JPH0149135B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0149135B2
JPH0149135B2 JP57051901A JP5190182A JPH0149135B2 JP H0149135 B2 JPH0149135 B2 JP H0149135B2 JP 57051901 A JP57051901 A JP 57051901A JP 5190182 A JP5190182 A JP 5190182A JP H0149135 B2 JPH0149135 B2 JP H0149135B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
hemiacetal
nonanedial
dialkyl
nonanediamine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57051901A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58167547A (ja
Inventor
Noriaki Yoshimura
Mitsuo Matsumoto
Masuhiko Tamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP57051901A priority Critical patent/JPS58167547A/ja
Publication of JPS58167547A publication Critical patent/JPS58167547A/ja
Publication of JPH0149135B2 publication Critical patent/JPH0149135B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は1,9−ノナンジアミンの新規な製造
法に関するものであり、さらに詳しくは触媒の存
在下に1,9−ノナンジアールのジアルキルヘミ
アセタールを水素およびアンモニアによつて還元
アミノ化することよりなる1,9−ノナンジアミ
ンの製造法に関する。 1,9−ノナンジアミンは各種のナイロンおよ
びポリウレタンの原料としては、また種々の有機
合成反応の出発原料として工業的にも極めて有用
な化合物であるが、これまでその工業的な製造法
は確立されていない。先に本発明者らはブタジエ
ンと水とをパラジウム触媒の存在下に反応させて
得られる2,7−オクタジエン−1−オールを銅
系触媒またはクロム系触媒の存在下に異性化し、
生成する7−オクテン−1−アールをロジウム錯
化合物および三置換ホスフインの存在下に水素/
一酸化炭素混合ガスによつてヒドロホルキル化す
れば1,9−ノナンジアールが高収率で得られる
こと、および1,9−ノナンジアールは炭素数が
5〜10の直鎖状の飽和脂肪族第一級アルコールと
接触させることにより下記の一般式() (式中、Rは炭素数が5〜10の直鎖状の飽和脂
肪族炭化水素基を表わす) で示される1,9−ノナンジアールのジアルキル
へミアセタールの結晶を形成することを見出し
た。なお上記の一般式()で示される1,9−
ノナンジアールのジアルキルヘミアセタールは文
献未記載の新規化合物である。7−オクテン−1
−アールのヒドロホルミル化反応において副生す
る2−メチル−1,8−オクタンジアールの場
合、同一条件下でこの種のジアルキルヘミアセタ
ールの結晶を形成しないので、この性質を用いる
ならば上記の一般式()で示される1,9−ノ
ナンジアールのジアルキルヘミアセタールを極め
て高純度で取得することができる。 本発明者らはかかる背景から上記の一般式
()で示される1,9−ノナンジアールのジア
ルキルヘミアセタールの有効利用法について種々
検討を重ねた結果、該ジアルキルヘミアセタール
をニツケル系触媒またはコバルト系触媒の存在下
液相で水素およびアンモニアによつて還元アミノ
化することにより1,9−ノナンジアミンが高収
率で得られることを見出し、本発明を完成するに
至つた。なお、従来、ジアルデヒドを水素および
アンモニアによつて還元アミノ化することにより
対応するジアミンを合成することはたとえば
Angewandte Chemie(アンゲバンテ・ヘミー)
第62巻105−118頁(1950)によつて知られている
が、この方法を1,9−ノナンジアールの還元ア
ミノ化に適用したときの1,9−ノナンジアミン
の収率は後述の比較例1に示される如くわずか26
%にすぎない。 反応原料として用いられる前記一般式()で
示される1,9−ノナンジアールのジアルキルヘ
ミアセタールにおいて、Rはn−ペンチル基、n
−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル
基、n−ノニル基およびn−デシル基から選ばれ
る炭素数が5〜10の直鎖状の飽和脂肪族炭化水素
基を表わす。かかる一般式()で示される1,
9−ノナンジアールのジアルキルヘミアセタール
は1,9−ノナンジアールをこれを含む溶液中で
該1,9−ノナンジアールの少なくとも2モル倍
の量の対応する直鎖状脂肪族第一級アルコールす
なわちn−ペンタノール、n−ヘキサノール、n
−ヘプタノール、n−オクタノール、n−ノナノ
ールまたはn−デカノールと接触させることによ
つて容易に合成することができる。反応溶媒とし
ては、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン
などの飽和脂肪族炭化水素、上記の直鎖状脂肪族
第一級アルコール、またはこれらの混合物を具体
的に例示することができる。反応温度としては室
温〜約80℃の範囲内の温度を選ぶのが有利であ
る。溶液中で1,9−ノナンジアールと直鎖状脂
肪族第一級アルコールを接触させたのち、該溶液
をたとえば室温下あいはそれ以下の温度下に静置
すると一般式()で示されるジアルキルヘミア
セタールが無色の結晶として析出する。本発明方
法にしたがう還元アミノ化反応にはこのようにし
て得られた結晶を含む溶液をそのまま使用して
も、また該溶液から過、沈降、遠心分離などの
通常の操作によつて分離した結晶を使用してもよ
い。一般式()で示される1,9−ノナンジア
ールのジアルキルヘミアセタールの合成におい
て、反応に用いられる直鎖状脂肪族第一級アルコ
ールの炭素数が5未満の場合には対応する1,9
−ノナンジアールのジヘミアセタールの結晶は析
出せず、また該第一級アルコールの炭素数が10を
越える場合には第一級アルコール自体が操作条件
で結晶化したり、第一級アルコールと1,9−ノ
ナンジアミンとの沸点が近接するので還元アミノ
化反応後の反応混合液から両者を分離するのが困
難となり工業的に好ましくない。また、分岐状の
脂肪族第一級アルコール、第二級アルコールまた
は第三級アルコールを用いた場合には相当する
1,9−ノナンジアールのジアルキルヘミアセタ
ールの結晶は実質的に形成されない。 本発明方法にしたがう還元アミノ化反応におい
て触媒として用いられるニツケル系触媒およびコ
バルト系触媒としては、ラネーニツケル触媒、ラ
ネーコバルト触媒、銅、銀、クロム、マンガン、
鉄、コバルト、ニツケル、チタン、トリウム、マ
グネシウム、亜鉛、タングステン、モリブデン、
レニウムおよびジルコニウムなどの金属のうち少
なくとも一種以上の金属で変性された変性ラネー
ニツケル触媒、変性ラネーコバルト触媒、および
これらのニツケル系触媒およびコバルト系触媒を
シリカ、アルミナ、ケイソウ土、マグネシウム、
酸化亜鉛などに担持させたニツケル系触媒および
コバルト系触媒を挙げることができる。本反応は
60〜275℃、好ましくは100〜250℃の範囲内の温
度下で行なわれる。反応系が上記反応温度におい
て液相に保たれる必要があるので、反応圧力とし
ては通常30〜500atm、好ましくは60〜300atmの
範囲内の圧力が選ばれる。アンモニア源としては
液体アンモニアまたはアンモニア水溶液が用いら
れる。アンモニアの使用量としては1,9−ノナ
ンジアールジアルキルヘミアセタールに対して3
〜300モル倍、好ましくは10〜100モル倍の範囲が
適当である。アンモニアには溶媒としての機能を
兼ねさせることができるが、この場合反応条件下
において不活性な他の有機溶媒を併用することも
できる。使用可能な有機溶媒としては、エタノー
ル、ブタノール、ヘキサノール、2−エチルヘキ
サノール、オクタノール、エチレングリコールな
どのアルコール類、ジイソプロピルエーテル、ジ
ブチルエーテル、ジオクチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、ジエチレングリコー
ル、ジエチルエーテルなどのエーテル類、ヘキサ
ン、オクタン、デカン、流動パラフイン、シクロ
ヘキサンなどの脂肪族炭化水素類、などを挙げる
ことができる。本反応は一般の還元アミノ化反応
の場合と同様、撹拌型反応器、気泡塔型反応器、
または担持触媒を充填した充填塔型反応器中、連
続方式またはバツチ方式で行なわれる。反応後、
通常の方法に従つて反応混合液から分離された粗
1,9−ノナンジアミンは、必要に応じて、直接
蒸留に付すか、または鉱酸、有機カルボン酸と対
応する塩を形成させたのち該塩について再結晶操
作を施すことによつて精製することができる。 以下、実施例によつて本発明の方法を具体的に
説明する。 実施例 1 (1) 1,9−ノナンジアールジアルキルヘミアセ
タールの合成 RhH(CO)(pph33−pph3系触媒による7−オ
クテン−1−アールのヒドロホルミル化反応を経
由して最終的に1,9−ノナンジアールと2−メ
チル−1,8−オクタンジアール混合物(1,9
−ノナンジアール/2−メチル−1,8−オクタ
ンジアール=89.0/10.9)を分離取得した。 内容200mlの三ツ口フラスコに上記の1,9−
ノナンジアールと2−メチル−1,8−オクタン
ジアールの混合物20g、n−オクタノール33gお
よびn−ヘキサン25gを仕込み、窒素ガス雰囲気
下、30℃で30分間撹拌した。しかるのち、この溶
液を5℃まで冷却しながら静置したところ、無色
の結晶が析出した。この反応混合液を5℃で3時
間放置したのち、析出した結晶を別し、n−ヘ
キサン50mlで洗浄した。室温下で真空乾燥したの
ち秤量したところ無色結晶は44.1gあつた。この
無色結晶の融点は42.6℃であつた。結晶の一部を
エタノールに溶解したのちガスクロマトグラフイ
ーで分析したところ、2−メチル−1,8−オク
タンジアールは根跡程度しか含まれておらず、
1,9−ノナンジアールと1,9−ノナンジアー
ルに対して2モル倍のn−オクタノールが存在す
ることがわかつた。また、結晶についてKBr錠
剤法による赤外吸収スペクトル測定を行なつたと
ころ、次の特徴的な吸収が認められた。 3160〜3400cm-1(broad),2955cm-1,2889cm-1
2845cm-1,1468cm-1,1375cm-1,1150cm-1,1118
cm-11100cm-1,1090cm-1,1000cm-,958cm-1
870cm-1, また、結晶の元素分析値はC25H52O4の組成式
によく一致した。 以上の分析結果から、上記結晶は次式で表わさ
れる1,9−ノナンジアールジオクチルヘミアセ
タールと同定された。 n−オクタノールの代わりにn−ペンタノール
およびn−デカノールを用いて、上記と同様な反
応および操作を行なつてところ、それぞれ対応す
る1,9−ノナンジアールのジアルキルヘミアセ
タールの無色結晶が得られた。これらジアルキル
ヘミアセタール結晶の融点はそれぞれ27.5℃(n
−ペンチル)および48.5℃(n−デシル)であつ
た。 (2) 1,9−ノナンジアールジアルキルヘミアセ
タールの還元アミノ化反応 温度計、ガス出入口を備えた内容1のステン
レス製電磁撹拌式オートクレープに市販の展開ラ
ネーニツケル1.4gをエタノール20mlと共に、ま
た実施例1の操作によつて得た1,9−ノナンジ
アールジオクチルヘミアセタール10g(24ミリモ
ル)および液体アンモニア200mlを仕込んだのち、
室温下で水素ガスを60気圧まで圧入した。撹拌し
ながら、約30分間で120℃(内温)まで加温した。
この条件でさらに60分間撹拌を継続した。オート
クレープを冷却し、水素およびアンモニアを放出
したのち、エタノール100mlを加え、内容物を取
り出した。触媒を別したのちのエタノール溶液
についてガスクロマトグラフイー分析を行なつた
ところ、1,9−ノナンジアミンが仕込み1,9
−ノナンジアールジオクチルヘミアセタール基準
で79%の収率で生成していることがわかつた。 触媒および反応温度を種々変化させながら、同
様な操作により他の1,9−ノナンジアールジア
ルキルヘミアセタールの還元アミノ化反応を行な
つた場合の仕込み1,9−ノナンジアールジアル
キルヘミアセタール基準の1,9−ノナンジアミ
ンの収率を次の表1に示す。
【表】 ヘミアセタ 性ラネー
ール ニツケル

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式() (式中、Rは炭素数が5〜10の直鎖状の飽和脂
    肪族炭化水素基を表わす) で示される1,9−ノナンジアールのジアルキル
    へミアセタールをニツケル系触媒またはコバルト
    系触媒の存在下に液相で水素およびアンモニアに
    よつて還元アミノ化することを特徴とする1,9
    −ノナンジアミンの製造法。
JP57051901A 1982-03-29 1982-03-29 1,9−ノナンジアミンの製造法 Granted JPS58167547A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57051901A JPS58167547A (ja) 1982-03-29 1982-03-29 1,9−ノナンジアミンの製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57051901A JPS58167547A (ja) 1982-03-29 1982-03-29 1,9−ノナンジアミンの製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58167547A JPS58167547A (ja) 1983-10-03
JPH0149135B2 true JPH0149135B2 (ja) 1989-10-23

Family

ID=12899774

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57051901A Granted JPS58167547A (ja) 1982-03-29 1982-03-29 1,9−ノナンジアミンの製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58167547A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2656864A1 (fr) * 1990-01-11 1991-07-12 Shell Int Research Procede pour la preparation d'une diamine aliphatique ou cycloaliphatique, en particulier pour la preparation du diaminooctane.
JP4921918B2 (ja) * 2006-10-18 2012-04-25 インパック株式会社 花卉陳列棚
CN102701991B (zh) * 2012-06-05 2013-12-18 河北亚诺化工有限公司 一种制备壬二胺的方法
CN109847758A (zh) * 2019-01-15 2019-06-07 宁波工程学院 机械化学法制备的正丁醇胺化催化剂及催化剂使用方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58167547A (ja) 1983-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10266469B2 (en) Process for preparing terpinene-4-ol
US4064145A (en) Production of tetrahydrofuran
WO1992019579A1 (en) Manufacture of neopentyl glycol (i)
JPS5841830A (ja) オキソ法によるアルコ−ルの製造方法
JPS6261577B2 (ja)
US3966827A (en) Production of 3-methylpentane-1,5-diol
EP0348223B1 (en) Novel process for the preparation of serinol
JPH0149135B2 (ja)
US2606927A (en) Catalytic reduction of dicarbo-cyclic diamines
JPS6272637A (ja) ノナデカンジオ−ルの製造法
RU2504532C1 (ru) Способ получения производных норборнана
RU2487857C9 (ru) Способ получения производных норборнана
US3819709A (en) Synthesis of n-methylaniline
JP4409057B2 (ja) ベンゼンジメタノール化合物の製造方法
JP5583879B1 (ja) アルデヒド化合物の精製方法
GB2054578A (en) Preparation of 3- and 4-formyl-tricyclo-(5,2,1,0)-decene-8
JP2010180142A (ja) シクロヘキサンカルボニトリルの製造方法
JP4099630B2 (ja) パーフルオロアルキル化合物の製造方法
JPS5824591A (ja) 2−トリメチルシリルオキシ−エチルアミン及びその製造法
JPH04264056A (ja) N−メチルアルキルアミンの製造方法
RU2495863C1 (ru) Способ получения линейных алканов
JP2004131439A (ja) 2,5−ジ置換シクロペンタノン化合物及び2,5−ジ置換シクロペンタノール化合物の製造方法。
JP2964536B2 (ja) オクタメチレンジアミンの製造方法
JP2004352654A (ja) 4−アミノシクロヘキサンカルボン酸アルキルエステル類のシス/トランス異性体混合物の分離方法
JP2004083495A (ja) 2−アミノメチルピリミジン及びその塩の製造法