JPH0146247B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0146247B2
JPH0146247B2 JP3749685A JP3749685A JPH0146247B2 JP H0146247 B2 JPH0146247 B2 JP H0146247B2 JP 3749685 A JP3749685 A JP 3749685A JP 3749685 A JP3749685 A JP 3749685A JP H0146247 B2 JPH0146247 B2 JP H0146247B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
groove
bulge
single crystal
angle
Prior art date
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Expired
Application number
JP3749685A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61197101A (ja
Inventor
Katsunobu Ueda
Hiroshi Amano
Mitsuo Sumya
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP3749685A priority Critical patent/JPS61197101A/ja
Publication of JPS61197101A publication Critical patent/JPS61197101A/ja
Publication of JPH0146247B2 publication Critical patent/JPH0146247B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D1/00Planing or slotting machines cutting by relative movement of the tool and workpiece in a horizontal straight line only

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Turning (AREA)
  • Milling, Broaching, Filing, Reaming, And Others (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕 本発明は、面心立方晶系単結晶の{111}面を
なす被加工面に直線状の溝を形成するための溝形
成方法に関する。 〔発明の技術的背景とその問題点〕 近時、精密部品の製作を目的として、単結晶部
材に例えば深さ数μm以下の直線状の微細溝を多
段に刻設することが行われている。この場合の溝
形成方法としては、工具形状の加工物への転写性
がすぐれたダイヤモンド工具による切削加工が適
している。 しかしながら、単結晶部材は、その単結晶特有
の異方性を有している。そのため、切削方向によ
つては、第10図に示すように、溝Aの側縁部に
過大な盛り上がりB,Bを生じる。この盛り上が
りB,Bは、溝Aの加工精度に悪影響を及ぼし、
溝が形成された精密部品の品質低下の一因となつ
ている。逆に、切削方向によつては、盛り上がり
B,Bを最小限に阻止できることが知られている
が、具体的にどの方向が最良なのかについての系
統的知見は、存在していなかつた。 〔発明の目的〕 本発明は、上記事情を勘案してなされたもの
で、単結晶部材に高精度で直線状の溝を刻設する
ことのできる溝形成方法を提供することを目的と
する。 〔発明の概要〕 面心立方晶系の単結晶加工部材の{111}面を
なす被加工面の<110>方向に沿つて切削加工す
ることにより直線状の溝を高精度で形成するよう
にしたものである。 〔発明の実施例〕 以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳述
する。 第1図は、この実施例の溝形成方法における切
削条件決定を説明するための図である。この図に
おいて円柱状の試料1は、銅単結晶からなるもの
であつて、その一端面2が111面となるように
設定されている。この端面2は、ダイヤモンド切
削工具を用いて、平面度が0.1μm及び表面あらさ
が0.01μmRmaxとなるまで正面フライス削りさ
れたものである。そして、この試料1をCNC
(Computer Numerical Control)旋盤に取付け
る。そして、試料1の軸線3のまわりに矢印4方
向に、例えば毎分1000回転で回転させる。CNC
旋盤としては、0.1μmの分解能を有するものを用
いる。ついで、第2図に示すダイヤモンド切削工
具5により、第3図矢印7方向に正面削り
(Surfacing)を行い、円形をなしかつ深さが例え
ば2.2μmの断面V字状の微細溝6…を刻設する。
ダイヤモンド切削工具5は、刃先角εが42度、す
くい角γが0度、逃げ角αが10度に設定されてい
るものを用いる。かくして、端面2に正面削りで
溝加工すると、第3図に示すように、その切削方
向7は、円周上の接線方向であるので、連続的に
360度変化する。つまり、切削方向は、〔112〕、
〔011〕、〔121〕、〔110〕、〔211〕、〔101〕

〔112〕、〔011〕、〔121〕、〔110〕、〔

11〕、〔101〕、〔112〕と順次変化する。切削方
向が、銅のすべり系{111}<110>と特定の角度
で交差すると、形成された溝6…の側縁部に第4
図に示ような盛り上がり8,8が生じる。こで、
この盛り上がり8の形状を示す内側盛り上がり高
さHa及び外側盛り上がり高さHb並びに内側盛り
上がり幅Wa及び外側盛り上がり幅Wbを薄膜段
差測定器にて切削角度10度ごとに測定したとこ
ろ、第5図に示すような結果を得た。この第5図
における切削角度θ(第3図参照)は、切削方向
を結晶方位に対応させて示している。なお、この
場合、切削角度θは、切削方向が〔112〕となる
点を原点として、矢印7方向とは反対方向に計測
する。しかして、この第5図が示しているよう
に、盛り上がりの高さHa,Hb及び幅Wa,Wb
は、ともに120度周期で変化している。また、盛
り上がり高さHa,Hbは、溝6の内側と外側で約
60度のずれがある。他方、盛り上がり幅Wa,
Wbは、両者ともほぼ同様の結果を示している。
しかして、切削角度θ=90゜(切削方向〔110〕)、
切削角度θ=210゜(切削方向〔011〕)、切削角
度θ=310゜(切削方向〔101〕)では、盛り上がり
高さHa,Hb及び盛り上がり幅Wa,Wbともに小
さくなり、ダイヤモンド切削工具5の工具形状が
比較的良好に転写されている。これは、切削方向
〔110〕、〔011〕、〔101〕に切削した場合には、
すべりが活発に生起しないためであると考えられ
る。つまり、切削方向をすべり系の方向と一致さ
せると、塑性変形、すなわち、すべりが容易に起
こるためであると考えられる。 そこで、上述の試験結果に基づき、銅単結晶か
らなる加工物9の被加工面10を、第6図に示す
ように、保持台11上に固設する。このとき、被
加工面10は、111面となるようあらかじめ前
加工されている。ついで、ダイヤモンド切削工具
12を加工物9に例えば5μm程度切込ませて、矢
印13方向に相対的に送り、切削加工する。この
矢印13方向は、前述したように、切削中に、塑
性変形つまりすべりが容易に生じる方向〔110〕、
〔011〕、〔101〕のうちのいずれか一つの方向
となるように設定する。その結果、第7図に示す
ような断面V字状の直線溝14…が形成される。
この直線溝14…の一対の側縁部は、第8図に示
すように、ほとんど盛り上がりが生じない。よつ
て、高精度で直線溝14…を加工することができ
る。 なお、上記実施例においては、111面におけ
る直線溝加工に関する切削方向を例示している
が、下表に示すように、型面(planes of a
form){111}を構成する他の面についても、各
面において型方向(directions of a form)<
110>を満足する方向に切削することにより、高
精度の溝加工が可能となる。
【表】
〔発明の効果〕
本発明の溝形成方法は、材質が面心立方晶系の
加工物の{111}面をなす被加工面上への直線状
溝の形成を高精度に行うことができる。したがつ
て、直線状溝が刻設された加工面の精密部品とし
ての品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における切削方向を
決定するための説明図、第2図は第1図における
ダイヤモンド切削工具の要部拡大斜視図、第3図
は被加工面と切削方向との関係を示す説明図、第
4図は直線溝に生じた盛り上がりを示す断面図、
第5図は切削角度と盛り上がりとの関係を示すグ
ラフ、第6図は本発明の一実施例における直線溝
の切削を示す図、第7図は形成された直線溝の斜
視図、第8図は第7図に示されている直線溝の拡
大断面図、第9図は本発明の他の実施例の溝形成
方法の説明図、第10図は従来法による溝形成の
欠点を説明するための図である。 9:加工物、10:被加工面、12:ダイヤモ
ンド切削工具。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 面心立方晶系の単結晶部材の{111}面をな
    す被加工面上に直線状溝を形成する溝形成方法に
    おいて、上記被加工面上における<110>方向に
    沿つて上記直線状溝を切削加工することにより形
    成することを特徴とする溝形成方法。
JP3749685A 1985-02-28 1985-02-28 溝形成方法 Granted JPS61197101A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3749685A JPS61197101A (ja) 1985-02-28 1985-02-28 溝形成方法

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JP3749685A JPS61197101A (ja) 1985-02-28 1985-02-28 溝形成方法

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JPS61197101A JPS61197101A (ja) 1986-09-01
JPH0146247B2 true JPH0146247B2 (ja) 1989-10-06

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JP3749685A Granted JPS61197101A (ja) 1985-02-28 1985-02-28 溝形成方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3709278A1 (de) * 1987-03-20 1988-09-29 Kernforschungsz Karlsruhe Verfahren zur herstellung von feinstrukturkoerpern
JP2008302616A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Tefuko Aomori Kk 微小金属パターンおよびその製造方法

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JPS61197101A (ja) 1986-09-01

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