JPH0144416Y2 - - Google Patents

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JPH0144416Y2
JPH0144416Y2 JP13905982U JP13905982U JPH0144416Y2 JP H0144416 Y2 JPH0144416 Y2 JP H0144416Y2 JP 13905982 U JP13905982 U JP 13905982U JP 13905982 U JP13905982 U JP 13905982U JP H0144416 Y2 JPH0144416 Y2 JP H0144416Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、実質的に箱容器としての使用が可能
となるように、筒状体に形成すると共にその筒状
体に底又は底と蓋とを容易につくりだすことがで
きる容器に係るものである。
〔従来の技術〕
箱容器は種類の目的に従つて多様な構造が非常
に数多く提供され、それぞれに効果を得ているこ
とは周知のとおりである。これら在来の箱容器
は、側壁板に対して底板が直角に設けられ、且つ
その底板も、平面状のものが側壁部分と1体に若
しくは分離されていても、いずれの場合でもフラ
ツプの折畳み、差込み、又は接着剤若しくはステ
イプルによる接合により、箱容器の側壁に係着さ
れる構造となつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、このような構造の箱容器は使用材シー
トより複雑な形状のブランクを打抜き、同時に必
要な罫線を押し、さらにそのブランクよりそのま
まの状態で、又は適当な組仕切を用いるなどして
箱容器に組立てて、所要の内容空間が得られてい
るために、その製造は多くの工程を要し、場合に
よつては、単に不定形内容物の一定量を収納する
にすぎないような目的のときには、在来の複雑な
工程を経て得られる箱容器では過度の収納手段と
なり、経済的な平衡を失なつていることもよくみ
られたのである。
このように不定形内容物を適宜収納したり、或
いは箱容器での分別収納の便益を図る等の目的の
ためには、容器側壁及び底板を簡単な方法でつく
りだそうとする試みもなされてきたが、容器側壁
となる部分と底板となる部分との関連が、強固な
係着を得ることができず、たとえば折曲げた底板
が互に重なり合つているにすぎないような構造が
とられていた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は斯かる現況に鑑がみ、不定形内容物を
収納したり、箱容器中での区分域を形成するとき
等に至便な容器を提案するものである。すなわち
本考案は可撓性シート材を折曲げて偏平化された
筒状体を形成し、この偏平な筒状体の両側を限定
する各折り目線の中間部を、折り目線に直角な横
断線よりも外部へ膨出する面域を形成する連続線
に沿つて非直線状に截断し、ついでその截断線の
最も膨出した点を通り且つ上記の横断線と直交す
る線分である直交短径線上における、横断線と截
断線の最も膨出した点との距離よりも短い点を通
り、両折り目線端末部を結ぶ非直線状罫押線を設
けて閉封部形成域を設けたものとなし、筒状体の
1端をそれぞれ上記非直線状罫押線で折曲げるな
れば截断線の最も膨出した部分である截断頂点が
対応する筒状体の腹板部を圧迫しせり合つて係着
し、他方はそれを覆蓋できて、反対側から互は伸
びる2枚の閉封板となりこの筒状体の底板又は蓋
体となる構成となつている。
〔作用〕
本考案では、可撓性・弾力性がある材質のシー
ト材を、押圧偏平化した筒状体に折曲げ、この筒
状体の各1端をそれぞれ折曲げ片に形成して閉封
板形成域としてある。そして、これらの折曲げ片
の一方が相手側腹板にせり合つて該部を圧迫し、
同時に他方の折曲げ片がその上を被覆することに
よりロツク効果を発現し、強固な閉封部を有する
容器となるものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施の1例を図面に基づき説明
すると、紙質等の可撓性・弾力性を有するシート
12を所定形状に截断又は破断してブランク11
となし、そのブランク11を折畳み第1図に示す
ように適当な差渡し径を有する筒状となし、つい
で両側に折り目線2,2が生ずるように押圧を加
え偏平な筒状体1を形成する。この筒状体1の1
端部において各折り目線2,2に直角な横断線3
を設定し、さらに、この横断線3の垂直2等分線
を設けて直交短径線4とする。ついで、この直交
短径線4上にて、上記横断線3よりの距離が互に
異なり、しかも、筒状体1の端末側にある線分の
方が長くなる2点を定め、筒状体1の端末側の方
を截取線頂点8、他の点(筒状体1の本体延長側
の方)を罫押線頂点7とする。この截取線頂点8
を通り、横断線4と両折り目線2との各交点を結
ぶ折れ線又は彎曲線(この実施例では折れ線とし
ている。)を截断線6とし、筒を押圧偏平化した
筒状体1は1端部で重ね合わせたままで截断され
たものとなる。
また、直交短径線4上で横断線3の内側にある
罫押線頂点7を通り、横断線4と両折り目線2と
の各交点を結ぶ折れ線又は彎曲線を罫押線5とし
(截断線が折れ線であれば罫押線も折れ線とす
る。)、同じく筒状体1の重ね合わせ部それぞれに
罫押線5を設ける。
かくして、筒状体1の両折り目線2,2の各端
末部を結ぶ横断線4を中心にして、截断線6と罫
押線5とにより包囲される部分が閉封板形成域9
として得られ、この閉封板形成域9にあつては横
断線3と罫押線5とにより限定される面域より
も、横断線3と截断線6とにより限定される面域
の方が大きく、閉封板形成域9は横断線3に関し
て非対称である。
このように、偏平とした筒状体の各1端部にお
ける両折り目線2,2の中間部を横断線3よりも
外側へ膨出する面域を形成する折れ線に沿つて截
断し、又、横断線より内側に、上記膨出面域より
小さい面域を形成する罫押線を有する端部とする
には、筒状体1の1端でやや内側寄りに、横断線
3を設け、両折り目線との各交点において、横断
線3となす角をそれぞれa,a,b,bとし、b
>aとなるような線分を設ければ、角aをそれぞ
れつくる線分は罫押線となり、角b,bをそれぞ
れつくる線分は截断線となる。
各端部が以上のようになされた第1図に示すよ
うな筒状体1における閉封板形成域9は、第2図
ないし第5図に示すように折り曲げ、せり合わせ
ることによりたとえば第6図に示すような底を形
成し筒状容器10が得られる。
すなわち、第1図にみる押圧され偏平な筒状体
1を拡張して筒状となし、前後に分離した閉封板
形成域を前後に相応して9,9′とし、この前後
に対位する閉封板形成域9,9′を形成する各部
をそれぞれ、罫押線5,5′、截断線6,6′、罫
押線頂点7,7′、截断線頂点8,8′とするなれ
ば、次のようにして底又は蓋として機能する聞封
部をつくりだすことができる。
第2図に示すように筒状体1を丸めるように
し、罫押線5で屈折させて閉封板形成域9を相手
方の閉封板形成域9′の方へ折曲げる。そうすれ
ば、閉封板形成域9は前記のように、横断線3と
罫押線頂点7間の距離よりも、横断線3と截断線
頂点8間の距離の方が予め大きく設定されている
ため、折曲げられた閉封板形成域9は第3図に示
すように、その截断線頂点8が、最初に相手方の
罫線線頂点7′よりも横断線寄り部分に当接して
筒状体1を所定の断面形状まで拡張する。ついで
閉封板形成域9をなおも折曲げていくと、相手方
罫押線頂点7′に到達し、この場合には折曲げ側
の截断線頂点8は相手方罫押線頂点7′を過度に
圧迫して、筒状体1の断面形状を所定のもの以上
に拡張し折り目線2,2間は狭くなり、各部の過
度の変形は所定の断面形状に復帰しようとする傾
向が著しい。さらに閉封板形成域9の折曲げを続
け截断線頂点8が相手側罫押線頂点7′を通過す
る極度の折曲げを行なうなれば、第3図に示すよ
うに、筒状体1の断面形状が所定のものに拡張さ
れている状態となると共に、閉封板形成域9の截
断線頂点8は、戻り方向に強圧を加えない限り相
手側罫押線頂点7′を越して元の状態に戻ること
はなく、初めに折曲げた1枚目の閉封板形成域9
は相手側罫押線頂点7′よりも上部域において係
止され、いわゆるロツクが掛つた状態となるので
ある。
その後は、第4図に示すように残りの1枚であ
る閉封板形成域9′を、罫押線5′で屈折させて折
曲げ、先に折曲げた閉封板形成域9に層重被蓋さ
せる。後から折曲げた閉封板形成域9′は、第5
図に示すように截断線頂点8′が先の罫押線頂点
7に当接・圧迫して両者間に摩擦による係着を生
じ、同時に罫押線5′が屈折することによりその
近傍を強化するから、筒状体1の壁面部と閉封板
形成域9′との対位関係は罫押線5′並びに罫押線
頂点7′を中心として剛性を発現し、初めに折曲
げた閉封板形成域9の截断線頂点8が前記のロツ
クが掛つた状態で確保され、安定な状態で底構造
又は蓋構造が形成され、第6図に示すように強固
な閉封部を備える容器10となる。
本考案の聞封部を有する容器は閉封板形成域を
つくりだすための截断線又は罫押線となる各連続
線は、この実施の1例にみる折れ線の他に、第7
図に示すような彎曲線としてもよく、このような
実施例においては、円弧状の截断線及び罫押線の
曲率に差をもたせ、截断線の方が大なる曲率(円
弧の半径小)となすことはいうまでもない。
次に本考案の容器は押圧偏平化した筒状体1
を、第8図に示すように所定の筒状体1寸法の何
倍かにつくりだしておき、第8図aのごとき彎曲
線又は第8図bのごとき折れ線とした連続線状截
断線で截断すれば、第1図又は第7図に示すよう
な筒状体が合理的に得られることはいうまでもな
いが、紙質等の可撓性・弾力性に富むシートより
筒状体1を容易に形成することができる。
特に本考案の有利な点は上記の手段によるのほ
か、紙質等の可撓性・弾力性に富むシート材より
容易に容器を組成できることである。すなわち、
第9図に示すように適宜材質のシート12に、罫
押線同様に折り目となり、或いは截断可能な切取
線となるミシン目13により容器10を形成し得
るブランク11が多様な状態で切りだせるよう
に、形状を占めさせる。このようにすれば、第9
図に示すような例であれば、シート12からa−
b−c−d−e−f−g−hの各点で結ばれるミ
シン目13で切りだけば、底に相当する閉封部の
みを有する容器に適するブランク11が得られ、
また、b−c−d−e−f−g−i−j−k−l
−m−n−o−p−bの各点で結ばれるミシン目
13で切りだせば、第10図に示すようなブラン
ク11が得られ、このものは底に相当する閉封部
と共に蓋に相当する閉封部を有する容器に適す
る。第10図に示すような3連式のブランク11
はbとfとが接するようにd−n線で折曲げ、さ
らに、iとdとが接するようにf−l線で折曲げ
ると、第11図に平面図として示すように、中央
部が単層で1面を形成し、両側が複層となつて且
つ背後の1面を形成する筒状体1が得られ、この
ようにして得られる筒状体1は、第10図におけ
るmとeとが第1図における截断線頂点8に、第
10図におけるm′とe′とは第1図における罫押線
頂点7に、第10図におけるo,kの重なりと
c,gの重なりとは第1図における截断線頂点
8′に、o′,k′の重なりとc′,g′の重なりとは罫押
線頂点7′にそれぞれ相当して各閉封板形成域9,
9′を形成し、c′,e′,g′,k′,m′、及びo′を含

罫押線となるミシン目13で屈折折曲げると底部
並びに蓋部となり、ステイプル若しくは接着等の
接合手段を用いずとも或いは最少の使用で容器を
完成できるのである。
また、第10図に示すような3連式の代りに、
b−p線及びf−l線で截断しd−n線で折曲げ
る2連式のブランクとし、第12図に平面図とし
て示すようにb,fとl,pとの間を接着テープ
14で接合する等しても同効を達し得ることはい
うまでもない。
〔効果〕
以上の説明にみるごとく本考案は、在来手段の
ような複雑な工程と材料ロスを伴なわずに、シー
ト材より直接得られ且つ実質的に箱容器として使
用できる構成とした容器であり、産業上の利用性
は著大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は閉封部を形成する筒状体の1実施例
図、第2図は閉封板形成域を1枚だけ罫押線で屈
折させ折曲げた図、第3図は第2図の−視断
面図、第4図は残りの閉封板形成域を罫押線で屈
折させ折曲げた図、第5図は第4図の−視断
面図、第6図は本考案の1実施例の閉封部の斜視
説明図、第7図は他の実施例の筒状体を示す図、
第8図は筒状体の紙取りを示す図、第9図は筒状
体用ブランクを設定したシートの1例を示す図、
第10図は筒状体用ブランクを例示する図、第1
1図及び第12図は筒状体の態様を例示する平面
図である。 1……筒状体、2……折り目線、3……横断
線、4……直交短径線、5,5′……罫押線、6,
6′……截断線、7,7′……罫押線頂点、8,
8′……截断線頂点、9,9′……閉封板形成域、
10……容器、11…ブランク、12……シー
ト、13……ミシン目。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可撓性シート材を折曲げて偏平化された筒状体
    を形成し、この偏平な筒状体の両側を限定する各
    折り目線の中間部を、折り目線に直角な横断線よ
    りも外部へ膨出する面域を形成する連続線に沿つ
    て非直線状に截断し、ついでその截断線の最も膨
    出した点を通り且つ上記の横断線と直交する線分
    である直交短径線上における、横断線と截断線の
    最も膨出した点との距離よりも短い点を通り、両
    折り目線端末部を結ぶ非直線状罫押線を設けて閉
    封部形成域を設けたものとなし、筒状体の1端を
    それぞれ上記非直線状罫押線で折曲げるなれば截
    断線の最も膨出した部分である截断頂点が対応す
    る筒状体の腹板部を圧迫しせり合つて係着し、他
    方はそれを覆蓋できて、反対側から互は伸びる2
    枚の閉封板となりこの筒状体の底板又は蓋体とな
    る構成を特徴とする閉封部を有する容器。
JP13905982U 1982-09-13 1982-09-13 閉封部を有する容器 Granted JPS5943338U (ja)

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JPS5943338U JPS5943338U (ja) 1984-03-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61238667A (ja) * 1985-04-16 1986-10-23 株式会社竹中工務店 エレベ−タの人員計数装置

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JPS5943338U (ja) 1984-03-22

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