JPH0144204Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0144204Y2
JPH0144204Y2 JP1984064809U JP6480984U JPH0144204Y2 JP H0144204 Y2 JPH0144204 Y2 JP H0144204Y2 JP 1984064809 U JP1984064809 U JP 1984064809U JP 6480984 U JP6480984 U JP 6480984U JP H0144204 Y2 JPH0144204 Y2 JP H0144204Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strand steel
steel wire
strand
tensioning device
untwisting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984064809U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59180828U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6480984U priority Critical patent/JPS59180828U/ja
Publication of JPS59180828U publication Critical patent/JPS59180828U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0144204Y2 publication Critical patent/JPH0144204Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wire Processing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ストランド鋼線の張設に係るもので
あつて、プレストレストコンクリートのプレテン
シヨン部材の製作に於いて用いるストランド鋼線
に、プレストレスを導入することを目的とするも
のである。
従来の技術 従来、ストランド鋼線にプレストレスを導入す
る場合には、人力によつて一本づつ巻付け枠から
引出し、これにプレストレスを導入するものであ
るから、多数の労力と長時間が消費されるのみな
らず、長く引出すにつれてストランド鋼線の撚り
が大きくなつて、作業能力の低下を来すと共に、
作業に支障を生じる欠点があつた。
また、長尺束ね鉄筋の製造装置として、特開昭
54−6318号発明におけるように、異形棒鋼のバー
インコイル複数個より巻戻し引出された各異形棒
鋼を矯正機構を通過して矯正処理し、次いでモル
タル又はセメントペーストのようなセメント系混
練物塗布機構に導き該セメント系混練物を塗布す
ると共に、所要形状の断面に形成させるようにし
たものが知られているが、この従来装置は、長尺
束ね鉄筋を製造させるものであるから、複数のス
トランド鋼線にプレストレス導入することができ
ないものであるのみならず、この従来装置では、
異形棒鋼のバーインコイル複数個から異形棒鋼が
引出されることになるので、その引出された異形
棒鋼を直線状にするには、その屈曲を矯正しなけ
ればならないので、矯正機構が必要となる欠点を
有している。
考案が解決しようとする問題点 本考案は上述のごとき欠点を除去しようとする
ものであつて、ストランド鋼線にプレストレスを
導入するに於いて、初期のセツト作業以外は人力
に頼る事なく、自動的に複数のストランド鋼線に
プレストレスを導入する事を可能とし、多くの労
力を要する事なく短時間で効率の良いストランド
鋼線の張設を可能にすることを目的としている。
またこの張設に於いて、ストランド鋼線を、コイ
ル状に巻き付けた巻付け枠から引出す際に生じ
る、ストランド鋼線の撚りを自動的に除去し、張
設作業に支障を生じる事の無いようにしようとす
るものである。
問題点を解決するための手段 本考案は上述のごとき問題点を解決するため、
複数の巻き付け枠にコイル状に巻き付けられた複
数のストランド鋼線を、仮緊張機構および後側固
定装置を介して撚り戻し機構に接続し、この撚り
戻し機構は、ストランド鋼線を挿通固定するメス
コーンを、ストランド鋼線の引つ張り方向に於い
てスラストボールベアリングに突当て、ストラン
ド鋼線の回転自在に構成し、この撚り戻し機構を
牽引ロープを介してウインチに接続し、複数のス
トランド鋼線を同時に牽引するとともにこの牽引
方向に、前側緊張装置を位置し、複数のストラン
ド鋼線をウインチの牽引完了後、前側緊張装置に
固定して、この前側緊張装置を油圧ジヤツキで緊
張牽引し、ストランド鋼線に引つ張り力を加えて
成るものである。
作 用 本考案は上述のごとく構成したものであるか
ら、複数の巻付け枠にコイル状に巻き付けた複数
のストランド鋼線を、人手によつて引き出し、仮
緊張機構および後側固定装置を介して撚り戻し機
構に接続固定する。この撚り戻し機構へは、スト
ランド鋼線をオスコーン等を介して挿通固定する
メスコーンを、ストランド鋼線の引つ張り方向に
於いて撚り戻し機構の本体に固定した、スラスト
ボールベアリングに突当て、ストランド鋼線が回
転自在と成るようにストランド鋼線を接続してい
るから、コイル状に巻き付けたストランド鋼線
を、直線状に引き出すことにより生じる撚りが、
撚り戻し機構部分でストランド鋼線を回転するこ
とによつて解除されるものとなる。この撚り戻し
機構への複数のストランド鋼線のセツトを完了し
た後、ウインチを作動し、引出し中撚りが掛かる
のを戻しつつ、牽引ロープで撚り戻し機構を前側
緊張装置の近くまで牽引して、撚り戻し機構から
ストランド鋼線を取り外し、その前端を前側緊張
装置に固定する。その後、仮緊張機構によつて、
そのストランド鋼線の不均整な弛みを矯正し、均
整な緊張状態で後側固定装置によりストランド鋼
線を固定した後、ジヤツキを作動してストランド
鋼線を強く牽引緊張し、前側緊張装置と後側固定
装置との間に位置する。全部のストランド鋼線に
同時にプレストレスを導入することができ、効率
的且つ安全にストランド鋼線の張設作業を遂行す
ることができる。この複数のストランド鋼線に、
同時にプレストレスを加えた後に、後側固定装置
と前側緊張装置間に型枠等をセツトし、コンクリ
ート打ちを行い、コンクリートとストランド鋼線
の固着後に、ストランド鋼線の緊張状態を解除す
れば、ストランド鋼線の復元力でコンクリートに
プレストレスが導入され、コンクリートの確実な
締め付け強化が可能となる。
実施例 以下本考案の一実施例を図面に於いて説明すれ
ば、1は複数のストランド鋼線で、複数の巻付け
枠2に各々コイル状に巻き付けられており、引き
出し時にはコイル状の中心部から引き出しを行う
とともに巻付け枠2は、床面4に設置したストラ
ンドラツク3上に配置され、引き出し方向の前方
に、仮緊張機構5、後側固定装置6、後側線捌き
機構7、撚り戻し機構8、前側線捌き機構9並び
に前側緊張装置10が順次配置され、その仮緊張
機構5には、ストランド鋼線1を掴んで後方に牽
張するグリツプ11が設けられ、後側固定装置6
には、ストランド鋼線1を固定する適宜の固定具
31を備えた固定挿入孔31′が設けられ、後側
及び前側の線捌き機構7,9には、複数の線捌き
孔が設けられ複数のストランド鋼線1の間隔を一
定に保持形成している。
また、撚り戻し機構8には、第5図に示すごと
く、ストランド鋼線1の引き出し方向に固定形成
したスラストボールベアリング12に、メスコー
ン13を回動自在に突当て、このメスコーン13
内にストランド鋼線1を、オスコーン14を介し
て固定し、ストランド鋼線1の撚りに対する復元
力が作用したとき、メスコーン13を回転し、撚
りを除去するものである。そしてこの撚り戻し機
構8には、牽引ロープ28を固定し、この牽引ロ
ープ28を作動機枠29の誘導プーリ30を介し
てウインチ27に連結し、複数のストランド鋼線
1を同時に巻き付け枠2から引き出す事を可能と
している。
また前側緊張装置10には、ストランド鋼線1
の固定具31を備えた固定挿入孔31′を設ける
とともに機枠15を連結固定し、この機枠15と
の間の床面4に固定した油圧ジヤツキ16によつ
て、前側緊張装置10をストランド鋼線1の引き
出し方向に移動し、ストランド鋼線1の引つ張り
伸張をし得るものとしている。また、前記仮緊張
機構5に設けたグリツプ11には、ストランド鋼
線1の固定具31が備えられていると共に、その
グリツプ11の牽張ロープ17は、固定機枠18
上に設けた順逆回転モータ19によつて作動され
る前後進作動杆20に連結されるとともに、その
前後進作動杆20及びこれを作動する順逆回転モ
ータ19には、固定機枠18に上下動可能に設置
した受棚枠23に載置している。そしてこの受棚
枠23は、固定機枠18に搭載した駆動モータ2
1によつて回動されるねじ杆22に螺合し、前後
進作動杆20及びこれを作動する順逆回転モータ
19の上下位置調節を可能としている。また、撚
り戻し機構8は、第3図に示すごとく、床面4上
に設けた台板24上を進退し得るよう、車輪25
付の台車26上に設けられている。
上述のごとく構成したものに於いて、複数の巻
付け枠2にコイル状に巻き付けた複数のストラン
ド鋼線1を、人手によつて引き出し、仮緊張機構
5および後側固定装置6を介して撚り戻し機構8
に接続固定する。この撚り戻し機構8へのストラ
ンド鋼線1の固定は、第5図、第6図に示すごと
く、外周に固定したオスコーン14を介して挿通
固定するメスコーン13を、ストランド鋼線1の
引つ張り方向に於いて、撚り戻し機構8の本体に
固定した、スラストボールベアリング12に突当
て、回転自在と成るようにストランド鋼線1を接
続しているから、コイル状に巻き付けたストラン
ド鋼線1を、直線状に引き出すことにより生じる
撚りが、撚り戻し機構8部分でストランド鋼線1
を回転することによつて解除されるものとなる。
この撚り戻し機構8への複数のストランド鋼線1
のセツトを完了した後、ウインチ27を作動し、
引出し中撚りが掛かるのを戻しつつ、牽引ロープ
28で、撚り戻し機構8を前側緊張装置10の近
くまで牽引して、撚り戻し機構8からストランド
鋼線1を取り外し、その前端を前側緊張装置10
に固定する。その後、仮緊張機構5によつて、そ
のストランド鋼線1の不均整な弛みを矯正し、均
整な緊張状態で後側固定装置6によりストランド
鋼線1を固定した後、油圧ジヤツキ16を作動し
て前側緊張装置10を牽引方向に移動することに
より、ストランド鋼線1を強く牽引緊張し、前側
緊張装置10と後側固定装置6との間に位置す
る、全部のストランド鋼線1を引つ張り伸張させ
ることができ、効率的且つ安全にストランド鋼線
1の張設作業を遂行することができる。この複数
のストランド鋼線1を同時に引つ張り緊張した後
に、後側固定装置6と前側緊張装置10間に型枠
等をセツトし、コンクリート打ちを行い、後にス
トランド鋼線1の緊張状態を解除すれば、ストラ
ンド鋼線1の復元力によつて、コンクリートにプ
レストレスが導入され、コンクリートの確実な締
め付け強化が可能となる。
考案の効果 本考案は上述のごとく構成したものであるか
ら、ストランド鋼線を引つ張り緊張状態とするに
於いて、初期のセツト作業以外は人力に頼る事な
く、自動的に複数のストランド鋼線を引つ張り緊
張状態とする事を可能とし、多くの労力を要する
事なく短時間で効率の良いストランド鋼線の張設
を可能にする。またこの張設に於いて、ストラン
ド鋼線を、コイル状に巻き付けた巻付け枠から引
出す際に生じる、ストランド鋼線の撚りを、撚り
戻し機構によつて自動的に除去し、張設作業に支
障を生じる事が無いものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は配置側面図、第2図は第1図の平面図、
第3図は第1図A部分の拡大側面図、第4図は第
3図の−線断面図、第5図は第3図のB部の
拡大縦断面図、第6図は第5図の−線断面
図、第7図は第1図のC部分の拡大側面図、第8
図は第7図の−線断面図、第9図は第7図の
D部分の拡大縦断面図、第10図、第11図、第
12図、第13図、第14図はこの考案の作動順
序の説明側面図であつて、第10図は撚り戻し機
構にストランド鋼線をセツトした状態の側面図、
第11図は撚り戻し機構を前側緊張装置の近くま
で牽引した状態の側面図、第12図はストランド
鋼線を前側緊張装置に固定した状態の側面図、第
13図は仮緊張機構によつてストランド鋼線の不
均整な弛みを矯正している状態の側面図、第14
図はストランド鋼線へのプレストレス導入の状態
側面図である。 1……ストランド鋼線、2……巻付け枠、5…
…仮緊張機構、6……後側固定装置、8……撚り
戻し機構、10……前側緊張装置、12……スラ
ストボールベアリング、13……メスコーン、1
6……油圧ジヤツキ、27……ウインチ、28…
…牽引ロープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の巻き付け枠にコイル状に巻き付けられた
    複数のストランド鋼線を、仮緊張機構および後側
    固定装置を介して撚り戻し機構に接続し、この撚
    り戻し機構は、ストランド鋼線を挿通固定するメ
    スコーンを、ストランド鋼線の引つ張り方向に於
    いてスラストボールベアリングに突当て、ストラ
    ンド鋼線の回転自在に構成し、この撚り戻し機構
    を牽引ロープを介してウインチに接続し、複数の
    ストランド鋼線を同時に牽引するとともにこの牽
    引方向に、前側緊張装置を位置し、複数のストラ
    ンド鋼線をウインチの牽引完了後、前側緊張装置
    に固定して、この前側緊張装置を油圧ジヤツキで
    緊張牽引し、ストランド鋼線に引つ張り力を加え
    ることを特徴とするストランド鋼線の張設装置。
JP6480984U 1984-05-04 1984-05-04 ストランド鋼線の張設装置 Granted JPS59180828U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6480984U JPS59180828U (ja) 1984-05-04 1984-05-04 ストランド鋼線の張設装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6480984U JPS59180828U (ja) 1984-05-04 1984-05-04 ストランド鋼線の張設装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59180828U JPS59180828U (ja) 1984-12-03
JPH0144204Y2 true JPH0144204Y2 (ja) 1989-12-21

Family

ID=30194998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6480984U Granted JPS59180828U (ja) 1984-05-04 1984-05-04 ストランド鋼線の張設装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59180828U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS546318A (en) * 1977-06-17 1979-01-18 Nippon Kokan Kk Method of making long bundled reinforcement

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS546318A (en) * 1977-06-17 1979-01-18 Nippon Kokan Kk Method of making long bundled reinforcement

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59180828U (ja) 1984-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111162485B (zh) 一种电力架空线路铺设牵引机械及施工方法
DE1781458C2 (de) Rollenwickel aus einem auf eine zentrische Trommel aufgewickelten Drahtstrang und Verfahren zum Herstellen des Rollenwickels
CH674226A5 (ja)
CN114314160B (zh) 一种高强度绞合电缆深加工工艺及设备
JPH0144204Y2 (ja)
CN218466358U (zh) 一种缠丝机随动钢丝绳预夹紧机构
DE3515192A1 (de) Verfahren und vorrichtung zum bewickeln von magnetkernen
DE2804300A1 (de) Verfahren und vorrichtung zum verbinden bzw. roedeln von mindestens zwei staeben, stangen o.dgl.
CN212201344U (zh) 一种用于钢绞线穿束的支架
US5934342A (en) Hand tool for wire tensioning
CN111687351A (zh) 一种建筑施工中钢笼捆扎用辅助装置
AT261369B (de) Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Drahtbündeln
JP2965780B2 (ja) 電線の先端把持装置
CN213323863U (zh) 一种自动盘扣机
DE2213917C3 (de) Vorrichtung an einer Wickelmaschine zum Verstärken von Wicklungsenden
DE3543369A1 (de) Verfahren zum bewehren von vorgefertigten stahlbetonbauteilen sowie vorrichtung zur durchfuehrung des verfahrens
JP2949704B2 (ja) 鉄筋結束機における結束ワイヤの巻き締め機構
CN220950517U (zh) 一种钢绞线放线架
JPS606479Y2 (ja) ロ−プの差し間形成装置
JP2558242Y2 (ja) 自動鉄筋結束装置
EP3851617B1 (de) Bausatz mit montagehilfe für transportanker
CN219548162U (zh) 一种超高大跨度后张法预应力筋束与其波纹管的定位装置
JPH07288907A (ja) ホールプレハブ架線工法
JPS6028719Y2 (ja) ロ−プの差し間形成装置
US4261557A (en) Fence helper