JP2949704B2 - 鉄筋結束機における結束ワイヤの巻き締め機構 - Google Patents
鉄筋結束機における結束ワイヤの巻き締め機構Info
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04G—SCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
- E04G21/00—Preparing, conveying, or working-up building materials or building elements in situ; Other devices or measures for constructional work
- E04G21/12—Mounting of reinforcing inserts; Prestressing
- E04G21/122—Machines for joining reinforcing bars
- E04G21/123—Wire twisting tools
Description
状に送り出し鉄筋のまわりに巻き回した後にワイヤの一
部を捩って巻き締めする際にワイヤに張力を付与する鉄
筋結束機における結束ワイヤの巻き締め機構に関する。
トを施工する場合は、縦横に交差した鉄筋を結束した後
にコンクリートを打設するが、最近は鉄筋の結束は鉄筋
結束機によって行なわれるようになっている。このよう
な鉄筋結束機としては、本願出願人による実開平5ー3
494号公報に示されるように、ワイヤを鉄筋のまわり
にループ状に巻き回した後にループの一部をフックで掴
んで回転させて捩り締め固定するものである。
後方に位置し、ワイヤが鉄筋のまわりに巻き回された後
にワイヤを把持して捩り締めるものである。この場合、
鉄筋結束機を手前に引っ張ってワイヤループを緊張状態
にしてからワイヤを鉄筋の交差部に密着させてから捩る
という引っ張り作業が必要になる。
ープに張力が付与されるから、巻き締め力も大きくなる
が、しかし図7のように、ワイヤ20の捩り部21が鉄
筋aの面に対して垂直方向に長く立ち上がってしまい、
このままコンクリートを打設すると、コンクリート面か
らワイヤの捩り部21が露出してしまうという問題があ
るから、捩り後にこれを矢印22のように折り曲げると
いう面倒な作業が必要になってしまうほか、折り曲げに
よってワイヤ20の緊張が緩むので結束力が低下してし
まうという問題があった。
うに、ワイヤの捩り部と鉄筋との距離を一定にした状態
で捩り締める方式では、捩りによってワイヤのループ径
が小さくなるだけで、捩りの途中ではワイヤには特別の
抵抗や緊張力が加わらない。しかも、捩り用フックは捩
り部分の捩りのトルクだけを感知して回転停止するもの
で、トータルな巻き締め力で回転停止するわけではない
から、全体の結束力は不安定であった。
わりに巻き回されたワイヤの巻き締め途中でワイヤに抵
抗を与えることによって、ワイヤに張力を付与して安定
に結束することができる鉄筋結束機における結束ワイヤ
の巻き締め機構を提供することをその目的とする。
め、本発明に係る鉄筋結束機における結束ワイヤの巻き
締め機構は、鉄筋結束用のワイヤを外部に送り出すワイ
ヤ送り装置と、ワイヤ送り装置によって送り出されたワ
イヤをループ状になるように曲がり癖を付ける案内部
と、巻き回されたワイヤのループの一部を把持して捩り
締める捩り用フックとを備えた鉄筋結束機において、ル
ープ状に巻き回されるワイヤの内側に、上記捩り用フッ
クによる捩りの途中にワイヤに係合してその巻き締めに
対し弾性的に抵抗を与える抵抗手段を設けたことを特徴
とする。
内部によって鉄筋aの交差部の回りにループ状に複数回
巻き回された後、捩り用フックがワイヤのループの一部
を把持して捩り回転する。これにより、ワイヤは鉄筋の
交差部を巻き締めるが、その途中でループの径がだんだ
ん小さくなり、ワイヤの内側の抵抗板に係合するので、
その巻き締めに対し弾性的に抵抗が付与される。このた
め、捩り中にワイヤに対して張力が加えられる。そし
て、ループ径がさらに小さくなったときにワイヤは抵抗
板から外れ鉄筋を巻き締める。
すもので、この鉄筋結束機はスプール1に巻装されたワ
イヤ2を前方に送り出すワイヤ送り装置3と、送り出さ
れたワイヤ2を鉄筋aの交差部の回りにループ状に巻き
掛けられるように案内する案内部4と、ワイヤ2を把持
して捩り締める捩り用フック5と、元側のワイヤ2から
ループを切断する切断装置6とを備え、トリガレバー7
を引き操作することによりワイヤ送り装置3により送り
出されたワイヤ2を鉄筋aにループ状に巻き回して切断
した後、捩り用フック5でループの一部を把持し回転さ
せることによってワイヤ2を捩り、鉄筋aを巻き締めて
結束するものである。ワイヤ送り装置3と捩り用フック
5とは切断装置6とはモータ(図示せず)により作動す
る。これらの基本的な構成と作用は前掲公報に示された
ものと同じである。
ヤ2がその径方向と直角の方向(左右方向)に振れない
ように、上記案内部4から送り出されてループ状に周回
したワイヤ2を内側に保持する1対のガイドアーム9、
10が上下に対向配置されている。なお、上記各ガイド
アーム9、10は2本の平行リンク11、12を介して
結束機本体8に連結し、鉄筋の太さに応じて互いの間隔
の大小を調整できるように構成されている。
ドアーム9、10の間から導入された鉄筋aに当接させ
るための一対の当て板13が前方に突設されている。
金属バネ製抵抗板14が固定され、両側の当て板13の
上下の両端片14a、14bは上記案内部4によってル
ープ状に巻き回されるワイヤ2の内側に入り込むように
配置されているとともに、先端が互いに当接するように
設けられている。なお、抵抗板14は結束機で予定され
ている最小径のループの内側に入るように設定されてい
る。
ついて説明すると、ガイドアーム9、10の間から鉄筋
aの交差部を導入させるようにして鉄筋結束機を前方に
移動させると鉄筋aに当て板13が係合する。そこで、
トリガレバー7を引き操作すると、ワイヤ送り装置3が
作動してスプール1に巻装されたワイヤ2が送り出さ
れ、案内部4によって鉄筋aの交差部の回りにループ状
に複数回巻き回され、その後に送り装置が停止し、切断
装置6によりワイヤ2を切断すると同時に捩り用フック
5が閉じ、ワイヤ2のループの一部を把持して捩り回転
する。これにより、ワイヤ2は鉄筋aの交差部を巻き締
めるが、その途中でループの径がだんだん小さくなり、
図4のようにワイヤ2の内側の抵抗板14に係合するの
で、その巻き締めに対し弾性的に抵抗が付与される。こ
のため、捩り中にワイヤ2に対して張力が加えられる。
しかも、抵抗板14の両端片14a、14bの弾性は先
端に近づくにしたがって弱くなるからワイヤ2は中心に
集められることになる。そして、ループ径がさらに小さ
くなって鉄筋aに当たる直前にワイヤ2は図5のように
上記両側の抵抗板14の両端片14a、14bの間から
外れ、抵抗板14との係合が解除されて図6のように鉄
筋aと密着した状態で巻き締める。巻き締め後に鉄筋結
束機を手前に引っ張ると捩り用フック5がワイヤ2から
抜け出して開き、鉄筋aは結束された状態に保持され
る。
ク5で捩り回転させる場合、ワイヤ2ループは径方向に
直角で側方に振られる力を受ける。しかし、ワイヤルー
プは上下のガイドアーム9、10に保持されているの
で、側方に振られることがない。
は上述の抵抗板14のようなバネ板状の形状に限定され
ない。非弾性体をコイルバネで支持するような構成でも
よい。
る捩り時のワイヤに係合してその巻き締めに対し弾性的
に抵抗が付与されるので、ワイヤに対して張力を加えつ
つ捩ることができる。したがって、強く安定した結束力
をえることができるとともに、従来のようにワイヤを一
方に引っ張りながら捩る必要がないので、結束後に長く
延びたワイヤの捩り部分を折り曲げるという面倒な作業
も不要となり、作業性が向上する。
た状態の説明図
ワイヤの結束状態説明図
イヤの結束状態説明図
Claims (1)
- 【請求項1】 鉄筋結束用のワイヤを外部に送り出すワ
イヤ送り装置と、ワイヤ送り装置によって送り出された
ワイヤをループ状になるように曲がり癖を付ける案内部
と、巻き回されたワイヤのループの一部を把持して捩り
締める捩り用フックとを備えた鉄筋結束機において、 ループ状に巻き回されるワイヤの内側に、上記捩り用フ
ックによる捩りの途中にワイヤに係合してその巻き締め
に対し弾性的に抵抗を与える抵抗手段を設けたことを特
徴とする鉄筋結束機における結束ワイヤの巻き締め機
構。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7188125A JP2949704B2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 鉄筋結束機における結束ワイヤの巻き締め機構 |
DE69610371T DE69610371T2 (de) | 1995-06-30 | 1996-06-25 | Drahtführungsvorrichtung für eine Vorrichtung zum Binden von Armierungseisen und Vorrichtung zum Binden von Armierungseisen |
EP96110240A EP0751269B1 (en) | 1995-06-30 | 1996-06-25 | Wire guide mechanism for a reinforcement binding machine and reinforcement binding machine |
US08/672,546 US5871036A (en) | 1905-12-14 | 1996-06-28 | Twisting and tightening mechanism in reinforcement binding machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7188125A JP2949704B2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 鉄筋結束機における結束ワイヤの巻き締め機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0913680A JPH0913680A (ja) | 1997-01-14 |
JP2949704B2 true JP2949704B2 (ja) | 1999-09-20 |
Family
ID=16218159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7188125A Expired - Fee Related JP2949704B2 (ja) | 1905-12-14 | 1995-06-30 | 鉄筋結束機における結束ワイヤの巻き締め機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2949704B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7319849B2 (ja) * | 2019-07-05 | 2023-08-02 | 株式会社マキタ | 鉄筋結束機およびそれを用いた結束方法 |
JP7427992B2 (ja) | 2020-02-10 | 2024-02-06 | マックス株式会社 | 結束機 |
JP7427993B2 (ja) * | 2020-02-10 | 2024-02-06 | マックス株式会社 | 結束機 |
-
1995
- 1995-06-30 JP JP7188125A patent/JP2949704B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0913680A (ja) | 1997-01-14 |
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