JPH0142031B2 - - Google Patents

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JPH0142031B2
JPH0142031B2 JP61284605A JP28460586A JPH0142031B2 JP H0142031 B2 JPH0142031 B2 JP H0142031B2 JP 61284605 A JP61284605 A JP 61284605A JP 28460586 A JP28460586 A JP 28460586A JP H0142031 B2 JPH0142031 B2 JP H0142031B2
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Japan
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motorcycle
toll collection
toll
vehicle
rear end
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Yasuyuki Kumabe
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Japan Aircraft Manufacturing Co Ltd
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Japan Aircraft Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、有料道路または有料駐車場の料金
徴収ゲートにおいて自動二輪車からその車種に応
じた通行料金または駐車料金を自動的に徴収する
自動二輪車用車種別料金徴収装置に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
現在、自動車専用の有料道路を通行可能な自動
二輪車の車種はエンジンの排気量で決められてお
り、高速道路では125c.c.以上の自動二輪車(道路
交通法上の自動二輪車)を通行させているが、観
光道路等では125c.c.未満の自動二輪車(道路交通
法上の原動機付き自転車)も通行可能としている
有料道路もある。
ところで、有料道路には、自動二輪車の通行料
金を他の車両の通行料金と別にしているものと、
自動二輪車の通行料金を普通自動車の通行料金と
同じにしているものとがあるが、自動二輪車から
も普通自動車と同じ通行料金を徴収するのは、自
動二輪車に対して不公平であるから、自動二輪車
の通行料金を他の車両とは別料金とするのが望ま
しい。
しかしながら、有料道路の料金徴収ゲートにお
いて自動二輪車からの他の車両とは別の通行料金
を徴収することは、料金徴収ゲートにおける車種
別の料金徴収業務が複雑になつて料金徴収員に多
大な労力を強いることになる。
このため、従来から有料道路の料金徴収ゲート
に、自動二輪車だけが通れる路巾の自動二輪車専
用レーンを設けて、自動二輪車からの料金徴収は
この自動二輪車専用レーンで行なうようにするこ
とにより、自動二輪車からの料金徴収業務と他の
車両からの料金徴収業務とを切離すことが考えら
れているが、自動二輪車専用レーンに自動二輪車
からの料金徴収のための料金徴収員を配置するこ
とは、自動二輪車の通行量が他の車両の交通量に
比べて少ないことからみて、人件費の点で好まし
くないために、最近では、自動二輪車専用レーン
における自動二輪車からの料金徴収を自動化する
ことが検討されている。
この方法としては、自動二輪車専用レーンに遮
断機を設けるとともに、このレーンの路側に、自
動二輪車の運転者の手によつて納入される通行料
金を収受する自動料金徴収機を設けて、この料金
徴収機に所定の通行料金が納入されたときに、前
記遮断機を開放させて通行料金を納入した自動二
輪車を通過させる方式が考えられており、このよ
うな料金徴収方式を採用すれば、自動二輪車から
の料金徴収を無人で自動的に行なうことができ
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、現在考えられている上記自動二
輪車からの通行料金の自動徴収方式は、自動二輪
車からその車種に関係なく一律に同じ通行料金を
徴収するものであるために、たとえば125c.c.未満
の自動二輪車も通行させる有料道路においては、
125c.c.未満の小型自動二輪車からも、125c.c.以上や
250c.c.以上の大型自動二輪車と同じ通行料金を徴
収することになるし、また、125c.c.以上の自動二
輪車だけを通行させる幹線高速道路等において
も、125c.c.以上〜250c.c.未満の自動二輪車からも
250c.c.以上の自動二輪車と同じ通行料金を徴収す
ることになり、そのために、エンジン排気量の小
さい自動二輪車にとつて不利益であるという問題
をもつていた。
したがつて、公平性の面からみれば、自動二輪
車の通行料金をエンジンの排気量に応じて車種別
に設定し、自動二輪車の車種を判別してその車種
に応じた通行料金を徴収するのが理想的である
が、従来は、自動二輪車の車種を人為的に目視判
別するしかなかつたために、自動二輪車の車種を
判別してその車種に応じた通行料金を徴収するに
は、車種判別のための要員が必要となるという問
題があつた。
これは、有料道路に限らず、有料駐車場での自
動二輪車からの駐車料金の徴収においても言える
ことである。すなわち、自動二輪車専用の有料駐
車場や、自動二輪車と他の車両とを駐車させる有
料駐車場では、自動二輪車の駐車料金を車種別に
設定しているのが普通であるが、従来は自動二輪
車の車種判別を人為的に目視判別しているため
に、車種判別のための要員が必要である。なお、
車両の車種を自動的に判別する方法としては、例
えば特開昭58−43081号公報に記載されているよ
うな、車両のナンバープレートを撮像してその車
種コード番号(数字)から車種を判別する方法が
知られているが、日本国で定めている自動二輪車
のナンバープレートには、125c.c.以上〜250c.c.未満
用のものにエンジン排気量区分を示す文字“1”
が表示されているだけで、他の排気量のもののナ
ンバープレートにはいずれもにその排気量区分に
対応した車種を表す車種番号はないために、この
ような車種判別方法は自動二輪車の車種判別には
利用できず、したがつて自動二輪車の車種判別は
人為的な判別によらなければならなかつた。
この発明は上記のような実情にかんがみてなさ
れたものであつて、その目的とするところは、自
動二輪車の通行料金または駐車料金を車種別に設
定して自動二輪車からその車種に応じた通行料金
または駐車料金を徴収するようにしたものであり
ながら、その料金徴収を無人で自動的に行なうこ
とができる自動二輪車用車種別料金徴収装置を提
供することにある。
〔問題点を解決する手段〕
この発明の自動二輪車用車種別料金徴収装置
は、 自動二輪車専用レーンの料金徴収エリアの路側
に設置され、自動二輪車の運転者の手によつて納
入される料金を収受する料金徴収機と、 前記料金徴収エリアの出口側に設置された常時
は閉鎖されている遮断機と、 前記料金徴収エリアの出口側に設けられ、前記
遮断機の開放を待つて前記エリアから出る自動二
輪車の通過を検知する出車検知器と、 前記料金徴収エリアの入口側に設けられ、この
エリアに進入してきた自動二輪車の後端を検知す
る車後端検知器と、 この車後端検知器により車後端が検知されると
きの自動二輪車の後部位置に向けて設けられ、自
動二輪車の後部に取り付けられているナンバープ
レートを撮像するビデオカメラと、 前記車後端検知器からの車後端検知信号により
前記ビデオカメラの撮像画像を取込んで、ナンバ
ープレートの地色、特定文字の有無、および枠取
り塗装の有無を判別し、自動二輪車のエンジン排
気量区分に対応した車種信号を出力する画像処理
部と、 この画像処理部からの車種信号に応じて車種別
の通行料金または駐車料金を前記料金徴収機の表
示部に表示させるとともに、前記料金徴収機が表
示金額の料金を収受したときに前記遮断機を開放
させ、さらに前記出車検知器によつて自動二輪車
の通過が検知されたときに前記遮断機を閉鎖させ
る制御部と、 を備えたことを特徴とするものである。
〔作用〕
すなわち、この自動二輪車用車種別料金徴収装
置は、自動二輪車のナンバープレートがエンジン
の排気量区分によつて異なつていることを利用し
て自動二輪車の車種を自動的に判別し、自動二輪
車からその車種に応じた通行料金または駐車料金
を自動的に徴収しようとしたものであり、自動二
輪車の後部に取付けられているナンバープレート
は、その地色、枠取り塗装の有無、および特定文
字の有無がエンジン排気量区分に対応して異なつ
ているから、このナンバープレートの特徴から、
自動二輪車のエンジン排気量区分に対応した車種
を判別することができる。この車種判別は、自動
二輪車のナンバープレートをビデオカメラにより
撮像し、このカメラの撮像画像を画像処理部に取
込んで画像処理することにより行なわれるもの
で、画像処理部への撮像画像の取込みは、車後端
検知器が料金徴収エリアに進入してきた自動二輪
車の後端を検知したときに行なわれるから、ビデ
オカメラを、車後端検知器により車後端が検知さ
れるときの自動二輪車の後部位置に向けて設けて
おけば、自動二輪車の後部に取り付けられている
ナンバープレートの画像を確実に取込むことがで
きる。そして、この自動二輪車用車種別料金徴収
装置では、ビデオカメラから取込んだ撮像画像を
画像処理部において画像処理することにより、ナ
ンバープレートの特徴からエンジン排気量区分に
対応した車種を判別して車種別の通行料金または
駐車料金を料金徴収機の表示部に表示させるとと
もに、料金徴収機が表示金額の料金を収受したと
きに遮断機を開放させるようにしているから、自
動二輪車の運転者は表示金額つまり車種に応じた
料金を料金徴収機に納入することで料金徴収ゲー
トを通過することができる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を、走行距離に関係
なく車種別に定めた料金を徴収する均一料金制有
料道路の料金徴収ゲートにおける通行料金の徴収
装置を例にとつて図面を参照し説明する。
第1図は有料道路の料金徴収ゲートにおける自
動二輪車用車種別料金徴収装置のレイアウトを示
したもので、図中1は料金徴収ゲートに設けられ
た自動二輪車専用レーンであり、1aはこのレー
ン1内の料金徴収エリアを示している。
2は前記自動二輪車専用レーン1の料金徴収エ
リア1aの路側に設置された自動料金徴収機であ
り、この料金徴収機2には、硬貨挿入口3aおよ
び紙弊挿入口3bと、釣銭排出口(図示せず)
と、料金表示部4が設けられている。この料金徴
収機2は、自動二輪車Aの運転者の手によつて硬
貨挿入口3aまたは紙幣挿入口3bに挿入される
通行料金を収受するとともに、納入料金を読取つ
てその金額データを料金徴収機2内に設けられて
いる後述する制御部20に送るもので、この料金
徴収機2は、硬貨識別装置と、紙幣識別装置と、
釣銭排出装置とを備えている。なお、この料金徴
収機2は、従来から有料駐車場等の自動料金徴収
機として使用されているものと同様なものである
から、その構成の説明は省略する。
5は前記料金徴収エリア1aの出口側に設置さ
れた遮断機である。この遮断機5は、バー5aを
昇降回動させてレーン1を開閉するもので、この
遮断機5は常時は閉鎖されている。
また、6は料金徴収エリア1aの路側に設けら
れた在車検知器、7は料金徴収エリア1aの出口
側に遮断機5に近接させて設けられた出車検知
器、8は料金徴収エリア1aの入口側に設けられ
た車後端検知器である。前記在車検知器6は超音
波式のもので、常時料金徴収エリア1aに向けて
超音波を発射しており、自動二輪車Aが料金徴収
エリア1aに進入して料金徴収機2の前にきたと
きに、自動二輪車Aにより反射される反射波を検
出して、料金徴収エリア1a内への自動二輪車A
の存在を検知するようになつている。また、前記
出車検知器7および車後端検知器8はいずれも光
学式のもので、この出車検知器7および車後端検
知器8は、レーン1の一側に設けられた投光器7
a,8aと、レーン1の他側に設けられた受光器
7b,8bとからなつており、投光器7a,8a
は常に受光器7b,8bに向けて光ビームを発射
している。前記出車検知器7は、遮断機5の開放
を待つて料金徴収エリア1aから出る自動二輪車
Aの通過を検知するもので、自動二輪車Aが遮断
機5を通過するときにこの自動二輪車Aで投光器
7aからの光ビームが遮断されて受光器7bが一
旦非受光状態になり、次いで自動二輪車Aの通過
により受光器7bが再び受光状態になると、この
受光器7bから通過検知信号が出力される。また
車後端検知器8は、料金徴収エリア1aに進入し
てくる自動二輪車Aの後端を検知するもので、料
金徴収エリア1aに進入してくる自動二輪車Aで
投光器8aからの光ビームが遮断されて受光器8
bが一旦非受光状態になり、次いで自動二輪車A
の通過により受光器8bが再び受光状態になる
と、この受光器8bから車後端検知信号が出力さ
れる。
一方、9は料金徴収エリア1aに進入した自動
二輪車Aの後部に取り付けられているナンバープ
レートaを撮像するビデオカメラであり、この実
施例ではビデオカメラ9として、ナンバープレー
トaを濃淡画像として撮像するものを使用してい
る。このビデオカメラ9は、車後端検知器8によ
り車後端が検知されるときの自動二輪車Aの後部
位置に向けて設置されており、またこのビデオカ
メラ9の撮像視野角は、自動二輪車Aが必ずしも
レーン1の中央を進行してこなくてもそのナンバ
ープレートaを確実に撮像できるようにするため
に、ある程度広くとつてある。
また、10は前記ビデオカメラ9によつて撮像
された画像を取込んでナンバープレートaの特徴
を判別する画像処理部であり、この画像処理部1
0は、前記車後端検知器8が自動二輪車Aの後端
を検知したとき、つまり自動二輪車Aの後端が光
ビーム位置を通過してナンバープレートaがビデ
オカメラ9で撮像されたときに、車後端検知器8
からの車後端検知信号によつてビデオカメラ9の
撮像画像を取込むようになつている。この画像処
理部10は、ビデオカメラ9から取込んだ撮像画
像に基づいて、ナンバープレートaの地色、特定
文字の有無、および枠取り塗装の有無を判別し、
自動二輪車Aのエンジン排気量区分に対応した車
種信号を出力するもので、この画像処理部10か
らの車種信号は前記制御部20に送られる。
第2図は前記画像処理部10の回路構成を示し
たもので、11は中央処理装置、12はビデオカ
メラ9からの画像信号を記憶する濃淡画像メモ
リ、13は2値化画像メモリ、14は特徴抽出部
である。前記濃淡画像メモリ12は、前記制御部
20から中央処理装置11に画像取込み信号が入
力されたときに、中央処理装置11からの指令に
より、ビデオカメラ9の撮像画像からナンバープ
レートaの画像成分だけを取込んでこのナンバー
プレートの濃淡画像を記憶するもので、濃淡画像
メモリ12に記憶された濃淡画像は2値化処理さ
れて2値化画像メモリ14にも2値化画像として
記憶されるようになつている。また、特徴抽出部
14は、濃淡画像メモリ12に記憶された濃淡画
像および2値化画像メモリ14に記憶された2値
化画像の特徴つまり、ナンバープレートの地色、
特定文字の有無、および枠取り塗装の有無を抽出
するもので、この特徴抽出部14において抽出さ
れたナンバープレートの特徴は中央処理装置11
に送られるようになつており、中央処理装置11
は、抽出されたナンバープレートの特徴から車種
を判別して料金徴収機2内の制御部20に車種信
号を送るようになつている。
第3図は前記料金徴収機2の回路構成を示した
もので、図中21は硬貨選別装置、22は紙幣識
別装置、23は釣銭排出装置であり、硬貨識別装
置21および紙幣識別装置22は、料金徴収機2
の硬貨挿入口3aまたは紙幣挿入口3bに自動二
輪車Aの運転者の手によつて挿入された硬貨また
は紙幣を識別して納入金額信号を料金徴収機2内
の制御部20に送るようになつており、また釣銭
排出装置23は制御部20からの釣銭金額信号に
応じた釣銭を排出するようになつている。また、
前記制御部20には、料金徴収機2に設けられて
いる料金表示部4と、遮断機5と、在庫検知器
6、出車検知器7および車後端検知器8が接続さ
れており、制御部20は、車後端検知器8から車
後端検知信号が入力されたときに、前記画像処理
部10に画像取込み信号を送るとともに、この画
像処理部10からの車種信号に応じて、あらかじ
め設定された車種別の通行料金を料金表示部4に
表示させるようになつている。また、前記制御部
20は、硬貨識別装置21および紙幣識別装置2
2からの納入金額信号が表示料金額に達したとき
に、遮断機5に開放信号を送るようになつてお
り、またこの後出車検知器7から出車検知信号が
入力されたときに、遮断機5に閉止信号を送るよ
うになつている。
次に、上記料金徴収装置による自動二輪車から
の車種別の通行料金の自動徴収動作を説明する
と、自動二輪車専用レーン1を減速しながら走行
してきた自動二輪車Aは、遮断機5が閉鎖してい
るためにこの遮断機5の手前つまり料金徴収エリ
ア1aで停止する。そしてこの場合、自動二輪車
Aが料金徴収エリア1aに進入してくると、まず
車後端検知器8の光ビームがこの自動二輪車Aで
遮断され、次いで自動二輪車Aが料金徴収エリア
1a内に進入すると、在車検知器6が自動二輪車
Aを検知して在車信号を制御部20に送る。ま
た、自動二輪車Aの後端が車後端検知器8の位置
を通過すると、上述したようにこの車後端検知器
8から車後端検知信号が制御部20に送られ、制
御部20から画像処理部10に画像取込み信号が
送られて画像処理部10がビデオカメラ9の撮像
画像を取込む。なお、前記制御部20は、在車検
知器6からの在車信号がない場合には画像取込み
信号を出力しないようになつており、したがつ
て、自動二輪車Aが車後端検知器8の光ビームを
遮断する位置まで進入して引返したような場合に
は、画像処理部10は画像取込み動作を行なわな
いようになつている。そして、画像処理部10
は、ビデオカメラ9の撮像画像からナンバープレ
ートaの画像成分だけを取込んで、このナンバー
プレートaの濃淡画像を濃淡画像メモリ12に記
憶させる。ここで濃淡画像とは、2値化処理をし
ない状態のもので、画像の色に応じた濃度を忠実
に表現しているものである。
この後、画像処理部10は、濃淡画像メモリ1
2に記憶させた濃淡画像を2値化処理してこの2
値化画像を2値化画像メモリ13に記憶させると
ともに、濃淡画像メモリ12に記憶させた濃淡画
像と、2値化画像メモリ13に記憶させた2値化
画像とに基づき、ナンバープレートの特徴を抽出
して自動二輪車の車種を判別する。
ここで、前記画像処理部10におけるナンバー
プレートの特徴からの自動二輪車の車種判別につ
いて説明すると、第4図は車種判別動作を示すフ
ローチヤート、第5図は自動二輪車のナンバープ
レートaを示している。
まず、ナンバープレートaについて説明する
と、日本国では、自動二輪車のナンバープレート
はエンジンの排気量区分に応じて次のように定め
られており、エンジン排気量が250c.c.以上の自動
二輪車のナンバープレートaは、第5図に示す
ように、地色bが白色でかつ緑色の枠取り塗装c
を施したプレートに、枠取り塗装cと同じ緑色で
都市名やナンバー等の文字dを表示したものとさ
れている。また、125c.c.以上〜250c.c.未満の自動二
輪車のナンバープレートaは、第5図に示すよ
うに、プレートの地色bおよび文字dの色は250
c.c.以上のものと同じであるが、枠取り塗装cはな
く、プレートの左上に“1”の文字が表示されて
いる。なお、250c.c.以上および125c.c.以上〜250c.c.
未満の自動二輪車には業務用のものもあり、業務
用のナンバープレートは上記と逆に、その地色b
が緑色、文字dの色(250c.c.以上の場合は枠取り
塗装cと文字dの色)が白色とされている。ま
た、第5図は90c.c.以上〜125c.c.未満のナンバー
プレート、第5図は50c.c.以上〜90c.c.未満のナン
バープレート、第5図は50c.c.未満のナンバープ
レートを示している。これらナンバープレートa
の地色bは、90c.c.以上〜125c.c.未満では桃色、50
c.c.以上〜90c.c.未満では黄色、50c.c.未満では白色と
されており、また文字dの色はいずれも青色とさ
れている。
次に、画像処理部10におけるナンバープレー
トの特徴からの自動二輪車の車種判別を第4図の
フローチヤートを参照して説明する。上記のよう
に自動二輪車Aが料金徴収エリア1aに進入して
その後端が車後端検知器8で検出されると、制御
部20から画像処理部10に画像取込み信号が送
られる(ステツプP1)。この画像取込み信号が入
力されると、画像処理部10はビデオカメラ9の
撮像画像からナンバープレートの画像を取込み
(ステツプP2)、これを濃淡画像メモリ12に記
憶させる(ステツプP3)。次に、画像処理部10
は、濃淡画像メモリ12に記憶させたナンバープ
レートの濃淡画像からプレート地色を抽出し(ス
テツプP4)、まずこの地色が白色か否かを判別す
る(ステツプP5)。なお、自動二輪車のナンバー
プレートの地色は前述したように、白、黄、桃、
緑(業務用)の4色であり、濃淡画像でとらえた
ときの濃度は、緑が最も高く、以下、桃、黄、白
の順序であるから、プレート地色の濃度から色を
判別することが可能である。
ここで、ナンバープレートの地色が白色と判別
された場合は、料金徴収エリア1aに進入した自
動二輪車のエンジン排気量は、50c.c.未満、125c.c.
以上〜250c.c.未満、および250c.c.以上の3種類のい
ずれかである。そこで画像処理部10は、これら
3種類の排気量区分を判別するために、濃淡画像
メモリ12の濃淡画像を2値化処理してこの2値
化画像を2値化画像メモリ13に記憶させた後
(ステツプP6)、この2値化画像に基づいて、ま
ずナンバープレートに枠取り塗装があるかを判別
し(ステツプP7)、枠取り塗装がある場合は250
c.c.以上の車種と判別する。また、枠取り塗装が確
認されなかつた場合は、ナンバープレートの左上
の文字(登録番号の最初の文字)が数字の“1”
であるかを判別し(ステツプP8)、“1”であつ
た場合は125c.c.以上〜250c.c.未満の車種と判別す
る。また、“1”以外の文字(漢字)であつた場
合は、50c.c.未満の車種と判別する。
一方、ナンバープレートの地色が白色でなかつ
た場合は、画像処理部10はステツプP5からス
テツプP9に進んで、プレート地色が黄色かどう
かを判別し、黄色であつた場合は、50c.c.以上〜90
c.c.未満の車種と判別する。また、黄色でなかつた
場合は、ステツプP10に進んで桃色かどうかをを
判別し、桃色であつた場合は90c.c.以上〜125c.c.未
満の車種であると判別する。
また、自動二輪車のナンバープレートの地色
は、白、黄、桃、緑(業務用)の4色であるか
ら、ステツプP10において地色が桃色でないと判
断された場合は、このナンバープレートの地色は
緑色とみてよい。地色が緑色のナンバープレート
は、業務用のものであり、業務用自動二輪車は、
エンジン排気量が125c.c.以上であるから、ステツ
プP10において地色が桃色でないと判断されたナ
ンバープレートは、125c.c.以上〜250c.c.未満か、ま
たは250c.c.以上の自動二輪車のものである。この
業務用自動二輪車のナンバープレートは、第5図
およびに示したナンバープレートと比べる
と、その地色bと、枠取り塗装cおよび文字dの
色が逆になつているだけで、枠取り塗装cおよび
文字dの特徴は同じである。そこで、画像処理部
10は、ステツプP10において地色が桃色でない
と判断された場合には、ステツプP11に進んで濃
淡画像を反転させた後にステツプP6に移行し、
前述したプレート地色が白色の場合と同様に、枠
取り塗装の有無の判別(ステツプP7)、および左
上の文字の判別(ステツプP8)を行なつて、250
c.c.以上か、または125c.c.以上〜250c.c.未満かを判別
する。
しかして、前記画像処理部10においてナンバ
ープレートの特徴からエンジン排気量区分による
車種が判別されると、この画像処理部10から料
金徴収機2内の制御部20に判別された車種信号
(あらかじめ車種別に設定されたコード信号)が
送出され、制御部20は画像処理部10からの車
種信号に応じて、あらかじめ設定された車種別の
通行料金を料金徴収機2の料金表示部4に表示さ
せる。
そして、自動二輪車Aの運転者が、表示部4に
表示された通行料金を、料金徴収機2の硬貨挿入
口3aまたは紙幣挿入口3bから納入すると、料
金徴収機2内の硬貨識別装置21および紙幣識別
装置22が納入された硬貨または紙幣を識別して
納入金額信号を制御部20に送り、制御部20
は、硬貨識別装置21および紙幣識別装置22か
らの納入金額信号が表示料金額に達したときに、
遮断機5に開放信号を送つて遮断機5を開放させ
る。なお、納入料金額我表示金額を越えた場合
は、制御部20は釣銭排出装置23に釣銭の排出
を行なわせた後に遮断機5を開放させる。
したがつて、料金徴収機2に通行料金を納入し
た自動二輪車Aは、遮断機5が開枚するのを待つ
て、料金徴収エリア1aから出ればよく、この自
動二輪車Aが料金徴収エリア1aから出ると、出
車検知器7によつて自動二輪車Aの出車が検知さ
れ、その出車検知信号が制御部20に送られる
と、制御部20は遮断機5に閉止信号を送つて遮
断機5を閉鎖させる。
しかして、上記自動二輪車用車種別料金徴収装
置においては、自動二輪車Aのナンバープレート
aをビデオカメラ9により撮像して画像処理する
ことにより、ナンバープレートaの地色、枠取り
塗装の有無、および特定文字(左上の文字“1”)
の有無から自動二輪車の車種を判別するようにし
ているから、自動二輪車のエンジン排気量区分に
対応した車種を自動的に判別して、自動二輪車か
らその車種に応じた通行料金を自動的に徴収する
ことができるし、また画像処理部10における撮
像画像の取込みは、車後端検知器8が料金徴収エ
リア1aに進入してきた自動二輪車Aの後端を検
知したときに行なわれるから、ビデオカメラ9
を、車後端検知器8により車後端が検知されると
きの自動二輪車の後部位置に向けて設けておけ
ば、自動二輪車の後部に取り付けられているナン
バープレートaの画像を確実に取込んで車種判別
を行なうことができる。そして、この自動二輪車
用車種別料金徴収装置では、ナンバープレートa
の特徴から判別した車種に応じて車種別の通行料
金を料金徴収機2の表示部4に表示させるととも
に、料金徴収機2が表示金額の料金を収受したと
きに遮断機5を開放させるようにしているから、
自動二輪車の運転者は表示金額つまり車種に応じ
た料金を料金徴収機2に納入することで料金徴収
ゲートを通過することができるし、また、開放し
た遮断機5は、料金を納入した自動二輪車が通過
した後に出車検知器7の出車検知によつて閉鎖す
るから、後続の自動二輪車が通行料金を納入せず
に料金徴収ゲートを通るのを防ぐことができる。
なお、上記実施例では、ビデオカメラ9とし
て、ナンバープレートaを濃淡画像として撮像す
るものを使用したが、ビデオカメラ9としてカラ
ー画像を撮像するものを使用すれば、ナンバープ
レートaの地色の判別を上記実施例よりも容易に
行なうことができる。またこの発明は、有料道路
における自動二輪車からの通行料金の徴収に限ら
ず、駐車時間に関係なく車種別に定めた料金を徴
収する均一料金制有料駐車場の料金徴収ゲートに
おける自動二輪車からの車種別駐車料金の徴収に
も利用できることはもちろんである。
〔発明の効果〕
この発明の自動二輪車用車種別料金徴収装置
は、自動二輪車のナンバープレートをビデオカメ
ラにより撮像して画像処理することにより、ナン
バープレートの地色、枠取り塗装の有無、および
特定文字の有無から自動二輪車の車種を自動的に
判別して、自動二輪車からその車種に応じた通行
料金または駐車料金を自動的に徴収するようにし
たものであるから、通行料金または駐車料金を車
種別に設定して自動二輪車からその車種に応じた
通行料金または駐車料金を徴収するようにしたも
のでありながら、その料金徴収を無人で自動的に
行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示したもので、第
1図は料金徴収ゲートにおける自動二輪車用車種
別料金徴収装置のレイアウトを示す平面図、第2
図は画像処理部のブロツク回路図、第3図は料金
徴収機のブロツク回路図、第4図は車種判別動作
のフローチヤート、第5図は自動二輪車のエンジ
ン排気量区分に対応するナンバープレートの正面
図である。 1……自動二輪車専用レーン、1a……料金徴
収エリア、2……料金徴収機、3a……硬貨挿入
口、3b……紙幣挿入口、4……料金表示部、5
……遮断機、6……在車検知器、7……出車検知
器、8……車後端検知器、9……ビデオカメラ、
10……画像処理部、20……制御部、A……自
動二輪車、a……ナンバープレート。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 有料道路または有料駐車場の料金徴収ゲート
    において自動二輪車からその車種に応じた通行料
    金または駐車料金を自動的に徴収する自動二輪車
    用車種別料金徴収装置であつて、 自動二輪車専用レーンの料金徴収エリアの路側
    に設置され、自動二輪車の運転者の手によつて納
    入される料金を収受する料金徴収機と、 前記料金徴収エリアの出口側に設置された常時
    は閉鎖されている遮断機と、 前記料金徴収エリアの出口側に設けられ、前記
    遮断機の開放を待つて前記エリアから出る自動二
    輪車の通過を検知する出車検知器と、 前記料金徴収エリアの入口側に設けられ、この
    エリアに進入してきた自動二輪車の後端を検知す
    る車後端検知器と、 この車後端検知器により車後端が検知されると
    きの自動二輪車の後部位置に向けて設けられ、自
    動二輪車の後部に取り付けられているナンバープ
    レートを撮像するビデオカメラと、 前記車後端検知器からの車後端検知信号により
    前記ビデオカメラの撮像画像を取込んで、ナンバ
    ープレートの地色、特定文字の有無、および枠取
    り塗装の有無を判別し、自動二輪車のエンジン排
    気量区分に対応した車種信号を出力する画像処理
    部と、 この画像処理部からの車種信号に応じて車種別
    の通行料金または駐車料金を前記料金徴収機の表
    示部に表示させるとともに、前記料金徴収機が表
    示金額の料金を収受したときに前記遮断機を開放
    させ、さらに前記出車検知器によつて自動二輪車
    の通過が検知されたときに前記遮断機を閉鎖させ
    る制御部と、 を備えたことを特徴とする自動二輪車用車種別料
    金徴収装置。
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JPS5140198A (ja) * 1974-09-30 1976-04-03 Omron Tateisi Electronics Co
JPS5843081A (ja) * 1981-09-08 1983-03-12 三菱電機株式会社 料金徴集システム

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