JPH0143349B2 - - Google Patents

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JPH0143349B2
JPH0143349B2 JP57231952A JP23195282A JPH0143349B2 JP H0143349 B2 JPH0143349 B2 JP H0143349B2 JP 57231952 A JP57231952 A JP 57231952A JP 23195282 A JP23195282 A JP 23195282A JP H0143349 B2 JPH0143349 B2 JP H0143349B2
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Masumi Yoshida
Junichi Tanahashi
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Fujitsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (1) 発明の技術分野 本発明は、図形処理の分野におけるセグメント
方式に係り、特にネツトワーク、文字、シンボル
等からなる図形の中から、特定の黒マークシンボ
ルを抽出する図形のセグメント方式に関する。
(2) 技術の背景、問題点 ネツトワーク、文字、シンボル等からなる図形
から特定のシンボルを抽出する図形のセグメンテ
ーシヨン方式として、従来、図形全体を追跡す
る方式と、あらかじめ所望シンボルに相当する
標準パターンを準備し、それを図形全体に重ね合
わせるパターンマツチング方式とがある。
の方式は、ランダムアクセス処理が基本であ
り、処理時間が極めて大きいこと、また処理対象
物が多数になり、ネツトワーク、文字、シンボル
等と種類が増加するにつれて、追跡を決定する論
理条件の算出が複雑になり処理時間が膨大化する
欠点があり、の方式は、シンボルに文字やネツ
トワークが結合した図形の場合には標準パターン
の設定が容易でないという欠点があつた。
(3) 発明の目的 本発明の目的は、図形を構成する要素が線分等
のネツトワーク、文字、白マークシンボル、黒マ
ークシンボル等多種類かつ多数である場合にも、
全ての図形処理を水平方向の読み出し及び垂直方
向の読出しを実行する手法を用いることにより、
簡単な処理操作で単時間で所望の黒マークシンボ
ルのみを抽出できるようにした図形のセグメント
方式を提供することである。
(4) 発明の構成 この目的を達成するために本発明の図形のセグ
メント方式では、ネツトワーク、文字、白マーク
シンボル、黒マークシンボル等で構成された図形
のなかから黒マークシンボルを抽出する図形のセ
グメント方式において、図形を水平及び垂直方向
に走査し白信号から黒信号へ変化してから黒信号
から白信号へ変化するまでの距離がネツトワー
ク、文字等の太さに基づく一定幅より小さいとき
その区間の黒信号を白信号に変換して得られた図
形の論理積をとつて第1合成図形を形成する第1
合成図形形成手段と、その形成時に生ずる点マー
クを除去して第2合成図形を形成する第2合成図
形形成手段と、第2合成図形を水平及び垂直方向
に走査して黒信号から白信号へ変化してから白信
号から黒信号へ変化するまでの距離がネツトワー
ク、文字、白マークシンボル等の太さに基づく一
定の幅より小さい白信号の区間を黒信号に生成す
る補間手段とを有し図形のなかから黒マークシン
ボルを抽出するようにしたことを特徴とする。
(5) 発明の実施例 本発明は、図形を構成するネツトワーク、文
字、白マークシンボル、黒マークシンボルにおい
て、水平方向及び垂直方向の走査線における黒マ
ークシンボルの長さが他のネツトワーク、文字、
白マークシンボルの線幅より長くなることに着目
して黒マークシンボルのみを抽出するようにした
ものである。
まず、第1図〜第7図により本発明の原理につ
いて説明する。
第1図は本発明の対象となるシンボル、文字、
ネツトワークの結合した図形を示したもので、
BM1〜BM5は本発明が抽出する内部が黒くぬら
れている黒マークシンボル、WM1〜WM4は内部
が白い白マークシンボル、S1〜S2は文字(又は記
号)H、F、N1〜Nnは各シンボルを結ぶ線分又
は点線等からなるネツトワークである。
第2図は、第1図から本発明のセグメンテーシ
ヨン方式によつて抽出される黒マークシンボル
BM1〜BM5を示したものである。
本発明のセグメンテーシヨン方式は、水平方向
走査処理、垂直方向走査処理、図形の合成1、点
マークの除去処理及び図形の合成2の5つのステ
ツプによつて実行される。ここで、水平方行走査
と垂直方向走査の各処理は、入力図形を格納する
メモリ空間に対して、一次元的なアクセスに依存
するもので、アクセスが横方向で行なわれる場合
が水平方向走査、縦方向で行われる場合が垂直方
向走査である。
以下、5つのステツプに従つて本発明の原理を
説明する。
(1) 水平方向走査処理 第3図は、本発明の図形のセグメンテーシヨ
ン方式における水平方向走査処理の説明図であ
る。第3図Aは本発明の対象となる図形POで、
説明をわかりやすくするために、黒マークシン
ボル、白マークシンボルの形状や数を第2図よ
りも減らし、かつネツトワークは全て直線で表
わされているが、何等一般性を損なうものでは
なく、以下の説明は第1図に示すような一般的
な図形に妥当するものである。
水平方向走査処理は、画像メモリ内に格納さ
れた図形POを水平方向に順次走査し、その過
程で“白から黒”へ、“黒から白”への変化す
る位置を見出し、その変化点間の距離を求め、
その値が所定の設定値SV以上であれば、その
変化点間の点列(黒部分すなわち「1」レベル
の点列)を抽出する操作で、次の手順で実行さ
れる。
ここで、前記の「設定値SV」とは、ネツト
ワーク及び文字の最も広い幅よりも大きい値
で、例えば1〜2メツシユ分も大きい値に設定
される。
(1‐1) 白枠処理(第3図B) 白枠処理は、画像メモリ内の図形PO(第3
図A)に対し、第3図Bに示すように、その
外周全体を白(「0」レベル)で囲む処理で
ある。具体的には、第3図Aの図形POを、
第3図Bに示すように、それよりも上下左右
にそれぞれ数メツシユ分大きい画像メモリM
に格納すればその外周全体は白(「0」レベ
ル)となる。
この白枠処理を行なう理由は、図形の外周
上にシンボルが存在する場合(例えば第3図
Aの黒マークシンボルBM2)、それが単純
に、“白から黒、”“黒から白”への変化点の
検出のみで抽出できないからである。
(1‐2) 水平方向シンボル抽出処理(第3図C,
D) 画像メモリM空間を順次水平方向に走査す
る。走査の途中で白から黒に変化する点があ
つたときは、図形が黒から再び白に変化する
まで、画像メモリMの各メツシユから読み出
される黒レベルすなわち「1」レベルの点列
をカウントする。
このカウント数があらかじめ決められた前
述の設定値SVよりも大きいときに、それら
の点列を水平方向から捉えたシンボルとして
抽出する。この処理が画像メモリM空間の全
ての水平走査方向にわたつて実行されたとき
に、水平方向走査処理は終了する。
例えば、第3図Cにおいて水平走査線
LH,LH′による読み出し出力を拡大して図
示すると第3図C′のようになる。すなわち、
黒マークシンボルBM1は、(X1〜X2)間が、
黒マークシンボルBM5は(X3〜X4)間及び
(X5〜X6間)が、ネツトワーク線分Np1はX7
〜X8間が、ネツトワーク線分Np2は(X9
X10)間がそれぞれ黒レベルの点列となつて
出力される。
(X1〜X2)、(X3〜X4)、(X5〜X6)の各
間隔は設定値SVより大きいので抽出され、
(X7〜X8)及び(X9〜X10)の間隔は設定値
SVより小さいので抽出されない。
このような水平方向シンボル抽出処理が終
了すると、第3図Dに示すように、各黒マー
クシンボルBM1〜BM5と各ネツトワーク、
白マークシンボル及び文字の水平方向の線成
分とからなる水平シンボル図形PHが抽出さ
れる。
水平シンボル図形PHにおいて、黒マーク
シンボルBM2とBM3の上端尖頭部、及び
BM5の上端と下端の尖頭部において、その
幅が設定値SVより小さい尖頭部分は不要に
消去されるが、その消去部分は少ないので実
際上は特に問題とならない。
(2) 垂直方向走査処理 第4図は、本発明の図形のセグメンテーシヨ
ン方式における垂直方向走査処理の説明図であ
る。
第4図Aは第3図Aと同じ図形POを再掲し
たもので、本発明の対象となる図形である。
垂直方向走査処理は、前述の水平方向走査処
理を垂直方向に行つたもので、画像メモリ内に
格納された図形POを垂直方向に順次走査し、
その過程で“白から黒”へ、“黒から白”へと
変化する位置を見出し、その変化点間の距離を
求め、その値が所定の設定値SV以上であれば、
その変化点間の点列を抽出する操作で、次の手
順で実行される。
(2‐1) 白枠処理(第4図B) 白枠処理は、水平方向走査処理における白
枠処理と同じく(第3図B)、画像メモリ内
の図形PO(第4図A)に対し、第4図Bに示
すように、その外周全体を白(「0」レベル)
で囲む処理である。したがつて、白枠処理に
よつて得られた第4図Bの図形は、第3図B
の図形と同じである。
(2‐2) 垂直方向シンボル抽出処理(第4図C,
D) 画像メモリM空間を順次垂直方向に走査す
る。走査の途中で白から黒に変化する点があ
つたときは、図形が黒から再び白に変化する
まで画像メモリMの各メツシユから読み出さ
れる黒レベルすなわち「1」レベルの点列を
カウントする。
このカウント数があらかじめ決められた前
述の設定値SVよりも大きいときに、それら
の点列を垂直方向から捉えたシンボルとして
抽出する。
この処理がメモリM空間の全ての垂直走査
方向にわたつて実行されたときに、垂直方向
走査処理は終了する。
例えば、第4図Cにおいて垂直走査線LV,
LV′による読み出し出力を拡大して図示する
と第4図C′のようになる。すなわち、黒マー
クシンボルBM1は(Y3〜Y4)間が、同じく
BM3は(Y9〜Y10)間が、ネツトワーク線分
Ng1は(Y1〜Y2)間が、同じくNg2は(Y5
〜Y6)間が、同じくNg3は(Y7〜Y8)間が、
それぞれ黒レベルの点列となつて出力され
る。
ここで、(Y1〜Y2)、(Y5〜Y6)、(Y7
Y8)の各間隔は設定値SVより小さいので抽
出されず、(Y3〜Y4)及び(Y9〜Y10)の間
隔は設定値SVより大きいので抽出される。
このような垂直方向シンボル抽出処理が全
て終了すると、第4図Dに示すように、各黒
マークシンボルBM1〜BM5と各ネツトワー
ク、白マークシンボル及び文字の垂直方向の
線成分とからなる垂直シンボル図形PVが抽
出される。
ところで、垂直シンボル図形PVにおいて、
黒マークシンボルBM3の左右端の尖頭部及
びBM5の中央の部分において、その幅が設
定値SVより小さい部分は不必要に消去され
るが、その消去部分は少ないので実際上は特
に問題とならない。
(3) 図形の合成1(第5図) 第5図は、図形の合成1の処理に対する説明
図である。
図形の合成1では、第5図A(第3図Dと同
じ)の水平シンボル図PHと第5図B(第4図
Dと同じ)の垂直シンボル図形PVを合成し、
黒マークシンボル群として抽出する処理が行わ
れる。
処理手段は、水平シンボル図形PHと垂直シ
ンボル図形PVとを重ね合わせ、両図形の
“AND”が成立した部分をシンボルとして抽出
する操作からなる。
この図形の合成1により、第5図Cに示すよ
うに、黒マークシンボルBM1〜BM5と、ネツ
トワーク線分と文字の水平及び垂直方向の成分
の交点や変曲点部分に当る点マークシンボル群
PM1〜PM3とからなる第1合成図形OP1が抽出
される。
(4) 点マークの除去処理 第6図は、第1合成図形CP1(第6図A、第
5図C)から、不要な点マーク群PM1〜PM3
を除去する点マークの除去処理の説明図であ
る。
点マークの除去処理では、第1合成図形CP1
に対し、小領域を意味づける二次元ウインドウ
を設け、これによつて黒マークシンボル以外の
不要の点マークシンボルの除去が行われる。
すなわち、水平方向及び垂直方向の各走査処
理によつて得られた図形PH,PVを合成した
第1合成図形CP1においては、ネツトワーク、
白マークシンボル、文字等から長い線分及び短
い線分は除去されてはいるが、ネツトワーク、
白マークシンボル、文字等を構成する各線分の
交点や変曲点の部分(点マークPM)は除去さ
れないで残る。しかし、この点マークPMは所
望の黒マークシンボルに比べて明らかに小さな
図形とみなすことができる。実際の図形では、
この点マークPMは大きくて3〜4メツシユの
大きさである。
そこで、第6図Cに示すように、この点マー
クPMを囲む小さな二次元ウインドウWDを設
け、この二次元ウインドウWDを第1合成図形
CP1上に走査し、二次元ウインドウWD内に抱
含される図形を雑音として除去するようにす
る。
例えば二次元ウインドウWDを6×6メツシ
ユ程度にとれば、3〜4メツシユの大きさであ
る点マークシンボルMPは二次元ウインドウ
WD内に抱含される(このとき図形を囲む二次
元ウインドウWDの外周が白レベルとなること
から判定される)ので点マークMPだけが除去
されて、第6図Bに示すように、黒マークシン
ボルBM1〜BM5だけからなる第2合成図形
CP2が形成される。
(5) 図形の合成2(第7図) 黒マークシンボルBM1〜BM4のようにシン
ボル形状が明らかに設定値幅以上であれば、こ
れまでの処理でセグメンテーシヨン処理は終了
する。
しかしながら、黒マークシンボルBM5のよ
うに、シンボル形状が水平走査方向又は垂直走
査方向において中間の一部が設定値SV以下の
幅となつているものは、第1合成図形CP1にお
ける黒マークシンボルBM5のように二つに分
離した形になるという不都合な結果を生じる。
図形の合成2は、このように分離されたシン
ボルを再び1つのシンボルに合成する処理を行
うもので、以下第7図によつてその処理手順を
説明する。
(5‐1) 水平方向補間処理 第7図Aは第6図Bの第2合成図形CP2
再掲したものである。いま第2合成図形CP2
を第7図Bに示すように水平方向に走査す
る。この過程で、“黒から白”へ変化する位
置を見い出し、次に“白から黒”へ変化する
位置を検出する。そしてこの間の距離が設定
値SV以下のときはこの間を黒点列で補間す
る。
例えば、水平走査線LH,LH′において、
L1>SVでL2≦SVであるのでL1間は補間さ
れず、L2部分すなわち黒マークシンボル
BM5の分離された部分だけが黒点列で補間
される。
以上の水平方向の補間処理が全ての水平走
査線について終了すると、第7図Cに示すよ
うな水平方向補間図形CPHが形成される。
(5‐2) 垂直方向補間処理 垂直方向補間処理は、前述の水平方向補間
処理を垂直走査方向について行つたものであ
る。
すなわち、水平補間図形CPHを垂直方向
に走査し、この過程で、“黒から白”へ変化
する位置からさらに“白から黒”へ変化する
位置を検出する。そしてその間の距離が設定
値SV以下のときはその間を黒点列で補間す
る。
以上の垂直方向の補間処理が全ての垂直走査線
について終了すると、水平方向及び垂直方向で分
離された黒マークシンボルがともに補間された補
間図形CPHVが形成される(図示せず)。
なお、水平方向及び垂直方向の各補間処理の順
序を逆にしても同じ結果が得られることは明らか
である。
第8図〜第10図は、本発明の1つの実施例を
示したものである。
第8図は、水平走査方向処理(第3図)、垂直
方向走査処理(第4図)、図形の合成1(第5図)
の三つの処理を行う部分のブロツク図である。セ
ンサ10は図示しない図形PO(第3図A)を走査
し、そのビデオ出力をA/D変換器11でA/D
変換した後、図示しない画像メモリに格納し、さ
らに白枠処理をすべく1まわり大きい第1画像メ
モリ12に格納する(第3図B、第4図B、なお
第1画像メモリ12は各図の画像メモリMに当
る)。
点接で囲まれたUHは水平走査方向処理ユニツ
ト、同じくUVは垂直走査方向処理ユニツトで、
その構成は水平走査方向処理ユニツトUHと同一
構成であり、その処理内容は水平方向と垂直方向
と走査方向が異なるのみで、実際の操作は共通す
るので、以下水平走査方向処理ユニツトUHにお
ける水平走査方向処理を、第3図の場合を例にと
つて説明する。
アドレス制御回路14は、第1画像メモリ12
を水平方向に1ラインづつ走査して図形POを読
み出す。
第1特異点抽出回路13は1ラインについて
“白から黒”に変化する特異点の座標(X1、X3
X5…)を検出して第1アドレスバツフア15に
格納する(第3図C,C′)。
第2特異点抽出回路16は、1ラインについて
“黒から白”に変化する特異点の座標(X2、X4
X6…)を検出して第2アドレスバツフア17に
格納する(第3図C,C′)。
第1差分回路18は、第1及び第2アドレスバ
ツフア15,17の座標の差すなわち(X2
X1)、(X4−X3)、(X6−X5)…を検出する(第3
図C′)。
第1比較回路19は、第1差分回路18からの
各差分値と設定値SVを比較し、第1アドレスバ
ツフア15に格納されている特異点アドレス中、
設定値SVより大きい差分値のアドレスを第3ア
ドレスバツフア20に格納する。例えば第3図
C′においては、座標X1、X3、X5の座標が格納さ
れる。
第1黒点除去回路21は、内部に1ライン分の
レジスタ(図示せず)を有し第1画像メモリ12
の1ライン分の出力を格納する。
したがつて第1画像メモリ12の1ライン分の
読み出し終了すると、第1アドレスバツフア15
には座標(X1、X3、X5…)の、アドレスが格納
され、第2アドレスバツフア17には座標(X2
X4、X6…)の、第3アドレスバツフア20には
座標(X1、X3、X5)の各アドレスが格納され、
また第1黒点除去回路21内のレジスタには1ラ
イン分の出力が格納される。
アドレス制御回路14が第1画像メモリ12の
次のラインに対する水平方向の走査を開始する
と、その出力は第1及び第2特異点抽出回路1
3,16と第1黒点除去回路21に順次供給され
て前述の処理を繰返す。それと同時に、第3アド
レスバツフア20のアドレス(X1、X3、X5…)
は順次読み出されて第2比較回路22に、第2ア
ドレスバツフア17のアドレス(X2、X4…)は
順次第3比較回路23に供給され、また第1黒点
除去回路21内のレジスタの内容は順次第2画像
メモリ24に格納される。
第2比較回路22は、アドレス制御回路14と
第3のアドレスバツフア20のアドレスが一致す
ると(X1、X3、X5…)、制御信号を出力して、
そのアドレス(X1、X3、X5…)以後の黒点列だ
けを第1黒点除去回路21から出力させる。
第3比較回路23はアドレス制御回路14と第
2アドレスバツフア17のアドレスが一致する
と、そのアドレス(X2、X4、X6…)以後は第1
黒点除去回路21からの黒点列の出力を次の第2
比較回路からの制御信号があるまで停止させる。
この結果、第3図C′において座標(X7〜X8)、
(X9〜X10)間のシンボルが除去され、座標(X1
〜X2)、(X3〜X4)、(X5〜X6)間のシンボルが第
2画像メモリ24に格納される。
したがつて、アドレス制御回路14により水平
方向の第2ラインの走査が終了すると、第1、第
2、第3の各アドレスバツフア15,17,20
には第2ラインにおけるそれぞれの特異点のアド
レスが、第1黒点除去回路21内のレジスタには
第2ラインの出力が、第2画像メモリ24には第
1ラインについて水平走査方向処理が施されたシ
ンボルがそれぞれ格納されている。
以下同様にして水平方向の各ラインについて順
次読み出し走査を行い、全水平ラインについて水
平走査方向処理が終了すると、第2画像メモリ2
4には第3図Dに示す水平シンボル図形PHが格
納される。
同様にして、垂直走査方向処理ユニツトUV内
では垂直走査方向処理が実行され、その第2画像
メモリ24′には第4図Dに示す垂直シンボル図
形PVが格納される。
第2画像メモリ24及び24′に格納された水
平シンボル図形PH及び垂直シンボル図形PVは
AND回路25に供給され、重ね合わされた両図
形のANDをとる図形の合成1が行われ、合成さ
れた第1合成図形CP1は第3画像メモリ26に格
納される(第5図)。
第9図は点マークシンボル除去処理(第6図)
を行う部分のブロツク図である。
辞書メモリ27には二次元ウインドウWD(第
6図C)が格納されている。照合回路28はアド
レス制御回路14によつて矩形状に読み出された
第3画像メモリ26の内容を辞典メモリ27の二
次元ウインドウWDで順次照合してゆき、二次元
ウインドウWDに抱含される孤立した図形すなわ
ち点マークシンボルか否かを判断する。
第2黒点除去回路29は照合回路28から点マ
ークシンボルであるとの通報を受け取ると、内部
のレジスタに格納してある第1合成図形CP1の中
のその点マークシンボルを黒から白にして第4画
像メモリ30に順次格納してゆく。
第3画像メモリ26の全空間にわたつて二次元
ウインドウWDの照合が終了すると、第4画像メ
モリ30には第1合成図形のCP1の中から点マー
クシンボルPM1〜PM3が除去された第2合成図
形CP3が格納される(第6図B)。
第10図は図形の合成2(第7図)を行う部分
のブロツク図である。図形の合成1では、“白か
ら黒”になつてから再び“黒から白”になる特異
点間の距離が設定値SNより小さいとき、その間
の黒点列を白にするのに対し、図形の合成2で
は、逆に“黒から白”になつてから“白から黒”
に変化する特異点間の距離が設定値SNより小さ
いときにその間の白点列を黒にする処理であるの
で、その処理内容は多くの部分で共通する。
すなわち、アドレス制御回路14によつて第4
画像メモリ30の水平方向の1ラインが読み出さ
れると、第3特異点抽出回路31は黒から白にな
る特異点の座標(X2、X4、X6…、第3図C′)を
抽出して第4アドレスバツフア32に格納する。
第4特異点抽出回路33は、白から黒になる特
異点の座標(X1、X3、X5…、第3図C′)を抽出
して第5アドレスバツフア34に格納する。
第2差分回路35は、第4及び第5アドレスバ
ツフア32,34の座標の差(X3−X2)、(X5
X4)、…を検出する。
第4比較回路36は、第2差分回路35からの
各差分値と設定値SVとを比較し、第4アドレス
バツフア32に格納されている特異点アドレス
中、設定値SVより小さい差分値のアドレスを第
6アドレスに格納する。第7図BではL2の左端
の座標が格納される。
黒点生成回路38は内部にレジスタ(図示せ
ず)を有し、第4画像メモリ30の1ライン分の
出力を格納する。
アドレス制御回路14が第4画像メモリ30の
次のラインに対する水平方向の走査を開始する
と、その出力は第3及び第4特異点抽出回路3
1,33と黒点生成回路38に順次供給されて前
述の処理を繰返す。それと同時に、第6及び第5
アドレスバツフア34,37のアドレスは順次読
み出されて、第5比較回路39及び第6比較回路
40にそれぞれ供給され、また黒点生成回路38
内のレジスタの内容は順次第5画像メモリ41に
格納される。
第5比較回路39は、アドレス制御回路14と
第6アドレスバツフア37のアドレスが一致する
と制御信号を出力して、黒点生成回路38から出
力されるそのアドレス以後の白点列を黒点列に変
換する。
第6比較回路40は、アドレス制御回路14と
第5アドレスバツフア34のアドレスが一致する
と制御信号を発して、黒点生成回路38における
第5比較回路39の制御信号による白点列を黒点
列に変換する操作を停止させ、もとの出形出力を
黒点生成回路から出力させる。なお、第5比較回
路39の制御信号が先行しない場合は、第6比較
回路40の制御信号は黒点生成回路38の動作に
何等作用を及ぼさない。
この結果、第7図Bの水平走査線LH,LH′に
おいてはL2間の白点列が黒点列に変換されて第
5画像メモリ41に格納される。
したがつて、アドレス制御回路14により第4
画像メモリ30の水平方向の第2ラインの読み出
し走査が終了すると、第4、第5、第6の各アド
レスバツフア32,34,37には第2ラインに
おけるそれぞれの特異点のアドレスが、黒点生成
回路38内のレジスタには第2ラインの出力が、
第5画像メモリ41には第1ラインについて図形
の合成2を施されたシンボルが格納される。
以下同様にして、水平方向の各ラインについて
順次読み出し走査を行い、全水平ラインについて
図形の合成2の処理が終了すると、第5画像メモ
リ41には第7図Cに示す水平方向補間図形
CPHが格納される。
このようにして得られた第5画像メモリ41の
水平方向補間図形CPHに対し、垂直方向補間処
理を実行すれば、垂直方向にも補間された補間図
形CPHVが得られるが、その装置の構成及び処
理動作は第10図と同様であるので説明は省略す
る。
なお、以上の補間処理操作において水平方向と
垂直方向の各補間処理順序を逆にしても同じ結果
が得られることは明らかである。
また得られた補間図形CPHVにおいて、例え
ば黒マークシンボルBM2,BM3,BM5の上端部、
BM5の下端部、BM3の左右端部は、それらの尖
頭部分が除去されたままの形状になつているが、
それらの部分は小さいので実際面では特に問題に
ならないし、設定値SVを小さくすることにより、
小さくすることができる。
(6) 発明の効果 本発明によれば、ネツトワーク、文字、白マー
クシンボル、黒マークシンボル等が多種類かつ多
数組合わされた図形の中から、水平方向び垂直方
向の読み出しという簡単な図形処理操作で所望の
黒マークシンボルを抽出することができる。した
がつて、処理時間も短かくてすみ、装置も簡単化
される。
例えば、手書きされた設計図面の中に存在する
種々の情報の中から、黒くぬられた所望の小さな
形状部分をシンボルとして抽出することができ
る。
この結果、シンボル形状の識別の簡略化、他情
報処理の簡略化が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の図形のセグメンテーシヨン方
式の対象となる図形例の説明図、第2図は本発明
の図形のセグメンテーシヨン方式によつて抽出さ
れる黒マークシンボル例の説明図、第3図は、本
発明の図形のセグメンテーシヨン方式における水
平方向走査処理の説明図、第4図は本発明の図形
のセグメンテーシヨン方式における垂直方向走査
処理の説明図、第5図は本発明の図形のセグメン
テーシヨン方式における図形の合成1の処理操作
の説明図、第6図は、本発明の図形のセグメンテ
ーシヨン方式における点マークシンボルの除去処
理の説明図、第7図は本発明の図形のセグメンテ
ーシヨン方式における図形の合成2の処理操作の
説明図、第8図は、本発明の図形のセグメンテー
シヨン方式における水平方向走査処理、垂直方向
走査処理、図形の合成1を行う実施例のブロツク
図、第9図は同じく点マークシンボル除去処理を
行う実施例のブロツク図、第10図は同じく図形
の合成2を行う実施例のブロツク図である。 図中、10はセンサ、11はA/D変換器、1
2は第1画像メモリ、13は第1特異点抽出回
路、14はアドレス制御回路、15は第1アドレ
スバツフア、16は第2特異点抽出回路、17は
第2アドレスバツフア、18は第1差分回路、1
9は第1比較回路、20は第3アドレスバツフ
ア、21は第1黒点除去回路、22は第2比較回
路、23は第3比較回路、24,24′は第2画
像メモリ、25はアンド回路、26は第3画像メ
モリ、27は辞典メモリ、28は照合回路、29
は第2黒点除去回路、30は第4画像メモリ、3
1は第3特異点抽出回路、32は第4アドレスバ
ツフア、33は第4特異点抽出回路、34は第5
アドレスバツフア、35は第2差分回路、36は
第4比較回路、37は第6アドレスバツフア、3
8は黒点生成回路、39は第5比較回路、40は
第6比較回路、41は第5画像メモリである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ネツトワーク、文字、白マークシンボル、黒
    マークシンボル等で構成された図形のなかから黒
    マークシンボルを抽出する図形のセグメント方式
    において、図形を水平及び垂直方向に走査し白信
    号から黒信号へ変化してから黒信号から白信号へ
    変化するまでの距離がネツトワーク、文字等の太
    さに基づく一定の幅より小さいときその区間の黒
    信号を白信号に変換して得られた図形の論理積を
    とつて第1合成図形を形成する第1合成図形形成
    手段と、その形成時に生ずる点マークを除去して
    第2合成図形を形成する第2合成図形形成手段
    と、第2合成図形を水平及び垂直方向に走査して
    黒信号から白信号へ変化してから白信号から黒信
    号へ変化するまでの距離がネツトワーク、文字、
    白マークシンボル等の太さに基づく一定の幅より
    小さい白信号の区間を黒信号に生成する補間手段
    とを有し図形のなかから黒マークシンボルを抽出
    するようにしたことを特徴とする図形のセグメン
    ト方式。
JP57231952A 1982-12-29 1982-12-29 図形のセグメント方式 Granted JPS59123961A (ja)

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JP2559359B2 (ja) * 1984-11-14 1996-12-04 株式会社日立製作所 画像の構造記憶方法及び画像登録装置

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