JPH0138860Y2 - - Google Patents

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JPH0138860Y2
JPH0138860Y2 JP1981125913U JP12591381U JPH0138860Y2 JP H0138860 Y2 JPH0138860 Y2 JP H0138860Y2 JP 1981125913 U JP1981125913 U JP 1981125913U JP 12591381 U JP12591381 U JP 12591381U JP H0138860 Y2 JPH0138860 Y2 JP H0138860Y2
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JP
Japan
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liquid
side annular
annular
spout
liquid spout
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JP1981125913U
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JPS5831673U (ja
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    • Y02E60/12

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  • Filling, Topping-Up Batteries (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、蓄電池に関し、特に電槽の蓋の液口
部分の改良に関するものである。
[従来技術] 従来のこの種の蓄電池では第3図及び第4図に
示すように電槽の蓋1に開口する液口部2の開口
端面2aと液口部2に装着される液口栓3の頭部
下面3aとの間にゴムパツキング4を介在させて
液口部分のシールを図つていた。しかしながらゴ
ムパツキン4が液口栓3によつて締付けられ、こ
の締付力が大きくなると弾性劣化が起り、段部あ
るいは捩じれ等の永久変形を伴なつて硬化して液
口部分のシール効果を低下させることが多々あつ
た。また経時的変化によつてゴムパツキンが変質
して、脆化、硬化及び弾性劣化等を起こし、上記
と同様に液口部分のシール効果を低下させるとい
う欠点があつた。
そこで実開昭50−87422号公報に示された蓄電
池のように、液口部外周に凸部又はネジ部を設
け、また液口栓の内周面に上記凸部又はネジ部と
嵌合する凹部又はネジ部を設けて、凹凸嵌合部に
よりゴムパツキンを用いることなく液口部のシー
ル効果を得ようとするものが提案された。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら上記公報に示された凹凸嵌合部
は、完全に整合する形状に形成されているため、
液口栓を強く締付けても凹部と凸部の変形には限
度があり、凹部と凸部との間には電解液が通り得
るわずかな隙間が連続して形成される。そのため
シール効果が十分とは言えなかつた。
本考案の目的は、ゴムパツキンを用いずに液口
部のシールを行う場合に、従来よりもシール効果
を高めることができる蓄電池を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 本考案の蓄電池においては、液口部12の開口
端面13aに、液口16を囲むように液口部側環
状凹部31と液口部側環状凸部30とが交互に形
成されている。また液口部12の開口端面13a
に対向する液口栓19の頭部下面22には、対応
する液口部側環状凹部31及び液口部側環状凸部
30とそれぞれ嵌合する液口栓側環状凸部30′
と液口栓側環状凹部31′とが交互に形成されて
いる。そして液口部側環状凸部30及び液口栓側
環状凸部30′の周方向に直角な方向の断面形状
は、三角形の頂部を切除した形状を有している。
また液口部側環状凹部31及び液口栓側環状凹部
31′の周方向に直角な方向の断面形状は、嵌合
された環状凸部の両側面と接触し且つ該環状凸部
30,30′の頂部との間に液溜め空間32を形
成する三角形状を有している。
[作用] 上記形状の液口部側環状凸部30及び液口栓側
環状凸部30′と液口部側環状凹部31及び液口
栓側環状凹部31′とを用いると、液溜め空間3
2が逃げ部となるため、液口栓19を締付けた時
に、嵌合した環状凸部と環状凹部の変形割合を従
来よりも大きくすることができ、環状凸部と環状
凹部との接触面間に形成される隙間を従来よりも
小さくすることができる。また液溜め空間32
は、電解液を外部に漏洩させる通路の連続性を一
時的に断ち切る作用を果たすため、従来よりも液
密性を大幅に向上させることができる。
[実施例] 以下図面を参照して本考案の実施例を詳細に説
明する。
第1図は、本考案の一実施例の蓄電池の液口部
分の半部断面図を示している。第1図において、
11は電槽の蓋であり、この蓋11には電槽の各
セルに連通する液口部12が形成されている。液
口部12は蓋11から上方に突出する座盛部13
と電槽内に突出する膨出部14と膨出部14から
更に下方に延びる筒状の垂下部15とからなり、
これらの構成部分の軸芯部に液口16が形成され
ている。液口16内の上部開口部付近には雌ネジ
部17が形成されている。19は液口部12の雌
ネジ部17に螺着された液口栓で、この液口栓1
9は頭部20と該頭部20から垂下する雄ネジ部
21とからなつている。そして座盛部13の端面
13aと液口栓19の頭部下面22との間には、
液口16を囲む凹凸嵌合部18が形成されてい
る。
第2図は凹凸嵌合部18の部分拡大図を示して
いる。液口部12の座盛部13の開口端面13a
には、液口16と同心的に2つの液口部側環状凸
部30,30が設けられ、これら環状凸部30,
30は、周方向の断面形状が三角形の山部の頂部
を水平に切除した形状を有している。液口部側環
状凸部30,30の間には、周方向の断面形状が
三角形状を呈する液口部側環状凹部31が形成さ
れている。また液口栓19の頭部下面22には、
開口端面13aに形成した液口部側環状凹部31
と同じ断面形状の液口栓側環状凹部31′が2つ
形成され、これら2つの環状凹部31′,31′の
間には、液口部側環状凸部30と同じ断面形状の
液口栓側環状凸部30′が形成されている。
上記実施例において、液口部12に液口栓19
を螺合させて、環状凸部30,30′を対応する
環状凹部31,31′に嵌合させると、環状突部
30,30′の頂部と環状凹部31,31′との間
に液溜め空間32が形成される。この液溜め空間
32は、液口栓19を締付けて環状凸部30,3
0′を環状凹部31,31′に嵌合させる際の材料
の逃げ部となるため、従来と比べて環状凸部3
0,30′と環状凹部31,31′とは変形が容易
になり、環状凸部と環状凹部との接触面間に形成
される隙間を従来よりも小さくすることができ
る。また液溜め空間32は、電解液を外部に漏洩
させる通路の連続性を一時的に断ち切る作用を果
たすため、従来よりも液密性を大幅に向上させる
ことができる。
なお環状凸部と環状凹部とをより良く密着させ
るために液口栓19をある程度軟質の材料で形成
することが好ましい。
[考案の効果] 本考案によれば、嵌合された環状凹部と環状凸
部との間に形成された液溜め空間が材料の逃げ部
となるため、液口栓を締付けた時に嵌合された環
状凸部と環状凹部の変形割合を従来よりも大きく
することができ、嵌合された環状凸部と環状凹部
との接触面間に形成される隙間を従来よりも小さ
くすることができる上、液溜め空間は電解液を外
部に漏洩させる通路の連続性を一時的に断ち切る
作用を果たすため、従来よりも液密性を大幅に向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の蓄電池の液口部分
の半部断面正面図、第2図は第1図の実施例の凹
凸嵌合部の拡大図、第3図は従来の蓄電池の液口
栓及びゴムパツキンの正面図、第4図は従来の蓄
電池の液口部分の半部断面正面図である。 11……蓋、12……液口部、13……座盛
部、13a……開口端面、14……膨出部、15
……垂下部、16……液口、17……雌ネジ部、
18……凹凸嵌合部、19……液口栓、20……
頭部、21……雄ネジ部、22……頭部下面、3
0……液口部側嵌合凸部、31……液口部側嵌合
凹部、30′……液口栓側嵌合凸部、31′……液
口栓側嵌合凹部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電槽の蓋に形成された液口部に液口栓が装着さ
    れた蓄電池において、 前記液口部の開口端面には液口を囲むように液
    口部側環状凹部と液口部側環状凸部とが交互に形
    成されており、 前記開口端面に対向する前記液口栓の頭部下面
    には、対応する前記液口部側環状凹部及び液口部
    側環状凸部とそれぞれ嵌合する液口栓側環状凸部
    と液口栓側環状凹部とが交互に形成されており、 前記液口部側環状凸部及び液口栓側環状凸部の
    周方向に直角な方向の断面形状は三角形の頂部を
    切除した形状を有しており、 前記液口部側環状凹部及び液口栓側環状凹部の
    周方向に直角な方向の断面形状は、嵌合された前
    記環状凸部の両側面と接触し且つ該環状凸部の頂
    部との間に液溜め空間を形成する三角形状を有し
    ていることを特徴とする蓄電池。
JP12591381U 1981-08-27 1981-08-27 蓄電池 Granted JPS5831673U (ja)

Priority Applications (1)

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JP12591381U JPS5831673U (ja) 1981-08-27 1981-08-27 蓄電池

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JP12591381U JPS5831673U (ja) 1981-08-27 1981-08-27 蓄電池

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Publication Number Publication Date
JPS5831673U JPS5831673U (ja) 1983-03-01
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