JPH0141758B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0141758B2
JPH0141758B2 JP63503046A JP50304688A JPH0141758B2 JP H0141758 B2 JPH0141758 B2 JP H0141758B2 JP 63503046 A JP63503046 A JP 63503046A JP 50304688 A JP50304688 A JP 50304688A JP H0141758 B2 JPH0141758 B2 JP H0141758B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
press
gap
roll
felt
web
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP63503046A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01501074A (ja
Inventor
Kurisuteian Shiiru
Udo Gurosuman
Kaaru Shutainaa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JM Voith GmbH
Original Assignee
JM Voith GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=6325640&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH0141758(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by JM Voith GmbH filed Critical JM Voith GmbH
Publication of JPH01501074A publication Critical patent/JPH01501074A/ja
Publication of JPH0141758B2 publication Critical patent/JPH0141758B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F3/00Press section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F3/02Wet presses
    • D21F3/04Arrangements thereof
    • D21F3/045Arrangements thereof including at least one extended press nip
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F3/00Press section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F3/02Wet presses
    • D21F3/04Arrangements thereof

Landscapes

  • Paper (AREA)
  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
  • Noodles (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Description

請求の範囲 1 抄網部とプレス部とを備え、かつ (a) 抄網部10,11に直接的に、まず第1のロ
ングギヤツプ・プレス20が、次いで、第2の
ロングギヤツプ・プレス30が後続され、その
際、各プレスギヤツプが、一方ではプレスロー
ル22,32により、他方ではフレキシブルな
プレス要素23,33によつて、それぞれ形成
され、かつフレキシブルなプレス要素23,3
3が、半径方向摺動可能なプレスシユー24に
より、プレスロール22に圧着可能であり、 (b) プレス部内で脱水しようとする繊維材料ウエ
ブ9が、抄網部を起点としてほぼ直線状に、第
1のプレスロール22の周面に設けられ、走行
方向で見て、この第1のプレスロール22の手
前に位置する乗上げ部位Aに対し接線方向に走
行させられ、 (c) 各プレスロール22,32が、液密なロール
ジヤケツトを有する撓み調整ロールとして構成
されている、 以上(a)乃至(c)の特徴を有している、繊維材料ウ
エブを形成するための機械において、 (d) 両ロングギヤツプ・プレス20,30が、そ
れぞれ独自のフレキシブルなプレス要素23,
33を備え、かつこれらのプレス要素は、端面
側で閉じられたプレスチユーブとして構成さ
れ、 (e) 第1のロングギヤツプ・プレス20内では、
プレスロール22が、プレスチユーブ23のほ
ぼ鉛直方向下部に配置され、この場合、乗上げ
部位Aは、プレスロール周面における上位の上
り勾配四分円(ロール断面で見て第1象限)上
に位置し、 (f) 第2のロングギヤツプ・プレス30内では、
プレス部32が、プレスチユーブ33のほぼ鉛
直方向上部に配置され、かつ乗上げ部位Bは、
プレスロール周面における下位の下向き四分円
(第4象限)上に位置し、 (g) 少なくとも第1のプレスロール22のジヤケ
ツトに、搾出された水を一時的に収容しておく
ための複数の切欠が設けられており、 (h) 第1のプレスロール22の下方には、搾出さ
れた水を受ける捕集装置19が配置されてい
る、 以上(d)乃至(h)の構成を具備することを特徴とす
る繊維材料ウエブを形成するための機械。
2 乗上げ部位Aが、第1のロングギヤツプ・プ
レス20におけるプレスギヤツプ内への繊維材料
ウエブ9の入口の直前に配置されていることを特
徴とする請求項1記載の機械。
3 第1のロングギヤツプ・プレス20内で、繊
維材料ウエブに及ぼすことのできる最大のライン
フオース(線力)が、平均的な値、例えば
800KN/mに制限されていることを特徴とする
請求項1または2記載の機械。
4 第2のロングギヤツプ・プレス30における
最大のラインフオースが、第1のロングギヤツ
プ・プレス20における最大ラインフオースより
も高い値に設定されていることを特徴とする請求
項3記載の機械。
5 第1のロングギヤツプ・プレス20を支持す
る基礎8が、抄網部10,12のための基礎、お
よび第2のロングギヤツプ・プレス30のための
基礎と同じ高さレベルに配置されるようになつて
いることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
に記載の機械。
6 第1のロングギヤツプ・プレス20における
プレスギヤツプが、第2のロングギヤツプ・プレ
ス30におけるプレスギヤツプよりも高いレベル
位置で、基礎8の上方に配置されていることを特
徴とする請求項5記載の機械。
7 請求項1乃至6のいずれかに記載の繊維ウエ
ブ材料を形成するための機械であつて、繊維材料
ウエブが、2本のフエルトベルト13,15の間
に挾まれた状態で、第1のロングギヤツプ・プレ
ス20を通過させられる形式のものにおいて、 (a) 第1のロングギヤツプ・プレス20における
下位のフエルトベルト15が、繊維材料ウエブ
を、第1のプレスギヤツプの背後で第2のロン
グギヤツプ・プレス30に向かう方向に搬送
し、 (b) 第2のロングギヤツプ・プレス30における
プレスロール32に巻掛けられる上位のフエル
トベルト26が、繊維材料ウエブを第2のロン
グギヤツプ・プレス30におけるプレスギヤツ
プに供給するべく、第1のロングギヤツプ・プ
レス20における下位のフエルトベルト15か
ら吸引装置27を介して、繊維材料ウエブを受
入れる、 以上(a)及び(b)の構成を備えることを特徴とす
る、繊維材料ウエブを形成するための機械。
8 請求項1乃至6のいずれかに記載の繊維材料
ウエブを形成するための機械であつて、繊維材料
ウエブが、2本のフエルトベルトの間に挾まれた
状態で第1のロングギヤツプ・プレスを通過させ
られる形式のものにおいて、 (a) 第1のロングギヤツプ・プレスにおける上位
のフエルトベルトが、繊維材料ウエブを第1の
プレスギヤツプの背後で第2のロングギヤツ
プ・プレスに向かう方向に搬送し、 (b) 第2のロングギヤツプ・プレスにおけるフレ
キシブルな要素に巻掛けられるフエルトベルト
が、繊維材料ウエブを、第2のロングギヤツ
プ・プレスに供給するべく、第1のロングギヤ
ツプ・プレスにおける上位のフエルトベルトか
ら繊維材料ウエブを受入れる、 以上(a)及び(b)の構成を具備することを特徴とす
る、繊維材料ウエブを形成するための機械。
明細書 本発明は、抄網部とプレス部とを備え、詳細に
は請求項1の上位概念に記載の各特徴を有する形
式の繊維材料ウエブ、特に紙料ウエブを形成する
ための機械に関する。
つまり、本発明の出発点となつている公知技術
は、ドイツ連邦共和国特許公開公報第2935630号
(対応米国特許第4201624号明細書)の第5図に示
されているのである。
この公知の機械におけるプレス部は、2台のい
わゆるロングギヤツプ・プレスを有している。こ
の種のロングギヤツプ・プレスの利点は、周知で
あつて、そのプレスギヤツプが従来のロールプレ
スにおける如く、ほぼ線状に延びるのではなく、
面状に延在しているところにある。
そのため、脱水しようとする繊維材料ウエブ上
に作用されるプレスギヤツプ内の圧力が、走行方
向で衝撃的に投入されるのではなく、低い圧力値
ら、漸次、連続的に高い圧力値に達するような加
圧が行なわれることになる。従つて、脱水しよう
とする繊維材料ウエブが、このプレスギヤツプ内
でしわにされる恐れが生ずる。
このドイツ連邦共和国特許公開公報の第5図に
よれば、2台のロングギヤツプ・プレスを、直接
的に抄網部に後続させたものも提案されている。
この場合、繊維材料ウエブは、両プレスギヤツプ
をほぼ鉛直方向に、つまり、第1のプレスギヤツ
プを、下から上に向かつて、また第2のプレスギ
ヤツプを、上から下に向かつて、それぞれ通過す
る。従つて、2つのプレスシユーの作用方向は、
水平な方向とされる。
このような形式のものの欠点は、重力に基づい
た種々異なる値の鉛直方向で作用する力が、プレ
スロールとプレスシユーとに及ぼされる点にあ
る。つまり、これらの力の作用方向は、両プレス
ロールの回転軸線を結んだプレス平面に対して、
横方向を向いており、このような横方向の力は、
抄紙機の幅に亘るプレス力の配分を不均等にす
る。
この公知の装置においては、脱水しようとする
紙料ウエブWが、2本のフエルトベルト76,7
7間で、まず第1のプレスギヤツプを通過し、そ
の後、更に、2本のフエルトベルト間を、ガイド
ロール78に達するまで上方へ移動する。このガ
イドロールからは、紙料ウエブが、下位のフエル
トベルト77のみにより、第2のプレスギヤツプ
を通過させられ、次いで、このフエルトベルト7
7からも分離する。
特に、このような構成においては、紙料ウエブ
が、第1のプレスギヤツプを通過した後で、再び
フエルトベルトから多量に水分を吸収する(再加
湿)ので、2の面状プレスギヤツプが、相前後し
て配置されているにも拘らず、充分な脱水効果が
得られないという欠点がある。
この公知の装置における別の欠点として、両プ
レスギヤツプに共通するフレキシブルなプレス要
素12が、2つのガイドロール23,24に巻掛
け案内されることが挙げられる。このような構成
であると、周知の如く、プレス要素によつて囲繞
された内部スペースの両端部を、確実にはシール
することができなくなり、潤滑剤が浸出して、紙
料ウエブ及び機械のパーツを汚損する恐れが生ず
る。
ドイツ連邦共和国特許公開公報第3425077号
(対応米国特許第4662992号明細書)のものでは、
単に1つの長いプレスギヤツプが設けられている
に過ぎない。
この公知例においては、フレキシブルなプレス
要素が、端面側で閉じられたプレスチユーブとし
て構成され、従つて、潤滑剤が外部に漏れ出る恐
れはないが、そのプレス平面は、やはり水平か又
は45度の勾配を呈するように配置されている。換
言すれれば、この公知例においても、前述したよ
うに、不都合な横方向の力が発生することにな
る。またこの場合、単に1つの面状プレスギヤツ
プしか設けらていないため、その脱水効果が、や
はり多くの使用例で不充分なものにならざるを得
ない。
本発明の課題は、請求項1に記載の上位概念に
基づく形式の繊維材料ウエブを形成するための機
械に改良を加えて、上述した不都合な横方向の力
が生ずることを回避するとともに、プレス部の脱
水効果を著しく高める点にある。
この課題は、本発明の請求の範囲に記載された
特徴によつて解決される。
この特徴によれば、プレス部内には、2つの互
いに独立した面状プレスギヤツプが形成される。
つまり、2台のロングギヤツプ・プレスは、それ
ぞれ独自のフレキシブルなプレス要素を有してお
り、かつ、プレス要素は、自体公知の形式によ
り、端面側で閉じられたプレスチユーブとして構
成されているので、潤滑剤が外部に浸出すること
はない。
また、この両ロングギヤツプ・プレスにおいて
は、プレスチユーブ(これに内蔵されたプレスシ
ユーを含む)と、それ自体が公知のプレスロール
とが、ほぼ鉛直方向で互いに上下に配置されてい
る。
しかし、この点に関して、特に重要なのは、本
発明の場合、第1のロングギヤツプ・プレス内で
は、、プレスロールがプレスチユーブの下方に、
また第2のロングギヤツプ・プレス内では、プレ
スロールがプレスチユーブの上方に、それぞれ配
置されていることである。これにより、請求項1
におけるその他の特徴g及びhと相俟つて、次に
述べるような効果を発揮する。
第1のロングギヤツプ・プレス内においては、
一時的に水を収容しておくための複数の切欠を備
えるプレスロールが、下位のフエルトを通つて、
これらの切欠内に侵入した水を、フエルトによる
それ以上の協力なしに、下方へ搬出させる能力を
有している。この点に関しては重要なのは、プレ
スロールにより下方へ搬送れる水が、戻行するフ
エルト内に滴り落ちることなく、プレスロールの
下方で捕集され、側方から外部に送り出されうる
ことである。
勿論、下位のフエルトも、ある程度の量の水を
下方へ搬送し、この水は、そこでフエルトから除
去される。この場合に重要なことは、プレスロー
ルのジヤケツトに設けられた切欠を介して外部に
送り出される水の割合が、下位のプレスロールで
は、その当初の下方へ向かう搬送方向のおかげ
で、上位のプレスロールにおけるよりも著しく高
いことである。
そのため、第1のロングギヤツプ・プレス内で
繊維材料ウエブから搾出される全水量は、平均的
に高められる。
なおこれと同時に、もう一つの重要な前堤条件
が満たされねばならない。つまり、紙料ウエブ
は、周知の如く、できるだけ直線的に、抄網部か
ら第1のプレスギヤツプ内に移行しなければなら
ない。
特に繊維材料ウエブが2本のフエルトベルト間
に挾まれた状態で案内される場合には、紙料ウエ
ブを介在させた両フエルトベルトを偏向させるこ
とを、できうる限り、避けなければならない。ひ
とたび、フエルトベルトの偏向が行われると、紙
料ウエブに不都合な歪みが生じ、その箇所で、繊
維間の結合が一部ゆるめられ、ひいては、仕上げ
られた繊維材料ウエブの強度が損われる恐れがあ
る。
しかし、幸いなことに、下位のプレスロールの
場合、ドイツ連邦共和国特許公開公報第2935630
号により公知となつている特徴、即ち、ほぼ直線
的で、しかもプレスロールの周面に対して接線方
向で案内される繊維材料ウエブの走行経路が維持
されるという特徴がある。
しかし、この場合、紙料ウエブの乗上げ部位
は、プレスロール周面における上位の上り勾配四
分円上、即ちプレスロール横断区の第1象限に配
置しなければならない。
このことに関して重要な点は、乗上げ部位を、
プレスギヤツプ内への入口の手前で、かなり小さ
くでもよいが、少なくともある程度の距離をおい
て配置することである。
このような措置をとると、紙料ウエブが、また
場合により、フレキシブルなプレス要素の周りを
循環する上位のフエルトベルトが、プレスギヤツ
プ入口の手前においてではなく、まさにこの入口
のところで、プレスチユーブと接触することにな
る。
このことが重要であるのは、プレスチユーブ
は、これがプレスギヤツプ内に進入する前に、程
度の差こそあれ、明らかにふくらんだ部分を形成
することが避けられないという理由による。
しかし、本発明によれば、繊維材料ウエブが1
本又は2本のフエルトベルトと共に、この種のふ
くらみの上を通過し、ひいては、繊維材料ウエブ
が急激に偏向され、著しい歪みを受けることが回
避される。
上で述べたように、各プレスロールのジヤケツ
トには、水を一時的に収容しておくための複数の
切欠(例えば袋穴)を設けておかなければならな
い。しかし、このことは、サクシヨンロールが設
けられうることを意味せず、むしろ、プレスロー
ルは、抄紙機における通常の作業幅で、撓み調整
ロールとして構成しなければならず、そのロール
ジヤケツトは、常に液密とされるので、この種の
切欠を有するジヤケツトの場合、サクシヨンロー
ルは、除外されることになる。
本発明による機械は、次に述べるように、さら
に別の利点を有している。
既に述べた如く、繊維材料ウエブの乗上げ部位
は、プレスロール周面における上位の上り勾配四
分円上に位置しているので(請求項2によれば、
特にプレスギヤツプ内への入口の直前に)、抄網
部から第1のプレスギヤツプへ向かう繊維材料ウ
エブの走行経路は、若干上向きに傾斜していなけ
ればならない。
従つて、第1のプレスギヤツプは、比較的高い
位置を占めることになり、ロングギヤツプ・プレ
スを支持する基礎は、抄網部、および後続の第2
のロングギヤツプ・プレスのための基礎における
のと同じレベルに配置することが可能になる。
これに対して、第1のロングギヤツプ・プレス
を逆に配置したとすれば(つまり、フレキシブル
なプレス要素の上に)、繊維材料ウエブの走行経
路は、下向きに傾斜せざるを得なくなり、第1の
プレスギヤツプは必然的にかなり低い高さレベル
に位置させられ、第1のプレスのために、低い特
別な基礎を設けなければならないという不都合が
生ずる。
請求項1に記載された特徴の組合せのうち、第
1のロングギヤツプ・プレスに関する特徴の一部
は、既に公知である。例えば米国特許第3293121
号明細書、米国特許第Re30268号明細書及びドイ
ツ連邦共和国特許公開公報3426235号を参照され
たい。
米国特許第3293121号明細書に記載されいるロ
ングギヤツプ・プレスは、直接的に抄網部に後続
させられ、下位のプレスロールと上位のフレキシ
ブルなプレス要素とを備えているが、このプレス
要素は、空気圧によつてのみ、プレスロールに圧
着される。つまり、この公知例のものは、プレス
シユーを欠いているので、充分な脱水効果は期し
得ない。
米国特許第Re30268号明細書に開示されている
ロングギヤツプ・プレスも、やはり、下位のプレ
スロールと上位のフレキシブルなプレス要素とを
有している。この場合のフレキシブルなプレス要
素は、ガイドロールに巻掛け案内されるプレスベ
ルトとして構されており、複数のプレスシユーに
より、プレスロールに圧着される。このプレスベ
ルトにより取囲まれた内部スペースは、両端面側
で強制的に開かれている。
潤滑剤を供しなければならないプレスシユー
は、プレスベルトに沿つて滑動しうるように、こ
のプレスベルト上に当接するケーシングによつて
囲繞されている。しかし、それにも拘らず、潤滑
剤の一部が外部に漏れ出る恐れがあり、特にこの
種の装置においては、外部に漏れ出る潤滑剤を完
全に捕えることは、極めて困難であるか、あるい
は全く不可能ですらある。
従つて、この装置の場合には、紙料ウエブと機
械部品とが汚損される危険性を除くことは、事実
上できない。
ドイツ連邦共和国特許公開公報第3426235号に
よる装置では、端面側の閉じられたプレスチユー
ブを用いることによつて、この危険性を免れてい
る。
しかし、この公知例の場合にも、紙料ウエブ
が、2本のフエルトと共に面状プレスギヤツプに
向かつてほぼ水平方向で走行するという欠点があ
る。従つて、この場合の紙料ウエブは、プレスギ
ヤツプ内に進入する直前に、プレスチユーブのか
なりシヤープな屈曲に基づき、上方に偏向されね
ばならなくなる。
既に述べたように、この種の急激な偏向は、繊
維材料ウエブを損傷する危険をもたらすものであ
り、前述した如く、このような危険性は、プレス
チユーブがこの進入部位でしばしばふくらみを形
成することによつて一層高められる。
請求項1の発明によれば、第1のロングギヤツ
プ・プレスとは逆に、第2のロングギヤツプ・プ
レスにおいては、プレスロールが上方に配置さ
れ、フレキシブルなプレスチユーブが下方に配置
されている(このことは、類似の抄紙機、例えば
ドイツ連邦共和国特許第3328162号明細書、それ
に対応の米国特許第4648942号明細書による抄紙
機において既に公知となつている)。つまり、第
2のプレスのポジシヨンでは、第1のプレスにお
けるよりも僅かな水しか生じないので、その水の
大部分は、難なく上方に搬出させることができ
る。
また、この上位のプレスロールによつて、一部
は既に公知となつているいくつかの利点が得られ
る。
すなわち、このプレスロールに作用する重力
は、プレスシユーによつて及ぼされるプレス力に
反作用するので、ロール直径が比較的小さいにも
拘らず、ロングギヤツプ・プレスの場合、一般に
極めて高い1000KN/m程度か、もしくはそれ以
上のラインフオースが作用する。これに対し、第
1のロングギヤツプ・プレス内では、最大のライ
ンフオースが平均的な値(例えば、800KN/m)
に制限される。
また、繊維材料ウエブが必然的に上から下に向
かう勾配で、第1のプレスギヤツプから第2のプ
レスギヤツプに移動するという状況に基づいて、
別の利点、即ち、第2のプレスギヤツプが第1の
プレスギヤツプのレベルより低い正常なレベルに
位置させられるという利点が得られる。
各プレスロールを交互に配置すること、つま
り、第1のプレスではプレスロールを下方のポジ
シヨンに配置し、第2のプレスではプレスロール
を上方のポジシヨンに配置することによつて、第
1のプレスでは、その主脱水方向が下向きに、ま
た第2のプレスでは上向きになり、特に高い全体
的脱水効果が得られ、かつ、紙料ウエブの上面お
よび下面における均等な紙料表面特性が保証さ
れ、仕上げられた紙料ウエブの、いわゆる両面性
が減少する。
紙料ウエブを、第1のプレスから第2のプレス
に移行させる作業は、紙料ウエブが継続的に、少
なくとも1本のフエルトベルトにより案内される
ようにして行なうのがよい。
この場合の特に有利な構成は、請求項7に記載
されているが、これと二者択一的に、請求項8に
記載された構成とすることも可能である。
添付図面は、本発明による機械の一実施例を概
略的に示した側面図である。
図示のロングシーブ・パート、つまり、その上
で通常形式より紙料ウエブの地合形成が行われる
長網部からは、抄網サクシヨンロール10と、抄
網リバースロール11と、エンドレスなシーブベ
ルト12とを見てとることができる。
上方から到来する受入れフエルト13は、受入
れロール14に巻掛けられている。受入れフエル
ト13が、シーブベルト12から紙料ウエブを引
き取る。下方から到来するフエルトベルト15
は、ガイドロール16に巻掛けられ、そこから、
紙料ウエブ及び受入れフエルト13と共に、第1
のプレス20に向かつて走行する。この第1のプ
レス20からは、フレーム状の架枠構造21の部
分と、下位のプレスロール22と、その上に配置
されたロングギヤツプ・プレスユニツト23,2
4とを見ることができる。
ロングギヤツプ・プレスユニツト23,24
も、同じく概略的に図示されている。このユニツ
トにおけるフレキシブルなプレスチユーブ(又は
「プレスジヤケツト」)23は、架枠構造21内に
支承された図示されていない不動の支持体を中心
として、ほぼ円形の軌道上を回転する。プレスチ
ユーブ内には、鉛直方向摺動可能なプレスシユー
24が配置されている。プレスシユー24は、プ
レスロール22の形状に適したプレスチユーブス
ライド面を有しており、プレスチユーブ23をプ
レスロール22に圧着することができる。
両フエルトベルト13,15は、その間に介在
する紙料ウエブと共に、上記の如く形成された面
状のプレスギヤツプを貫通案内される。両フエル
トベルト13,15の走行経路は、第1のプレス
ギヤツプに向かう方向で僅かな上向き勾配を有し
ているので、符号Aで示された部位、つまりプレ
スギヤツプ内に進入する直前の部位で、プレスロ
ール22の周面に乗上げる。
プレスギヤツプの後方では、下位のフエルトベ
ルト15が、まず紙料ウエブと共にほぼ水平方向
に、ガイドロール25に向かつて走行し、そこか
ら、移行部位Uに向かつて斜め下方に延びる。
この移行部位Uでは、第2のプレス30におけ
る下位のフエルトベルト26が、受入れサクシヨ
ンロール27を介して、紙料ウエブを受け取る。
下位のフエルトベルト15は、次いで、ガイドロ
ール28,29を経て下方に向かい、ガイドロー
ル16に戻される。
プレスロール22のジヤケツトは、繊維材料ウ
エブから搾出された水を収容するための袋状穴の
複数の貯水部を有している。これらの袋状穴は、
破線で象徴的に示されている。
このような袋状穴を設ける代りに、溝を形成し
てもよいし、あるいは、繊維製ジヤケツト又はそ
の他の水を貯えるための装置を用いてもよい。
各袋状穴によつて、下方に搬送される水の一部
は遠心力により、また一部は、重力によりそれぞ
れ袋状穴ら除去されるが、水を掻取るためのドク
ター18を、付加的に設けることもある。
袋状穴から取出された水は、受容槽19内に集
められ、導管19′を介して外部に排出される。
第2のプレス30も、第1のプレス20と同じ
ように、フレーム状の架枠構造31と、プレスロ
ール32と、ロングギヤツプ・プレスユニツト3
3,34とを備えてる。しかし、この第2のプレ
ス30では、第1のプレス20におけるのとは異
なつて、プレスロール32が、ロングギヤツプ・
プレスユニツト33,34の上方に配置されてい
る。そのため、プレスシユー34は、プレスジヤ
ケツト33を、上方に向かつてプレスロール32
に圧着する。
上位のフエルトベルト26は、紙料ウエブと共
に受入れサクシヨンロール27からガイドロール
35に向かつて走行し、そこでで、下位フエルト
ベルト36と合流する。両フエルトベルト26,
36は、その間に介在する紙料ウエブと共に、こ
の合流地点から稍々下向き勾配の走行経路に沿つ
て、第2のプレス30のプレスギヤツプに向か
う。
この場合、紙料ウエブは、第2のプレスギヤツ
プを通過した後では解放されるように、つまり、
いずれのフエルトベルトとも接触することなく、
図示されてない次の処理ステーシヨンに移動しう
るように、完全に脱水される。その際の紙料ウエ
ブにおけるほぼ水平な走行経路は、矢印9で示さ
れている。
上位のフエルトベルト26は、ガイドロール3
7を経て上方にひいては、受入れサクシヨンロー
ル27に戻るように案内されている。他方、下位
のフエルトベルト36も、ガイドロール38を経
て、下方に、ひいてはガイドロール35に戻るよ
うに案内されている。
両プレスギヤツプ22,32は、公知の形式に
より、撓み調整ロールとして構成されている。
このことは、プレスロール32を例として概略
的に示されている。即ち、回動可能な中空のロー
ルジヤケツト内には、1本の不動な曲げ担体3
2′が貫通案内されており、ロール内部における
この曲げ担体32′と、ロールジヤケツトとの間
には、プレスシユー34からロールジヤケツト3
2に加えられるプレス力を、それ自体は架枠構造
31に支承された曲げ担体32′に伝達するため
の液力支承装置が設けられている。
各プレスのための架枠構造21,31は、同じ
高さで、基礎8上には、抄網部、例えば抄網サク
シヨンロール10、及び抄網リバースロール11
も同じ高さで支承されている。しかし、本発明に
よる機械の特徴とするところは、第1のプレスに
おけるプレスギヤツプが、第2のプレスにおける
プレスギヤツプよりも高いレベル位置を占めてい
る点にある。
JP63503046A 1987-04-14 1988-04-12 繊維材料ウエブを形成するための機械 Granted JPH01501074A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3712709 1987-04-14
DE3712709.8 1987-04-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01501074A JPH01501074A (ja) 1989-04-13
JPH0141758B2 true JPH0141758B2 (ja) 1989-09-07

Family

ID=6325640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63503046A Granted JPH01501074A (ja) 1987-04-14 1988-04-12 繊維材料ウエブを形成するための機械

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP0309530B1 (ja)
JP (1) JPH01501074A (ja)
AT (1) ATE68540T1 (ja)
BR (1) BR8806893A (ja)
DE (1) DE3865618D1 (ja)
FI (1) FI93563B (ja)
RU (1) RU1830094C (ja)
WO (1) WO1988008051A1 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3815278A1 (de) * 1988-05-05 1989-11-16 Voith Gmbh J M Pressenpartie einer maschine zur herstellung einer faserstoffbahn, insbesondere papierbahn
DE4042480C2 (de) * 1990-08-17 2000-02-10 Voith Gmbh J M Pressenpartie einer Papiermaschine
DE4026021C2 (de) * 1990-08-17 1995-10-12 Voith Gmbh J M Pressenpartie einer Papiermaschine
US5389205A (en) * 1990-11-23 1995-02-14 Valmet Paper Machinery, Inc. Method for dewatering of a paper web by pressing using an extended nip shoe pre-press zone on the forming wire
FI96789C (fi) * 1990-11-23 1996-08-26 Valmet Paper Machinery Inc Menetelmä ja laite veden poistamiseksi paperiradasta puristamalla
DE4112355A1 (de) * 1991-04-16 1992-10-22 Escher Wyss Gmbh Pressenpartie einer papiermaschine
DE4223715C2 (de) * 1992-07-18 1995-07-20 Escher Wyss Gmbh Walze
DE4227000A1 (de) * 1992-08-14 1992-12-10 Voith Gmbh J M Vorrichtung zum einwirken auf die unterseite einer laufenden bahn, vorzugsweise papierbahn
US6368466B1 (en) * 1993-12-08 2002-04-09 Valmet Corporation Press section of a paper making machine employing an extended nip press
US5868904A (en) * 1993-12-08 1999-02-09 Valmet Corporation Press section employing an extended nip press with suction counter roll
FI112391B (fi) * 1993-12-08 2003-11-28 Metso Paper Inc Paperikoneen puristinosa, jossa käytetään pitkänippipuristinta
FI110440B (fi) * 1996-04-04 2003-01-31 Metso Paper Inc Rainan siirto paperikoneen kaksihuopaisesta viimeisestä puristinnipistä seuraavalle kuivatusosalle
DE19645408B4 (de) * 1996-11-04 2004-04-15 Voith Sulzer Papiermaschinen Gmbh Verfahren zur Herstellung einer Faserstoffbahn
DE29701382U1 (de) * 1997-01-28 1997-03-20 Voith Sulzer Papiermasch Gmbh Pressenpartie einer Papiermaschine
DE19801417A1 (de) * 1998-01-16 1999-07-22 Voith Sulzer Papiertech Patent Pressenpartie
DE60018304T2 (de) * 1999-05-14 2006-04-13 Metso Paper, Inc. Verfahren und Maschine für ein Herstellen von Druckpapier oder Karton

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4483745A (en) * 1982-09-29 1984-11-20 Beloit Corporation Method and apparatus of sheet transfer using a nonporous smooth surfaced belt
FI70950C (fi) * 1983-03-25 1986-10-27 Valmet Oy Pressparti med slutet drag i pappersmaskin
FI842114A (fi) * 1984-05-25 1985-11-26 Valmet Oy Pressparti med separata presszon i en pappersmaskin.
CA1249470A (en) * 1985-01-08 1989-01-31 Gregory L. Wedel Electromagnetic extended nip press
FI82500C (fi) * 1985-02-18 1991-03-11 Valmet Oy Pressparti med separata pressnyp i en pappersmaskin.
SE455316B (sv) * 1985-12-09 1988-07-04 Nordiskafilt Ab Forfarande och anordning vid pressnyp i presspartiet till pappersmaskiner

Also Published As

Publication number Publication date
WO1988008051A1 (en) 1988-10-20
FI93563B (fi) 1995-01-13
DE3865618D1 (de) 1991-11-21
RU1830094C (ru) 1993-07-23
FI885768A0 (fi) 1988-12-13
JPH01501074A (ja) 1989-04-13
ATE68540T1 (de) 1991-11-15
BR8806893A (pt) 1989-10-31
FI885768A (fi) 1988-12-13
EP0309530B1 (de) 1991-10-16
EP0309530A1 (de) 1989-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0141758B2 (ja)
FI80094B (fi) Banoeverfoeringsfoerfarande.
EP0718434B1 (en) Press section of paper machine, in particular for printing paper qualities
CA2059870C (en) Press belt support for press section of paper making machine
JP4301619B2 (ja) ダブル抄網形フォーマー
EP1313913B1 (en) Twin-wire belt press
EP0267186A1 (en) PRESS FOR PRESSING A MOVING BAND.
US6197156B1 (en) Press section of a paper machine, in particular for printing paper qualities
US5820731A (en) Method and apparatus in a paper or board machine for dewatering the web
AU2001282740A1 (en) Twin-wire belt press
US6254728B1 (en) Method and machine for manufacturing a fibrous pulp web
KR100362492B1 (ko) 제지기계용하이브리드포머
US6090244A (en) Press section
US6221214B1 (en) Wet press and method for treating a fibrous material web
EP1077283B1 (de) Pressenpartie
CA2123821C (en) Web former in a paper machine
KR100494035B1 (ko) 웨브성형기에서 웨브재습을 방지하는 방법 및 장치
EP0712959B1 (en) Set of ribs in a dewatering device in a paper machine
US5540817A (en) Method and apparatus for detaching a traveling web from two wire belts
DE102016123433A1 (de) Pressanordnung
US6261416B1 (en) Device and method for draining a web
US6132559A (en) Method and device for dewatering a paper or board web and passing the web into a press section
US3477907A (en) Press arrangement for papermaking machine
NO177275B (no) Spesialrem for bruk i presser med utvidet nip på papirmaskiner
DE60119366T2 (de) Pressenpartie für eine mit einem vorpressspalt versehene kartonmaschine und verfahren zur entwässerung einer papierbahn in einer solchen pressenpartie