JPH0139225Y2 - - Google Patents

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JPH0139225Y2
JPH0139225Y2 JP15414384U JP15414384U JPH0139225Y2 JP H0139225 Y2 JPH0139225 Y2 JP H0139225Y2 JP 15414384 U JP15414384 U JP 15414384U JP 15414384 U JP15414384 U JP 15414384U JP H0139225 Y2 JPH0139225 Y2 JP H0139225Y2
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JP
Japan
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wheel drive
front wheel
differential
side gears
gears
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JP15414384U
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  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 本考案は四輪駆動型の農用トラクタにおける
前輪駆動装置に関する。
(ロ) 従来技術 従来の四輪駆動型の農用トラクタは後輪はも
とより前輪も一つの差動機構により動力を左右
に分配していた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 一般に、四輪駆動型トラクタは直進時に前輪
と後輪の周速が異なると、タイヤの摩耗及び動
力損失が激しくなるので、前記周速が略等しく
なるように設定してある。
ところが、機体を旋回させる時、第2図に示
す如く前輪及び後輪ともに独立した差動機構で
左右に動力を分配しているにも拘らず回行半径
が、π(RRI+RRU)<π(RFI+RFU)とな
り、しかも通常、農用トラクタの後輪は前輪よ
り直径が大で幅が広く、かつ荷重も大であるの
で、前輪にスリツプが発生し、極めて大なるハ
ンドル操作力を要した。
その上、農用トラクタは旋回半径を小さくす
べくブレーキにより片側の後輪を制動するた
め、前記RRI及びRRUが更に小さくなり、π
(RRI+RRU):π(RFI+RFU)=1:1,9
というように前輪は後輪の約2倍程度の周速を
必要とし、前記ハンドル操作力増大現象が更に
増幅した。
また、ノンスリツプデフを前輪の差動装置と
したものも後輪との間に前記のものと同様な周
速差を生じた。
(ニ) 問題点を解決するための手段 四輪駆動型のトラクタにおいて、両側部に前
輪を軸支したフロントアクスルケースに、左右
の前輪駆動軸を内装支持し、これらの前輪駆動
軸の内端部間に左右一対の差動機構を組合せて
配設すると共に外側のサイドギヤに前記前輪駆
動軸を連動連結し、それらの差動機構の機体中
央側のサイドギヤ間に制動装置を介装して中央
側の上記サイドギヤに制動力を加えるように構
成することにより前輪を駆動する左右の前車軸
を増速させ、これにより機体回行時に前輪が旋
回半径に応じた適正な周速を得ることができる
ようにして前述の問題を解決した。
(ホ) 作用 機体を回行させる時、左右の前輪は対をなす
別々の差動機構により駆動されるが、その際、
それらの差動機構の間に介装した制動装置によ
り出力しないサイドギヤがそれぞれ制動され、
それにより各作業機構から出力する左右の前車
軸の回転数が上がり、前輪は機体の旋回半径に
応じた適正な周速で回転する。
(ヘ) 実施例 本考案の一実施例を図面について説明する
と、1は機体後部に設けたトランスミツシヨン
により駆動されると共にフロントアクスルケー
スの中間部に設けた前輪駆動装置Aの入力軸で
あつて、それにスプライン嵌合させたギヤ2
は、左右一対の差動機構B,Cのデフピニオン
3,4の軸にスプライン嵌合させた駆動ギヤ5
及び6に噛合しており、前記デフピニオン3,
4で駆動される各差動機構B,Cは従来のもの
と同様に構成されている。
即ち、デフケース7,8にボルト9……で螺
着したリングギヤ10,11は前記デフピニオ
ン3,4と噛合して駆動され、左右の前輪駆動
軸12,13に取付けたサイドギヤ14,15
と、デフケース7,8の機体中央側に軸支した
サイドギヤ16,17は、デフケース7,8と
一体な軸18,18に回転自在に支持されてい
るピニオン19,19,20,20に噛合して
おり、前記デフケース7,8の内端は伝動ケー
スDにベアリング21を介して支持されてい
る。
また、前記前輪駆動軸12,13の外端の歯
車22,22は軸23,23の上部の歯車2
4,24に噛合し、該軸23,23の下部の歯
車25,25は前車軸26,26に取付けた歯
車27,27に噛合して前記前輪駆動軸12,
13の回転により前輪となるタイヤ28,28
が回転する。
そして、中央側の前記サイドギヤ16,17
との内側面とデフケース7,8の中央側壁板と
の間にはデスク29……とデスクプレート30
……とからなる制動装置を介装して押圧してあ
る。
前述の前輪駆動装置において、直進走行時に
は出力しない中央側のサイドギヤ16,17に
前記制動装置により同等の制動力が加わるの
で、左右の差動機構B,Cはいずれも差動しな
い。
しかし、機体を回行させると、前輪は後輪よ
り回行半径が大であるので、後輪に押されてそ
の周速が大になる。
その時、左右の差動機構B,Cの中央側にあ
るサイドギヤ16,17は制動装置により制動
されるので、前輪駆動軸12,13が差動機構
B,Cにより回行半径に応じた適正な速度に増
速される。
(ト) 考案の効果 本考案は前述のように構成したので、直進走
行時は制動装置の制動力が左右の差動機構B,
Cに対して均等に作用した左右の前輪が等しい
変速比で回転し、機体を旋回させる時、前輪は
後輪より回行半径が大になるが、左右の差動機
構B,Cの中央側にある出力しないサイドギヤ
16,17はそれらの間に介装した制動装置に
より制動されるため、出力するサイドギヤが増
速されることとなり、結局、前輪を回行半径に
応じた適正な周速で駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は前輪駆動装置の断面図、第2図は走行装
置の旋回半径を示す平面図である。 1……入力軸、3,4……デフピニオン、5,
6……駆動ギヤ、10,11……リングギヤ、1
2,13……前輪駆動軸、14,15,16,1
7……サイドギヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 四輪駆動型のトラクタにおいて、両側部に前輪
    28,28を軸支したフロントアクスルケース
    に、左右の前輪駆動軸12,13を内装支持し、
    これらの前輪駆動軸12,13の内端部間に左右
    一対の差動機構を組合せて配設すると共に外側の
    サイドギヤ14,15に前記前輪駆動軸12,1
    3を連動連結し、それらの差動機構の機体中央側
    のサイドギヤ16,17間に制動装置を介装して
    上記中央側のサイドギヤ16,17に制動力を加
    えるように構成したことを特徴とする農用トラク
    タにおける前輪駆動装置。
JP15414384U 1984-10-12 1984-10-12 Expired JPH0139225Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15414384U JPH0139225Y2 (ja) 1984-10-12 1984-10-12

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JP15414384U JPH0139225Y2 (ja) 1984-10-12 1984-10-12

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Publication Number Publication Date
JPS6168930U JPS6168930U (ja) 1986-05-12
JPH0139225Y2 true JPH0139225Y2 (ja) 1989-11-24

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JP15414384U Expired JPH0139225Y2 (ja) 1984-10-12 1984-10-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6390436A (ja) * 1986-10-01 1988-04-21 Kubota Ltd 四輪駆動型作業車の走行用伝動構造
JPH0825395B2 (ja) * 1987-04-28 1996-03-13 セイレイ工業株式会社 増速切換機構を具備する前輪舵取り車両

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JPS6168930U (ja) 1986-05-12

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