JPH0145280Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0145280Y2
JPH0145280Y2 JP1980102800U JP10280080U JPH0145280Y2 JP H0145280 Y2 JPH0145280 Y2 JP H0145280Y2 JP 1980102800 U JP1980102800 U JP 1980102800U JP 10280080 U JP10280080 U JP 10280080U JP H0145280 Y2 JPH0145280 Y2 JP H0145280Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
transistor
gate
thyristor
excitation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1980102800U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5727900U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1980102800U priority Critical patent/JPH0145280Y2/ja
Publication of JPS5727900U publication Critical patent/JPS5727900U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0145280Y2 publication Critical patent/JPH0145280Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は励磁式交流発電機の自動電圧調整器に
関するものである。
従来用いられている自動電圧調整器の一例を第
1図に示す。同図において1及び2はそれぞれ励
磁式交流発電機の電機子巻線及び界磁巻線、3は
同発電機内に設けられた励磁巻線で、励磁巻線3
は電機子巻線1の誘起電圧に対して90度位相が異
なる出力電圧を発生する。励磁巻線3の出力電圧
はサイリスタS1,S2及びダイオードD1,D2から
なる混合ブリツジ形制御整流回路を通して界磁巻
線2の両端に印加されている。界磁巻線2の両端
間には逆電圧吸収用ダイオードD3が接続されて
いる。サイリスタS1,S2のアノードはダイオード
D5,D4のアノードに接続され、ダイオードD5
D4のカソードは共通に接続された上で抵抗器R1
R2を介してダイオードD6,D7の共通に接続され
たアノードに接続されている。ダイオードD6
カソードはサイリスタS2のゲートに、またダイオ
ードD7のカソードはサイリスタS1のゲートにそ
れぞれ接続されている。上記のうちダイオード
D4,D5、抵抗器R1,R2、ダイオードD6,D7によ
りサイリスタS1,S2のアノード側からゲートに点
弧信号を与える回路が構成されている。抵抗器
R1とR2の接続点にはツエナーダイオードZ1のカ
ソードが接続され、ツエナーダイオードZ1のアノ
ードはサイリスタS1,S2の共通に接続したカソー
ドに接続されている。また抵抗R2とダイオード
D6,D7の共通に接続したアノードとの接続点に
はトランジスタT1のコレクタが接続され、トラ
ンジスタT1のエミツタはサイリスタS1,S2の共
通に接続したカソードに接続されている。トラン
ジスタT1は上記のように接続されていて、導通
した時サイリスタS1,S2への位相制御用の点弧信
号を側路するトランジスタスイツチ回路を構成し
ている。一方電機子巻線1の出力端には負荷4が
接続され、この負荷4の両端電圧は出力電圧検出
用変圧器5を介して、ダイオードD8,D9,D10
びD11から成る全波整流器6に入力されている。
全波整流器6の出力端には平滑用コンデンサC1
と抵抗器R7,R6及びR5の直列回路とが並列接続
され、抵抗器R6とR5との接続点にはツエナーダ
イオードZ2のカソードが接続され、ツエナーダイ
オードZ2のアノードは抵抗器R4を介してトラン
ジスタT1のベースに接続されている。またトラ
ンジスタT1のベースエミツタ間には抵抗器R3
接続され、ツエナーダイオードZ2と抵抗器R4
の接続点とトランジスタT1のエミツタとの間に
はコンデンサC2が接続されている。そして符号
5,6,C1,R7,R6,R5,R4,R3及びZ2で示し
た部品により、発電機の出力電圧を検出して該出
力電圧が設定値を超えたときにトランジスタスイ
ツチ回路を導通させるための信号を与える検出比
較回路7が構成されている。なおコンデンサC2
はトランジスタスイツチ回路への負帰還枝路を構
成するものである。
このような構成において、いま抵抗R5の両端
電圧がツエナーダイオードZ2のツエナー電圧を超
えると、ツエナーダイオードZ2が導通してトラン
ジスタT1にベース電流が流れるので、トランジ
スタT1は導通する。トランジスタT1が導通して
いる間励磁巻線3からダイオードD5又はD4及び
抵抗器R1,R2を通して流れる電圧はほとんど全
部トランジスタT1を通して流れ、サイリスタS1
S2には点弧信号が与えられないことになる。抵抗
R5の両端電圧がツエナー電圧よりも小さくなる
とトランジスタT1のベース電流が減少してその
内部抵抗が増加する。これによりトランジスタ
T1のコレクタエミツタ間の電圧が上昇し、サイ
リスタS1,S2をトリガするために必要なレベルに
達するので、サイリスタS1,S2が導通し、界磁巻
線2に電圧が印加される。このように出力電圧が
大きいときはトランジスタT1の導通期間が長く
なつてサイリスタS1,S2の導通期間が短くなり、
逆に発電機の出力電圧が小さいときはトランジス
タT1の導通期間が短くなつて、サイリスタS1
S2の導通期間が長くなるので、発電機の出力電圧
は略一定に調整される。ツエナーダイオードZ1
励磁巻線3の出力電圧のリツプルを除去し、抵抗
器R2を通してトランジスタT1のコレタエミツタ
間に印加される電圧を安定させることにより、サ
イリスタS1,S2の導通期間の変動を防ぐために設
けられたものである。またコンデンサC2はトラ
ンジスタT1、抵抗器R4等と共に積分動作を行い、
トランジスタT1のコレクタエミツタ間に発生す
る不正パルスを除去するものである。
上記の従来の電圧調整器において発電機の出力
電圧(電機子巻線1の出力電圧)を低速回転で確
立するには、抵抗器R1の値を小さくし、わずか
な励磁巻線3の出力電圧でも十分なトリガゲート
電流が得られるようにする必要がある。しかし抵
抗器R1を小さくすると電圧確立後、励磁巻線3
にも大きな電圧が発生するため、トランジスタ
T1が導通している場合、抵抗器R1、ツエナーダ
イオードZ1の電流負担(電力損失)が大きくな
り、これを防止するため、抵抗器R1を大きくす
ると、電圧確立回転数が高くなつてしまうという
問題点がある。
本考案は上記問題点を解決し、低速回転でも出
力電圧を確立でき、しかも電力損失の少い励磁式
交流発電機の自動電圧調整器を提供するものであ
る。
以下、図を用いて実施例により本考案を詳細に
説明する。なお、以下の説明において第1図と同
じものは同符号を用いている。
第2図は本考案に係る励磁式交流発電機の自動
電圧調整器の一実施例を示す回路図であつて、第
1図との差異は抵抗器R1の代りに電界効果トラ
ンジスタF1を用いたところにある。電界効果ト
ランジスタのドレイン電極はダイオードD4,D5
の共通接続したカソードに、ソース電極は抵抗器
R2の一端とツエナーダイオードZ1のカソードと
に、それぞれ接続され、またゲート電極はソース
電極に結合されている。本実施例の基本的な動作
は第1図の装置の場合と同様であるが、第2図の
ように、サイリスタS1,S2にゲート電流を供給す
る回路にソースをゲートに結合した電界効果トラ
ンジスタのソースドレイン間回路を直列に挿入す
ると、励磁巻線3の発生電圧が低い場合にもサイ
リスタS1,S2に充分なゲート電流を供給できるた
め、低速回転で電圧を確立することができる。そ
の理由を第3図を参照して説明する。
第2図のようにサイリスタS1,S2のゲート電流
供給回路に挿入された電界効果トランジスタF1
のソース電流I対電圧Vの特性は第3図の曲線a
の通りである。即ち、電界効果トランジスタはそ
のソースドレイン間の電圧が低いときにソースド
レイン間の等価抵抗がきわめて小さいため、励磁
巻線3の発生電圧が微小な領域ではソースドレイ
ン間電圧Vの変化に対してソース電流Iが大きく
変化し、電圧Vがある程度高くなると電流は略一
定になる。そのため第2図のように電界効果トラ
ンジスタF1をサイリスタS1,S2のゲート電流供
給回路に挿入すると、励磁巻線3の出力電圧が微
小な場合でもサイリスタS1,S2に充分なゲート電
流を供給することができる。例えば第3図におい
てサイリスタのゲート電流が破線で示したレベル
に達したときにサイリスタが導通するものとする
と、第2図のように電界効果トランジスタを用い
た場合には、発電機の回転が開始した後励磁巻線
3が微小電圧V1を発生した時点でサイリスタS1
S2が導通し、界磁巻線2に電流が供給される。こ
のように、本考案によれば、低速回転時にサイリ
スタS1及びS2を導通させて界磁巻線に電流を流す
ことができるため、低い回転速度で発電機の出力
電圧を確立することができる。
しかも励磁巻線3の出力電圧が高くなつたとき
にはサイリスタS1,S2のゲート電流を一定にする
ことができるため、周辺部品での電力損失を少な
くして発熱をおさえることができる。
尚第3図の直線bは第1図の電圧調整器におい
て、サイリスタS1,S2のゲート電流供給回路の抵
抗R1の抵抗値を各素子の電流負担を考慮して適
値に設定した場合のサイリスタのゲート回路の電
流I対電圧V特性の一例を示したもので、この場
合には、励磁巻線3の出力電圧がV2(>V1)まで
上昇しないとサイリスタS1,S2をトリガすること
ができず、電圧確立回転速度が高くなるのを避け
られない。
以上のように、本考案によれば、励磁巻線から
界磁巻線に流す電流を制御するサイリスタのゲー
ト電流供給回路にソースがゲートに結合された電
界効果トランジスタのソースドレイン間回路を直
列に挿入し、該電界効果トランジスタの微小電圧
領域の特性を利用して、励磁巻線の出力電圧が低
いときにもサイリスタを導通させて界磁巻線に電
流を供給するようにしたため、電圧が確立される
回転速度を低くすることができる。しかも励磁巻
線の出力電圧が高くなつたときには上記電界効果
トランジスタの定電流特性を利用してサイリスタ
のゲートに過大な電流が流れるのを防止し、電力
損失を少なくすることができる。
従つて本考案によれば、簡単な構成で電圧確立
回転速度が低くしかも電力損失が少ない励磁式交
流発電機の自動電圧調整器を得ることができる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の励磁式交流発電機の自動電圧調
整器の一例を示す回路図、第2図は本考案に係る
励磁式交流発電機の自動電圧調整器の一実施例を
示す回路図、第3図は電界効果トランジスタと抵
抗器との電圧電流特性図である。 1……電機子巻線、2……界磁巻線、3……励
磁巻線、S1,S2……サイリスタ、D4,D5,D6
D7……ダイオード、R2……抵抗器、F1……電界
効果トランジスタ、T1……トランジスタ、7…
…検出比較回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 励磁式交流発電機の励磁電流を位相制御するた
    め該発電機の励磁巻線と界磁巻線との間に設けら
    れたサイリスタと、前記サイリスタのゲートカソ
    ード間に設けられたトランジスタスイツチ回路
    と、前記発電機の出力電圧を検出して該出力電圧
    が設定値を超えたときに前記トランジスタスイツ
    チ回路を導通させるための信号を与える検出比較
    回路とを具備してなる励磁式交流発電機の自動電
    圧調整器において、前記サイリスタにゲート電流
    を流す回路にソースをゲートに結合した電界効果
    トランジスタのソースドレイン間回路が直列に挿
    入されていることを特徴とする励磁式交流発電機
    の自動電圧調整器。
JP1980102800U 1980-07-22 1980-07-22 Expired JPH0145280Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980102800U JPH0145280Y2 (ja) 1980-07-22 1980-07-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980102800U JPH0145280Y2 (ja) 1980-07-22 1980-07-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5727900U JPS5727900U (ja) 1982-02-13
JPH0145280Y2 true JPH0145280Y2 (ja) 1989-12-27

Family

ID=29464221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980102800U Expired JPH0145280Y2 (ja) 1980-07-22 1980-07-22

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0145280Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5540608B2 (ja) * 1972-10-27 1980-10-18

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6031439Y2 (ja) * 1978-09-06 1985-09-19 国産電機株式会社 励磁式交流発電機の自動電圧調整器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5540608B2 (ja) * 1972-10-27 1980-10-18

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5727900U (ja) 1982-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4595974A (en) Base drive circuit for a switching power transistor
JP3100627B2 (ja) 電子スイッチング式電源
JPH0145280Y2 (ja)
JPH08140400A (ja) 交流発電機用自動電圧調整器
JPS6135125A (ja) 充電発電機の制御装置
JPH0323838Y2 (ja)
JPH028550Y2 (ja)
US3422332A (en) Full-wave inductive load control
JPS61293165A (ja) 過電流保護回路
JPH06121597A (ja) インバータ制御式発電機
JPH034160Y2 (ja)
JPS6031439Y2 (ja) 励磁式交流発電機の自動電圧調整器
JPS644307Y2 (ja)
JPH0756632Y2 (ja) 自励型dc−dcコンバータ
JPH06276800A (ja) 自動電圧調整装置
SU648965A1 (ru) Стабилизатор посто нного напр жени
JPH0526959Y2 (ja)
JPS5930640Y2 (ja) 自動電圧調整器
JP2548415Y2 (ja) 自励交流発電機の電圧調整装置
JPS6031440Y2 (ja) 励磁式交流発電機の自動電圧調整器
KR0131074Y1 (ko) 차량용 발전기의 전압 제어장치
JPH0542239B2 (ja)
JPS6230478Y2 (ja)
JPS5844404Y2 (ja) 安定化電源回路
JPS62296725A (ja) 車両用電源装置