JPH06331473A - 半導体圧力計 - Google Patents

半導体圧力計

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JPH06331473A
JPH06331473A JP12246993A JP12246993A JPH06331473A JP H06331473 A JPH06331473 A JP H06331473A JP 12246993 A JP12246993 A JP 12246993A JP 12246993 A JP12246993 A JP 12246993A JP H06331473 A JPH06331473 A JP H06331473A
Authority
JP
Japan
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pressure
chip
semiconductor
diaphragm
semiconductor chip
Prior art date
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Pending
Application number
JP12246993A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Kuwayama
秀樹 桑山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度変化に基づく歪の発生が吸収でき、温度
特性が良好な半導体圧力計を提供するにある。 【構成】 半導体チップと、該半導体チップに設けられ
該半導体チップに起歪部たるダイアフラムを構成する凹
部と、前記半導体チップの起歪部に設けられた半導体圧
力検出素子と、前記半導体チップに一面が接続され前記
凹部と圧力導入室を構成する絶縁材からなるチップ支持
基板と、該チップ支持基板に設けられ前記圧力導入室に
連通する第1連通孔と、該第1連通孔を中心にして一面
が前記チップ支持基板に所定の接合面により接合された
金属の支持体と、該支持体に設けられ前記第1連通孔に
連通する第2連通孔と、前記所定の接合面より外側に所
定の深さをなし前記チップ支持基板の前記一面と前記他
面からそれぞれ前記第1連通孔の軸方向に該チップ支持
基板に設けられ深さの合計が該チップ支持基板の前記一
面と他面間の寸法より大なるリング状の溝とを具備して
なる半導体圧力計である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温度変化に基づく歪の
発生が吸収でき、温度特性が良好な半導体圧力計に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来より一般に使用されている従
来例の構成説明図で、例えば、本願出願人が出願した特
開平3−282342号、特願平2ー85504号、
「半導体圧力計」、平成2年3月30日出願に示されて
いる。図において、
【0003】1は半導体チップである。2は半導体チッ
プ1に設けられ半導体チップ1に起歪部たるダイアフラ
ム3を構成する凹部である。4は、半導体チップ1の起
歪部3に設けられた半導体圧力検出素子である。11
は、半導体チップ1に一面が接続され凹部2と圧力導入
室12を構成する半導体チップ支持基板である。
【0004】13は、半導体チップ支持基板11の他面
側の中央部に設けられた突起部である。14は、半導体
チップ支持基板11に設けられ圧力導入室12に連通す
る第1連通孔である。15は、突起部13に一面が陽極
接合されたガラス基板である。
【0005】16は、ガラス基板に設けられ第1連通孔
14に連通する第2連通孔である。17は、ガラス基板
15の他面に一端が固定された金属支持体である。この
場合は、突起部13の直径dが凹部2の直径D1の20
〜40%、突起部13の直径dが半導体チップ1の直径
D2の30〜60%となるような寸法構成となってい
る。
【0006】以上の構成において、圧力導入室6に基準
圧Psが導入され、ダイアフラム3の外側から測定圧P
mが加わると、ダイアフラム3は、測定圧Pm―基準圧
Psの差圧により変位する。この変位を電気的に検出す
れば、測定圧Pmに対応した電気信号出力が得られる。
【0007】この結果、 (1)半導体チップ1と半導体チップ支持基板11とは
同一材料で直接接合されているため、熱膨脹係数、その
他の物性定数が等しいので、半導体圧力検出素子4が半
導体チップ支持基板11から受ける外乱が極めて小さ
い。
【0008】(2)半導体チップ支持基板11はガラス
基板15と小さい接合面積で接合されているため、ガラ
ス基板15側から入る外乱の影響を小さくすることが出
来る。 (3)また、半導体チップ支持基板11とガラス基板1
5とは、陽極接合が採用出来るので、接合部に接着材な
どの中間層が無く、接合部で発生する歪みを極めて小さ
く出来る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な装置においては、半導体チップ支持基板11とガラス
基板15との接合は陽極接合等の方法により、安定に接
合されているが、ガラス基板15と金属支持体17との
接合は、通常低融点ガラス等を介して接合されている。
【0010】低融点ガラスと金属、ガラスの熱膨張係数
が全く等しく無いため、温度が変化すると、この接合部
分に歪が生じ、この歪がダイアフラム3に伝達され、圧
力が変化していないにもかかわらず、出力信号が変化す
るという問題があった。この影響を減少するために、突
起部13を設け改善を試みているが十分でない。
【0011】本発明は、この問題点を解決するものであ
る。本発明の目的は、温度変化に基づく歪の発生が吸収
でき、温度特性が良好な半導体圧力計を提供するにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、半導体チップと、該半導体チップに設け
られ該半導体チップに起歪部たるダイアフラムを構成す
る凹部と、前記半導体チップの起歪部に設けられた半導
体圧力検出素子と、前記半導体チップに一面が接続され
前記凹部と圧力導入室を構成する絶縁材からなるチップ
支持基板と、該チップ支持基板に設けられ前記圧力導入
室に連通する第1連通孔と、該第1連通孔を中心にして
一面が前記チップ支持基板に所定の接合面により接合さ
れた金属の支持体と、該支持体に設けられ前記第1連通
孔に連通する第2連通孔と、前記所定の接合面より外側
に所定の深さをなし前記チップ支持基板の前記一面と前
記他面からそれぞれ前記第1連通孔の軸方向に該チップ
支持基板に設けられ深さの合計が該チップ支持基板の前
記一面と他面間の寸法より大なるリング状の溝とを具備
してなる半導体圧力計を構成したものである。
【0013】
【作用】以上の構成において、圧力導入室に基準圧が導
入され、ダイアフラムの外側から測定圧が加わると、ダ
イアフラムは、測定圧―基準圧の差圧により変位する。
この変位を電気的に検出すれば、測定圧に対応した電気
信号出力が得られる。以下、実施例に基づき詳細に説明
する。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例の要部構成説明図で
ある。図において、図2と同一記号の構成は同一機能を
表わす。以下、図2と相違部分のみ説明する。
【0015】前記半導体チップに一面が接続され前記凹
部と圧力導入室を構成する絶縁材からなるチップ支持基
板と、該チップ支持基板に設けられ前記圧力導入室に連
通する第1連通孔と、21は、半導体チップ1に一面が
接続され、凹部2と圧力導入室22を構成する絶縁材か
らなるチップ支持基板である。この場合は、ガラスより
なる。
【0016】23は、チップ支持基板21に設けられ、
圧力導入室22に連通する第1連通孔である。24は、
一面側に、第1連通孔23を中心にして一面がチップ支
持基板21にに所定の接合面により接合され、この場合
は、突起部25により接合されている金属の支持体であ
る。
【0017】26は、支持体24に設けられ、第1連通
孔23に連通する第2連通孔である。27は、突起部2
5より外側に所定の深さをなし、チップ支持基板21の
一面と他面からそれぞれ、第1連通孔23の軸方向に、
チップ支持基板21に設けられ、深さの合計L1+L2
チップ支持基板21の一面と他面間の寸法Lより大なる
リング状の溝である。
【0018】以上の構成において、圧力導入室22に基
準圧Psが導入され、ダイアフラム3の外側から測定圧
Pmが加わると、ダイアフラム3は、測定圧Pm―基準
圧Psの差圧により変位する。この変位を半導体圧力検
出素子で電気的に検出すれば、測定圧Pmに対応した電
気信号出力が得られる。
【0019】而して、温度変化等により、チップ支持基
板21と支持体24との接合部には、歪が発生するが、
チップ支持基板21の両面より設けられたリング状の溝
27により、剛性の小さいリング状絶縁部が形成される
ために、このリング状絶縁部で歪が吸収され、ダイアフ
ラム3へ伝達される歪の量を大幅に低減する事ができ
る。
【0020】この低減量は、2個のリング状の溝27の
直径の差ΔDと、溝27のオーバラップ長さL0=L1
2−Lに大きく関係し、直径の差ΔDが小さいほど、
オーバラップ長さLが大きいほど、低減量が大きくな
り、接合部から発生する歪の影響が小さくなる。
【0021】この結果、チップ支持基板21の両面より
設けられたリング状の溝27により、剛性の小さいリン
グ状絶縁部が形成されるために、このリング状絶縁部で
歪が吸収され、ダイアフラム3へ伝達される歪の量を大
幅に低減する事ができる。なお、前述の実施例において
は、支持体25はガラスよりなると説明したが、これに
限ることはなく、例えば、セラミックでも良い。要する
に、絶縁材であればよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、半導体
チップと、該半導体チップに設けられ該半導体チップに
起歪部たるダイアフラムを構成する凹部と、前記半導体
チップの起歪部に設けられた半導体圧力検出素子と、前
記半導体チップに一面が接続され前記凹部と圧力導入室
を構成する絶縁材からなるチップ支持基板と、該チップ
支持基板に設けられ前記圧力導入室に連通する第1連通
孔と、該第1連通孔を中心にして一面が前記チップ支持
基板に所定の接合面により接合された金属の支持体と、
該支持体に設けられ前記第1連通孔に連通する第2連通
孔と、前記所定の接合面より外側に所定の深さをなし前
記チップ支持基板の前記一面と前記他面からそれぞれ前
記第1連通孔の軸方向に該チップ支持基板に設けられ深
さの合計が該チップ支持基板の前記一面と他面間の寸法
より大なるリング状の溝とを具備してなる半導体圧力計
を構成した。
【0023】この結果、チップ支持基板の両面より設け
られたリング状の溝により、剛性の小さいリング状絶縁
部が形成されるために、このリング状絶縁部で歪が吸収
され、ダイアフラムへ伝達される歪の量を大幅に低減す
る事ができる。従って、本発明によれば、温度変化に基
づく歪の発生が吸収でき、温度特性が良好な半導体圧力
計を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部構成説明図である。
【図2】従来より一般に使用されている従来例の構成説
明図である。
【符号の説明】
1…半導体チップ 2…凹部 3…ダイアフラム 4…半導体圧力検出素子 15…ガラス基板 16…第2連通孔 17…金属支持体 21…チップ支持基板 22…圧力導入室 23…第1連通孔 24…支持体 25…突起部 26…第2連通孔 27…溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体チップと、 該半導体チップに設けられ該半導体チップに起歪部たる
    ダイアフラムを構成する凹部と、 前記半導体チップの起歪部に設けられた半導体圧力検出
    素子と、 前記半導体チップに一面が接続され前記凹部と圧力導入
    室を構成する絶縁材からなるチップ支持基板と、 該チップ支持基板に設けられ前記圧力導入室に連通する
    第1連通孔と、 該第1連通孔を中心にして一面が前記チップ支持基板に
    所定の接合面により接合された金属の支持体と、 該支持体に設けられ前記第1連通孔に連通する第2連通
    孔と、 前記所定の接合面より外側に所定の深さをなし前記チッ
    プ支持基板の前記一面と前記他面からそれぞれ前記第1
    連通孔の軸方向に該チップ支持基板に設けられ深さの合
    計が該チップ支持基板の前記一面と他面間の寸法より大
    なるリング状の溝とを具備してなる半導体圧力計。
JP12246993A 1993-05-25 1993-05-25 半導体圧力計 Pending JPH06331473A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009046692A1 (de) * 2009-11-13 2011-05-19 Endress + Hauser Gmbh + Co. Kg Druck-Messeinrichtung
CN102257372A (zh) * 2007-11-09 2011-11-23 恩德莱斯和豪瑟尔两合公司 压力测量装置
JP2016200432A (ja) * 2015-04-08 2016-12-01 株式会社デンソー 半導体装置
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