JPH0142045B2 - - Google Patents

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JPH0142045B2
JPH0142045B2 JP57020987A JP2098782A JPH0142045B2 JP H0142045 B2 JPH0142045 B2 JP H0142045B2 JP 57020987 A JP57020987 A JP 57020987A JP 2098782 A JP2098782 A JP 2098782A JP H0142045 B2 JPH0142045 B2 JP H0142045B2
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JP57020987A
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JPS58139327A (ja
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Seisuke Hirakuri
Taku Uchiumi
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Publication of JPS58139327A publication Critical patent/JPS58139327A/ja
Publication of JPH0142045B2 publication Critical patent/JPH0142045B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/22Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor for reducing distortions

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高密度記録が可能なヘツドムービング
機構を有する記録再生方式に係り、トラツキング
エラーとして得た制御信号によりヘツドムービン
グ機構を制御して複数個のヘツドを駆動制御し、
ある時点から制御を、その直前の制御信号で制御
し続けるようにして複数個のヘツドの高さ位置を
自動的に駆動制御して記録又は再生を行ない得る
高密度記録が可能な記録再生方式を提供すること
を目的とする。
従来のヘリカルスキヤン方式の磁気記録再生装
置(以下「VTR」という)では、テープ走行系
の機構のばらつき等によつて記録トラツクにその
VTRに固有の曲りが生じており、そのため異な
るVTRで記録された磁気テープを別のVTRで再
生する互換再生時には最良のトラツキング状態が
得られないことがあつた。
また、テープ走行速度を録時と異ならせて再生
を行なう特殊再生時には上記互換再生時は勿論の
こと、記録時と同一のVTRで再生する所謂自己
録再の場合であつても、ヘツドは記録時と異なる
ヘツド走査軌跡を描くため、記録トラツク上を正
確に走査することができず、再生画面にノイズが
発生することがしばしばあつた。
そのため、従来よりヘツドを記録トラツクの長
手方向に対して直角の方向(すなわち、トラツク
幅方向)に、例えば圧電素子(piezoelectric
element)の2枚を3枚の電極でサンドイツチ状
にはさんだ所謂バイモルフ(bimorph)板を有す
るヘツドムービング機構によりヘツドをトラツク
ずれが無くなるように移動して、より精度の高い
トラツキング制御を行なう方式があつた。
ここで、上記の精度の高いトラツキング制御を
行なうためには、前提条件として記録トラツクの
トラツクピツチが一定に記録されることがまず必
要である。トラツクピツチが一定に記録されてい
ないと、特にトラツクピツチを狭小にしてガード
バンド無くトラツクを記録形成する場合には、相
隣るトラツクの一方が他方に重畳して記録された
り、あるいは反対に、トラツク間にガードバンド
部が形成されてしまうからである。
また、特にこのことはヘツドムービング機構を
有するVTRに要求される。ヘツドムービング機
構を有しないVTRは、ヘツドが回転体に高さ位
置が一定となるように高精度で堅固に取付固定さ
れており、記録モード時にヘツドがトラツク幅方
向に微小変位することはないのに対し、ヘツドム
ービング機構を有するVTRでは、ヘツドムービ
ング機構の圧電素子が温度変化、外力等の不安定
要素により変位してトラツク幅方向に微小変位し
やすい構造になつている。
従つて、記録モード時にはトラツクピツチを一
定にして記録するように、例えば2ヘツドVTR
では、2つの相対高さ位置を揃えて記録する必要
があり、よつて記録モード時においては前記ヘツ
ドムービング機構が2つのヘツドの相対高さ位置
が揃つた所で静止するように制御し続ける必要が
ある。
そこで、従来は第1図乃至第3図と共に以下に
説明する方法で上記の要求を満たしていた。第1
図は従来の記録再生方式の一例のトラツクパター
ンを示す。同図中、1はテープ幅A(例えば、
12.7mm)の磁気テープ(カセツトテープ)で、記
録モード時には図中、右方向へ走行せしめられて
その下半分にビデオ幅W1(例えば、4.69mm)、ビ
デオ全幅B1(例えば、4.85mm)でテープ長手方向
に対して傾斜したビデオトラツク2aが互いにア
ジマス角度の異なるギヤツプの2つのヘツドによ
り交互に記録形成される。また、これと同時に、
テープ長手方向に沿つてオーデイオトラツク幅
R1(例えば、0.65mm)のオーデイオトラツク3a
およびキユートラツク4aが記録形成される。上
記の記録が終了すると、つぎに磁気テープが上下
反転されて図中、右方向へ走行せしめられてその
下半分に上記と同様にして記録が行なわれ、その
結果ビデオ幅W2(=W1)、ビデオ全幅B2(=B1
のビデオトラツク2bと、オーデイオトラツク幅
R2(=R1)のオーデイオトラツク3bとキユート
ラツク4bとが夫々記録形成される。
第2図はヘツドドラム5に対する磁気テープ1
の巻付角度を図示してあり、186゜の角度範囲に亘
つて磁気テープ1が巻付けられてビデオトラツク
2a,2bが記録形成される。
ここで、ビデオトラツク2a又は2bは、第3
図に示す如く、第1のヘツドにより記録形成され
たトラツクta1,ta2,ta3,…と第2のヘツドによ
り記録形成されたトラツクtb1,tb2,tb3,…とが
夫々交互にガードバンド無く密接してトラツクピ
ツチ22.5μm程度で形成されたものであり、また
ta1,tb1,ta2,tb2,ta3,tb3…の順序で記録形成
される各トラツクには複合映像信号と共に4種類
の再生時用トラツクずれ検出のパイロツト信号1
(=102.187KHz)、2(=116.786KHz)、4(=
163.500KHz)、3(=148.637KHz)、12が1本
のトラツクでは連続して、かつ、1本のトラツク
毎に切換えられて記録されている。
更にta1,tb1,ta2,tb2,ta3,tb3…の各トラツ
クには、トラツクの最初から15H(Hは水平走査
期間、以下同じ)後の1.5H期間に記録モード時
のトラツクずれ検出用パイロツト信号5(=
222.950KHz)が挿入記録される。更に、各トラ
ツクの水平同期信号記録位置はトラツクの幅方向
に整列して記録されており(H並び記録されてお
り)、或るトラツクの記録開始位置はつぎのトラ
ツクの記録開始位置より1.5H後の所に位置する
(所謂Hずれ数1.5H)トラツクパターンが記録形
成される。しかして、上記の記録モード時には、
上記パイロツト信号5を記録した後の1.5H期間
は再生モードとされて隣接トラツク(例えば、ト
ラツクta2記録時にはトラツクtb1)のパイロツト
信号5をクロストークとして再生し、しかる後に
再び複合映像信号及び14のうちの一つの再生
時用トラツクずれ検出用パイロツト信号の記録が
行なわれる。第1のヘツドによりクロストークと
して再生された上記パイロツト信号5と、つぎの
トラツクを記録する第2のヘツドによりクロスト
ークとして再生された上記パイロツト信号5の各
レベルを比較し、前記ヘツドムービング機構を制
御して第1及び第2のヘツドの高さ位置を夫々一
定値に揃える。
しかし、かかる従来の方式においては、所定の
間隔、例えば1フイールドごとの決つた位置に絶
えず記録されない期間ができてしまい、この期間
の記録信号の欠落が再生時の垂直同期のがたつき
や、編集時の妨害や、ドロツプアウトの原因にな
つたりするという欠点があつた。
また、ヘツドムービング機構の圧電素子はヒス
テリシス特性をもち、さらにまた、圧電素子は温
度変化、外力等によりトラツク幅方向に微小変位
してしまうという欠点があつた。
本発明は上記の諸欠点をことごとく除去したも
のであり、第4図以下の図面と共にその実施例に
ついて説明する。
第4図は本発明方式によるトラツクパターンの
実施例を示す。矢印T,Hは夫々テープ及びヘツ
ドの走行方向を示す。同図中、ta1′,ta2′,ta3′…
は第1のヘツドにより記録されたトラツクで、
tb1′,tb2′…は第1のヘツドとはアジマス角度の
異なるギヤツプを有する第2のヘツドで記録され
たトラツクで、ta1′,tb1′,ta2′,tb2′,ta3′…
の順
序でガードバンド無く密接して連続して記録形成
される。各トラツクta1′,tb2′,ta2′,tb2′,ta3
′…
はHずれ数0.5Hで記録形成されている。また、
各トラツクta1′,tb1′,ta2′,tb2′,ta3′…には
、そ
の記録開始点より一定期間Tの所から記録モード
時のトラツクずれ検出用パイロツト信号が例え
ば、1H期間程度記録される。このパイロツト信
号記録区間は第4図において梨地を付した区間で
示される。
また、第1のヘツドがトラツクta1′,ta2′,
ta3′…を記録している途中で、その直前に第2の
ヘツドで記録されたトラツクの上記パイロツト信
号記録区間の隣りを走査する期間中のみ、第1の
ヘツドは一時的に再生モードとされて隣接トラツ
クの既記録パイロツト信号をクロストーク信号と
して再生する。同様に第2のヘツドがトラツク
tb1′,tb2′…を記録している途中でも、その直前
に第1のヘツドが記録したトラツクta1′,ta2′…
のパイロツト信号記録区間の隣りを走査する期間
中のみ、第2のヘツドは一時的に再生モードとさ
れて隣接トラツクの既記録パイロツト信号をクロ
ストーク信号として再生する。このパイロツト信
号再生区間は第4図において平行線を付した区間
(PB)で示される。
上記のパイロツト信号は隣接トラツクからクロ
ストークとしてよく再生されるようにアジマス損
失効果の少ない単一の低周波数信号とし、また記
録用映像信号と再生時に周波数分離できる周波数
に選定されることが望ましい。
つぎに本発明方式の信号処理系につき第5図及
び第6図と共に説明する。第5図は本発明方式の
信号処理系の一実施例のブロツク系統図を示した
ものである。記録モード時の動作につき説明する
に、記録されるべき複合映像信号は入力端子8よ
り記録処理回路9に供給され、ここで磁気記録に
適した所定の信号形態に、例えばクロマを低域に
変換しFMされた揮度信号に重畳された後、混合
器10に供給され、ここでパイロツト信号発生器
13よりの一定振幅のパイロツト信号と混合され
る。
このパイロツト信号はつぎのようにして生成さ
れる。この記録トラツキング用パイロツト周波数
pは、従来はクロマ信号を低域変換しFMされた
揮度信号と重畳して記録する所謂カラー低域変換
記録信号の低域変換されたクロマ信号と共有する
帯域を持つため分離して再生し制御信号として精
度よく使用することは困難であつたので、本発明
方式では低域変換されたクロマ信号の帯域よりパ
イロツト周波数pを低くするか(例えば、p=
100KHz)、あるいは低域変換されたクロマ信号の
帯域とFMされた揮度信号の帯域の中間にある周
波数としてパイロツト周波数p(例えば、p=
1.2MHz)を選定するかして、上記いずれの場合
もパイロツト信号と記録されるテレビジヨン情報
信号とが共有周波数帯域をもたないように配慮し
ている。
あるいは、ブランキング期間はクロマ信号がな
いから、サイドバンドが狭く帯域フイルター
(BPF)の帯域を広くできるのでパイロツト信号
をブランキング期間に記録してもよい。更にパイ
ロツト信号近傍のクロマ信号のみレベルを他の領
域のクロマ信号レベルよりレベルを小さくして記
録するようにして、これにより再生分離をさらに
しやすくしてもよい。これらにより周波数におい
ても、レベルにおいても、パイロツト信号のクロ
ストーク成分のみを他の記録されるテレビジヨン
信号等の情報信号とはつきり区別して分離再生し
やすくすることができる。
さらにまた、パイロツト信号の再生クロストー
ク信号はパイロツト記録信号の周波数が高くなる
につれより小さく再生されるので、パイロツト信
号pを高くする場合にはヘツド幅をトラツクピ
ツチ以上としてクロストーク信号を少しでも再生
しやすくしている。
公知の方法により生成された第6図Aに示す如
きドラム1回転周期のドラムパルスaは第5図の
入力端子11よりプロセツサー12に供給され、
ここで同図Bに示すパルス列bと、同図Cに示す
パルス列cとに夫々変換される。
上記パルス列bは第6図Bに示す如く、ドラム
パルスaの立上り時点から前記期間T後に立上る
パルスb1と、ドラムパルスaの立下り時点から前
記期間T経過後に立上るパルスb2とよりなり、パ
ルスb1及びb2はいずれもパルス幅が1H程度であ
る。また、上記パルス列cは第6図Cに示す如
く、ドラムパルスaの立上り時点から(T+1H)
程度の期間経過時に立上るパルスc1と、ドラムパ
ルスaの立下り時点より(T+1H)程度の期間
経過時に立上るパルスc2とよりなり、これらのパ
ルスc1及びc2はいずれもパルス幅が1H程度に選
定されている。
上記のパルス列bはパイロツト信号発生器13
に供給され、これよりそのハイレベルのパルス
b1,b2の期間のみ単一周波数pのパイロツト信号
を第6図Dにdで示す如く発生させる。
このパイロツト信号dは混合器10で前記した
如く所定の信号形態に変換された記録用映像信号
と混合された後、記録増幅器14で増幅されスイ
ツチ回路15に供給される。スイツチ回路15は
プロセツサー12より前記パルス列cがスイツチ
ングパルスとして供給され、そのローレベル期間
は記録増幅器14の出力信号を通過させ、そのハ
イレベル期間(パルスc1,c2入来期間)のみ記録
増幅器14の出力信号を遮断するよう構成されて
いる。
このスイツチ回路15を通過した記録用映像信
号及びパイロツト信号は例えば、ロータリトラン
スを介してヘツドムービング機構のヘツド16
(実際には第9図の如く2個あり、それが1フイ
ールド分ずつ交互に記録する)に供給され、これ
により磁気テープ(図示せず)上に記録される。
これにより、前記した第4図に示す如きトラツク
パターンが磁気テープ上に記録形成される。
一方、前記パルス列cはスイツチ回路17にも
スイツチングパルスとして供給され、スイツチ回
路17をそのローレベル期間は入力信号遮断状態
とし、ハイレベル期間(パルスc1,c2入来期間)
のみ入力信号を通過させるように制御する。
しかして、前記したようにパルスc1及びc2の入
来する期間はスイツチ回路15は入力信号遮断状
態にあり、ヘツド16には記録用映像信号及びパ
イロツト信号dは供給されないから、この期間は
ヘツド16は再生ヘツドとして動作し、隣接トラ
ツクの既記録信号をクロストークとして再生し、
このクロストークとして再生された信号がスイツ
チ回路17を通過する。ここで、ヘツド16が再
生ヘツドとして動作をする上記パルスc1及びc2
期間は、ヘツド16(本実施例では第1又は第2
のヘツド)がその直前に記録されたトラツクのパ
イロツト信号記録区間の隣りを丁度走査している
期間であり、従つて、スイツチ回路17からは、
隣接トラツクからクロストーク信号として再生さ
れた記録用映像信号及びパイロツト信号の混合信
号が取り出される。この混合信号は前置増幅器1
8により所要レベルにまで増幅された後再生処理
回路19に供給される一方、帯域を広げ、帯域が
十分確保された例えば、200〜400KHzの帯域フイ
ルター(BPF)20に供給され、ここでクロスト
ーク信号として再生されたパイロツト信号のみが
周波数選択されてスイツチ回路21に供給され
る。
スイツチ回路21は前記パルス列cがスイツチ
ングパルスとして供給され、スイツチ回路17と
同様の動作を行なうよう構成されている。従つて
スイツチ回路21からパルスc1,c2の入来期間の
み、再生信号中の隣接トラツクからクロストーク
として再生されたパイロツト信号がS/N良く取
り出され、このゲートパルスc1,c2の幅は狭いが
帯域フイルター(BPF)20の帯域は十分に確
保されているので、再生パイロツト信号のレベル
はあまり減少することはなく、更に次段のレベル
検波器22に供給されてここで包絡線検波された
後、直流電圧に変換される。このレベル検波器2
2の出力直流電圧はレベルの大小に対応してA/
Dコンバータ(変換器)23でデイジタル信号に
変換されてプロセツサー12に供給され、ここで
記憶され、かつ、1トラツク前のクロストーク再
生パイロツト信号レベルと比較される。
すなわち、スイツチ回路21より取り出される
クロストーク信号として再生されたパイロツト信
号には、第2のヘツドが或るトラツク(例えば、
第4図のtb1′)を記録形成中に隣接トラツク
ta1′から再生された第6図Fに示すパイロツト信
号と、第2のヘツドが記録形成した上記トラツ
クtb1′のつぎのトラツク(第4図のta2′)を記録
形成中の第1のヘツドにより隣接トラツクtb1′か
ら再生された同図Eに示すパイロツト信号eとが
ある。もし、パイロツト信号eの方がパイロツト
信号よりもレベルが大きいときは、相対的に第
1のヘツドが第2のヘツドにより記録された1つ
前のトラツク上を走査している割合が第2のヘツ
ドのそれよりも大であることになるから、第1の
ヘツドの高さ位置の方が第2のヘツドの高さ位置
に比し相対的に低いことになる。逆にパイロツト
信号の方がパイロツト信号eよりもレベルが大
きいときは、第2のヘツドの高さ位置の方が第1
のヘツドの高さ位置に比し相対的に低いことにな
る。また、パイロツト信号eとのレベル差が第
1及び第2のヘツドの高さ位置の相対的なずれ量
を示している。
そこで、プロセツサー12はパイロツト信号e
との各直流電圧のレベル差から第1又は第2の
ヘツドの相対的な高さ位置のずれを補正するため
の制御信号を生成して出力端子24より第9図及
び第10図に示すヘツドムービング機構のバイモ
ルフ板50へ供給し、第1又は第2のヘツドをト
ラツク幅方向に変位させて両ヘツドの相対的な高
さ位置を揃えさせる。なお、スイツチ回路21か
ら取り出されるパイロツト信号が、どちらのヘツ
ドのクロストーク再生信号であるかは、ドラムパ
ルスaの極性により判断する。
このヘツド16の高さを補正する制御信号によ
るヘツドの補正量が所定の変化Rμm未満の小さ
な変化量である場合には、1回の補正によりヘツ
ドを所定の高さにもとすが、ヘツドの補正量が
Rμm以上の大きな補正の場合には、数段階に分
けて小刻みに行ない、順次適正高さに近づけるよ
うにする。かかる判別機能は前記のプロセツサー
12にもたせてこれを行なう。
このように数回に分け小刻みに補正を行ない順
次適正高さに近づけていくようにすることによ
り、誤つた1回の制御信号により誤つた位置にヘ
ツドが移動させられることが防止できる。
このようにして、本実施例では1本の記録トラ
ツク形成時に、第1のヘツドはトラツク記録開始
から一定期間後に一定区間(例えば、1H)に亘
つてパイロツト信号を映像信号と共に記録した
後、再生モードとし、第2のヘツドはトラツク記
録開始から一定期間後の1H程度の一定区間、パ
イロツト信号を映像信号とともに記録した後、再
生モード(すなわち第1のヘツドにより記録され
た隣接トラツクのパイロツト信号記録区間の隣り
を走査する区間)とすることを繰り返すので2個
のヘツドの高さ位置を夫々自動的に揃える動作を
安定確実に行なうことができる。
なお、再生処理回路19により再生信号は標準
方式の複合映像信号に変換されて出力端子25へ
出力される。
つぎにヘツドが載置されているヘツドムービン
グ機構のバイモルフ板へ制御電圧をかけるタイミ
ング関係及びその制御電圧のかけかたにつき、
夫々第7図、及び第8図、第11図乃至14図を
使用して以下に説明する。
先端に記録再生用のヘツド16が載置されたバ
イモルフ板50の相対高さを決定するために記録
トラツキング用のパイロツト信号を、第4図に示
すテープパターンが形成されるように順次記録す
る。1のトラツクta1′で記録したパイロツト信号
F1は2のトラツクtb1′記録中に2のトラツク上の
F1と同一区間であるP2区間に再生される。同様
にF2はP3を走査中に再生し、P2,P3での再生レ
ベルが等しくなるように(第6図Eと第6図Fの
信号レベルが等しくなるように)第8図の信号処
理系のブロツク系統図に示される如く、プロセツ
サー12からバイモルフ板へ制御信号を、D/A
コンバータ(変換器)31でアナログ信号に変換
し、スイツチ32、ホールド回路33、低域フイ
ルター(LPF)34、バイモルフ板駆動増幅器
35を経てブラシ53、スリツプリング52をさ
らに介して(他方のヘツドの場合も同様に32,
36,37,38,53,52を介してそれぞ
れ)おくる。
前記のようにして繰り返して制御信号をバイモ
ルフ板へ供給する繰り返し制御動作期間でヘツド
の高さが所定の一定の高さに安定したら、その時
のヘツドの高さを示す値をプロセツサー12で記
憶しておき、それから後の記録期間(第4図に示
すB)ではその記憶された値でヘツドの高さを一
定の高さに制御するようにする。このBの期間を
記憶一定制御動作期間と呼ぶことにする。従つ
て、信号ぬけの期間をより少なくすることができ
る。
第4図に示す期間Aで繰り返される制御動作は
第8図に示すようにメカコン42によつて電源投
入(ON)した後の最初の記録時だけで、電源投
入を継続する限りその後の記録時には、すべてプ
ロセツサー12内の記憶値でヘツド高さを制御す
る記憶一定制御動作で制御する。このことを示し
たものが第7図のタイミング関係を示す説明図で
ある。
なお、ヘツド高さの制御値を電源が遮断されて
もメモリできるような素子にメモリしておくこと
により、最初のAの繰り返し制御動作期間の後は
すべてBによる記憶一定制御動作で記録を行なう
ことも可能である。
ところが、バイモルフ板は温度変化、外力、経
時変化等により高さがたえず変化するものなので
これらの不安定要素を制御する制御の方法につい
て以下に述べる。
前記のBの記憶一定制御動作期間において、周
囲温度変化、バイモルフへの外乱、B動作の一定
時間経過、再生状態があつたならば、第8図に示
す如く、これをコンデンサーCを介して検出信号
が入力されるレベル検出器39、あるいは温度セ
ンサー40、あるいは長時間計測も可能なタイマ
ー41、あるいはメカコン42からのうちいずれ
かからの検出信号により、再びAの繰り返し制御
動作を開始するようにしてヘツド高さを再度補正
し直すようにする。
すなわち、温度センサー40の場合は、圧電素
子よりなるバイモルフ板周囲の温度を検出し、プ
ロセツサー12へおくり、プロセツサー12はメ
モリに記憶してある。その前の回のA動作時の温
度と比較して一定以上の変化があればA動作を開
始し、安定した後は前記同様であり、B動作期間
となる。
また、長時間計測も可能なタイマー41では、
B動作時間を測定しプロセツサー12へおくり、
プロセツサー12はその前の回のA動作からのB
動作時間のトータルが所定の時間経過があつたな
ら(一定時間を超えたなら)A動作を開始し、安
定した後は前記同様であり、B動作期間となる。
また、外力が印加される場合は、第9図のバイ
モルフ板50に外力が加えられると電圧を発生す
る。よつて、バイモルフ電圧供給線からスリツプ
リング52、ブラシ53を介して第8図のコンデ
ンサーCにより直流分を除去して交流成分のレベ
ルをレベル検出器39で検出することにより外力
が加えられたことが判定できる。このレベルが一
定以上検出されたときにA動作を開始し、安定し
た後は前記同様であり、B動作期間となる。
この外力の検出は2ヘツド方式の場合、どちら
かの1ヘツドでのみ検出して行うことも可能であ
る。
さらにまた、1回でも記録状態と記録状態との
間に再生モード状態が存在し、再生モードで記憶
メモリが解除された後に記録状態にする場合も同
様にAの繰り返し制御動作を開始するものであ
り、この場合は記録状態を一時停止した後に再度
記録状態に入つて記憶メモリが保持されている場
合とは区別される。この判断はメカコン42とプ
ロセツサー12により行なわれる。安定した後は
前記同様でありB動作期間となる。
さらに、バイモルフ板50はヒステリシス特性
を有するものであり、これに対してはつぎのよう
な制御を行ない制御精度をあげている。
すなわち、バイモルフ板の印加電圧対変位量特
性は第11図Aのようなヒステリシス特性を示
す。いま、2つのヘツドの相対高さが同じになる
ようなバイモルフ印加電圧が第11図BのViと
求まつたとする。この時のバイモルフ板の変位量
はHiである。ここで本体の電源を遮断(OFF)
にすると、バイモルフ板は電位をO→Viとした
ときの曲線aとは別の曲線bを辿つて、Hhの変
位が残つてしまう。
つぎに電源を投入(ON)にして記録する時に
メモリに記憶されているViをバイモルフ板に加
えるとcの曲線を辿り変位量はHi′となり、Hiと
差が出てしまう。これはバイモルフ板にヒステリ
シスがある為におこる現象である。
そこで、前記のAの繰り返し制御動作でプロセ
ツサー12からバイモルフ板へ信号をおくる時に
第11図Aに示されているように一度バイモルフ
板が飽和するような電圧Vaを印加してから制御
しプロセツサー12で演算した値Vo,Vo′をそ
れぞれバイモルフ板に印加するようにする。すな
わち第12図Cに示されているように2―CHの
バイモルフ板にはVo′の一定電圧を印加し、1―
CHのバイモルフ板には、2個のヘツドの相対的
な高さ位置が揃つた時点ではVoの電圧が印加さ
れる。前記の動作は、2―CHと1―CHを入れ
替えてもよい。Voが安定したらB動作を行なう。
つぎに記録する時には、第13図に示されるよう
に最初だけ飽和するような電圧Vaを印加してか
らVo,Vo′をそれぞれ印加すればいつも同じ変
位量が得られることになる。温度センサーの感知
等により再びAの繰り返し制御動作を行なう場合
には、今度は極性が反対の−Vaの電圧を印加す
るようにする。つまり、Aの繰り返し動作毎に
Va、−Vaを交互に印加する。
このことは、第11図Aの曲線で上と下の曲線
をAの繰り返し制御動作毎に交互に使用すること
でなる。
さらにまた、バイモルフ板は、バイモルフ板に
交流電圧を印加して周波数を変化させていくと第
14図の周波数特性図に示されるように周波数0
に共振点が存在する。よつて、バイモルフ板に第
15図Aにaで示すような矩形波信号を印加する
と第15図Bにbで示すように立ち上がりと下が
りにリンギングを発生して、必要な変位量がすぐ
には得られない。つまり共振周波数0のリンギン
グを発生してしまうのである。
そこで、第15図Aのパルスaから共振周波数
0のリンギングを十分除去可能なLPF(第8図の
34,37)で0の周波数成分を完全に取り除い
た第15図Cにcで示すパルスをバイモルフ板に
加えリンギングを除去している。そこで、バイモ
ルフ板に飽和させるような電圧のパルスをまず、
LPFを通過させて、かつ、回転しているヘツド
が走行している磁気テープに当たつていない期間
で印加するようにする。
ところで、上記実施例ではヘツドの個数は第9
図に示される如く2個であるものとして説明して
きたが、3個以上の場合でも勿論本発明方式を適
用することができるものである。
上述の如く、本発明になる記録再生方式は、ヘ
ツドムービング機構により信号記録トラツクの幅
方向に移動し得るよう取付けられた複数個のヘツ
ドを順次切り換えて信号記録トラツクを記録形成
するに際し、トラツキングエラーとして得た制御
信号を前記ヘツドムービング機構のバイモルフ板
に電源投入後の最初の記録開始時より所定期間だ
け供給してその制御信号を記憶装置に記憶し、そ
れ以後は記憶された制御信号を供給して該複数個
のヘツドの高さ位置を自動的に駆動制御し、前記
ヘツドムービング機構の所定の温度差、所定の時
間経過、所定量の外力、あるいは再生モード状態
のうちいずれか1つが存在した場合には、前記記
録された制御信号の大きさを補正し直した制御信
号を前記バイモルフ板に供給するようにして記録
を行なうようにし、記録、再生時、全期間にわた
つて常時トラツキングエラーを検出する必要がな
く、最少限のトラツキングエラーの情報を得られ
ればよいので、複雑な前記検出機構、検出方式が
不要となり、さらには複数個数のヘツドの高さ位
置を自動的に駆動制御し、記録、再生動作を安
定、確実に精度良く行なうことができる等の数々
の特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第3図は夫々従来方式の一例のトラ
ツクパターン及びその部分拡大図、第2図は従来
装置の磁気テープの回転体への巻付角度を示す
図、第4図は本発明方式の磁気テープのトラツク
パターンを示す図、第5図及び第8図は本発明方
式の信号処理系の一実施例を示すブロツク系統
図、第6図A〜Fは夫々第5図の動作説明用信号
波形図、第7図は本発明方式の制御のタイミング
関係を示す説明図、第9図及び第10図は夫々ヘ
ツドムービング機構を有するヘツドドラムの正面
及び側面の断面図、第11図A、第11図Bは本
発明方式で使用されるバイモルフ板のヒステリシ
ス特性を示す図、第12図及び第13図は夫々本
発明方式で使用されるバイモルフ板への印加電圧
波形図、第14図はバイモルフ板の周波数特性
図、第15図A〜Cはバイモルフ板に印加される
電圧波形図である。 1…磁気テープ、2a,2b…ビデオトラツ
ク、3a,3b…オーデイオトラツク、4a,4
b…キユートラツク、8…複合映像信号入力端
子、11…ドラムパルス入力端子、12…プロセ
ツサー、13…パイロツト信号発生器、15,1
7,21…スイツチ回路、16…ヘツド、20…
パイロツト信号波用帯域フイルター(BPF)、
22…レベル検波器、23…A/Dコンバータ
(変換器)、24…制御信号出力端子、25…出力
端子、31…D/Aコンバータ(換換器)、32
…切換SW、33,36…ホールド回路、34,
37…低域フイルター(LPF)、35,38…バ
イモルフ板駆動増幅器、39…レベル検出器、4
0…温度センサー、41…タイマー、42…メカ
コン、50…バイモルフ板、51…バイモルフ板
取り付けベース、52…スリツプリング、53…
ブラシ、54…アツパードラム、55…フライホ
イール、56…ロアードラム、C…コンデンサ
ー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 信号記録トラツクの幅方向に移動し得るよう
    複数個のヘツドが圧電素子よりなるバイモルフ板
    に載置されたヘツドムービング機構により複数個
    のヘツドを順次切換えてテープに信号記録トラツ
    クを記録形成するに際し、トラツキングエラーと
    して得た制御信号を前記ヘツドムービング機構の
    バイモルフ板に電源投入後の最初の記録開始時よ
    り所定期間だけ供給してその制御信号を記憶装置
    に記憶し、それ以後は記憶された制御信号を供給
    して該複数個のヘツドの高さ位置を自動的に駆動
    制御し、前記ヘツドムービング機構の所定の温度
    差、所定の時間経過、所定量の外力、あるいは再
    生モード状態のうちいずれか1つが存在した場合
    には、前記記録された制御信号の大きさを補正し
    直した制御信号を前記バイモルフ板に供給するよ
    うにして記録又は再生を行なうことを特徴とする
    記録再生方式。
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