JPH0141822Y2 - - Google Patents

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JPH0141822Y2
JPH0141822Y2 JP14746283U JP14746283U JPH0141822Y2 JP H0141822 Y2 JPH0141822 Y2 JP H0141822Y2 JP 14746283 U JP14746283 U JP 14746283U JP 14746283 U JP14746283 U JP 14746283U JP H0141822 Y2 JPH0141822 Y2 JP H0141822Y2
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JP
Japan
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perforated plate
urine
drain
bowl
toilet
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JP14746283U
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JPS6053881U (ja
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は便器の排水路入口に載置され異物が排
水路内に流入することを防止する水洗式小便器用
目皿の改良に関する。
〔従来技術〕
従来、水洗式小便器において、ボウルに連通す
る排水路の入口にタバコやチユーインガム等の異
物が排水路内に侵入することを防止するためと、
排水路入口を覆つて排水路が露見しないようにす
るために目皿を載置している。
この目皿の構造として、まず異物の流入を防ぐ
ために、多数の小孔を穿設した皿状のものがある
が、通過流路が小さいために、小孔内に異物やス
ケールが堆積して目詰りを生じやすい。従つて小
便及び洗浄水の排出が速やかでなく、一時的にボ
ウル内に小便及び洗浄水が滞溜し、この滞溜部分
に射水すると小便が飛散して衣服を汚す問題があ
る。さらに小孔内の堆積物の除去も煩雑であり、
完全に掃除ができない場合には悪臭を発し、水洗
式便器が本来有すべき衛生上の利点を欠くことに
もなつている。
また、排水路入口を覆つて排水路が露見しない
ようにした構造のものとしては第1図と第2図に
示すものがある。これは上面が曲率の小さい球面
状となした目皿本体50の中心に開口51を穿設
するとともに、第3図で示すように便器本体52
の排水口53載置時にボウル54から排水路55
に至つて流路56が画成できるような脚部57を
有したものである。尚、各脚部57が合体する合
体部58には上記開口51と同軸上に流出開口5
9を穿設している。
上記構成の目皿を排水口53に載置した場合、
小便及び洗浄水は開口51、流出開口59及びボ
ウル54形成壁間の流路56から排出することが
でき、異物は排水路55内に流入することはな
い。
しかし、目皿本体50の上面が球面状であるた
め下記に述べるように小便が便器外に飛散して使
用勝手が悪いという欠点がある。
即ち、第3図において小便は便器の後部壁60
から目皿部にかけて射水されるが、後部壁60に
至る小便の軌跡は浅い入射角で後部壁60に衝突
してから目皿方向またはボウル54壁に沿つて流
下する。一方、目皿方向に射水される小便は、目
皿本体50の上面が曲率を有した球面状であるた
め、目皿本体50上面に直角に近い入射角度で衝
突し、便器外へ飛散してしまい、衣服等を汚して
しまう恐れがある。
従つて、上記二例の従来構造のものではボウル
内に滞溜する小便及び洗浄水中への射水、及び目
皿に直接衝突するような射水によつて小便が便器
外に飛散して使用勝手が悪いという問題がある。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、目皿に小便が直接衝突しても
便器外にまで小便が飛散しないようにすることで
ある。
〔考案の構成〕
本考案の構成は、水洗式小便器用目皿におい
て、便器の前後方向に伸長する長孔状の排水孔を
間隔をおいて複数開設し、同排水孔の便器後部側
の開設端に、同便器本体の後部方向に向け下向き
に傾斜する傾斜面を形成したものである。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例に基いて本考案を説明
する。
第4図は本考案に係る目皿1の第1実施例を示
す平面図、第5図及び第6図は各々第4図の−
線、−線矢視による断面図である。
目皿1は本実施例の場合、陶磁器製の平板状に
形成され、第7図に示すように便器本体2内に形
成されたボウル3最下端に開口する排水路入口4
の係止段部5に略水平となるように載置される。
目皿1は排水路入口4の形状に相似となるように
外形が形成され、便器本体2の前部側に位置する
部分側が台形状となつており、目皿1は常に一定
方向に向けて取り付けられる形状となつている。
6は目皿1にその前後端1a,1bと直交する
ように伸長して貫設される長孔状の排水孔で、本
例の場合平行間隔をおいて5位置に形成されてい
る。隣接する排水孔6間の隔壁7及び左右の端壁
8は、第5図で示すように頂部が曲面を呈してお
り、前後端1a,1b側も同様な断面形状であ
る。従つて、目皿1の上面にはフラツトとなる部
位はなく、全て頂部が丸みを呈する形状である。
第6図は第4図の−線矢視であつて排水孔
6の形状を示すものである。後端1b側の排水孔
6は、その開口端面が裏面1c側に向けて拡大す
るように傾斜する傾斜面9が形成される。即ち、
目皿1の軸線Aに対して角度αを有するように傾
斜面9が傾斜しており、便器本体2に設置した
時、第7図及び第8図のように排水孔6の長手方
向軸線が便器本体2の後壁2a側を指向するとと
もに、各排水孔6の傾斜面9は後壁2a側に向け
て下方に傾斜するようになる。
尚、排水孔6の前端1a側の開設端10は傾斜
面9と平行となるように傾斜しているが、これは
目皿1を型により製作するための処置である。
上記構成において、目皿1上に小便が至つた時
各隔壁7、左右隔壁8及び前後端1a,1bはそ
の頂部が円弧状断面であるため、上方にはね上が
ることなく排水孔6から速やかに排出される。ま
た、目皿1の後部側に至つたとしても、傾斜面9
が射水方向に略等しくなるように傾斜しているの
で、この部分に小便が一時的に滞溜することがな
く、小便はねを生じることがない。
即ち、第9図に示すように排出孔6′の開口端
6a′が垂直であるような場合には、この開口端6
a′から反射されるものが、開口域を通過して流下
する小便と合流して、図中のL位置付近に滞溜し
やすくなり、この滞溜域に小便が射水されると、
小便はねを生じてしまうのである。従つて、目皿
としては小便の射水方向に対して垂直となるよう
な部位がないものが好ましく、小便の滞溜がなく
かつ速やかに排出することにより小便の飛散を防
ぐことができる。
本考案は、前述のように排水孔6の後端に傾斜
面9を形成したので、以上のような小便の飛散を
防ぐことができるのである。
第10図は第2実施例を示す目皿を備えた中蓋
20の平面図、第11図は同中蓋20を便器本体
21の溜水函22内に設置した状態の断面図、第
12図は第10図の−線矢視による断面図で
ある。
本例は、溜水函22内に排水筒23を立設し、
同排水筒23とともに封水部Tを構成できるよう
にトラツプ画成筒24を下方に一体的に形成した
ものである。中蓋20の上端面は、排水路入口2
5に係止可能な外形に形成された目皿26をな
し、前端部には下方に突出する突起27を設け、
この突起27により、前部側のみが溜水函22の
上端開口縁22aとの間に隙28を有する排水路
入口25に設置できる。29は後部側に貫設さ
れ、後端に傾斜面30を形成した排水孔である。
本例も便器本体21の後端側に向けて伸長する長
孔状に開設されている。そして目皿26の略中央
部には隆起部31を形成し、該隆起部31には水
平方向に貫通する引掛孔32を設けている。この
引掛孔32は掃除などの際に中蓋20を着脱する
ために用いるものである。
上記第2実施例においても、排水孔29の断面
形状により、小便の滞溜を生ずることなく速やか
に排出できるので、小便の飛散を防ぐことができ
る。そして目皿26中央部に小便が射水されたと
きは隆起部31の傾斜面に添つて小便が流下する
ため小便の飛散を防ぐことができる。
〔効果〕
以上のように本考案によれば、目皿に直接小便
が射水されても、小便の飛散を防止でき衛生的に
使用できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の目皿を示す下面平面図、第2図
は同断面図、第3図は同目皿を便器本体に取付け
た状態を示す断面図、第4図は第1実施例の目皿
を示す平面図、第5図及び第6図は第4図の−
、−線矢視による断面図、第7図は第1実
施例の目皿を便器本体に取付けた状態を示す要部
断面図、第8図は同平面図、第9図は排水孔が垂
直壁を有する場合の小便滞溜を示す説明図、第1
0図は第2実施例の目皿を一体的に形成した中蓋
の平面図、第11図は同中蓋を溜水函内に設置し
た状態を示す要部断面図、第12図は第10図の
−線矢視による断面図である。 1……目皿、2……便器本体、3……ボウル、
6,29……排水孔、9,30……傾斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水洗式小便器の排水路入口に設けられ排水路を
    隠蔽するとともに便器本体のボウル内と排水路を
    連通させる目皿であつて、同目皿は上記便器本体
    の平面軸線方向に伸長する長孔状の排水孔を間隔
    をおいて複数開設し、かつ同排水孔の便器内奥部
    側の開設端は便器本体後部方向に向け下方に傾斜
    する傾斜面をなしていることを特徴とする水洗式
    小便器用目皿。
JP14746283U 1983-09-22 1983-09-22 水洗式小便器用目皿 Granted JPS6053881U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14746283U JPS6053881U (ja) 1983-09-22 1983-09-22 水洗式小便器用目皿

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14746283U JPS6053881U (ja) 1983-09-22 1983-09-22 水洗式小便器用目皿

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6053881U JPS6053881U (ja) 1985-04-16
JPH0141822Y2 true JPH0141822Y2 (ja) 1989-12-08

Family

ID=30327915

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JP14746283U Granted JPS6053881U (ja) 1983-09-22 1983-09-22 水洗式小便器用目皿

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5724690B2 (ja) * 2011-07-05 2015-05-27 Toto株式会社 小便器装置
JP5712822B2 (ja) * 2011-07-05 2015-05-07 Toto株式会社 小便器装置

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JPS6053881U (ja) 1985-04-16

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