JPH0139860Y2 - - Google Patents

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JPH0139860Y2
JPH0139860Y2 JP1983149995U JP14999583U JPH0139860Y2 JP H0139860 Y2 JPH0139860 Y2 JP H0139860Y2 JP 1983149995 U JP1983149995 U JP 1983149995U JP 14999583 U JP14999583 U JP 14999583U JP H0139860 Y2 JPH0139860 Y2 JP H0139860Y2
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JP
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cooling water
flow rate
temperature
heater
passage
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JP1983149995U
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JPS6057731U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエンジンの冷却水を利用して自動車の
室内などを暖房する冷却水循環システムに関す
る。
寒冷時においてエンジン始動後速やかに室内暖
房が行われるようにしたものに、実開昭55−
41594号公報に掲載される先行技術がある。この
先行技術は第1図に示すように、ラジエータaを
通過するメイン冷却水通路b、ヒータユニツトc
を通過するヒータ水通路d及びバイパス通路eの
3系統の通路によつてエンジン本体冷却部fの冷
却水を循環させ、且つメイン冷却水通路bに冷却
水温度が設定温度以上になつたとき開弁するサー
モスタツトgを配すると共にヒータ水通路dにヒ
ータ水流量調整弁hを配したエンジンの冷却水循
環システムにおいて、前記バイパス通路eにバイ
パス流量調整弁iを設け、このバイパス流量調整
弁iと前記ヒータ水流量調整弁hとの間に、両弁
i,hの開度量を互いに逆にする機構を設けたこ
とを特徴とするものである。尚、jはウオータポ
ンプ、kはヒータレバーである。
この先行技術によると、ヒータレバーkを引い
てヒータ水流量調整弁hの開度を大としたとき、
バイパス流量調整弁iの開度が小さくなるので、
バイパス通路eを流れる冷却水流量が制限され
る。従つて寒冷時において冷却水温度が低くサー
モスタツトgが閉じているときに、ヒータ水流量
調整弁hの開度を大にすると、ヒータ水通路dを
通じてヒータユニツトcに流れる冷却水(ヒータ
水)の流量が多くなり、これに供給される熱量が
増大する。この結果、エンジン始動後の暖房性能
を向上させることができる。
しかし上記先行技術によれば、ヒータ水流量調
整弁hとバイパス流量調整弁iとの開度量が逆関
係になるよう拘束され、ヒータ水通路dの冷却水
(ヒータ水)流量とバイパス通路eの冷却水流量
とは冷却水温度に関係なく所定の比率になるよう
機械的に定められているので、これらの流量を冷
却水温度に応じて調整することが不可能である。
従つて冷却水の水温が低い場合に(このときサ
ーモスタツトgは閉じている。)、例えばヒータ水
流量調整弁hを半開にしたとき、バイパス通路e
に冷却水が流れる分ヒータユニツトcに流れる冷
却水の流量が減少するためにエンジン始動後の暖
房性能が悪くなる。
又暖房を必要としない時期においては、ヒータ
水流量調整弁hは全閉状態にあり、バイパス流量
調整弁iは全閉状態に固定されることになる。従
つてボトムバイパス方式などバイパス通路eの管
径が大きくバイパス流量が大であるものにおいて
は、冷却水温度の上昇時にサーモスタツトgが開
いても、バイパス通路eの流量が大となり、ラジ
エータaに向け冷却水が十分に流れず、この結果
冷却水温度の低下が不充分となり、オーバヒート
等の問題が生じる。
本考案は上記先行技術の有する問題点を解消す
るため、図示する実施例に例示する如く、ラジエ
ータ1を通過するメイン冷却水通路2、ヒータユ
ニツト3を通過するヒータ水通路4及びバイパス
通路5の3系統の通路によつてエンジン本体冷却
部6の冷却水を循環させ、且つメイン冷却水通路
2の他の通路4,5から独立した部分に冷却水温
度が設定温度以上になつたとき開弁するサーモス
タツト7を配すると共にヒータ水通路4の他の通
路2,5から独立した部分にヒータ水流量調整弁
8を配したエンジンの冷却水循環システムにおい
て、前記バイパス通路5の他の通路2,4から独
立した部分にヒータ水流量調整弁8が所定開度以
上になると全閉する開閉弁9と、冷却水温度を感
知して流量を制御する感温制御弁10とを配した
ことを特徴とする。
第2図及び第3図に示す実施例は、前記開閉弁
9として電磁弁を採用し、前記ヒータ水流量調整
弁8が所定開度以上になると、それを電気的に検
知してソレノイド11が働き全閉動するように構
成されている。前記調整弁8の閉弁時及びその開
度が所定値以下のときは、前記開閉弁9は全閉状
態となつている。尚、前記所定開度は任意に選ぶ
ことができるが、これを極めて小さな開度に選定
して、前記調整弁8を僅かに開けると、前記開閉
弁9が全閉動するように構成することができる。
又本実施例では前記サーモスタツト7と前記感
温制御弁10とを、感温制御弁装置12の共通の
感温伸縮部13によつて制御されるようにしてい
る。この感温制御弁10はサーモスタツト7の設
定温度において冷却水温度を感知して流量を制御
するように構成され、具体的にはその弁体14の
弁孔15に対する位置を変えて、流路面積を増減
させ流量制御を行つている。そして、冷却水温度
がサーモスタツト7の設定温度まで上昇したと
き、前記弁孔15を全閉する一方、冷却水温度が
低くなるほど、流量が増すように前記感温制御弁
10の特性を設定している。
尚、第2図において、16はヒータ水流量調整
弁8の弁開度を操作するためのヒータレバー、1
7はエンジン本体冷却部6の冷却水を循環させる
ためのウオータポンプでメイン冷却水通路2、ヒ
ータ水通路4およびバイパス通路5のそれぞれに
共通に働くようにしてある。サーモスタツト7は
メイン冷却水通路2だけを開閉するようメイン冷
却通路2からヒータ水通路4やバイパス通路5の
上流側が分岐している部分よりも下流側に設けて
あり、また感温弁10および開閉弁9はバイパス
通路5だけに働くようバイパス通路5の上流側が
メイン冷却水通路2から分岐している部分に感温
弁10を設け、それより下流側に開閉弁9を設け
てある。
しかしこれらの具体的な位置はメイン冷却水通
路2、ヒータ水通路4およびバイパス通路5の各
上流側をエンジン本体冷却部6にどのように接続
するかによつて種々に変えられる。要するにサー
モスタツト7はメイン冷却水通路2の単独部分に
働かせ、感温弁10および開閉弁9はバイパス通
路5の単独部分に働かせればよい。
次に本考案の作用及び効果を上記実施例に基づ
き説明する。
ヒータレバー16を操作し、ヒータ水流量調整
弁8を所定開度以上にセツトした場合における、
エンジン始動直後の冷却水の流れを見ると、冷却
水温度が低いためサーモスタツト7が閉じ、且つ
前記開閉弁9も閉じているのでメイン冷却水通路
2およびバイパス通路5が共に完全に閉じられて
いる。このため冷却水はヒータ水通路4のみを循
環する。この結果、ヒータユニツト3を流れる冷
却水(ヒータ水)の流量が増加するので、ヒータ
ユニツト3に供給される熱量を増大させることが
できる。従つて本考案によれば、エンジン始動後
の暖房性能を向上させることができる。
冷却水温度が前記サーモスタツト7の設定温度
に達するとサーモスタツト7は徐々に開き、メイ
ン冷却水通路2の流路面積を徐々に大きくしてい
く。このため冷却水温度の上昇と共にメイン冷却
水通路2を循環する冷却水の流量が増大する。こ
のとき前記開閉弁9は全閉状態にあり、バイパス
通路5を完全に閉じている。したがつてバイパス
通路5に冷却水は流れない。
暖房不要時には、ヒータ水流量調整弁8は全閉
状態、前記開閉弁9は全開状態にあり、ヒータ水
通路4は完全に閉じられ、バイパス通路5は最大
限に開かれている。そしてエンジン始動直後の冷
却水温度が低いときは、前記サーモスタツト7も
閉じメイン冷却水通路2が完全に閉じられている
ので、冷却水はバイパス通路5のみを循環し、冷
却水温度の早期向上を達成する。冷却水温度が高
くなると、前記感温制御弁10の働きによりバイ
パス通路5の冷却水流量を減少させ、冷却水をそ
の時の冷却水温度に見合つた量だけメイン冷却水
通路2に流し、冷却水温度の上昇を防止する。こ
の結果バイパス通路5の冷却水流量が、ヒータ水
流量調整弁8にそれが所定開度以上のとき全閉す
るように関連付けられた開閉弁9と、冷却水温度
に応じて流路面積を変える感温弁10との協働に
よつて、暖房、非暖房時の各種条件に応じて細や
かに制御することができ、先行技術に見られた非
暖房時のオーバヒートや暖房時のヒータ水流量調
整弁の開度如何によるエンジン始動後の低暖房性
と云つたことを防止することができる。
本考案は上記実施例に示す外、種々の態様に構
成することができる。例えば上記実施例では感温
制御弁10を、サーモスタツト7の感温伸縮部1
3によつて制御されるように構成しているが、こ
れを前記サーモスタツト7から独立させて構成す
ることができる。又この感温制御弁10と前記開
閉弁9とを組合わせた制御弁をバイパス通路5に
配し、この制御弁に、前記ヒータ水流量調整弁8
が所定開度以上になると全閉する機能と、サーモ
スタツト7の設定温度又はその近傍の温度におい
て冷却水温度を感知して流量を制御する機能を併
用させるように構成してもよい。更に本考案をボ
トムバイパス方式の冷却水循環システムに実施す
ることもできる。
本考案は上記構成を有するので、上記先行技術
以上にエンジン始動後の暖房性能を向上させるこ
とができると共に、暖房不要時における冷却水温
度コントロール性能を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は先行技術のシステム図、第2図は本考
案の実施例のシステム図、第3図はその要部の縦
断面図である。 1……ラジエータ、2……メイン冷却水通路、
3……ヒータユニツト、4……ヒータ水通路、5
……バイパス通路、6……エンジン本体冷却部、
7……サーモスタツト、8ヒータ水流量調整弁、
9……開閉弁、10……感温制御弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ラジエータを通過するメイン冷却水通路、ヒー
    タユニツトを通過するヒータ水通路及びバイパス
    通路の3系統の通路によつてエンジン本体冷却部
    の冷却水を循環させ、且つメイン冷却水通路の他
    の通路から独立した部分に冷却水温度が設定温度
    以上になつたとき開弁するサーモスタツトを配す
    ると共にヒータ水通路の他の通路から独立した部
    分にヒータ水流量調整弁を配したエンジンの冷却
    水循環システムにおいて、前記バイパス通路の他
    の通路から独立した部分にヒータ水流量調整弁が
    所定開度以上になると全閉する開閉弁と、冷却水
    温度を感知して流量を制御する感温制御弁とを配
    したことを特徴とするエンジンの冷却水循環シス
    テム。
JP14999583U 1983-09-27 1983-09-27 エンジンの冷却水循環システム Granted JPS6057731U (ja)

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JP14999583U JPS6057731U (ja) 1983-09-27 1983-09-27 エンジンの冷却水循環システム

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JP14999583U JPS6057731U (ja) 1983-09-27 1983-09-27 エンジンの冷却水循環システム

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Publication Number Publication Date
JPS6057731U JPS6057731U (ja) 1985-04-22
JPH0139860Y2 true JPH0139860Y2 (ja) 1989-11-30

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ID=30332799

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JP14999583U Granted JPS6057731U (ja) 1983-09-27 1983-09-27 エンジンの冷却水循環システム

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JPS5541594B2 (ja) * 1976-07-02 1980-10-24
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JPS5813066U (ja) * 1981-07-16 1983-01-27 藤本 好雄 給餌装置における均し装置

Family Cites Families (2)

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