JPH0145084Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案はガスこんろその他のガス器具に於ける
電池ケース取付装置に関する。

（従来の技術） 従来この種装置として、例えば実公昭54−
40306号公報に見られるように、ガス器具本体の
側壁に形成される開口内に、内部に乾電池を出入
自在に収容する電池ケースを設けるものは知られ
る。

（考案が解決しようとする課題） この場合該ケース並びにこれに収容される電池
はガスバーナからの熱を受けて使用限度温度以上
に加熱されるの不具合があつた。

（課題を解決するための手段） 本考案はかかる要望を満たした電池ケース装置
を得るため、ガス器具本体の側壁に形成される開
口内側に、内部に電池を出入自在に収納する電池
ケースを、取付けるものに於いて、該電池ケース
を通気間隙を存してこれを被包する横断面コ字型
の取付板で該側壁の内側に固定させると共に取付
板を横断面コ字型の両側に備える取付代で該側壁
の内側に固定させるようにし、且つ該取付板の背
面板の下側に側壁に設けた透孔から流入する空気
を該通気間隙に冷却空気として導くガイド板を一
体に設けて成る。

（実施例） 本考案実施の１例を別紙図面につき説明する。
図面で１はガス器具本体を示し、該本体１は例え
ば図示のようにドロツプイン式のガステーブル本
体から成り、その前面の側壁２に開口３を形成さ
せると共にそこれに蓋部材５を着脱自在に施し、
その背側に内部に電池６を出入自在に収容する電
池ケース７を設け、且つ該蓋部材５の下方に位置
する側壁２に外部の冷却風を導く透孔４を設け
た。図面で８はその上側のガスコツク、９はその
操作つまみ、１０はこんろバーナを示す。該電池
ケース７は通気間隙ａを存してこれを被包するそ
の外周の取付板１１上に固着され該取付板１１に
於いて該側壁２に固定すると共に、該間隙ａ内に
冷却用の空気を導くガイド板１２を該取付板１１
に一体に突設するようにした。これを更に詳述す
れば、該取付板１１は該電池ケース７の背面を被
包する背面板１１ａとその両側面を被包する左右
一対の側板１１ｂ，１１ｂとから成る横断面コ字
型を呈し、且つ該側板１１ｂ，１１ｂの先端を折
り曲げて形成した取付代１１ｃ，１１ｃを有し、
該取付代１１ｃ，１１ｃで該側壁２に固定される
と共に、該ガイド板１２は該背面板１１ａの下方
から一体に前記した透孔４の背側にのび、かくて
該透孔４を介して導かれる冷却空気、即ち外気を
該ガイド板１２上をその上方に導かれるようにし
た。

（作用） その作用を説明するに、該取付板１１は該電池
ケース７をその外周から被包する遮熱板として作
用すると共に、該取付板１１から一体にのびるガ
イド板１２は外部から導かれる冷却風を該ケース
７の外周に導いてこれを良好に空冷すべく作用す
る。

（考案の効果） このように本考案によるときは、電池ケース７
の外周を通気間隙を存して被包する取付板１１で
本体１の側壁内面に固定させるようにしたので、
該取付板１１は該電池ケース７内の電池を外周の
熱気から保護する遮熱板として作用して電池の温
度上昇を防ぐことが出来ると共に、該取付板を横
断面コ字型の両側に取付代をそなえるものに構成
し、該取付代で該側壁の内側に固定させるように
したので、該取付板を簡単に該側壁の内側に固定
させることが出来、その構造も簡単で、しかも該
取付板の下側に該通気間隙に冷却空気を導くガイ
ド板を一体に設けたので、該ガイド板によつて該
間隙に良好に空気を導いて電池ケースを良好な空
冷を与え得ると共にこれを別個に設けるものに比
べその構造が簡単で廉価に得られる等の効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案装置を備えたガステーブルの１
例の一部の斜面図、第２図はその要部の截断側面
図、第３図はその分解斜面図である。 １……ガス器具本体、２……側壁、３……開
口、６……電池、７……電池ケース、８……ガス
コツク、１１……取付板、１２……ガイド板、ａ
……通気間隙。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ガス器具本体の側壁に形成される開口内に、内
   部に電池を出入自在に収納する電池ケースを、取
   付けるものに於いて、該電池ケースを通気間隙を
   存してこれを被包する横断面コ字型の取付板で該
   側壁の内側に固定させると共に、該取付板を横断
   面コ字型の両側に備える取付代で該側壁の内側に
   固定させるようにし、且つ該取付板の背面板の下
   側に側壁に設けた透孔から流入する空気を該通気
   間隙に冷却空気として導くガイド板を一体に設け
   て成る電池ケース取付装置。