JPH04295980A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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JPH04295980A
JPH04295980A JP3060325A JP6032591A JPH04295980A JP H04295980 A JPH04295980 A JP H04295980A JP 3060325 A JP3060325 A JP 3060325A JP 6032591 A JP6032591 A JP 6032591A JP H04295980 A JPH04295980 A JP H04295980A
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JP
Japan
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circuit
pixel
clock
data
input
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JP3060325A
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English (en)
Inventor
Kikuo Mita
三田 喜久夫
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Eastman Kodak Japan Ltd
Original Assignee
Eastman Kodak Japan Ltd
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Publication date
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Priority to US07/822,231 priority patent/US5272545A/en
Publication of JPH04295980A publication Critical patent/JPH04295980A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/403Discrimination between the two tones in the picture signal of a two-tone original
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/409Edge or detail enhancement; Noise or error suppression

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  • Character Input (AREA)
  • Image Processing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文書読み取り装置に係わ
り、特に画像データの二値化に際し、原稿からその背景
の明るさに囚われることなく読み取り対象としての文字
、記号等を抽出する画像読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】データ入力の一手段としていわゆるイメ
ージスキャナといわれる画像読み取り装置が盛んに利用
されるに至っているが、これをさらに普及させるには、
図形や文字等の読み取りの高速性、正確性、及び経済性
がなお一層要求される。このためこのような装置では、
特別な分野での利用を除き、読み取った画像を二値化し
たうえで蓄積、伝送、及び印刷等を行うようになってい
る。
【0003】ところでこのような装置の読み取りの対象
となる原稿には様々なものがある。例えば、濃度の高い
有色用紙上に書かれた文字や、何度もコピーをした結果
、背景が汚れた原稿等、読み取り対象の文字、記号等以
外の余分な情報が存在するものも多い。このため、この
ような原稿を読み取りに際しては、単に画像をそのまま
読み取るのではなく、背景の明るさやノイズ情報に囚わ
れることなく目的の文字、記号等のみを正確に抽出する
必要がある。
【0004】このため通常は、各画素について、その明
るさとその周囲の平均の明るさとの差を求めて二値化し
、この二値化データをもって背景から抽出したパターン
とするようになっている。
【0005】このような方法において、従来、各画素の
周囲の平均の明るさはいわゆる「畳み込み積分」により
求められていた。すなわち、ある画素(以下、注目画素
と呼ぶ。)の周囲に位置する所定数の画素を選択し、こ
れらの画素のそれぞれについていわゆる窓関数と呼ばれ
る関数との積を求める。そして、これらの積を足し合わ
せて得られる値を注目画素の周囲の平均の明るさとして
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は、
注目画素の周囲に位置する所定数の個々の画素について
畳み込み積分を行い、周囲の平均の明るさを求めるよう
になっていたが、この畳み込み積分を狭い範囲の少数の
画素についてのみ行った場合には、図7(A)に示すよ
うに、背景ノイズが強調されてしまい、読み取り対象の
文字を背景から十分効果的に抽出することができない。
【0007】そこで、背景から文字等のパターンを効果
的に抽出するには、例えば40画素以上の比較的広範囲
の画素について畳み込み積分を行う必要があった。この
程度以上の画素について畳み込み積分を行った場合には
、例えば図7(B)に示すように、背景ノイズを抑え文
字パターンを強調することができる。
【0008】しかしながら、このためには、畳み込み積
分の対象となる画素数に応じた多くの乗算回路や加算回
路が必要となるため、回路構成が大規模かつ複雑になっ
てしまい、コストアップを招くと共に動作速度の高速化
が困難となる問題があった。従って、上記問題点を解決
しなければならないという課題がある。
【0009】この発明は、かかる課題を解決するために
なされたもので、広範囲の画素についての畳み込み積分
と等価の画像処理を比較的小規模の回路で高速に行い、
原稿上の文字や記号等を効果的に抽出することができる
画像読み取り装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る画像読み
取り装置は、(i) 原稿からの反射光若しくは透過光
を受光して電気信号に変換する撮像素子と、(ii)こ
の撮像素子で読み取られた一の画素の周囲の複数の画素
を所定数の画素グループに分割し、各画素グループごと
に明るさの平均値を算出する平均値算出手段と、(ii
i) 各画素グループをそれぞれ疑似的な画素単位とみ
なして、前記算出手段により算出された平均値を基に畳
み込み積分を行う畳み込み積分手段と、(iv)この畳
み込み積分手段の出力と前記一の画素の明るさとの差分
を算出する差分算出手段とを有するものである。
【0011】
【作用】この発明では、注目している画素の周囲の複数
の画素をいくつかのグループに分割して各グループごと
に平均の明るさを求め、これらの各グループを疑似的画
素とみなして畳み込み積分を行うことにより注目してい
る画素の周囲の平均の明るさを得る。そして、これを背
景の明るさとし、注目画素の明るさとの差を求めること
により、読み取り対象の文字等のパターンを抽出するこ
とができる。
【0012】
【実施例】以下、実施例につき本発明を詳細に説明する
。図1は、本発明の一実施例における画像読み取り装置
の要部を表わしたものである。この装置には光源12が
備えられ、矢印Sの方向に一定速度で移動する原稿11
を照明するようになっている。この光源12で照明され
た原稿11上の文字、記号等のパターンは、レンズや光
学フィルタ等からなる光学系13により集光され、所定
寸法の微細な多数の光検知素子からなる一次元撮像素子
14上に結像するようになっている。この一次元撮像素
子14の各光検知素子からは、各画素に対応して画素ク
ロック(VCLK)15に同期したアナログの画像信号
16が順次出力され、アナログディジタル(A/D)変
換器18に入力されるようになっている。ここでは、各
主走査ラインにおける画像信号16の出力は、矢印Mの
方向に行われるものとする。
【0013】画像クロック15は2分岐され、クロック
制御回路19及びまるめ回路21に入力される。また、
一次元撮像素子14からは各主走査ライン毎にライン同
期クロック22が出力され、クロック制御回路19に入
力されるようになっている。A/D変換器18の出力側
は2分岐され、まるめ回路21及び減算回路23に接続
されている。まるめ回路21の出力側は畳み込み積分回
路24を介して減算回路23に接続されている。
【0014】クロック制御回路19は、画像クロック1
5の4分の1の周波数の1/4画素クロック26をまる
め回路21に供給すると共に、この1/4画素クロック
26をさらに4ラインにつき1クロックに間引いた1/
16画素クロック27をまるめ回路21及び畳み込み積
分回路24に供給するようになっている。これらの各ク
ロックの波形については後に詳述する。
【0015】以上のような構成の画像読み取り装置の動
作を説明する。
【0016】光源12で照明された原稿11上のパター
ンが光学系13により集光され、一次元撮像素子14の
各光検知素子上に結像すると、これらの光検知素子は受
光した光の強度に応じた画像信号16を順次出力する。 そして、1ライン分の画像信号出力が終了するタイミン
グで、原稿11は矢印Sの方向に1ライン分移動する。 ここで1ライン分とは、一次元撮像素子14の読み取り
分解能に対応するものである。
【0017】次のラインについても、同様に、一次元撮
像素子の各光検知素子から原稿11の各画素に対応した
画像信号が順次出力される。以下同様にして、原稿11
上のすべてのパターンの読み取りが行われる。
【0018】一次元撮像素子14から出力された画像信
号16は、A/D変換器18によりディジタルの画像信
号28に変換され、減算回路23及びまるめ回路21に
入力される。
【0019】一方、クロック制御回路19は、一次元撮
像素子14から出力される画像クロック15とライン同
期クロック22を基に、1/4画素クロック26及び1
/16画素クロック27を生成する。
【0020】図2は、クロック制御回路19を詳細に表
わしたものである。この回路には、2つの4進カウンタ
31、32が備えられている。このうち第1の4進カウ
ンタ31は、図3(A)に示す画像クロック15をカウ
ントし、そのカウント値をアンド回路33に入力するよ
うになっている。また、4進カウンタ32は、ライン同
期クロック22をカウントしてそのカウント値をアンド
回路34に入力するようになっている。これらのアンド
回路には参照値“3”が入力されており、各4進カウン
タからのカウント値がこの参照値“3”となったとき、
ハイレベルの信号をアンド回路35、36のそれぞれ一
方の入力端子に入力する。
【0021】このうちアンド回路35の他の入力端子に
は画像クロック15が入力され、アンド回路36の他の
入力端子には、アンド回路35の出力が入力されるよう
になっている。
【0022】アンド回路35はアンド回路33の出力が
ハイレベルとなったときにゲートを開き、図3(B)に
示すように、周波数が画像クロック15の4分の1とな
った1/4画素クロック26を出力する。
【0023】一方、アンド回路36はアンド回路34の
出力がハイレベルとなったときにゲートを開き、同図(
C)に示すように、1/4画素クロック26をさらに4
ラインにつき1クロックに間引いた1/16画素クロッ
ク27を出力する。
【0024】このようにして作成された1/4画素クロ
ック26はまるめ回路21に入力され、1/16画素ク
ロック27はまるめ回路21及び畳み込み積分回路24
に入力される。
【0025】図4は、まるめ回路21を詳細に表わした
ものである。この回路は、各主走査ライン中における4
画素ごとの累積画素データを算出する4画素累積データ
算出部41と、この4画素累積データ算出部41で算出
された4画素累積データについてさらにその4ライン分
の累積値を算出する4ライン累積画素データ算出部42
から構成されている。
【0026】このうち、4画素累積データ算出部41に
は加算回路43が設けられ、その一方の入力端子にはA
/D変換器18(図1)でディジタル化された画像信号
28が入力されるようになっている。この加算回路43
の出力側は第1のレジスタ44を介して2分岐され、加
算回路43の他の入力端子、及び第2のレジスタ45の
入力端子に接続されている。第2のレジスタ45の出力
側は、後段の4ライン累積画素データ算出部42に接続
されている。
【0027】また、この4画素累積データ算出部41に
は、一次元撮像素子14(図1)及びクロック制御回路
19(図1、図2)から、それぞれ画像クロック15及
び1/4画素クロック26が入力され、各々第1のレジ
スタ44のクロック端子C、及び遅延回路(DLY)4
6に入力されるようになっている。このうちの1/4画
素クロック26は2分岐され、後段の4ライン累積画素
データ算出部42にも入力される。
【0028】遅延回路46の出力側は2分岐され、一方
はそのまま第2のレジスタ45のクロック端子Cに、他
方は遅延回路47を介して第1のレジスタ44のリセッ
ト端子Rに接続されている。
【0029】一方、4ライン累積画素データ算出部42
には加算回路51が備えられ、その一方の入力端子は4
画素累積データ算出部41の第2のレジスタ45の出力
側に接続されている。この加算回路51の出力側は第1
のラインメモリ52を介して2分岐され、加算回路51
の他の入力端子、及び第2のラインメモリ53へと接続
されている。第1のラインメモリ52のクロック端子C
には、4画素累積データ算出部41で2分岐された1/
4画素クロック26の一方が入力されるようになってい
る。今、一次元撮像素子14(図1)の1主走査の読み
取り画素数が4Nとすると、第1、第2のラインメモリ
にはその4分の1のN個の累積画素データが格納できる
ようになっている。
【0030】また、この4ライン累積画素データ算出部
42には、クロック制御回路19(図1、図2)から出
力される1/16画素クロック27が入力されるように
なっている。この1/16画素クロック27は2分岐さ
れ、遅延回路55及びN進カウンタ56に入力される。
【0031】このうち、遅延回路55の出力側は2分岐
され、第2のラインメモリ53のクロック端子Cとアン
ド回路58の一方の入力端子に接続されている。また、
N進カウンタ56の出力側はアンド回路57の一方の入
力端子に接続されている。このアンド回路57の他の入
力端子には参照値“N”が入力されており、N進カウン
タ56からの入力が参照値“N”と一致したとき、ハイ
レベルの信号を出力するようになっている。この信号は
アンド回路58の他の入力端子に入力され、さらにその
出力は遅延回路59を介して第1のラインメモリ52の
リセット端子Rに入力されるようになっている。
【0032】第2のラインメモリ53からは4ライン累
積画素データ63が出力されるようになっている。
【0033】以上のような構成のまるめ回路21の動作
を説明する。画像クロック15に同期してA/D変換器
18(図1)から入力された画像信号28(図3A)は
、加算回路43で第1のレジスタ44の出力48と加算
される。初期状態では、出力48は“0”であるので、
加算回路43に入力された画像信号28は、画像クロッ
ク15のタイミングでそのまま第1のレジスタ44にラ
ッチされる。
【0034】さて、画像クロック15の次のタイミング
で第2番目の画像信号28が入力されると、加算回路4
3はこれを第1のレジスタ44の出力48と加算する。 この加算結果は、画像クロック15のタイミングで第1
のレジスタ44にラッチされる。
【0035】以下同様にして、第3、第4番目の画像信
号28が累積加算され、第1のレジスタ44に格納され
る。
【0036】一方、クロック制御回路19から入力され
た、1/4画素クロック26(図3B)は、遅延回路4
6により所定時間遅延され第2のレジスタ45のクロッ
ク入力端子Cに入力される。このタイミングで、第2の
レジスタ45は、第1のレジスタ44に格納された4画
素分の画像信号の累計(以下、4画素累計データと呼ぶ
。)を読み出してラッチする。この後、遅延回路47で
さらに一定時間遅延され第1のレジスタ44のリセット
端子Rに入力されるクロックのタイミングで、第1のレ
ジスタ44の内容が初期状態にリセットされる。
【0037】図5は、一次元撮像素子14で読み取られ
る画素の配列を表わしたものである。この図で、○印は
各画素を示しており、主走査方向Mに順次読み取られる
と共に、これが副走査方向Sに繰り返されるようになっ
ている。このうち、例えば●印で示した4つの画素につ
いての画像信号の合計(X=0)が4画素累計データ算
出部41で算出され、第2のレジスタ45に格納され、
さらに4ライン累積画素データ算出部42へと出力され
る。以下、4画素ごとのグループについて同様の処理が
行われ、1ライン分(X=0〜N−1)につきN個の4
画素累計データが出力されることとなる。
【0038】さて、1/4画素クロック26のタイミン
グで4ライン累積画素データ算出部42の加算回路51
に入力された4画素累計データ61は、第1のラインメ
モリ52の出力62と加算される。初期状態では第1の
ラインメモリ52の各アドレス
〔0〕〜〔N−1〕の内
容は“0”になっているので、出力62も“0”となる
。これにより、加算回路51に入力された4画素累計デ
ータ61は、1/4画素クロック26のタイミングでそ
のまま第1のラインメモリ52の第1の格納アドレス〔
0〕に書き込まれる。
【0039】さて、次の1/4画素クロック26のタイ
ミングで第2番目の4画素累計データ61(図5;X=
1)が入力されると、加算回路51はこれを第1のライ
ンメモリ52の第2のアドレス〔1〕の値“0”に加算
する。
【0040】以下同様にして、第3番目〜第(N−1)
番目の4画素累計データ61が第1のラインメモリ52
の該当するアドレスに格納される。
【0041】同様にして次の主走査ラインについての4
画素累計データ61が順次入力され第1のラインメモリ
52のそれぞれ該当するアドレスに累積的に加算される
【0042】このようにして、第1ライン〜第4ライン
までの4ライン分の累積画素データが第1のラインメモ
リ52に格納されたとき、1/16画素クロック27(
図3C)が遅延回路55で一定時間遅延され、1/16
画素クロック27′として第2のラインメモリ53のク
ロック端子Cに入力される。これにより、第1のライン
メモリ52のアドレス
〔0〕の内容が、第2のラインメ
モリ53の対応アドレスに書き込まれる。この時書き込
まれる4ライン累積画素データは、図5の(X,Y)=
(0,0)の画素グループの16個の画素のデータの合
計値となる。
【0043】同様にして、図5の(X,Y)=(1,0
)〜(N−1,0)の各画素グループ内の16個の画素
データの合計値が、それぞれ、1/16画素クロック2
7′のタイミングで第2のラインメモリ53のアドレス
〔1〕〜〔N−1〕に順次格納される。そして、この格
納がすべて終了すると、遅延回路59から出力されるリ
セット信号により第1のラインメモリ52の内容はリセ
ットされ、次の(X,Y)=(0,1)の画素グループ
についての4ライン累積画素データの到来に備える。
【0044】このようにして第2のラインメモリ53に
格納されたN個の4ライン累積画素データは、図示しな
い除算回路において、グループ当たりの総画素数“16
”で除算され、畳み込み積分回路24に入力される。 ここで、“16”での除算は、4ライン累積画素データ
の下位4ビットを切り捨てることにより行われる。これ
により、図5におけるそれぞれ16個の画素グループご
との平均の画像データ(以下、16画素平均データと呼
ぶ。)が求められ、畳み込み積分回路24に入力される
こととなる。
【0045】図6は畳み込み積分回路24の一部を詳細
に表わしたものである。この回路には、5個のレジスタ
71〜75が直列に設けられている。これらのレジスタ
の各クロック端子には1/16画素クロック27が入力
されるようになっている。
【0046】各レジスタの出力側は、乗算回路76〜8
0のそれぞれ一方の入力端子にも接続されている。これ
らの乗算回路76〜80の他の入力端子には、窓関数と
呼ばれる数列データW0〜W4がそれぞれ入力されるよ
うになっている。この窓関数は、フィルタの伝達特性を
決定するものであり、目的に応じて最適値が設定される
【0047】これらの乗算回路のうち、乗算回路76及
び77の出力側は加算回路81に接続され、乗算回路7
8及び79の出力側は加算回路82に接続されている。 これらの加算回路81及び82の出力側は加算回路83
に接続され、さらにその出力側は加算回路84の一方の
入力端子に接続されている。この加算回路84の他の入
力端子は乗算回路80の出力側に接続されている。
【0048】この畳み込み積分回路24には、このよう
な回路が5組設けられている。
【0049】さて、1/16画素クロック27に同期し
、まるめ回路21の第2のラインメモリ53から16画
素平均データ63が順次入力されると、これは図示しな
いライン遅延バッファによりそれぞれ1ライン(N個分
)ずつ遅延され、5ライン分(図5;Y=0〜4)の1
6画素平均データとして、上記した5組の回路にそれぞ
れ入力される。これにより5ライン分(図5;Y=0〜
4)の16画素平均データについての畳み込み積分が行
われる。
【0050】各ラインについては、次のような畳み込み
積分が行われる。即ち、まるめ回路21から入力された
16画素平均データは、1/16画素クロック27に同
期してレジスタ71〜75へと順次シフトされる。これ
らのレジスタの出力は、乗算回路76〜80によりそれ
ぞれ窓関数の数列データW0〜W4と乗ぜられ、さらに
加算回路81〜84により、各積の総和87が求められ
る。
【0051】同様の処理が他の4組の回路でも行われる
。そして、これらの回路の出力はさらに図示しない加算
回路で相互に加算されたのち、図示しない乗算回路で所
定の係数を乗ぜられて出力され、周辺画素の平均の明る
さを示すデータ85として減算回路23(図1)に入力
される。このデータ85は、図5の太線で囲った領域8
6内の400画素を25個の擬似画素とみなして畳み込
み積分を行った結果として得られたデータである。
【0052】減算回路23では、このデータ85と、A
/D変換器18から直接入力される画像信号28との差
が求められる。そして、この差が一定以上の場合に、そ
の注目画素が文字・記号等のパターンの1部をなすもの
であると判定され、以下所定の処理が行われることとな
る。
【0053】第7図(C)は、本実施例の画像読み取り
装置により原稿を読み取った結果の一例を表わしたもの
である。この図に示すように、本実施例によれば図7(
B)に示した結果とほぼ同等若しくはそれ以上の品質の
読み取り画像を得ることができる。ただし、図7(B)
は40個以上の画素についての畳み込み積分を行ったも
のであるが、図7(C)は、図5に示した25個の画素
グループのそれぞれを模擬的な画素とみなして畳み込み
積分を行ったものである。しかも、これら25個の模擬
画素には400個の画素が含まれている。従って、実質
上、より広範囲に渡って背景の明るさの情報を得ること
ができるため、背景ノイズがより良く抑えられている。
【0054】なお、本実施例では、まるめ回路21にお
いて、図5の各画素グループ内の16個の画素の合計を
求めてからその平均値を求めることとしたが、各主走査
ラインで4画素ごとに4画素累計データを算出した時点
でこのデータの下位2ビットを切り捨て、4画素当たり
の平均値を求めてから、これをさらに4主走査ライン分
合計し、この合計値の下位2ビットを切り捨てて16画
素当たりの平均値を算出するようにしてもよい。
【0055】また、本実施例では、1つの注目画素につ
いて、16個の画素グループごとの平均の明るさを示す
画像データを、X、Y方向共に5個ずつ抽出し(図5)
、都合25個のデータについて畳み込み積分を行うこと
としたが、これに限ることはなく、例えばX,Y方向共
に2個ずつ抽出し、都合4個のデータについて畳み込み
積分を行うようにしてもよい。この場合には、畳み込み
積分回路が更に簡単になり、注目画素の周囲の64(=
16×4)個の画素データについての平均の明るさが求
まることになる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、注
目している画素の周囲の複数の画素をいくつかのグルー
プに分割し、各グループを疑似的画素とみなして畳み込
み積分を行うこととしたので、畳み込み積分の対象とな
る画素の数を少なくすることができる。このため、より
小規模の回路構成で文字等のパターンを効果的に背景か
ら抽出することができ、コストを抑えることができると
共に、速度の高速化を図ることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における画像読み取り装置を
示すブロック図である。
【図2】この画像読み取り装置におけるクロック制御回
路を詳細に示すブロック図である。
【図3】このクロック制御回路における各種クロックを
示すタイミング図である。
【図4】この画像読み取り装置におけるまるめ回路を詳
細に示すブロック図である。
【図5】原稿から読み取られる画素の配置を示す説明図
である。
【図6】この画像読み取り装置における畳み込み積分回
路の要部を詳細に示すブロック図である。
【図7】各種の方法で原稿の読み取りを行った結果を示
す説明図である。
【符号の説明】
11  原稿 12  光源 13  光学系 14  一次元撮像素子 15  画素クロック 16  画像信号 18  アナログディジタル変換器 19  クロック制御回路 21  まるめ回路 22  ライン同期信号 23  減算回路 24  畳み込み積分回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿からの反射光若しくは透過光を受光し
    て電気信号に変換する撮像素子と、この撮像素子で読み
    取られた一の画素の周囲の複数の画素を所定数の画素グ
    ループに分割し、各画素グループごとに明るさの平均値
    を算出する平均値算出手段と、前記各画素グループをそ
    れぞれ疑似的な画素単位とみなして、前記算出手段によ
    り算出された平均値を基に畳み込み積分を行う畳み込み
    積分手段と、この畳み込み積分手段の出力と前記一の画
    素の明るさとの差分を算出する差分算出手段とを具備す
    ることを特徴とする画像読み取り装置。
JP3060325A 1991-03-25 1991-03-25 画像読み取り装置 Pending JPH04295980A (ja)

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