JPH0141658Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0141658Y2 JPH0141658Y2 JP1981157252U JP15725281U JPH0141658Y2 JP H0141658 Y2 JPH0141658 Y2 JP H0141658Y2 JP 1981157252 U JP1981157252 U JP 1981157252U JP 15725281 U JP15725281 U JP 15725281U JP H0141658 Y2 JPH0141658 Y2 JP H0141658Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- rear side
- panels
- box
- vehicle body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005773 Enders reaction Methods 0.000 claims 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車の車体に関し、特に車体後部の
構造に関する。
構造に関する。
一般に、乗用車の車体においては、第１図示の
ように車体後部に水密構造のラゲージスペースＡ
を確保するのが普通である。即ち、車体をモノコ
ツク構造で作る場合、このラゲージスペースＡ
は、第２、３図示のようにリヤフロアパネル１の
後側を覆うリヤエンドパネル２と、リヤフロアパ
ネル１の両側を覆う一対のリヤフエンダパネル３
Ａ，３Ｂとで形成される（昭和55年11月、日産自
動車(株)発行［ニツサンローレルC31型車 整備要
領書第352頁参照）。
ように車体後部に水密構造のラゲージスペースＡ
を確保するのが普通である。即ち、車体をモノコ
ツク構造で作る場合、このラゲージスペースＡ
は、第２、３図示のようにリヤフロアパネル１の
後側を覆うリヤエンドパネル２と、リヤフロアパ
ネル１の両側を覆う一対のリヤフエンダパネル３
Ａ，３Ｂとで形成される（昭和55年11月、日産自
動車(株)発行［ニツサンローレルC31型車 整備要
領書第352頁参照）。
ところで、従来のこれらのリヤフエンダパネル
３Ａ，３Ｂは、溶接線ａ，ｃに沿つてルーフパネ
ル４、リヤエンドパネル２にそれぞれ溶接固定さ
れるため、リヤフエンダパネル３Ａ，３Ｂが衝突
事故等で変形した場合、リヤフエンダパネル３
ａ，３ｂを補修するには溶接箇所を切断等により
取りはずし交換するか、板金作業により変形した
リヤフエンダパネル３Ａ，３Ｂの形状を矯正し、
塗装をやり直して修理を行なつている。しかしな
がら、どちらの修理方法でも莫大な工数が必要で
あつた。
３Ａ，３Ｂは、溶接線ａ，ｃに沿つてルーフパネ
ル４、リヤエンドパネル２にそれぞれ溶接固定さ
れるため、リヤフエンダパネル３Ａ，３Ｂが衝突
事故等で変形した場合、リヤフエンダパネル３
ａ，３ｂを補修するには溶接箇所を切断等により
取りはずし交換するか、板金作業により変形した
リヤフエンダパネル３Ａ，３Ｂの形状を矯正し、
塗装をやり直して修理を行なつている。しかしな
がら、どちらの修理方法でも莫大な工数が必要で
あつた。
本考案は、以上に述べたような従来の車体後部
の修理上の問題を解決するため、一対のリヤサイ
ドパネル及びリヤエンドパネルによりリヤフロア
パネルの三方を取囲む箱型構造を形成すると共
に、前記リヤサイドパネルの前後方向に伸びる一
対のブラケツトをリヤサイドパネルに設け、前記
箱型構造の外側を覆うリヤフエンダパネルを前記
各ブラケツトに取外可能に取付けることを提案す
るものである。即ち、このような後部車体構造に
よれば、リヤフエンダパネルは強度部材ではなく
なるから、リヤフエンダパネルが損傷した場合
に、これを新たなものと取換えることが可能とな
り、迅速に原形に復旧することができる。
の修理上の問題を解決するため、一対のリヤサイ
ドパネル及びリヤエンドパネルによりリヤフロア
パネルの三方を取囲む箱型構造を形成すると共
に、前記リヤサイドパネルの前後方向に伸びる一
対のブラケツトをリヤサイドパネルに設け、前記
箱型構造の外側を覆うリヤフエンダパネルを前記
各ブラケツトに取外可能に取付けることを提案す
るものである。即ち、このような後部車体構造に
よれば、リヤフエンダパネルは強度部材ではなく
なるから、リヤフエンダパネルが損傷した場合
に、これを新たなものと取換えることが可能とな
り、迅速に原形に復旧することができる。
以下、第４図〜第６図について本考案の一実施
例の詳細を説明する。
例の詳細を説明する。
図示実施例はトランクリツド（図示せず）装備
車に本考案を施こした場合の実施例であり、リヤ
フロアパネル１０上のラゲツジスペースＡは、リ
ヤフロアパネル１０の後側を覆うリヤエンドパネ
ル１１と、リヤフロアパネル１０の両側を覆う２
枚のリヤサイドパネル１２Ａ，１２Ｂとにより水
密な箱型構造に形成される。即ち、両リヤサイド
パネル１２Ａ，１２Ｂの前端部はリヤピラー１３
Ａ，１３Ｂの基部に溶接線ｄに沿つて結合され、
また、両リヤサイドパネル１２Ａ，１２Ｂの後端
部はリヤエンドパネル１１の両側辺部に溶接線ｅ
に沿つてそれぞれ溶接してある。そして、両リヤ
サイドパネル１２Ａ，１２Ｂの水平に曲げられた
前端延長部１２ａは、車体内側に向つて延長され
パーセルシエルフ１４の両側辺部に対して溶接線
ｆに沿つて結合してある。勿論、本考案をバツク
ドア車に施こす場合には、パーセルシエルフはな
いから、リヤサイドパネルの前端部をリヤピラー
に結合するだけでよい。
車に本考案を施こした場合の実施例であり、リヤ
フロアパネル１０上のラゲツジスペースＡは、リ
ヤフロアパネル１０の後側を覆うリヤエンドパネ
ル１１と、リヤフロアパネル１０の両側を覆う２
枚のリヤサイドパネル１２Ａ，１２Ｂとにより水
密な箱型構造に形成される。即ち、両リヤサイド
パネル１２Ａ，１２Ｂの前端部はリヤピラー１３
Ａ，１３Ｂの基部に溶接線ｄに沿つて結合され、
また、両リヤサイドパネル１２Ａ，１２Ｂの後端
部はリヤエンドパネル１１の両側辺部に溶接線ｅ
に沿つてそれぞれ溶接してある。そして、両リヤ
サイドパネル１２Ａ，１２Ｂの水平に曲げられた
前端延長部１２ａは、車体内側に向つて延長され
パーセルシエルフ１４の両側辺部に対して溶接線
ｆに沿つて結合してある。勿論、本考案をバツク
ドア車に施こす場合には、パーセルシエルフはな
いから、リヤサイドパネルの前端部をリヤピラー
に結合するだけでよい。
本考案によれば、前記両リヤサイドパネル１２
Ａ，１２Ｂの外側はリヤフエンダパネル１５Ａ，
１５Ｂにより覆われる。強化合成樹脂で作ること
もできるこれらのリヤフエンダパネル１５Ａ，１
５Ｂの取付けのため、リヤサイドパネル１５Ａ，
１５Ｂの上部には略水平方向に延長したブラケツ
ト１６が固定され、したがつて、これらのブラケ
ツト１６のウエルドナツト１７（第５図）にボル
ト１８を緊締することによりリヤフエンダパネル
１５Ａ，１５Ｂの上部フランジ１５ａをブラケツ
ト１６に固定できる。また、リヤフエンダパネル
１５Ａ，１５Ｂの下部フランジ１５ｂの固定のた
め、リヤサイドパネル１２Ａ，１２Ｂの下縁には
取付フランジ１２ｂが折立ててある。したがつ
て、第５図示のＪナツト１９及びボルト２０によ
つて下部フランジ１５ｂを取付フランジ１２ｂに
取外し可能に固定できる。なお、前記リヤエンド
パネル１１の外側はリヤエンドフイニツシヤ２１
及びリヤバンパー２２で覆われるのは指摘するま
でもない。
Ａ，１２Ｂの外側はリヤフエンダパネル１５Ａ，
１５Ｂにより覆われる。強化合成樹脂で作ること
もできるこれらのリヤフエンダパネル１５Ａ，１
５Ｂの取付けのため、リヤサイドパネル１５Ａ，
１５Ｂの上部には略水平方向に延長したブラケツ
ト１６が固定され、したがつて、これらのブラケ
ツト１６のウエルドナツト１７（第５図）にボル
ト１８を緊締することによりリヤフエンダパネル
１５Ａ，１５Ｂの上部フランジ１５ａをブラケツ
ト１６に固定できる。また、リヤフエンダパネル
１５Ａ，１５Ｂの下部フランジ１５ｂの固定のた
め、リヤサイドパネル１２Ａ，１２Ｂの下縁には
取付フランジ１２ｂが折立ててある。したがつ
て、第５図示のＪナツト１９及びボルト２０によ
つて下部フランジ１５ｂを取付フランジ１２ｂに
取外し可能に固定できる。なお、前記リヤエンド
パネル１１の外側はリヤエンドフイニツシヤ２１
及びリヤバンパー２２で覆われるのは指摘するま
でもない。
本考案による後部車体構造は、以上のような構
成であるため、リヤフエンダパネル１５Ａ，１５
Ｂが衝突事故等で損傷を受けた場合、ボルト１
８，２０を外すだけで、変形したリヤフエンダパ
ネル１５Ａ，１５Ｂを交換できるから、仕上りの
よい修理結果が得られる。また、本考案において
は、外観に影響のないリヤエンドパネル１１及び
リヤサイドパネル１２Ａ，１２Ｂにより強度部材
が構成されるので、基本構造を変えずに、リヤフ
エンダパネル１５Ａ，１５Ｂ及びリヤエンドフイ
ニツシヤ２１の形状を変えるだけで、車体後部の
デザインを変更できまた、リヤフエンダパネルを
樹脂とし、車体の軽量化をはかれる利点がある。
さらに、本考案によれば、リヤフエンダパネルを
取付ける車体前後方向のブラケツトを、リヤサイ
ドパネルに設けたので、後面衝突の際、箱型構造
の変形を防止できるので、前記箱形構造内部に収
納した物品の破損を防ぐことができる。
成であるため、リヤフエンダパネル１５Ａ，１５
Ｂが衝突事故等で損傷を受けた場合、ボルト１
８，２０を外すだけで、変形したリヤフエンダパ
ネル１５Ａ，１５Ｂを交換できるから、仕上りの
よい修理結果が得られる。また、本考案において
は、外観に影響のないリヤエンドパネル１１及び
リヤサイドパネル１２Ａ，１２Ｂにより強度部材
が構成されるので、基本構造を変えずに、リヤフ
エンダパネル１５Ａ，１５Ｂ及びリヤエンドフイ
ニツシヤ２１の形状を変えるだけで、車体後部の
デザインを変更できまた、リヤフエンダパネルを
樹脂とし、車体の軽量化をはかれる利点がある。
さらに、本考案によれば、リヤフエンダパネルを
取付ける車体前後方向のブラケツトを、リヤサイ
ドパネルに設けたので、後面衝突の際、箱型構造
の変形を防止できるので、前記箱形構造内部に収
納した物品の破損を防ぐことができる。
第１図は従来の車体後部の外観斜視図、第２図
は第１図の−線に沿つた断面図、第３図は第
１図の−線に沿つた断面図、第４図は本考案
による後部車体の分解斜視図、第５図は第４図の
−線に沿う断面図、第６図は第４図の−
線に沿う断面図である。 Ａ……ラゲージスペース、ａ〜ｆ……溶接線、
１，１０……リヤフロアパネル、２，１１……リ
ヤエンドパネル、１２Ａ，１２Ｂ……リヤサイド
パネル、３Ａ，３Ｂ，１５Ａ，１５Ｂ……リヤフ
エンダパネル、１６……ブラケツト、１８，２０
……ボルト、２１……リヤエンドフイニツシヤ。
は第１図の−線に沿つた断面図、第３図は第
１図の−線に沿つた断面図、第４図は本考案
による後部車体の分解斜視図、第５図は第４図の
−線に沿う断面図、第６図は第４図の−
線に沿う断面図である。 Ａ……ラゲージスペース、ａ〜ｆ……溶接線、
１，１０……リヤフロアパネル、２，１１……リ
ヤエンドパネル、１２Ａ，１２Ｂ……リヤサイド
パネル、３Ａ，３Ｂ，１５Ａ，１５Ｂ……リヤフ
エンダパネル、１６……ブラケツト、１８，２０
……ボルト、２１……リヤエンドフイニツシヤ。
Claims (1)
- 一対のリヤサイドパネル及びリヤエンドパネル
によりリヤフロアパネルの三方を取囲む箱型構造
を形成すると共に、前記リヤサイドパネルの前後
方向に伸びる一対のブラケツトをリヤサイドパネ
ルに設け、前記箱型構造の外側を覆うリヤフエン
ダパネルを前記各ブラケツトに取外可能に取付け
たことを特徴とする後部車体構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15725281U JPS5861683U (ja) | 1981-10-22 | 1981-10-22 | 後部車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15725281U JPS5861683U (ja) | 1981-10-22 | 1981-10-22 | 後部車体構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5861683U JPS5861683U (ja) | 1983-04-26 |
| JPH0141658Y2 true JPH0141658Y2 (ja) | 1989-12-08 |
Family
ID=29949779
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15725281U Granted JPS5861683U (ja) | 1981-10-22 | 1981-10-22 | 後部車体構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5861683U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6015060U (ja) * | 1983-07-12 | 1985-02-01 | マツダ株式会社 | 自動車の後部車体構造 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5286112U (ja) * | 1975-12-23 | 1977-06-27 |
-
1981
- 1981-10-22 JP JP15725281U patent/JPS5861683U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5861683U (ja) | 1983-04-26 |
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