JPH01502704A - 回転式磁気ヘツドユニツト用の保持・調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 回転式磁気ヘッドユニット用の保持・調整装置。

技術分野 本発明は、独立請求項の上位概念に基づく回転式磁気ヘッドユニット用の保持・ 調整装置に関する。

背景技術 ディジタル符号化されたビデオ信号を記録・再生成いは記録又は再生するための ２チヤネル型磁気テープ装置はヨーロッパ特許出願公開第１５８　５７８号明細 書に基づいてすでに公知になっており、走査装置には磁気テープがスパイラル状 に約１８０°の角度で巻掛けられ、従って前記磁気テープ装置は直径方向に向い 合う２対の記録・再・主用磁気ヘッドを有している。該に、６対の、互いに直ぐ 近くに並列的に位置する磁気ヘッドは圧電式偏向素子上に配置されておシ、該偏 向素子は、それ相応のトラック追従信号に基づいてトラック走行方向に対して直 角方向に前記磁気ヘッド対をシフトさせることができる。磁気テープ上で磁気的 に読取シ可能な記録されたトラック儂は、同型機器間での磁気テープの交換を保 証するために、公差のきわめて狭い規定標準に相応していなければならない。従 つて１つの磁気ヘッド対の両磁気ヘッド相互の相対位置はきわめて狭い許容誤差 内で微調整可能でなければならない。

２つの互いに近接して並置された磁気ヘッドのための前記のような保持装置の構 造的実施形はヨーロッパ特許出願公開第１４４７１９号明細書に開示されている 。しかしながら、この場合の並置された２つの磁気ヘッドの１つは記録・再生用 磁気ヘッドであり、もう１つは、該磁気ヘッドに隣接した消去ヘッドである。

しかしこの特許出願公開明細書に基づいては、製作誤差が生じた場合に両磁気ヘ ッド相互の相対位置をどのようにして調整することができるかは容易に推考する ことができない。

従ってヨーロッパ特許出願公開第５４４１９号明細書に開示された磁気的な記録 ・再生機のトラック追従装置では、ディジタル符号化されたビデオ信号を平行に 記録するために１列に配列された４つの磁気ヘッドが、圧電式偏向装置の先端部 に設けたスリット付きブロック上に配置されており、その場合、個々の部分ブロ ックへの分割は磁気ヘッド相互の高さｖ４！Ｉｔ−可能にする。しかしながらこ の実施形では磁気ヘラｒ相互の間隔はすでに許容製作誤差の範”凹円にあシ、後 からはもはや変更することができない。更に又、要求されている狭い許容誤差範 囲内での高さ調整は弾性的な材料特性のゆえにきわめて困灘である。

回転ヘッド円板上の２−）の隣接した磁気ヘッドの相対位置を変化させるための 類似の提案が西独国特許出願公開第３１　２１　７９１号明細書に基づいて公知 になっている。ばね弾性質の金属小板上に各磁気ヘッドを配置しているので、該 金属小板の撓み方向に対して直角に調節ねじを設けたことと相俟って、磁気ヘッ ド相互の相対的な高さ調整及び基準平面に対する磁気ヘッドの高さ調整が可能に はなるが、やはシ厄介な角度調整のための補助手段は設けられてはいす、両磁気 ヘッドの相互距離（間隔）の調整も不可能である。

また、回転ヘッド円板の外周に直径方向で配置された２つの磁気ヘッドのための 調整装置が米国特許第３．６７９，８３８号明細書に基づいてすでに公知であシ 、該調整装置は、拡開部材と押離しねじとを介して高さ方向及び周方向での各磁 気ヘッドの調整を可能にする。

また西独国特許出願公告第２３　６１　８０２号明細書に基づいて、回転ヘッド 円板の１つの弦に沿ってキャリッジに載って摺動可能な磁気ヘッドのための調整 装置も公知である。しかし該公知の調整装置は、ヘッド面が回転ヘッド円板の半 径を超える突出量を調整するためのものである。

また１つの磁気ヘッドの半径方向高さ及び磁気ヘッドの半径方向角度位置並びに 磁気ヘッドの周方向角度位置を調整可能な精密調整装置が米国特許第４．１１７ ，５２２号明細書に基づいて公知である。しかしながら磁気ヘッドの周方向位置 、すなわち回転ヘッド円板の円周に配置されたその他の磁気ヘッドに対する前記 磁気ヘッドの距離を調整することは不可能である。

更に又、記録及び／又は再生用テープ機器のための変換器保持装置が西独国特許 出願公開第６１・１４４５３号明細書に基づいて公知になっておシ、該変換器保 持装置は回転ヘッド円板の円周に配置された各変換器を半径方向及び周方向で調 整することができる。このため各変換器は支持体上に固定されておシ、該支持体 は、該支持体の種々異なった部位に係合する円錐頭を有する所定数のねじを用い て前記２つの方向でシフトすることができる。しかしながら変換器ギャップの方 位方向での角度調整は不可−能である。

本出願人に知られているすべての保持・調整装置に共通のことは、これらの保持 ・調整装置が３′）の軸方向のうちの２つの軸方向でしか調整できないか又は、 きわめて隣接した磁気ヘッドの適用を不可能にするほど大きなスペースを必要と している点である。

発明の課題 従って本発明の課題は、請求の範囲の上位概念に基づく保持・調整装置を改良し て、磁気ヘッドをきわめて隣接して配置した場合でも６ｖｍ方向の調整並びに、 垂直方向で上下に位置する２つの平面における空間内での位置変化を可能にする ようにすることである。

発明の開示 前記課題を解決する手段は、両磁気ヘッドの相対的な三次元位置を互いに無関係 に変化させるための調整機構が設けられている点にある。

発明の利点 請求の範囲の独立請求項に記載の構成手段を有する本発明の保持・調整装置は従 来技術の装置に対比して、いに無関係に調整可能であるという利点を有している 。

別の利点としては、該保持・調整装置が小型化されかつ軽量化されるので、圧電 式偏向装置の自由端部に配置することによって運動質量が小さく抑えられること が挙げられる。

従属請求項に記載した構成手段によって、独立請求項に開示した保持・調整装置 の有利な実施態様と改良が可能である。１つの軸の方向又は１つの平面内で１つ の磁気ヘッドを調整する場合、先に調整されたその他の値が全く又は著しくは変 化しないことが特に有利である。

図面の簡単な説明 第１図は圧電素子によって駆動される偏向素子の自由端部に配置された保持・調 整装置の第１実施例の斜視図、 第２図は保持・調整装置の拡大平面図、第６図は同保持・調整装置の正面図、 第４図は同保持・調整装置の側面図、 第５図は保持・ｙ４整装置の別の実施例の拡大平面図、第６図は同保持・調整装 置の正面図、 第７図は同保持・調整装置の側面図、 第８図は第５図のＡ−Ｅ−Ｃ−Ｄ断面線に沿った断面図である。

実施例の説明 次に図面に基づいて本発明の実り例を詳説する。

第１図において、成層されたブロック１内には１つの圧電式の偏向素子２が、ま た該偏向素子の両側では間隔をおいて２つの平行四辺形状のフレーム部分３が張 設されている。圧電式の偏向素子と両フレーム部分３の自由端部には固定条片４ が設けられており、該固定条片に設けた溝５，６内にヘンドホールダ７が固定さ れる。該ヘッドホールダ７の下側には、２つの異なった固定平面で夫々１つの磁 気ヘッド８，９が接着によって固定されている。両磁気ヘッド８．９の相対位置 を調整するためにヘッドホールダ７には種々の調整ねじが設けられておシ、該調 整ねじは、ベッドホールダを適切に構成することによって両磁気ヘッドの角度位 置、高さ及び間隔を互いに独自に調整することができる。

このためにヘッドホールダ７はスロット１１によって２つの支持部分１２．１３ に分割されている。支持部分１２の別の水平方向のスロット１４によって、磁気 ヘッド８を固定するための水平に延びるラグ１５が生じるように分割されており 、該ラグは、スロット１４に対して直角に延びるねじ１６によって変形されて、 磁気ヘッド８の角度位置をねじ１６によって調整装２の支持部分１３はほぼ方形 の中央の切欠部１７によって磁極支持体の形状に構成されている。該切欠部１７ の両側では基部１８から、互いに平行に２つの縦方向支持体１９．２０が支持板 ２１へ延びておシ、該閉鎖板は磁気ヘッド９を支持している。支持部分１２内に 設けた雌ねじ山でガイドされている斜向した押圧ねじ２２によって、支持部分１ ３の縦方向支持体１９．２０が微量変形され、従って、おそらく存在している製 作誤差を補正するために両磁気ヘッド８，９のヘッドギャップの相対距離を微調 整することが可能である。支持部分１３０基部１８内に設けた雌ねじ山２４でガ イドされている垂直に延びる押圧ねじ２３によって、フライス切削によシ形成さ れた支持板２１の舌片２５を変形することができるので、これによって該支持板 ２１に固定された磁気ヘッド９の高さ位置を調整することが可能である。

第２図に本発明の保持・調整装置を拡大して示した平面図では両磁気ヘッド８， ９を有するヘンｒホールダが示されておシ、両磁気ヘッドの相互間隔は抑圧ねじ ２２によって調整される（第３図）。該抑圧ねじ２２は支持板２１に係合してお り、かつ両磁気ヘッド８．９の磁気的に作用する両ヘッドヤヤツプの相対距離を 調整し、その場合両縦方向支持体１９．２０は僅かにＳ字状に変形される。支持 板２１には端面側に２つの孔２６．２７が僅かな相互間隔をおいて設けられてお シ、両孔はピン付きスパナを嵌合させるためのものであシ、該ピン付きスパナに よシ機械的に変形させることによって磁気ヘッド９のヘッドギャップの角度位置 が調整される。

第５図〜第８図には、保持・調整装置の別の実施例が示されている。該実施例が 第１図〜第４図に示した実施例と異なっている点は、磁気ヘッド９の方位調整用 の孔２６．２７を省いたことと、支持板２１に対して水平方向に作用する押圧ね じ２８を配置したことである。その他の点では両実施例の保持・調整装置は等し く構成されているので、第５図〜第８図では、同等の機能部分については同一の 符号を使用する。第２実施例による保持・調整装置を用いれば、両磁気ヘッド８ ．９相互の高さ位置並びに両磁気ヘッド相互間隔を、磁気イヤツゾの角度位置に 不都合に影響を及ぼすことなく調整することが可能である。

国際調査報告 −１−−ｍｋ　ＰＣＴ／Ｄ！　１３８１０００４５国際調査報告

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. １．トラック保持装置の自由端部に２つの磁気ヘッドを有する回転式磁気ヘッド ユニット用の保持・調整装置において、両磁気ヘッドの相対的な三次元位置を互 いに無関係に変化させるための調整機構が設けられていることを特徴とする、回 転式磁気ヘッドユニット用の保持・調整装置。
2. ２．ヘツドホールダ（７）が、夫々１つの磁気ヘッド（８，９）を取付けるため の２つの支持部分（１２，１３）を有している、請求の範囲第１項記載の保持・ 調整装置。
3. ３．一方の支持部分（１２）がスロット（１４）によつて磁気ヘッド（８）のト ラック走行方向に対して平行に分割されており、かつ前記スロットの幅が調整ね じ（１６）によつて可変であり、ひいては磁気ヘッド（８）の方位角が調整可能 である、請求の範囲第２項記載の保持・調整装置。
4. ４．押圧ねじ（２２）によつて両磁気ヘッド（８，９）の間隔が調整可能である 、請求の範囲第１項から第３項までのいずれか１項記載の保持・調整装置。
5. ５．他方の支持部分（１３）は、実質的に中央の切欠き部（１７）によつて中空 支持体の形状に構成されており、該中空支持体の両側壁（１９，２０）が、支持 板（２１）に対する押圧ねじ（２２）の作用によつてＳ字形に変形可能である、 請求の範囲第４項記載の保持・調整装置。
6. ６．他方の支持部分（１３）の外周寄り端部が磁気ヘッド（９）のトラック走行 方向に対して平行にスリットを有し、該スリットに対して直角方向に延びる調整 ねじ（２３）によつて前記磁気ヘッド（９）のトラック位置が補正可能である、 請求の範囲第１項から第５項までのいずれか１項記載の保持・調整装置。