JPH0139557Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0139557Y2 JPH0139557Y2 JP1982194748U JP19474882U JPH0139557Y2 JP H0139557 Y2 JPH0139557 Y2 JP H0139557Y2 JP 1982194748 U JP1982194748 U JP 1982194748U JP 19474882 U JP19474882 U JP 19474882U JP H0139557 Y2 JPH0139557 Y2 JP H0139557Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vinyl acetate
- acetate copolymer
- saponified ethylene
- gas barrier
- packaging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Packages (AREA)
- Wrappers (AREA)
- Processing Of Meat And Fish (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はガスバリア性に優れた包装用熱収縮性
フイルムに関する。
フイルムに関する。
従来、ハム、ソーセージ等の畜肉加工品、蒲鉾
等の魚肉加工品の包装材料として使用されてきた
ポリ塩化ビニリデン系樹脂フイルムはガスバリア
性に優れているが、残存塩化ビニリデンモノマー
に食品衛生上の不安があり、又、包装の用途によ
つては更に高度のガスバリア性が要求され、ポリ
塩化ビニリデン樹脂に代つて最近はエチレン−酢
酸ビニル共重合体ケン化物樹脂が注目されるよう
になつてきた。
等の魚肉加工品の包装材料として使用されてきた
ポリ塩化ビニリデン系樹脂フイルムはガスバリア
性に優れているが、残存塩化ビニリデンモノマー
に食品衛生上の不安があり、又、包装の用途によ
つては更に高度のガスバリア性が要求され、ポリ
塩化ビニリデン樹脂に代つて最近はエチレン−酢
酸ビニル共重合体ケン化物樹脂が注目されるよう
になつてきた。
しかしながら、エチレン−酢酸ビニル共重合体
ケン化物樹脂はガスバリア性が著しく優れている
一方、吸湿によつてガスバリア性が低下し、且つ
力学的性能も大幅に低下するという欠点があるの
で、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物単層
では食品包装用熱収縮性フイルムとして利用する
ことはできない。
ケン化物樹脂はガスバリア性が著しく優れている
一方、吸湿によつてガスバリア性が低下し、且つ
力学的性能も大幅に低下するという欠点があるの
で、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物単層
では食品包装用熱収縮性フイルムとして利用する
ことはできない。
そこで、低温収縮性、及び水蒸気遮断性を付与
するために、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン
化物にポリオレフインを共押し出しすることが考
えられるが、ポリオレフイン樹脂はエチレン−酢
酸ビニル共重合体ケン化物樹脂との接着性が悪い
ため、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物に
ポリオレフインを共押し出しして、実用に供し得
る包材を得ることは出来ない。
するために、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン
化物にポリオレフインを共押し出しすることが考
えられるが、ポリオレフイン樹脂はエチレン−酢
酸ビニル共重合体ケン化物樹脂との接着性が悪い
ため、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物に
ポリオレフインを共押し出しして、実用に供し得
る包材を得ることは出来ない。
本考案者は高度のガスバリア性を有し、しかも
熱水中で高い収縮性を示す包装用フイルムを得る
べく研究の結果、２層の線状低密度ポリエチレン
層がエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のブ
レンド物層を介して積層された共押し出し積層物
を２軸延伸することにより、高度のガスバリア性
を有し、しかも熱水中で高い収縮性を示す包装用
フイルムを得ることができることを見出だし、か
かる知見にもとづいて本考案を完成したものであ
る。
熱水中で高い収縮性を示す包装用フイルムを得る
べく研究の結果、２層の線状低密度ポリエチレン
層がエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のブ
レンド物層を介して積層された共押し出し積層物
を２軸延伸することにより、高度のガスバリア性
を有し、しかも熱水中で高い収縮性を示す包装用
フイルムを得ることができることを見出だし、か
かる知見にもとづいて本考案を完成したものであ
る。
即ち、本考案の要旨は、２層の線状低密度ポリ
エチレン層がエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン
化物とエチレン−酢酸ビニル共重合体部分ケン化
物のブレンド物層を介して積層された積層物より
なり、且つこの積層物が２軸延伸されていること
を特徴とするガスバリア性包装用熱収縮性フイル
ムである。
エチレン層がエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン
化物とエチレン−酢酸ビニル共重合体部分ケン化
物のブレンド物層を介して積層された積層物より
なり、且つこの積層物が２軸延伸されていること
を特徴とするガスバリア性包装用熱収縮性フイル
ムである。
以下、本考案につき図面を参照しながら詳細に
説明する。
説明する。
本考案のガスバリア性包装用熱収縮性フイルム
３は第１図示の如く２層の線状低密度ポリエチレ
ン層１ａ，１ｂがエチレン−酢酸ビニル共重合体
ケン化物とエチレン−酢酸ビニル共重合体部分ケ
ン化物のブレンド物層２を介して積層された積層
物よりなり、且つ前記積層物が２軸に延伸されて
なるものである。尚、図においてａ，ｂは延伸方
向を示す線である。
３は第１図示の如く２層の線状低密度ポリエチレ
ン層１ａ，１ｂがエチレン−酢酸ビニル共重合体
ケン化物とエチレン−酢酸ビニル共重合体部分ケ
ン化物のブレンド物層２を介して積層された積層
物よりなり、且つ前記積層物が２軸に延伸されて
なるものである。尚、図においてａ，ｂは延伸方
向を示す線である。
上記の本考案のガスバリア性包装用熱収縮性フ
イルムは線状低密度ポリエチレンとエチレン−酢
酸ビニル共重合体ケン化物とエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体部分ケン化物のブレンド物をサーキユ
ラーダイ又はＴダイを用いてチユーブ状又はフラ
ツト状に共押出しフイルムを形成し、再加熱後、
２軸に延伸を加えることにより得ることができ
る。
イルムは線状低密度ポリエチレンとエチレン−酢
酸ビニル共重合体ケン化物とエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体部分ケン化物のブレンド物をサーキユ
ラーダイ又はＴダイを用いてチユーブ状又はフラ
ツト状に共押出しフイルムを形成し、再加熱後、
２軸に延伸を加えることにより得ることができ
る。
而して、本考案において、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体ケン化物とエチレン−酢酸ビニル共重
合体部分ケン化物層における、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体ケン化物／エチレン酢酸ビニル共重
合体部分ケン化物の配合比は60／40〜90／10が良
好であり、特に80／20が好ましい。而して、配合
比が60／40以下となり、エチレン−酢酸ビニル共
重合体部分ケン化物の割合が多くなると、線状低
密度ポリエチレン層との接着が強力になる反面ガ
スバリア性が低下するので好ましくない。一方、
配合比が90／10以上となり、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体ケン化物の割合が多くなると、ガスバ
リア性が高くなる反面、線状低密度ポリエチレン
層との接着力が低下するので好ましくない。
ル共重合体ケン化物とエチレン−酢酸ビニル共重
合体部分ケン化物層における、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体ケン化物／エチレン酢酸ビニル共重
合体部分ケン化物の配合比は60／40〜90／10が良
好であり、特に80／20が好ましい。而して、配合
比が60／40以下となり、エチレン−酢酸ビニル共
重合体部分ケン化物の割合が多くなると、線状低
密度ポリエチレン層との接着が強力になる反面ガ
スバリア性が低下するので好ましくない。一方、
配合比が90／10以上となり、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体ケン化物の割合が多くなると、ガスバ
リア性が高くなる反面、線状低密度ポリエチレン
層との接着力が低下するので好ましくない。
本考案のガスバリア性包装用熱収縮性フイルム
は90℃、30分のボイルで10〜20％程度の収縮を得
ることができる。
は90℃、30分のボイルで10〜20％程度の収縮を得
ることができる。
以上、詳記した通り、本考案に係るガスバリア
性包装用熱収縮性フイルムは優れたガスバリア性
を有し、しかも熱水中で高い収縮性を示すのみな
らず、多湿雰囲気に長時間おいてもガスバリア性
が損なわれることがない利点を有するものであ
る。
性包装用熱収縮性フイルムは優れたガスバリア性
を有し、しかも熱水中で高い収縮性を示すのみな
らず、多湿雰囲気に長時間おいてもガスバリア性
が損なわれることがない利点を有するものであ
る。
第１図は本考案のガスバリア性包装用熱収縮性
フイルムを示す斜視図である。 １ａ，１ｂ……線状低密度ポリエチレン層、２
……エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物とエ
チレン−酢酸ビニル共重合体部分ケン化物のブレ
ンド物層、ａ，ｂ……延伸方向。
フイルムを示す斜視図である。 １ａ，１ｂ……線状低密度ポリエチレン層、２
……エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物とエ
チレン−酢酸ビニル共重合体部分ケン化物のブレ
ンド物層、ａ，ｂ……延伸方向。
Claims (1)
- ２層の線状低密度ポリエチレン層がエチレン−
酢酸ビニル共重合体ケン化物とエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体部分ケン化物のブレンド物層を介し
て積層された積層物よりなり、且つ前記積層物が
２軸延伸されていることを特徴とするガスバリア
性包装用熱収縮性フイルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19474882U JPS5997041U (ja) | 1982-12-22 | 1982-12-22 | ガスバリア性包装用熱収縮性フイルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19474882U JPS5997041U (ja) | 1982-12-22 | 1982-12-22 | ガスバリア性包装用熱収縮性フイルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5997041U JPS5997041U (ja) | 1984-06-30 |
| JPH0139557Y2 true JPH0139557Y2 (ja) | 1989-11-28 |
Family
ID=30418499
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19474882U Granted JPS5997041U (ja) | 1982-12-22 | 1982-12-22 | ガスバリア性包装用熱収縮性フイルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5997041U (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5339380A (en) * | 1976-09-24 | 1978-04-11 | Showa Yuka Kk | Resinous laminated compound |
-
1982
- 1982-12-22 JP JP19474882U patent/JPS5997041U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5339380A (en) * | 1976-09-24 | 1978-04-11 | Showa Yuka Kk | Resinous laminated compound |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5997041U (ja) | 1984-06-30 |
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