JPH0139880Y2 - - Google Patents

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JPH0139880Y2
JPH0139880Y2 JP1984080962U JP8096284U JPH0139880Y2 JP H0139880 Y2 JPH0139880 Y2 JP H0139880Y2 JP 1984080962 U JP1984080962 U JP 1984080962U JP 8096284 U JP8096284 U JP 8096284U JP H0139880 Y2 JPH0139880 Y2 JP H0139880Y2
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JP
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wax
thermowax
engine
intake passage
case
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JP1984080962U
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JPS60192261U (ja
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  • Means For Warming Up And Starting Carburetors (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関の気化器に併設されたケース
内にサーモワツクスとPTCヒータ等の発熱体を
互に圧接させて収容し、該サーモワツクスの膨
張、収縮により延出した作動ロツドを進出、後退
させ、気化器の始動用吸気通路に配設されるプラ
ンジヤー等を作動させるようにした気化器の感温
制御装置に関するものであり、特に発熱体からワ
ツクスへの伝熱量を調整し、エンジンの暖機特性
とサーモワツクスのリフト特性を可及的に一致さ
せるようにした気化器の感温制御装置に係るもの
である。
従来、エンジンの吸気通路に介入される気化器
に、絞り弁を迂回して該絞り弁の上流側と下流側
とを連通する始動用吸気通路と、これを開閉制御
するプランジヤーとを設けると共にその外側に併
設されるケース内に該プランジヤーに連るサーモ
ワツクスとPTCヒータ等の発熱体を互に圧接さ
せて収容し、該サーモワツクスは前記PTCヒー
タで加熱されて漸次そのリフト量を増大され、こ
れに伴い該プランジヤーは漸次始動用吸気通路を
閉じるようにした自動スタータ装置が知られる
が、該自動スタータ装置の適正な動作にはエンジ
ンの暖機特性とサーモワツクスのリフト特性を一
致させる、少なくとも可及的に一致させることが
必要である。
しかしながら、第1図のグラフに示すように、
PTCヒータの温度特性Pはエンジンの始動後10
秒前後でキユーリー点まで上昇し、エンジンの暖
機特性Wに比らべ極めて早期に立上りを生ずる。
そのため、該PTCヒータで直接サーモワツク
スを加熱させると、暖機中に早くスタータが閉
じ、冷間時のドライバビリテイが悪化する。
本考案は上記欠点に鑑みなされたもので、サー
モワツクスのワツクスケースと該ワツクスケース
内に充填させるワツクス本体との間に、このワツ
クス本体全体を囲繞する断熱材製のインナーケー
スを設けることにより、PTCヒータからワツク
ス本体への入熱を前記断熱材を介して行ない、エ
ンジンの暖機特性に可及的に適合するスタータ動
作を得るようにした気化器の感温制御装置を提供
せんとするものである。
以下本考案の実施例を第2図に基づいて説明す
る。図は本考案感温制御装置を気化器のスタータ
装置に用いた態様を示し、1は気化器本体であ
り、この気化器本体1の吸気通路2には絞り弁3
が摺動自在に直交し、該絞り弁3下側の吸気通路
2底面にはメインノズル4が開口し、このメイン
ノズル4の下端はメインジエツト5を介してフロ
ート室6内の油面下へ連通している。前記絞り弁
3にはジエツトニードル7が垂下され、このジエ
ツトニードル7は前記メインノズル4と挿合して
いる。
8は前記絞り弁3を迂回して前記吸気通路2を
連通する始動用吸気通路、9は前記始動用吸気通
路8に開口する始動用燃料噴孔であり、この始動
用燃料噴孔9は始動用エアブリードパイプ10を
介して始動用燃料室11の油面下に連通してい
る。12はフロート室6と始動用燃料室11とを
連通する燃料通路であり、この燃料通路12には
始動用ジエツト13が設けられている。
前記始動用吸気通路8には、これを開閉制御す
るプランジヤー14が設けられ、このプランジヤ
ー14には圧縮バネ15を介して摺動可能に係止
されるジエツトニードル16が挿入されている。
前記プランジヤー14はジエツトニードル16頭
部に係合し、戻りバネ17により上方へ付勢され
るバネ受け18により上側へ引き上げられ始動用
吸気通路8を常時開放している。
前記プランジヤー14の外側(上側)にはサー
モワツクス19とPTCヒータ20とが互に圧接
して収容されるケース21が併設され、該サーモ
ワツクス19より延出する作動ロツド22の先端
に前記ジエツトニードル16の上端が当接し、該
作動ロツド22の動作に連動してプランジヤー1
4が作動する様になつている。
一方、前記サーモワツクス19は、第3図に詳
示する様に、本体23と該本体23にダイヤフラ
ム24を挾んで固着されるワツクスケース25と
よりなり、該ダイヤフラム24により区画された
ワツクスケース25内には断熱材製のインナーケ
ース26を介してワツクス本体27が収納されて
いる。前記本体23側にはダイヤフラム24に面
して半流動体28が収納され、また、ラバーピス
トン29、テフロンシート30を介して前記作動
ロツド22が該本体23から進退可能に延出して
設けられている。
また前記PTCヒータ20はエンジンの発電機
等31に接続され、エンジン運転時のみ該PTC
ヒータ20に電力を供給する様になつている。
次にこの実施例の作用を説明する。
エンジンの冷間時は、サーモワツクス19のワ
ツクス本体27が収縮しているため、プランジヤ
ー14は戻りバネ17により上動され、始動用吸
気通路8を開放している。この状況下でエンジン
を冷間始動させるとエンジンの吸入負圧が始動用
吸気通路8に作用し、該始動用吸気通路8内で生
成された所定の濃い混合気がエンジンに供給され
る。
エンジンが始動すると、PTCヒータ20は加
熱され始動後10秒前後でキユーリポイントに達す
るが、ワツクスケース25とワツクス本体27と
の間に断熱材製のインナーケース26が設けられ
ているため、ワツクス本体27の昇温膨張はその
立上りを遅くされ、第4図のエンジンの暖機特性
に極めて近い時間、温度特性曲面Cをたどつて昇
温膨張していく。従つて、作動ロツド22はエン
ジンの暖機特性に従つて戻りバネ17に抗して伸
張され、プランジヤー14もエンジンの暖機状態
に応じて始動用吸気通路8を閉じていく。
プランジヤー14が始動用吸気通路8を完全に
閉じた後は、作動ロツド22の押圧力はプランジ
ヤー14にかかることなく、圧縮バネ15に抗し
てジエツトニードル16だけを下動させるだけで
サーモワツクス19の作用力は吸収される。従つ
てプランジヤー14にかかるサーモワツクス19
の押圧力は圧縮バネ15の押圧力となるので、過
大な圧力がかかることなくプランジヤー14の破
損は防止される。
エンジン停止後のワツクス本体27の冷却特性
も、該ワツクス本体27が断熱材製のインナーケ
ース26により囲繞されているため、急冷される
ことなく、エンジン冷却特性に沿つて徐冷される
ため、プランジヤー14は始動用吸気通路8の開
放を急激には行わず、従つて、温間再始動におい
てはその状態のエンジン要求混合気の濃度及び量
を制御できることになり、オーバーリツチになる
ことが防止され、再始動不良が避けられる。
以上の如く本考案によれば、気化器に併設させ
たケース内に作動ロツドを具えたサーモワツクス
と、該サーモワツクスに圧接させて発熱体を収容
した感温制御装置において、前記サーモワツクス
のセンサーケースと該センサーケース内に充填さ
れるワツクス本体との間に断熱材製のインナーケ
ースを設けたので、エンジン冷間始動において、
発熱体が暖機前に急昇温しても、ワツクス本体に
対する入熱が時間遅れで行われ、急昇せず、従つ
て、暖機前にスタータが閉じることがなく、エン
ジン要求空燃化に制御でき、安定したドライバビ
リテイが得られる優れた効果が奉される。
さらに、エンジン停止後の冷却特性も、断熱材
製のインナーケースがワツクス本体を囲繞するこ
とにより、徐冷され、エンジン再始動時に適合し
たスタータ状態が再現可能になり、オーバーリツ
チを防げ、良好な再始動性が得られる優れた効果
もある。
また、インナーケースによりワツクス本体全体
を囲繞するので、ワツクス本体への入熱が全て断
熱材を介して行なわれ、該断熱材によるワツクス
本体の昇温膨張の制御を完全に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は発熱体とエンジンの断機特性曲線説明
図、第2図は本考案感温制御装置を備えた気化器
の説明図、第3図はサーモワツクスの説明図、第
4図はワツクス本体とエンジンの断機特性曲線説
明図である。 1……気化器本体、14……プランジヤー、1
9……サーモワツクス、20……PTCヒータ
(発熱体)、21……ケース、22……作動ロツ
ド、25……ワツクスケース、26……断熱材製
のインナーケース、27……ワツクス本体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 気化器に併設されたケース内に、作動ロツドを
    具えたサーモワツクスと、該サーモワツクスのワ
    ツクスケース外面に圧接される発熱体を収容し、
    該サーモワツクスの膨張、収縮により前記作動ロ
    ツドを進出、後退させ、気化器の始動用吸気通路
    に配設されるプランジヤーを作動させるようにし
    た気化器の感温制御装置において、前記サーモワ
    ツクスのワツクスケースと該ワツクスケース内に
    充填させるワツクス本体との間に、このワツクス
    本体全体を囲繞する断熱材製のインナーケースを
    設けたことを特徴とする気化器の感温制御装置。
JP8096284U 1984-05-30 1984-05-30 気化器の感温制御装置 Granted JPS60192261U (ja)

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JP8096284U JPS60192261U (ja) 1984-05-30 1984-05-30 気化器の感温制御装置

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JPS60192261U JPS60192261U (ja) 1985-12-20
JPH0139880Y2 true JPH0139880Y2 (ja) 1989-11-30

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58126455A (ja) * 1982-01-22 1983-07-27 Toyota Motor Corp 気化器制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5879054U (ja) * 1981-11-26 1983-05-28 本田技研工業株式会社 気化器における始動用混合気供給制御装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58126455A (ja) * 1982-01-22 1983-07-27 Toyota Motor Corp 気化器制御装置

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JPS60192261U (ja) 1985-12-20

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