JPH0138511Y2 - - Google Patents

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JPH0138511Y2
JPH0138511Y2 JP19762883U JP19762883U JPH0138511Y2 JP H0138511 Y2 JPH0138511 Y2 JP H0138511Y2 JP 19762883 U JP19762883 U JP 19762883U JP 19762883 U JP19762883 U JP 19762883U JP H0138511 Y2 JPH0138511 Y2 JP H0138511Y2
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JP
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diaphragm
pressure
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thermal expansion
coefficient
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JP19762883U
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、内部封入液の熱膨脹による内圧の変
化を補償出来る受圧カプセルに関する。
<従来技術> 受圧カプセル内に封入されている液体の体積は
周囲温度変化によつて膨脹、収縮する。これによ
る出力誤差を防ぐ方法として、例えば、実公昭58
−33556号によつて示される如き方法が提案され
ている。
第1図はこのような従来方式による受圧カプセ
ルを示す断面図である。図中、1は頂部に同心円
上に複数のコルゲートが形成され、断面が台形状
を呈し、受圧カプセル本体2の熱膨脹係数に比べ
大きな熱膨脹係数を有するダイアフラムで、ダイ
アフラムの凸部が外方に向くように周縁鍔部1a
が本体2に固着されている。尚、2aは受圧カプ
セル本体2の中央部に設けられた貫通孔、3はこ
の貫通孔に一端が接続され、本図では図示されて
いない圧力検出器に検出圧力を伝達するキヤピラ
リチユーブである。4は封入液である。
このような構造において、受圧カプセルの周囲
温度が上昇するとダイアフラム1及び本体2はそ
れぞれの熱膨脹係数に従い膨脹する。この場合、
ダイアフラム1はその半径方向に伸びようとする
が、ダイアフラム1の熱膨脹係数は本体2の熱膨
脹係数に比べ大きく設定され、かつ周縁鍔部が本
体2に固着されているので、ダイアフラム1の半
径方向の伸びのうち、本体2の伸びの分を差引い
た伸びはダイアフラム1の外方の伸びとなつて現
われる。一方、周囲温度が低下する場合は、これ
とは反対にダイアフラム1は内側の変位となつて
現われる。
この場合、ダイアフラム1の変位に伴う、封入
液4を収容する部分の容積変化と、封入液4の体
積変化とが等しければ、温度変化による内圧変化
が補償される。
しかしながら、このような受圧カプセルでは、
ダイアフラム1が受圧カプセル本体2の表面より
突出しており、受圧カプセルを測定箇所に取り付
ける際、この点を充分考慮しなければならず、取
り付け作業上の制約となつていた。
更に、ダイアフラム1の変位を大きくし温度補
償効果を大きなものとする為には、ダイアフラム
1及び本体2の熱膨脹係数の差を大きくしなけれ
ばならないが、本体2に熱膨脹係数の小さな、例
えばハステロイ等の特殊合金を使用した場合に
は、装置全体が高価なものとなつてしまう欠点が
あつた。
<目的> 本考案の目的は、前記ダイアフラムが前記本体
表面より突出せず、且つ前記本体に高価な特殊合
金を使用することなく充分な温度補償効果が得ら
れる受圧カプセルを実現することにある。
<考案の構成> 本考案の構成は、周縁に立上り部が設けられ、
受圧カプセル本体と比べ小さな熱膨脹係数を有す
るダイアフラムと、このダイアフラムと同じ熱膨
脹係数を有し、内周部に前記ダイアフラムの立上
り部が固着されたリング状プレートとを備え、前
記ダイアフラムの凸部が前記本体に設けられた凹
部の底面に対向するように、前記プレートの外周
部を前記凹部の内縁に固着したことにある。
<実施例> 第2図は本考案の実施例装置を示す断面図であ
る。本図において、第1図における要素と同じ要
素には同一符号が付されている。1′は受圧カプ
セルの本体2′より熱膨脹係数の小さな材料で形
成されたダイアフラムで、周縁に立上り部1a′を
有する。5はダイアフラム1′と同じ熱膨脹係数
の小さな材料で形成されたリング状プレートで、
その内周部にダイアフラム1′の立上り部1a′が
固着されている。2a′は受圧カプセルの本体2′
に設けられた凹部である。ダイアフラム1′及び
プレート5は、ダイアフラム1′の凸部がこの凹
部の底面に対向するように、プレート5の外周部
において凹部2a′周囲の本体2′の表面に固着さ
れている。
ダイアフラム1′とプレート5には、例えば熱
膨脹係数の小さなハステロイCが用いられ、受圧
カプセルの本体2′には、例えばSUS316が使用
される。
このような構成において、周囲温度が上昇した
場合、本体2′は16.5×10-6mm/mm/℃の熱膨脹
係数を有するのに対し、ダイアフラム1′及びプ
レート5は11×10-6mm/mm/℃なので、熱膨脹係
数の差だけ、ダイアフラム1′及びプレート5は
半径方向に引張られる。
いま、本体2′の中心から、凹部2a′の周縁部
における、プレート5の本体2′への固着箇所A
までの長さをDとし、これを100mmとすると、50
℃の温度上昇に対し、ダイアフラム1′及びプレ
ート5が半径方向に強制的に引張られる量は約
0.03mmとなり、この半径方向の伸びは最も剛性の
小さなダイアフラム1′部分に作用する。この結
果、ダイアフラム1′が点線で示す上方の位置に
変位し、この部分の容積を増加させる。
一方、封入液4は自らの体積膨脹率に従い膨脹
するが、この体積の膨脹と前記容積の増加分とが
等しくなるように予め設定しておけば、受圧カプ
セル内の圧力は周囲温度の変化によつて変らな
い。この温度補償効果は周囲温度が低下した場合
にも同様に得られる。
尚、本考案において温度補償効果は、本体2′
の中心から、凹部2a′の周縁部における、プレー
ト5の本体2′への固着個所Aまでの長さDに依
存しており、Aの位置を変えることによつて、温
度補償効果を調節することが可能である。
<効果> 本考案によれば、ダイアフラム1′が受圧カプ
セル本体2′より突出していない構造で、且つ本
体2′に高価な材料を使用することなく、周囲温
度変化に伴なう受圧カプセル内の内圧変化を吸収
することが出来る。また、ダイアフラム1′の外
側にプレート5が固着され、温度補償を達成する
部分の有効径を実質的に大きくする構造となつて
いる為、固着個所Aを変えることによつて、大き
な範囲の温度補償効果を達成出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来方式による受圧カプセルを示す断
面図、第2図は本考案の実施例装置を示す断面図
である。 1′…ダイアフラム、1a′…立上り部、2′…受
圧カプセルの本体、2a′…凹部、4…封入液、5
…プレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 周縁に立上り部が設けられ、受圧カプセル本体
    と比べ小さな熱膨脹係数を有するダイアフラム
    と、このダイアフラムと同じ熱膨脹係数を有し、
    内周部に前記ダイアフラムの立上り部が固着され
    たリング状プレートとを備え、前記ダイアフラム
    の凸部が前記本体に設けられた凹部の底面に対向
    するように、前記プレートの外周部を前記凹部の
    内縁に固着したことを特徴とする受圧カプセル。
JP19762883U 1983-12-22 1983-12-22 受圧カプセル Granted JPS60104745U (ja)

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JP19762883U JPS60104745U (ja) 1983-12-22 1983-12-22 受圧カプセル

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JP19762883U JPS60104745U (ja) 1983-12-22 1983-12-22 受圧カプセル

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Publication Number Publication Date
JPS60104745U JPS60104745U (ja) 1985-07-17
JPH0138511Y2 true JPH0138511Y2 (ja) 1989-11-17

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ID=30756022

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JP19762883U Granted JPS60104745U (ja) 1983-12-22 1983-12-22 受圧カプセル

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JPS60104745U (ja) 1985-07-17

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