JPH0146542B2 - - Google Patents

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JPH0146542B2
JPH0146542B2 JP59281249A JP28124984A JPH0146542B2 JP H0146542 B2 JPH0146542 B2 JP H0146542B2 JP 59281249 A JP59281249 A JP 59281249A JP 28124984 A JP28124984 A JP 28124984A JP H0146542 B2 JPH0146542 B2 JP H0146542B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fatty acid
ink
ink composition
polyethylene glycol
weight
Prior art date
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Expired
Application number
JP59281249A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61159472A (ja
Inventor
Zenshiro Iijima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Adger Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Adger Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Adger Kogyo Co Ltd filed Critical Adger Kogyo Co Ltd
Priority to JP59281249A priority Critical patent/JPS61159472A/ja
Publication of JPS61159472A publication Critical patent/JPS61159472A/ja
Publication of JPH0146542B2 publication Critical patent/JPH0146542B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、新規なインク組成物、さらに詳しく
は、紙上に記載した文字や図案を市販の消しゴム
で消去することができ、さらにその消去跡に文字
や図案を記載することのできるインク組成物に関
するものである。
〔従来技術〕
従来の万年筆や水性のサインペン等に用いられ
ている筆記用インクはこれを用いて紙に記載した
場合、その記載事項を消しゴムで消去することは
殆んど不可能である。従来の水性インクで記載さ
れた事項を消去するには、一般的には字消し液や
隠蔽液が使用されている。しかしながら、このよ
うな字消し液や隠蔽液を用いる場合、その消去跡
は湿つた状態にあるため、その消去直後に文字を
記載することができず、消去跡に再度文字を記載
するには、消去跡を完全に乾燥させる必要があつ
た。
〔目的〕 本発明は、記載した文字や図案が従来の消しゴ
ムにより容易に消去可能な水性インク組成物を提
供することを目的とする。
〔構成〕
本発明によれば、水性媒体中に、アニリンブラ
ツクと分子量3000〜50000のポリエチレングリコ
ール及び脂肪酸カリウム塩を、必要に応じ界面活
性剤の存在下で混合分散させたことを特徴とする
紙上に記載した文字や図案が消しゴムで消去可能
な紙用インク組成物が提供される。
本発明においては、水性媒体中に、アニリンブ
ラツク及びポリエチレングリコールを添加混合す
るが、この場合、ポリエチレングリコールとして
は、分子量3000以上の固体状のものが用いられ、
一般には、分子量3000〜50000のものが用いられ、
その組成物中含有量は、1〜30重量%、好ましく
は3〜20重量%程度である。本発明で用いる顔料
はアニリンブラツクであり、市販のものを用いる
ことができ、その組成物含有量は、1〜30重量
%、好ましくは5〜15重量%程度である。
本発明においては、記載した文字の消去性をさ
らに向上させるために、脂肪酸カリウム塩が添加
されるが、この脂肪酸カリウム塩としては、各種
の飽和及び、不飽和高級脂肪酸のカリウム塩が用
いられ、水中において溶解ないし、その分子の一
部が溶解して乳濁状に分散し得るものであればよ
く、その炭素数は、一般には、炭素数6〜30、好
ましくは8〜20程度である。この脂肪酸カリウム
塩の使用量は、インク組成物中、0.05〜20重量
%、好ましくは0.1〜10重量%であるが、その最
適使用量は所望するインク流れ及び使用する具体
的脂肪酸カリウム塩の炭素数との関係で適当に定
められる。また、本発明のインク組成物には、さ
らに、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、
炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウムのような有機系及び無機系のアルカリ性
物質をPH調節剤として添加し、インク組成物のPH
を中性ないしアルカリ性に保持することもでき
る。
本発明者の研究によれば、本発明のインク組成
物は、顔料としてのアニリンブラツクと共に添加
したポリエチレングリコール及び脂肪酸カリウム
塩の使用により、紙面に対するインクの浸透が防
止ないし遅延される等の効果が得られ、消しゴム
消去性のよいものである。
本発明のインク組成物には、種々の補助成分を
添加することができ、このようなものとしては、
以下に示すような界面活性剤や乾燥防止剤等が挙
げられる。
〔界面活性剤〕
界面活性剤は顔料の水性媒体中における分散を
促進させるもので、非イオン系及びアニオン系の
ものが一般的に有利に使用され、その水性媒体中
の濃度は0.01〜7重量%、好ましくは0.05〜5重
量%である。このものの具体例としては、例え
ば、非イオン系界面活性剤に関し、ポリエチレン
グリコールアルキルエーテル、ポリエチレングリ
コール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン
脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンソルビツト脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミン
等が挙げられ、またアニオン系界面活性剤に関
し、ナフタレンスルホン酸/ホルマリン縮合物
塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアル
キルエーテルりん酸塩、アルキルスルホン酸塩、
アルキルアリールスルホン酸、アシルアミノ酸
塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸
塩、スルホコハク酸エステル塩等が挙げられる。
〔乾燥防止剤〕
インクの長期保存のために用いられ、この乾燥
防止剤の具体例としては、例えば、アルキレング
リコールや、ジアルキレングリコール、ポリアル
キレングリコール(分子量200〜300)、グリセリ
ン等が挙げられる。乾燥防止剤の濃度は3〜40重
量%、好ましくは5〜30重量%程度である。
本発明のインク組成物の製造に際し、脂肪酸カ
リウム塩を水性媒体に混合する場合、加温を採用
することができる。特に、脂肪酸カリウム塩が水
性媒体中に均一に乳濁した分散液を得る場合、脂
肪酸カリウム塩と水性媒体との混合物を加温し、
いつたん均一溶液とした後、これを室温に冷却
し、脂肪酸カリウム分子の一部を析出させるのが
有利である。
〔効果〕
本発明のインク組成物は前記構成であり、従来
の水性インクとは異なり、そのインク組成物で記
載した文字や図案は従来の消しゴムにより消去可
能である。
〔実施例〕
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明す
る。
比較例 1 水90gにナフタレンスルホン酸/ホルマリン縮
合物のナトリウム塩1gを溶解し、これにアニリ
ンブラツク10gを添加し、混合した。この混合物
にさらに分子量6000のポリエチレングリコール5
gとグリセリン10gを添加混合し、黒色インクを
作成した。
比較例 2 水90gにポリオキシエチレンアルキルフエニル
エーテル0.5gを溶解し、これにアニリンブラツ
ク8gを添加混合した。この混合物に、さらに分
子量4000のポリエチレングリコール5gと分子量
200のポリエチレングリコール10gを添加混合し、
黒色インクを作成した。
実施例 1 水75gにナフタレンスルホン酸/ホルマリン縮
合物のナトリウム塩0.5gを溶解し、これにアニ
リンブラツク8gを添加し、混合した。この混合
物に、さらに2重量%のステアリン酸カリウム溶
液25gと分子量6000のポリエチレングリコール10
gと分子量200のポリエチレングリコール10gを
添加混合し、黒色インクを作成した。
実施例 2 水75gにポリオキシエチレンアルキルフエニル
エーテル1gとアニリンブラツク8gを添加し、
混合した。この混合物に、さらに2重量%のパル
ミチン酸カリウム溶液25gと分子量4000のポリエ
チレングリコール12gとグリセリン10gを添加混
合し、黒色インクを作成した。
前記比較例1〜2及び実施例1〜2にて各種黒
色インクをそれぞれ別々にサインペンの中綿に含
浸させ、ペン芯より滲出させるようにした。これ
らのサインペンで記載した文字はいずれも市販の
消しゴムにより消去することができたが、比較例
1及び2のインクによるものは、実施例1及び2
のインクによるものに比較して、消しゴムによる
消去性に劣り、その消去により長い時間を要し
た。また、脂肪酸カリウム塩に代えて、塩化亜塩
等の無機塩を用いても、得られるインクの消しゴ
ムによる消去性は脂肪酸カリウムを用いる場合よ
りも劣つたものであつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 水性媒体中に、アニリンブラツクと分子量
    3000〜50000のポリエチレングリコール及び脂肪
    酸カリウム塩を、必要に応じ、界面活性剤の存在
    下で混合分散させたことを特徴とする紙上に記載
    した文字や図案が消しゴムで消去可能な紙用イン
    ク組成物。
JP59281249A 1984-12-29 1984-12-29 インク組成物 Granted JPS61159472A (ja)

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JPS61159472A JPS61159472A (ja) 1986-07-19
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JPS61159472A (ja) 1986-07-19

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