JPH0147456B2 - - Google Patents

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JPH0147456B2
JPH0147456B2 JP55071297A JP7129780A JPH0147456B2 JP H0147456 B2 JPH0147456 B2 JP H0147456B2 JP 55071297 A JP55071297 A JP 55071297A JP 7129780 A JP7129780 A JP 7129780A JP H0147456 B2 JPH0147456 B2 JP H0147456B2
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JP
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mol
reaction
general formula
formaldehyde
nitrotoluene
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JP55071297A
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English (en)
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JPS5677245A (en
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Tsunguraa Antaru
Mase Chibooru
Petoro Jozusefu
Bende Zorudan
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BUDAPESUCHI MYUSUTSUAKI EJETEMU
REANARU FUINOMUBEGISUZERUGIARU
Original Assignee
BUDAPESUCHI MYUSUTSUAKI EJETEMU
REANARU FUINOMUBEGISUZERUGIARU
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Filing date
Publication date
Application filed by BUDAPESUCHI MYUSUTSUAKI EJETEMU, REANARU FUINOMUBEGISUZERUGIARU filed Critical BUDAPESUCHI MYUSUTSUAKI EJETEMU
Publication of JPS5677245A publication Critical patent/JPS5677245A/ja
Publication of JPH0147456B2 publication Critical patent/JPH0147456B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C201/00Preparation of esters of nitric or nitrous acid or of compounds containing nitro or nitroso groups bound to a carbon skeleton
    • C07C201/06Preparation of nitro compounds
    • C07C201/12Preparation of nitro compounds by reactions not involving the formation of nitro groups

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式() の置換オルト―またはパラ―ニトロトルエンを選
択的にヒドロキシメチル化することによる、一般
式() のニトロアルカノールを製造する新規な方法に関
する。
上記式および式において、ニトロ基はメチ
ル基(式)またはヒドロキシアルキル側鎖(式
)に関しオルトまたはパラ位においてベンゼン
環に結合し、Xは水素、フツ素あるいはアルキ
ル、アルコキシまたはニトロ基を示し、そしてn
は1,2または3である。
アルキルおよびアルコキシ基の好ましい例は、
炭素原子1〜6個の直鎖または分枝鎖アルキルお
よびアルコキシ基である。
オルト―およびパラ―ニトロトルエンは、ナト
リウムまたはカリウム アルコレート触媒の存在
において、高い誘電定数を有する中性溶媒中のホ
ルムアルデヒドでヒドロキシメチル化できること
が知られている〔ジヤン、バツケ(Jan
Bakke):アクタ、ケミカ、スカンジナビカ
(Acta Chem.Scand.),1967,1967頁〕。反応は
無水ジメチルスルホキシド中のオルト―ニトロト
ルエンの5モル/溶液で行われ、そして5モル
%のナトリウムエトキシドがエタノール溶液中で
触媒として用いられる。この方法の欠点は目的化
合物を低収率(約20〜25%)でしか提供しないこ
と、更に反応の選択性が不満足であることであ
る。この方法においては、ヒドロキシメチル基を
複数含有する多種の化合物がまた所望のニトロフ
エニルエタノールの他にかなりの量で形成し、そ
して反応の選択率は60%を越えない(選択率は、
反応において出発化合物に対する所望最終生成物
に変換された出発化合物のモル比である)。この
公知方法は、反応混合物の個々の成分を分離する
ことおよびニトロフエニルエタノールを単離する
ことが困難であるので、工業的規模には適用でき
ない。また反応が水素化カルシウムから蒸留によ
り脱水したジメチルスルホキサイドまたはジメチ
ルホルムアミド中で行われるときのみしか反応が
満足な速度で進行しないので、工業的見地からは
非常に不利である。
上記に引用した文献に従えば、カニツアロ反応
がヒドロキシメチル化と競合しないような、条件
およびアルデヒドを用いてのみ、アルデヒドは反
応することが出来る。
他のヒドロキシメチル化方法が特開昭52―
108941号中に開示されている。この方法に従え
ば、2―(ニトロアリール)―エタノールまたは
4―ニトロアリールエタノールは、オルト―また
はパラ―ニトロアルキルベンゼンを中性極性溶媒
中で、アルカリフエノレートの存在においてアル
デヒドと反応させることによつて製造される。こ
の技術において知られている更に他の方法に従え
ば、ニトロトルエン類を第四級アンモニウム塩基
の存在においてホルムアルデヒドと反応させてニ
トロフエニルエタノール類を得ている(特開昭52
―139035号)。オルト―ニトロフエニルエタノー
ルの製造のための他の公知方法は、オルト―ニト
ロトルエンを、水酸化アルカリの存在において中
性極性溶媒中で50〜130℃の温度でホルムアルデ
ヒドと反応させることである(特開昭52―122330
号)。
それらあとの3方法はホルムアルデヒドを出発
物質に関して比較的低いモル比(モル比約1:
0.4)で用いることにより反応の選択性を増加さ
せることを試みている。これは反応の選択性を若
干増加させるが、最終生成物の収率は、より少な
い量のホルムアルデヒドを使用する結果として低
いままに留まる。
アルカリ金属塩基で形成した大環式エーテルの
錯体を用いてニトロトルエン類をアルデヒドと反
応させることにより、ニトロフエニルエタノール
を製造することがまた知られている(特開昭52―
156825号)。この方法の選択性および収率はまた
不満足なものであり、そしてこの方法は反応混合
物のこみ入つた処理の故に工業的規模で用いるこ
とが困難である。
本発明は以前知られたものに比しより簡単な技
術およびより迅速な反応を使用して、高い収率お
よび選択性でそれぞれのニトロトルエン類から一
般式()のアルコールを製造する新規な方法を
提供することを意図するものである。
ニトロトルエン類は、もしも反応を小量の水を
含有するジメチルホルムアミド中、強塩基の存在
において行うならば、パラホルムアルデヒドで選
択的にヒドロキシメチル化できることが認められ
た。室温を超える温度において、ヒドロキシメチ
ル化はホルムアルデヒドおよび塩基の量、ならび
に温度条件を適当に調節して設定することによつ
て、選択的になしうることがまた観察された。従
つて必要なモノ―、ビス―またはトリス―メチロ
ール化合物が選択的に製造できる。
上記の認識に基づき、本発明はXが上記に限定
した如くである一般式()のオルト―またはパ
ラ―ニトロトルエンを、ジメチルホルムアミド中
で、室温以上の温度において、そして強塩基の存
在において過剰のホルムアルデヒドで選択的ヒド
ロキシメチル化することによつて、Xおよびnが
上記に限定した如くである一般式()のニトロ
フエニルアルコール類の製造するための新規な方
法に関する。本発明に従えば、反応は水0.1〜1
重量%を含有するジメチルホルムアミド中で行わ
れ、そして反応は温度は、ならびに一般式()
の出発化合物に対するホルムアルデヒドおよび塩
基の量を適当に調節することにより必要な最終生
成物の形成に導く。
強塩基としては、好ましくは水酸化カリウム、
水酸化ナトリウムまたは第四級アンモニウム塩基
が使用される。
反応の高い選択性は、多分ヒドロキシメチル化
およびカニツアロ反応速度が温度の適当な調節ま
たはタイミングによつて変化できるという事実に
起因するであろうことを認識すべきである。従つ
て、反応はカニツアロ反応において形成するギ酸
が塩基を中和するので所望のヒドロキシメチル化
化合物の形成により停止しうる。ホルムアルデヒ
ドのモル比のみの調節は、反応中におけるホルム
アルデヒドの消費と共に残留強塩基がニトロトル
エン類をタール化するので、反応の選択率を増加
させるには不充分である。我々の経験では、同一
条件下にニトロフエニルエタノール類がニトロト
ルエン類に比しより速くヒドロキシメチル化され
てしまうことを示したことがまた認識される。こ
のことは常法で得られる生成物が何故比較的小量
のニトロフエニルエタノールしか含有しないのか
を説明している。反応の温度は得るべき最終生成
物の構造に従つて選択される。反応温度は30℃〜
150℃の間で変化させることが出来、この範囲内
において60〜100℃の間隔がモノメチロール誘導
体の製造に必要であり、他方ビス―メチロール化
合物は30〜60℃の温度で製造されそしてトリス―
メチロール化合物は30〜40℃の温度で製造され
る。
本発明に従う方法の条件は次の如くである: (イ)モノメチロール化合物の製造のためには、一
般式()の出発物質1モルをホルムアルデヒド
1.5〜2.2モルおよび強塩基0.6〜0.7モルと、60℃
以上の温度で反応させ;(ロ)ビス―メチロール誘導
体の製造のためには、一般式()の出発物質1
モルをホルムアルデヒド3〜4モルおよび強塩基
0.5〜0.6モルと反応させ、そして反応混合物の温
度は30〜35℃に少なくとも1時間、その後反応が
終了するまで50〜60℃に維持し;そして(ハ)トリス
―メチロール誘導体の製造のためには、一般式
()の出発物質1モルをホルムアルデヒド少な
くとも3モルおよび強塩基多くて0.1モルと40℃
以下の温度で反応させる。
ホルムアルデヒドは好ましくはパラホルムアル
デヒドの形で使用する。
本発明に従う方法の主要な利点は、一般式
()のそれぞれのニトロトルエン類から一般式
()のアルカノール類をよい収率および高い選
択性で製造することを可能としたことにある。
本新規方法の他の利点は、反応時間が常法のそ
れに比しより短いことである。従つて、たとえば
モノメチロール化合物が製造されるときには、反
応時間は常法に比較して十分の一ほどの短い時間
である。これは工業的方法において生産性を比例
的に増加させる。
工業的適用に関し、本新規方法の重要な利点
は、無水溶媒が必要でないということである。反
対に、指摘した如く、小量の水の存在が本発明の
方法では必要である。従つて、本新規方法は、工
業品質のジメチルホルムアミドを用いることによ
り行うことができる。本新規方法において使用さ
れる塩基たとえば水酸化ナトリウムまたは水酸化
カリウムもまた工業品質のものでありうる。
未反応出発物質は反応混合物から回収できるの
で、本新規方法は工業規模において非常に経済的
である。
本発明を以下の実施例により詳細に説明する
が、これらの実施例により本発明は限定されるも
のではない。
例1 (実施例) o―ニトロトルエン137g(1モル)、パラホル
ムアルデヒド60gおよび水0.5重量%含有するジ
メチルホルムアミド400mlの混合物を撹拌下70℃
に加熱する。その後、ジメチルホルムアミド100
ml中にいれた水酸化カリウム40gを反応混合物
に、反応混合物の温度が120℃を超えないような
速度で加える。反応混合物を85℃以上の温度で3
分間撹拌し、その後冷却し、そして焼結ガラス
過器で過する。液を塩酸でPH=3に酸性化
し、再び過し、そして生成した液を蒸発す
る。2―(o―ニトロフエニル)―エタノール80
重量%を含有する残留物100gが得られる。この
残留物を真空中で蒸留して、純度98%の2―(o
―ニトロフエニル)―エタノール70gを得る。o
―ニトロトルエン45gが回収される。生成物をガ
スクロマトグラフイにより分析する。
反応の選択率は72%であり、o―ニトロフエニ
ルエタノールの収率は導入したo―ニトロトルエ
ンの量から計算して48%である。
例2 (実施例) o―ニトロトルエン137g(1モル)、パラホル
ムアルデヒド120g、水酸化カリウム34gおよび
水0.7重量%を含有するジメチルホルムアミド500
mlの混合物を30℃で1.5時間、ついで55℃で1時
間撹拌する。反応混合物を例1に記載した如くに
処理してo―ニトロフエニルエタノール35g、o
―ニトロトルエン20gおよびビス―メチロール化
合物35gを得る。ビス―メチロール化合物はガス
クロマトグラフイマススペクトル(GCMS)分
析により同定した。
反応の選択性はビス―メチロール化合物につき
18%およびo―ニトロフエニルエタノールにつき
21%である。
例3 (実施例) o―ニトロトルエン137g(1モル)、パラホル
ムアルデヒド130g、水酸化カリウム10gおよび
水0.2重量%を含有するジメチルホルムアミド500
mlの混合物を30℃で6時間撹拌する。その後、反
応混合物を酸性化し、過し液を蒸発し、そし
て、o―ニトロトルエン(20g)を真空中で留去
する。
トリス―メチロール誘導体190gが得られ、そ
れは97.5%の選択率に相当する。生成物の構造は
元素分析およびGCMS分析により同定した。
例4 (実施例) P―ニトロトルエン137g(1モル)を例1に
列記した反応体で、例1に示した条件下に処理す
る。粗(80重量%)P―ニトロフエニルエタノー
ル110gが得られ、そしてP―ニトロトルエン40
gが回収される。粗生成物を真空中で蒸留して、
融点61〜63℃の精製された物質79gが得られる。
反応の選択率は74.5%である。
例5 (実施例) 4―フルオロ―2―ニトロトルエン15.5g
(0.1モル)、パラホルムアルデヒド6g、および
水0.1重量%を含有するジメチルホルムアミド40
mlの混合物を撹拌しつつ85℃に加熱し、そしてジ
メチルホルムアミド10ml中にいれた水酸化カリウ
ム4gを、100℃を超えない温度で混合物に加え
る。その後、混合物を85℃以上の温度で5分間撹
拌し、ついで混合物を冷却し、そして過する。
液を塩酸でPH3に冷却し、再び過し、そして
精製した液を真空中で蒸発する。2―(o―ニ
トロ―p―フルオロフエニル)―エタノール40重
量%および出発物質35重量%を含有する粗生成物
17.5gが得られる。
反応の選択率は62.5%である。粗生成物を減圧
(13.3Pa)下に分別蒸留して、2―(o―ニトロ
―p―フルオロフエニル)―エタノール5.3gが
得られる。生成物はGCMS分析および元素分析
により同定した。
例6 (実施例) 2,6―ジニトロトルエン18.2g(0.1モル)、
パラホルムアルデヒド6g、および水0.9重量%
を含有するジメチルホルムアミド40mlの混合物を
撹拌しつつ60℃に加熱し、そしてジメチルホルム
アミド10mlにいれた水酸化カリウム4gを80℃を
超えない温度で混合物に加える。生成した混合物
を70℃で5分間撹拌し、その後例5に記載した如
くに処理する。粗生成物20gが得られ、それはガ
スクロマトグラフイにより分析して、2―(o,
o′―ジニトロフエニル)―エタノール25重量%お
よび出発物質30重量%を含有している。
反応の選択率は35%である。粗生成物を水で抽
出することにより精製して、2―(o,o′―ジニ
トロフエニル)―エタノール5gが得られる。こ
の生成物の純度は80%である。生成物はGCMS
分析により同定した。
例7 (実施例) 3―メチル―4―ニトロアニソール16.7g
(0.1モル)を例5に記載した如くにヒドロキシメ
チル化する。反応混合物を蒸発した後、粗生成物
19gが得られ、それはガスクロマトグラフイによ
り分析して、2―(o―ニトロ―m―メトキシフ
エニル)―エタノール35重量%および出発物質30
重量%を含有している。
反応の選択率は51%である。粗生成物を水で抽
出することにより精製して、純度85%の2―(o
―ニトロ―m―メトキシフエニル)―エタノール
5.5gが得られる。生成物はGCMS分析により同
定した。
例8 (実施例) 3―ニトロ―o―キシレン15.1g(0.1モル)
を例5に記載した如くにヒドロキシメチル化す
る。反応混合物を蒸発した後、粗生成物18gが得
られ、それはガスクロマトグラフイにより分析し
て、2―(o―ニトロ―o′―メチルフエニル)―
エタノール33重量%および出発物質40重量%を含
有している。
反応の選択率は63%である。粗生成物を減圧
(267Pa)下に分別蒸留して、140〜155℃の温度
範囲内で2―(o―ニトロ―o′―メチルフエニ
ル)―エタノール4.2gが得られる。生成物の純
度は90%である。生成物はGCMS分析により同
定した。
例9 (実施例) 水酸化カリウムを水酸化ナトリウム28gに置き
換えた以外は、例1に記載した如くに操作する。
2―(o―ニトロフエニル)―エタノール95g
(純度:80%)およびo―ニトロトルエン46gが
得られる。
反応の選択率は68.5%である。粗生成物を減圧
(267Pa)下に分別蒸留して、125〜140℃の温度
範囲内で2―(o―ニトロフエニル)―エタノー
ル64gが得られる。生成物の純度は96%である。
例10 (実施例) 水酸化カリウムをジメチルホルムアミド中のト
リメチル―ベンジル―アンモニウムヒドロキシド
115gの溶液に置き換えた以外は、例1に記載し
た如くに操作する。2―(o―ニトロフエニル)
―エタノール110g(純度:80%)およびo―ニ
トロトルエン40gが得られる。
反応の選択率は74%である。粗生成物を例9に
記載した如くに分別蒸留して、純度97%の2―
(o―ニトロフエニル)―エタノール72gが得ら
れる。
例11 (実施例) o―ニトロトルエン137g(1モル)、パラホル
ムアルデヒド90g(3モル)、および水0.1重量%
を含有するジメチルホルムアミド500mlの混合物
を35℃で1時間、その後60℃で10分間撹拌する。
反応混合物をヘキサンと振盪して、o―ニトロト
ルエン、重量30gおよびo―ニトロフエニル―エ
タノール、重量25gが反応混合物から分離する。
ビス―メチロール誘導体60gが残留物として得ら
れ、このビス化合物の純度は80%である。反応の
選択率はビス誘導体につき31%である。
例12 (比較例) 無水ジメチルホルムアミドを使用した以外は、
例1に記載した如くに操作する。反応混合物を処
理した後、o―ニトロフエニル―エタノール35g
が得られ、そしてo―ニトロトルエン30gが回収
される。
反応の選択率は27%であり、o―ニトロフエニ
ル―エタノールの収率は導入したo―ニトロトル
エンの量に対し計算して21%である。
例13 (比較例) 水1.5重量%を含有するジメチルホルムアミド
を使用する以外は、例1に記載した如くに操作す
る。反応混合物を処理した後、o―ニトロフエニ
ル―エタノール15gが得られ、そしてo―ニトロ
トルエンの90%が回収される。
反応の選択率は26%であり、そしてo―ニトロ
フエニル―エタノールの収率は導入したo―ニト
ロトルエンの量に対し計算して8.9%である。
例14 (比較例) パラホルムアルデヒド1モル(30g)および塩
基0.3モル(17g)をo―ニトロトルエン1モル
(137g)に対して使用する以外は、例1に記載し
た如くに操作する。o―ニトロフエニル―エタノ
ール25gが蒸留により分離し、そしてo―ニトロ
トルエン50gが回収される。
反応の選択率は23.6%であり、o―ニトロフエ
ニル―エタノールの収率は導入したo―ニトロト
ルエンの量に対し計算して15%である。
例15 (比較例) パラホルムアルデヒド2.4モル(72g)および
塩基0.8モル(45g)をo―ニトロトルエン1モ
ル(137g)に対し使用する以外は、例1に記載
した如くに操作する。o―ニトロフエニル―エタ
ノール60gが蒸留により分離する。
反応の選択率は36%であり、o―ニトロフエニ
ル―エタノールの収率は導入したo―ニトロトル
エンの量に対し計算して36%である。
例16 (比較例) 反応混合物を50℃に加熱しそして維持する以外
は、例1に記載した如くに操作する。試料を混合
物から3分後に取り、そして試料をガスクロマト
グラフイにより分析する。分析結果により示され
る如く、o―ニトロトルエンの変換は10%であ
り、そして反応の選択率はo―ニトロフエニル―
エタノールにつき30%である。30分後に変換は50
%に増加し、そして選択率は25%に減少する。混
合物を反応1時間後に処理して、、o―ニトロフ
エニル―エタノール20gが得られる。
反応の選択率および収率は12%である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ジメチルホルムアミド中において、室温以上
    の温度で強塩基の存在下、過剰のホルムアルデヒ
    ドを用いて一般式() 〔式中、Xは下記に限定する如くである〕のオ
    ルト―またはパラ―ニトロトルエンを選択的にヒ
    ドロキシメチル化することによる一般式() 〔式中、ニトロ基はオルトまたはパラ位にあ
    り、Xは水素、フツ素あるいはアルキル、アルコ
    キシまたはニトロ基を示し、そしてnは1,2ま
    たは3である〕のニトロフエニルアルカノールの
    製造法において、 (A) 反応を水0.1〜1重量%含有ジメチルホルム
    アミド中で行い、 (B) (イ)モノメチロール化合物の製造のためには、
    一般式()の出発物質1モルをホルムアルデ
    ヒド1.5〜2.2モルおよび強塩基0.6〜0.7モルと
    60℃以上の温度で反応させ、(ロ)ビス―メチロー
    ル誘導体の製造のためには、一般式()の出
    発物質1モルをホルムアルデヒド3〜4モルお
    よび強塩基0.5〜0.6モルと反応させ、そして反
    応混合物の温度を30〜35℃で少なくとも1時
    間、そしてその後50〜60℃で反応が終了するま
    で維持し、そして(ハ)トリス―メチロール誘導体
    の製造のためには、一般式()の出発物質1
    モルをホルムアルデヒド少なくとも3モルおよ
    び強塩基多くて0.1モルと40℃以下の温度で反
    応させることを特徴とする、方法。
JP7129780A 1979-05-29 1980-05-28 Manufacture of nitrophenylalkanol Granted JPS5677245A (en)

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