JPH08140400A - 交流発電機用自動電圧調整器 - Google Patents

交流発電機用自動電圧調整器

Info

Publication number
JPH08140400A
JPH08140400A JP6277526A JP27752694A JPH08140400A JP H08140400 A JPH08140400 A JP H08140400A JP 6277526 A JP6277526 A JP 6277526A JP 27752694 A JP27752694 A JP 27752694A JP H08140400 A JPH08140400 A JP H08140400A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
output
circuit
coil
generator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6277526A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Nozu
徹 野津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mahle Electric Drive Systems Co Ltd
Original Assignee
Kokusan Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokusan Denki Co Ltd filed Critical Kokusan Denki Co Ltd
Priority to JP6277526A priority Critical patent/JPH08140400A/ja
Publication of JPH08140400A publication Critical patent/JPH08140400A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】小形で動作が安定な交流発電機用自動電圧調整
器を提供する。 【構成】励磁コイル1Bの出力を整流する整流回路2B
と界磁コイル1Cとの間にMOSFET205からなる
励磁電流制御用スイッチ2Cを設ける。シャント形レギ
ュレータIC206の出力端子K,A間の回路をMOS
FET205のゲートソース間回路に対して並列に接続
する。発電コイル1Aの出力電圧を検出する出力電圧検
出回路2Aの検出出力Vo をレギュレータIC206の
検出電圧入力端子Refに入力する。検出出力Vo が基準
電圧以下のときにレギュレータICの出力電圧を高レベ
ルにしてMOSFETをオン状態にし、検出出力Vo が
基準電圧を超えたときにレギュレータICの出力電圧を
低レベルにしてMOSFETをオフ状態にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流発電機の出力電圧
を設定電圧に保つように制御する自動電圧調整器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】交流発電機は、発電コイルと励磁コイル
と界磁コイルとを有していて、励磁コイルの整流出力で
界磁コイルが励磁されるようになっており、界磁コイル
に供給する励磁電流を制御することにより出力電圧が調
整される。自励式の交流発電機では、励磁コイルが発電
コイルとともに固定子側に設けられ、他励式の交流発電
機では、主の発電機の回転軸に取り付けられた励磁用の
発電機内に励磁コイルが設けられる。
【0003】交流発電機の出力電圧を設定電圧に保つよ
うに制御する自動電圧調整器として、実公昭63−30
192号公報に示されたものがあり、この電圧調整器の
基本構成は図6に示す通りである。図6において1は発
電コイル1Aと励磁コイル1Bとを固定子側に有し、界
磁コイル1Cを回転子側に有する自励式の交流発電機、
2は自動電圧調整器である。自動電圧調整器2は、整流
器Rec1 、分圧用抵抗Ra ,Rb 及びコンデンサCa か
らなっていて発電コイル1Aの出力電圧を直流電圧に変
換して検出する出力電圧検出回路2Aと、整流器Rec2
及びコンデンサC2 からなっていて励磁コイル1Bの出
力を整流する励磁用整流回路2Bと、トランジスタTR
a からなっていて励磁コイル1Bから整流回路2Bを通
して界磁コイル1Cに供給される励磁電流をオンオフす
る励磁電流制御用スイッチ2Cと、トランジスタTRb
、ツェナーダイオードZDa 及び抵抗Rc からなって
いてスイッチ2Cをオンオフ制御するスイッチ制御回路
2Dとを備えている。3a ,3b はブラシである。
【0004】この自動電圧調整器においては、発電コイ
ル1Aの出力電圧が設定電圧以下のときにツェナーダイ
オードZDa が遮断状態にあり、トランジスタTRb が
オフ状態にあるため、整流器Rec2 の出力で抵抗Rc を
通してトランジスタTRa にベース電流が供給される。
これによりトランジスタTRa がオン状態になるため、
励磁コイル1Bから整流回路2BとトランジスタTRa
のコレクタエミッタ間回路とを通して界磁コイル1Cに
励磁電流が供給され、発電コイル1Aの出力電圧が上昇
させられる。発電コイル1Aの出力電圧が設定電圧を超
えると、ツェナーダイオードZDa が導通してトランジ
スタTRb をオン状態にするため、トランジスタTRa
がオフ状態になり、界磁コイル1Cへの励磁電流の供給
が停止される。これにより発電コイル1Aの出力電圧が
低下していく。これらの動作の繰返しにより、発電コイ
ル1Aの出力電圧がほぼ設定電圧に保たれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の自動電圧調
整器では、ツェナーダイオードZDa とトランジスタT
Rb とにより出力電圧の検出値と基準電圧との比較と誤
差増幅とを行なっているが、このような回路構成では、
利得が小さい上に、温度係数が大きくなるのを避けられ
ないため、周囲温度の変化に対して安定な動作を行なわ
せることが難しく、電圧調整の精度を向上させることが
困難であった。
【0006】またトランジスタは電流制御素子であるた
め、出力電圧検出回路2Aの負担が大きくなり、該検出
回路2Aの構成素子として電流容量の定格値が大きい大
形のものを用いることが必要になって装置が大形化する
のを避けられなかった。
【0007】更に上記従来の自動電圧調整器の小形化を
進めるためには、トランジスタTRa としてダーリント
ン接続形のトランジスタを用いる必要があるが、ダーリ
ントン接続形のトランジスタはコレクタエミッタ間の飽
和電圧が高く、損失が大きいため、その発熱による二次
降伏を防ぐことを考慮した回路設計を行なうことが必要
になり、回路構成が複雑になって装置が大形化するとい
う問題が生じる。
【0008】また従来の自動電圧調整器では、励磁電流
の大きさに応じてトランジスタTRa を変更した場合
に、スイッチ制御回路2Dを構成する素子も変更する必
要があったため、スイッチ制御回路2Dを標準化するこ
とができないという問題もあった。
【0009】本発明の目的は、周囲温度に対して安定な
動作を保証できる交流発電機用自動電圧調整器を提供す
ることにある。
【0010】本発明の他の目的は、スイッチ制御回路の
標準化を図ることができる交流発電機用自動電圧調整器
を提供することにある。
【0011】本発明の更に他の目的は、回路構成を簡単
にするとともに、回路の構成素子として定格電流値が小
さい小形の素子を用いることを可能にして小形化を進め
ることができるようにした交流発電機用自動電圧調整器
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、発電コイルと
励磁コイルと界磁コイルとを有する交流発電機の前記発
電コイルの出力電圧を直流電圧に変換して発電コイルの
出力電圧に相応した検出信号電圧を出力する出力電圧検
出回路と、励磁コイルの出力を整流する励磁出力整流回
路と、励磁出力整流回路と界磁コイルとの間に設けられ
て該整流回路から界磁コイルに供給される励磁電流をオ
ンオフする励磁電流制御用スイッチと、出力電圧検出回
路の出力を入力として発電コイルの出力電圧を設定値に
保つように前記励磁電流制御用スイッチをオンオフ制御
するスイッチ制御回路とを備えた交流発電機用自動電圧
調整器に係わるものである。
【0013】本発明においては、上記励磁電流制御用ス
イッチを構成するスイッチ素子として、エンハンスメン
ト形のMOSFETを用いる。
【0014】また上記スイッチ制御回路には、検出入力
電圧を温度補償された基準電圧とを比較して検出入力電
圧が基準電圧以下のとき及び検出入力電圧が基準電圧を
超えているときにそれぞれ出力端子間の電圧が前記MO
SFETのカットオフレベルよりも高い第1の状態及び
該カットオフレベルよりも低い第2の状態を保持するシ
ャント形レギュレータICを設けて、出力電圧検出回路
の出力を該シャント形レギュレータICに検出入力電圧
として入力するとともに、該レギュレータICの出力端
子間回路をMOSFETのゲートソース間回路に対して
並列に接続する。
【0015】本発明が対象とする交流発電機は、発電コ
イル(負荷に電力を供給するコイル)と励磁コイルと界
磁コイルとを有して励磁コイルの出力で界磁コイルを励
磁するようにしたものであればよく、固定子側に発電コ
イルとともに励磁コイルを設ける自励式の交流発電機、
及び発電コイルを有する固定子と界磁コイルを有する回
転子とからなる主の交流発電機の回転軸に励磁専用の発
電機(励磁機)の回転子を取り付けて、該励磁機内に励
磁コイルを設ける他励式の交流発電機のいずれであって
もよい。
【0016】また上記レギュレータICの電源端子及び
MOSFETのゲートソース間にそれぞれ直流電圧を与
えるためのドライブ用の電源回路は、励磁コイルを電源
とした回路でもよく、交流発電機の回転軸に取り付けた
小形のドライブ電源用の磁石発電機を電源とした回路で
もよい。
【0017】
【作用】シャント形レギュレータICとしては、種々の
ものが市販されているが、現在入手し得るシャント形レ
ギュレータICでは、その検出入力電圧が基準電圧を超
えたときに出力端子間の電圧が2[V]程度まで低下す
る。一方エンハンスメント形のMOSFETは、そのカ
ットオフ電圧Voff が2〜4[V]程度と比較的高いた
め、カットオフ電圧が2[V]よりも高いものを用意に
入手し得る。従って、検出入力電圧が基準電圧を超えた
ときのシャント形レギュレータICの出力端子間の電圧
よりもカットオフ電圧が高いMOSFETを選んで、該
MOSFETとシャント形レギュレータICとを組み合
わせることにより、MOSFETをシャント形レギュレ
ータICにより直接駆動してオンオフ制御することがで
き、回路構成を簡単にすることができる。
【0018】また上記のように電圧駆動素子であるMO
SFETを励磁電流制御用のスイッチ素子として用いる
と、微小電流でオンオフ駆動することができるため、界
磁電流の大きさに応じて使用するMOSFETを変更し
た場合でも、スイッチ制御回路の構成素子は変更を要し
ない。従って、スイッチ制御回路の標準化を図ることが
でき、コストの低減を図ることができる。
【0019】更に上記のように励磁電流制御用のスイッ
チ素子としてMOSFETを用いると、ダーリントン接
続形のトランジスタを用いた場合のようにスイッチング
損失が増大することがなく、発熱を少なくすることがで
きるため、温度による二次降伏を防ぐことを考慮した複
雑な回路設計を行なうことなしに信頼性が高い自動電圧
調整器を得ることができる。
【0020】また一般にシャント形レギュレータICに
おいては、その基準電圧を与えるツェナーダイオードが
温度補償されているため、上記のようにシャント形レギ
ュレータICを用いてMOSFETを制御すると、周囲
温度の変化に対して安定な動作を行なわせることがで
き、信頼性を高めることができる。
【0021】更に、シャント形レギュレータICは高利
得を有するため、上記のように構成すると出力電圧検出
回路にかかる負担を少なくすることができる。従って、
出力電圧検出回路を構成する整流器などの素子として電
流容量の定格値が小さいものを用いることができ、温度
による二次降伏を考慮した複雑な回路設計が不要になる
こと、及び回路構成が簡単になることと相俟って装置の
小形化を図ることができる。
【0022】
【実施例】図1は本発明の実施例を示したもので、同図
において1は自励式交流発電機、2は該発電機の出力電
圧を設定値に保つように制御する自動電圧調整器であ
る。発電機1は、発電コイル1Aと励磁コイル1Bとを
固定子鉄心に巻装してなる固定子と、界磁コイル1Cを
回転子鉄心に巻装してなる回転子とからなり、励磁コイ
ル1Bから電圧調整器2とブラシ3a,3bとを通して
界磁コイル1Cに励磁電流が供給されている。
【0023】自動電圧調整器2は、発電コイル1Aの出
力電圧を直流電圧に変換して発電コイル1Aの出力電圧
の平均値に相応した検出信号電圧を出力する出力電圧検
出回路2Aと、励磁コイル1Bの出力を整流する励磁出
力整流回路2Bと、励磁出力整流回路2Bと界磁コイル
1Cとの間に設けられて、整流回路2Bから界磁コイル
1Cに供給する励磁電流をオンオフ制御する励磁電流制
御用スイッチ2Cと、出力電圧検出回路2Aの出力を入
力として発電コイル1Aの出力電圧を設定値に保つよう
にスイッチ2Cを制御するスイッチ制御回路2D、界磁
コイル1Cの両端に並列に接続されたフライホイールダ
イオードD1 とからなっている。
【0024】出力電圧検出回路2Aは、抵抗R1 〜R3
を順に直列に接続した回路からなっていて発電コイル1
Aの両端に並列に接続された分圧回路201と、分圧回
路201の中央の抵抗R2 の両端に得られる分圧出力電
圧を整流する全波整流器202と、整流器202の直流
出力端子間に接続された抵抗R4 及びR5 の直列回路と
抵抗R5 の両端に接続されたコンデンサC1 とからなる
時定数回路203とからなっていて、抵抗R5 の両端に
発電コイル1Aの出力電圧の平均値に比例した大きさの
検出信号電圧Vo を出力する。
【0025】励磁出力整流回路2Bは、励磁コイル1B
の出力電圧を入力とする全波整流器204と、該整流器
204の出力端子間に接続された平滑用コンデンサC2
とからなり、整流器204の正極側の出力端子はブラシ
3aを介して界磁コイル1Cの一端に接続されている。
【0026】励磁電流制御用スイッチ2Cは、エンハン
スメント形のMOSFET205と、MOSFET20
5の発振を防止するために該FETのゲートに一端が接
続された抵抗R6 とからなっている。MOSFET20
5のドレインはブラシ3bを介して界磁コイル1Cの他
端に接続され、ソースは整流器204の負極側出力端子
に接続されている。Df はMOSFET205のドレイ
ンソース間に存在する寄生ダイオードである。
【0027】MOSFET205は図4に示したような
ドレイン電流ID 対ゲートソース間電圧VGS特性を有し
ており、ゲートソース間にカットオフ電圧Voff を超え
る電圧VGSが印加されたときに、ドレイン電流ID が流
れる。エンハンスメント形のMOSFETでは、カット
オフ電圧Voff が2〜4[V]程度である。
【0028】スイッチ制御回路2Dは、抵抗R7 〜R9
と、シャント形レギュレータIC206と、ツェナーダ
イオードZD1 とにより構成されている。更に詳細に説
明すると、抵抗R7 はドライブ電源用抵抗で、その一端
が整流器204の正極側出力端子に接続され、抵抗R7
の他端と発振防止用抵抗R6 の他端との間に負荷抵抗R
8 が接続されている。抵抗R6 及びR8 の接続点はシャ
ント形レギュレータIC(半導体集積回路化された並列
形電圧調整器)206の一方の出力端子Kに接続され、
該シャント形レギュレータICの他方の出力端子AはM
OSFET205のソースに接続されている。シャント
形レギュレータICは検出電圧入力端子Refを有してい
て、該検出電圧入力端子は電流制限用抵抗R9 を通して
出力電圧検出回路2Aの出力端子(抵抗R4 とR5 の接
続点)に接続されている。また抵抗R7 とR8 との接続
点にドライブ電源用ツェナーダイオードZD1 のカソー
ドが接続され、該ツェナーダイオードのアノードは整流
器204の負極側出力端子に接続されている。ツェナー
ダイオードZD1 により、シャント形レギュレータIC
の電源電圧が一定電圧Vz1(ツェナーダイオードZD1
のツェナー電圧)に保たれる。
【0029】この実施例では、整流回路2Bと抵抗R7
とツェナーダイオードZD1 とにより、励磁コイル1B
を電源としてレギュレータIC206の電源端子及びM
OSFETのゲートソース間に直流定電圧を与えるドラ
イブ用電源回路が構成されている。
【0030】シャント形レギュレータIC206は、そ
の検出電圧入力端子Refに入力された検出電圧を温度補
償された基準電圧と比較して、検出電圧が基準電圧以下
のとき、及び検出電圧が基準電圧を超えているときにそ
れぞれ出力端子A,K間の電圧を高レベルの第1の状態
及び低レベルの第2の状態に保持する回路をIC化した
もので、その基本構成は、図2に示したように、電源端
子vに接続された非接地側の出力端子を一方の出力端子
K、接地端子eを他方の出力端子Aとし、反転入力端子
(−端子)を検出電圧入力端子Refとしたコンパレータ
CP1 と、コンパレータCP1 の非反転入力端子(+端
子)及び接地端子e間に基準電圧Vzoを与える温度補償
されたツェナーダイオードZDo とからなる等価回路で
表現できるものである。
【0031】シャントレギュレータIC206は、検出
電圧入力端子Vref と接地端子e間に入力された電圧V
ref (=Vo )と基準電圧Vzoとを比較して、Vref >
Vzoのときに出力端子K,A間の電圧VKAを低レベルに
し、Vref ≦Vzoのときに出力端子間の電圧VKAを高レ
ベルにする。Vref >Vzoのときの出力端子間電圧VKA
は通常2[V]程度であり、Vref ≦Vzoのときの出力
端子間電圧VKAはほぼ電源電圧(本実施例では、ツェナ
ーダイオードZD1 のツェナー電圧Vz1)に等しい。
【0032】本実施例ではシャントレギュレータIC2
06のドライブ段の電源電圧Vz1がMOSFET205
のカットオフ電圧Voff よりも十分に高く設定されてい
る。またMOSFET205としては、そのカットオフ
電圧Voff が、Vref >Vzoのときのシャントレギュレ
ータICの出力端子K,A間の電圧VKA(約2[V])
よりも高いものを使用する。
【0033】上記の実施例の動作を示すタイムチャート
を図3に示した。図3において、(A)はシャント形レ
ギュレータIC206の検出電圧入力端子間に入力され
る電圧Vref (=出力電圧検出回路2Aの出力電圧Vo
)の波形の一例を示し、(B)はレギュレータIC2
06の出力電圧VKAの変化を示している。また図3
(C)は、MOSFET205のドレインソース間電圧
VDSの波形を示し、同図においてVexは整流器204の
出力端子間の電圧を示している。
【0034】本実施例において、発電コイル1Aの出力
電圧が設定電圧よりも低い状態では、出力電圧検出回路
2Aが出力する検出信号電圧Vo がレギュレータIC2
06の基準電圧Vzoよりも低く、Vref ≦Vzoの条件が
満たされているため、レギュレータIC206の出力電
圧VKAがほぼ電源電圧Vz1に等しくなり、MOSFET
205がオン状態にある。従って励磁コイル1Bから整
流器204とMOSFET205とを通して界磁コイル
1Cに励磁電流が流れる。これにより回転子鉄心が増磁
され、発電コイル1Aに誘起する電圧が上昇する。発電
コイル1Aの誘起電圧が設定電圧を超えると、出力電圧
検出回路2Aが出力する検出信号電圧Vo がレギュレー
タICの基準電圧Vzoを超えるため、Vref >Vzoの条
件が満たされ、レギュレータIC206の出力端子間電
圧VKAが低レベル(約2[V])になる。そのためMO
SFET205のゲートソース間電圧VGSがカットオフ
電圧Voff よりも低くなり、MOSFET205がオフ
状態になる。従って界磁コイル1Cへの励磁電流の供給
が停止され、発電コイル1Aの出力電圧が低下する。こ
れらの動作の繰返しにより発電コイル1Aの出力電圧が
ほぼ設定電圧に保たれる。
【0035】図3(A)に破線で示した波形は、出力電
圧検出回路2Aに時定数回路203を設けない場合の検
出信号電圧の波形を示しており、この波形は零点にまで
下降する脈流波形となる。このように検出信号電圧の波
形が脈流波形となると、出力電圧の平均値の変化に対し
てMOSFETの導通角を適確に変化させることができ
ないが、上記実施例のように時定数回路203を設ける
と、図3(A)に実線で示した波形のように、検出信号
電圧の波形を出力電圧の平均値に近い範囲を変化する波
形として、MOSFETの導通角を出力電圧の平均値の
変化に応じて適確に変化させることができ、出力電圧の
平均値の制御を適確に行なわせることができる。
【0036】上記の実施例では、レギュレータICの電
源端子及びMOSFETのゲートソース間に印加する直
流定電圧を得るドライブ用電源回路の電源として励磁コ
イル1Bを用いているが、本発明はこれに限定されるも
のではない。例えば、交流発電機の回転子を取り付けた
回転軸にロータが取付けられたドライブ電源用の小形の
磁石発電機を設けて、この磁石発電機を電源としてドラ
イブ用電源回路を構成するようにしてもよい。
【0037】図5は、ドライブ電源用磁石発電機を用い
てドライブ用電源回路を構成するようにした実施例を示
したもので、同図において4は交流発電機1の回転子を
取り付けた回転軸にロータが取付けられたドライブ用磁
石発電機の電機子コイルである。電機子コイル4の出力
は全波整流器5に入力され、全波整流器5の出力端子間
には平滑用コンデンサC3 が接続されている。整流器5
とコンデンサC3 とによりドライブ電源用磁石発電機の
出力を整流するドライブ電源用整流回路が構成され、こ
の整流回路の正極側の出力端子にドライブ電源用抵抗R
7 の一端が接続されている。この例では、整流器5とコ
ンデンサC3 とからなるドライブ電源用整流回路と、抵
抗R7 と、ツェナーダイオードZD1 とにより、ドライ
ブ用電源回路が構成されている。その他の点の構成は図
1の実施例と同様である。
【0038】図5の実施例のように、ドライブ電源用の
磁石発電機を設けて、該磁石発電機の出力でMOSFE
T及びレギュレータ用ICを駆動するようにすると、起
動時に回転速度がより低い状態でMOSFET205を
導通させて界磁コイル1Cに励磁電流を流すことができ
るため、電圧の確立を早くすることができる。
【0039】上記のように、励磁電流制御用スイッチ2
Cのスイッチング素子として、エンハンスメント形のM
OSFETを用いると、そのカットオフ電圧Voff を比
較的高くすることができるため、レギュレータICによ
りMOSFETを直接駆動する構成をとって該MOSF
ETをオンオフ制御することができ、回路構成を簡単に
することができる。
【0040】またMOSFETは電圧駆動素子であり、
微小電流で駆動できるため、界磁電流の大きさに応じて
使用するMOSFETを変更した場合でも、スイッチ制
御回路2Dの構成は変更を要しない。従って、スイッチ
制御回路2Dの標準化を図ることができる。
【0041】更にMOSFETを用いると、ダーリント
ン接続形のトランジスタを用いた場合のようにスイッチ
ング損失が増大することがなく、発熱を少なくすること
ができるため、温度による二次降伏を考慮した複雑な回
路設計を行なうことなしに信頼性が高い自動電圧調整器
を得ることができる。
【0042】上記のように、レギュレータICを用いる
と、基準電圧を与えるツェナーダイオードが温度補償さ
れているため、周囲温度の変化に対して安定な動作を行
なわせることができ、信頼性を高めることができる。
【0043】またレギュレータICは高利得を有するた
め、出力電圧検出回路2Aにかかる負担を少なくするこ
とができる。従って、出力電圧検出回路を構成する整流
器などの素子として電流容量が小さいものを用いること
ができ、温度による二次降伏を考慮した複雑な設計を要
しないこと及び回路構成が簡単になることと相俟って装
置の小形化を図ることができる。
【0044】上記の実施例では、出力電圧検出回路の入
力側に設ける分圧回路201を3つの抵抗R1 〜R3 に
より構成しているが、抵抗R3 は省略してもよい。
【0045】また上記の実施例では、自励式の交流発電
機を対象としたが、別個に設けた励磁機内に励磁コイル
を配置する他励式の交流発電機にも、上記実施例と同じ
回路構成で本発明を適用することができる。
【0046】以上、本発明の好ましい実施例につき説明
したが、本明細書に開示した発明の主な態様を挙げると
下記の通りである。
【0047】(1) 発電コイルと励磁コイルと界磁コ
イルとを有する交流発電機の前記発電コイルの出力電圧
を直流電圧に変換して発電コイルの出力電圧に相応した
検出信号電圧を出力する出力電圧検出回路と、前記励磁
コイルの出力を整流する励磁出力整流回路と、前記励磁
出力整流回路と界磁コイルとの間に設けられて該整流回
路から界磁コイルに供給される励磁電流をオンオフする
励磁電流制御用スイッチと、前記出力電圧検出回路の出
力を入力として発電コイルの出力電圧を設定値に保つよ
うに前記励磁電流制御用スイッチをオンオフ制御するス
イッチ制御回路とを備えた交流発電機用自動電圧調整器
において、前記励磁電流制御用スイッチを構成するスイ
ッチ素子はエンハンスメント形のMOSFETからな
り、前記スイッチ制御回路は、温度補償されたツェナー
ダイオードにより基準電圧を発生する回路と検出入力電
圧を基準電圧と比較する比較回路とを備えて検出入力電
圧が基準電圧以下のときに出力端子間の電圧を前記MO
SFETのカットオフ電圧よりも高い電圧まで上昇さ
せ、検出入力電圧が基準電圧を超えたときには出力端子
間の電圧を前記カットオフ電圧よりも低い電圧まで低下
させるように構成されたシャント形レギュレータICを
備えていて、該レギュレータICに前記出力電圧検出回
路の出力電圧が検出入力電圧として入力されるととも
に、該レギュレータICの出力端子間の回路が前記MO
SFETのゲートソース間回路に対して並列に接続され
ていることを特徴とする交流発電機用自動電圧調整器。
【0048】(2) 発電コイルと励磁コイルと界磁コ
イルとを有する交流発電機の前記発電コイルの出力電圧
を直流電圧に変換して発電コイルの出力電圧に相応した
検出信号電圧を出力する出力電圧検出回路と、前記励磁
コイルの出力を整流する励磁出力整流回路と、前記励磁
出力整流回路と界磁コイルとの間に設けられて該整流回
路から界磁コイルに供給される励磁電流をオンオフする
励磁電流制御用スイッチと、前記出力電圧検出回路の出
力を入力として発電コイルの出力電圧を設定値に保つよ
うに前記励磁電流制御用スイッチをオンオフ制御するス
イッチ制御回路とを備えた交流発電機用自動電圧調整器
において、前記励磁電流制御用スイッチを構成するスイ
ッチ素子はエンハンスメント形のMOSFETからな
り、前記スイッチ制御回路は、温度補償されたツェナー
ダイオードにより基準電圧を発生する回路と検出入力電
圧を基準電圧と比較する比較回路とを備えて検出入力電
圧が基準電圧以下のときに出力端子間の電圧を前記MO
SFETのカットオフ電圧よりも高い電圧まで上昇さ
せ、検出入力電圧が基準電圧を超えたときには出力端子
間の電圧を前記カットオフ電圧よりも低い電圧まで低下
させるように構成されたシャント形レギュレータIC
と、前記励磁コイルを電源として前記シャント形レギュ
レータICの電源端子及びMOSFETのゲートソース
間に印加する直流定電圧を出力するドライブ用電源回路
とを備え、前記シャント形レギュレータICに前記出力
電圧検出回路の出力電圧が検出入力電圧として入力され
るとともに、該レギュレータICの出力端子間の回路が
前記MOSFETのゲートソース間回路に対して並列に
接続されていることを特徴とする交流発電機用自動電圧
調整器。
【0049】(3) 前記ドライブ用電源回路は、前記
励磁出力整流回路の正極側出力端子に一端が接続された
ドライブ電源用抵抗と該ドライブ電源用抵抗の他端と前
記MOSFETのソースとの間に接続されたツェナーダ
イオードとを備えていて、該ドライブ用電源回路のツェ
ナーダイオードの両端に前記レギュレータICの電源端
子とMOSFETのゲートカソード間とに印加する直流
定電圧を出力することを特徴とする上記2項に記載の交
流発電機用自動電圧調整器。
【0050】(4) 発電コイルと励磁コイルと界磁コ
イルとを有する交流発電機の前記発電コイルの出力電圧
を直流電圧に変換して発電コイルの出力電圧に相応した
検出信号電圧を出力する出力電圧検出回路と、前記励磁
コイルの出力を整流する励磁出力整流回路と、前記励磁
出力整流回路と界磁コイルとの間に設けられて該整流回
路から界磁コイルに供給される励磁電流をオンオフする
励磁電流制御用スイッチと、前記出力電圧検出回路の出
力を入力として発電コイルの出力電圧を設定値に保つよ
うに前記励磁電流制御用スイッチをオンオフ制御するス
イッチ制御回路とを備えた交流発電機用自動電圧調整器
において、前記交流発電機の回転軸にロータが取付けら
れて前記発電コイルに電圧が確立する回転数よりも低い
回転数で電圧が確立するドライブ電源用磁石発電機が設
けられ、前記励磁電流制御用スイッチを構成するスイッ
チ素子はエンハンスメント形のMOSFETからなり、
前記スイッチ制御回路は、温度補償されたツェナーダイ
オードにより基準電圧を発生する回路と検出入力電圧を
基準電圧と比較する比較回路とを備えて検出入力電圧が
基準電圧以下のときに出力端子間の電圧を前記MOSF
ETのカットオフ電圧よりも高い電圧まで上昇させ、検
出入力電圧が基準電圧を超えたときには出力端子間の電
圧を前記カットオフ電圧よりも低い電圧まで低下させる
ように構成されたシャント形レギュレータICと、前記
ドライブ電源用磁石発電機を電源として前記レギュレー
タICの電源端子及びMOSFETのゲートソース間に
印加するための直流定電圧を出力するドライブ用電源回
路とを備えていて、前記レギュレータICに前記出力電
圧検出回路の出力電圧が検出入力電圧として入力される
とともに、該レギュレータICの出力端子間の回路が前
記MOSFETのゲートソース間回路に対して並列に接
続されていることを特徴とする交流発電機用自動電圧調
整器。
【0051】(5) 前記ドライブ用電源回路は、前記
ドライブ電源用磁石発電機の出力電圧を整流するドライ
ブ電源用整流回路と前記ドライブ電源用整流回路の正極
側出力端子に一端が接続されたドライブ電源用抵抗と該
ドライブ電源用抵抗の他端と前記MOSFETのソース
との間に接続されたツェナーダイオードとを備えて、該
ツェナーダイオードの両端に前記レギュレータICの電
源端子とMOSFETのゲートカソード間とに印加する
直流定電圧を出力する回路からなっている上記4項に記
載の交流発電機用自動電圧調整器。
【0052】(6) 前記交流発電機は、前記発電コイ
ルと励磁コイルとを固定子側に有し、界磁コイルを回転
子側に有する自励式交流発電機である上記1項ないし5
項のいずれかに記載の交流発電機用自動電圧調整器。
【0053】(7) 前記交流発電機は、前記発電コイ
ル及び界磁コイルをそれぞれ固定子側及び回転子側に有
し、回転子の回転軸に取り付けられた励磁機内に前記励
磁コイルを有する他励式交流発電機である上記1項ない
し5項のいずれかに記載の交流発電機用自動電圧調整
器。
【0054】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、カット
オフ電圧が高いエンハンスメント形のMOSFETをス
イッチング素子として励磁電流制御用スイッチを構成し
て、該MOSFETをシャント形レギュレータICによ
り直接駆動するようにしたので回路構成を簡単にするこ
とができる。
【0055】また電圧駆動素子であるMOSFETを用
いて励磁電流をオンオフ制御するので、種々の定格電流
を有するMOSFETに対して共通のスイッチ制御回路
を用いることができ、スイッチ制御回路の標準化を図っ
てコストの低減を図ることができる。
【0056】更に本発明では、微小電流でオンオフ駆動
できるMOSFETを用いて励磁電流をオンオフ制御す
るので、ダーリントン接続されたトランジスタを用いる
場合のようにスイッチング損失が増大することがなく、
発熱を少なくすることができる。従って、温度による二
次降伏を考慮した複雑な回路設計を行なうことなしに信
頼性が高い自動電圧調整器を得ることができる。
【0057】また本発明によれば、基準電圧が温度補償
されているレギュレータICを用いてMOSFETを制
御するので、周囲温度の変化に対して安定な動作を行な
わせることができ、信頼性を高めることができる。
【0058】更に本発明においては、レギュレータIC
が高利得を有するため、出力電圧検出回路にかかる負担
を少なくして、該出力電圧検出回路を電流容量が小さい
小形の素子により構成することができ、温度による二次
降伏を考慮した複雑な設計を要しないこと及び回路構成
が簡単になることと相俟って自動電圧調整器の小形化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示す回路図である。
【図2】本発明の実施例で用いるシャント形レギュレー
タICの等価回路を示した回路図である。
【図3】本発明の実施例の動作を説明するためのタイム
チャートである。
【図4】MOSFETのドレイン電流対ゲートソース間
電圧特性を示す線図である。
【図5】本発明の他の実施例の構成を示した回路図であ
る。
【図6】従来の自動電圧調整器の構成を示した回路図で
ある。
【符号の説明】
1 交流発電機 1A 発電コイル 1B 励磁コイル 1C 界磁コイル 2 自動電圧調整器 2A 出力電圧検出回路 2B 励磁出力整流回路 2C 励磁電流制御用スイッチ 2D スイッチ制御回路 205 MOSFET 206 シャント形レギュレータIC

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電コイルと励磁コイルと界磁コイルと
    を有する交流発電機の前記発電コイルの出力電圧を直流
    電圧に変換して発電コイルの出力電圧に相応した検出信
    号電圧を出力する出力電圧検出回路と、前記励磁コイル
    の出力を整流する励磁出力整流回路と、前記励磁出力整
    流回路と界磁コイルとの間に設けられて該整流回路から
    界磁コイルに供給される励磁電流をオンオフする励磁電
    流制御用スイッチと、前記出力電圧検出回路の出力を入
    力として発電コイルの出力電圧を設定値に保つように前
    記スイッチ回路をオンオフ制御するスイッチ制御回路と
    を備えた交流発電機用自動電圧調整器において、 前記励磁電流制御用スイッチを構成するスイッチ素子
    は、エンハンスメント形のMOSFETからなり、 前記スイッチ制御回路は、検出入力電圧を温度補償され
    た基準電圧とを比較して検出入力電圧が基準電圧以下の
    とき及び検出入力電圧が基準電圧を超えているときにそ
    れぞれ出力端子間の電圧が前記MOSFETのカットオ
    フレベルよりも高い第1の状態及び該カットオフレベル
    よりも低い第2の状態を保持するシャント形レギュレー
    タICを備えていて、前記出力電圧検出回路の出力が該
    シャント形レギュレータICに検出入力電圧として入力
    されるとともに、該レギュレータICの出力端子間回路
    が前記MOSFETのゲートソース間回路に対して並列
    に接続されていることを特徴とする交流発電機用自動電
    圧調整器。
JP6277526A 1994-11-11 1994-11-11 交流発電機用自動電圧調整器 Pending JPH08140400A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6277526A JPH08140400A (ja) 1994-11-11 1994-11-11 交流発電機用自動電圧調整器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6277526A JPH08140400A (ja) 1994-11-11 1994-11-11 交流発電機用自動電圧調整器

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000001408A Division JP2000156999A (ja) 2000-01-01 2000-01-07 交流発電機用自動電圧調整器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08140400A true JPH08140400A (ja) 1996-05-31

Family

ID=17584813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6277526A Pending JPH08140400A (ja) 1994-11-11 1994-11-11 交流発電機用自動電圧調整器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08140400A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2056444A2 (en) 2007-10-31 2009-05-06 Honda Motor Co., Ltd. Generator output voltage control apparatus
JP2011072092A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Honda Motor Co Ltd 発電機の出力制御装置
EP2312742A1 (en) 2009-10-19 2011-04-20 Honda Motor Co., Ltd. Output voltage control apparatus of generator
EP2317643A1 (en) 2009-10-29 2011-05-04 Honda Motor Co., Ltd. Output control apparatus of generator
EP2317641A2 (en) 2009-11-02 2011-05-04 Honda Motor Co., Ltd. Condensive load protection device of self-excited generator
DE102011000267A1 (de) 2010-01-29 2011-08-04 DENSO CORPORATION, Aichi-pref. Fahrzeuggenerator
DE102011054375A1 (de) 2010-10-20 2012-04-26 Denso Corporation Drehende elektrische Maschine für ein Fahrzeug
CN103427612A (zh) * 2013-06-14 2013-12-04 深圳市振华微电子有限公司 低频纹波抑制电路及dc/dc变换器

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2056444A2 (en) 2007-10-31 2009-05-06 Honda Motor Co., Ltd. Generator output voltage control apparatus
US8008896B2 (en) 2007-10-31 2011-08-30 Honda Motor Co., Ltd. Output control apparatus of generator
JP2011072092A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Honda Motor Co Ltd 発電機の出力制御装置
US8421423B2 (en) 2009-09-24 2013-04-16 Honda Motor Co., Ltd. Output control apparatus of generator
EP2328267A1 (en) 2009-09-24 2011-06-01 Honda Motor Co., Ltd. Output control apparatus of generator
EP2312742A1 (en) 2009-10-19 2011-04-20 Honda Motor Co., Ltd. Output voltage control apparatus of generator
US8405365B2 (en) 2009-10-19 2013-03-26 Honda Motor Co., Ltd. Output voltage control apparatus of generator
US8400118B2 (en) 2009-10-29 2013-03-19 Honda Motor Co., Ltd. Output control apparatus of generator
EP2317643A1 (en) 2009-10-29 2011-05-04 Honda Motor Co., Ltd. Output control apparatus of generator
JP2011097738A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Honda Motor Co Ltd 発電機の出力制御装置
EP2317641A2 (en) 2009-11-02 2011-05-04 Honda Motor Co., Ltd. Condensive load protection device of self-excited generator
JP2011097804A (ja) * 2009-11-02 2011-05-12 Honda Motor Co Ltd 自励式発電機の進相負荷保護装置
US8643344B2 (en) 2009-11-02 2014-02-04 Honda Motor Co., Ltd. Condensive load protection device of self-excited generator
DE102011000267A1 (de) 2010-01-29 2011-08-04 DENSO CORPORATION, Aichi-pref. Fahrzeuggenerator
DE102011054375A1 (de) 2010-10-20 2012-04-26 Denso Corporation Drehende elektrische Maschine für ein Fahrzeug
US8710807B2 (en) 2010-10-20 2014-04-29 Denso Corporation Electric rotating machine for vehicle
CN103427612A (zh) * 2013-06-14 2013-12-04 深圳市振华微电子有限公司 低频纹波抑制电路及dc/dc变换器
CN103427612B (zh) * 2013-06-14 2016-12-28 深圳市振华微电子有限公司 低频纹波抑制电路及dc/dc变换器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7154249B2 (en) Energy discharge apparatus
EP0740394A2 (en) Vehicle power generating system
JPH10510699A (ja) 変成器及び1次巻線を介した帰還を有する切替モード電源
EP2149959A2 (en) Battery charging apparatus
JPH0530800A (ja) 車両用交流発電機の制御装置
US6037753A (en) Control device for vehicle generator
US4760323A (en) Voltage regulator for generator
JPH08140400A (ja) 交流発電機用自動電圧調整器
US6707276B2 (en) Voltage regulator of AC generator having circuit for detecting voltage induced in field coil
JP3161232B2 (ja) 内燃機関用電源装置
JPH0140291Y2 (ja)
US6696773B2 (en) Vehicle generator control system
KR101937564B1 (ko) 전원 장치
JPH04368420A (ja) 携帯用交流電源装置
JP2000156999A (ja) 交流発電機用自動電圧調整器
JP3173677B2 (ja) インバータ制御式発電機
US4612493A (en) Control device for charging generator
EP1249067B1 (en) Portable device with reduced power dissipation
JPH0583999A (ja) 車両用交流発電機の制御装置
JPS605725Y2 (ja) ブラシ付エンジン発電機
KR0131074Y1 (ko) 차량용 발전기의 전압 제어장치
JPH10323093A (ja) 回転界磁型交流発電機を用いた発電装置
JPS62296725A (ja) 車両用電源装置
JP2548415Y2 (ja) 自励交流発電機の電圧調整装置
JPH04190679A (ja) インバータ制御式エンジン発電機

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010918