもよい、尚、カ
ッタのブレード部材の切り込み深さを可変に制御すれば
、カッタの数は1個でよく、素線1aの切断用のカッタ
を備えるようにしてもよい。
又、第1及び第2の把持手段20,30、チャツカ23
等を駆動する手段として夫々エアシリンダを用いたが、
本発明はエアシリンダに限定されず、エアシリンダに代
えてパルスモータ等であってもよい。
更に、肩囲収装置50の空気吸引にはエゼクタ52を用
いたが、本発明はエゼクタに限定されず、切断屑を吸引
することが出来るものであれば、機械式の吸引ポンプ等
により吸引するようにしてもよい。
上述の実施例では単心の光フアイバケーブルを例に説明
したが、本発明は種々のケーブルに適用でき、内層と外
被層との間にケブラー等の合成繊維補強層を有するもの
であればメタル線ケーブル等にも適用可能である。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明のケーブルの端末処理方法
に依れば、スリーブ(筒状体)によって合成繊維補強層
を外被層の外周に折り返してこれを固定するようにした
ので内層の皮はぎ作業が容易、且つ、確実に行うことが
出来、この発明方法を適用した自動端末処理装置によれ
ば、皮はぎ作業が自動的に行えるため品質が安定し、且
つ、省力化ができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るケーブルの自動端末処理装置の構
成を示すブロック図、第2図は第1図の矢gn−nに沿
う、移動手段25の係止部材25bの側面図、第3図は
第1図の矢線■−■に沿う、第2の把持手段30のガイ
ド部33.34の側面図、第4図は第1図の矢線IV−
rVに沿う、カッタ手段40の側面図、第5図は、第1
図に示す肩囲収装置50のエゼクタ52の詳細断面図、
第6図は、スリーブ60の斜視図、第7図乃至第19図
は、本発明のケーブルの自動端末処理装置の端末処理手
順を説明するための工程図、第20図はカッタ手段の変
形例を示す正面図、第21図は第20図のXX I −
XX I矢線に沿う断面図、第22図は第20図のxx
n−xxn矢線に沿う断面図、  −第23図はカッタ
41〜43の配役位置を説明するための横断面図、第2
4図は光フアイバケーブルの構成図、第25図は、従来
の光フアイバケーブルの端末処理方法を示す斜視図であ
る。 l・・・心線、1a・・・光フアイバ素線、1b・・・
被覆層(緩衝層)、IC・・・被覆層、2・・・ケブラ
ー(合成繊維層)、3・・・外被層、10・・・基盤、
20・・・第1の把持手段、23・・・チャツカ、25
・・・移動手段、30・・・第2の把持手段、33.3
4・・・ガイド部、40゜40°・・・カッタ手段、4
8・・・駆動手段、50・・・肩囲収装置、52・・・
エゼクタ、53・・・吸入管、60・・・スリーブ(筒
状体)、C・・・光フアイバケーブル。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)素線を少なくとも一つの被覆層により被覆した内
    層の外周を合成繊維補強層を介在させて外被層で被覆し
    たケーブルの端末処理方法において、ケーブルの一端の
    前記外被層を適宜の長さだけ除去して前記合成繊維補強
    層を露出させ、該ケーブルの一端に筒状体を嵌装してこ
    の筒状体を前記合成繊維補強層と前記内層間に潜らせて
    前記外被層側に移動させ、前記合成繊維補強層を前記外
    被層外周に折り返しながら前記筒状体を該合成繊維補強
    層を介して前記外被層外周に外嵌し、露出した内層の前
    記少なくとも一つの被覆層を適宜の位置で切断除去して
    素線を露出させることを特徴とするケーブルの端末処理
    方法。
  2. (2)素線を少なくとも一つの被覆層により被覆した内
    層の外周を合成繊維補強層を介在させて外被層で被覆し
    たケーブルの一端を、一側側に所定長さだけ突出させて
    把持し、該ケーブルを把持した状態でケーブルの長手方
    向に移動可能な第1の把持手段と、前記ケーブルの外被
    層に遊嵌された筒状体と、該筒状体の外周壁を把持する
    第2の把持手段と、前記外被層及び前記内層の少なくと
    も一つの被覆層を実質的に切断する位置に移動可能な少
    なくとも一つのカッタ手段とからなり、前記第1の把持
    手段が前記ケーブルを把持して所定位置に前進停止した
    後、前記第2の把持手段が前記ケーブルに遊嵌された筒
    状体を把持固定し、次に、前記カッタ手段が前記外被層
    を実質的に切断する位置に移動停止した後、前記第1の
    把持手段が前記ケーブルの外被層外周壁を把持したまま
    他側側に、前記ケーブルの一端が前記筒状体から完全に
    離脱する位置に後退して前記外被層の一部を切断排除す
    ると共に前記合成繊維補強層を露出させ、前記カッタ手
    段が元の位置に後退停止すると共に前記第1の把持手段
    が再び前記所定位置に前進停止し、次いで、前記カッタ
    手段が前記少なくとも一つの被覆層を実質的に切断する
    位置に移動停止した後、前記第1の把持手段が前記ケー
    ブルの外被層外周壁を把持したまま他側側に後退して前
    記被覆層の一部を切断排除して前記素線を露出させ、前
    記第1の把持手段が前記再び所定位置に戻るとき、前記
    露出された合成繊維補強層は前記筒状体に前進を阻まれ
    て前記他側側の前記外被層の外周に折り返され、前記筒
    状体は該折り返された合成繊維補強層を介して前記外被
    層に外嵌されるように構成されてなることを特徴とする
    ケーブルの自動端末処理装置。
  3. (3)前記第1の把持手段は、前記ケーブルを把持して
    所定位置に前進停止した後、前記ケーブルに遊嵌された
    筒状体を前記ケーブルの所定位置に移動させる移動手段
    を含んでなることを特徴とする特許請求の範囲第2項記
    載のケーブルの自動端末処理装置。
  4. (4)前記カッタ手段は前記外被層及び前記内層の少な
    くとも一つの被覆層を夫々切断排除する第1及び第2の
    カッタ手段からなることを特徴とする特許請求の範囲第
    2項記載のケーブルの自動端末処理装置。
  5. (5)前記第1及び第2のカッタ手段は上下2段に配設
    され、これら第1及び第2のカッタ手段を選択的に前記
    ケーブルのパスライン上に上下移動させるカッタ切替手
    段を含んでなることを特徴とする特許請求の範囲第4項
    記載のケーブルの自動端末処理装置。
JP62-313387A 1987-02-10 1987-12-11 ケーブルの端末処理方法及び自動端末処理装置 Pending JPH01502A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62-313387A JPH01502A (ja) 1987-02-10 1987-12-11 ケーブルの端末処理方法及び自動端末処理装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62-27365 1987-02-10
JP2736587 1987-02-10
JP62-313387A JPH01502A (ja) 1987-02-10 1987-12-11 ケーブルの端末処理方法及び自動端末処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS64502A JPS64502A (en) 1989-01-05
JPH01502A true JPH01502A (ja) 1989-01-05

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