JPH0142917Y2 - - Google Patents

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JPH0142917Y2
JPH0142917Y2 JP1983177089U JP17708983U JPH0142917Y2 JP H0142917 Y2 JPH0142917 Y2 JP H0142917Y2 JP 1983177089 U JP1983177089 U JP 1983177089U JP 17708983 U JP17708983 U JP 17708983U JP H0142917 Y2 JPH0142917 Y2 JP H0142917Y2
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【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は短絡電流あるいは過負荷電流などの過
電流が流れた際に回路を遮断保護する回路遮断器
に関する。
背景技術 従来からアーク消弧装置を有する補助器を遮断
器本体に接続して、アークの消弧機能をより一層
高めている。このような従来からの補助器では対
向電極間に生じる電磁反発力によつて開極してい
る。しかしながらこのような先行技術では比較的
低電流域の遮断時には限流性能が極端に低下する
という問題がある。
目 的 本考案の目的は、上述の技術的課題を解決し、
比較的低電流域の遮断時にも高い限流性能を発揮
する回路遮断器を提供することである。
考案の構成 本考案は、開閉接点部4、アークを消弧するた
めの消弧装置3、接点引外し部5などから成る遮
断器本体1と、 前記遮断器本体に電気的に直列に接続される補
助器2とを含む回路遮断器において、 前記補助器2は、 (a) 補助器本体40と、 (b) 固定接触子22であつて、 (b1) 遮断器本体1の端子23に接続される
端子部22aと、 (b2) その端子部22aから直角に屈曲して
延びる垂直部22bと、 (b3) 垂直部22bから直角に端子部22a
とは反対側に延びる延在部22cとを有し、 (b4) 全体の形状が大略的にS字状であり、
補助器本体40に設けられる、そのような固定
接触子22と、 (c) 垂直部22bの端子部22a寄りで、端子部
22aとは反対側に固定される固定接点20
と、 (d) 固定接点20に対向する可動接点21と、 (e) 可動接点21が一端部に固定され、他端部が
垂直部22bに関して延在部22cとは反対側
で補助器本体40に、固定接触子22の幅方向
に平行な支軸26によつて角変位可能に支持さ
れ、この角変位によつて可動接点21が固定接
点20に当接・離反する可動接触子25と、 (f) 可動接触子25の前記一端部を前記他端部と
の間の部分に連結され、補助器本体40との間
で可動接触子25を、可動接点21が固定接点
20に当接する方向にばね付勢するばね27
と、 (g) 垂直部22bから間隔をあけて延在部22c
上に設けられ、複数のグリツドを有し、可動接
点21と固定接点20との間で発生するアーク
を消弧する消弧グリツドブロツク24と、 (h) 消弧グリツドブロツク24の上部に備えられ
る電磁ソレノイド29であつて、 (h1) 可動接触子25のばね27の連結位置
と可動接点21との間の部分で挿通して、先端
が抜け止めされており、延在部22cとほぼ平
行に延びるプランジヤ32と、 (h2) プランジヤ32の基端部を外囲し、一
端が可撓導体35を介して可動接触子25の前
記他端部付近に接続され、負荷電流が流れるコ
イル30とを有する、そのような電磁ソレノイ
ド29とを含むことを特徴とする回路遮断器で
ある。
実施例 図面は、本考案の一実施例の回路遮断器の簡略
化した断面図である。この回路遮断器は遮断器本
体1と遮断器本体1に接続される補助器2とを含
む。遮断器本体1は過電流時に発生するアークを
消弧するための消弧装置3や開閉接点部4や接点
引外し部5などから構成される。消弧装置3は一
定間隔をあけて積層されるグリツド6を含む。開
閉接点部4は固定接点7と可動接点8とを含む。
固定接点7は固定接点板9に固定的に設けられ、
可動接点8は可動接点板10に固定的に設けられ
る。可動接点板10は、機械的な構成を有する接
点引外し部5によつて駆動され、固定接点7およ
び可動接点8の接触状態が開極あるいは閉極のい
ずれか一方の状態に保持される。過電流時には電
磁コイル11が励磁されてプランジヤ12が動作
し接点7,8が開極する。このとき接点7,8間
に発生するアークは走行板13を介して消弧装置
3によつて消弧される。
このような遮断器本体1に補助器2が直列に接
続される。この補助器2には、固定接点20と可
動接点21とが設けられる。固定接点20は固定
接触子22に固定される。この固定接触子は略S
字状に曲成されており、その一端は遮断器本体1
の端子23に接続され、他端は消弧グリツドブロ
ツク24の最下段のグリツドに接続される。可動
接点21は可動接触子25に固定される。この可
動接触子25は支軸26のまわりに角変位可能に
支持される。また可動接触子25にはコイルばね
27の一端が固定され、ばね27の他端は補助器
本体に固定される。そのため、可動接触子25
は、ばね27のばね力によつて矢符28方向に付
勢されている。
消弧装置としてのグリツドブロツク24の上部
には電磁ソレノイド29が備えられる。電磁ソレ
ノイド29はコイル30とプランジヤ31とを含
む。プランジヤ31は可動接触子25に形成され
た挿通孔32を挿通しており、先端は挿通孔32
の径よりも大である径を有する強制引外し部33
が形成されている。コイル30はその一端がアー
クをグリツドブロツク24に導くためのアーク走
行板34および可撓導体35の一端に接続され、
他端が端子36に接続される。可撓導体35の他
端は可動接触子25の上端部付近に接続される。
固定接触子22は、補助器本体40に設けられ
ている。この固定接触子22は、遮断器本体1の
端子23に接続される端子部22aと、その端子
部22aから直角に屈曲して延びる垂直部22b
と、垂直部22bから直角に端子部22aとは反
対側に延びる延在部22cとを有する。固定接点
20は、垂直部22bの端子部22a寄りで、端
子部22aとは反対側(図面の左方)に固定され
る。可動接触子25の一端部には、可動接点21
が固定されている。この可動接触子25の他端部
は、垂直部22bに関して延在部22cとは反対
側(図面の上方)で補助器本体40に、固定接触
子22の幅方向(図面の紙面に垂直方向)に平行
な支軸26によつて、角変位可能に支持される。
ばね27は、可動接触子25の前記一端部と前
記他端部との間の部分に連結される。
消弧グリツドブロツク24は、垂直部22bか
ら図面の左方に間隔をあけて、延在部22c上に
設けられる。この消弧グリツドブロツク24は、
複数のグリツドを有する。
電磁ソレノイド29のプランジヤ32は、図面
から明らかなように、可動接触子25のばね27
の連結位置と可動接点21との間の部分で挿通し
て、先端が抜け止め部33によつて抜け止めされ
ており、延在部22cとほぼ平行に、図面の左右
方向に延びる。電磁ソレノイド29のコイル30
は、プランジヤ32の基端部を外囲し、このコイ
ル30は後述のように負荷電流が流れる。
次にこのような構成を有する補助器の動作を説
明する。端子23,36間に過電流が流れると、
コイル30が励磁され、そのためプランジヤ31
がコイルばね27のばね力に抗して縮退する。こ
れによつて可動接触子25が支軸26のまわりに
矢符28方向とは逆方向に回動され、その結果仮
想線で示されるように可動接点21と固定接点2
0とが開極する。この可動接点21と固定接点2
0との開極状態によつてアークが発生する。この
アークは、可動接点21から可撓導体35、走行
板34を介してグリツドブロツク24内に導か
れ、分割消弧される。
電流が遮断されると、コイル30が消磁されて
プランジヤの吸着力が解除され、コイルばね27
のばね力によつて可動接触子25が支軸26のま
わりに矢符28方向に回動されて可動接点21が
固定接点20に再び接触し元の状態に復帰する。
効 果 以上のように本考案によれば、補助器を強制引
外しプランジヤ方式にしたので、比較的低電流領
域でも高い限流性能を得ることができる。
特に本考案によれば、固定接触子22は、端子
部22aによつて遮断器本体1の端子23に接続
されるように構成されるので、その遮断器本体1
に補助器2を取付けないようにすることも可能で
あり、用途が拡大する。
この固定接触子22は、端子部22aと、垂直
部22bと、延在部22cとを有し、全体の形状
が大略的にS字状であり、固定接点20は垂直部
22bの端子部22a寄りで、端子部22aとは
反対側に固定されており、消弧グリツドブロツク
24は垂直部22bから間隔をあけて延在部22
c上に設けられ、可動接点21と固定接点20と
の間で発生するアークを消弧するように複数のグ
リツドを有して構成されているので、アークが飛
ぶ空間が形成され、また、アークが不所望に移動
することなく、円滑で確実な消弧を行うことがで
きる。
しかも本考案では、ばね27は可動接触子25
の可動接点21が固定されている一端部と、支軸
26によつて角変位可能に支持される他端部との
間の部分に連結されており、電磁ソレノイド29
のプランジヤ32は、可動接触子25のばね27
の連結位置と可動接点21との間の部分で挿通し
て、先端が抜け止めされており、換言すると、プ
ランジヤ32は支軸26とばね27との連結位置
よりも支軸26から遠ざかつた位置で可動接触子
25に挿通して設けられるので、コイル30に流
れる負荷電流によるわずかな電磁力で、可動接点
21を固定接点20から離反変位することができ
る。このようにして、上述のように比較的低電流
領域における高い限流性能を得ることができるの
である。このことは本考案の優れた効果の1つで
ある。
さらにまた本考案によれば、電磁ソレノイド2
9は、消弧グリツドブロツク24の上部に備えら
れ、プランジヤ32は延在部22cとほぼ平行に
延びており、そのため接点20,21から発生す
るアークが消弧グリツドブロツク24によつて消
弧される動作を何ら妨げられることはないので、
そのアークの消弧を円滑かつ確実に行うことがで
きる。
さらにまた本考案によれば、コイル30の一端
は可撓導体35に接続され、この可撓導体35は
可動接触子25の支軸26によつて支持されてい
る前記他端部付近に接続されるので、その可撓導
体35が可動接触子25の角変位に支障をきたす
ことはなく、可動接触子25の円滑な角変位が可
能であり、そのため前述のように、わずかな電磁
力で可動接触子25を角変位駆動することがで
き、このことによつてもまた比較的低電流領域で
も高い限流性能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例の回路遮断器の簡略化
した断面図である。 1……遮断器本体、2……補助器、3……消弧
装置、4……開閉接点部、5……接点引外し部、
22……固定接触子、24……グリツドブロツ
ク、25……可動接触子、27……ばね、29…
…電磁ソレノイド、30……コイル、31……プ
ランジヤ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 開閉接点部4、アークを消弧するための消弧装
    置3、接点引外し部5などから成る遮断器本体1
    と、 前記遮断器本体に電気的に直列に接続される補
    助器2とを含む回路遮断器において、 前記補助器2は、 (a) 補助器本体40と、 (b) 固定接触子22であつて、 (b1) 遮断器本体1の端子23に接続される
    端子部22aと、 (b2) その端子部22aから直角に屈曲して
    延びる垂直部22bと、 (b3) 垂直部22bから直角に端子部22a
    とは反対側に延びる延在部22cとを有し、 (b4) 全体の形状が大略的にS字状であり、
    補助器本体40に設けられる、そのような固定
    接触子22と、 (c) 垂直部22bの端子部22a寄りで、端子部
    22aとは反対側に固定される固定接点20
    と、 (d) 固定接点20に対向する可動接点21と、 (e) 可動接点21が一端部に固定され、他端部が
    垂直部22bに関して延在部22cとは反対側
    で補助器本体40に、固定接触子22の幅方向
    に平行な支軸26によつて角変位可能に支持さ
    れ、この角変位によつて可動接点21が固定接
    点20に当接・離反する可動接触子25と、 (f) 可動接触子25の前記一端部を前記他端部と
    の間の部分に連結され、補助器本体40との間
    で可動接触子25を、可動接点21が固定接点
    20に当接する方向にばね付勢するばね27
    と、 (g) 垂直部22bから間隔をあけて延在部22c
    上に設けられ、複数のグリツドを有し、可動接
    点21と固定接点20との間で発生するアーク
    を消弧する消弧グリツドブロツク24と、 (h) 消弧グリツドブロツク24の上部に備えられ
    る電磁ソレノイド29であつて、 (h1) 可動接触子25のばね27の連結位置
    と可動接点21との間の部分で挿通して、先端
    が抜け止めされており、延在部22cとほぼ平
    行に延びるプランジヤ32と、 (h2) プランジヤ32の基端部を外囲し、一
    端が可撓導体35を介して可動接触子25の前
    記他端部付近に接続され、負荷電流が流れるコ
    イル30とを有する、そのような電磁ソレノイ
    ド29とを含むことを特徴とする回路遮断器。
JP17708983U 1983-11-15 1983-11-15 回路遮断器 Granted JPS6087147U (ja)

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JP17708983U JPS6087147U (ja) 1983-11-15 1983-11-15 回路遮断器

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JPS6087147U JPS6087147U (ja) 1985-06-15
JPH0142917Y2 true JPH0142917Y2 (ja) 1989-12-14

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4731464U (ja) * 1971-04-20 1972-12-08

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS541585Y2 (ja) * 1974-06-10 1979-01-24

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4731464U (ja) * 1971-04-20 1972-12-08

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JPS6087147U (ja) 1985-06-15

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