JP2913484B2 - 車両用加熱システムの操作方法並びに車両用加熱システム - Google Patents

車両用加熱システムの操作方法並びに車両用加熱システム

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両用エンジンと、熱交換器及び関連のブ
ロワを備えた車両用ヒータとを含む車両用冷却液循環路
に於ける車両用加熱システムの操作方法に関する。本発
明はまた、燃料操作式加熱装置、特に、前記エンジンと
は独立に操作可能であって且つ前記車両用ヒータの上流
に連結された車両用加熱装置、並びに、前記部材を備え
た車両用加熱システムに関する。
〔従来の技術〕
ドイツ特許公開公報第3521372号によれば、車両用エ
ンジンと車両用ヒータとを冷却液循環路で連結してなる
車両用加熱システムにおいて、この冷却循環路に、前記
エンジンとは独立して燃料によって操作される燃料操作
式加熱装置が組み込まれた車両用加熱システムが開示さ
れている。
ここで、前記車両用ヒータとは、車両の室内を暖房す
るヒータであり、車両用エンジンで加熱された冷却液を
熱交換する熱交換器と、この熱交換器で暖められた空気
を車両の室内に供給するブロアとから構成されている。
また、前記燃料操作式加熱装置は、前記エンジンとは別
に前記冷却液を急速加熱する加熱装置であり、この燃料
操作式加熱装置を冷却液循環路に組み込むことによっ
て、車両の室内の急速暖房を図ることができる。
さて、前記車両用加熱システムによれば、前記冷却液
循環路に配設された温度センサが冷却液の温度を検知
し、この温度が、例えば、50℃未満であると、冷却液循
環路内に配設さた冷却液循環用ポンプを制御装置によっ
て制御し、冷却液の循環速度を減速することにより、燃
料操作式加熱装置を通過する冷却液の加熱を促進してい
る。
前記冷却液の循環速度は、冷却液循環路に於ける冷却
液の温度に応じて、段階的に上げることもできるし、或
いは指定速度まで無限可変式に継続的に調節することも
できる。
前記車両用加熱システムでは、燃料操作式加熱装置を
ONにしてから車両用ヒータで助手席を暖房するまでの経
過時間が極めて大幅に短縮されており、その結果、車両
内の暖房快適性が改良されている。
しかしながら、前記車両用加熱システムでは、車両用
エンジンを確実に始動するのに充分に冷却液を加熱する
ことができず、また、燃料操作式加熱装置を用いて車両
の室内を急速に暖房することができない。
一方、ドイツ特許公開公報第2351472号によれば、車
両用エンジンの急速予加熱及び車両の室内の急速暖房の
方法並びにその装置が開示されている。
この装置も同様に、冷却液循環路に燃料操作式加熱装
置を備えており、この燃料操作式加熱装置をONにする
と、燃料操作式加熱装置の冷却液入口部と冷却液出口部
とを連結したバイパスラインに冷却液が循環され、この
バイパスラインを循環する冷却液を燃料操作式加熱装置
によって急速に加熱する。そして、冷却液の温度が60℃
を超えると、この高温の冷却液を、バイパスラインから
車両用冷却液循環路に戻し、そして、冷却液循環路で循
環させて車両用ヒータに供給し、車両の室内を急速に暖
房する。車両用ヒータを通過した冷却液は、車両用エン
ジンを経由して燃料操作式加熱装置に戻る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記加熱方法に於いてさえ、助手席の
暖房が優先されている。その結果、車両用エンジンをス
タートさせるのに困難が生じる場合がある。このエンジ
ンのスタート時の困難は、エンジンのサイズすなわち容
積に左右されることがある。
従って、本発明の主たる目的は、前述の難点を克服し
つつ、車両用加熱システムを操作する方法並びに前記の
タイプの車両用加熱システムであって、車両用エンジン
を確実に始動するに充分に予加熱することができると共
に該エンジンに対し独立した燃料操作式加熱装置を用い
て車両の内部をできるだけ迅速に暖房することができる
車両用加熱装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、前記目的を達成する為に、車両エンジン
と、燃料操作式加熱装置と、熱交換器及び関連のブロワ
を備えた車両用ヒータとに冷却液を循環させる車両用冷
却液循環路において車両用加熱システムを操作する方法
であって、前記燃料操作式加熱装置を作動させて燃料操
作式加熱装置を通過する冷却液を最高約30℃の第1所定
温度に達するまでは前記車両用冷却液循環路全体にわた
り循環させることと、前記燃料操作式加熱装置の冷却液
入口部と冷却液出口部とをバイパスラインで連結させ、
該バイパスラインと燃料操作式加熱装置とでバイパス循
環路を形成し、前記第1所定温度に達するか或いはこれ
を超えた場合、約70℃乃至80℃の第2所定温度に達する
までは、前記冷却液の大部分を前記バイパス循環路を循
環させることと、前記第2所定温度に達した場合、前記
バイパス循環路で循環されている前記大部分の冷却液を
制御された状態で前記車両用冷却循環路全体に再び徐々
に循環させることを特徴とする。
〔作用〕
本発明によれば、車両用エンジンと、熱交換器及び関
連のブロワを備えた車両用ヒータと、加熱装置、特に、
前記エンジンとは独立に操作することができ且つ前記ヒ
ータより上流に接続された燃料操作式加熱装置とから成
る車両用冷却液循環路に於いて車両用加熱システムの操
作方法が提供されており、本方法では、最高約30℃の第
1の所定温度に達するまでエンジン冷却液を前記車両用
冷却液循環路全体に亘って循環させるようにしてある。
この第1の所定温度に達するか或いはこれを超えた場
合、冷却液の大部分は、第2の所定温度(70℃乃至80
℃)が達成されるか或いはこれ以上の温度になるまで、
バイパス循環路を循環する。次いで、該第2所定温度に
達すると、冷却液は前記循環路全域に亘って制御された
状態で再びゆっくりと循環する。
また、本発明によれば、車両用エンジンと、車両用ヒ
ータと、ブロワを備えた熱交換器と、燃料操作式加熱装
置、特に、前記ヒータの上流に接続された燃料操作式加
熱装置とを含む、車両用冷却液循環路における車両用加
熱システムであって、前記燃料操作式加熱装置の入口と
出口を連結するバイパス・ラインを備えた車両用加熱シ
ステムが提供されている。サーモスタットによりバイパ
ス・ライン内の流れを制御している。即ち最高約30℃ま
での第1の所定の冷却液温度が達成されるまでは該バイ
パス・ラインは完全に閉鎖されるようになっており、該
第1の所定温度に達するか或いはこれを超えた場合に
は、該サーモスタットにより該バイパス・ラインを完全
に開放する。この完全開放状態は、約70℃乃至80℃の第
2の所定温度が達成されるまで続き、この第2所定温度
になると、該バイパス・ラインは制御された状態で徐々
に閉じられ、最終的には完全に閉鎖される。
更に、本発明によれば、車両用加熱システムの操作方
法並びに車両用加熱システム自体に於いて、燃料操作式
加熱装置がONになった後、先ず始めに、冷却液は冷却液
循環路の全体を流れ、エンジンを支障なく始動できるの
に充分な温度に加熱する。次に、燃料操作式加熱装置の
入口と出口を連結するバイパス・ラインが完全開放状態
となる。従って、冷却液循環路内を循環する冷却液の量
が少なくなり、多量の冷却液がバイパス・ライン内を流
れることになり、その結果、該バイパス・ラインは約70
℃の温度まで急速に加熱される。加熱装置内を多量の冷
却液が流れるため、該加熱装置等に於ける温度上昇に起
因する操作上の困難を解消することができる。約70℃の
温度が達成されると、冷却液の温度が上昇し続ける一方
でバイパス・ラインは制御された状態で徐々に閉じら
れ、その結果、冷却液循環路全体を流れる冷却液の量は
徐々に増える。バイパス・ラインがこのように漸次閉成
されると、例えば、前記燃料操作式加熱装置では温度は
約70℃と80℃の間の一定の温度に保たれる。約80℃以上
の温度になると、バイパス・ラインは完全に閉じられ、
加熱必要条件によって制御できるようになる。
本発明によれば、車両用冷却液循環路に於ける車両用
エンジンの始動時のトラブル、特に低温条件下に於ける
始動時のトラブルを避けるため、先ず始めに、冷却液循
環路全体を比較的低い冷却液温度まで加熱する。この微
少加熱は比較的短時間で済み、次に、優先事項として、
冷却液が急速に加熱される。それは、冷却液の大部分が
バイパス循環路を流れるためである。次に、第2所定温
度に達すると、助手席な熱交換器及びこれと関連したブ
ロワにより加熱される。
有利なことに、本発明の加熱システムは、バイパス・
ラインが関連のサーモスタットと共に燃料操作式加熱装
置自体に組み込まれるように設計されている。このよう
にして、取付後他の線を配設する必要がないので、燃料
操作式加熱装置の取付けが簡単になり、その結果、燃料
操作式加熱装置をイン・ライン・アセンブリイに於い
て、冷却液循環路内に容易に統合することができる。
本発明によれば、バイパス・ラインの開閉の温度依存
式制御に関し、幾つかの代替例が可能である。一例を挙
げると、バイパス・ライン内にソレノイド弁を配設し、
これを、燃料操作式加熱装置に組み込まれた温度センサ
を用いる燃料操作式加熱装置の制御装置によって制御す
るものである。即ち、熱力学的に制御するものである。
また、少なくとも1個の弁をバイパス・ライン内に配
設し、これを、温度の上昇に伴って膨張する材料ででき
た部材で制御するようにしてもよい。この弁はまた、複
動弁として設計することもできる。別法としては、熱膨
張性材料でできた部材を、前記加熱装置の入口及び出口
に通じるバイパス・ラインの各端部に配設してバイパス
・ライン内の流れを制御するようにしてもよい。この場
合、バイパス・ラインの開閉は燃料操作式加熱装置の制
御または裂きの制御装置から独立して行われる。
本発明の前述の並びにその他の目的、特徴及び利点
は、本発明の幾つからの実施例を例示としてのみ示す付
属の添付図面を参照して、以下の説明を読めばより明白
なものとなるであろう。
〔実施例〕
以下添付図面に従って本発明に係わる車両用加熱シス
テムの好ましい実施例を詳説する。
第1図には本発明に係る車両用加熱システムの実施例
が示されている。
第1図に於いて、車両用加熱システム全体を1で示し
てある。この車両用加熱システム1は、エンジン2の吸
入側に循環ポンプ3を備えた車両用エンジン2と、車両
用ヒータ4であって、該ヒータ4に組み込まれた熱交換
器5及び関連のブロワ即ち換気装置6を有する車両用ヒ
ータ4と、前記エンジン2とは独立的に動作できると共
に循環ポンプ8を有する補助ヒータから成る燃料操作式
加熱装置7とを含む車両用冷却液循環路内に配設されて
いる。以上述べたように、この車両用加熱システム1は
通常のタイプの構造を有している。該加熱システム1の
うちでエンジン2側から出て来る部分を第1図ではAで
示し、加熱装置の出口7側の部分をBで示してある。
図中車両用加熱システム1にはバイパス・ライン10が
設けられているが、これは、本発明では、部分Bを部分
Aに直接連結するためのものである。前記バイパス・ラ
イン10と燃料操作式加熱装置7とによって、冷却液のバ
イパス循環路が形成される。バイパス・ライン10には制
御弁11が配設されており、これは、例えば、温度センサ
を介して検知される温度に基づいて動作するようになっ
ている。この制御弁11に対しては、燃料操作式加熱装置
7に組み込んだ温度センサを用いることができる。別法
としては、温度センサを循環ポンプ8の上流の部分A内
に配設することもできるし、或いは温度センサ15を部分
Bの領域、即ち、第3図に示す燃料操作式加熱装置7の
出口側に配設することもできる。
さて、この車両用加熱システム1の操作方法について
以下に述べる。
燃料操作式加熱装置7をまずONにすると、バイパス・
ライン10は制御弁11により完全に閉じられた状態に保た
れ、この完全閉成状態は、温度センサにより、冷却液が
最高約30℃、望ましくは20℃乃至30℃の間の温度即ち第
1の所定温度に達するまで続く。この第1所定温度は車
両用加熱システム1のエンジン2の種類及びサイズによ
って決まる。この第1所定温度の値は経験的に定めるこ
とができると共に、任意に、関連のエンジン2のマッチ
させることもできる。この第1所定温度に達するまで、
冷却液は車両用冷却循環路全体に循環する、即ち、冷却
液は車両用エンジン2、燃料操作式加熱装置7及び車両
用ヒータ4の中を流れる。このようにして、エンジン2
は予め加熱され、その結果、エンジンは好条件下で始動
且つ作動させることができる。
この第1所定温度に達するか及びまたはこれを超えた
場合、制御弁11によりバイパス・ライン10が完全に開放
され、その結果、多量の冷却液、例えば、1000l/hがバ
イパス・ライン10及び燃料操作式加熱装置7からなるバ
イパス循環路を流れ、一方、その他の冷却循環路内を循
環する冷却液の量は、例えば、100l/h以下の少量に減少
する。前記バイパス循環路に冷却液が多量に流れるた
め、燃料操作式加熱装置7を安定した状態で、熱上昇等
の面で困難もなく作動させることができる。更に、冷却
液は燃料操作式加熱装置7によって急速に加熱される。
バイパス・ライン10及び燃料操作式加熱装置7内を流
れる冷却液が約70℃の温度、即ち、第2所定温度まで加
熱されると、バイパス・ライン10は冷却液の温度上昇に
応じて制御弁11により徐々に閉じられ、その結果、燃料
操作式加熱装置7の出口部の温度は約70℃乃至約80℃の
範囲に維持される。従って、冷却液は、その量を増しつ
つ、車両用冷却液循環路の全体にわたって供給される。
バイパス・ラインの閉鎖が一旦開始されると加熱され
た冷却液は始めに車両用ヒータ4に流れ込む。このよう
にして、換気装置6をONにして熱交換器5の温度が大幅
に低下してもヒータ4の操作が可能となり、これによ
り、例えば、フロント・ガラスの霜取り用に、また助手
席に熱を急速に送ることができる。
本発明の車両用加熱システムの操作方法では、冷却液
の温度が約80℃を超えた場合、バイパス・ライン10が制
御弁11により再び完全に閉じられるようになっている。
つまり、この温度に達すると、燃料操作式加熱装置7
は、本車両用加熱システムの熱必要条件及び加熱装置7
の熱出力に基づいて、通常の方法で制御できるようにな
っている。
さて、第2図について述べると、第1図と同様または
類似の部材には同じ参照番号が付されており、本図には
前記冷却液循環路のライン部分AとBの間の部分並びに
そこに配設された燃料操作式加熱装置7が拡大して示さ
れている。利点を挙げると、温度制御式バイパス・ライ
ン10が燃料操作式加熱装置7に直接取り付けられている
ため、一体型循環ポンプ8を有する燃料操作式加熱装置
7が車両用冷却液循環路の冷却液に対し入口及び出口を
各々1つずつ有する構成となっており、従って、該加熱
装置7をいわゆるイン・ライン取付け型の構造を有する
第1図に示す車両用冷却液循環路に直接取付けることが
できる。
第3図乃至第5図には、第1図に示す本発明の車両用
加熱装置1に於いてバイパス・ライン10の温度依存式開
閉動作を達成することができる弁構成の変更例が示され
ている。
第3図では、ソレノイド弁13が冷却液ライン部分Aと
Bとの間のバイパス・ライン10内に配設されている。こ
のソレノイド弁13は燃料操作式加熱装置7の制御装置14
により制御される。温度センサ15が設けられており、こ
れは通常前記加熱装置内、例えば、その出口側に配設さ
れている。該センサ15の出口側は前記制御装置14に接続
されている。従って、制御装置14は温度センサ15により
検知される温度に基づいてソレノイド弁13を制御するこ
とができ、これにより、前記方法を実施して車両用加熱
装置1を操作することができる。即ち、ソレノイド弁13
を利用して、バイパス・ライン10を本発明の方法で開閉
することができる。
第4図には、バイパス・ライン10の開閉を制御するた
めの弁構成の別の実施例が示されている。この場合、補
助弁16がバイパス・ライン10内に配設されており、該ラ
インの開閉運動は熱膨張性材料でできた部材により制御
することができる。従って、この場合も、車両用加熱シ
ステム1を操作するための前述の方法を得ることができ
る。
具体的には、始めに弁16の閉鎖部材によりバイパス・
ライン10への第1の流入口を塞ぐが、温度が第1所定温
度に達するかこれを超えると、その熱膨張率の調整によ
り、膨張性部材17は該閉鎖部材をバイパス・ライン10の
第1流入口から遠ざかる方向に(例えば、第4図に示す
位置まで)移動させる。高温冷却液の上昇温度で加熱さ
れるため、膨張性部材17は弁閉鎖部材を移動し続け、こ
れは第2所定温度に於いて、再びバイパス・ラインを塞
ぐまで続く。この場合、閉鎖部材は第2流入口を閉塞す
ることになる。
最後に、第5図には、感温形弁部材がバイパス・ライ
ン10の両端に、即ち、ライン部分Bの近傍の端部とライ
ン部分Aの近傍の端部とに配設されて成る実施例が示さ
れている。例えば、膨張性部材18、19はそれぞれ関連の
弁閉鎖部材の位置を制御しこれにより、本発明の方法に
基づいてバイパス・ライン10の開閉を制御することがで
きるようになっている。
具体的には、先ず始めに、図示のように部材19の作用
によりバイパス・ライン10を閉じる。しかし、冷却液の
温度が一旦第1所定温度に達するかこれを超えると、部
材19が十分に膨張して弁閉鎖部材をバイパス・ラインの
関連の流入口から遠ざける。冷却液は第2所定温度に達
するまでバイパス・ライン10内を流れ続け、この第2所
定温度では、冷却液のこの温度により部材18は十分に膨
張してその弁閉鎖部材を第2流入口を閉じる位置に配置
する。
第4図及び第5図に示す両実施例では、バイパス・ラ
イン10は本発明の方法により燃料操作式加熱装置7の温
度制御装置に対し独立的に開閉することができる。
以上、本発明に基づく各種の実施例を図示並びに説明
してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、
当業者にとって容易になし得る多数の変更例及び修正例
が可能であることは当然のことである。従って、本発明
は本明細書中に図示並びに説明した詳細例に限定される
ものではなく、付属の特許請求の範囲に含まれるすべて
の変更並びに修正を含むものである。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係る車両用加熱システム
の操作方法並びに車両用加熱システムによれば、冷却液
の温度が約30℃に上昇するまで、冷却液を車両用冷却液
循環路全体にわたって循環させ、30℃を超えて70℃乃至
80℃に上昇するまでは、冷却液の大部分をバイパス循環
路を循環させ、70℃乃至80℃に達すると、車両用冷却液
循環路全体にわたる冷却液の循環量を漸増するようにし
たので、車両用エンジンを確実に始動するのに充分に冷
却液を加熱することができるとともに、燃料操作式加熱
装置を用いて車両の室内を急速暖房することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の操作方法を実施するための車両用加熱
システムの略図である。 第2図は第1図の車両用加熱システムの燃料操作式補助
加熱装置の細部の略図である。 第3図乃至第5図はバイパス・ラインの開閉を達成でき
る本発明の弁構造の3つの実施例を示す図であり、具体
的には、第3図はソレノイド弁を使用した場合を示し、
第4図及び第5図は膨張性材料でできた部材により操作
される弁を示す図である。 1…車両用加熱システム、4…車両用ヒータ、7…燃料
操作式加熱装置、10…バイパス・ライン、11…制御弁、
13…ソレノイド弁、14…制御装置、15…温度センサ、16
…補助弁、17、18、19…膨張性部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲオルグ・バッハル ドイツ連邦共和国、8034 ゲルマリン グ、バイデンシュトラーセ 55 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60H 1/03

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用エンジンと、燃料操作式加熱装置
    と、熱交換器及び関連のブロワを備えた車両用ヒータと
    に冷却液を循環させる車両用冷却液循環路において車両
    用加熱システムを操作する方法であって、 前記燃料操作式加熱装置を作動させて燃料操作式加熱装
    置を通過する冷却液を最高約30℃の第1所定温度に達す
    るまでは前記車両用冷却液循環路全体にわたり循環させ
    ることと、 前記燃料操作式加熱装置の冷却液入口部と冷却液出口部
    とをバイパスラインで連結させ、該バイパスラインと燃
    料操作式加熱装置とでバイパス循環路を形成し、 前記第1所定温度に達するか或いはこれを超えた場合、
    約70℃乃至80℃の第2所定温度に達するまでは、前記冷
    却液の大部分を前記バイパス循環路を循環させること
    と、 前記第2所定温度に達した場合、前記バイパス循環路で
    循環されている前記大部分の冷却液を制御された状態で
    前記車両用冷却循環路全体に再び徐々に循環させるこ
    と、 とから成ることを特徴とする車両用加熱システムの操作
    方法。
  2. 【請求項2】前記冷却液が第2所定温度に達成した後、
    前記燃料操作式加熱装置を車両用加熱システムの熱必要
    条件及びまたは燃料操作式加熱装置の熱出力に基づいて
    制御することを特徴とする請求項(1)に記載の車両用
    加熱システムの操作方法。
  3. 【請求項3】車両用エンジンと、燃料操作式加熱装置
    と、熱交換器及び関連のブロワを備えた車両用ヒータと
    に冷却液を循環させる車両用冷却液循環路を有する車両
    用冷却液加熱システムであって、 前記燃料操作式加熱装置(7)の排出部(出口部)
    (B)と給入部(入口部)(A)とをサーモースタット
    により制御できるバイパスライン(10)で連結すること
    により、該バイパスライン(10)と燃料操作式加熱装置
    (7)とでバイパス循環路を形成し、 前記バイパスライン(10)は燃料操作式加熱装置を通過
    する冷却液が約30℃の第1所定温度に達するまでは完全
    に閉成され、第1所定温度に達するか或いはこれを超え
    た場合、安全に開放され70℃乃至80℃の第2所定温度に
    達するまで完全開放されたままであり、第2所定温度に
    達すると、その後制御された状態で徐々に閉成され、最
    終的には完全開成位置に達することを特徴とする車両用
    加熱システム。
  4. 【請求項4】前記サーモスタットを備えた前記バイパス
    ライン(10)が前記燃料操作式加熱装置(7)内に組み
    込まれてることを特徴とする請求項(3)に記載の車両
    用加熱システム。
  5. 【請求項5】前記バイパスライン(10)内にソレノイド
    弁(13)が配設されており、該ソレノイド弁は前記燃料
    操作式加熱装置(7)の制御装置(14)及び前記燃料操
    作式加熱装置に組み込まれた温度センサ(15)により温
    度に基づいて制御可能なものであることを特徴とする請
    求項(3)又は(4)に記載の車両用加熱システム。
  6. 【請求項6】前記バイパスライン(10)には、熱膨張性
    材料でできた部材(17、18、19)により温度に基づいて
    制御可能な少なくとも1個の弁(16、18、19)が配設さ
    れていることを特徴とする請求項(3)または(4)に
    記載の車両用加熱システム。
  7. 【請求項7】前記バイパスライン(10)内を流れる冷却
    液の流れを制御できるよう、前記燃料操作式加熱装置
    (7)の入口部(A)及び出口部(B)に通じる前記バ
    イパス(10)の各端部上に膨張性材料(18、19)ででき
    た部材が配設されていることを特徴とする請求項(6)
    に記載の車両用加熱システム。
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