JPS6126587Y2 - - Google Patents

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JPS6126587Y2
JPS6126587Y2 JP18381480U JP18381480U JPS6126587Y2 JP S6126587 Y2 JPS6126587 Y2 JP S6126587Y2 JP 18381480 U JP18381480 U JP 18381480U JP 18381480 U JP18381480 U JP 18381480U JP S6126587 Y2 JPS6126587 Y2 JP S6126587Y2
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JP
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cooling water
temperature
radiator
engine
opening
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JP18381480U
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エンジン冷却水の温度に応じてラジ
エータシヤツタを開閉制御するようにしたラジエ
ータシヤツタの開閉装置に関するものである。
従来より、ラジエータの前方にラジエータシヤ
ツタを設けるとともに、エンジン冷却水の温度を
感知して作動する感温装置を設けて、該感温装置
の作動により、冷却水温度が設定温度より低い際
にはラジエータシヤツタを閉じることにより、ラ
ジエータやエンジンが走行風によつて冷却される
のを阻止して、エンジンの暖機を促進させ、空調
用ヒータの効きを早める一方、冷却水温度が設定
温度より高い際にはラジエータシヤツタを開くこ
とにより、ラジエータや走行風によつてエンジン
の冷却を図るようにしたラジエータシヤツタの開
閉装置は知られている(例えば実公昭48−44489
号公報参照)。
ところで、従来、エンジンの冷却水通路には、
通常、冷却水温度を感知して開閉作動するサーモ
バルブが介設されているとともに、ラジエータを
バイパスするバイパス通路が設けられており、冷
却水温度が低い時には前記サーモバルブの閉作動
によりエンジンからの冷却水の全量をバイパス通
路を介してラジエータをバイパスしてエンジンに
循環させることにより、エンジンの暖気の促進を
図ることが行われている。それ故、このような場
合、エンジン冷却水は、サーモバルブ閉作動時に
はラジエータをバイパスして循環し、エンジンに
よつて暖められることによりその温度が急速に上
昇するが、冷却水温度が設定温度に達するとサー
モバルブが開作動することにより、高温となつた
冷却水がエンジンからラジエータに流入する一
方、ラジエータから低温の冷却水がエンジンに流
入するため、温度は徐々に降下し、再び設定温度
より低くなるとサーモバルブが閉作動することに
よつて再び温度上昇するという温度変化を周期的
に繰り返している。
しかるに、前記従来の開閉装置では、エンジン
の暖機の促進を図る上で、ラジエータシヤツタを
開作動させる設定冷却水温度は高く、すなわち前
記周期的に変化する温度域内に設定されているた
め、ラジエータシヤツタは冷却水の温度変化の影
響を受けて温度変化に伴つて周期的に開閉し、そ
の結果、開閉機構の信頼性および耐久性が低下す
るという問題がある。
そこで、本考案は斯かる問題に鑑み、前記バイ
パス通路を流通する冷却水の流量特性を利用する
ことに着目してなされたもので、ラジエータシヤ
ツタを開作動させる設定冷却水温度を高く維持し
つつもラジエータシヤツタの周期的な開閉頻度を
少なくするように開閉制御するようにし、よつて
エンジンの暖機促進機能を確保しつつラジエータ
シヤツタの信頼性および耐久性の向上を図り得る
ようにしたラジエータシヤツタの開閉装置を提供
せんとするものである。
すなわち、前記バイパス通路を流通する冷却水
の流量は、冷却水温度が低いサーモバルブの閉作
動時には全量がバイパス通路内を流れており、冷
却水温度が設定温度以上になつてサーモバルブが
開作動すると、冷却水温度の上昇に応じてサーモ
バルブの通路面積が増大してラジエータ冷却水通
路への流量が徐々に増大することによつて逆に
徐々に減少するという特性を示す。換言すれば、
バイパス通路を流通する冷却水の総熱量は、冷却
水通路を循環する冷却水の総熱量と比較して変化
の程度が小さいという熱量特性を示す。斯かる特
性を利用して、本考案は、バイパス通路に該バイ
パス通路を流通する冷却水の温度を感知して作動
する感温装置を設け、サーモバルブの開作動によ
りバイパス通路の冷却水量が減少して感温装置の
受ける熱量が低下して感温装置の作動が緩慢にな
ることにより、ラジエータを開作動させる設定冷
却水温度を高く維持しつつ、ラジエータシヤツタ
の周期的な開閉頻度が少なくなるように開閉制御
するものである。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
図面において、1はエンジン、2は該エンジン
1の前方に配置されたラジエータ、3は該ラジエ
ータ2からの冷却水を前記エンジン1内に循環さ
せる主冷却水通路であつて、該主冷却水通路3に
はウオータポンプ4およびワツクスペレツト式の
サーモバルブ5が介設されており、ウオータポン
プ4の作動によりラジエータ2からの冷却水をウ
オータポンプ4によりエンジン1からサーモバル
ブ5を経てラジエータ2に循環させるように構成
されている。
前記サーモバルブ5は、冷却水の温度を感知し
て膨縮するワツクスで構成された感温部5aと、
該感温部5a上部に一端が挿着されて弁座5bを
開閉する弁体5cと、該弁体5cを閉弁方向(上
方向)に付勢するスプリング5dと、ワツクスの
膨張により突出して支持部材5eに当接係合する
ロツド5fとを有しており、主冷却水通路3を流
通する冷却水の温度が設定温度より低い時には、
スプリング5dの付勢力によつて弁体5cが弁座
5bを閉じて、冷却水がエンジン1からラジエー
タ2に流入するのを阻止する一方、主冷却水通路
3を流通する冷却水がエンジン1によつて暖めら
れて、その温度が設定温度以上に上昇すると、感
温部5a(ワツクス)が膨張してロツド5fが突
出し弁体5cをスプリング5dの付勢力に抗して
開作動させ、弁座5bの通路面積を増大させて、
冷却水がラジエータ2に流入するのを許容するよ
うに構成されている。
また、6は前記主冷却水通路3のサーモバルブ
5上流から分岐してラジエータ2をバイパスして
他端が該主冷却水路3のウオータポンプ4上流に
接続されたバイパス通路であつて、前記サーモバ
ルブ5の閉作動時には主冷却水通路3の冷却水を
ラジエータ2をバイパスしてエンジン1に循環さ
せるものである。
さらに、7は前記ラジエータ2前方に配置され
たラジエータシヤツタであつて、該ラジエータシ
ヤツタ7は、上下方向に並行配置した複数枚の水
平羽根8…がピン9…によつて回動自在に枢着さ
れ、該各水平羽根8…のピン9…には連杆10を
…介して上下方向に配置した連動杆11が連結さ
れ、該連動杆11の下端部にはリンク機構12を
介してプツシユプルケーブル13の一端が接続さ
れてなり、該ケーブル13を連動杆11の下端部
に設けたスプリング14の付勢力に抗して引張操
作することによりリンク機構12を介して連動杆
11を上方に移動せしめ、それに伴つて水平羽根
8…をピン9…を中心に図中反時計方向に回動せ
しめて垂直状態にし、よつて各水平羽根8…間に
形成される空気流通口15…を閉じる一方、ケー
ブル13の押圧操作により、リンク機構12を介
してスプリング14の付勢力により連動杆11を
下方に移動せしめ、それに伴つて各水平羽根8…
を図中時計方向に回動せしめて水平状態にし、よ
つて前記空気流通口15…を開くように構成され
ている。
そして、前記バイパス通路6の途中には、該バ
イパス通路6を流通する冷却水の温度を感知して
作動する感温装置16が設けられ、該感温装置1
6には前記プツシユプルケーブル13の他端が接
続されており、前記感温装置16が感知した冷却
水の温度が設定温度Tより低い時には、感温装置
16の作動によりプツシユプルケーブル13を引
張操作してラジエータシヤツタ7を閉じる一方、
感温装置16が感知した冷却水の温度が前記設定
温度Tより高い時には、感温装置16の作動によ
りプツシユプルケーブル13を押圧操作してラジ
エータシヤツタ7を開くように構成されている。
尚、17はエンジン1を冷却する冷却フアン、1
8はエンジン1内部から分岐して主冷却水通路3
のウオータポンプ4直上流に合流したヒータ用通
路19に介設された空調用ヒータである。
次に、前記実施例の作動を説明すると、冷却水
の温度が設定温度Tより低いエンジン1冷機時に
は、サーモバルブ5の閉作動により冷却水がバイ
パス通路6を介してラジエータ2をバイパスして
エンジン1を循環する。それと同時に、この冷却
水の温度を感知する感温装置16の作動によつて
プツシユプルケーブル13が引張操作されること
により、ラジエータシヤツタ7が閉じられてラジ
エータ2やエンジン1が走行風によつて冷却され
るのが阻止されるので、エンジン1の暖機は著し
く促進され、短時間に暖気が完了する。
そして、暖機が促進されるにつれて冷却水温度
が上昇し設定温度Tより高くなると、それを感知
する感温装置16の作動によつてプツシユプルケ
ーブル13が押圧操作されることにより、ラジエ
ータシヤツタ7が開かれて、ラジエータや2や走
行風によつてエンジン1の冷却が行われる。
さらに、冷却水温度が設定温度Tより高くなつ
た後は、サーモバルブ5の開閉作動によつて冷却
水温度は上昇および下降を周期的に繰り返し、そ
れに伴つてバイパス通路6を流通する冷却水の温
度も同様に周期的に変化するが、サーモバルブ5
の開作動によりバイパス通路6を流通する冷却水
量が減少し、感温装置16の受ける熱量が低下し
て感温装置16の応答性が悪くなる。すなわち、
感温装置16の作動は主冷却水通路3の冷却水温
の変化と同期せず緩慢になりラジエータシヤツタ
7の開閉頻度を少なくできる。したがつてラジエ
ータシヤツタ7の耐久性および信頼性を向上で
き、かつラジエータシヤツタ7の開閉頻度を少な
くできることにより、主冷却水通路3の冷却水温
の変化も緩慢にできる。しかも、ラジエータシヤ
ツタ7は冷却水温度が高い時に開作動し、エンジ
ン1の暖機の促進機能が損われることがない。
尚、前記実施例では、感温装置16の作動によ
りプツシユプルケーブル13を介してラジエータ
シヤツタ7を開閉制御したが、その他の機械的あ
るいは電気的手段を介して開閉制御してもよいの
は勿論である。
以上説明したように、本考案によれば、ラジエ
ータからの冷却水をウオータポンプによりエンジ
ンからサーモバルブを経てラジエータに循環させ
る主冷却水通路と、該主冷却水通路のサーモバル
ブ近傍上流と前記主冷却水通路のウオータポンプ
上流とを連通するバイパス通路とを備え、該バイ
パス通路にバイパス通路を流通する冷却水の温度
を感知して作動する感温装置を設け、該感温装置
の作動によりラジエータシヤツタを開閉制御する
ようにしたことにより、ラジエータシヤツタの開
作動する設定冷却水温度を高い温度に維持しつ
つ、ラジエータシヤツタの開閉頻度を少なくする
ことができるので、エンジンの暖気促進機能を確
保しつつ、ラジエータの信頼性および耐久性の向
上を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示す全体概略構成図で
ある。 1……エンジン、2……ラジエータ、3……主
冷却水通路、4……ウオータポンプ、5……サー
モバルブ、6……バイパス通路、7……ラジエー
タシヤツタ、13……プツシユプルケーブル、1
6……感温装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ラジエータからの冷却水をウオータポンプによ
    りエンジンからサーモバルブを経てラジエータに
    循環させる主冷却水通路と、該主冷却水通路のサ
    ーモバルブ近傍上流と前記主冷却水通路のウオー
    タポンプ上流とを連通するバイパス通路とを備
    え、該バイパス通路にバイパス通路を流通する冷
    却水の温度を感知して作動する感温装置を設け、
    該感温装置の作動によりラジエータシヤツタを開
    閉制御するようにしたことを特徴とするラジエー
    タシヤツタの開閉装置。
JP18381480U 1980-12-19 1980-12-19 Expired JPS6126587Y2 (ja)

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JP18381480U JPS6126587Y2 (ja) 1980-12-19 1980-12-19

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JP18381480U JPS6126587Y2 (ja) 1980-12-19 1980-12-19

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JPS57107818U JPS57107818U (ja) 1982-07-03
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