JPH0138610B2 - - Google Patents
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- JPH0138610B2 JPH0138610B2 JP20114185A JP20114185A JPH0138610B2 JP H0138610 B2 JPH0138610 B2 JP H0138610B2 JP 20114185 A JP20114185 A JP 20114185A JP 20114185 A JP20114185 A JP 20114185A JP H0138610 B2 JPH0138610 B2 JP H0138610B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutter
- main shaft
- mounting portion
- hole
- end surface
- Prior art date
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)
- Gear Processing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は歯車仕上げ加工のために用いられる
シエービング機に関し、シエービング用のカツタ
ーを自動交換可能としたカツター自動交換型シエ
ービング機を提供するものである。
シエービング機に関し、シエービング用のカツタ
ーを自動交換可能としたカツター自動交換型シエ
ービング機を提供するものである。
従来の技術
現在では既にほとんどの工作機械が工具自動交
換機構を備えたものにされて来ているのに対し、
シエービング機についてはかかる工具自動交換型
のものが未だ提供されていない。この理由はシエ
ービング用のカツターは直径のわりに幅小の薄肉
のものであり、カツターヘツドの主軸に対しテー
パー嵌めで装着することがまず不可能であると共
に主軸に嵌合するに際しこじれなく主軸に嵌合さ
せるための芯出しを行な難いこと、またシエービ
ング機が開発されてから現在に至るまでの伝統か
らしてカツターの製作及び再研磨のための装置が
カツターを薄肉のものとしてあつかうように固定
された構造のものとされていること等に因ると、
考えられる。
換機構を備えたものにされて来ているのに対し、
シエービング機についてはかかる工具自動交換型
のものが未だ提供されていない。この理由はシエ
ービング用のカツターは直径のわりに幅小の薄肉
のものであり、カツターヘツドの主軸に対しテー
パー嵌めで装着することがまず不可能であると共
に主軸に嵌合するに際しこじれなく主軸に嵌合さ
せるための芯出しを行な難いこと、またシエービ
ング機が開発されてから現在に至るまでの伝統か
らしてカツターの製作及び再研磨のための装置が
カツターを薄肉のものとしてあつかうように固定
された構造のものとされていること等に因ると、
考えられる。
シエービング・カツターの迅速交換を図つた唯
一の公知例と目される技術は、特公昭58−33053
号公報に開示されている。この公知技術はカツタ
ーヘツドに、主軸の軸線方向に沿い摺動可能であ
り主軸を支持する摺動部を設けておき、主軸に複
数のカツターを装備させておくことで、摺動部の
摺動によつて1個宛のカツターを択一的に加工作
用位置へともたらしうることとしている。
一の公知例と目される技術は、特公昭58−33053
号公報に開示されている。この公知技術はカツタ
ーヘツドに、主軸の軸線方向に沿い摺動可能であ
り主軸を支持する摺動部を設けておき、主軸に複
数のカツターを装備させておくことで、摺動部の
摺動によつて1個宛のカツターを択一的に加工作
用位置へともたらしうることとしている。
発明が解決しようとする問題点
カツターヘツドの摺動部ごと主軸を移動させて
カツターを交換することとした上述の公知技術に
よれば、比較的長尺の構造部を移動させることか
らその移動によつて交換しうるカツター個数に限
度があり、交換可能なカツター個数が2個、或は
せいぜい3個に限られる。そして主軸上の2個と
か3個といつたカツターを新たに装着し直すに
は、かなりの長時間を必要とする。
カツターを交換することとした上述の公知技術に
よれば、比較的長尺の構造部を移動させることか
らその移動によつて交換しうるカツター個数に限
度があり、交換可能なカツター個数が2個、或は
せいぜい3個に限られる。そして主軸上の2個と
か3個といつたカツターを新たに装着し直すに
は、かなりの長時間を必要とする。
そこでこの本発明はカツター自体に自動交換に
適した構造を附与すると共に、かかるカツターを
こじれなく主軸に嵌合させる機構を設けて、カツ
ターの自動交換を可能とした新規なシエービング
機を提供しようとするものである。
適した構造を附与すると共に、かかるカツターを
こじれなく主軸に嵌合させる機構を設けて、カツ
ターの自動交換を可能とした新規なシエービング
機を提供しようとするものである。
問題点を解決するために講じた技術的手段
この発明課題を達成するためにこの発明が講じ
た技術手段を、理解を容易とするために添付図を
参照しながら説明する。
た技術手段を、理解を容易とするために添付図を
参照しながら説明する。
この発明に係るシエービング機は第1図に例示
するように、カツターヘツド1(第8−9図)に
装備させた主軸2におけるカツター装着部3を主
軸2の一端部に設ける。つまり同端部側でベアリ
ング4を介し主軸2を支持するカツターヘツド1
の支持部1aを内側に片寄せて、主軸一端部をカ
ツター装着部3に形成する。主軸2上にはカツタ
ー装着部3の内端でカツター位置決め段部5を形
成し、また主軸2にその軸線上で貫通穴6を形成
する。
するように、カツターヘツド1(第8−9図)に
装備させた主軸2におけるカツター装着部3を主
軸2の一端部に設ける。つまり同端部側でベアリ
ング4を介し主軸2を支持するカツターヘツド1
の支持部1aを内側に片寄せて、主軸一端部をカ
ツター装着部3に形成する。主軸2上にはカツタ
ー装着部3の内端でカツター位置決め段部5を形
成し、また主軸2にその軸線上で貫通穴6を形成
する。
主軸2の貫通穴6には、カツター装着部3の反
対側で主軸2に装備させた進退駆動手段7により
進退駆動されるクランプバー8を支承させる。こ
のクランプバー8にはカツター装着部3側の端部
で、主軸2と軸線を一致し一端を開口させたピン
支承穴9を形成すると共に図例では複数個のボー
ルとされているクランプ部材10を装備させる。
対側で主軸2に装備させた進退駆動手段7により
進退駆動されるクランプバー8を支承させる。こ
のクランプバー8にはカツター装着部3側の端部
で、主軸2と軸線を一致し一端を開口させたピン
支承穴9を形成すると共に図例では複数個のボー
ルとされているクランプ部材10を装備させる。
主軸2にはそのカツター装着部3上で複数個の
カツター11を択一的に装着することとされてお
り、各カツター11は次の構造のものとされる。
すなわち各カツター11には、カツター軸線と軸
線を一致させて形成されカツター装着部3上に嵌
合される一端閉封の嵌合穴12であつてカツター
装着部3に設けられたキー13を嵌合されるキー
溝14を有する嵌合穴12と、主軸2上のカツタ
ー位置決め段部5に対し衝合せしめられる位置決
め端面15とが、設けられる。また各カツター1
1には特に、カツター軸線と軸線を一致させてあ
ると共に上記した嵌合穴12内から位置決め端面
15位置を越えて突出させてあり前記クランプバ
ー8のピン支承穴9に嵌合されるピン16であつ
てクランプバー8の後退動によりクランプ部材1
0にてクランプされる被クランプ部17を有する
ピン16と、位置決め端面15とは反対側の端部
に形成された被把持部18とを、設ける。
カツター11を択一的に装着することとされてお
り、各カツター11は次の構造のものとされる。
すなわち各カツター11には、カツター軸線と軸
線を一致させて形成されカツター装着部3上に嵌
合される一端閉封の嵌合穴12であつてカツター
装着部3に設けられたキー13を嵌合されるキー
溝14を有する嵌合穴12と、主軸2上のカツタ
ー位置決め段部5に対し衝合せしめられる位置決
め端面15とが、設けられる。また各カツター1
1には特に、カツター軸線と軸線を一致させてあ
ると共に上記した嵌合穴12内から位置決め端面
15位置を越えて突出させてあり前記クランプバ
ー8のピン支承穴9に嵌合されるピン16であつ
てクランプバー8の後退動によりクランプ部材1
0にてクランプされる被クランプ部17を有する
ピン16と、位置決め端面15とは反対側の端部
に形成された被把持部18とを、設ける。
次にこの発明は第8図に模式的に示すように、
カツター装着部3に対し遠近する方向(矢印A方
向)で走行可能に支持され走行駆動手段19によ
り走行せしめられる台車20を設ける。第4,5
図に例示するように該台車20には、台車20の
走行方向に対し直交する支点軸21まわりで転回
可能に設けられたカツター交換アーム22であつ
てその一端面と他端面とを択一的にカツター装着
部3に対し対面位置するように転回されるカツタ
ー交換アーム22を、備えさせる。このカツター
交換アーム22の上記した各端面上には、図例で
はキーに構成されているカツター位相決め具23
と、該各端面がカツター装着部3に対し対面位置
せしめられたとき主軸2に対し同心配置をとる当
て金24とを、設ける。
カツター装着部3に対し遠近する方向(矢印A方
向)で走行可能に支持され走行駆動手段19によ
り走行せしめられる台車20を設ける。第4,5
図に例示するように該台車20には、台車20の
走行方向に対し直交する支点軸21まわりで転回
可能に設けられたカツター交換アーム22であつ
てその一端面と他端面とを択一的にカツター装着
部3に対し対面位置するように転回されるカツタ
ー交換アーム22を、備えさせる。このカツター
交換アーム22の上記した各端面上には、図例で
はキーに構成されているカツター位相決め具23
と、該各端面がカツター装着部3に対し対面位置
せしめられたとき主軸2に対し同心配置をとる当
て金24とを、設ける。
台車20にはまた同様に第4,5図に例示する
ように、カツター交換アーム22を第4図の矢印
Bのように支点軸21まわりで転回させる転回駆
動手段25と、カツター交換アーム22に支持さ
せて設けた1対の可動チヤツク手段26と、カツ
ター交換アーム22に設けられ該1対の可動チヤ
ツク手段26を選択的に把持動作させる1対のチ
ヤツク駆動手段27とを、備えさせる。上記した
各チヤツク手段26は、各カツター11に対しそ
の中心位置で各当て金24を接当させると共に各
カツター11をカツター位相決め具23にて位相
決めした状態において該各カツター11を前記被
把持部18でもつて把持しうるものに、構成され
ている。なお各カツター11には第1,2図に例
示するように、上記した位相決め具23が嵌合す
る切欠き溝28を被把持部18側の端面部に形成
されている。
ように、カツター交換アーム22を第4図の矢印
Bのように支点軸21まわりで転回させる転回駆
動手段25と、カツター交換アーム22に支持さ
せて設けた1対の可動チヤツク手段26と、カツ
ター交換アーム22に設けられ該1対の可動チヤ
ツク手段26を選択的に把持動作させる1対のチ
ヤツク駆動手段27とを、備えさせる。上記した
各チヤツク手段26は、各カツター11に対しそ
の中心位置で各当て金24を接当させると共に各
カツター11をカツター位相決め具23にて位相
決めした状態において該各カツター11を前記被
把持部18でもつて把持しうるものに、構成され
ている。なお各カツター11には第1,2図に例
示するように、上記した位相決め具23が嵌合す
る切欠き溝28を被把持部18側の端面部に形成
されている。
作 用
この発明に係るシエービング機は、第1図に例
示するように主軸2のカツター装着部3上にカツ
ター11を、クランプバー8のピン支承穴9にカ
ツター11のピン16を支承させると共にカツタ
ー11のキー溝14に主軸2上のキー13を嵌合
させた状態で嵌合穴12により嵌合し、クランプ
バー8を後退動させてそのクランプ部材10によ
り被クランプ部11にてカツター11のピン16
をクランプして、加工に用いられる。したがつて
カツター11は、キー13を介して主軸2と一体
に回転せしめられ、またクランプバー8によりカ
ツター装着部3からの抜けを阻止される。
示するように主軸2のカツター装着部3上にカツ
ター11を、クランプバー8のピン支承穴9にカ
ツター11のピン16を支承させると共にカツタ
ー11のキー溝14に主軸2上のキー13を嵌合
させた状態で嵌合穴12により嵌合し、クランプ
バー8を後退動させてそのクランプ部材10によ
り被クランプ部11にてカツター11のピン16
をクランプして、加工に用いられる。したがつて
カツター11は、キー13を介して主軸2と一体
に回転せしめられ、またクランプバー8によりカ
ツター装着部3からの抜けを阻止される。
かかるカツター11を交換するに際しては、第
4図に例示するようにカツター装着部3に対面す
る端面上のチヤツク手段26をからとし反対側の
端面上のチヤツク手段26に次に装着すべきカツ
ター11を把持させてある状態のカツター交換ア
ーム22を、台車20の走行によりカツター装着
部3方向に前進させ、からのチヤツク手段26を
主軸2上のカツター11を把持しうる位置へとも
たらす。このときはカツター交換アーム22上の
位相決め具23が主軸2上のカツター11の切欠
き溝28へと嵌合する。ここでチヤツク駆動手段
27によりからのチヤツク手段26を把持動作さ
せ主軸2上のカツター11をその被把持部18で
把持させ、進退駆動手段7によりクランプバー8
を前進させて該カツター11のクランプを解く。
4図に例示するようにカツター装着部3に対面す
る端面上のチヤツク手段26をからとし反対側の
端面上のチヤツク手段26に次に装着すべきカツ
ター11を把持させてある状態のカツター交換ア
ーム22を、台車20の走行によりカツター装着
部3方向に前進させ、からのチヤツク手段26を
主軸2上のカツター11を把持しうる位置へとも
たらす。このときはカツター交換アーム22上の
位相決め具23が主軸2上のカツター11の切欠
き溝28へと嵌合する。ここでチヤツク駆動手段
27によりからのチヤツク手段26を把持動作さ
せ主軸2上のカツター11をその被把持部18で
把持させ、進退駆動手段7によりクランプバー8
を前進させて該カツター11のクランプを解く。
ここで台車20の逆方向への走行によりカツタ
ー交換アーム22をカツター装着部3から遠去け
るように後退させると、主軸2上のカツター11
がチヤツク手段26に把持された状態で取外され
る。そこで台車20ないしカツター交換アーム2
2の後退位置におき転回駆動手段25によつてカ
ツター交換アーム22を支点軸21まわりで180
度転回させると、他のチヤツク手段22に把持さ
れている新たなカツター11がカツター装着部3
に対面する位置へともたらされる。次に再び台車
20を前進走行させこれによるカツター交換アー
ム22の前進で新たなカツター11を、第2図に
例示するように嵌合穴12端がカツター装着部3
端に入り込む位置の直前にまでまずもたらす。こ
の位置付近では既にカツター11のピン16がク
ランプバー8のピン支承穴15内へ若干入り込ん
でいる。第2図に例示する位置の直前位置からは
走行駆動手段19による台車20の前進速度が低
速とされ、カツター11が交換アーム22によ
り、チヤツク手段26にて把持された被把持部1
8と当て金24が接当する中心部とで押される
が、嵌合穴12がカツター装着部3に僅かに入り
込んだ位置からはチヤツク駆動手段27によりチ
ヤツク手段26の把持動作を解除し、カツター交
換アーム22をその当て金24のみでカツター1
1に係合させることとする。このようにカツター
11を把持解除状態として中心部でゆつくりと押
すときは、クランプバー8のピン支承穴9による
ピン16のガイド及びカツター装着部3による嵌
合穴12内周面のガイドによりカツター11の姿
勢が主軸2と精密な同心配置状態をとるように矯
正されつつ、カツター11が装着部3上へと嵌合
されて行く。このような嵌合過程でカツター交換
アーム22上のカツター位相決め具23により位
相を決められていたカツター11のキー溝14
は、主軸2上のキー13へと嵌合せしめられて行
く。
ー交換アーム22をカツター装着部3から遠去け
るように後退させると、主軸2上のカツター11
がチヤツク手段26に把持された状態で取外され
る。そこで台車20ないしカツター交換アーム2
2の後退位置におき転回駆動手段25によつてカ
ツター交換アーム22を支点軸21まわりで180
度転回させると、他のチヤツク手段22に把持さ
れている新たなカツター11がカツター装着部3
に対面する位置へともたらされる。次に再び台車
20を前進走行させこれによるカツター交換アー
ム22の前進で新たなカツター11を、第2図に
例示するように嵌合穴12端がカツター装着部3
端に入り込む位置の直前にまでまずもたらす。こ
の位置付近では既にカツター11のピン16がク
ランプバー8のピン支承穴15内へ若干入り込ん
でいる。第2図に例示する位置の直前位置からは
走行駆動手段19による台車20の前進速度が低
速とされ、カツター11が交換アーム22によ
り、チヤツク手段26にて把持された被把持部1
8と当て金24が接当する中心部とで押される
が、嵌合穴12がカツター装着部3に僅かに入り
込んだ位置からはチヤツク駆動手段27によりチ
ヤツク手段26の把持動作を解除し、カツター交
換アーム22をその当て金24のみでカツター1
1に係合させることとする。このようにカツター
11を把持解除状態として中心部でゆつくりと押
すときは、クランプバー8のピン支承穴9による
ピン16のガイド及びカツター装着部3による嵌
合穴12内周面のガイドによりカツター11の姿
勢が主軸2と精密な同心配置状態をとるように矯
正されつつ、カツター11が装着部3上へと嵌合
されて行く。このような嵌合過程でカツター交換
アーム22上のカツター位相決め具23により位
相を決められていたカツター11のキー溝14
は、主軸2上のキー13へと嵌合せしめられて行
く。
新たなカツター11がカツター装着部3上に嵌
合されると、進退駆動手段7によりクランプバー
8が後退動せしめられカツター11のクランプが
行なわれる。このときカツター11の位置決め端
面15が主軸2上の位置決め段部5に対し精密に
衝合されて、カツター11の主軸2軸線方向での
位置決めも達成される。ここで台車20を後退さ
せれば、カツター11の交換が完了する。後退さ
せた台車20上のカツター交換アーム22におけ
る、カツター装着部3反対側のチヤツク手段26
には加工過程中に、次に用いるべきカツター11
を把持させておく。
合されると、進退駆動手段7によりクランプバー
8が後退動せしめられカツター11のクランプが
行なわれる。このときカツター11の位置決め端
面15が主軸2上の位置決め段部5に対し精密に
衝合されて、カツター11の主軸2軸線方向での
位置決めも達成される。ここで台車20を後退さ
せれば、カツター11の交換が完了する。後退さ
せた台車20上のカツター交換アーム22におけ
る、カツター装着部3反対側のチヤツク手段26
には加工過程中に、次に用いるべきカツター11
を把持させておく。
実施例
図示実施例におけるシエービング機の本機の構
造は第8−10図に模式的に図示されており、従
来一般のものと変わりない。
造は第8−10図に模式的に図示されており、従
来一般のものと変わりない。
すなわちベツド30上に設置したテーブル31
の上面には被加工歯車を支持するための左右の心
押台32,33が設けられ、また前記カツターヘ
ツド1はベツド30上に立設したコラム34に昇
降可能に支持させて設けられている。カツターヘ
ツド1を昇降させるためには昇降駆動モータ35
が、また前記主軸2を回転駆動するためにはカツ
ター駆動モータ36が、それぞれ設けられてい
る。
の上面には被加工歯車を支持するための左右の心
押台32,33が設けられ、また前記カツターヘ
ツド1はベツド30上に立設したコラム34に昇
降可能に支持させて設けられている。カツターヘ
ツド1を昇降させるためには昇降駆動モータ35
が、また前記主軸2を回転駆動するためにはカツ
ター駆動モータ36が、それぞれ設けられてい
る。
第1図に示すように主軸2はカツターヘツド1
の前記支持部1aと他の支持部1bとに、前記ベ
アリング4及び他のベアリング37を介し支持さ
れており、他の支持部1b附近で主軸2上にはカ
ツター駆動モータ36から伝動を受ける歯車38
が設けられている。前記進退駆動手段7は主軸2
と一体回転する油圧シリンダでもつて構成されて
おり、カツターヘツド1には、主軸2に附設され
て該駆動手段7に送油する回転継手39を支持す
る支持部1cも設けられ、ている。
の前記支持部1aと他の支持部1bとに、前記ベ
アリング4及び他のベアリング37を介し支持さ
れており、他の支持部1b附近で主軸2上にはカ
ツター駆動モータ36から伝動を受ける歯車38
が設けられている。前記進退駆動手段7は主軸2
と一体回転する油圧シリンダでもつて構成されて
おり、カツターヘツド1には、主軸2に附設され
て該駆動手段7に送油する回転継手39を支持す
る支持部1cも設けられ、ている。
第1,2図に示すように主軸2の前記貫通穴6
はカツター装着部3側に大径穴部6aを有し、ク
ランプバー8は該大径穴部6aに嵌合する大径部
8aを先端側に備えていて、前記ピン支承穴9は
該大径部8aに形成されている。このピン支承穴
9の開口端側の部分は第2図に図示の位置付近ま
でピン16が挿入される範囲で大径穴部9aに形
成されており、この大径穴部9a端とピン16先
端にはそれぞれ図示のように面取りが施されてい
る。類似してカツター装着部3端と嵌合穴12端
にも面取りが施されている。
はカツター装着部3側に大径穴部6aを有し、ク
ランプバー8は該大径穴部6aに嵌合する大径部
8aを先端側に備えていて、前記ピン支承穴9は
該大径部8aに形成されている。このピン支承穴
9の開口端側の部分は第2図に図示の位置付近ま
でピン16が挿入される範囲で大径穴部9aに形
成されており、この大径穴部9a端とピン16先
端にはそれぞれ図示のように面取りが施されてい
る。類似してカツター装着部3端と嵌合穴12端
にも面取りが施されている。
主軸2の貫通穴6の大径穴部6aの先端側には
内径をさらに大きくした穴部6bを設けてあり、
クランプバー8の前記クランプ部材10は、クラ
ンプバー8の前進位置で第2図に示すように穴部
6b端に位置するようにクランプバー8の放射方
向の穴に支承させてある複数個のボールでもつて
提供されている。カツター11上のピン16にお
ける前記被クランプ部17は、該ピン16の一部
を大径として大径部基端側のテーパー面部でもつ
て構成されており、クランプ部材10は第1図に
示すようにクランプバー8が後退動せしめられる
と穴部6bからより小径の大径穴部6a内へと移
されて、該穴部6aの内周面により放射方向内向
きに押込まれ被クランプ部17に対し圧接係合す
るものとされている。
内径をさらに大きくした穴部6bを設けてあり、
クランプバー8の前記クランプ部材10は、クラ
ンプバー8の前進位置で第2図に示すように穴部
6b端に位置するようにクランプバー8の放射方
向の穴に支承させてある複数個のボールでもつて
提供されている。カツター11上のピン16にお
ける前記被クランプ部17は、該ピン16の一部
を大径として大径部基端側のテーパー面部でもつ
て構成されており、クランプ部材10は第1図に
示すようにクランプバー8が後退動せしめられる
と穴部6bからより小径の大径穴部6a内へと移
されて、該穴部6aの内周面により放射方向内向
きに押込まれ被クランプ部17に対し圧接係合す
るものとされている。
第1,2図に図示のカツター11の前記位置決
め端面15はカツターボス部を軸線方向でやや張
出すことで形成されており、またピン16はその
基端でカツター11本体に螺着して設けられてい
る。カツター11の前記被把持部18はVプーリ
ー状の環状凹溝を有するものとされている。
め端面15はカツターボス部を軸線方向でやや張
出すことで形成されており、またピン16はその
基端でカツター11本体に螺着して設けられてい
る。カツター11の前記被把持部18はVプーリ
ー状の環状凹溝を有するものとされている。
第3図は既存のカツター11Aを改造してなる
カツター11を示し、既存のカツター11Aの一
端面側に位置決め端面15を提供するリング11
aを装着すると共に、他端面側に他のリング11
bと被把持部18を提供するVプーリー状の金物
11cを装着し、さらにピン16を金物11cに
螺着して設けている。既存カツター11Aのアタ
ツチメントとなる上記部材11a,11b,11
c,16のうちリング11a,11b及び金物1
1cは、例えば皿ねじのような締付具でもつて既
存カツター11Aに対し装着できる。このような
カツター11も第3図に上半部を第1図同様の状
態で、また下半部を第2図同様の状態でそれぞれ
図示したように、第1,2図に図示のカツター1
1と同様に使用できる。
カツター11を示し、既存のカツター11Aの一
端面側に位置決め端面15を提供するリング11
aを装着すると共に、他端面側に他のリング11
bと被把持部18を提供するVプーリー状の金物
11cを装着し、さらにピン16を金物11cに
螺着して設けている。既存カツター11Aのアタ
ツチメントとなる上記部材11a,11b,11
c,16のうちリング11a,11b及び金物1
1cは、例えば皿ねじのような締付具でもつて既
存カツター11Aに対し装着できる。このような
カツター11も第3図に上半部を第1図同様の状
態で、また下半部を第2図同様の状態でそれぞれ
図示したように、第1,2図に図示のカツター1
1と同様に使用できる。
第9図に示すようにコラム34に取付けて前方
向きに張出した支枠40を設けて、この支枠40
の先端に横方向に沿う角形パイプ41を溶着固定
してある。角形パイプ41には第5,6図に明瞭
に示すように、前面側と下面側でレール42,4
3を取付けてあり、前記台車20はこれらのレー
ル42,43にあり嵌めされるレール溝44,4
5を備え、レール42,43に沿つて走行可能と
されている。前記走行駆動手段19は図示の場
合、台車20自体に装備させた油圧モータによつ
て構成されている。すなわち同様に第5,6図に
示すようにレール42,43と同一方向に沿わせ
たラツク46を角形パイプ41に固着し、台車2
0の前面側に装着した油圧モータである走行駆動
手段19のモータ軸19a上に該ラツク46と噛
合うピニオン47を設けて、ピニオン47がラツ
ク46と噛合いつつ回転することで台車20の走
行が得られることとしている。なお走行駆動手段
19を支枠40側に位置を固定して設けた油圧シ
リンダ等とし、送りねじ機構等を介し台車20を
走行させるものとしてもよい。
向きに張出した支枠40を設けて、この支枠40
の先端に横方向に沿う角形パイプ41を溶着固定
してある。角形パイプ41には第5,6図に明瞭
に示すように、前面側と下面側でレール42,4
3を取付けてあり、前記台車20はこれらのレー
ル42,43にあり嵌めされるレール溝44,4
5を備え、レール42,43に沿つて走行可能と
されている。前記走行駆動手段19は図示の場
合、台車20自体に装備させた油圧モータによつ
て構成されている。すなわち同様に第5,6図に
示すようにレール42,43と同一方向に沿わせ
たラツク46を角形パイプ41に固着し、台車2
0の前面側に装着した油圧モータである走行駆動
手段19のモータ軸19a上に該ラツク46と噛
合うピニオン47を設けて、ピニオン47がラツ
ク46と噛合いつつ回転することで台車20の走
行が得られることとしている。なお走行駆動手段
19を支枠40側に位置を固定して設けた油圧シ
リンダ等とし、送りねじ機構等を介し台車20を
走行させるものとしてもよい。
第5図に示すように前記支点軸21は、前記カ
ツター交換アーム22に固着され1対のベアリン
グ48,49を介し台車20に回転可能に支持さ
れている。そして前記転回駆動手段25は油圧シ
リンダでもつて構成されていて、第7図に示すよ
うにそのピストンロツド25aに取付けたラツク
50と支点軸21上に設けたピニオン51とを噛
合せることにより、支点軸21ごとカツター交換
アーム22を転回させることとされている。
ツター交換アーム22に固着され1対のベアリン
グ48,49を介し台車20に回転可能に支持さ
れている。そして前記転回駆動手段25は油圧シ
リンダでもつて構成されていて、第7図に示すよ
うにそのピストンロツド25aに取付けたラツク
50と支点軸21上に設けたピニオン51とを噛
合せることにより、支点軸21ごとカツター交換
アーム22を転回させることとされている。
次に前記した各チヤツク手段26は第4,5図
に示すように、共通する支点軸52まわりで回動
可能にカツター交換アーム22に支持させてある
1対のフインガー26aを備えたものとされてい
る。両フインガー26aは円弧状の内面を有し、
カツター交換アーム22の転回によりカツター装
着部3に対面する側では自由端を下向きとし、そ
の反対側では自由端を上向きとする姿勢をとる。
に示すように、共通する支点軸52まわりで回動
可能にカツター交換アーム22に支持させてある
1対のフインガー26aを備えたものとされてい
る。両フインガー26aは円弧状の内面を有し、
カツター交換アーム22の転回によりカツター装
着部3に対面する側では自由端を下向きとし、そ
の反対側では自由端を上向きとする姿勢をとる。
各チヤツク手段26を選択的に把持動作させる
ための前記各チヤツク駆動手段27は第4,5図
に示すように、ピストン53を備えた複動型の油
圧シリンダを備える。ピストン53の一側と他側
(機械全体としてみると前方と後方)においてカ
ツター交換アーム22には軸54を回転可能に支
持させてあり、この各軸54に固着した係合子5
5をその突起部でピストン53の周面に形成せる
穴へと突入させて該ピストン53に係合させ、ピ
ストン53の進退による係合子55の回動によつ
て各軸54が回転せしめられることとしてある。
各軸54に設けた大径部54aには円弧状のピン
支承穴54bを形成してあり、このピン支承穴5
4bに、各フインガー26aに支持させた偏心駆
動ピン56を支承させ、もつて軸54と偏心駆動
ピン56との間の偏心量eに基づき軸54の一方
向及び他方向への回転時に各フインガー26aが
一方向及び他方向へと回動せしめられるように図
られている。
ための前記各チヤツク駆動手段27は第4,5図
に示すように、ピストン53を備えた複動型の油
圧シリンダを備える。ピストン53の一側と他側
(機械全体としてみると前方と後方)においてカ
ツター交換アーム22には軸54を回転可能に支
持させてあり、この各軸54に固着した係合子5
5をその突起部でピストン53の周面に形成せる
穴へと突入させて該ピストン53に係合させ、ピ
ストン53の進退による係合子55の回動によつ
て各軸54が回転せしめられることとしてある。
各軸54に設けた大径部54aには円弧状のピン
支承穴54bを形成してあり、このピン支承穴5
4bに、各フインガー26aに支持させた偏心駆
動ピン56を支承させ、もつて軸54と偏心駆動
ピン56との間の偏心量eに基づき軸54の一方
向及び他方向への回転時に各フインガー26aが
一方向及び他方向へと回動せしめられるように図
られている。
支点軸21と共に一体回動するカツター交換ア
ーム22内に設けられたチヤツク駆動手段27で
ある油圧シリンダに対する油圧給排通路のロータ
リジヨイント部Rは、第5図に示すように支点軸
21の周面に形成せる環状凹溝の外周端を台車2
0において支点軸21を支承するハウジング部の
穴内周面によつてシールして形成されている。油
圧シリンダが2個あり各油圧シリンダに2個宛の
油圧室があることからして、上記のロータリジヨ
イント部Rは4個設けられており、各ロータリジ
ヨイント部Rは支点軸21内の油路とカツター交
換アーム22内の油路とにより上記の各油圧室へ
と連通させてある。なお各油圧シリンダは停電等
による油圧ポンプの不測停止に備えて、チヤツク
手段26を把持動作させる方向にピストン53を
移動附勢するスプリング57を内装させてあるも
のとされている。
ーム22内に設けられたチヤツク駆動手段27で
ある油圧シリンダに対する油圧給排通路のロータ
リジヨイント部Rは、第5図に示すように支点軸
21の周面に形成せる環状凹溝の外周端を台車2
0において支点軸21を支承するハウジング部の
穴内周面によつてシールして形成されている。油
圧シリンダが2個あり各油圧シリンダに2個宛の
油圧室があることからして、上記のロータリジヨ
イント部Rは4個設けられており、各ロータリジ
ヨイント部Rは支点軸21内の油路とカツター交
換アーム22内の油路とにより上記の各油圧室へ
と連通させてある。なお各油圧シリンダは停電等
による油圧ポンプの不測停止に備えて、チヤツク
手段26を把持動作させる方向にピストン53を
移動附勢するスプリング57を内装させてあるも
のとされている。
台車20の位置を検出するためには、第4,5
図に示すリミツトスイツチ機構58が設けられて
いる。また第8−10図に示すようにコラム34
には油圧回路切換弁59が附設されていて、この
切換弁59と台車20の間には油圧ホース60が
設けられている。第1図に示すように主軸2に固
着した発磁体61とそれに対設せる磁気センサー
62とから成る主軸2の位相検出手段が設けられ
ていて、主軸2をその上のキー13が一定位相に
ある状態で回転停止させるオリエンテーシヨンは
該位相検出手段による検出で行なわれる。
図に示すリミツトスイツチ機構58が設けられて
いる。また第8−10図に示すようにコラム34
には油圧回路切換弁59が附設されていて、この
切換弁59と台車20の間には油圧ホース60が
設けられている。第1図に示すように主軸2に固
着した発磁体61とそれに対設せる磁気センサー
62とから成る主軸2の位相検出手段が設けられ
ていて、主軸2をその上のキー13が一定位相に
ある状態で回転停止させるオリエンテーシヨンは
該位相検出手段による検出で行なわれる。
第11図は図示のシエービング機におけるカツ
ター11の交換態様をシエービング機の本機側の
段どりと関連させて示すシーケンスチヤートであ
る。同図で1対のチヤツク手段26のうち、本機
の稼働中にカツター装着部3に対面せしめられて
いたチヤツク手段は符号26Aで、その反対側に
あつたチヤツク手段は符号26Bで、それぞれ表
されている。またこの各チヤツク手段26A,2
6Bのカツター把持は「チヤツク」、把持解除は
「アンチヤツク」とし、クランプバー8の後退に
よるカツター11のクランプは「クランプ」、前
進によるクランプ解除は「アンクランプ」とされ
ている。
ター11の交換態様をシエービング機の本機側の
段どりと関連させて示すシーケンスチヤートであ
る。同図で1対のチヤツク手段26のうち、本機
の稼働中にカツター装着部3に対面せしめられて
いたチヤツク手段は符号26Aで、その反対側に
あつたチヤツク手段は符号26Bで、それぞれ表
されている。またこの各チヤツク手段26A,2
6Bのカツター把持は「チヤツク」、把持解除は
「アンチヤツク」とし、クランプバー8の後退に
よるカツター11のクランプは「クランプ」、前
進によるクランプ解除は「アンクランプ」とされ
ている。
カツター11の交換態様は発明の作用として前
述した通りであり、本機の稼働中にチヤツク手段
26Bは既に次のカツター11を把持している。
第11図の最下欄に示すように本機の稼働が終る
と直ちに、台車20が後退端から前進端まで前進
せしめられ、この前進はカツター装着部3上のカ
ツター11に対するカツター交換アーム22上の
当て金24接当時の衝撃を緩和すべく最後の短時
間T1はゆつくりとされる。台車20が前進端に
到着すると直ちにチヤツク手段26Aが把持動作
せしめられてカツター装着部3上のカツター11
を把持し、台車20の前進端への到着により起動
するタイマーの設定時間T2の経過時にクランプ
バー8が前進せしめられてカツター装着部3上の
カツター11のクランプが解除される。クランプ
バー8の前進開始により起動するタイマーの設定
時間T3の経過により台車20が後退せしめられ
る。
述した通りであり、本機の稼働中にチヤツク手段
26Bは既に次のカツター11を把持している。
第11図の最下欄に示すように本機の稼働が終る
と直ちに、台車20が後退端から前進端まで前進
せしめられ、この前進はカツター装着部3上のカ
ツター11に対するカツター交換アーム22上の
当て金24接当時の衝撃を緩和すべく最後の短時
間T1はゆつくりとされる。台車20が前進端に
到着すると直ちにチヤツク手段26Aが把持動作
せしめられてカツター装着部3上のカツター11
を把持し、台車20の前進端への到着により起動
するタイマーの設定時間T2の経過時にクランプ
バー8が前進せしめられてカツター装着部3上の
カツター11のクランプが解除される。クランプ
バー8の前進開始により起動するタイマーの設定
時間T3の経過により台車20が後退せしめられ
る。
台車20が後退端に到着すると直ちにカツター
交換アーム22が右転せしめられて、次のカツタ
ー11を把持するチヤツク手段26Bがカツター
装着部3に対面する位置へもたらされる。このよ
うなカツター交換アーム22の転回後、直ちに台
車20が前進せしめられ、第2図に図示のような
位置付近までカツター11がもたらされた状態か
ら台車20の前進速度が落される。カツター11
が嵌合穴12端で主軸2のカツター装着部3に接
当するに至つた時点から、タイマーによる設定時
間T4をかけてチヤツク手段26の把持解除が行
なわれ、事後、前述のように当て金24によりカ
ツター11を押させてカツター装着部3上に嵌合
させて行く。台車20が前進端に到達すると直ち
にクランプバー8が後退動せしめられてカツター
11のクランプが行なわれ、クランプバー8の後
退開始により起動するタイマーの設定時間T5の
経過により台車20が後退せしめられる。本機に
おいて主軸2上に附着する切削粉を噴射洗浄油で
洗い流す等の洗浄は、台車20の後退開始と最前
端までの再前進までの間に行なわれる。
交換アーム22が右転せしめられて、次のカツタ
ー11を把持するチヤツク手段26Bがカツター
装着部3に対面する位置へもたらされる。このよ
うなカツター交換アーム22の転回後、直ちに台
車20が前進せしめられ、第2図に図示のような
位置付近までカツター11がもたらされた状態か
ら台車20の前進速度が落される。カツター11
が嵌合穴12端で主軸2のカツター装着部3に接
当するに至つた時点から、タイマーによる設定時
間T4をかけてチヤツク手段26の把持解除が行
なわれ、事後、前述のように当て金24によりカ
ツター11を押させてカツター装着部3上に嵌合
させて行く。台車20が前進端に到達すると直ち
にクランプバー8が後退動せしめられてカツター
11のクランプが行なわれ、クランプバー8の後
退開始により起動するタイマーの設定時間T5の
経過により台車20が後退せしめられる。本機に
おいて主軸2上に附着する切削粉を噴射洗浄油で
洗い流す等の洗浄は、台車20の後退開始と最前
端までの再前進までの間に行なわれる。
台車20が後退端まで後退すると、新たなカツ
ター11が所要のように装着されたかどうか等に
ついてのチエツクが例えば自動ゲージ機構を用い
て行なわれ、このチエツクの完了で本機の稼働が
開始される。本機の稼働は、前記した発磁体61
及び磁気センサー62より成る位相検出手段を利
用した前述のオリエンテーシヨンを含む。工具交
換アーム22のチヤツク手段26Aから使用済み
のカツター11を取外すこと、及びチヤツク手段
26Bに次に用いるべきカツター11を把持させ
ることから成る次工具交換は、本機の稼働中に行
なわれる。
ター11が所要のように装着されたかどうか等に
ついてのチエツクが例えば自動ゲージ機構を用い
て行なわれ、このチエツクの完了で本機の稼働が
開始される。本機の稼働は、前記した発磁体61
及び磁気センサー62より成る位相検出手段を利
用した前述のオリエンテーシヨンを含む。工具交
換アーム22のチヤツク手段26Aから使用済み
のカツター11を取外すこと、及びチヤツク手段
26Bに次に用いるべきカツター11を把持させ
ることから成る次工具交換は、本機の稼働中に行
なわれる。
発明の効果
この発明は主軸2におけるカツター装着部3を
軸端部とすると共に、該カツター装着部に対し自
動的に位置決めしつつカツター11を装着できる
ように、カツター11の嵌合穴12を一端閉封の
ものとすると共にカツター11に被把持部18を
設け、且つ、主軸2に配したクランプバー8のピ
ン支承穴9に嵌合支承させるピン16をカツター
11に設けて、カツター11に、嵌合穴12の内
周面と軸線上のピン16の両部分でガイドされつ
つカツター装着部3に嵌合されて行く構造を、そ
して被把持部18で把持できると共に嵌合穴12
の閉封側外端面の中心部で押してカツター装着部
3に嵌合させうる構造を、附与した。
軸端部とすると共に、該カツター装着部に対し自
動的に位置決めしつつカツター11を装着できる
ように、カツター11の嵌合穴12を一端閉封の
ものとすると共にカツター11に被把持部18を
設け、且つ、主軸2に配したクランプバー8のピ
ン支承穴9に嵌合支承させるピン16をカツター
11に設けて、カツター11に、嵌合穴12の内
周面と軸線上のピン16の両部分でガイドされつ
つカツター装着部3に嵌合されて行く構造を、そ
して被把持部18で把持できると共に嵌合穴12
の閉封側外端面の中心部で押してカツター装着部
3に嵌合させうる構造を、附与した。
そしてカツター自動交換機構として、カツター
装着部3に対し遠近させうる台車20に、択一的
にカツター装着部3に対面位置させうる1対の可
動チヤツク手段26を備えた転回可能なカツター
交換アーム22を装備させ、このカツター交換ア
ーム22に上記チヤツク手段26と共にカツター
装着部3に対し同心配置状態で対面されることと
なる当て金24を設けて、チヤツク手段26によ
るカツター把持解除状態におき台車20の前進に
より該当て金24にてカツター11を中心部で押
して移動させうることとした。
装着部3に対し遠近させうる台車20に、択一的
にカツター装着部3に対面位置させうる1対の可
動チヤツク手段26を備えた転回可能なカツター
交換アーム22を装備させ、このカツター交換ア
ーム22に上記チヤツク手段26と共にカツター
装着部3に対し同心配置状態で対面されることと
なる当て金24を設けて、チヤツク手段26によ
るカツター把持解除状態におき台車20の前進に
より該当て金24にてカツター11を中心部で押
して移動させうることとした。
したがつてこの発明によれば、発明の作用とし
て前述したようにカツター交換アーム22の一方
のチヤツク手段26にカツター11を把持させた
状態で台車20を前進させ、カツター11がその
中心のピン16と嵌合穴12内周面との両部でク
ランプバー8のピン支承穴9とカツター装着部3
とにガイドされうるような位置までカツター11
をもたらした上で、チヤツク手段26によるカツ
ター11の把持を解き該カツター11を当て金2
4により中心部で押しカツター装着部3に嵌合し
て行くことで、薄肉のカツターを主軸2と精密に
同心配置をとる姿勢に矯正しつつこじれなくカツ
ター装着部3に嵌合させることができる。
て前述したようにカツター交換アーム22の一方
のチヤツク手段26にカツター11を把持させた
状態で台車20を前進させ、カツター11がその
中心のピン16と嵌合穴12内周面との両部でク
ランプバー8のピン支承穴9とカツター装着部3
とにガイドされうるような位置までカツター11
をもたらした上で、チヤツク手段26によるカツ
ター11の把持を解き該カツター11を当て金2
4により中心部で押しカツター装着部3に嵌合し
て行くことで、薄肉のカツターを主軸2と精密に
同心配置をとる姿勢に矯正しつつこじれなくカツ
ター装着部3に嵌合させることができる。
カツター11の所要のクランプはクランプバー
8によつて行なえ、また使用済みカツター11の
取外しはチヤツク手段26によるカツター把持と
台車20の走行とによつて行なえ、さらにカツタ
ー交換アーム22が転回機能を有することからし
て各チヤツク手段26からのカツター取外し及び
新たなカツターの装備はカツター装着部3とは逆
の側で本機の稼働中に行なえる。
8によつて行なえ、また使用済みカツター11の
取外しはチヤツク手段26によるカツター把持と
台車20の走行とによつて行なえ、さらにカツタ
ー交換アーム22が転回機能を有することからし
て各チヤツク手段26からのカツター取外し及び
新たなカツターの装備はカツター装着部3とは逆
の側で本機の稼働中に行なえる。
このようにこの発明は、シエービング用のカツ
ターについて段どり替えのための時間を大きく節
減できるように自動交換可能としてある、新規な
カツター自動交換型シエービング機を提供しえた
ものであり、シエービング加工の能率向上に大き
く寄与する。
ターについて段どり替えのための時間を大きく節
減できるように自動交換可能としてある、新規な
カツター自動交換型シエービング機を提供しえた
ものであり、シエービング加工の能率向上に大き
く寄与する。
図はこの発明に係るシエービング機を例示し、
第1図は要部の正面図、第2図は第1図に図示部
分の一部を第1図とは異なつた状態で画いた正面
図、第3図は第1,2図に図示の部分についての
変形例を示す正面図、第4図は他の要部の一部縦
断正面図、第5図は同他の要部の縦断側面図、第
6図は第5図に図示部分の一部を他の縦断面に沿
つて切断して画いた縦断側面図、第7図は第5図
の−線に沿う断面図、第8図はシエービング
機全体の概略正面図、第9図はシエービング機全
体の概略側面図、第10図はシエービング機全体
の概略平面図、第11図はカツター交換態様を説
明するためのシーケンス図である。 1…カツターヘツド、2…主軸、3…カツター
装着部、5…位置決め段部、6…貫通穴、7…進
退駆動手段、8…クランプバー、9…ピン支承
穴、10…クランプ部材、11…カツター、12
…嵌合穴、13…キー、14…キー溝、15…位
置決め端面、16…ピン、17…被クランプ部、
18…被把持部、19…走行駆動手段、20…台
車、21…支点軸、22…カツター交換アーム、
23…カツター位相決め具、24…当て金、25
…転回駆動手段、26…可動チヤツク手段、26
a…フインガー、27…チヤツク駆動手段、28
…切欠き溝、31…テーブル、32,33…心押
台、34…コラム、40…支枠、41…角形パイ
プ、42,43…レール、44,45…レール
溝、46…ラツク、47…ピニオン、50…ラツ
ク、51…ピニオン、53…ピストン、54…
軸、55…係合子、56…偏心駆動ピン。
第1図は要部の正面図、第2図は第1図に図示部
分の一部を第1図とは異なつた状態で画いた正面
図、第3図は第1,2図に図示の部分についての
変形例を示す正面図、第4図は他の要部の一部縦
断正面図、第5図は同他の要部の縦断側面図、第
6図は第5図に図示部分の一部を他の縦断面に沿
つて切断して画いた縦断側面図、第7図は第5図
の−線に沿う断面図、第8図はシエービング
機全体の概略正面図、第9図はシエービング機全
体の概略側面図、第10図はシエービング機全体
の概略平面図、第11図はカツター交換態様を説
明するためのシーケンス図である。 1…カツターヘツド、2…主軸、3…カツター
装着部、5…位置決め段部、6…貫通穴、7…進
退駆動手段、8…クランプバー、9…ピン支承
穴、10…クランプ部材、11…カツター、12
…嵌合穴、13…キー、14…キー溝、15…位
置決め端面、16…ピン、17…被クランプ部、
18…被把持部、19…走行駆動手段、20…台
車、21…支点軸、22…カツター交換アーム、
23…カツター位相決め具、24…当て金、25
…転回駆動手段、26…可動チヤツク手段、26
a…フインガー、27…チヤツク駆動手段、28
…切欠き溝、31…テーブル、32,33…心押
台、34…コラム、40…支枠、41…角形パイ
プ、42,43…レール、44,45…レール
溝、46…ラツク、47…ピニオン、50…ラツ
ク、51…ピニオン、53…ピストン、54…
軸、55…係合子、56…偏心駆動ピン。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 カツターヘツド1に装備させた主軸2におけ
るカツター装着部3を該主軸2の一端部に設け
て、このカツター装着部3の内端で主軸2上にカ
ツター位置決め段部5を形成すると共に、主軸2
にその軸線上で貫通穴6を形成し、 前記カツター装着部3の反対側で主軸2に装備
させた進退駆動手段7により進退駆動されるクラ
ンプバー8を前記貫通穴6に支承させて設けて、
このクランプバー8に前記カツター装着部3側の
端部で、主軸2と軸線を一致し一端を開口させた
ピン支承穴9を形成すると共にクランプ部材10
を装備させ、 主軸2に対し択一的に装着される複数個のカツ
ター11であつて、 (a) カツター軸線と軸線を一致させて形成され前
記カツター装着部3上に嵌合される一端閉封の
嵌合穴12であつて、前記カツター装着部3に
設けられたキー13を嵌合されるキー溝14を
有する嵌合穴12と、 (b) 前記カツター位置決め段部5に対し衝合せし
められる位置決め端面15と、 (c) カツター軸線と軸線を一致させて設けられ、
上記嵌合穴12内から上記位置決め端面15位
置を越えて突出させてあり前記したクランプバ
ー8のピン支承穴9に嵌合されるピン16であ
つて、前記クランプバー8の後退動により前記
クランプ部材10にてクランプされる被クラン
プ部17を有するピン16と、 (d) 上記位置決め端面15とは反対側の端部に形
成された被把持部18と、 を設けると共に、 前記カツター装着部3に対し遠近する方向で走
行可能に支持され走行駆動手段19により走行せ
しめられる台車20であつて、 (e) 該台車20の走行方向に対し直交する支点軸
21まわりで転回可能に設けられ、その一端面
と他端面とを択一的に前記カツター装着部3に
対し対面位置するように転回されるカツター交
換アーム22であつて、上記各端面上に、カツ
ター位相決め具23と該各端面が前記カツター
装着部3に対し対面位置せしめられたとき前記
主軸2に対し同心配置位置をとる当て金24と
を設けてあるカツター交換アーム22と、 (f) このカツター交換アーム22を転回させる転
回駆動手段25と、 (g) 上記カツター交換アーム22に支持させて設
けた1対の可動チヤツク手段26であつて、各
チヤツク手段26が、前記各カツター11に対
しその中心位置で上記各当て金24を接当させ
ると共に各カツター11を上記カツター位相決
め具23にて位相決めした状態において該各カ
ツター11を前記被把持部18で把持しうるよ
うに構成されている1対の可動チヤツク手段2
6と、 (h) 上記カツター交換アーム22に設けられ、上
記した1対の可動チヤツク手段26を選択的に
把持作動させる1対のチヤツク駆動手段27
と、 を装備する台車20を、設けたことを特徴として
なるカツター自動交換型シエービング機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20114185A JPS6263010A (ja) | 1985-09-10 | 1985-09-10 | カツタ−自動交換型シエ−ビング機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20114185A JPS6263010A (ja) | 1985-09-10 | 1985-09-10 | カツタ−自動交換型シエ−ビング機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6263010A JPS6263010A (ja) | 1987-03-19 |
JPH0138610B2 true JPH0138610B2 (ja) | 1989-08-15 |
Family
ID=16436079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20114185A Granted JPS6263010A (ja) | 1985-09-10 | 1985-09-10 | カツタ−自動交換型シエ−ビング機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6263010A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3784067T2 (de) * | 1987-03-10 | 1993-07-01 | Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd | Planungsvorrichtung vom selbsttaetigen austauschtyp fuer schneidvorrichtungen. |
CN103286829B (zh) * | 2013-06-24 | 2015-01-07 | 盐城工学院 | 一种多刀头切削系统快速换刀机构 |
-
1985
- 1985-09-10 JP JP20114185A patent/JPS6263010A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6263010A (ja) | 1987-03-19 |
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