JPH0147699B2 - - Google Patents

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JPH0147699B2
JPH0147699B2 JP56092843A JP9284381A JPH0147699B2 JP H0147699 B2 JPH0147699 B2 JP H0147699B2 JP 56092843 A JP56092843 A JP 56092843A JP 9284381 A JP9284381 A JP 9284381A JP H0147699 B2 JPH0147699 B2 JP H0147699B2
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JP
Japan
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timer
cooler
air conditioner
compressor
clothes
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Kimiko Ikegami
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/30Control or safety arrangements for purposes related to the operation of the system, e.g. for safety or monitoring

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、空気調和機の改良に関する。
従来、空気調和機(以下、単にクーラという)
は、第1図、第2図に示すように構成されてい
た。
第1図は、従来のセパレート型クーラの断面
図、第2図は、同クーラの電気回路図である。
図中Aは、蒸発器2と室内送風機3とを備えた
室内ユニツトであり、また、室内ユニツトAは、
吐出管と戻り管とドレンホースを接続コードとカ
バーとを備えた配管部7を介して、コンプレツサ
モータ1aを備えた圧縮器1と、凝縮器5と室外
送風機6とを備えた室外ユニツトBに接続されて
いる。図中矢印は気流の方向を示す。
このように配設されたクーラの電気回路を第2
図に示す。図中11は、電源、3aは、室内送風
機3のフアンモータであり、また13は「停止」、
「送風」、「冷房」に手動操作する手動操作スイツ
チである。14は、室内温度に応答し、設定温度
以下で開路を形成するサーモスイツチである。1
2は、タイマである。6aは、室外送風機6のフ
アンモータであり、また、1aは、圧縮器1のコ
ンプレツサモータである。18は、リレーであ
り、またリレー18に通電することにより、接点
18a,18bは、同時に閉路を形成し、かつコ
ンプレツサモータ1aとフアンモータ6aとを同
時に作動させる。また、リレー18の通電を遮断
することにより、コンプレツサモータ1aとフア
ンモータ6aとを同時に停止させる。
このようなセパレート型のクーラでは、室内で
吸収した熱を凝縮器5から放熱するため、クーラ
の作動中、室外ユニツトBからは、50〜80℃の熱
風が、なんら用いられることなく大気中に放散さ
れ、捨てられていた。
本発明は、かかる欠点を除去するものであり、
このように従来、放棄されていた熱エネルギを衣
類などの乾燥に有効に利用しうる空気調和機を提
供するものである。
以下、本発明の一実施例を第3図、第4図を用
いて説明する。
第3図は、本発明の一実施例であるクーラの断
面図で、第4図は、同クーラの電気回路図であ
る。図中Aは、蒸発器2と室内送風機3とを有す
る室内ユニツトであり、また、室内ユニツトA
は、吐出管と戻り管とドレンホースを接続コード
とカバーとを有する配管部7を介して、圧縮器1
と凝縮器5と室外送風機6と加熱用のヒータ8と
放出される風の向きを自由に変えるための案内板
9とを有する室外ユニツトB′に接続されている。
図中の矢印は、気流の方向を示す。10は、被乾
燥物(以下、単に衣類という)である。
また、電源11は、タイマ12を介して、「停
止」、「送風」、「冷房」に手動操作する手動操作ス
イツチ13に接続され、また手動操作スイツチ1
3の一方の端子は、室内温度に応答し設定温度以
下で開路を形成するサーモスイツチ14を介し
て、リレー18に接続されており、また、同手動
操作スイツチ13の他の端子は、室内送風機3の
フアンモータ3aに接続されている。
また、室外送風機6のフアンモータ6aと圧縮
器1のコンプレツサモータ1aとは、リレー18
に通電することにより、同時に閉路を形成する接
点18c,18d,18eを介して、それぞれ電
源11に接続されている。
さらに、電源11は、乾燥用のスイツチ15と
乾燥用のタイマ16とを介してフアンモータ6a
に接続され、かつタイマ16は、加熱用のスイツ
チ17とヒータ8と、リレー18の通電により開
路を形成する接点18fとを介して、電源11に
接続されている。
次に、このクーラの冷房運転の動作を説明す
る。
手動操作スイツチ13を「冷房」の位置に合
せ、タイマ12をセツトすることにより、まず、
フアンモータ3aが作動し、次に室温が設定温度
以上であれば、サーモスイツチ14は閉路を形成
し、リレー18に電流を流すため、接点18c,
18d,18eは閉路を形成する。これにより、
フアンモータ6aとコンプレツサモータ1aとが
動作を始める。このコンプレツサモータ1aの作
動により、圧縮器1で冷媒を圧縮し、高温高圧と
なつた冷媒ガスを凝縮器5に導き、室外送風機6
により送られる室外空気で凝縮器5を冷却させ液
化した冷媒を吐出管を通して室内ユニツトAの蒸
発器2に導き、低温低圧にして蒸発器2で吸熱さ
せることにより、室内送風機3により、送られる
室内空気を冷却、除湿し、冷房作用をもたらすの
である。
一方、凝縮器5により50〜80℃に加熱された空
気は室外送風機6により放散されるが、衣類10
の方向に向けられた案内板9により、その熱風の
ほとんどを衣類10に吹き付けることができる。
このようにすることにより、室外送風機6から放
出される熱風によつて、衣類10を速やかに乾燥
させることができる。
しかしながら、スイツチ15が開状態の場合、
フアンモータ6aはコンプレツサモータ1aに同
期して作動するだけであり、しかも、コンプレツ
サモータ1aはサーモスイツチ14、タイマ12
によりコントロールされるため衣類の乾燥とタイ
ミングが一致しない。また、除湿時(本実施例で
は「除湿」だけの動作は省略した)、室外送風機
6は停止し、コンプレツサモータ1aと室内送風
機3とだけを作動させる。
したがつて、衣類の乾燥を行なう場合は、スイ
ツチ15を導通し、タイマ16をセツトすること
により、フアンモータ6aを、コンプレツサモー
タ1aの作動とは関係なく、タイマ16でセツト
した時間だけ作動させることができる。また、タ
イマ16でセツトした時間が終了してフアンモー
タ6aが停止しても、リレー18によりコンプレ
ツサモータ1aが作動すれば、同時に、再びフア
ンモータ6aも作動するのでクーラとしての使用
になんら障害とならない。
また、スイツチ17をも導通状態にすることに
より、コンプレツサモータ1aを運転中は、凝縮
器5の熱を、又コンプレツサモータ1a停止時は
自動的にヒータ8に通電されるため、このヒータ
8の熱を用いて連続的に熱風を衣類10に送り、
乾燥させることができる。
また、本実施例のクーラは、ヒータ8を備える
ため、冷房運転しないとき、たとえば、冬期にお
いても、有効に衣類を乾燥させることができる。
スイツチ15,17を導通し、タイマ16をセ
ツトすることにより、ヒータ8とフアンモータ6
aが作動し、ヒータ8により加熱された空気を案
内板9によつて、衣類10の方向に向けて、集中
的に吹き付けることができる。
また、常時、閉路を形成する接点18fは、ス
イツチ17を導通させた状態で、誤つて手動操作
スイツチ13を「冷房」にセツトしたとき、コン
プレツサモータ1a(起動電流約15〜20A)とヒ
ータ8(通常、1000W〜1500W、約10〜15A)と
が同時に作動し、電源11に過大電流が流れ、各
配管コードなどが過熱し、また損傷するのを防止
する働きをも兼ている。そのため、本実施例のク
ーラでは、コンプレツサモータ1aの作動と同時
にリレー18により接点18fは開路を形成し、
ヒータ8への電源供給は遮断されるため、上記の
ような損傷の発生は皆無である。また、前記のよ
うに、スイツチ15,17を導通し、タイマ16
をセツトし、かつ手動操作スイツチ13を「冷
房」にセツトすることにより、凝縮器5からの熱
とヒータ8からの熱を交互に利用して連続的に衣
類10に熱風を吹き付け乾燥させるので、乾燥に
要する電気消費量は1/2〜1/20に低減できると共
に室内を冷房しつつ、室外で衣類の乾燥を同時に
行なうことができる。
本実施例においては、ヒータ8を室外送風機6
の後方に配設したが、気流に対し室外送風機6の
前方(室外送風機6と案内板9との間)に設けて
もよい。また、タイマ12,16と2つを用いた
例を記したが、第4図のa−b間にタイマを介在
させることにより、クーラと乾燥の両方を一つの
タイマで兼用にすることができる。
本実施例では、セパレート型のクーラを示した
が室内ユニツトと室外ユニツトとを一つの筐体内
に収納した一体型のクーラであつてもなんらさし
つかえない。また、案内板9を4枚の、角度を自
由に調整しうる板で構成したが、これに限るもの
ではなく、例えば、円筒状のパイプ、フレキシブ
ルダクトなど室外送風機6からの気流を衣類10
の方向に向けうるものであればよい。
次に、本発明の他の実施例を第5図ないし第7
図を用いて説明する。
第5図は、本発明の他の実施例であるクーラの
室外ユニツトの斜視図、第6図は同X−X′部の
断面図、第7図は同クーラの電気回路図である。
図中1a,3a,6a,5,6,7,8,1
1,12,13,14,16は前記実施例のもの
と同じである。
図中Cは、放熱部B″に乾燥部Dを連結させ、
かつ放熱部B″の圧縮器による振動が乾燥部Dに
伝わり、ドア21や回転式のドラム25なとが共
振するのを防止するためのゴムなどからなるリン
グ状の連結部である。また、連結部Cは、放熱部
B″から送出される熱風を乾燥部Dに案内する役
目も兼ねている。20は、放熱部B″の各側面に
設けられた吸気孔であり、また、9aは、室外送
風機6により前記吸気孔20から吸引された空気
を、全周に渡つて多数の通気孔23を有する回転
式のドラム25内の衣類(図示せず)に効率よく
送くるための案内板であり、また案内板9aは、
四角錘台の形状を構成している。26は、ドラム
25を回転させるためのモータである。また、第
7図に示す電気回路図において、前記実施例と異
なるところは、タイマ16とスイツチ15bとの
接続位置が逆になつていることと、タイマ16を
介して、スイツチ15bに連動するスイツチ15
aと、回転式のドラム25を回転させるモータ2
6とが電源11に直列接続されていることであ
る。このようにすることにより、スイツチ15
a,15bを閉状態にさせたときだけ、モータ2
6とフアンモータ6aとを同時に作動させること
ができる。さらに、スイツチ17を閉状態にする
ことにより、ヒータ8を加熱することができるの
で、冬期などにも十分、衣類の乾燥を行なうこと
ができる。
次に、このクーラの「冷房」の動作を説明す
る。
タイマ12をセツトし、次に手動操作スイツチ
13を「冷房」にセツトすることにより、室内送
風機のフアンモータ3aは作動する。また、室内
温度が設定温度以上の場合、サーモスイツチ14
は閉路を形成するため、リレー18に通電が行な
われる。これにより、常時、開路を形成している
接点18c,18d,18eは、開路を形成し、
フアンモータ6aおよびコンプレツサモータ1a
を同時に作動させると共に過大電流が流れるのを
阻止するため、常時は、閉路を形成する接点18
fを開路にする。このようにすることにより、室
内を冷房することができる。このとき、放熱部
B″と連結部Cと乾燥部Dとからなる室外ユニツ
トB′においては、吸気孔20から吸い込まれた
空気は、凝縮器5、室外送風機6、案内板9a、
連結部C、ドラム25の通気孔23を介して、排
気孔22から室外ユニツトB′の外へ放散される。
このとき、乾燥用のタイマ16をセツトし、か
つスイツチ15a,15bを閉状態にすることに
より、湿つた衣類を入れたドラム25を、回転さ
せると共に、前記室外送風機6からの熱風を吹き
付けて、その衣類を乾燥させることができる。こ
のようにすることにより、クーラ使用時には、別
個の加熱手段を要せずに、熱風を得て、衣類の乾
燥を行なうことができる。
また、さらに、スイツチ15a,15b,17
を閉状態にすることにより、クーラの冷房運転停
止時においては、自動的にヒータ8が加熱される
ので、ヒータ8と凝縮器5とを交互に作動させう
るから効率的な乾燥を行なうことができると共に
非常に大幅な節電が可能となる。
また、冬期などクーラを全く使用しないような
時期でも、ヒータ8に通電することにより容易に
熱風を得ることができ、フアンモータ6aとで衣
類の乾燥ができるので、従来、夏期しか用いられ
なかつたクーラを年中有効に使用することができ
る。
なお、本実施例では、室外送風機6を放熱部
B″内に設けたが、これに限ることはなく、乾燥
部Dまたは連結部C内に設けてもよい。排気孔2
2を乾燥部Dの天面に設けたが、側面に設けても
よい。また、このように側面に設けることによ
り、設置場所、特に高さが制限される団地やマン
シヨンなどのベランダにも自由に設置できるのみ
ならず、屋外に設置した場合でも雨の降り込みを
防止できるので、設置場所を制限されることが少
なくできる。
また、ヒータ8を放熱部B″内に設けたが、ヒ
ータ8に赤外線ランプなど熱線を放射するものを
用いて、ドラム25の外側若しくは内側から熱線
を照射して衣類を加熱し、そこへ風を吹き付けて
水分を奪い衣類を乾燥させてもよい。
ドラム25の通気孔23の開孔面積を大きくす
るためドラム25を金網で形成してもよい。
また、本実施例では、ドラム25の外周と乾燥
部Dの筐体の内側との間に空隙を設け、室外送風
機6により送り込まれた空気の一部が、その空隙
を通つて室外ユニツトB′の外へ排気されるよう
にしておいた。このようにしたので、乾燥時、衣
類がドラム25内に入つているため通風が悪くな
り、フアンモータ6aが過負荷状態になつて損傷
するのを防止でき、かつ凝縮器5の放熱を促進さ
せることができた。
また、ドラム25内の小さな衣類、たとえば、
くつ下、ハンカチなどが通気孔23から下へ落
ち、室外送風機6のフアンにひつかかり、事故を
起こすのを防止するため、連結部Cと乾燥部Dと
の境に網を配設するとよい。
次に、本発明の他の実施例を第8図を用いて説
明する。
第8図は、本発明の他の実施例であるクーラの
部分断面図であり、同クーラの電気回路は、ヒー
タ8の代りに赤外線ランプを用いた点を除いて第
7図に示すものと同じである。
図中Aは、室内送風機と蒸発器とを備えた室内
ユニツトであり、また、Bは、圧縮器と凝縮器
と室外送風機6とを備えた放熱部である。C′は放
熱部Bにより加熱された空気を乾燥部D′に導
くための連結用のダクトであり、このダクトC′は
蛇腹状のフレキシブルチユーブにより形成されて
いるため、放熱部Bと乾燥部D′との配置を自
由に選ぶことができる。
7は、室内ユニツトAと室外ユニツトB′とを
壁4を通して接続する配管部である。乾燥部
D′は、モータ26aの作動により、ベルト28
を介して回転するドラム25aと加熱用の赤外線
ランプ8aと衣類を出し入れするためのドア21
aとを有する。ドラム25aには、全周に渡つて
設けられた多数の通気孔23aと、衣類をけり上
げるための突起27とが設けられている。
また、赤外線ランプ8aの上部には、反射板2
9が設けられ、赤外線ランプ8aからの熱線がド
ラム25a内の衣類(図示せず)に効率よく照射
できるようにしている。
ドラム25aのドア21aと反対側の開口部3
1は、ダクトC′の開口部の開口面積より少し大き
くし、かつ中心軸が一致するように配設すること
により、放熱部Bからの熱風を効率よくドラム
25a内に送ることができる。
次に、その動作を説明する。
冷房時、放熱部Bの凝縮器により加熱された
空気は、室外送風機6により、ダクトC′を通し
て、モータ26aにより回転するドラム25a内
に送り込まれる。この熱風は、ドラム25a内の
衣類(図示せず)の水分を奪つた後、ドラム25
aに設けられた多数の通気孔23aおよび乾燥部
D′の上方に設けられた排気孔30を介して、大
気中に放散される。
また、クーラの冷房運転停止時、または冬期な
どクーラを使用しない時期には、ドラム25a内
の赤外線ランプ8aを点灯し、直接熱線で衣類を
加熱させながら、室外送風機6により風を送り込
んで乾燥を行なう。
また、本実施例のクーラでは、室外送風機6を
放熱部B内に設けた例を説明したが、これは、
既に設置済の従来のクーラに少し手を加えること
により、本発明を実施した場合の例を示したから
である。すなわち、ダクトC′と乾燥部D′とを既設
の放熱部に連結することにより容易に本発明を実
施することができる。また、ダクトC′を長くする
ことにより、音の大きい放熱部Bを乾燥部
D′から離れた所に設置することができる。
次に、本発明の他の実施例を第9図を用いて説
明する。
第9図は、本発明の他の実施例であるクーラの
電気回路図である。
図中33は、リレーであり、また33a,33
bは、リレー33により開又は閉路を形成する接
点である。また、6bは乾燥部内に設けられた室
外送風機用のフアンモータである。
本実施例のクーラの各部配置、構成は第8図に
示す前記実施例のクーラの配置とほぼ同様であ
り、違いは、電気回路接続を除き、室外送風機を
2つ備え、かつその2つの室外送風機の一方を放
熱部に、また、他方を乾燥部にそれぞれ配設した
という点だけである。
このように、乾燥部内に、別個のフアンモータ
6bを備えた室外送風機を設けたことにより、ド
ラム内の衣類への送風量の増大と、クーラの冷房
能力の向上とを容易に行なうことができる。
尚、本実施例は、既設の従来のクーラを利用し
た例を示した。したがつて、もし、放熱部の室外
送風機に十分な送風能力があり、乾燥部を接続し
てもなお、十分な冷却が可能であれば、その放熱
部のフアンモータを第7図に示す上記実施例のよ
うに電気接続すれば十分であるから、その場合
は、フアンモータ6bは不要である。
しかしながら、既設の放熱部の室外送風機は、
このような余剰の能力を有していないのが通常で
あるため、別個に室外送風機を設ける。この場
合、第9図に示すように、既設の室外送風機の電
気配線を変更することなく、乾燥部内に別個の排
気用若しくは吸気用の室外送風機を設け、コンプ
レツサモータ1aの作動時に、この室外送風機の
フアンモータ6bを作動させ、かつコンプレツサ
モータ1aの停止時においても、フアンモータ6
bを独立して作動しうるようにリレー33等を配
線することにより、少しの改造で効率的な「冷
房」と「乾燥」の両方を行なうことができる。す
なわち、リレー33に通電することにより、常
時、開路を形成する接点33bは閉路を、また閉
路を形成している接点33aは開路をそれぞれ形
成する。このようにすることにより、既設のクー
ラを何ら変更することなく本発明を容易に実施で
きる。
また、スイツチ15bを導通させれば、これに
連動して、スイツチ15aは導通し、ドラム回転
用のモータ26aを作動させることができる。
このように構成することにより、クーラ運転時
は、凝縮器により加熱された熱風が、2つの室外
送風機(それぞれフアンモータ6a,6bにより
回転している)により、ドラム内の湿つた衣類に
吹き付けられ、また、クーラ停止(冷房停止)時
には、赤外線ランプ8aの熱線が直接衣類に照射
され、加熱された衣類からの湿つた熱風は1つの
室外送風機(フアンモータ6bにより回転してい
る方の室外送風機)により、大気中に排気される
ので、従来の1/2〜1/20以下の大幅な節電を可能
にすることができる。
以上のように本発明によれば、凝縮器とは別個
に乾燥用の発熱手段を室外部に設け、かつ、圧縮
器が停止中であつても、設定された時間だけ室外
送風機と発熱手段とを作動させるタイマーを設け
ることにより、空気調和機を冷房運転している間
は、室外送風機と凝縮側の排熱を利用して電力消
費をほとんど増やすことなく衣類等を乾燥させる
ことができると共に、冷房運転停止時、又は春、
秋、冬などクーラを全く使用しない季節(1年の
3/4以上の期間)には、タイマーを用いて必要時
間だけ室外送風機と発熱手段を作動させて効率的
に衣類等を乾燥させることができるので、四季を
通して年中、いつでも衣類等の乾燥を行なうこと
ができる多機能型の空気調和機を安価に提供する
ことができ、本発明の実用的価値は極めて大き
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の空気調和機の断面図、第2図
は、同機の電気回路図、第3図は、本発明の一実
施例である空気調和機の断面図、第4図は、同機
の電気回路図、第5図は本発明の他の実施例であ
る空気調和機の斜視図、第6図は、同X−X′部
の断面図、第7図は、同機の電気回路図、第8図
は、本発明の他の実施例である空気調和機の部分
断面図、第9図は、本発明の他の実施例である空
気調和機の電気回路図である。 1……圧縮器、2……蒸発器、3……室内送風
機、4……壁、5……凝縮器、6……室外送風
機、7……配管部、1a……コンプレツサモー
タ、3a,6a,6b……フアンモータ、8……
ヒータ、8a……赤外線ランプ、9,9a……案
内板、10……衣類、11……電源、12,16
……タイマ、13……手動操作スイツチ、14…
…サーモスイツチ、15,15a,15b,17
……スイツチ、18,33……リレー、20……
吸気孔、21……ドア、22,30……排気孔、
25,25a……ドラム、18a,18b,18
c,18d,18e,18f,33a,33b…
…接点、26,26a……モータ、27……突
起、28……ベルト、29……反射板、31……
開口部、A′,A……室内ユニツト、B′,B……
室外ユニツト、B″,B……放熱部、C……連
結部、C′……ダクト、D,D′……乾燥部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 蒸発器および室内送風機を有する室内部と、 凝縮器および室外送風機を有する室外部と、 圧縮器とを備える空気調和機であつて、 前記室外部に設けられた乾燥用の発熱手段と、 前記圧縮器が停止中であつても、設定された時
    間だけ前記室外送風機と前記発熱手段とを作動さ
    せて、衣類等を乾燥させるタイマーとを具備する
    ことを特徴とする空気調和機。 2 発熱手段は、タイマーにより設定された時間
    内であつても、圧縮器が作動している間は、発熱
    動作を停止するように構成されたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項に記載の空気調和機。 3 発熱手段は、発熱部と、タイマーにより設定
    された時間内であつても前記発熱部の作動若しく
    は停止のいずれかを選択できる選択手段とを有す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    の空気調和機。 4 発熱手段は、電気ヒータ若しくは赤外線ラン
    プのいずれかであることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の空気調和機。 5 タイマーは、室外部に配設されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第4項の
    いずれかに記載の空気調和機。
JP56092843A 1981-06-15 1981-06-15 Air conditioner Granted JPS57166440A (en)

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